JP6156170B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドア構造に関する。
特許文献1には、繊維強化樹脂によって板状に形成された基部材を有する車両構造部材が開示されている。この先行技術では、基部材の一方の面から突出する凸部と、基部材の他方の面に設けられ凸部と対向する位置に形成された凹部と、を有している(特許文献1を参照)。
特許文献2には、強化繊維織物から成る表側層と強化繊維織物から成る裏側層との間に不織布が配置された状態で、表側層、不織布及び裏側層がマトリックス樹脂と複合化された輸送機器用外板パネルが開示されている、この先行技術では、少なくとも表側層を構成する強化繊維織物として炭素繊維織物が用いられ、表側層及び裏側層の表面が滑らかな面に形成されている。
ここで、車両用ドアのベルトライン部に、車両前後方向に沿ってベルトラインリインフォースメントを設けて、車両用ドアの剛性を向上させた車両用ドア構造が知られている。しかし、車両用ドアの剛性を更に向上させることが、求められている。
特開2013-060060号公報 特開2013-023184号公報
本発明は、上記事実を考慮し、車両用ドアのベルトライン部の剛性を向上させることが目的である。
請求項1の車両用ドア構造は、車両用ドアのベルトライン部に設けられ、少なくとも一方が樹脂製とされたアウタ側パネル部材とインナ側パネル部材とで形成され、車両前後方向に延在する閉断面構造部と、前記閉断面構造部を構成し車両幅方向に間隔をあけて対向配置された前記インナ側パネル部材の側壁部及び前記アウタ側パネル部材の側壁部の少なくとも一方に形成され、頂部がこれと対向する前記側壁部に固定された凸部と、を備え、前記凸部が形成されていないと仮定した場合の形状が車両幅方向内側又は外側を開口側として配置された断面ハット形状の前記アウタ側パネル部材及び前記インナ側パネル部材のフランジ部同士を接合することで、前記閉断面構造部が形成されている
請求項1に記載の車両用ドア構造では、閉断面構造部を形成するアウタ側パネル部材及びインナ側パネル部材との少なくとも一方が樹脂製とされることで、車両用ドアが軽量化される。また、閉断面構造部を構成するインナ側パネル部材の側壁部及びアウタ側パネル部材の側壁部の少なくとも一方の側壁部に凸部が形成され、この凸部の頂部がこれと対向する側壁部に固定されている。よって、閉断面構造部の剛性が向上し、これにより車両用ドアのベルトライン部の剛性が向上する。
また、断面ハット形状のアウタ側パネル部材及びインナ側パネル部材のフランジ部同士を接合することで、閉断面構造部が形成されているので、いずれか一方が平板状である構造と比較し、閉断面構造部の剛性が向上する。
請求項2の車両用ドア構造は、請求項1に記載の構造において、前記インナ側パネル部材及び前記アウタ側パネル部材は、いずれか一方が樹脂製とされ、いずれか他方が金属製とされている。
請求項2に記載の車両用ドア構造では、インナ側パネル部材及びアウタ側パネル部材は、いずれか一方が金属製とされ、いずれか他方が樹脂製とされている。よって、車両用ドアを軽量化しつつ、例えば、両方が樹脂製の場合と比較し、車両用ドアのベルトライン部の剛性が向上する。
請求項3の車両用ドア構造は、請求項1又は請求項2に記載の構造において、前記インナ側パネル部材の側壁部及び前記アウタ側パネル部材の側壁部のいずれか一方の側壁部が、いずれか他方の側壁部に向けて凹状に形成されることで、前記凸部が形成されている。
請求項3に記載の車両用ドア構造では、一方の側壁部の凹状の部分に工具や冶具を挿入することで、一方の側壁部の凸部の頂部をこれと対向する側壁部に容易に接合することができる。
請求項4の車両用ドア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構造において、前記インナ側パネル部材の側壁部及び前記アウタ側パネル部材の側壁部の両方に前記凸部が形成され、前記凸部の頂部同士が接合されている。
請求項4に記載の車両用ドア構造では、インナ側パネル部材の側壁部及びアウタ側パネル部材の側壁部の両方に凸部が形成され、凸部の頂部同士が接合されているので、閉断面構造部の剛性、特に車両上下方向(Z軸方向)に対する曲げ剛性が更に向上し、これによりベルトライン部の剛性が更に向上する。
請求項1に記載の発明によれば、車両用ドアのベルトライン部の剛性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、車両用ドアを軽量化しつつ、車両用ドアのベルトライン部の剛性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、閉断面構造部の一方の側壁部の凸部の頂部を他方の側壁部に容易に接合することができる。
請求項4に記載の発明によれば、閉断面構造部の剛性を更に向上させることができる。
本発明の車両用ドア構造が適用されたサイドドアの要部を模式的に示す斜視図である。 図1の2−2線に沿った拡大縦断面図である。 図1及び図2に図示されている閉断面構造部を示す斜視図である。 閉断面構造部を構成するドアインナパネルとベルトラインリインフォースメントとの接合部位を示す拡大断面図である。 (A)は車両前面衝突時の閉断面構造部の曲げモーメントを示す説明図であり、(B)は車両側面衝突時の閉断面構造部の曲げモーメントを説明する説明図であり、(C)は高速走行中のドアガラス吸い出され時の閉断面構造部の曲げモーメントを説明する説明図である。 第一変形例の閉断面構造部を示す図3に対応する斜視図である。 第二変形例の閉断面構造部を示す図3に対応する斜視図である。 第三変形例の閉断面構造部を示す図3に対応する斜視図である。
図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前後方向前側を示しており、矢印UPは車両上下方向上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
<実施形態>
図1には、車両の側部に設けられた開口部(図示省略)に開閉可能に取り付けられるサイドドア10が示されている。図1及び図2に示すように、サイドドア10は、車両幅方向外側に配置されドア外板を構成するドアアウタパネル14と、車両幅方向内側に配置されドア内板を構成するドアインナパネル60(図2参照)と、を含んで構成されたドア本体12を備えている。また、図1に示すように、サイドドア10には、車両上下方向に昇降可能なドアガラス(ウィンドガラス)18が備えられている。
図2及び図3に示すように、ドア本体12のドアインナパネル60のベルトライン部BLには、車両幅方向内側に膨出し車両幅方向外側を開口側とする断面ハット形状の膨出部70が形成されている。なお、ドアインナパネル60のベルトライン部BLの膨出部70は、正確には後述するように凸部78(凹形状部72)が形成されているので、断面ハット形状ではない。つまり、断面ハット形状とは、ドアインナパネル60に凸部78(凹形状部72)が形成されていない状態を仮定した場合の形状を表している。
ドアインナパネル60のベルトライン部BL(膨出部70)の車両幅方向外側には、車両幅方向内側を開口側として配置された断面ハット形状のベルトラインリインフォースメント50が設けられている。この断面ハット形状のベルトラインリインフォースメント50の上側のフランジ部52と下側のフランジ部54とが、前述したドアインナパネル60の断面ハット形状の膨出部70の上側の壁部62と下側の壁部64とに、それぞれ接合されることによって、ベルトライン部BLに車両前後方向に延在する閉断面構造部30が形成されている。
ベルトライン部BLの閉断面構造部30は、ドアインナパネル60に後述する凸部78(凹形状部72)が形成されていない状態において、車両幅方向に間隔をあけて対向配置されたアウタ側側壁部56とインナ側側壁部76とを有する構造となっている。
インナ側側壁部76には、アウタ側側壁部56に向けて凸となる台形状の凸部78が車両前後方向に連続して形成されている。別の観点から説明すると、インナ側側壁部76がアウタ側側壁部56に向けて凹状に形成されることで、凸部78が形成されている。そして、このインナ側側壁部76に形成された凸部78の頂部78Aが、アウタ側側壁部56に接合され固定されている。なお、凹状の部位を凹形状部72とする。
ドアインナパネル60とベルトラインリインフォースメント50との接合部、具体的には、図3に示すドアインナパネル60の壁部62、64とベルトラインリインフォースメント50のフランジ部52、54との接合部E、及びドアインナパネル60のインナ側側壁部76の凸部78の頂部78Aとベルトラインリインフォースメント50のアウタ側側壁部56との接合部Hは、それぞれ車両前後方向に連続して形成されている。
本実施形態では、ドアインナパネル60は樹脂製とされ、ベルトラインリインフォースメント50は金属製とされている。そして、樹脂製のドアインナパネル60と金属製のベルトラインリインフォースメントとの接合部E、Hは、それぞれ溶着によって接合されている。
具体的には、図4に示すように、樹脂製のドアインナパネル60を溶融し圧力を加えることで、金属製のベルトラインリインフォースメント50の孔82に貫通する突起部84がドアインナパネル60に形成されると共に、突起部84の先端部に孔82よりも幅広の頭部86が形成される。このように樹脂製のドアインナパネル60に、属製のベルトラインリインフォースメント50の孔82に貫通する樹脂クランプ形状の突起部84が形成されることで、樹脂製のドアインナパネル60と金属製のベルトラインリインフォースメント50とが接合される。なお、孔82及び突起部84は、車両前後方向に間隔をあけて複数設けられている。
なお、本実施形態では、上述したように、樹脂製のドアインナパネル60と金属製のベルトラインリインフォースメント50とは溶着で接合したが、これに限定されない。例えば、接着接合であってもよいし、他の接合方法であってもよい。
<作用及び効果>
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
サイドドア10のベルトライン部BLには、ドアインナパネル60とベルトラインリインフォースメント50とで、車両前後方向に延在する閉断面構造部30が形成されている。この閉断面構造部30を構成するインナ側側壁部76に形成された凸部78の頂部78Aが、アウタ側側壁部56に接合されている。また、インナ側側壁部76の凸部78の頂部78Aとアウタ側側壁部56との接合部Hは、車両前後方向に沿って連続して形成されている。
したがって、サイドドア10のベルトライン部BLに設けられた閉断面構造部30の剛性、特に車両上下方向(Z軸方向(図5参照))に対する車両幅方向の曲げ剛性が向上する共に、閉断面構造部30の断面崩れが抑制される。そして、このように閉断面構造部30の剛性が向上すると共に断面崩れが抑制されることで、サイドドア10のベルトライン部BLの剛性が向上する。
具体的に例を挙げて説明すると、図5(A)に示す車両前面衝突時におけるベルトライン部BLへの車両前方側から後方側への荷重入力KAによって発生する閉断面構造部30の曲げモーメントMAに対する剛性が向上する。
また、図5(B)に示す車両側面衝突時におけるベルトライン部BLへの車両幅内側から外側への荷重入力KBによって発生する閉断面構造部30の曲げモーメントMBに対する剛性が向上する。
また、高速走行中に発生する負圧によってドアガラス18が外側に押されるドアガラス吸い出され時におけるベルトライン部BLへの車両幅方向外側から内側への荷重入力KCによって発生する閉断面構造部30の曲げモーメントMCに対する剛性が向上する。
また、本実施形態では、ドアインナパネル60は樹脂製とされ、ベルトラインリインフォースメント50は金属製とされている。よって、サイドドア10を軽量化しつつ剛性を向上させることができる。
また、ドアインナパネル60のインナ側側壁部76がアウタ側側壁部56に向けて凹形状に形成されることで、凸部78が形成されている。よって、図4に示す溶着による接合を行う際に、凹形状部72に接合工具や接合冶具など挿入することで、溶着接合を容易に行うことができる。
<変形例>
つぎに、本実施形態の閉断面構造部30の変形例について、図6〜図8を用いて説明する。
(第一変形例)
図6に示す第一変形例のサイドドア100では、ドアインナパネル160の車両幅方向外側を開口側とする断面ハット形状の膨出部170の上側の壁部162と下側の壁部164とに、車両幅方向内側を開口側とする断面ハット形状のベルトラインリインフォースメント150の上側のフランジ部152と下側のフランジ部154とが接合されることで、ベルトライン部BLに車両前後方向に延在する閉断面構造部130が形成されている。
閉断面構造部130を構成するインナ側側壁部176がアウタ側側壁部156に向けて凹状に形成されることで(複数の凹形状部172が形成されることで)インナ側側壁部176に複数(本実施形態では三つ)の凸部78が形成されている。そして、このインナ側側壁部176に形成された複数の凸部178の頂部178Aが、それぞれアウタ側側壁部156に接合されている。
このように、閉断面構造部130を構成するインナ側側壁部176に凸部168が複数形成され、それぞれアウタ側側壁部156に接合されることで、閉断面構造部130の剛性、特に車両上下方向(Z軸方向)に対する曲げ剛性が更に向上し、これによりサイドドア100のベルトライン部BL(図1も参照)の剛性が更に向上する。
(第二変形例)
図7に示す第二変形例のサイドドア200では、ドアインナパネル260の車両幅方向外側を開口側とする断面ハット形状の膨出部270の上側の壁部262と下側の壁部264とに、車両幅方向内側を開口側とする断面ハット形状のベルトラインリインフォースメント250の上側のフランジ部252と下側のフランジ部254とが接合されることで、ベルトライン部BLに車両前後方向に延在する閉断面構造部230が形成されている。
閉断面構造部230を構成するインナ側側壁部276が、アウタ側側壁部256に向けて凹状に形成されることで(凹形状部272が形成されることで)、インナ側側壁部276に凸部278が形成されている。
更に、閉断面構造部230を構成するアウタ側側壁部256が、インナ側側壁部276に向けて凹状に形成されることで(凹形状部253が形成されることで)、アウタ側側壁部256にも凸部258が形成されている。
そして、インナ側の凸部278の頂部278Aとアウタ側の凸部258の頂部258Aとが接合されている。
このように、インナ側側壁部276とアウタ側側壁部256とにそれぞれ凸部278、258が形成され、頂部278A,258A同士が接合されることで、閉断面構造部230の剛性、特に車両上下方向(Z軸方向)に対する曲げ剛性が更に向上し、これによりサイドドア200のベルトライン部BL(図1も参照)の剛性が更に向上する
なお、第一変形例のように、凸部278及び凸部258を、それぞれ複数形成してもよい。
(第三変形例)
図8に示す第二変形例のサイドドア300では、断面ハット形状のベルトラインリインフォースメント350は、車両幅方向外側を開口側とした配置されている。つまり、ベルトラインリインフォースメント350は、インナ側側壁部376に向けて膨出した形状とされている。
そして、ドアインナパネル360の車両幅方向外側を開口側とする断面ハット形状の膨出部370の上側の壁部362と下側の壁部364とに、同じく車両幅方向外側を開口側とする断面ハット形状のベルトラインリインフォースメント350の上側のフランジ部352と下側のフランジ部354とが接合されることで、ベルトライン部BLに車両前後方向に延在する閉断面構造部330が形成されている。
閉断面構造部330を構成するインナ側側壁部376が、アウタ側側壁部356に向けて凹状に形成されることで(凹形状部372が形成されることで)、インナ側側壁部376に凸部378が形成されている。そして、このインナ側側壁部376に形成された凸部378の頂部378Aが、アウタ側側壁部356に接合されている。
このように、ドアインナパネル360の車両幅方向外側を開口側とする断面ハット形状の膨出部370と同様に断面ハット形状のベルトラインリインフォースメント350を車両幅方向外側を開口側として配置することで(インナ側側壁部376に向けて膨出した形状とすることで)、閉断面構造部330の車両幅方向の幅が幅狭になる。
なお、ドアインナパネルの膨出部は車両幅方向外側に膨出し車両幅方向内側が開口側の断面ハット形状とされ、断面ハット形状のベルトラインリインフォースメントが同じく車両幅方向内側を開口側として配置されていてもよい。また、第一変形例のように、インナ側側壁部376に凸部378を複数形成してもよい。或いは、第二変形例のように、アウタ側側壁部356とインナ側側壁部376との両方に凸部を形成してもよい。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態及び変形例では、凸部は、車両前後方向に連続して形成されている(接合部Hは車両前後方向に連続して形成されている)。しかし、凸部が形成されてない部位があってもよい。つまり、部分的に非接合部があってもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、ドアインナパネルは樹脂製とされ、ベルトラインリインフォースメントは金属製とされていたが、これに限定されない。ドアインナパネルが金属製とされ、ベルトラインリインフォースが樹脂製とされていてもよい。或いは、ドアインナパネル及びベルトラインリインフォースが共に樹脂製であってもよい。
また、上記実施形態及び第一変形例では、ドアインナパネルに一つ又は複数の凸部を形成したが、これに限定されない。ベルトラインリインフォースに一つ又は複数の凸部を形成してもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、一方の側壁部が他方に向けて凹状に形成されることで(一方の側壁部に凹形状部が形成されることで)、一方の側壁部に凸部が形成されていたが、これに限定されない。側壁部に凸部のみが形成される構造(例えばリブ)であってもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、ベルトライン部BLのドアインナパネルとベルトラインリインフォースメントとは断面ハット形状(矩形状)であったが、これに限定されない。例えば、断面が半円形状(側壁部が半円形状に湾曲した構造)であってもよい。また、ドアインナパネル及びベルトラインリインフォースメントのベルトライン部BLはいずれか一方が平板状であってもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、車両の側部に設けられたサイドドアに本発明を適用したが、これに限定されない。車両の後部に設けられたバックドアにも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態及び変形例では、ドアインナパネルとベルトラインリインフォースメントとで車両前後方向に延在する閉断面構造部が形成されていたが、これに限定されない。これら以外のパネル部材で、車両前後方向に延在する閉断面構造部が形成されていてもよい。つまり、車両用ドアの構造によって閉断面構造部を構成するパネル部材を適宜選択することができる。要は、車両用ドアのベルトライン部に設けられ、少なくとも一方が樹脂製とされたアウタ側パネル部材とインナ側パネル部材とで車両前後方向に延在する閉断面構造部が形成されていればよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10、100,200,300 サイドドア(車両用ドアの一例)
30、130,230,330 閉断面構造部
50、150,250,350 ベルトラインリインフォースメント(インナ側パネル部材の一例)
52、152,252,352 フランジ部
54、154,254,354 フランジ部
56、156,256,356 アウタ側側壁部(側壁部)
60、160,260,360 ドアアウタパネル(アウタ側パネル部材の一例)
62、162,262,362 壁部(フランジ部)
64、164,264,364 壁部(フランジ部)
72、172,272,372 凹形状部
76、176,276,376 インナ側側壁部(側壁部)
78、178,258、278,378 凸部
78A、178A,258A,278A,378A 頂部
BL ベルトライン部

Claims (4)

  1. 車両用ドアのベルトライン部に設けられ、少なくとも一方が樹脂製とされたアウタ側パネル部材とインナ側パネル部材とで形成され、車両前後方向に延在する閉断面構造部と、
    前記閉断面構造部を構成し車両幅方向に間隔をあけて対向配置された前記インナ側パネル部材の側壁部及び前記アウタ側パネル部材の側壁部の少なくとも一方に形成され、頂部がこれと対向する前記側壁部に固定された凸部と、
    を備え
    前記凸部が形成されていないと仮定した場合の形状が車両幅方向内側又は外側を開口側として配置された断面ハット形状の前記アウタ側パネル部材及び前記インナ側パネル部材のフランジ部同士を接合することで、前記閉断面構造部が形成されている、車両用ドア構造。
  2. 前記インナ側パネル部材及び前記アウタ側パネル部材は、いずれか一方が樹脂製とされ、いずれか他方が金属製とされている、
    請求項1に記載の車両用ドア構造。
  3. 前記インナ側パネル部材の側壁部及び前記アウタ側パネル部材の側壁部のいずれか一方の側壁部が、いずれか他方の側壁部に向けて凹状に形成されることで、前記凸部が形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア構造。
  4. 前記インナ側パネル部材の側壁部及び前記アウタ側パネル部材の側壁部の両方に前記凸部が形成され、前記凸部の頂部同士が接合されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用ドア構造。
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