JP7391898B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
本発明は、バックホー等の作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機が知られている。
特許文献1に開示された作業機は、走行装置上に旋回可能に支持された機体に、該機体を旋回させる旋回モータが搭載されている。
特許文献1に開示された作業機は、走行装置上に旋回可能に支持された機体に、該機体を旋回させる旋回モータが搭載されている。
ところで、旋回モータの上方は、メンテナンス等のために他の装置等を配置せずに空間を設けておくのが通常である。
本発明は、旋回モータの上方空間を有効利用することができる作業機を提供することを目的とする。
本発明は、旋回モータの上方空間を有効利用することができる作業機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、走行装置と、前記走行装置上に旋回可能に支持された機体と、前記機体を旋回させる旋回モータと、前記旋回モータの近傍に配置されたタンクと、前記タンクを支持する支持台と、を備え、前記タンクは、タンク本体と、前記タンク本体から前記旋回モータの上方側に張り出す張り出し部とを有し、且つ前記張り出し部を前記旋回モータの上方側から退避させるべく前記支持台に移動可能に支持されている。
上記の作業機によれば、タンクに旋回モータの上方側に張り出す張り出し部を設けることで旋回モータの上方空間を有効利用してタンクの容量アップを図ることができる。また、タンクを移動させて張り出し部を旋回モータの上方側から退避させることにより旋回モータのメンテナンス性を確保することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。図2は、作業機1の概略平面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。
図1、図2に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には、オペレータ(運転者)が着座する運転席6が設けられている。つまり、運転席6は、キャビン5によって包囲されている。運転席6は、オペレータが座る(着座する)部位である座部6Aと、オペレータの背を受ける部位である背もたれ部6Bとを有する。
図1は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。図2は、作業機1の概略平面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。
図1、図2に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には、オペレータ(運転者)が着座する運転席6が設けられている。つまり、運転席6は、キャビン5によって包囲されている。運転席6は、オペレータが座る(着座する)部位である座部6Aと、オペレータの背を受ける部位である背もたれ部6Bとを有する。
本実施形態においては、作業機1の運転席6に着座したオペレータの前側に向かう方向(図1、図2の矢印A1方向)を前方(機体前方)、オペレータの後側に向かう方向(図1、図2の矢印A2方向)を後方(機体後方)、図1、図2の矢印K1方向を前後方向として説明する。また、オペレータの左側に向かう方向(図1の奥側、図2の矢印B1方向)を左方、オペレータの右側に向かう方向(図1の手前側、図2の矢印B2方向)を右方として説明する。
また、前後方向(機体前後方向)K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向K2(図2参照)として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体幅方向外方として説明する。つまり、機体幅方向外方は、機体2の幅方向の中心から機体幅方向K2に離れる方向である。機体幅方向外方とは反対の方向を、機体幅方向内方として説明する。つまり、機体幅方向内方は、機体幅方向K2において機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
なお、本実施形態では、運転席6がキャビン5内に配置されている構成(キャビン仕様)について説明するが、これに限らず、運転席6の前後方向K1及び機体幅方向K2が外部に開放され、上方が屋根(キャノピ)で覆われた構成(キャノピ仕様)であってもよく、運転席6の前後方向K1、機体幅方向K2および上方が外部に開放された構成であってもよい。
図1、図2に示すように、走行装置3は、機体2を走行可能に支持するクローラ式の走行装置であって、走行フレーム3Aと、走行フレーム3Aの左側に設けられた第1走行装置3Lと、走行フレーム3Aの右側に設けられた第2走行装置3Rとを有する。第1走行装置3L及び第2走行装置3Rは、油圧モータ(油圧アクチュエータ)によって構成された走行モータM1によって駆動される。本実施形態ではクローラ式の走行装置3を用いているが、これに限らず、ホイール式等の走行装置を用いてもよい。走行装置3の前部には、ドーザ装置7が装着されている。
図1に示すように、機体2は、走行装置3上に旋回ベアリング8を介して上下方向に延伸する軸心である旋回軸心X1回りに旋回可能に支持されている。図2に示すように、機体2の左寄りで且つ前部寄りにキャビン5が搭載されている。
図1に示すように、機体2は、前部に、作業装置4を支持する支持ブラケット9及びスイングブラケット10を有している。支持ブラケット9は、機体2から前方に突出状に設けられている。スイングブラケット10は、支持ブラケット9の前部に、縦軸(上下方向に延伸する軸心)回りに揺動可能に取り付けられている。
図1に示すように、機体2は、前部に、作業装置4を支持する支持ブラケット9及びスイングブラケット10を有している。支持ブラケット9は、機体2から前方に突出状に設けられている。スイングブラケット10は、支持ブラケット9の前部に、縦軸(上下方向に延伸する軸心)回りに揺動可能に取り付けられている。
図1に示すように、作業装置4は、ブーム11、アーム12及びバケット13を有している。ブーム11の基部は、スイングブラケット10の上部に横軸(機体幅方向K2に延伸する軸心)回りに回動可能に枢着されている。アーム12は、ブーム11の先端側に横軸回りに回動可能に枢着されている。バケット13は、アーム12の先端側にスクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。スクイ動作とは、バケット13をブーム11に近づける方向に揺動させる動作であり、例えば、土砂等を掬う場合の動作である。また、ダンプ動作とは、バケット13をブーム11から遠ざける方向に揺動させる動作であり、例えば、掬った土砂等を落下(排出)させる場合の動作である。
作業機1は、バケット13に代えて或いは加えて、油圧アクチュエータにより駆動可能な他の作業具(油圧アタッチメント)を装着することが可能である。他の作業具としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
スイングブラケット10は、スイングシリンダC1の伸縮によって揺動可能とされている。ブーム11は、ブームシリンダC2の伸縮によって揺動可能とされている。アーム12は、アームシリンダC3の伸縮によって揺動可能とされている。バケット13は、バケットシリンダC4の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作可能とされている。スイングシリンダC1、ブームシリンダC2、アームシリンダC3、バケットシリンダC4は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。
スイングブラケット10は、スイングシリンダC1の伸縮によって揺動可能とされている。ブーム11は、ブームシリンダC2の伸縮によって揺動可能とされている。アーム12は、アームシリンダC3の伸縮によって揺動可能とされている。バケット13は、バケットシリンダC4の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作可能とされている。スイングシリンダC1、ブームシリンダC2、アームシリンダC3、バケットシリンダC4は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。
次に、図2等を参照して、作業機1に搭載された主な機器の配置構成について概略的に説明する。
図2に示すように、機体2の後部には、原動機E1が搭載されている(図5参照)。原動機E1は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機E1は、ガソリンエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。原動機E1の右部には、冷却ファン14が取り付けられている。冷却ファン14は、原動機E1によって駆動され、右方から左方、つまり、機体2の外部から原動機E1に向けて流れる冷却風を発生させる。詳しくは、冷却ファン14は、機体2の右側方から空気(外気)を吸い込んで原動機E1側へと流す吸い込み式のファンである。
図2に示すように、機体2の後部には、原動機E1が搭載されている(図5参照)。原動機E1は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機E1は、ガソリンエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。原動機E1の右部には、冷却ファン14が取り付けられている。冷却ファン14は、原動機E1によって駆動され、右方から左方、つまり、機体2の外部から原動機E1に向けて流れる冷却風を発生させる。詳しくは、冷却ファン14は、機体2の右側方から空気(外気)を吸い込んで原動機E1側へと流す吸い込み式のファンである。
冷却ファン14の右方には、ラジエータ15、オイルクーラ16及び燃料クーラ17が配置されている。ラジエータ15は、原動機E1を冷却する冷却液を冷却する冷却器である。オイルクーラ16は、油圧シリンダ、油圧モータ等の油圧アクチュエータから戻る戻りの作動油を冷却する冷却器である。燃料クーラ17は、燃料を冷却する冷却器である。これら冷却器は、冷却ファン14が吸い込む冷却風によって冷却される。
原動機E1の右部の前方には、原動機E1によって駆動されるコンプレッサ18が配置されている。コンプレッサ18は、作業機1に装備された空調システム(エアコンディショナー)の一部を構成する装置であって、冷媒(エアコンガス)を圧縮して半液状体にする。
コンプレッサ18、ラジエータ15及びオイルクーラ16の前方には、燃料タンク(タンク)19が配置されている。燃料タンク19は、原動機E1用の燃料を貯留するタンクである。燃料タンク19の左部の下方には、旋回モータ20が配置されている(図5参照)。旋回モータ20は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。旋回モータ20は、機体2を旋回軸心X1回りに旋回させる(回転駆動する)モータである。旋回軸心X1の位置には、スイベルジョイント21が配置されている。スイベルジョイント21は、走行装置3側の油圧アクチュエータと、機体2側のコントロールバルブV1との間で作動油の給排を可能とする回転継ぎ手である。燃料タンク19の左部、旋回モータ20及びスイベルジョイント21は、キャビン5の下方に配置されている。
コンプレッサ18、ラジエータ15及びオイルクーラ16の前方には、燃料タンク(タンク)19が配置されている。燃料タンク19は、原動機E1用の燃料を貯留するタンクである。燃料タンク19の左部の下方には、旋回モータ20が配置されている(図5参照)。旋回モータ20は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。旋回モータ20は、機体2を旋回軸心X1回りに旋回させる(回転駆動する)モータである。旋回軸心X1の位置には、スイベルジョイント21が配置されている。スイベルジョイント21は、走行装置3側の油圧アクチュエータと、機体2側のコントロールバルブV1との間で作動油の給排を可能とする回転継ぎ手である。燃料タンク19の左部、旋回モータ20及びスイベルジョイント21は、キャビン5の下方に配置されている。
燃料タンク19の前方には、バッテリ22が配置されている。バッテリ22は、作業機1に装備された電装品に電力を供給する蓄電池である。バッテリ22の前方には、空調システムの一部を構成するコンデンサ23及びレシーバ24が配置されている。コンデンサ23は、コンプレッサ18からの冷媒の熱を放熱して液化する機器である。詳しくは、コンプレッサ18で半液状にした冷媒を冷却して液化を進める冷却器である。本実施形態では、コンデンサ23は、電動ファンによって冷却される電動コンデンサである。レシーバ24は、コンデンサ23で液化された冷媒を蓄える装置であって、コンデンサ23で液化できなかった冷媒を液化した冷媒と分離し且つ水分や不純物を取り除く装置である。
原動機E1の一側(左部)には、油圧ポンプ25が取り付けられている。油圧ポンプ25は、原動機E1の動力によって駆動される。この油圧ポンプ25は、作業機1に装備された油圧モータ、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータを駆動させる作動油(圧油)を吐出する。また、油圧ポンプ25は、油圧バルブを作動させるパイロット圧や、信号用の油圧を吐出する。
原動機E1の左方には、排気ガス浄化装置26、エアクリーナ27及び作動油タンク28が配置されている。排気ガス浄化装置26は、原動機E1から排出される排気ガスを浄化する装置であり、例えば、DPF(Diesel particulate filter)である。エアクリーナ27は、原動機E1に供給される空気を清浄化する装置である。作動油タンク28は、作動油を貯留するタンクである。排気ガス浄化装置26、エアクリーナ27は、油圧ポンプ25よりも上方に配置され、エアクリーナ27は、排気ガス浄化装置26の左方に配置されている。作動油タンク28は、運転席6よりも下方に配置されている。作動油タンク28から油圧ポンプ25へ作動油が送出される。
作動油タンク28の前方には、コントロールバルブV1が配置されている。コントロールバルブV1は、油圧ポンプ25から、作業機1に装備され且つ作動油により駆動される油圧アクチュエータへ供給される作動油の流量を制御する。詳しくは、コントロールバルブV1は、作業機1に装備される各油圧アクチュエータへ供給される作動油の流量を制御する各制御弁を集約したバルブユニットである。コントロールバルブV1は、後述するステップ部84aの下方に配置されている。
作動油タンク28及びコントロールバルブV1は、機体2における油圧ポンプ25と同じ側に配置されている。油圧ポンプ25、作動油タンク28、コントロールバルブV1を機体2の一側(左側)に配置することで、油圧ポンプ25、作動油タンク28及びコントロールバルブV1の間に配策される油圧ホースの配策経路等の簡素化を図ることができる。
原動機E1、油圧ポンプ25及び排気ガス浄化装置26の上方には、キャビン5の室内の空調を行うエアコン本体29が配置されている(図5参照)。エアコン本体29は、空調システムの本体部を構成する装置であって、ケース及びケース内に収容された膨張弁、エバポレータ、ブロワファン等を有する。エアコン本体29にあっては、レシーバ24からの冷媒が膨張弁からエバポレータ内へ噴射されて気化し、気化した冷媒はエバポレータを冷やし、エバポレータにブロワファンの風を通過させて冷風を起こす。エバポレータを出た冷媒はコンプレッサ18ーに戻る。なお、空調システムの加熱系は、原動機E1の熱を利用している。
図3に示すように、機体2は、骨格となる旋回フレーム30を有する。この旋回フレーム30は、機体2の底部を構成する旋回基板(基板)31と、該旋回基板31を補強する補強リブ32と、上記した支持ブラケット9と、ウエイト33とを有する。また、旋回フレーム30は、機体2に搭載される機器、タンク類、その他の部品等を取り付けるためのブラケットやステー等を有する。旋回基板31は、厚板の鋼板等によって形成されている。旋回フレーム30に装備されるブラケットやステー等は、旋回基板31上に溶接によって固定される。この旋回基板31は、旋回ベアリング8を介して走行装置3上に旋回軸心X1回りに回転自在に支持される。
補強リブ32は、旋回基板31上に前部から後部に向けて設けられている。補強リブ32は、板材によって形成され、縦向き(板厚方向を水平方向に一致させた状態)にして旋回基板31上に立設されて該旋回基板31に溶接によって固定されている。詳しくは、補強リブ32は、旋回基板31における機体幅方向K2の一方側(右側)に設けられ且つ旋回基板31の前部から後部に向けて延びる第1縦リブ32Rと、旋回基板31における機体幅方向K2の他方側(左側)に設けられ且つ旋回基板31の前部から後部に向けて延びる第2縦リブ32Lと、を含む。
図4A、図4B、図4Cに示すように、作動油タンク28は、第2縦リブ32Lよりも機体幅方向K2の他方側(左側)に配置されている。コントロールバルブV1は、第2縦リブ32Lよりも機体幅方向K2の他方側(左側)、且つ作動油タンク28よりも前方に配置されている。油圧ポンプ25は、作動油タンク28の前端部よりも機体後方側に配置されている。また、油圧ポンプ25とコントロールバルブV1とを接続するデリバリホース(油圧ホース)114は、第2縦リブ32Lと作動油タンク28との間を通って配策されている。
これにより、作動油タンク28に備えられるサクションフィルタ(図示せず)及びリターンフィルタ115への整備性向上、デリバリホース(油圧ホース)114と外装との干渉による騒音発生回避を図ることができる。
作動油タンク28の前部にはリターンフィルタ115が設けられ、リターンフィルタ115とコントロールバルブV1とは、リターンホース(油圧ホース)116によって接続されている。
作動油タンク28の前部にはリターンフィルタ115が設けられ、リターンフィルタ115とコントロールバルブV1とは、リターンホース(油圧ホース)116によって接続されている。
支持ブラケット9は、上下一対の板材によって構成され、補強リブ32の前部に固定されている。ウエイト33は、旋回基板31の後部に取り付けられている。
旋回基板31の前後方向中途部には、仕切り板34が固定されている。仕切り板34は、縦向きにされて機体幅方向K2に延伸して配置され、且つ第1縦リブ32R及び第縦2リブ32Lを横切っている。仕切り板34とウエイト33との間に原動機E1が搭載される。仕切り板34の左側方に作動油タンク28の前端側が配置されている。作動油タンク28の後部及び油圧ポンプ25は、仕切り板34よりも後方に配置されている。
旋回基板31の前後方向中途部には、仕切り板34が固定されている。仕切り板34は、縦向きにされて機体幅方向K2に延伸して配置され、且つ第1縦リブ32R及び第縦2リブ32Lを横切っている。仕切り板34とウエイト33との間に原動機E1が搭載される。仕切り板34の左側方に作動油タンク28の前端側が配置されている。作動油タンク28の後部及び油圧ポンプ25は、仕切り板34よりも後方に配置されている。
仕切り板34の前方で且つ第1縦リブ32R及び第2縦リブ32L上には、支持ブラケット9の上部を構成する上板9Aから後方側に延出された補強プレート35が固定されている。
図3、図4B、図4Cに示すように、旋回基板31の前部左側と、補強プレート35の前部とには、マウント取付部36が設けられている。ウエイト33の左部には、左右一対の支持部37が上方突出状に設けられている。
図3、図4B、図4Cに示すように、旋回基板31の前部左側と、補強プレート35の前部とには、マウント取付部36が設けられている。ウエイト33の左部には、左右一対の支持部37が上方突出状に設けられている。
図4Aに示すように、マウント取付部36には、キャビン5の前部を防振支持して取り付けるマウント部材38が取り付けられる。ウエイト33の左右の支持部37には、厚板部材39(図19参照)を介して遮蔽板40が取り付けられ、遮蔽板40上には、キャビン5の後部を防振支持して取り付けるマウント部材41が取り付けられる。
図4Aに示すように、旋回フレーム30の左及び右の側面並びに前面は、旋回カバー42によって覆われている。コントロールバルブV1は、機体2内に収められており、旋回カバー42を取り外すことにより点検・整備が可能になっている。
図4Aに示すように、旋回フレーム30の左及び右の側面並びに前面は、旋回カバー42によって覆われている。コントロールバルブV1は、機体2内に収められており、旋回カバー42を取り外すことにより点検・整備が可能になっている。
図2、図5~図7に示すように、機体2は、旋回フレーム30に搭載された機器、部品、部材等を覆うカバー装置43を有している。カバー装置43は、複数のカバーを有して構成されている。複数のカバーは、第1カバー43A~第9カバー43I及びダクト構造体45を含む。第1カバー43Aは、機体2の右側前部に配置されてコンデンサ23及びレシーバ24を覆う。第1カバー43Aは、取り外し可能であり、取り外すことによりコンデンサ23及びレシーバ24の点検・整備が可能になっている。第2カバー43Bは、第1カバー43Aの後方に配置され、燃料タンク19及びバッテリ22の上方を覆う。第2カバー43Bは、図5に示すように、後部がヒンジによって枢支されていて上方に開くようになっており、第2カバー43Bを開くことにより燃料タンク19への給油や燃料タンク19及びバッテリ22の点検・整備を行える。第3カバー43Cは、燃料タンク19及びバッテリ22の右方を覆う。第3カバー43Cは、図2に示すように、後部がヒンジによって枢支されていて後方側に開くようになっており、第3カバー43Cを開くことにより燃料タンク19及びバッテリ22の点検・整備を行える。なお、第3カバー43Cはヒンジによって枢支される構成に限らず、例えばボルトによって着脱可能に取り付けられる構成であってもよい。第4カバー43Dは、ラジエータ15、オイルクーラ16及び燃料クーラ17の上方並びに右側方から後方にかけて覆う。第4カバー43Dは、冷却ファン14によって外気を取り込むための開口部44を有している。第4カバー43Dは、図8に示すように、前部がヒンジによって枢支されていて、前方側に開く。第2カバー43Dを開くことでラジエータ15、オイルクーラ16及び燃料クーラ17の点検・整備を行える。第5カバー43Eは、冷却ファン14の上方を覆う。第6カバー43F及び第7カバー43Gは、原動機E1の後方を覆う。第6カバー43Fは、第7カバー43Gの上方に位置する上部の第1部位43Faと、第7カバー43Gの左方に位置する第2部位43Fbとを有している。第7カバー43Gは、図8に示すように、上部がヒンジによって枢支されていて上方に開く。なお、第7カバー43Gは、左側方部または右側方部がヒンジによって枢支され、左側方または右側方に開く構成であってもよい。第8カバー43Hは、作動油タンク28の上部及びエアクリーナ27の左方を覆う。第8カバー43Hは、図7に示すように、後部がヒンジによって枢支されていて後方側に開く。第8カバー43Hを開くことで、作動油タンク28、エアクリーナ27、及び油圧ポンプ25の点検・整備を行える。第9カバー43Iは、第8カバー43Hの下方に配置されていて、作動油タンク28の下部を覆う。ダクト構造体45は、第5カバー43Eの左側に設けられており、原動機E1の上方を覆い、且つ原動機E1の上方の熱気をカバー装置43の外部に排出する。
図7に示すように、旋回カバー42の左の側面には、開閉カバー42Aが設けられている。開閉カバー42Aは、上部がヒンジによって枢支されていて上方に開く。開閉カバー42Aを開くことにより、コントロールバルブV1にアクセスすることができる。
図4A、図9に示すように、旋回モータ20は、仕切り板34の前方で且つ第1縦リブ32Rと第2縦リブ32Lとの間の第1縦リブ32R寄りに配置されている。燃料タンク19は、第1縦リブ32R(補強リブ32)より上方に配置され且つ機体2の右端側(第1縦リブ32Rの右方側)から第1縦リブ32R上方を機体幅方向K2で横切って旋回モータ20の上方側へ延伸するように配置されている。
図4A、図9に示すように、旋回モータ20は、仕切り板34の前方で且つ第1縦リブ32Rと第2縦リブ32Lとの間の第1縦リブ32R寄りに配置されている。燃料タンク19は、第1縦リブ32R(補強リブ32)より上方に配置され且つ機体2の右端側(第1縦リブ32Rの右方側)から第1縦リブ32R上方を機体幅方向K2で横切って旋回モータ20の上方側へ延伸するように配置されている。
図9に示すように、旋回モータ20は、旋回基板31上に取り付けられている。旋回モータ20は、キャビン5の下方に配置されている。旋回モータ20の下部には、該旋回モータ20の動力によって縦軸回りに駆動する旋回ピニオン47が取り付けられている。旋回ピニオン47は、旋回基板31の下方に配置され、旋回ベアリング8に係合する。詳しくは、旋回ベアリング8は、機体2に取り付けられた外輪と、この外輪の内周側に旋回軸心X1回りに回転可能に設けられ且つ内周側に内歯ギヤが形成された内輪とを有し、内歯ギヤに旋回ピニオン47が噛合する。そして、旋回ピニオン47が旋回モータ20によって回転駆動されて内歯ギヤに沿って移動することで、機体2が旋回軸心X1回りに旋回する。
図9に示すように、燃料タンク19は、旋回モータ20の近傍に配置されている。詳しくは、旋回モータ20の右方側に配置されている。燃料タンク19は、旋回モータ20の右側方に配置されたタンク本体19Aと、タンク本体19Aから左方に延出していて旋回モータ20の上方側に張り出す張り出し部19Bと、タンク本体19Aから下方に突出する突出部19Cとを有している。突出部19Cは、タンク本体19Aの前後方向中央部に機体幅方向K2に延伸するように形成されている(図15参照)。タンク本体19Aの下面であって突出部19Cの前後は、後述する載置部55cに載せられる載置下面48とされている。一対の載置下面48は、機体幅方向K2にわたって平坦面に形成されている。
本実施形態の燃料タンク19にあっては、張り出し部19B及び突出部19Cを設けることにより、燃料タンク19の容量をアップさせることができる。
図9、図10に示すように、キャビン5は、下部に、下部サイドプレート49を有している。下部サイドプレート49は、キャビン5の左側下部と、右側下部とに設けられている。左及び右の下部サイドプレート49は、フロントピラー50やリヤピラー51と共にキャビン5の骨格を形成するキャビンフレームを構成する部材である。下部サイドプレート49の下部側には、燃料タンク19の張り出し部19Bとの干渉を避けるための切り欠き部49aが形成されている。
図9、図10に示すように、キャビン5は、下部に、下部サイドプレート49を有している。下部サイドプレート49は、キャビン5の左側下部と、右側下部とに設けられている。左及び右の下部サイドプレート49は、フロントピラー50やリヤピラー51と共にキャビン5の骨格を形成するキャビンフレームを構成する部材である。下部サイドプレート49の下部側には、燃料タンク19の張り出し部19Bとの干渉を避けるための切り欠き部49aが形成されている。
図11に示すように、張り出し部19Bは、切り欠き部49aを介してキャビン5の下方側に挿入されている。燃料タンク19は、旋回フレーム30に取り付けられた支持台52に支持されている。また、燃料タンク19は、張り出し部19Bを旋回モータ20の上方側から退避させるべく支持台52に移動可能に支持されている。本実施形態では、燃料タンク19は、図9に示す設置位置から機体幅方向K2外方(右方)に移動可能である。
図12に示すように、支持台52は、第1側部プレート53と、第2側部プレート54と、上部プレート55とを有している。
図12、図13に示すように、第1側部プレート53は、前部上縁53aと、この前部上縁53aから下方に延びる縦縁53bと、この縦縁53bの下端から後方に延びる後部上縁53cとを有している。また、第1側部プレート53は、前部の下部に形成された取付片53dを有している。図13に示すように、取付片53dは、補強プレート35上に固定されたナット部材56にボルトによって取り付けられている。
図12、図13に示すように、第1側部プレート53は、前部上縁53aと、この前部上縁53aから下方に延びる縦縁53bと、この縦縁53bの下端から後方に延びる後部上縁53cとを有している。また、第1側部プレート53は、前部の下部に形成された取付片53dを有している。図13に示すように、取付片53dは、補強プレート35上に固定されたナット部材56にボルトによって取り付けられている。
図14、図15に示すように、第2側部プレート54は、前部上縁54aと、この前部上縁54aから下方に延びる縦縁54bと、この縦縁54bから後方に延びる後部第1上縁54cと、この後部第1上縁54cの後方に間隔をおいて位置する後部第2上縁54dと、後部第1上縁54cと後部第2上縁54dとの間に設けられた下方に凹む凹縁部54eとを有している。凹縁部54eは、後部第1上縁54cの後端から下方に延びる第1縁部54e1と、後部第2上縁54dの前端から下方に延びる第2縁部54e2と、第1縁部54e1と第2縁部54e2との下端同士を接続する第3縁部54e3とを有して構成されている。第2側部プレート54は、前部の下部に取付片54fを有している。取付片54fは、旋回基板31にボルトによって取り付けられている。
図12~図15に示すように、上部プレート55は、第1側部プレート53と第2側部プレート54とに固定されている。上部プレート55は、バッテリ取付壁55aと、垂下壁55bと、一対の載置部55cと、連結壁55dとを有している。
バッテリ取付壁55aは、第1側部プレート53と第2側部プレート54との前部上縁53a,54a間にわたって設けられている。バッテリ取付壁55aには、バッテリ22が載置され且つ取り付けられる(図4A参照)。
バッテリ取付壁55aは、第1側部プレート53と第2側部プレート54との前部上縁53a,54a間にわたって設けられている。バッテリ取付壁55aには、バッテリ22が載置され且つ取り付けられる(図4A参照)。
垂下壁55bは、バッテリ取付壁55aの後縁から下方に延出されていて第1側部プレート53と第2側部プレート54との縦縁53b,54b間にわたって設けられている。
一対の載置部55cのうち一方(前側)の載置部55cは、垂下壁55bの下縁から後方に延出されており、第1側部プレート53の後部上縁53cと第2側部プレート54の後部第1上縁54cとにわたって設けられている。他方(後側)の載置部55cは、一方の載置部55cの後方に間隔をあけて配置されており、第1側部プレート53の後部上縁53cと第2側部プレート54の後部第2上縁54dとにわたって設けられている。他方の載置部55cの後部右側には、取付片55eが形成されている。取付片55eは、旋回フレーム30に設けられた支持板57にボルトによって固定されている。また、他方の載置部55cにおける取付片55eの左方には、後方に延出された延出片55fが形成されている。一対の載置部55cは、第2側部プレート54から右方に突出している。
一対の載置部55cのうち一方(前側)の載置部55cは、垂下壁55bの下縁から後方に延出されており、第1側部プレート53の後部上縁53cと第2側部プレート54の後部第1上縁54cとにわたって設けられている。他方(後側)の載置部55cは、一方の載置部55cの後方に間隔をあけて配置されており、第1側部プレート53の後部上縁53cと第2側部プレート54の後部第2上縁54dとにわたって設けられている。他方の載置部55cの後部右側には、取付片55eが形成されている。取付片55eは、旋回フレーム30に設けられた支持板57にボルトによって固定されている。また、他方の載置部55cにおける取付片55eの左方には、後方に延出された延出片55fが形成されている。一対の載置部55cは、第2側部プレート54から右方に突出している。
図15に示すように、一対の載置部55cには、燃料タンク19の載置下面48が機体幅方向K2に移動(スライド)可能に載せられる。つまり、支持台52は、燃料タンク19を移動させる方向であるタンク移動方向58に該燃料タンク19をスライド可能に支持する一対の載置部55cを有しており、この一対の載置部55cは、タンク移動方向58に直交する水平方向に間隔をあけて並べて配置されている。載置下面48は、本実施形態では、載置部55cの上面に設けられた下敷部材59を介して載置部55cに載置されている。下敷部材59は、例えば、摩擦抵抗の小さい部材或いはクッション性のある部材等によって形成される。また、下敷部材59は、摩擦抵抗が小さく且つクッション性のある部材で形成されていてもよい。
図15に示すように、突出部19Cは、一対の載置部55c間に突出しており、且つ凹縁部54e内に位置している。
図13に示すように、連結壁55dは、一対の載置部55cの左端側同士を連結している。突出部19Cは、連結壁55dの右方に配置される。連結壁55dの後部は、補強プレート35上に固定されたブロック部材60に載置されて支持されている。
図13に示すように、連結壁55dは、一対の載置部55cの左端側同士を連結している。突出部19Cは、連結壁55dの右方に配置される。連結壁55dの後部は、補強プレート35上に固定されたブロック部材60に載置されて支持されている。
図16に示すように、燃料タンク19は、支持台52上をタンク移動方向58(機体幅方向K2)に移動可能であり、燃料タンク19を図9に示す設置位置から右方に移動させることで、張り出し部19Bが旋回モータ20の上方から退避する。これにより、旋回モータ20へのアクセスが可能となり、旋回モータ20のメンテナンスが可能となる。また、キャビン5と支持台52との間には、旋回モータ20を取り外す経路であるモータ取り外し経路61が設けられている。したがって、燃料タンク19を移動させて張り出し部19Bを旋回モータ20の上方から退避させることで、張り出し部19Bがモータ取り外し経路61から退避する。張り出し部19Bをモータ取り外し経路61から退避させることで、モータ取り外し経路61を介して旋回モータ20が上方側に取り外し可能である。つまり、張り出し部19Bは、旋回モータ20が機体2から上方側に取り外される経路であるモータ取り外し経路61を遮って旋回モータ20の上方側に張り出している。言い換えると、旋回モータ20を取り外すためのモータ取り外し経路61を燃料タンク19の配置に使っている。
以上のように、本実施形態では、燃料タンク19を移動させて張り出し部19Bを旋回モータ20の上方側から退避させることにより旋回モータ20のメンテナンス、取り外し等を確保することができるので、燃料タンク19に旋回モータ20の上方側に張り出す張り出し部19Bを設けて容量アップを図ることができ、旋回モータ20の上方空間を有効利用することができる。
また、旋回モータ20を取り外すためのモータ取り外し経路61は、キャビン5と支持台52との間に形成されているので、キャビン5を機体2から取り外す(降ろす)ことなく、旋回モータ20を取り外すことができる。また、旋回モータ20を取り外すのに、キャビン5を機体2から降ろさなくてもよいので、キャビン5を機体2にしっかりとマウントすることができる。
なお、本実施形態では、支持台52は、燃料タンク19を支持するタンク支持台とバッテリ22を支持するバッテリ支持台とが組み合わされて形成されているが、タンク支持台とバッテリ支持台とは、別体で形成されていてもよい。
図17に示すように、燃料タンク19は、支持台52に立設された取付フレーム62に取り付けられる取付ステー63を有している。この取付ステー63を取付フレーム62に取り付けることで、燃料タンク19のタンク移動方向58の移動を規制することができる。
図17に示すように、燃料タンク19は、支持台52に立設された取付フレーム62に取り付けられる取付ステー63を有している。この取付ステー63を取付フレーム62に取り付けることで、燃料タンク19のタンク移動方向58の移動を規制することができる。
図12、図17に示すように、取付ステー63は、下壁63aと、下壁63aの後部から上方に延出する縦壁63bとを有している。下壁63aは、装着具64に固定され、装着具64は、燃料タンク19の上部に設けられた装着部位65に装着される。
図12、図17に示すように、取付フレーム62は、載置部55cの延出片55fに立設された支柱部材62Aと、支柱部材62Aの上部に固定されたステー取付部62B及びフレーム取付部62Cとを有している。ステー取付部62Bは、支柱部材62Aの上部の前面側に固定されている。このステー取付部62Bに取付ステー63をボルト等によって着脱可能に取り付けることで、燃料タンク19のタンク移動方向58の移動を規制できる。また、ステー取付部62Bに対する取付ステー63の固定を解除することで、燃料タンク19のタンク移動方向58の移動を許容することができる。フレーム取付部62Cは、ステー取付部62Bの後側で支柱部材62Aの上端に固定されている。第2カバー43Bを開くことで、ステー取付部62Bに対する取付ステー63の固定を解除することができる。また、第2カバー43B及び第3カバー43Cを開くことで(あるいは取り外すことで)、燃料タンク19を右方に移動させることができる。
図12、図17に示すように、取付フレーム62は、載置部55cの延出片55fに立設された支柱部材62Aと、支柱部材62Aの上部に固定されたステー取付部62B及びフレーム取付部62Cとを有している。ステー取付部62Bは、支柱部材62Aの上部の前面側に固定されている。このステー取付部62Bに取付ステー63をボルト等によって着脱可能に取り付けることで、燃料タンク19のタンク移動方向58の移動を規制できる。また、ステー取付部62Bに対する取付ステー63の固定を解除することで、燃料タンク19のタンク移動方向58の移動を許容することができる。フレーム取付部62Cは、ステー取付部62Bの後側で支柱部材62Aの上端に固定されている。第2カバー43Bを開くことで、ステー取付部62Bに対する取付ステー63の固定を解除することができる。また、第2カバー43B及び第3カバー43Cを開くことで(あるいは取り外すことで)、燃料タンク19を右方に移動させることができる。
図4A、図17に示すように、取付フレーム62は、機体2に搭載される機器を支持する支持フレーム66に取り付けられている。これにより、取付フレーム62の支持が十分に行え、延いては、燃料タンク19の移動規制及び支持を十分に行うことができる。
支持フレーム66は、門形状のメインフレーム67と、メインフレーム67を補強するサブフレーム68とを有している。メインフレーム67には、例えば、ラジエータ15や、冷却ファン14を囲むファンシュラウド等が取り付けられて支持される。メインフレーム67は、下部がウエイト33に設けられた取付部69に取り付けられて該取付部69に立設された後支柱部67Aと、下部が仕切り板34に固定された取付部70に取り付けられて該取付部70に立設された前支柱部67Bと、後支柱部67Aと前支柱部67Bとを連結する連結部67Cとを有している。前支柱部67Bの上部に、フレーム取付部62Cが取り付けられる取付片71が固定されている。
支持フレーム66は、門形状のメインフレーム67と、メインフレーム67を補強するサブフレーム68とを有している。メインフレーム67には、例えば、ラジエータ15や、冷却ファン14を囲むファンシュラウド等が取り付けられて支持される。メインフレーム67は、下部がウエイト33に設けられた取付部69に取り付けられて該取付部69に立設された後支柱部67Aと、下部が仕切り板34に固定された取付部70に取り付けられて該取付部70に立設された前支柱部67Bと、後支柱部67Aと前支柱部67Bとを連結する連結部67Cとを有している。前支柱部67Bの上部に、フレーム取付部62Cが取り付けられる取付片71が固定されている。
サブフレーム68は、棒材もしくは板材によって形成され、下部が仕切り板34に固定された支持板57に取り付けられて該支持板57に立設された支柱部68Aと、支柱部68Aの上端から左方に延出され且つ左端側が前支柱部67Bの上部に固定された横材部68Bとを有している。取付片71は、横材部68Bにも固定されている。
図18に示すように、燃料タンク19に接続されるホース73は、仮想線で示すように、該燃料タンク19をタンク移動方向58に移動した際に、該移動を許容することができる十分な長さに形成されている。燃料タンク19に接続されるホース73としては、燃料給油ポンプ72から燃料タンク19に燃料を送油するデリバリホース73A、燃料フィルタ100と燃料タンク19とを接続する燃料チューブ73B、燃料タンク19に戻される燃料を流通させるリターンホース73C、燃料タンク19内の燃料をドレンさせるドレンチューブ73D等があげられる。
図18に示すように、燃料タンク19に接続されるホース73は、仮想線で示すように、該燃料タンク19をタンク移動方向58に移動した際に、該移動を許容することができる十分な長さに形成されている。燃料タンク19に接続されるホース73としては、燃料給油ポンプ72から燃料タンク19に燃料を送油するデリバリホース73A、燃料フィルタ100と燃料タンク19とを接続する燃料チューブ73B、燃料タンク19に戻される燃料を流通させるリターンホース73C、燃料タンク19内の燃料をドレンさせるドレンチューブ73D等があげられる。
図5、図19に示すように、エアコン本体29は、キャビン5の後部に搭載されている。また、エアコン本体29は、運転席6の後方、詳しくは、運転席6の背もたれ部6Bの後方に配置されている。エアコン本体29は、前部がキャビン5の室内に在り、後部がキャビン5の背面から後方に突出している。エアコン本体29のキャビン5から突出した部分は、エアコンカバー46によって覆われている。エアコン本体29をキャビン5から突出させることで、エアコン本体29がキャビン5の室内空間を狭くするのを抑制することができる。
図8に示すように、エアコンカバー46は、開閉可能な開閉カバー46Aを有する。開閉カバー46Aは、上部の前部側がキャビン5にヒンジを介して枢支されていて上方に開く。開閉カバー46Aを開くことで、エアコン本体29等のメンテナンス等が可能である。
図19に示すように、エアコン本体29は、原動機E1を収容する原動機室(エンジンルーム)E2の上方に配置されている。従来、運転席6の下方に設置していたエアコン本体29を原動機室E2の上方に配置することで、オペレータの足下空間を広くすることができる。
図19に示すように、エアコン本体29は、原動機E1を収容する原動機室(エンジンルーム)E2の上方に配置されている。従来、運転席6の下方に設置していたエアコン本体29を原動機室E2の上方に配置することで、オペレータの足下空間を広くすることができる。
図2、図19、図27等に示すように、原動機室E2は、原動機E1と運転席6側とを隔てる隔壁74、仕切り板34、旋回基板31、ウエイト33、第6カバー43F~第9カバー43I、遮蔽板40等によって構成される。
図19に示すように、キャビン5は、運転席6の後方に設けられたプレート部材75を有している。詳しくは、プレート部材75は、運転席6の背もたれ部6Bの下部後方に設けられている。プレート部材75は、前部がキャビン5の室内に配置され、後部がキャビン5の背面から後方に突出している。プレート部材75は、左及び右の下部サイドプレート49の後部に連結されている。プレート部材75には、キャビン5の室内の底部側を形成するフロアシート(キャビン5の外壁)84の後部が接続されている。フロアシート84は、オペレータの足を置くステップ部84aと、ステップ部84aの後方に位置していて運転席6が取り付けられるシート台部84bと、シート台部84bから後方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状の傾斜壁部84cと、傾斜壁部84cの後上部から後方に延出してプレート部材75に接続される接続壁部84dとを有している。
図19に示すように、キャビン5は、運転席6の後方に設けられたプレート部材75を有している。詳しくは、プレート部材75は、運転席6の背もたれ部6Bの下部後方に設けられている。プレート部材75は、前部がキャビン5の室内に配置され、後部がキャビン5の背面から後方に突出している。プレート部材75は、左及び右の下部サイドプレート49の後部に連結されている。プレート部材75には、キャビン5の室内の底部側を形成するフロアシート(キャビン5の外壁)84の後部が接続されている。フロアシート84は、オペレータの足を置くステップ部84aと、ステップ部84aの後方に位置していて運転席6が取り付けられるシート台部84bと、シート台部84bから後方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状の傾斜壁部84cと、傾斜壁部84cの後上部から後方に延出してプレート部材75に接続される接続壁部84dとを有している。
図19に示すように、フロアシート84と隔壁74とは間隔を隔てて設けられている。即ち、原動機室E1とキャビン5の内部とは、原動機室E1と当該原動機室E1の外部とを仕切る隔壁74とキャビン5の外壁(フロアシート84)の二重構造で仕切られている。また、プレート部材75は、原動機室E2の上方に原動機室E2と間隔をあけて配置され、且つ機体2にマウント部材41を介して防振支持される。エアコン本体29は、このプレート部材75上に設置されている。プレート部材75は、厚板材で形成され、且つ原動機室E2とは間隔をあけて配置されていて原動機室E2との間に空気層(断熱層)が形成されるので、原動機室E2(原動機E1)の熱がエアコン本体29に伝わるのを大幅に抑制することができる。
また、キャビン5の後部を防振支持するマウント部材41が取り付けられるプレート部材75にエアコン本体29を設置することで、部材の兼用化を図ることができると共にエアコン本体29の設置構造をコンパクトにすることができる。
図20に示すように、エアコン本体29の後方には、フィルタ装置77が設置されている。エアコン本体29の左側には、空気を吸い込む吸気部29Aが設けられ、エアコン本体29の右側には、空調空気を吐き出す排出部29Bが設けられている。
図20に示すように、エアコン本体29の後方には、フィルタ装置77が設置されている。エアコン本体29の左側には、空気を吸い込む吸気部29Aが設けられ、エアコン本体29の右側には、空調空気を吐き出す排出部29Bが設けられている。
図19に示すように、フィルタ装置77と吸気部29Aとは吸気ダクト78で接続されていて、フィルタ装置77を介して外気がエアコン本体29に吸い込まれる。排出部29Bには供給ダクト79が接続されていて、該供給ダクトから空調空気がキャビン5室内に供給される。
図2に示すように、原動機室E2の熱気を外部に排出するダクト構造体45は、原動機室E2の右部(原動機E1右側)に設けられている。
図2に示すように、原動機室E2の熱気を外部に排出するダクト構造体45は、原動機室E2の右部(原動機E1右側)に設けられている。
図23A、図24に示すように、ダクト構造体45は、原動機室E2を構成する隔壁74の一部を構成している。詳しくは、隔壁74は、該隔壁74の左部を構成する主壁部80と、隔壁74の右部を構成するファンカバー壁部81と、主壁部80とファンカバー壁部81との間に設けられたダクト構造体45と、主壁部80とファンカバー壁部81との下部同士を連結する第1連結壁部82と、主壁部80とファンカバー壁部81との後部同士を連結する第2連結壁部83とを有している。
図19に示すように、主壁部80は、原動機E1の上方を覆う上壁80Aと、原動機E1の前方を覆う前壁80Bとを有する。図19に示すように、上壁80Aは、遮蔽板40に接続される。
図23A、図24に示すように、前壁80Bの左部には、切り欠き部117が形成されている。切り欠き部117は、機体幅方向K2に延びる上縁117aと、上縁117aの右端から下方に延びる縦縁117bとから、左方及び下方に開放する切り欠き状に形成されている。図23Bに示すように、切り欠き部117には、作動油タンク28の前部が切り欠き部117を塞ぐように配置されている。切り欠き部117の上縁117aと縦縁117bとにわたって、シール部材118が取り付けられ、このシール部材118は、作動油タンク28に当接して、作動油タンク28と切り欠き部117との間をシールしている。したがって、作動油タンク28は、原動機室E2と原動機室E2の外部(運転席6側)とを仕切る隔壁74の一部を構成している。
図23A、図24に示すように、前壁80Bの左部には、切り欠き部117が形成されている。切り欠き部117は、機体幅方向K2に延びる上縁117aと、上縁117aの右端から下方に延びる縦縁117bとから、左方及び下方に開放する切り欠き状に形成されている。図23Bに示すように、切り欠き部117には、作動油タンク28の前部が切り欠き部117を塞ぐように配置されている。切り欠き部117の上縁117aと縦縁117bとにわたって、シール部材118が取り付けられ、このシール部材118は、作動油タンク28に当接して、作動油タンク28と切り欠き部117との間をシールしている。したがって、作動油タンク28は、原動機室E2と原動機室E2の外部(運転席6側)とを仕切る隔壁74の一部を構成している。
図21、図22に示すように、ファンカバー壁部81は、冷却ファン14の上方を覆う上壁81Aと、冷却ファン14の前方を覆う前壁81Bとを有する。図23A、図24に示すように、第1連結壁部82は、主壁部80の前壁80Bとファンカバー壁部81の前壁81Bとの下部同士を連結している。図24に示すように、第2連結壁部83は、主壁部80の上壁80Aとファンカバー壁部81の上壁81Aの後部同士を連結している。図27に示すように、主壁部80の前壁80B下部、ファンカバー壁部81の前壁81B下部及び第1連結壁部82は、仕切り板34に取り付けられている。図23A、図27に示すように、主壁部80の前壁下部、第1連結壁部82、ファンカバー壁部81の前壁81B下部にわたって、仕切り板34の上端に当接して位置決めする当接プレート85が設けられている。
図23A、図24、図25に示すように、ダクト構造体45は、一対の側壁86と、底壁87と、カバー壁88とを有している。一対の側壁86は、機体幅方向K2で間隔をあけて対向配置されている。一方の側壁86Lは、主壁部80の右端側に接続されている。他方の側壁86Rは、ファンカバー壁部81の左端側に接続されている。一対の側壁86間は、後方、前方、上方及び下方に開放している。図27に示すように、底壁87は、原動機E1の上方に位置している。また、底壁87は、第2連結壁部83から後方に延出されていると共に一対の側壁86の後部下端間にわたって設けられていて、一対の側壁86の後部下端間を塞いでいる。したがって、一対の側壁86の下端間は、前側が開放され、後側が底壁87で閉塞されている。一対の側壁86の下端間の前側、つまり、底壁87の前端と、該底壁87の前端前方に位置するカバー壁88との間は、原動機室E2の上部に連通して原動機室E2の熱気を導入する導入口89とされている。
図23Aに示すように、カバー壁88は、一対の側壁86の上端間及び前端間を塞いでいる。詳しくは、カバー壁88は、一対の側壁86間の後端から前下端にわたって設けられた上壁88aと、上壁88aの左端から延出されていて一方の側壁86Lに着脱可能に取り付けられる一側壁88bと、上壁88aの右端から延出されていて他方の側壁86Rに着脱可能に取り付けられる他側壁88cとを有している。また、図26、図27に示すように、カバー壁88の後端側には、閉鎖壁90と排出口91とが設けられている。閉鎖壁90は、一対の側壁86間の後端開放部の下部を閉鎖する。排出口91は、原動機室E2の外部に連通して導入口89から導入した熱気を排出する部分であって、閉鎖壁90の上方に設けられている。
冷却ファン14によって原動機室E2に取り込まれた空気は、図27に矢印で示すように、原動機室E2の上部の熱気と共に導入口89からダクト構造体45内に導入され、導入された熱気は、ダクト構造体45内を後方に流れて排出口91から原動機室E2の外部に排出される。
図27に示すように、コンプレッサ18は、原動機E1の右側上部の前方で且つ導入口89の下方側に配置されている。コンプレッサ18は、図21に示すように、原動機E1の動力が伝動ベルト92を介して伝達されて駆動され、且つ、図27に示すように、原動機E1に取り付けられた第1ステー93及び第2ステー94に、伝動ベルト92の張りを調整可能に取り付けられている。
図27に示すように、コンプレッサ18は、原動機E1の右側上部の前方で且つ導入口89の下方側に配置されている。コンプレッサ18は、図21に示すように、原動機E1の動力が伝動ベルト92を介して伝達されて駆動され、且つ、図27に示すように、原動機E1に取り付けられた第1ステー93及び第2ステー94に、伝動ベルト92の張りを調整可能に取り付けられている。
図27に示すように、ダクト構造体45の前部の下方側には、コンプレッサ18が配置されるコンプレッサ配置部95が設けられている。コンプレッサ配置部95は、キャビン5に対して機体幅方向K2の右方側(一方側)に配置されている。また、コンプレッサ配置部95は、導入口89の下方側に該導入口89と連通して設けられている。
図23A、図25に示すように、コンプレッサ配置部95は、点検開口95aを有する本体部分95Aと、点検開口95aを塞ぐ開閉カバー95Bとを有している。
図23A、図25に示すように、コンプレッサ配置部95は、点検開口95aを有する本体部分95Aと、点検開口95aを塞ぐ開閉カバー95Bとを有している。
図25に示すように、本体部分95Aは、隔壁74を形成する板材を後方から前方に向けて凹設して形成されている。点検開口95aは、前方に開口し且つ一対の側壁86間に連通している。
図23Aに示すように、開閉カバー95Bは、ダクト構造体45のカバー壁88の前下部に一体形成されている。つまり、開閉カバー95Bは、カバー壁88と一体的に着脱可能である。
図23Aに示すように、開閉カバー95Bは、ダクト構造体45のカバー壁88の前下部に一体形成されている。つまり、開閉カバー95Bは、カバー壁88と一体的に着脱可能である。
図28に示すように、開閉カバー95Bをカバー壁88と共に取り外すことにより、点検開口95a及び一対の側壁86間を介してコンプレッサ18にアクセス可能である。したがって、開閉カバー95Bと共にカバー壁88を取り外すと、コンプレッサ18に動力を伝達する伝動ベルト92の張り調整を行うことができる。また、コンプレッサ18を取り出すこともできる。また、コンプレッサ18にキャビン5内からアクセス可能である。詳しくは、図1に示すように、キャビン5の右側面(一側面)に開閉窓5Aが設けられていると共に、キャビン5の右側方(一側方)にコンプレッサ配置部95が配置されている。したがって、第2カバー43Bを開くと共に開閉カバー95B及びカバー壁88を取り外し、且つ開閉窓5Aを開けると、コンプレッサ18にキャビン5内からアクセスすることができる。これにより、コンプレッサ18の整備や伝動ベルト92の調整等のメンテナンス性を向上させることができる。
図27に示すように、ダクト構造体45内には、コンプレッサ18に接続される冷媒管路96及び原動機E1からエアコン本体29に配策される空調システムの暖房用の熱媒管路97が配策される。つまり、ダクト構造体45の内部は、冷媒管路96及び熱媒管路97を配策する配策経路98とされている。言い換えると、ダクト構造体45によって配策経路98が形成され、配策経路98を使って原動機室E2上部の熱気を排気している。したがって、配策経路98は、原動機室E2の上部に連通して該原動機室E2の熱気を導入する導入口89と、原動機室E2の外部に連通して導入口89から導入した熱気を排出する排出口91とを有している。
本実施形態にあっては、ダクト構造体45によって、冷媒管路96及び熱媒管路97の配策経路98と、原動機室E2の熱気を排気する排気経路とが形成されていることにより、構造の簡素化、部材の兼用化を図ることができる。
図27~図30に示すように、冷媒管路96は、ホース96a、配管(鋼管)96b、継手96c等を含んで構成される。冷媒管路96は、コンプレッサ18から導入口89を介して配策経路98に挿入され、配策経路98の中途部でクランプ部99にクランプされている。冷媒管路96は、一対設けられている。一方の冷媒管路96Aは、クランプ99部から一方(左)の側壁86Lを通ってエアコン本体29へと配策されている。他方の冷媒管路96Bは、一方の側壁86Lを通った後、前方に配策されてコンデンサ23に接続されると共にコンデンサ23からレシーバ24に至りレシーバ24から後方に配策されてエアコン本体29に接続されている。一方の冷媒管路96A及び他方の冷媒管路96Bは、一方の側壁86Lに対して着脱可能である。
図27~図30に示すように、冷媒管路96は、ホース96a、配管(鋼管)96b、継手96c等を含んで構成される。冷媒管路96は、コンプレッサ18から導入口89を介して配策経路98に挿入され、配策経路98の中途部でクランプ部99にクランプされている。冷媒管路96は、一対設けられている。一方の冷媒管路96Aは、クランプ99部から一方(左)の側壁86Lを通ってエアコン本体29へと配策されている。他方の冷媒管路96Bは、一方の側壁86Lを通った後、前方に配策されてコンデンサ23に接続されると共にコンデンサ23からレシーバ24に至りレシーバ24から後方に配策されてエアコン本体29に接続されている。一方の冷媒管路96A及び他方の冷媒管路96Bは、一方の側壁86Lに対して着脱可能である。
図27に示すように、熱媒管路97は、ホース97a、配管(鋼管)97b、継手等を含んで構成されている。熱媒管路97は、一対設けられている。一対の熱媒管路97は、原動機E1から導入口89を介して配策経路98に挿入され、一方の側壁86Lを通った後、エアコン本体29に接続されている。
図31は、コンプレッサ18を原動機E1から取り外すと共にコンデンサ23及びレシーバ24を機体2から取り外し、且つ冷媒管路96を一方の側壁86Lから取り外した状態を示している。キャビン5を機体2から取り外す場合、冷媒管路96をコンプレッサ18、コンデンサ23、レシーバ24及びエアコン本体29に接続した状態で、コンプレッサ18、コンデンサ23及びレシーバ24をキャビン5に預けることができる。つまり、冷媒管路96をコンプレッサ18、コンデンサ23及びレシーバ24等から外さずに(冷媒を抜かずに)キャビン5を機体2から降ろすことができる。
図31は、コンプレッサ18を原動機E1から取り外すと共にコンデンサ23及びレシーバ24を機体2から取り外し、且つ冷媒管路96を一方の側壁86Lから取り外した状態を示している。キャビン5を機体2から取り外す場合、冷媒管路96をコンプレッサ18、コンデンサ23、レシーバ24及びエアコン本体29に接続した状態で、コンプレッサ18、コンデンサ23及びレシーバ24をキャビン5に預けることができる。つまり、冷媒管路96をコンプレッサ18、コンデンサ23及びレシーバ24等から外さずに(冷媒を抜かずに)キャビン5を機体2から降ろすことができる。
なお、コンデンサ23及びレシーバ24をキャビン5の前部側方に配置しているので、キャビン仕様でない作業機1の場合は、コンデンサ23及びレシーバ24が機体2に搭載されないので、コンデンサ23及びレシーバ24の配置場所をウォークスルーとすることができる。
図32、図33は、原動機E1に空気を取り入れる吸気構造101と、原動機E1から排出される排気ガスを原動機室E2の外部に排気する排気構造102とを示している。
図32、図33は、原動機E1に空気を取り入れる吸気構造101と、原動機E1から排出される排気ガスを原動機室E2の外部に排気する排気構造102とを示している。
図32、図33に示すように、吸気構造101は、空気を取り入れる空気導入ボックス103、吸気音を低減させる消音ボックス104、空気導入ボックス103と消音ボックス104とを接続する接続ボックス105及びエアクリーナ27を含む。排気構造102は、排気ガス浄化装置26、排気ダクト106を含む。吸気構造101は、排気ガス浄化装置26の側方(左方)に設けられている。また、吸気構造101は、機体2の機体幅方向K2の他方側(左側)に設けられている。
図32、図33に示すように、空気導入ボックス103は、前壁103a、上壁103b、下壁103c、左側の第1側壁103d、右側の第2側壁103eを有していて後方に開放状とされている。また、図34に示すように、第6カバー43Fの第2部位43Fbに空気導入ボックス103の後部の開口107へ空気(外気)を取り入れるための外気取入れ口109が形成されている。外気取入れ口109は、例えば、ルーバや多数の孔によって形成される。
空気導入ボックス103によって排気ガス浄化装置26側と隙間108側とを仕切り、且つ空気導入ボックス103の後部側に設けられた開口107から原動機E1の吸気空気を吸い込むことにより、空気導入ボックス103の右側に配置された排気ガス浄化装置26側の熱気を取り入れるのを防止している。
また、ダクト構造体45の排出口91は機体幅方向K2の右側(一方側)に設けられ、吸気構造101は、機体幅方向K2の左側(他方側)から外気を導入するので、原動機室E1から排出される熱気を原動機E1への吸気として取り込んでしまうのを防止することができる。
また、ダクト構造体45の排出口91は機体幅方向K2の右側(一方側)に設けられ、吸気構造101は、機体幅方向K2の左側(他方側)から外気を導入するので、原動機室E1から排出される熱気を原動機E1への吸気として取り込んでしまうのを防止することができる。
図34に示すように、空気導入ボックス103に取り入れられた空気は、接続ボックス105を介して消音ボックス104に流れると共に、消音ボックス104からエアクリーナ27に流れる。エアクリーナ27からは、吸気ホース110等を介して原動機E1に流れる。
図32、図33に示すように、排気ダクト106は、排気ガス浄化装置26と旋回基板31との間に縦向きに配置されて設けられている。排気ダクト106は、上部に、右方に開口する入口開口106aを有し、下部に、後方に開口する出口開口106bを有している。図33に示すように、排気ガス浄化装置26の排気ガスの排出側26aには、排気パイプ111が接続されている。排気パイプ111は、排気ダクト106の入口開口106aに向くように屈曲している。原動機E1から排出される排気ガスは、排気ガス浄化装置26を通って排気パイプ111から入口開口106aに向けて吹き出されると共に、出口開口106bから排出される。
図32、図33に示すように、排気ダクト106は、排気ガス浄化装置26と旋回基板31との間に縦向きに配置されて設けられている。排気ダクト106は、上部に、右方に開口する入口開口106aを有し、下部に、後方に開口する出口開口106bを有している。図33に示すように、排気ガス浄化装置26の排気ガスの排出側26aには、排気パイプ111が接続されている。排気パイプ111は、排気ダクト106の入口開口106aに向くように屈曲している。原動機E1から排出される排気ガスは、排気ガス浄化装置26を通って排気パイプ111から入口開口106aに向けて吹き出されると共に、出口開口106bから排出される。
一方、図7に示すように、ウエイト33の右部下端側には、排出部112が切り欠き形成されている。排気ダクト106の出口開口106bから排出された排気ガスは、排出部112から外部に排出される。
上記の作業機1は、走行装置3と、走行装置3上に旋回可能に支持された機体2と、機体2を旋回させる旋回モータ20と、旋回モータ20の近傍に配置されたタンク(燃料タンク19)と、タンク19を支持する支持台52と、を備え、タンク19は、タンク本体19Aと、タンク本体19Aから旋回モータ20の上方側に張り出す張り出し部19Bとを有し、且つ張り出し部19Bを旋回モータ20の上方側から退避させるべく支持台52に移動可能に支持されている。
上記の作業機1は、走行装置3と、走行装置3上に旋回可能に支持された機体2と、機体2を旋回させる旋回モータ20と、旋回モータ20の近傍に配置されたタンク(燃料タンク19)と、タンク19を支持する支持台52と、を備え、タンク19は、タンク本体19Aと、タンク本体19Aから旋回モータ20の上方側に張り出す張り出し部19Bとを有し、且つ張り出し部19Bを旋回モータ20の上方側から退避させるべく支持台52に移動可能に支持されている。
この構成によれば、タンク19を移動させて張り出し部19Bを旋回モータ20の上方側から退避させることにより旋回モータ20のメンテナンス等を確保することができるので、タンク19に旋回モータ20の上方側に張り出す張り出し部19Bを設けて容量アップを図ることができ、旋回モータ20の上方空間を有効利用することができる。
また、張り出し部19Bは、旋回モータ20が機体2から上方側に取り外される経路であるモータ取り外し経路61を遮って旋回モータ20の上方側に張り出している。
また、張り出し部19Bは、旋回モータ20が機体2から上方側に取り外される経路であるモータ取り外し経路61を遮って旋回モータ20の上方側に張り出している。
この構成によれば、タンク本体19Aから旋回モータ20の上方側に張り出す張り出し部19Bを設けても、張り出し部19Bを旋回モータ20の上方から退避させることができるので、旋回モータ20をモータ取り外し経路61から取り出すことができる。
また、機体2に搭載されたキャビン5を備え、旋回モータ20は、キャビン5の下方に配置され、モータ取り外し経路61は、キャビン5と支持台52との間に形成されている。
また、機体2に搭載されたキャビン5を備え、旋回モータ20は、キャビン5の下方に配置され、モータ取り外し経路61は、キャビン5と支持台52との間に形成されている。
この構成によれば、キャビン5を機体2から降ろさずに旋回モータ20を取り外すことができる。
また、支持台52は、タンク19を移動させる方向であるタンク移動方向58に該タンク19をスライド可能に支持する一対の載置部55cを有し、一対の載置部55cは、タンク移動方向58に直交する水平方向に間隔をあけて並べて配置されており、タンク19は、タンク本体19Aから一対の載置部55c間に突出する突出部19Cを有している。
また、支持台52は、タンク19を移動させる方向であるタンク移動方向58に該タンク19をスライド可能に支持する一対の載置部55cを有し、一対の載置部55cは、タンク移動方向58に直交する水平方向に間隔をあけて並べて配置されており、タンク19は、タンク本体19Aから一対の載置部55c間に突出する突出部19Cを有している。
この構成によれば、タンク19の移動を妨げることなく、タンク19に突出部19Cを設けることができ、突出部19Cを設けることによる容量アップを図ることができる。
また、支持台52に立設された取付フレーム62と、タンク19の上部に設けられた取付ステー63と、を備え、取付フレーム62は、取付ステー63が着脱可能に取り付けられるステー取付部62Bを有している。
また、支持台52に立設された取付フレーム62と、タンク19の上部に設けられた取付ステー63と、を備え、取付フレーム62は、取付ステー63が着脱可能に取り付けられるステー取付部62Bを有している。
この構成によれば、タンク19の移動を規制することができる。
また、機体2に搭載される機器を支持する支持フレーム66を備え、取付フレーム62は、支持フレーム66に取り付けられるフレーム取付部62Cを有している。
タンク19の移動規制をしっかりと行うことができる。
また、機体2に搭載された原動機E1を備え、タンク19は、原動機E1用の燃料を貯留する燃料タンク19であってもよい。
また、機体2に搭載される機器を支持する支持フレーム66を備え、取付フレーム62は、支持フレーム66に取り付けられるフレーム取付部62Cを有している。
タンク19の移動規制をしっかりと行うことができる。
また、機体2に搭載された原動機E1を備え、タンク19は、原動機E1用の燃料を貯留する燃料タンク19であってもよい。
また、作業機1は、機体2と、機体2に搭載されたキャビン5と、キャビン5の室内の空調用のエアコン本体29と、機体2に搭載された原動機E1を収容する原動機室E2と、を備え、エアコン本体29は、原動機室E2の上方に配置されている。
この構成によれば、エアコン本体29を原動機室E2の上方に配置することで、運転席6の下方にエアコン本体29が配置されているものに比べ、オペレータの足下空間を広くすることができる。
この構成によれば、エアコン本体29を原動機室E2の上方に配置することで、運転席6の下方にエアコン本体29が配置されているものに比べ、オペレータの足下空間を広くすることができる。
また、キャビン5の室内に配置された運転席6を備え、キャビン5は、運転席6の後方に配置されていてエアコン本体29が設置されるプレート部材75を有し、プレート部材75は、原動機室E2の上方に原動機室E2と間隔をあけて配置され、且つ機体2にマウント部材41を介して防振支持される。
この構成によれば、原動機室E2の熱がエアコン本体29に伝わるのを抑制することができると共に、構造の簡素化、部材の兼用化を図ることができる。
この構成によれば、原動機室E2の熱がエアコン本体29に伝わるのを抑制することができると共に、構造の簡素化、部材の兼用化を図ることができる。
また、プレート部材75は、前部がキャビン5の室内に配置され、後部がキャビン5の背面から後方に突出している。
この構成によれば、エアコン本体29がキャビン5の室内空間を狭くするのを抑制することができる。
また、原動機室E2の外部の空気を原動機室E2に導入する冷却ファン14と、原動機E1の動力によって駆動されて冷媒を圧縮するコンプレッサ18と、コンプレッサ18に接続される冷媒管路96の配策経路98であって、原動機室E2の上部に連通して原動機室E2の熱気を導入する導入口89と、原動機室E2の外部に連通して導入口89から導入した熱気を排出する排出口91とを有する配策経路98と、を備えている。
この構成によれば、エアコン本体29がキャビン5の室内空間を狭くするのを抑制することができる。
また、原動機室E2の外部の空気を原動機室E2に導入する冷却ファン14と、原動機E1の動力によって駆動されて冷媒を圧縮するコンプレッサ18と、コンプレッサ18に接続される冷媒管路96の配策経路98であって、原動機室E2の上部に連通して原動機室E2の熱気を導入する導入口89と、原動機室E2の外部に連通して導入口89から導入した熱気を排出する排出口91とを有する配策経路98と、を備えている。
この構成によれば、冷媒管路96の配策経路98を原動機室E2の熱気を排気する排気経路として利用することができ、構成の簡素化、部材の兼用化を図ることができる。
また、コンプレッサ18が配置されるコンプレッサ配置部95を備え、配策経路98は、機体幅方向K2で間隔をあけて対向配置された一対の側壁86と、一対の側壁86の後部下端間を塞ぐ底壁87と、一対の側壁86の上端間及び前端間を塞ぐカバー壁88とを有し、導入口89は、底壁87とカバー壁88との間で形成され、排出口91は、カバー壁88の後部に形成され、コンプレッサ配置部95は、導入口89の下方側に該導入口89と連通して設けられている。
また、コンプレッサ18が配置されるコンプレッサ配置部95を備え、配策経路98は、機体幅方向K2で間隔をあけて対向配置された一対の側壁86と、一対の側壁86の後部下端間を塞ぐ底壁87と、一対の側壁86の上端間及び前端間を塞ぐカバー壁88とを有し、導入口89は、底壁87とカバー壁88との間で形成され、排出口91は、カバー壁88の後部に形成され、コンプレッサ配置部95は、導入口89の下方側に該導入口89と連通して設けられている。
この構成によれば、冷媒管路96の配策を容易に行える。
また、コンプレッサ配置部95は、前方に開口し且つ一対の側壁86間に連通する点検開口95aを有する本体部分95Aと、点検開口95aを塞ぐ開閉カバー95Bとを有し、開閉カバー95Bは、カバー壁88と一体的に着脱可能である。
この構成によれば、開閉カバー95Bをカバー壁88と共に外すだけで、コンデンサ23にアクセスすることができる。
また、コンプレッサ配置部95は、前方に開口し且つ一対の側壁86間に連通する点検開口95aを有する本体部分95Aと、点検開口95aを塞ぐ開閉カバー95Bとを有し、開閉カバー95Bは、カバー壁88と一体的に着脱可能である。
この構成によれば、開閉カバー95Bをカバー壁88と共に外すだけで、コンデンサ23にアクセスすることができる。
また、キャビン5の前部の側方で且つコンプレッサ18の前方に、該コンプレッサ18からの冷媒の熱を放熱して液化するコンデンサ23及びコンデンサ23で液化された冷媒を蓄えるレシーバ24が配置され、コンプレッサ18、コンデンサ23及びレシーバ24は、キャビン5と一緒に機体2から取り外し可能である。
この構成によれば、コンプレッサ18、コンデンサ23及びレシーバ24から冷媒管路96を外さずに、機体2からキャビン5を降ろすことができる。
この構成によれば、コンプレッサ18、コンデンサ23及びレシーバ24から冷媒管路96を外さずに、機体2からキャビン5を降ろすことができる。
また、コンプレッサ18が配置されるコンプレッサ配置部95を備え、コンプレッサ配置部95は、キャビン5に対して機体幅方向K2の一方側に配置されており、キャビン5内からコンプレッサ18にアクセス可能である。
この構成によれば、コンプレッサ18の整備やコンプレッサ18に動力を伝達する伝動ベルト92の調整等のメンテナンス性を向上させることができる。
この構成によれば、コンプレッサ18の整備やコンプレッサ18に動力を伝達する伝動ベルト92の調整等のメンテナンス性を向上させることができる。
また、機体2は、基板(旋回基板31)と、基板31における機体幅方向K2の一方側に設けられ且つ基板31の前部から後部に向けて延びる第1縦リブ32Rと、基板31における機体幅方向K2の他方側に設けられ且つ基板31の前部から後部に向けて延びる第2縦リブ32Lと、を備え、作動油により駆動される油圧アクチュエータと、作動油を貯留する作動油タンク28と、作動油タンク28から作動油を送出する油圧ポンプ25と、油圧ポンプ25から油圧アクチュエータへ供給される作動油の流量を制御するコントロールバルブV1と、油圧ポンプ25とコントロールバルブV1とを接続する油圧ホース(デリバリホース114)と、を備え、作動油タンク28は、第2縦リブ32Lよりも機体幅方向K2の他方側に配置され、コントロールバルブV1は、第2縦リブ32Lよりも機体幅方向K2の他方側、且つ作動油タンク28よりも前方に配置され、油圧ポンプ25は、作動油タンク28の前端部よりも機体後方側に配置されており、油圧ホース25は、第2縦リブ32Lと作動油タンク28との間を通って配策されている。
この構成によれば、作動油タンク28に備えられるサクションフィルタ及びリターンフィルタ115への整備性向上、油圧ホース(デリバリホース114)と外装との干渉による騒音発生回避とを図ることができる。
また、原動機室E2とキャビン5の内部とは、原動機室E2と当該原動機室E2の外部とを仕切る隔壁74とキャビン5の外壁(フロアシート84)の二重構造で仕切られており、作動油タンク28は、隔壁74の一部を構成している。
また、原動機室E2とキャビン5の内部とは、原動機室E2と当該原動機室E2の外部とを仕切る隔壁74とキャビン5の外壁(フロアシート84)の二重構造で仕切られており、作動油タンク28は、隔壁74の一部を構成している。
この構成によれば、原動機室E2の熱がキャビン5内へ伝達されるのを抑制することができると共に部材の兼用化を図ることができる。
また、原動機E1の燃料を貯留する燃料タンク19を備え、燃料タンク19は、第1縦リブ32Rの上方に、第1縦リブ32Rを機体幅方向K2で横切って配置されている。
この構成によれば、燃料タンク19をキャビン5後方に配置する場合よりもキャビン5を機体後方側に配置することができ、機体安定性を向上できる。
また、原動機E1の燃料を貯留する燃料タンク19を備え、燃料タンク19は、第1縦リブ32Rの上方に、第1縦リブ32Rを機体幅方向K2で横切って配置されている。
この構成によれば、燃料タンク19をキャビン5後方に配置する場合よりもキャビン5を機体後方側に配置することができ、機体安定性を向上できる。
また、排出口91は機体幅方向K2の一方側に設けられており、原動機E1に空気を導入する吸気構造101を備え、吸気構造101は、機体幅方向K2の他方側から外気を導入する。
この構成によれば、原動機室E1から排出される熱気を原動機E1への吸気として取り込んでしまうのを防止することができる。
この構成によれば、原動機室E1から排出される熱気を原動機E1への吸気として取り込んでしまうのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 機体
3 走行装置
5 キャビン
19 タンク(燃料タンク)
19A タンク本体
19B 張り出し部
19C 突出部
20 旋回モータ
52 支持台
55c 載置部
58 タンク移動方向
61 モータ取り外し経路
62 取付フレーム
62B ステー取付部
62C フレーム取付部
63 取付ステー
66 支持フレーム
E1 原動機
3 走行装置
5 キャビン
19 タンク(燃料タンク)
19A タンク本体
19B 張り出し部
19C 突出部
20 旋回モータ
52 支持台
55c 載置部
58 タンク移動方向
61 モータ取り外し経路
62 取付フレーム
62B ステー取付部
62C フレーム取付部
63 取付ステー
66 支持フレーム
E1 原動機
Claims (7)
- 走行装置と、
前記走行装置上に旋回可能に支持された機体と、
前記機体を旋回させる旋回モータと、
前記旋回モータの近傍に配置されたタンクと、
前記タンクを支持する支持台と、
を備え、
前記タンクは、タンク本体と、前記タンク本体から前記旋回モータの上方側に張り出す張り出し部とを有し、且つ前記張り出し部を前記旋回モータの上方側から退避させるべく前記支持台に移動可能に支持されている作業機。 - 前記張り出し部は、前記旋回モータが前記機体から上方側に取り外される経路であるモータ取り外し経路を遮って前記旋回モータの上方側に張り出している請求項1に記載の作業機。
- 前記機体に搭載されたキャビンを備え、
前記旋回モータは、前記キャビンの下方に配置され、
前記モータ取り外し経路は、前記キャビンと前記支持台との間に形成されている請求項2に記載の作業機。 - 前記支持台は、前記タンクを移動させる方向であるタンク移動方向に該タンクをスライド可能に支持する一対の載置部を有し、
前記一対の載置部は、前記タンク移動方向に直交する水平方向に間隔をあけて並べて配置されており、
前記タンクは、前記タンク本体から前記一対の載置部間に突出する突出部を有している請求項1~3のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記支持台に立設された取付フレームと、
前記タンクの上部に設けられた取付ステーと、
を備え、
前記取付フレームは、前記取付ステーが着脱可能に取り付けられるステー取付部を有している請求項1~4のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記機体に搭載される機器を支持する支持フレームを備え、
前記取付フレームは、前記支持フレームに取り付けられるフレーム取付部を有している請求項5に記載の作業機。 - 前記機体に搭載された原動機を備え、
前記タンクは、前記原動機用の燃料を貯留する燃料タンクである請求項1~6のいずれか1項に記載の作業機。
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JP3656369B2 (ja) * | 1997-07-17 | 2005-06-08 | 日立建機株式会社 | 建設機械の作動油タンク |
-
2021
- 2021-01-27 JP JP2021011445A patent/JP7391898B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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