JP2004003298A - 後端小旋回型ショベル - Google Patents

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Seiichi Tanaka
田中 精一
Shintaro Sakitani
崎谷 慎太郎
Takayuki Okunishi
奥西 隆之
Hiroshi Morita
森田 博史
Hiroshi Shimogaichi
下垣内 宏
Yoshiyasu Umetsu
梅津 義康
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】後端小旋回型ショベルにおける旋回フレームの機器配置スペースを有効活用して機器のレイアウトを容易化すること。
【解決手段】本後端小旋回型ショベルでは、旋回フレーム8の後部に、後列側機器として、油圧ポンプ807、エンジン81、ラジエータ808、オイルクーラ809が左右に並設され、この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイント804を中心とする左右一側にコントロールバルブ801と作動油タンク82が並設され、反対側に燃料タンク86が配設されている。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部旋回体の後端が下部走行体の幅外にほとんど出ない状態で旋回する後端小旋回型ショベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上部旋回体の前端に突出して作業装置を左右および前後方向に揺動自在に枢着している小型油圧ショベルのうち、上部旋回体の後端旋回半径が下部走行体の幅寸法のほぼ1/2に設定されたいわゆる後端小旋回型ショベルは、上部旋回体の後端が下部走行体の幅外にほとんど突出しない状態で360°旋回可能なため、市街地での工事や地下鉄工事のような狭い場所での作業に適している。
【0003】
かかる後端小旋回型ショベルの場合、旋回時、上部旋回体の後端が下部走行体の幅外に突出する通常の小型油圧ショベルに比べて、上部旋回体の前後方向の長さの制約が厳しい。幅方向については、若干余裕をもった幅寸法に設定することも可能で、これによれば、下部走行体のクローラ幅を広くとることができるので、安定性の面でも有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
後端小旋回型ショベルでは、前後方向の機器配置スペースが少ないため、通常型の小型油圧ショベルにおける機器レイアウトをそのまま採用することが困難であった。このため、例えば特開平11−269931号公報に開示された技術では、運転席のフロア下に燃料タンクとバッテリが配置されて、このフロア下の空スペースの有効活用を図っているものの、コントロールバルブなどは旋回フレームの前方に配設されていた。
【0005】
一方、旋回フレームの前方には、作業装置(例えば、ブーム、アーム等で構成される)が配設されているのであるが、機器配置スペースを確保するために上部旋回体を前方方向に延ばした場合、前方の旋回半径がより大きくなってしまい、作業装置による例えば掘削作業等の自由度の点で不利となる。また、上部旋回体の前方には、作業装置の油圧シリンダ等の油圧アクチュエータに上部旋回体上のコントロールバルブから配策される配管のため、多くのスペースが必要となる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、後端小旋回型ショベルにおける旋回フレームの幅方向のスペースを有効利用した機器レイアウトを実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、下部走行体上に上部旋回体が縦軸まわりに旋回自在に搭載され、前記上部旋回体の前端に作業装置が揺動自在に枢着され、前記上部旋回体の後端旋回半径が前記下部走行体の幅寸法のほぼ1/2に設定され、かつ、この上部旋回体の旋回フレームに機器類が設置される後端小旋回型ショベルにおいて、前記旋回フレームの後部に、後列側機器として、油圧ポンプ、動力源、冷却装置が左右に並設され、この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイントを中心とする左右一側にコントロールバルブと作動油タンクが並設され、反対側に燃料タンクが配設されたことを特徴とするものである。なお、ほぼ1/2とは、旋回フレームの後端が下部走行体の幅外に出ないか、車幅の1/2+その10%の範囲内しかでないことをいう。
【0008】
上記構成によれば、上部旋回体の旋回フレームの後部に、後列側機器として、油圧ポンプ、動力源、冷却装置が左右に並設され、この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイントを中心とする左右一側にコントロールバルブと作動油タンクが並設され、反対側に燃料タンクが配設されているので、後端小旋回型ショベルにおける旋回フレームの幅方向のスペースが有効利用され、旋回フレームの前後方向の中央付近から後方にかけて主要機器が2列に配置される。その結果、主要機器の配管配置も容易となり、さらに、そのメンテナンス性も向上される。
【0009】
ところで、旋回モータについても、従来は、旋回フレームの前方に配置されていた。そこで、請求項2記載の発明のように、旋回モータが、スイベルジョイントと作動油タンクとの間に配設されたこととすれば、さらに前後方向のスペースが確保されて、機器レイアウトが容易化される。
【0010】
また、近年、外部の騒音や塵埃等から運転者を保護するために外気と遮断されて略密閉構造とされたキャビンが設けられ、その居住性を確保するために空気調和装置が備えられることが多くなってきたが、従来は、後端小旋回型ショベルの場合には、この空気調和装置の配置スペースがなかった。そこで、請求項3記載の発明のように、空気調和装置が、スイベルジョイントと燃料タンクとの間に配設されたこととすれば、空気調和装置の配置スペースが確保され、そのレイアウトが容易化される。
【0011】
請求項4記載の発明のように、前記燃料タンクは、前記上部旋回体に設定された運転室フロアの下方に配置されることとすれば、燃料タンクの配置スペースが確保され、そのレイアウトが容易化される。
【0012】
請求項5記載の発明のように、後列側機器は、左右方向に油圧ポンプ、動力源、冷却装置の順に配設され、前列側機器は、左右方向に燃料タンク、スイベルジョイント、作動油タンク、コントロールバルブの順に配設され、前記燃料タンクは、前記上部旋回体に設定された運転室フロア下方に配設されるとともに、前記燃料タンクの後方側に前記油圧ポンプが位置するようにしたこととすれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、コントロールバルブから作動油タンクへ圧油を返すリターン配管を短くかつシンプルに配置することができるので、コントロールバルブの背圧を低く抑えることができる。一般に、コントロールバルブの背圧が高いと、圧油の排出抵抗により発熱し、また油圧ポンプからの供給圧にその背圧がかかるので、油圧ポンプの要求動力が大きくなり、省エネルギー化に逆行する結果となる。また、例えば各油圧アクチュエータの作動時に所望の力が得られない等といった、油圧制御回路全般への悪影響を及ぼすおそれもある。これに対し、本発明では、リターン配管を短くすることで、これらの不具合をなくすことができる。
【0013】
さらには、油圧ポンプと作動油タンクとを連通するサクション配管、及び、油圧ポンプとコントロールバルブとを連通するデリベリ配管を、後列側機器と前列側機器との間にほぼ直線状に配設することができるため、配管の配策が容易となり、その配管内での圧力損失を抑えることができる。特にサクション配管は管径が大きいため、曲げを少なく配策することは、その配策の容易性を確保する上で有利である。さらに、少しでも上部旋回体上の機器配置スペースを多く得るため、旋回フレームは略円形に形成されることが多いが、本発明によれば、大きなスペースを要する作動油タンクの外側に比較的小さなコントロールバルブを配設したため、このコントロールバルブを旋回フレームの円弧形状に沿って配置でき、スペースの利用効率が向上する。
【0014】
さらに、燃料タンクを運転室フロアの下方に配設したので、上部旋回体上の機器配置スペースを有効利用できる。さらに、運転室フロアとコントロールバルブとの間に作動油タンクが位置するため、コントロールバルブからの作動油の流れ音や絞り音といった騒音が運転室内のオペレータに届いて快適性を減じることがなくなる。
【0015】
このように、本発明では、機器配置スペースの小さい後端小旋回型ショベルに効率的に主要機器を配置でき、同時に省エネルギー効果が得られ、油圧回路制御を行なう際にも有利であり、また、オペレータに伝わる騒音を抑えることもできる。
【0016】
請求項6記載の発明のように、バッテリが、前記燃料タンクの左右方向の外側に配設されたこととすれば、前後方向の機器配置スペースを短くすることができ、後端を車幅内にいれる後端小旋回型ショベルを構成するのに有利である。また、メンテナンスが必要なバッテリを燃料タンクの外側に配置することにより、バッテリのメンテナンスが容易となり、また、燃料タンクの洗浄等の場合にも、そのバッテリを取り外すことにより、容易に燃料タンクを取り外すことができるようになる。特に燃料タンクのメンテナンスは、バッテリのメンテナンスに比べてその頻度が低いため、この配置は有効となる。
【0017】
請求項7記載の発明のように、空気調和装置が、前記運転室フロアの上部の例えば運転室シートの下方や、運転室にキャビンを設けた場合にはこのキャビンに配設されたこととすれば、運転室フロアの下方のスペースをより有効に利用でき、例えば燃料タンクの容量を大きくとれるようになる。またキャノピを備えた運転室フロア上を外部に開放した後端小旋回型ショベルでは、空気調和装置を装備しないが、このような場合であっても、運転室フロアの下方のスペースを有効利用できるようになる。
【0018】
請求項8記載の発明のように、前記油圧ポンプと前記コントロールバルブとを連通するサクション配管は、前記運転室フロアの下方において導設され、前記コントロールバルブと前記運転室フロアの上部に配設されたパイロットバルブとを連通するパイロット配管は、前記運転室フロアの上部において導設されるようにしたこととすれば、運転室フロアの下方のスペース内における配管をシンプルに構成することができる。また、パイロットバルブは運転席の左右にそれぞれ設けられた操作レバーに一体的に取り付けられているものであるが、このコントロールバルブ側のパイロットバルブとコントロールバルブとの間の距離を短くすることができるため、その配管の導設が容易になる。
【0019】
請求項9記載の発明のように、旋回モータが、前記スイベルジョイントの前方或いは後方に配設されたこととすれば、容量確保のため、前後長さが大きくなる作動油タンクと燃料タンクとの間のスペースをより有効に利用できるようになる。
【0020】
請求項10記載の発明のように、前記燃料タンクの給油口が、前記燃料タンクの後方でかつ前記油圧ポンプより上方に配設されたこととすれば、冷却装置に比べて高さ方向の大きさが小さい油圧ポンプの上方の空きスペースを有効利用できる。
【0021】
請求項11記載の発明のように、操作手段の操作に対するアクチュエータの動作パターンを複数のうちから切換える操作パターン切換弁が、前記作動油タンクの前方に配設されたこととすれば、コントロールバルブの周辺に切換部を有する要素を集中配置できるので、メンテナンスを一箇所から集中して行なうことができるようになる。
【0022】
請求項12記載の発明のように、アクチュエータを動作不能に油圧ロックするための操作ロック弁が、前記コントロールバルブの前方或いは後方の前記作動油タンク近傍に配設されたこととすれば、この場合も、コントロールバルブの周辺に切換部を有する要素を集中配置できるので、メンテナンスを一箇所から集中して行なうことができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は小型油圧ショベルのうち、いわゆる後端小旋回型ショベルの全体構成を示す図である。後端小旋回型ショベルの車体は、下部走行体1と、この下部走行体1上に縦軸まわりに旋回自在に搭載された上部旋回体2と、上部旋回体2の前端部より突出して設けられた作業装置支持部に左右揺動自在に枢着されるブーム等により構成される図示しない掘削用アタッチメントと、下部走行体1に起伏自在に枢着されたドーザ3等により構成されている。
【0024】
下部走行体1は、左右のクローラフレーム4及びクローラ(いずれも片側のみ図示)5からなり、両側クローラ5が、左右の走行モータ7により個別に回転駆動されて走行する。
【0025】
上部旋回体2は、後端旋回半径が下部走行体1の幅寸法のほぼ1/2に設定された旋回フレーム8と、カウンタウエイト9とを備え、この旋回フレーム8上に、運転室を形成する略密閉構造のキャビン83と、後述するエンジンやこのエンジンで駆動される油圧ポンプ等の機器類とが設置されてなっている。
【0026】
このうちのキャビン83は、周壁として天井、前後壁及び左右側壁を有する箱状に形成されるとともに、外部の騒音や塵埃等から運転者を保護するために外気と遮断されて上記略密閉構造となっており、その居住性を確保するために空気調和装置85が備えられている。以下、本発明の特徴となる旋回フレーム8内の機器レイアウトについて詳述する。
【0027】
図2は本発明の実施形態1に係る後端小旋回型ショベルの旋回フレームの詳細構成を示す図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。なお、図2(a)中の左を前側、同右を後側、同上を右側、同下を左側としている。
【0028】
図2(a),(b)に示すように、旋回フレーム8は、前側を切り落としたやや扁平な円柱台状をなし、その前側から中央部にかけて略左半分にキャビン83のフロア84(運転室下部の平坦部分)が形成されている(図2(a)中の破線でこのフロア84を示している)。この旋回フレーム8は、通常型の小型油圧ショベルのそれと比べて、前後が短く、左右が若干長く設定されている。
【0029】
本実施形態1では、この旋回フレーム8の後部に、後列側機器として、油圧ポンプ(図2中、Pで表示している。)807、動力源としてのエンジン(同じく、E/G)81、冷却装置としてのラジエータ(同じく、R/D)808、同冷却装置としてのオイルクーラ(同じく、O/C)809が左側から右側にかけて順に並べて配設され、この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイント(同じく、S/J)804を中心とする右側に旋回モータ(同じく、S/M)803と作動油タンク(同じく、H/T)82とコントロールバルブ(同じく、C/V)801とが順に並べて配設され、左側に空気調和装置(同じく、A/C)85と燃料タンク(同じく、F/T)86とが順に並べて配設された構成としている。なお、802は操作パターン切換弁(同じく、M/V)、805はバッテリ(同じく、BAT)である。
【0030】
エンジン81は、たとえばディーゼルエンジンであって、左右に延びる出力軸の左端には油圧ポンプ807が接続されている。また、その右端には図略のファンが取り付けられており、このファンによってラジエータ808と、オイルクーラ809とが空冷されるようになっている。
【0031】
作動油タンク82は、各油圧機器の作動油を貯留するタンクである。また、排油口が旋回フレーム8の下方から作業者がアクセスできる位置にキャップ止めされており、メンテナンス時には、作業者がそのキャップを外して、排油を回収できる。
【0032】
空気調和装置85は、そのユニット(コンデンサとエアコンディショナーユニットがあるが、ここではコンデンサは無視する。)の一部はシートスタンド87内に突出させているものの、その大部分は旋回フレーム8のキャビン83のフロア84下に設置されている(以下、このフロア下に設定された部分を、単に空気調和装置85という)。
【0033】
燃料タンク86は、エンジン81の燃料を貯留するタンクであって、たとえば合成樹脂製のものである。そして、図示はしていないが、給油口が旋回フレーム8の外周壁にまで延びており、同タンクへの給油ができる。
【0034】
その他、旋回フレーム8上には、上記各機器を連結する無数の配管や電気ケーブルが配置されているが、図中では、それらの配置を表示していない。ただし、各機器の配置はこの配管や電気ケーブルが極力短くなるように決定されているのはいうまでもない。
【0035】
以上説明したように、本実施形態1では、上部旋回体2の旋回フレーム8の後部に、後列側機器として、油圧ポンプ807、エンジン81、ラジエータ808、オイルクーラ809が左側から右側にかけて順に並べて配設され、この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイント804を中心とする右側に旋回モータ803と作動油タンク82とコントロールバルブ801とが順に並べて配設され、左側に空気調和装置85と燃料タンク86とが順に並べて配設されているので、後端小旋回型ショベルにおける旋回フレーム8の幅方向のスペースが有効利用され、旋回フレーム8の前後方向の中央付近から後方にかけて主要機器が2列に配置される。その結果、主要機器の配管配置も容易となり、さらに、そのメンテナンス性も向上される。また、空気調和装置85や燃料タンク86の設置スペースを確保して、そのレイアウトを容易化することもできる。
【0036】
(実施形態2)
ところで、上記実施形態1において、前列側機器に対し、後列側機器のみを180°回転させて配置してもよい。本実施形態2は、かかる点に着目してなされたものであって、以下、説明する。
【0037】
図3は本発明の実施形態2に係る後端小旋回型ショベルの旋回フレームの詳細構成を示す図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。なお、図3(a)中の左を前側、同右を後側、同上を右側、同下を左側としている。また、ここでは、上記実施形態1と共通する要素には、同一番号を付して、その重複説明を極力省略することとする。
【0038】
図3(a),(b)に示すように、本実施形態2では、上部旋回体2の旋回フレーム8の後部に、後列側機器として、冷却装置としてのオイルクーラ(図3中、O/Cで表示している。)809、同冷却装置としてのラジエータ(同じく、R/D)808、動力源としてのエンジン(同じく、E/G)81、油圧ポンプ(同じく、P)807が左側から右側にかけて順に並べて配設され、この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイント(同じく、S/J)804を中心とする右側に旋回モータ(同じく、S/M)803と作動油タンク(同じく、H/T)82とコントロールバルブ(同じく、C/V)801とが順に並べて配設され、左側に空気調和装置(同じく、A/C)85と燃料タンク(同じく、F/T)86とが順に並べて配設された構成としている。なお、802は操作パターン切換弁(同じく、M/V)、805はバッテリ(同じく、BAT)である。
【0039】
エンジン81の、左右に延びる出力軸の右端には油圧ポンプ807が接続されている。また、その左端には図略のファンが取り付けられており、このファンによってラジエータ808と、オイルクーラ809とが空冷されるようになっている。
【0040】
作動油タンク82、空気調和装置85、燃料タンク86などは、上記実施形態1と同様のものであり、その他、旋回フレーム8上には、上記各機器を連結する無数の配管や電気ケーブルが配置されている点についても同様である。
【0041】
本実施形態2では、油圧ポンプ807の直ぐ前方に作動油タンク82が配設されているので、油圧ポンプ807と作動油タンク82との間に接続される図略のサクション配管の長さが短縮される。このサクション配管は大口径であるので、その配置が容易化されることによるメリットは大きい。本実施形態2のその他の構成は上記実施形態1と同様であるので、本実施形態2においても上記実施形態1の作用効果と同様の作用効果が得られることはもちろんである。
【0042】
なお、上記実施形態1,2では、旋回モータ803をスイベルジョイント804と作動油タンク82との間に配設して、前後方向にできるだけ大きなスペースを確保することとしたが、旋回モータ803は必ずしも大型機器とはいえないことから、旋回モータ803を上記前列側機器から外すこととしてもよい。
【0043】
また、上記実施形態1,2では、空気調和装置85をスイベルジョイント804と燃料タンク86との間に配設することによって、後端小旋回型ショベルにおける空気調和装置85の設置スペースを確保したが、キャビン83を設けていないような場合には、この空気調和装置85を装備する必要がないことから、空気調和装置85を上記前列側機器から外すのはもちろんである。
【0044】
また、上記実施形態1,2の左右逆配置としてもよいし、さらに、操作パターン切換弁802やバッテリ805を配列に含めることとしてもよい。
【0045】
また、上記実施形態1,2では、動力源としてエンジン81を使用した場合を説明したが、エンジン81以外の動力源であってもよく、例えば動力源として電動モータが使用される場合は、冷却装置としてのラジエータ808は不要となる。
【0046】
(実施形態3)
上記実施形態1,2では、いずれも空気調和装置85をキャビン83のフロア84の下方に配設しているが、この空気調和装置85をキャビン83のフロア84上に配設することもできる。本実施形態3は、かかる点に着目してなされたものであって、以下、説明する。
【0047】
図4は本発明の実施形態3に係る後端小旋回型ショベルの旋回フレームの詳細構成を示す図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。また、図5はその主な配管配置を示す図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。なお、図4,5(a)中の左を前側、同右を後側、同上を右側、同下を左側としている。また、ここでは、上記実施形態1,2と共通する要素には、同一番号を付して、その重複説明を極力省略することとする。
【0048】
図4(a),(b)に示すように、本実施形態3では、旋回フレーム8の後部に、後列側機器として、上記実施形態1と同様に、油圧ポンプ(図4中、Pで表示している。)807、動力源としてのエンジン(同じく、E/G)81、冷却装置としてのラジエータ(同じく、R/D)808、同冷却装置としてのオイルクーラ(同じく、O/C)809が左側から右側にかけて順に並べて配設されている。この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイント(同じく、S/J)804とを中心とする右側に作動油タンク(同じく、H/T)82とコントロールバルブ(同じく、C/V)801とが順に並べて配設され、左側に燃料タンク(同じく、F/T)86が配設されている。なお、85は空気調和装置(同じく、A/C)、802は操作パターン切換弁(同じく、M/V)、803は旋回モータ(同じく、S/M)、805はバッテリ(同じく、BAT)、810は操作ロック弁としてのソレノイドバルブ(同じく、S/V)である。
【0049】
バッテリ805は、燃料タンク86の左外側に配設されている。これにより、前後方向の機器配置スペースを短くすることができ、後端を車幅内にいれる後端小旋回型ショベルを構成するのに有利である。また、バッテリ805のメンテナンスが容易となり、また、燃料タンク86の洗浄等の場合にも、そのバッテリ805を取り外すことにより、容易に燃料タンク86を取り外すことができるようになる。特に燃料タンク86のメンテナンスは、バッテリ805のメンテナンスに比べてその頻度が低いため、この配置は有効となる。
【0050】
空気調和装置85は、キャビン83のフロア84上の例えばシートスタンド87内に配置されている。これにより、フロア84の下方のスペースをより有効に利用でき、例えば燃料タンク86の容量を大きくとれるようになる。なお、空気調和装置85は、キャビン83の天井部に配置することも可能であり、特にシートスタンド87内に限定されるものではない。
【0051】
旋回モータ803は、スイベルジョイント804の前方に配設されている。これにより、容量確保のため、前後長さが大きくなる作動油タンク82と燃料タンク86との間のスペースをより有効に利用できるようになる。なお、旋回モータ803をスイベルジョイント804の後方に配置してもよい。
【0052】
燃料タンク86は、できるだけ大容量とするために、旋回フレーム8の左外側にあるバッテリ805の設置スペースを窪ませ、平面視でL字状に形成されている。この燃料タンク86の後方に、上記油圧ポンプ807が位置するようになっている。そして、給油口811が旋回フレーム8の外周壁にまで延びており、同タンクへの給油ができる。これにより、油圧ポンプ807の上方の空きスペースを有効利用できる。
【0053】
操作パターン切換弁802は、操作手段としての操作レバー815(図5(b)参照。)の操作に対するアクチュエータ(図略)の動作パターンを複数のうちから切換えるものであって、作動油タンク82の前方に配設されている。
【0054】
ソレノイドバルブ810は、上記アクチュエータを動作不能に油圧ロックするもので、このソレノイドバルブ810は、コントロールバルブ801の前方の作動油タンク82近傍に配設されている。これにより、コントロールバルブ801の周辺に切換部を有する要素を集中配置できるので、メンテナンスを一箇所から集中して行なうことができるようになる。
【0055】
本実施形態3の構成における配管配置について、以下説明する。
【0056】
図5(a),(b)に示すように、油圧ポンプ807とコントロールバルブ801とを連通するサクション配管812は、フロア84の下方において導設され、コントロールバルブ801とフロア84の上部に配設されたパイロットバルブ(図中、P/V)814とを連通するパイロット配管813は、フロア84の上部において導設されるようになっている。この場合、フロア84の下方のスペースの配管をシンプルに構成することができる。また、パイロットバルブ814はシートスタンド87の左右にそれぞれ設けられた操作レバー815に一体的に取り付けられているものであるが、パイロットバルブ814とコントロールバルブ801との間の距離を短くすることができるため、そのパイロット配管813の配策が容易になる。
【0057】
なお、815は操作レバーであって、前記操作パターン弁802を複数の動作パターンの中から所望の動作パターンでアクチュエータが動作するように切換えておくことにより、前記操作レバー815の操作により、上記切換えられた動作パターンでアクチュエータを動作させることができるようになっている。これにより、オペレータは所望の動作パターンでアクチュエータを動作させることができるので便利である。
【0058】
また、816は操作ロックレバーであって、この操作ロックレバー816の操作により、ソレノイドバルブ810がオンされて、パイロット配管813の管路が閉じるようになっている。これにより、オペレータがキャビン83から退出したときには、アクチュエータが動作不能となって安全である。ただし、パイロット配管813の代わりに図示しないメイン配管の管路を閉じるようにしてもよい。
【0059】
以上説明したように、本実施形態3によれば、上記実施形態1,2における作用効果に加えて、コントロールバルブ801から作動油タンク82へ圧油を返すリターン配管(図略)を短くかつシンプルに配置することができるので、コントロールバルブ801の背圧を低く抑えることができる。一般に、コントロールバルブ801の背圧が高いと、圧油の排出抵抗により発熱し、また油圧ポンプ807からの供給圧にその背圧がかかるので、油圧ポンプ807の要求動力が大きくなり、省エネルギー化に逆行する結果となる。また、例えば各油圧アクチュエータの作動時に所望の力が得られない等といった、油圧制御回路全般への悪影響を及ぼすおそれもある。これに対し、本実施形態3では、前記リターン配管を短くすることで、これらの不具合をなくすことができる。
【0060】
さらには、油圧ポンプ807と作動油タンク82とを連通するサクション配管812、及び、油圧ポンプ807とコントロールバルブ801とを連通するデリベリ配管(図略、ただし、上記サクション配管に沿って導設できる。)を、後列側機器と前列側機器との間にほぼ直線状に配設することができるため、配管の配策が容易となり、上記実施形態2と比べると、配管長さは長くなるものの、直線状に配管できるので、その配管内での圧力損失を抑えることができる。特にサクション配管812は管径が大きいため、曲がりを少なくするように配策することは、その配策の容易性を確保し、圧力損失を抑える上で有利である。さらに、少しでも上部旋回体2上の機器配置スペースを多く得るため、旋回フレーム8は上述したような略円柱台形に形成されることが多いが、本実施形態3によれば、大きなスペースを要する作動油タンク82の外側に比較的小さなコントロールバルブ801を配設したため、このコントロールバルブ801を旋回フレーム8の円弧形状に沿って配置でき、スペースの利用効率が向上する。
【0061】
さらに、燃料タンク86をフロア84の下方に配設したので、上部旋回体2上の機器配置スペースを有効利用できる。さらに、キャビン83のフロア84とコントロールバルブ801との間に作動油タンク82が位置するため、コントロールバルブ801からの作動油の流れ音や絞り音といった騒音がこの作動油タンク82に遮られて、キャビン83内のオペレータに届いて快適性を減じることがなくなる。
【0062】
なお、上記実施形態3では、空気調和装置85を装備したキャビン83を設けた場合について説明したが、キャノピを備えたフロア84上を外部に開放した後端小旋回型ショベルでは、空気調和装置85を装備していない。しかし、そのような場合であっても、上記のようにフロア84下に主要機器を配置する構成をとることで、そのフロア84下のスペースを有効利用できる。
【0063】
また、ソレノイドバルブ810は、コントロールバルブ801の後方であってもよいし、バッテリ805は燃料タンク86の後方側の左端であってもよく、その場合の燃料タンク86の窪みはこの配置に応じた部位に形成されることとなる。
【0064】
また、動力源は、上記実施形態1,2と同様に、エンジン81以外のものであってもよく、例えば動力源として電動モータが使用される場合は、冷却装置としてのラジエータ808は不要となる。また、ラジエータ808とオイルクーラ809とは同一平面上に並列配置してもよい。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、後端小旋回型ショベルにおける旋回フレームの幅方向のスペースを有効利用して、旋回フレームの前後方向の中央付近から後方にかけて主要機器を2列に配置することができる。これにより、後端小旋回型ショベルにおいて、上部旋回体の機器レイアウトを容易にすることができ、また、主要機器の配管配置やケーブル配置を容易なものとし、さらに、そのメンテナンス性などの向上を図ることができる。
【0066】
請求項2記載の発明によれば、さらに前後方向のスペースを確保して、機器レイアウトを容易化することができる。
【0067】
請求項3記載の発明によれば、空気調和装置の配置スペースを確保して、そのレイアウトを容易化することができる。
【0068】
請求項4記載の発明によれば、燃料タンクの配置スペースを確保して、そのレイアウトを容易化することができる。
【0069】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、コントロールバルブから作動油タンクへ圧油を返すリターン配管を短くかつシンプルに配置することができるので、コントロールバルブの背圧を低く抑えることができる。一般に、コントロールバルブの背圧が高いと、圧油の排出抵抗により発熱し、また油圧ポンプからの供給圧にその背圧がかかるので、油圧ポンプの要求動力が大きくなり、省エネルギー化に逆行する結果となる。また、例えば各油圧アクチュエータの作動時に所望の力が得られない等といった、油圧制御回路全般への悪影響を及ぼすおそれもある。これに対し、本発明では、リターン配管を短くすることで、これらの不具合をなくすことができる。
【0070】
さらには、油圧ポンプと作動油タンクとを連通するサクション配管、及び、油圧ポンプとコントロールバルブとを連通するデリベリ配管を、後列側機器と前列側機器との間にほぼ直線状に配設することができるため、配管の配策が容易となり、その配管内での圧力損失を抑えることができる。特にサクション配管は管径が大きいため、曲げを少なく配策することは、その配策の容易性を確保する上で有利である。さらに、少しでも上部旋回体上の機器配置スペースを多く得るため、旋回フレームは略円形に形成されることが多いが、本発明によれば、大きなスペースを要する作動油タンクの外側に比較的小さなコントロールバルブを配設したため、このコントロールバルブを旋回フレームの円弧形状に沿って配置でき、スペースの利用効率が向上する。
【0071】
さらに、燃料タンクを運転室フロアの下方に配設したので、上部旋回体上の機器配置スペースを有効利用できる。さらに、運転室フロアとコントロールバルブとの間に作動油タンクが位置するため、コントロールバルブからの作動油の流れ音や絞り音といった騒音が運転室内のオペレータに届いて快適性を減じることがなくなる。
【0072】
このように、本発明では、機器配置スペースの小さい後端小旋回型ショベルに効率的に主要機器を配置でき、同時に省エネルギー効果が得られ、油圧回路制御を行なう際にも有利であり、また、オペレータに伝わる騒音を抑えることもできる。
【0073】
請求項6記載の発明によれば、前後方向の機器配置スペースを短くすることができ、後端を車幅内にいれる後端小旋回型ショベルを構成するのに有利である。また、メンテナンスが必要なバッテリを燃料タンクの外側に配置することにより、バッテリのメンテナンスが容易となり、また、燃料タンクの洗浄等の場合にも、そのバッテリを取り外すことにより、容易に燃料タンクを取り外すことができるようになる。特に燃料タンクのメンテナンスは、バッテリのメンテナンスに比べてその頻度が低いため、この配置は有効となる。
【0074】
請求項7記載の発明によれば、運転室フロアの下方のスペースをより有効に利用でき、例えば燃料タンクの容量を大きくとれるようになる。またキャノピを備えた運転室フロア上を外部に開放した後端小旋回型ショベルでは、空気調和装置を装備しないが、このような場合であっても、運転室フロアの下方のスペースを有効利用できるようになる。
【0075】
請求項8記載の発明によれば、運転室フロアの下方のスペース内における配管をシンプルに構成することができる。また、パイロットバルブは運転席の左右にそれぞれ設けられた操作レバーに一体的に取り付けられているものであるが、このコントロールバルブ側のパイロットバルブとコントロールバルブとの間の距離を短くすることができるため、その配管の導設が容易になる。
【0076】
請求項9記載の発明によれば、容量確保のため、前後長さが大きくなる作動油タンクと燃料タンクとの間のスペースをより有効に利用できるようになる。
【0077】
請求項10記載の発明のように、前記燃料タンクの給油口が、前記燃料タンクの後方でかつ前記油圧ポンプより上方に配設されたこととすれば、冷却装置に比べて高さ方向の大きさが小さい油圧ポンプの上方の空きスペースを有効利用できる。
【0078】
請求項11記載の発明によれば、コントロールバルブの周辺に切換部を有する要素を集中配置できるので、メンテナンスを一箇所から集中して行なうことができるようになる。
【0079】
請求項12記載の発明によれば、この場合も、コントロールバルブの周辺に切換部を有する要素を集中配置できるので、メンテナンスを一箇所から集中して行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】後端小旋回型ショベルの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る後端小旋回型ショベルのキャビンのフロア下の概略構造を示す説明図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る後端小旋回型ショベルのキャビンのフロア下の概略構造を示す横断面図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る後端小旋回型ショベルの旋回フレームの詳細構成を示す図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図5】図4の主な配管配置を示す図であって、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
8 旋回フレーム
81 エンジン(動力源に相当)
82 作動油タンク
83 キャビン(運転室に相当)
84 フロア(運転室フロアに相当)
85 空気調和装置
86 燃料タンク
87 シートスタンド
801 コントロールバルブ
802 操作パターン切換弁
803 旋回モータ
804 スイベルジョイント
805 バッテリ
807 油圧ポンプ
808 ラジエータ(冷却装置に相当)
809 オイルクーラ(冷却装置に相当)
810 ソレノイドバルブ(操作ロック弁に相当)
811 燃料タンクの給油口
812 サクション配管
813 パイロット配管

Claims (12)

  1. 下部走行体上に上部旋回体が縦軸まわりに旋回自在に搭載され、前記上部旋回体の前端に作業装置が揺動自在に枢着され、前記上部旋回体の後端旋回半径が前記下部走行体の幅寸法のほぼ1/2に設定され、かつ、この上部旋回体の旋回フレームに機器類が設置される後端小旋回型ショベルにおいて、前記旋回フレームの後部に、後列側機器として、油圧ポンプ、動力源、冷却装置が左右に並設され、
    この後列側機器の前方において、前列側機器として、スイベルジョイントを中心とする左右一側にコントロールバルブと作動油タンクが並設され、反対側に燃料タンクが配設されたことを特徴とする後端小旋回型ショベル。
  2. 旋回モータが、スイベルジョイントと作動油タンクとの間に配設されたことを特徴とする請求項1記載の後端小旋回型ショベル。
  3. 空気調和装置が、スイベルジョイントと燃料タンクとの間に配設されたことを特徴とする請求項1又は2記載の後端小旋回型ショベル。
  4. 前記燃料タンクは、前記上部旋回体に設定された運転室フロアの下方に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の後端小旋回型ショベル。
  5. 後列側機器は、左右方向に油圧ポンプ、動力源、冷却装置の順に配設され、前列側機器は、左右方向に燃料タンク、スイベルジョイント、作動油タンク、コントロールバルブの順に配設され、前記燃料タンクは、前記上部旋回体に設定された運転室フロア下方に配設されるとともに、前記燃料タンクの後方側に前記油圧ポンプが位置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の後端小旋回型ショベル。
  6. バッテリが、前記燃料タンクの左右方向の外側に配設されたことを特徴とする請求項1,4,5のいずれかに記載の後端小旋回型ショベル。
  7. 空気調和装置が、前記運転室フロアの上部に配設されたことを特徴とする請求項5又は6記載の後端小旋回型ショベル。
  8. 前記油圧ポンプと前記コントロールバルブとを連通するサクション配管は、前記運転室フロアの下方において導設され、前記コントロールバルブと前記運転室フロアの上部に配設されたパイロットバルブとを連通するパイロット配管は、前記運転室フロアの上部において導設されるようにしたことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の後端小旋回型ショベル。
  9. 旋回モータが、前記スイベルジョイントの前方或いは後方に配設されたことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の後端小旋回型ショベル。
  10. 前記燃料タンクの給油口が、前記燃料タンクの後方でかつ前記油圧ポンプより上方に配設されたことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の後端小旋回型ショベル。
  11. 操作手段の操作に対するアクチュエータの動作パターンを複数のうちから切換える操作パターン切換弁が、前記作動油タンクの前方に配設されたことを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載の後端小旋回型ショベル。
  12. アクチュエータを動作不能に油圧ロックするための操作ロック弁が、前記コントロールバルブの前方或いは後方の前記作動油タンク近傍に配設されたことを特徴とする請求項5〜11のいずれかに記載の後端小旋回型ショベル。
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