JP2886084B2 - バックホウの旋回台構造 - Google Patents
バックホウの旋回台構造Info
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- JP2886084B2 JP2886084B2 JP9465794A JP9465794A JP2886084B2 JP 2886084 B2 JP2886084 B2 JP 2886084B2 JP 9465794 A JP9465794 A JP 9465794A JP 9465794 A JP9465794 A JP 9465794A JP 2886084 B2 JP2886084 B2 JP 2886084B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、旋回台の前部における
左右中間部に掘削作業装置を連結し、その掘削作業装置
の後方に操縦を配設し、前記旋回台の後部にエンジンを
搭載してあるバックホウの旋回台構造に関する。
左右中間部に掘削作業装置を連結し、その掘削作業装置
の後方に操縦を配設し、前記旋回台の後部にエンジンを
搭載してあるバックホウの旋回台構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】バックホウの旋回台構造においては、図
６に示すように、エンジン３’を、その出力軸芯Ｐ’が
機体の左右方向に沿う状態で、旋回台１１’の後部に搭
載してあるのが一般的である。図中、Ａ’は掘削作業
機、２’は操縦席である。
６に示すように、エンジン３’を、その出力軸芯Ｐ’が
機体の左右方向に沿う状態で、旋回台１１’の後部に搭
載してあるのが一般的である。図中、Ａ’は掘削作業
機、２’は操縦席である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種のバックホウで
は、近年、旋回半径を小さくすることで狭い場所での作
業性を高めることが求められているが、上述した一般的
な旋回台構造においては、エンジンの出力軸芯が機体の
左右方向に沿っていて、エンジンがいわば横置きされて
いるものであるから、エンジンの中央部の一番嵩高い部
分が操縦席の後方に位置することとなり、操縦席とエン
ジンとが夫々別々に機体の前後方向での設置に必要な領
域を占有せざるを得なかった。そのため、どうしても機
体の前後方向長さを充分に短くすることが難しく、旋回
半径の縮小に限度があった。本発明の目的は、上記実情
に鑑み、旋回台構造における合理的配置によって、機体
の前後方向長さ、ひいては旋回台の旋回半径を可及的に
短くすることにある。
は、近年、旋回半径を小さくすることで狭い場所での作
業性を高めることが求められているが、上述した一般的
な旋回台構造においては、エンジンの出力軸芯が機体の
左右方向に沿っていて、エンジンがいわば横置きされて
いるものであるから、エンジンの中央部の一番嵩高い部
分が操縦席の後方に位置することとなり、操縦席とエン
ジンとが夫々別々に機体の前後方向での設置に必要な領
域を占有せざるを得なかった。そのため、どうしても機
体の前後方向長さを充分に短くすることが難しく、旋回
半径の縮小に限度があった。本発明の目的は、上記実情
に鑑み、旋回台構造における合理的配置によって、機体
の前後方向長さ、ひいては旋回台の旋回半径を可及的に
短くすることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明の特徴構成は、前部における左右中間部に掘削作
業装置を連結した旋回台を、旋回時にクローラ走行装置
の側方に突出しない大きさに構成し、前記旋回台に、エ
ンジンを覆うボンネットを平面視において旋回台からは
み出さない状態に搭載し、このボンネットの上面に操縦
席を配設し、ボンネット内の左右両側部に燃料タンクと
作動油タンクとを振り分け配置し、前記ボンネットの前
部下縁に連なる運転ステップの下側にバルブ類を配置し
てあることにある。
本発明の特徴構成は、前部における左右中間部に掘削作
業装置を連結した旋回台を、旋回時にクローラ走行装置
の側方に突出しない大きさに構成し、前記旋回台に、エ
ンジンを覆うボンネットを平面視において旋回台からは
み出さない状態に搭載し、このボンネットの上面に操縦
席を配設し、ボンネット内の左右両側部に燃料タンクと
作動油タンクとを振り分け配置し、前記ボンネットの前
部下縁に連なる運転ステップの下側にバルブ類を配置し
てあることにある。
【０００５】
【作用】つまり、エンジンは全て一様に嵩高いのではな
く特に出力軸芯に沿って嵩が変化することを鑑み、エン
ジンをその出力軸芯が機体前後方向に沿う状態に配設
し、エンジンの後方にラジエータを配設することで、比
較的嵩高のラジエータとそれに引続くエンジン中央部の
嵩高部分を除いた、出力軸端部及びそれに付設のポンプ
部分といった比較的嵩の低い部分を操縦席下方に入り込
ませることを可能にして、機体の前後方向の長さを少し
でも短くできるようにするとともに、いわば縦置きにし
たエンジンの左右の比較的余裕のできた部分に燃料タン
クと作動油タンクとを振り分け配置することで、機体の
前後方向での設置領域を増大することなく、比較的大容
量の両タンクをコンパクトに旋回台に搭載することを可
能にしてある。
く特に出力軸芯に沿って嵩が変化することを鑑み、エン
ジンをその出力軸芯が機体前後方向に沿う状態に配設
し、エンジンの後方にラジエータを配設することで、比
較的嵩高のラジエータとそれに引続くエンジン中央部の
嵩高部分を除いた、出力軸端部及びそれに付設のポンプ
部分といった比較的嵩の低い部分を操縦席下方に入り込
ませることを可能にして、機体の前後方向の長さを少し
でも短くできるようにするとともに、いわば縦置きにし
たエンジンの左右の比較的余裕のできた部分に燃料タン
クと作動油タンクとを振り分け配置することで、機体の
前後方向での設置領域を増大することなく、比較的大容
量の両タンクをコンパクトに旋回台に搭載することを可
能にしてある。
【０００６】
【発明の効果】その結果、エンジンの一部を操縦席の下
方に入り込ませて機体の前後方向の寸法を短くしながら
も、タンク類の搭載のために支障を来することを回避で
き、全体として、旋回台の旋回半径をより一層小さくし
て挟隘地での作業性向上を図れるバックホウの旋回台構
造にできた。
方に入り込ませて機体の前後方向の寸法を短くしながら
も、タンク類の搭載のために支障を来することを回避で
き、全体として、旋回台の旋回半径をより一層小さくし
て挟隘地での作業性向上を図れるバックホウの旋回台構
造にできた。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図１に示すように、旋回台１の前部における左
右中間部に掘削作業装置Ａを連結し、その掘削作業装置
Ａの後方に操縦席２を配設するとともに、旋回台１の後
部にエンジン３を搭載してバックホウを構成してある。
なお、４は走行機台、５はクローラ走行装置である。ま
た、掘削作業装置Ａは、ブーム６、アーム７、バケット
８を備えて構成してあり、さらに、ブーム６は格納状態
において、図２に示すように、後傾姿勢となって、バケ
ット８を内方に抱え込むように構成してある。
明する。図１に示すように、旋回台１の前部における左
右中間部に掘削作業装置Ａを連結し、その掘削作業装置
Ａの後方に操縦席２を配設するとともに、旋回台１の後
部にエンジン３を搭載してバックホウを構成してある。
なお、４は走行機台、５はクローラ走行装置である。ま
た、掘削作業装置Ａは、ブーム６、アーム７、バケット
８を備えて構成してあり、さらに、ブーム６は格納状態
において、図２に示すように、後傾姿勢となって、バケ
ット８を内方に抱え込むように構成してある。
【０００８】掘削作業装置Ａのアーム７は、図４に示す
ように、断面Ｕ字形の主フレーム７Ａとその開放側を閉
塞する補助フレーム７Ｂとを熔接してなり、その補助フ
レーム７Ｂの両端縁部分７ａをその全長に亙ってバケッ
ト８側に折曲形成してあり、バケット８とアーム７とで
材木や大きな石等を抱き込んで保持する場合に、アーム
７の曲がりを防止するとともに、保持した材木等に対す
るすべり止めとなるように構成してある。なお、図５に
示すように、アーム７の主フレーム７Ａの３方の面それ
ぞれに、アーム７全長に亙ってリブ７ｂを膨出形成して
アーム７の強度をより高めるようにしてもよい。
ように、断面Ｕ字形の主フレーム７Ａとその開放側を閉
塞する補助フレーム７Ｂとを熔接してなり、その補助フ
レーム７Ｂの両端縁部分７ａをその全長に亙ってバケッ
ト８側に折曲形成してあり、バケット８とアーム７とで
材木や大きな石等を抱き込んで保持する場合に、アーム
７の曲がりを防止するとともに、保持した材木等に対す
るすべり止めとなるように構成してある。なお、図５に
示すように、アーム７の主フレーム７Ａの３方の面それ
ぞれに、アーム７全長に亙ってリブ７ｂを膨出形成して
アーム７の強度をより高めるようにしてもよい。
【０００９】図１及び図２に示すように、上記掘削作業
装置Ａ後方の旋回台１上において、エンジン３を、その
出力軸芯Ｐが機体前後方向に沿う状態に配設するととも
に、そのエンジン３の後方にラジエータ９を配設してあ
る。このラジエータ９は押出式で、機体前方からエンジ
ン３を経て吸い込んだ空気を後方に吐出することで、操
縦席２周りの温度上昇を回避するとともにその吸込みに
伴なって掘削作業装置Ａ用の旋回台１前部に配置のバル
ブ類１０をも冷却できるように構成してある。また、図
２に示すように、上述のようにエンジン３を前後向きに
配設してラジエータ９をその後方に位置させたことを利
用して、その反対側の比較的嵩の低い出力軸の端部とそ
れに付設の掘削作業装置Ａ用のポンプ類１１を、操縦席
２の下方に入り込ませてあり、旋回台１における、機体
前後方向での諸機器のための設置必要長さを小さくして
旋回半径の短小化、ひいては、図３に示すように、旋回
時に旋回台１がクローラ走行装置５の側方に突出するこ
とをなくして、狭隘地での作業性の向上を図ってある。
また、図１に示すように、エンジン３の左右には、その
エンジン３を縦置きしたことによって比較的場所的な余
裕ができたことを利用して、旋回台１の前後長さを増大
することなく、大容量の燃料タンク１２と作動油タンク
１３とを振分け配設してある。
装置Ａ後方の旋回台１上において、エンジン３を、その
出力軸芯Ｐが機体前後方向に沿う状態に配設するととも
に、そのエンジン３の後方にラジエータ９を配設してあ
る。このラジエータ９は押出式で、機体前方からエンジ
ン３を経て吸い込んだ空気を後方に吐出することで、操
縦席２周りの温度上昇を回避するとともにその吸込みに
伴なって掘削作業装置Ａ用の旋回台１前部に配置のバル
ブ類１０をも冷却できるように構成してある。また、図
２に示すように、上述のようにエンジン３を前後向きに
配設してラジエータ９をその後方に位置させたことを利
用して、その反対側の比較的嵩の低い出力軸の端部とそ
れに付設の掘削作業装置Ａ用のポンプ類１１を、操縦席
２の下方に入り込ませてあり、旋回台１における、機体
前後方向での諸機器のための設置必要長さを小さくして
旋回半径の短小化、ひいては、図３に示すように、旋回
時に旋回台１がクローラ走行装置５の側方に突出するこ
とをなくして、狭隘地での作業性の向上を図ってある。
また、図１に示すように、エンジン３の左右には、その
エンジン３を縦置きしたことによって比較的場所的な余
裕ができたことを利用して、旋回台１の前後長さを増大
することなく、大容量の燃料タンク１２と作動油タンク
１３とを振分け配設してある。
【００１０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】旋回台の構造を示す一部切欠平面図
【図２】バックホウの一部切欠側面図
【図３】旋回時のバックホウの側面図
【図４】アームの断面図
【図５】アームの別実施例を示す断面図
【図６】従来構造を示す平面図
１ 旋回台 ２ 操縦席 ３ エンジン ９ ラジエータ １２ 燃料タンク １３ 作動油タンク Ａ 掘削作業装置 Ｐ 出力軸芯
Claims (1)
- 【請求項１】 前部における左右中間部に掘削作業装置
（Ａ）を連結した旋回台（１）を、旋回時にクローラ走
行装置（５）の側方に突出しない大きさに構成し、前記
旋回台（１）に、エンジン（３）を覆うボンネットを平
面視において旋回台（１）からはみ出さない状態に搭載
し、このボンネットの上面に操縦席（２）を配設し、ボ
ンネット内の左右両側部に燃料タンク（１２）と作動油
タンク（１３）とを振り分け配置し、前記ボンネットの
前部下縁に連なる運転ステップの下側にバルブ類（１
０）を配置してあるバックホウの旋回台構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9465794A JP2886084B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | バックホウの旋回台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9465794A JP2886084B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | バックホウの旋回台構造 |
Related Child Applications (4)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27028996A Division JP3220390B2 (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | バックホウ |
| JP27028896A Division JPH09165779A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | バックホウ |
| JP27028796A Division JPH09165778A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | バックホウ |
| JP27029096A Division JPH09165781A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | バックホウ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07300879A JPH07300879A (ja) | 1995-11-14 |
| JP2886084B2 true JP2886084B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=14116332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9465794A Expired - Fee Related JP2886084B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | バックホウの旋回台構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2886084B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4703334B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-06-15 | 株式会社クボタ | バックホー |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP9465794A patent/JP2886084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07300879A (ja) | 1995-11-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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