JPH0732605Y2 - 動力掘削機における油圧回路 - Google Patents

動力掘削機における油圧回路

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JPH0732605Y2
JPH0732605Y2 JP9820289U JP9820289U JPH0732605Y2 JP H0732605 Y2 JPH0732605 Y2 JP H0732605Y2 JP 9820289 U JP9820289 U JP 9820289U JP 9820289 U JP9820289 U JP 9820289U JP H0732605 Y2 JPH0732605 Y2 JP H0732605Y2
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hydraulic
relief
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pipe
valve
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敏彦 稲又
哲博 大橋
雅名 野中
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、動力掘削機における油圧回路に関するもので
ある。
(ロ)従来の技術 従来、バックホーなどの動力掘削機においては、掘削装
置を作動させる主ブーム用油圧アクチュエータ、及び中
間ブーム用油圧アクチュエータ、並びに、バケット用油
圧アクチュエータを方向切換弁により操作するものであ
るが、特に、主ブーム用油圧アクチュエータや中間アー
ム用油圧アクチュエータには、外部より高負荷が発生す
るために各油圧アクチュエータに接続する方向切換弁に
逃し用リリーフ弁をそれぞれ設けて油圧回路を構成して
いた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記油圧回路においては、高負荷が発生する
複数個の油圧アクチュエータの方向切換弁に、逃し用リ
リーフ弁をそれぞれ設けていたので、方向切換弁を有す
る油圧流路切換ユニットのコストが高く、また、リリー
フ弁を装着するスペースの確保が困難であった。さらに
また、油圧流路切換ユニットを小形化することが困難で
あった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、油圧ポンプの加圧作動油を、複数個の方向
切換弁からなる油圧流路切換ユニットを介して、掘削装
置の油圧アクチュエータに導くように構成した動力掘削
機における油圧回路において、上記油圧アクチュエータ
と方向切換弁とを接続する作動油路から分岐して、作動
油タンク側と連通するリリーフ管を設けると共に、同リ
リーフ管を合流せしめて、同リリーフ管の合流箇所にリ
リーフ弁を設けたことを特徴とする動力掘削機における
油圧回路を提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 油圧ポンプにより加圧された作動油は複数個の方向切換
弁からなる油圧流路切換ユニットを介して掘削装置の油
圧アクチュエータに供給される。
そして、戻り油は油圧アクチュエータより油圧流路切換
ユニットを介して戻り回路を通って作動油タンクへ戻さ
れるが、掘削装置の油圧アクチュエータに対して外部よ
り高負荷が加わった場合は、油圧アクチュエータ内の作
動油がリリーフ管を通って、同リリーフ管の合流箇所に
設けるリリーフ弁を介して作動油タンクへ戻される。
したがって、本考案によれば、油圧アクチュエータ側が
高負荷発生時に、同油圧アクチュエータ内の作動油を作
動油タンク側へ導くリリーフ管を設け、かつ、これらリ
リーフ管を合流せしめると共に、同リリーフ管の合流箇
所にリリーフ弁を設けたものであるから、掘削装置の複
数個の油圧アクチュエータ側において衝撃的な負荷が加
わった場合には、リリーフ管の合流箇所に設けるリリー
フ弁が自動的に作動して油圧アクチュエータ内の作動油
を迅速に逃がすことができ、同油圧アクチュエータの破
損を確実に防止することができるものである。そして、
一個のリリーフ弁と各油圧アクチュエータとを接続した
ものであるから、油圧流路切換ユニットのコスト低減が
図れると共に、同油圧流路切換ユニットの小形化が図れ
るものである。
また、従来のものに比較してリリーフ弁が少ない構造で
あるから点検及び調整が容易であって各種作業を能率的
に行うことができるものである。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図に
おいて、(1)はバックホーの旋回フレームで、前部に
ブラケット(2)を介して掘削装置(2−1)を連結し
ている。そして、同ブラケット(2)の前部には、上下
昇降自在及び左右揺動自在に主ブーム(3)を連結して
いる。(4)は主ブーム(3)の先端に連結する中間ア
ームで、先端に掘削用バケット(5)を連結している。
また、第1図及び第2図(油圧回路図)において、
(6)は旋回フレーム(1)上に搭載するエンジンで、
3個の油圧ポンプ(7)(8)(9)を直結状に連結し
ている。(10)は作動油タンク、(11)は作業機用油圧
流路切換ユニットで、9個の方向切換弁より構成されて
いる。(12)は排土板(13)を上下動させる方向切換
弁、(14)は旋回モータ(15)を操作する方向切換弁、
(16)はブレーカなどのPTO作業機(17))を駆動操作
する方向切換弁、(18)は掘削用バケット(5)を操作
する方向切換弁、(19)はクローラ走行装置(20)の右
側油圧モータ(21)を操作する方向切換弁、(22)は主
ブーム(3)を上下動させる方向切換弁である。また、
(23)は主ブーム(3)を左右方向に作動させる方向切
換弁、(24)はクローラ走行装置(20)の左側油圧モー
タ(25)を操作する方向切換弁、(26)は中間アーム
(4)を作動させる方向切換弁、(27)は排土板(13)
用油圧アクチュエータ、(28)は掘削用バケット(5)
を作動させる油圧アクチュエータ、(29)は主ブーム
(3)用油圧アクチュエータ、(30)は中間アーム
(4)用油圧アクチュエータ、(31)は主ブーム(3)
を左右方向に作動させるスイング用油圧アクチュエータ
である。
また、(32)は旋回フレーム(1)の中央部に設けるス
イベルジョイント、(33)は作動油タンク(10)より作
動油を油圧ポンプ(7)(8)(9)へ供給する吸込
管、(34)(35)(36)は各油圧ポンプ(7)(8)
(9)と油圧流路切換ユニット(11)とを接続する供給
管である。
そして、(37)は油圧流路切換ユニット(11)と作動油
タンク(10)とを接続する戻り管、(38)は旋回モータ
(15)及びPTO作業機(17)からの戻り作動油を作動油
タンク(10)まで戻す戻り管である。
また、(39)及び(40)は、方向切換弁(16)とPTO作
業機(17)とを連通する作動油路A・Bで、同作動油路
B(40)の中間には第1PTO作業機(17−1)用の方向切
換弁(41)を設けている。
(42)は第2PTO作業機(17−2)用の作動油路Cで、前
記作動油路A(39)から分岐している。(43)はPTO作
業機(17)の戻り管で、前記戻り管(38)と接続してい
る。(44)は第2PTO作業機(17−2)用の作動油路D
で、上記戻り管(43)と接続している。
また、(45)は油圧流路切換ユニット(11)の各戻り管
を接続する接続管で、前記戻り管(37)に連結されてい
る。そして、接続管(45)と戻り管(37)により戻り回
路(37−1)を構成している。
(46)は主ブーム用方向切換弁(22)と主ブーム用油圧
アクチュエータ(29)の先端側とを接続する作動油路
E、(47)は同主ブーム用方向切換弁(22)と主ブーム
用油圧アクチュエータ(29)の基部側とを接続する作動
油路F、(48)は上記作動油路E(46)と接続管(45)
とを接続するリリーフ管で、作動油路E(46)から分岐
していると共に、途中にチェック弁(50)を配設してい
る。
(51)は中間アーム用方向切換弁(26)と中間アーム用
油圧アクチュエータ(30)の先端側とを接続する作動油
路G、(52)は同中間アーム用方向切換弁(26)と中間
アーム用油圧アクチュエータ(30)の基部側とを接続す
る作動油路H、(53)は同作動油路H(52)と接続管
(45)とを接続するリリーフ管で作動油路H(52)から
分岐していると共に、途中にチェック弁(54)を配設し
ながら前記リリーフ管(48)と合流している。さらにリ
リーフ管(48)(53)の合流箇所にリリーフ弁(49)を
設けて前記接続管(45)と連通している。
そして、リリーフ弁(49)は上記油圧アクチュエータ
(29)(30)内が高負荷発生時に作動するように構成し
ている。
また、第3図は他の実施例を示すものであって、動力掘
削機のエンジン部を示す。図中、(60)はエンジン、
(61)はバックホーの操作装置(62)を制御するコント
ローラ本体で、エンジン部を覆うボンネット(63)の上
部に載置されている。(64)はコントローラ本体(61)
の外周を覆うコントローラカバーで、箱形に形成されな
がら同コントローラカバー(64)とコントローラ本体
(61)との間には通路(65)を形成している。
(66)はコントローラ本体(61)の後方位置で、かつ、
前記通路(65)の後側に接続する吸気管、(67)はコン
トローラ本体(61)の前方位置で、かつ、前記通路(6
5)の前側に接続する接続管で他側はエアクリーナ(6
8)に接続されている。また、(69)はコントローラカ
バー(64)の内壁に貼付けた吸音材、(70)はワイヤー
ハーネスである。
したがって、上記の場合は、コントローラ本体(61)を
覆うコントローラカバー(64)は、コントローラ本体
(61)との間に吸気通路(65)を形成しながら、同コン
トローラカバー(64)の内壁に吸音材(69)を貼付けて
いるから吸気通路の騒音が低減され、したがって、吸気
サイレンサーが不要となり、また、コントローラ本体
(61)の周辺の温度が吸気により冷却されるので低くな
り、同コントローラの機能低下を防止するものである。
また、第4図及び第5図は他の実施例であって、バック
ホーの操作装置を示す側面図である。図中、(71)はバ
ックホーの操作レバーで、レバースタンド(72)の上部
に設けられている。(73)はレバースタンド(72)の前
部を覆うフロントカバーで、上部左右位置に設ける横支
軸(74)(75)により前方に向けて下部が開閉可能とな
っている。
(76)は右側横支軸(75)部に設ける捩りバネでフロン
トカバー(73)を閉方向に常時付勢している。(77)は
フロントカバー(73)を固定する固定フック、(78)は
フックハンドルである。したがって、レバースタンド
(72)の前部周辺に土砂が堆積した場合は、フロントカ
バー(73)を開き状態として土砂をかき出すことができ
るものである。また、土砂のかき出しが工具なしで行え
るので作業が能率的に行えるものである。
本考案の実施例は上記のように構成されており、エンジ
ン(6)を始動させると、これに連結する油圧ポンプ
(7)(8)(9)が回動して高圧作動油を作業機用油
圧流路切換ユニット(11)へ供給する。そして、クロー
ラ走行装置用の方向切換弁(19)(24)を操作して左右
の油圧モータ(21)(25)を回動させ機体を前後進させ
るものである。また、油圧流路切換ユニット(11)の主
ブーム用方向切換弁(22)及び中間アーム用方向切換弁
(26)、並びにバケット用方向切換弁(18)を操作する
ことにより、高圧作動油は掘削装置(2−1)の油圧ア
クチュエータに供給されて掘削用バケット(5)によっ
て掘削作業を行うものである。
そして、戻り油は油圧アクチュエータ(29)(30)より
油圧流路切換ユニット(11)を介して戻り回路(37−
1)を通って作動油タンク(10)へ戻されるが、掘削装
置(2−1)の油圧アクチュエータ(29)(30)に対し
て外部より高負荷が加わった場合は、同油圧アクチュエ
ータ(29)(30)内の作動油がリリーフ管(48)(5
3)、及び同リリーフ管(48)(53)の合流箇所に設け
るリリーフ弁(49)を介して作動油タンク(10)へ戻さ
れる。
したがって、本考案によれば、油圧ポンプ(7)(8)
(9)の加圧作動油を、複数個の方向切換弁(22)(2
6)を有する油圧流路切換ユニット(11)を介して、掘
削装置(2−1)の油圧アクチュエータ(29)(32)に
導くように構成した動力掘削機における油圧回路におい
て、上記油圧アクチュエータ(29)(30)と方向切換弁
(22)(26)とを接続する作動油路(40)(52)から分
岐して、作動油タンク(10)側と連通するリリーフ管
(48)(53)を設けると共に、同リリーフ管(48)(5
3)を合流せしめて、同リリーフ管(48)(53)の合流
箇所にリリーフ管(49)を設けたものであるから、掘削
装置(2−1)の油圧アクチュエータ(29)(30)側に
おいて、衝撃的な負荷が加わった場合には自動的にリリ
ーフ弁(49)が作動して油圧アクチュエータ(29)(3
0)内の作動油を逃がすことができ、同油圧アクチュエ
ータ(29)(30)の破損を確実に防止することができる
ものである。そして、一個のリリーフ弁(49)と各油圧
アクチュエータ(29)(30)とを接続したものであるか
ら、コスト低減が図れると共に、油圧流路切換ユニット
(11)の小形化が図れるものである。
また、従来のものに比較して点検及び調整が容易であっ
て各種作業を能率的に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を装備する動力掘削機の全体側面図、第
2図は本考案に係る油圧回路図、第3図は他の実施例を
示すものであって、エンジン部の側断面図、第4図は他
の実施例を示すものであって、バックホーの全体側面
図、第5図は操作部を示す側面図、第6図は同平面図で
ある。 (2−1):掘削装置 (7)(8)(9):油圧ポンプ (10):作動油タンク (11):油圧流路切換ユニット (22):方向切換弁 (26):方向切換弁 (29)(30):油圧アクチュエータ (48):リリーフ管 (49):リリーフ弁 (53):リリーフ管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプ(7)(8)(9)の加圧作動
    油を、複数個の方向切換弁(22)(26)からなる油圧流
    路切換ユニット(11)を介して、掘削装置(2−1)の
    油圧アクチュエータ(29)(30)に導くように構成した
    動力掘削機における油圧回路において、 上記油圧アクチュエータ(29)(30)と方向切換弁(2
    2)(26)とを接続する作動油路(40)(52)から分岐
    して、作動油タンク(10)側と連通するリリーフ管(4
    8)(53)を設けると共に、同リリーフ管(48)(53)
    を合流せしめて、同リリーフ管(48)(53)の合流箇所
    にリリーフ弁(49)を設けたことを特徴とする動力掘削
    機における油圧回路。
JP9820289U 1989-08-22 1989-08-22 動力掘削機における油圧回路 Expired - Lifetime JPH0732605Y2 (ja)

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