JP2017166224A - 作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料油タンク内の燃料油の過剰な温度上昇を防止するとともに、旋回台上においてコンパクトにレイアウトされた自動給油装置を提供する。【解決手段】旋回台12上に、原動機部14と、原動機部14により作動される作業部と、作業部や車体を運転・操作する運転部と、原動機部14に燃料油を供給する燃料油タンク80と、燃料油タンク80に燃料油を自動的に供給する自動給油装置90と、作業部に作動油を供給する作動油タンク100と、を配設した作業車であって、原動機部14と燃料油タンク80との間には、作動油タンク100を介在させて配設し、作動油タンク100と燃料油タンク80との間には、一定の間隔をあけて収容空間Sを形成し、収容空間S内には、自動給油装置90を収容して、原動機部14から燃料油タンク80を離隔させて配置した。【選択図】図4

Description

本発明は、作業車、詳しくは、ドラム缶等の燃料供給部から燃料油タンクに燃料油を自動的に供給(補給)する自動給油装置を、燃料油タンクと作動油タンクとの間に介設した作業車に関する。
従来、作業車の一形態として、特許文献1に開示されたものがある。すなわち、特許文献1には、旋回台の前中央部に作業部の基部を取り付け、作業部の左側方における旋回台上に運転部を配設する一方、作業部の右側方における旋回台上に自動給油装置とバッテリーケースと燃料油タンクを配設し、旋回台上の後部に原動機部を配設した作業車が開示されている。作業部の右側方に配設した自動給油装置とバッテリーケースは、左右に隣接させて旋回台上の右側前部に配置し、これらの後方に燃料油タンクを配設している。そして、燃料油タンクには、自動給油装置を連通連結しており、自動供給装置は、ドラム缶等の燃料供給部から燃料油を燃料油タンクに供給(補給)可能としている。また、旋回台上には、作動油タンクを配設して、作動油タンクから作業部に設けた油圧アクチュエータに作動油ポンプにより作動油を供給して、油圧アクチュエータを作動させるようにしている。
特開2002-266377号公報
ところが、上記した作業車では、旋回台上のレイアウトが煩雑になっている。すなわち、作業部は、作業性を考慮して旋回台の前部に配設する一方、原動機部は、作業部との重量バランスを考慮して旋回台上の後部に配設し、運転部は、操作性を考慮して作業部の左右いずれか一側方に位置させて旋回台上に配設し、自動給油装置とバッテリーケースと燃料油タンクと作動油タンクは、運転部との重量バランスを考慮して作業部の左右いずれか他側方に位置させて旋回台上に配設する必要性がある。この際、燃料油タンクと原動機部のエンジンないしは作動油タンクを隣接させて配置すると、エンジンないしは作動油タンクから燃料油タンクへの熱伝導により燃料油タンク内の燃料油の温度が過剰に上昇するという不具合がある。そのため、燃料油タンクは、高温化するエンジンないしは作動油タンクから離隔させて配置する必要性があり、旋回台上のレイアウトが煩雑になっている。
そこで、本発明は、燃料油タンク内の燃料油の過剰な温度上昇を防止するとともに、自動給油装置を旋回台上においてコンパクトにレイアウトすることができる作業車を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
旋回台上に、原動機部と、原動機部により作動される作業部と、作業部や車体を運転・操作する運転部と、原動機部に燃料油を供給する燃料油タンクと、燃料油タンクに燃料油を自動的に供給する自動給油装置と、作業部に作動油を供給する作動油タンクと、を配設した作業車であって、
原動機部と燃料油タンクとの間には、作動油タンクを介在させて配設し、
作動油タンクと燃料油タンクとの間には、一定の間隔をあけて収容空間を形成し、
収容空間内には、自動給油装置を収容して、原動機部から燃料油タンクを離隔させて配置したことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、原動機部と燃料油タンクとの間には、作動油タンクを介在させて配設し、作動油タンクと燃料油タンクとの間には、一定の間隔をあけて収容空間を形成し、収容空間内には、自動給油装置を収容して、原動機部から燃料油タンクを離隔させて配置しているため、エンジンや作動油タンクから燃料油タンクを離隔させて配置することができて、燃料油タンクへの熱伝導により燃料油タンク内の燃料油が過剰に温度上昇するのを防止することができる。しかも、自動給油装置は、旋回台上においてコンパクトにレイアウトすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、
自動給油装置は、収容空間内に配置した装置ケースと、装置ケースに支持され、吸入口及び吐出口を有する燃料供給ポンプと、燃料供給ポンプの吸入口に基端部が接続され、装置ケース内に収容された吸入パイプと、燃料供給ポンプの吐出口に基端部が接続され、装置ケース内に収容された供給パイプと、を具備し、燃料供給ポンプは、制御部の出力側に接続され、制御部の入力側には、燃料油タンク内に配設した油量検出手段が接続されて、油量検出手段の検出情報に基づいて制御部が燃料供給ポンプの作動を制御するようにしていることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、自動給油装置が、収容空間内に配置した装置ケースと、装置ケースに支持され、吸入口及び吐出口を有する燃料供給ポンプと、燃料供給ポンプの吸入口に基端部が接続され、装置ケース内に収容された吸入パイプと、燃料供給ポンプの吐出口に基端部が接続され、装置ケース内に収容された供給パイプと、を具備しているため、収容空間内に自動給油装置を簡単にかつコンパクトに収容することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明であって、
装置ケースは、前後幅が短幅で、左右幅が燃料油タンクの背面幅と同等幅で、上面が開口する有底筒状に形成し、
装置ケースの一側下部には、側方と下方が開口する配置空間を切欠状に形成して、配置空間内に燃料供給ポンプを配置するとともに、装置ケースの側壁下部に燃料供給ポンプを取り付けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、前後幅が短幅で、左右幅が燃料油タンクの背面幅と同等幅で、上面が開口する有底筒状に形成した装置ケースの一側下部に、側方と下方が開口する配置空間を切欠状に形成して、配置空間内に燃料供給ポンプを配置するとともに、装置ケースの側壁下部に燃料供給ポンプを取り付けているため、燃料供給ポンプのメンテナンスを側方から簡単に行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明であって、
供給パイプは、装置ケースの開口する上面を通して燃料油タンクの上面部と接続され、
燃料油タンクの上面部には、制御部を載設するための載設部を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明では、供給パイプが、装置ケースの開口する上面を通して燃料油タンクの上面部と接続され、燃料油タンクの上面部に、制御部を載設するための載設部を設けているため、供給パイプや制御部に接続された情報通信線を短尺化させて、配管・配線をコンパクト化することができ、配管・配線の作業性が向上するとともに、燃料油タンクへの燃料油の供給(補給)を自動給油装置により堅実に行うことができる。
本発明によれば、燃料油タンク内の燃料油の過剰な温度上昇を防止するとともに、自動給油装置を旋回台上においてコンパクトにレイアウトすることができる作業車を提供することができる。
本実施形態に係る作業車の左側面図。 本実施形態に係る作業車の右側面図。 本実施形態に係る作業車の一部切欠平面図。 旋回台上の原動機部とタンク収容部と熱交換部の斜視説明図。 タンク収容部と熱交換部の右側前方からの斜視説明図。 タンク収容部と熱交換部の左側前方からの斜視説明図。 燃料油タンク及び自動給油装置の左側面図。 燃料油タンク及び自動給油装置の右側面図。 燃料油タンク及び自動給油装置の背面図。 燃料油タンク及び自動給油装置の平面図。 燃料油タンク及び自動給油装置の後下方からの斜視説明図。 カバー体の斜視説明図。 他実施形態としての自動給油装置の斜視説明図。 他実施形態としての自動給油装置の開蓋状態の斜視説明図。 外気導入構造の斜視説明図。 図15のI-I線断面図。 前下側窓部を通して視認可能な仮想の視界範囲を示す説明図。 下部カバーの斜視説明図。 旋回台の拡大左側面図。 図19のII-II線拡大断面図。 旋回台の左側後部の斜視説明図。 右側面後部カバーを開放した状態を示す斜視図。 右側面後部カバーを開放し、右側後下部カバーを取り外した状態を示す斜視図。 旋回台の右側前部の斜視説明図。 駆動・停止スイッチの取付状態説明図。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜図3に示すAは、本実施形態に係る作業車であり、まず、作業車Aの全体構成について説明し、その後に、本実施形態の特徴的な構成について説明する。
[作業車の全体構成についての説明]
作業車Aは、図1〜図3に示すように、自走可能な車体1に、作業部としての掘削作業部2と排土作業部3とを備えている。そして、掘削作業部2により掘削土面の土砂等を掘削して、掘削した土砂等を所定位置に排出することができる。また、地上に山積された土砂等は、排土作業部3により排土することができる。つまり、作業車Aは、掘削作業と排土作業を行うことができる。
車体1は、左右一対のクローラ式の走行部10,10と、両走行部10,10間に架設した旋回台支持部11と、旋回台支持部11上に旋回自在に取り付けた旋回台12と、旋回台12上の左側部に載設した運転部13と、運転部13の後下部において旋回台12上に載設したエンジンE等からなる原動機部14と、運転部13の右側方に隣接させて旋回台12上の右側前部に載設したタンク収容部15と、運転部13の右側方に隣接させて旋回台12上の右側後部に載設した熱交換部18と、を具備している。
運転部13は、車体1や掘削作業部2や排土作業部3を運転・操作するものであり、透明な材料により箱型に形成されたキャビン16内に配設している。運転部13は、前部に平坦な床部50を張設し、後部に段状の運転席支持台51を配設し、これらの床部50と運転席支持台51の右側方にサイド操作部52を配設している。
床部50の前中央部には、上下方向に軸線を向けた左右一対の操向操作レバー53,54を起立状に設け、左側の操向操作レバー53の左側近傍位置にブレーキペダル55を配設する一方、右側の操向操作レバー54の右側近傍位置にアクセルペダル56を配設している。
運転席支持台51の上面には、運転席57を載設している。運転席57の左側近傍位置には、左側操作レバー70を配設する一方、運転席57の右側近傍位置には、右側操作レバー71を配設して、これら左・右側操作レバー70,71により掘削作業部2を操作可能としている。72は、作業部を操作する操作レバーのパイロット油を、スイッチを介してカットするカットオフレバー、73は、排土作業部3を操作する排土操作レバーである。
タンク収容部15には、エンジンEに燃料油を供給する燃料油タンク80と、燃料油タンク80に燃料油を自動的に供給する自動給油装置90と、作業部に設けた油圧アクチュエータに作動油を供給する作動油タンク100と、を前後方向に延伸する仮想同一直線上に配列して設置している。
熱交換部18は、エンジンEを冷却するための熱交換機能を有するものであり、ラジエータ60(図4参照)や排気ファン61(図6参照)等を具備している。そして、エンジンEに連動して回動する排気ファン61によりサイドグリル62を通してエンジンルーム内の熱気を排出するようにしている。60aは、ラジエータキャップである。
上記したタンク収容部15と熱交換部18は、図12に示すように、カバー体63により前方、右側方及び上方が被覆されている。カバー体63は、前方を被覆する右側前面カバー64と、右側方を被覆する右側面前・後部カバー65,66と、上方を被覆する上面前・中途・後部カバー67,68,69と、から上面前半部が前方へ下り傾斜状の湾曲面に形成している。タンク収容部15は、右側前面カバー64と右側面前部カバー65と上面前・中途部カバー67,68とにより被覆されている。右側前面カバー64は、その上端縁部を前方へ下り傾斜状の湾曲面に形成し、その湾曲面に沿わせて上面前・中途部カバー67,68を前方へ下り傾斜状の湾曲面に形成している。熱交換部18は、右側面後部カバー66と、上面後部カバー69とにより被覆されている。右側面後部カバー66には、前記したサイドグリル62が形成されている。右側面後部カバー66は、前端縁部を枢支点として、後端縁部側を左右方向に開閉自在としている。上面中途部カバー68は、後端縁部を枢支点として、前端縁部側を上下方向に開閉自在としている。
掘削作業部2は、旋回台12の前端部にブラケット支持体20を設けている。ブラケット支持体20には、ブーム支持ブラケット21を上下方向の軸線廻りに左右揺動自在に取り付け、ブーム支持ブラケット21と旋回台12との間に左右揺動シリンダ17を介設して、この左右揺動シリンダ17によりブーム支持ブラケット21を左右揺動可能としている。ブーム支持ブラケット21には、上下方向に延伸させて側面視「く」字状に形成したブーム22の基端部(下端部)を、左右方向に軸線を向けたブーム支軸23を介して枢支連結している。ブーム支持ブラケット21の前端部とブーム22の中途部との間には、ブームシリンダ24を介設して、このブームシリンダ24によりブーム22を上下昇降可能としている。ブーム22の先端部(上端部)には、上下方向に直状に延伸させて形成したアーム25の基端部(上端部)を、左右方向に軸線を向けたアーム支軸26を介して枢支連結している。アーム25の基端とブーム22の中途部との間には、アームシリンダ27を介設して、このアームシリンダ27によりアーム25を前後揺動可能としている。アーム25の先端部(下端部)には、バケット28の背面基部(前端部)に設けた左右一対のバケットブラケット29の上部を、左右方向に軸線を向けたバケット支軸30を介して枢支連結している。バケットブラケット29の下部とアーム25の基端との間には、バケットリンク機構31を介してバケットシリンダ32を介設して、このバケットシリンダ32によりバケット28を上下揺動可能としている。
排土作業部3は、図1〜図3に示すように、旋回台支持部11に左右一対の排土板支持アーム40,40の基端部を枢支連結して、両排土板支持アーム40,40の先端部側を揺動自在となし、両排土板支持アーム40,40の先端部間には、左右方向に長手状の排土板41を架設して、この排土板41により排土作業が行えるようにしている。42は排土板シリンダである。
[本実施形態の特徴的な構成についての説明]
次に、本実施形態の特徴的な構成について、図4〜図12を参照しながら説明する。すなわち、タンク収容部15では、原動機部14のエンジンEと燃料油タンク80との間に、作動油タンク100を介在させて配設し、作動油タンク100と燃料油タンク80との間に、一定の間隔をあけて扁平な収容空間Sを形成している。収容空間S内には、自動給油装置90を収容して、原動機部14のエンジンEから燃料油タンク80を離隔させて配置している。このように、作動油タンク100と燃料油タンク80との間に、一定の間隔をあけて扁平な収容空間Sを形成しているため、作動油タンク100から燃料油タンク80への熱伝導を効果的に防止し、燃料油タンク80の温度上昇を防止することができる。
より具体的に説明すると、本実施形態では、図5に示すように、旋回台12の中央後部に、原動機部14のエンジンEを左右方向に軸線を向けて搭載し、エンジンEの右側方である旋回台12の右側後部に熱交換部18を配設し、熱交換部18の前方にタンク収容部15を配設している。タンク収容部15には、作動油タンク100を配置し、作動油タンク100の前方に自動給油装置90を配置し、そして、自動給油装置90の前方に燃料油タンク80を配置している。102は、作動油タンク100の上に載置したエアクリーナであり、エアクリーナ102は、エンジンEの吸気口に下流側吸気管104を介して接続している。106は、上流側吸気管である。このようにして、燃料油タンク80は、旋回台12の右側前部に配置している。そのため、エンジンEや作動油タンク100から燃料油タンク80を離隔させて配置することができて、燃料油タンク80への熱伝導により燃料油タンク80内の燃料油が過剰に温度上昇するのを防止することができる。しかも、自動給油装置90は、旋回台12上においてコンパクトにレイアウトすることができる。
自動給油装置90は、図5〜図11に示すように、装置ケース91と、燃料供給ポンプ92と、吸入パイプ93と、供給パイプ94と、を具備している。装置ケース91は、収容空間S内に配置されており、装置ケース91には、吸入口92a及び吐出口92bを有する燃料供給ポンプ92が支持されている。燃料供給ポンプ92の吸入口92aには、吸入パイプ93の基端部が接続されており、吸入パイプ93は、装置ケース91内に巻回状に収縮されて収容されている。燃料供給ポンプ92の吐出口92bには、供給パイプ94の基端部が接続されており、供給パイプ94は、装置ケース91内を通して燃料油タンク80の上面部に先端部を接続している。燃料供給ポンプ92は、パーソナルコンピュータ機能を有する制御部95の出力側に第1ワイヤハーネスWh1を介して接続されている。制御部95の入力側には、燃料油タンク80内に配設した油量検出手段としての油量検出センサ96が情報通信線99を介して接続されている。Wh2は、第2ワイヤハーネスであり、制御部95は、第2ワイヤハーネスWh2を介して、電源である後述のバッテリーBaに接続している。そして、制御部95は、油量検出センサ96の検出情報に基づいて、燃料供給ポンプ92の駆動・停止作動を制御するようにしている。そのため、収容空間S内に自動給油装置90を簡単にかつコンパクトに収容することができる。
燃料油タンク80へ燃料油を供給(補給)する際には、装置ケース91内に収容している吸入パイプ93を取出して伸長させ、吸入パイプ93の先端部をドラム缶等の燃料供給部に接続する。そして、制御部95を介して燃料供給ポンプ92を駆動制御し、油量検出センサ96の検出情報に基づいて、燃料供給ポンプ92を停止制御することで、自動的に給油することができる。
装置ケース91は、前後幅が短幅で、左右幅が燃料油タンクの背面幅と略同等幅で、上面が開口する有底筒状に形成している。すなわち、装置ケース91は、四角形板状の前壁部91aと、前壁部91aと略同一形状の四角形板状から左側下部を四角形状に切り欠いて形成した後壁部91bと、前・後壁部91a,91bの左側端縁上部間に架設した左側壁上部91cと、前壁部91aの左側下部と後壁部91bの左側端縁部との間に架設した左側壁下部91dと、前・後壁部91a,91bの右側端縁間に架設した右側壁部91eと、左側壁下部91dと右側壁部91eとの間において、前・後壁部91a,91bの下端縁部間に架設した底壁部91fと、から形成している。そして、装置ケース91の左側下部(一側下部)、つまり、左側壁下部91dの左側方には、左側方と下方が開口する配置空間Saを切欠状に形成して、配置空間Sa内に燃料供給ポンプ92を配置するとともに、左側壁下部91dに燃料供給ポンプ92を取り付けている。そのため、燃料供給ポンプ92のメンテナンスを左側方から簡単に行うことができる。326は、後壁91bの上部に取り付けた後部取付ブラケットであり、後部取付ブラケット326を介して作動油タンク100の上面壁に後壁91bを取り付けている。
供給パイプ94は、装置ケース91の開口する上面を通して燃料油タンク80の上面部と接続されている。燃料油タンク80の上面部の左側後部には、制御部95を載設するための載設部98を設けている。そのため、供給パイプ94や制御部95に接続された情報通信線99を短尺化させて、配管・配線をコンパクト化することができ、配管・配線の作業性が向上するとともに、燃料油タンク80への燃料油の供給(補給)を自動給油装置90により堅実に行うことができる。
次に、上記した特徴的な構成と、その構成の周辺の構成について、より具体的に説明する。すなわち、図4〜図6に示すように、旋回台12の右側中途部上には、左右横長の四角形箱型に形成した作動油タンク100を固定している。旋回台12の右側前部には、左右方向に横長の取付体19を設けている。取付体19には、取付部材群300を介して、燃料油タンク80越しに自動給油装置90を取り付けている。
取付部材群300は、前後方向に延伸する左・右側・上部取付片302,304,306を具備している。左側取付片302は、取付体19の左側端部に前端部を連結する一方、作動油タンク100の前面左側部に設けた左側取付ブラケット308に後端部を連結している。右側取付片304は、取付体19の右側端部に前端部を連結する一方、装置ケース91の一部を形成する後壁部91bの右側端縁部の中途部から前方へ延出させて形成した右側取付ブラケット310に後端部を連結している。上部取付片306は、取付体19の中途部に前端部を連結する一方、装置ケース91の一部を形成する前壁部91aの上端縁部の中途部から後方へ延出させて形成した上部取付ブラケット312に後端部を連結している。314は、旋回台12の一部を形成する支持体であり、支持体314は、燃料油タンク80を下方から支持するとともに、装置ケース91の一部を形成する前壁部91aの下端縁部に後端縁部316を連結して、装置ケース91の下部を支持している。318は、作動油タンク100の右側壁に取り付けた後部連結ブラケットであり、後部連結ブラケット318には、右側面前部カバー65の後端縁部を連結している。320は、後部連結ブラケット318に取り付けた枢支ブラケットであり、枢支ブラケット320には、右側面後部カバー66の前端縁部を枢支している。322は、旋回台12の前部に取り付けた前部連結ブラケットであり、前部連結ブラケット322には、右側面前部カバー65の前端縁部を連結している。324は、装置ケース91の底壁部91fに接続した排出配管である。
燃料油タンク80は、その上面部の後側中央部に給油口部81を設けている。給油口部81の右側方に位置する上面部の部分には、油量検出センサ96を設けており、油量検出センサ96は、満量の油量と最低量の油量を検出可能としている。したがって、燃料供給ポンプ92を作動させて給油作業を行っている際に、油量検出センサ96が満量の油量を検出すると、その検出情報に基づいて、制御部95が自動的に燃料供給ポンプ92の作動を停止制御するようにしている。また、油量検出センサ96が最低量の油量を検出すると、その検出情報に基づいて、制御部95が作業者の聴覚及び/又は視覚を刺激する報知手段(図示せず)を作動制御するようにしている。97は、燃料油タンク80内に出し入れ自在に挿入して、燃料油タンク80内の燃料油の状況を検査するための検査管である。
旋回台12には、図12に示すように、前記したカバー体63以外に、左側前面カバー200と、左側前下部カバー202と、左側後下部カバー204と、カウンタウエイト206と、右側前下部カバー208と、右側後下部カバー210と、左側前上部カバー214と、左側中途上部カバー215と、左側後上部カバー216と、左側面カバー217と、後面カバー(ボンネット)218と、を旋回台12の周端縁部に沿わせて配置している。
[他実施形態としての自動給油装置の配設構造の説明]
次に、図13及び図14を参照しながら、他実施形態としての自動給油装置90Aの配設構造について説明する。すなわち、自動給油装置90Aは、図13及び図14に示すように、自動給油装置90の基本的構造と同様に、装置ケース91Aと、燃料供給ポンプ92と、吸入パイプ93と、供給パイプ94と、を具備しているが、装置ケース91Aの構成と、装置ケース91Aを上面後部カバー69の上に載置状態に連通させて取り付けている点で大きく異なる。
装置ケース91Aは、上面開口で内部に吸入パイプ93を巻回状に収縮させて収容可能としたケース本体400と、ケース本体400に開閉蓋自在に取り付けた蓋体402と、を扁平な弁当箱状に形成している。ケース本体400の底面部の中央部には、メンテナンス用開閉部404を設けて、メンテナンス用開閉部404を介してラジエータ60のメンテナンスやラジエータキャップ60aの操作を可能としている。ケース本体400の側面部の外側面には、制御部95を取り付けており、制御部95は蓋体402により開閉蓋自在としている。ケース本体400の底面部の下面には、燃料供給ポンプ92を垂下状態に取り付けている。燃料供給ポンプ92の吸入口92aには、吸入パイプ93の基端部が接続されており、吸入パイプ93は、上面後部カバー69に開口させて形成した第1挿通孔406中、さらには、ケース本体400の側面部に開口させて形成した第2挿通孔408中を通してケース本体400内に収容している。燃料供給ポンプ92の吐出口92bには、供給パイプ94の基端部が接続されており、供給パイプ94は、カバー体63内を通して燃料油タンク80の上面部に先端部を接続している。410は、第2ワイヤハーネスWh2を挿通するために上面後部カバー69に開口させて形成した第3挿通孔、412は、固定側係止片、414は、可動側係止片、416は、開閉ガイド体、418は、開閉取っ手、420は、固定側係止片412に可動側係止片414を係止・解除操作するためのキー孔である。
このように構成した自動給油装置90Aでは、作業車Aを販売した後でも、上面後部カバー69への取り付け(後付け)が可能である。しかも、本機既存形状の旋回半径内で視界性を低減させることなく、ラジエータ60の定期メンテナンスが可能である。
[キャビンの右側部の構造]
次に、箱型に形成したキャビン16の右側部の構造を、図2、図15図、16及び図17を参照しながら説明する。すなわち、キャビン16の右側面部500は、その大半を四角形状の右側窓部502を張設して形成している。右側窓部502は、その下端縁部を水平直状に形成している。カバー体63は、上面前半部が下り傾斜状の湾曲面に形成されており、その上面左側縁部と右側窓部502の下端縁部との間に、機能部支持壁504を張設しており、機能部支持壁504は、後方から前方へ向けて上下幅を漸次拡幅させて形成している。
機能部支持壁504の前端部には、機能部としての逆三角形状の前下側窓部506を設けている。前下側窓部506は、その上端縁部を機能部支持壁504の上端縁部に沿わせて直状に形成するとともに、その前端縁部を、機能部支持壁504の前端縁部に沿わせて直状に形成し、その前端縁部の下端と上端縁部の後端とを結ぶ斜辺を直状に形成している。前下側窓部506は、図17に示すように、サイド操作部52の前面部よりも前方に配置している。そして、運転席57に着座して操向操作レバー53,54を操作するオペレータOpが、前下側窓部506を通してカバー体63の前下方を視認可能としている。Lsは、前下側窓部506を通して機外を視認する着座姿勢でのオペレータOpの視線、Esは、着座姿勢のオペレータOpが、前下側窓部506を通して機外を視認可能な仮想の視界範囲である。
機能部支持壁504の中途部には、外気Faを導入する機能部としての外気導入口508を前後方向に延伸させて形成している。機能部支持壁504の内側面には、外気導入口508側に対面状態で開口する扁平箱型の内側導入ケース510を取り付ける一方、機能部支持壁504の外側面には、外気導入口508側に対面状態で開口する扁平網状箱型の外側導入ケース512を取り付けている。内側導入ケース510の前部には、連通口514を形成している。連通口514には、サイド操作部52の前部内に連通状態に配設したフィルタケース516を連通連結している。フィルタケース516内には、外気Faを浄化するフィルタ518を取り付けている。そして、外気Faは、外側導入ケース512→外気導入口508→内側導入ケース510→連通口514→フィルタケース516→フィルタ518を通してフィルタケース516内に、さらには、連通するサイド操作部52の前部内に浄化された外気Faが流入するようにしている。
サイド操作部52の前部は、冷房サイクル機構と暖房サイクル機構を備えた空気調和装置(これらは図示せず)の一部を構成する冷暖気放出部520となしている。冷暖気放出部520には、ヒーターコアとエバポレータを配設し、これの下方にブロアファン(これらは図示せず)を配設している。冷暖気放出部520の前面部には、前上方放出口部522を設けている。また、冷暖気放出部520の内側面部には、内方放出口部524を設けている。これらの放出口部522,524には、それぞれルーバー等の放出風の放出方向を調節可能とした第1・第2放出方向調節体526,528を設けている。530は、冷暖気放出部520の上面部に設けた表示パネルである。そして、冷房時には、ブロアファンによりフィルタケース516内の浄化された外気Faが吸入されて、その外気Faがエバポレータに圧送され、エバポレータにより冷却(熱交換)されて冷気となって、各放出口部522,524から放出されるようにしている。また、暖房時には、同様に吸入された外気Faがヒーターコアに圧送され、ヒーターコアにより暖められて(熱交換されて)暖気となって各放出口部522,524から放出されるようにしている。
このように構成したキャビン16の右側部では、機能部支持壁504の前端部に前下側窓部506を設けているため、運転席57に着座して操向操作レバー53,54を操作するオペレータOpが、前下側窓部506を通してカバー体63の前下方を堅実に視認することができて、オペレータOpの死角を減じることができる。る。この際、前下側窓部506は、前方へ下り傾斜状の湾曲面に形成したカバー体63の上方に配置するとともに、冷暖気放出部520よりも前方に配置しているため、カバー体63や冷暖気放出部520によってオペレータOpの視界性が妨げられることがない。
冷暖気放出部520は、オペレータOpの右側の手近な位置(脇)に配置しているため、内方放出口部524をオペレータOpの近くに短いダクトで設置でき、圧力損失を最小限に抑えることができる。そして、冷気や暖気を直接、オペレータOpに当てて、体を直接冷却もしくは暖房することができる。
前上方放出口部522や内方放出口部524は、複数を集中配置させることにより、空気調和性能を維持しながら前下側窓部506の設置できるスペースを確保することができるため、空気調和性能と視界を確保できる。冷暖気放出部520の上面部には、表示パネル530を設置しているため、操作性能を確保することができる。
従来、下記のような技術が、それぞれ下記のような課題を有しているが、前記した本実施形態では、これらの課題を全て解決することができる。すなわち、特開2009-215699には、旋回台上に運転席を覆うキャビンに隣接してボンネットを配設し、キャビン内に空気調和装置を配設し、キャビンの側壁下部で、かつ、空気調和装置に対向する部分の位置に、外気導入孔を備えた旋回作業車が開示されている。ところが、視界を良好に確保するために、ボンネット側のキャビンの側面下部の側壁に窓を設置すると、空気調和装置が視界を遮ることから窓の設置ができない。そのため、バックホーのボンネットの下方に死角が生じる。
特開2005-297614には、運転席の着座シート部の下側に冷却保温ボックスを設けると共に、冷却保温ボックスの内部とエアコンユニットのエアダクトの内部との間を、通風パイプを介して連結した建設機械が開示されている。ところが、エアコンユニットとエア排出口が座席の後部にあるため、オペレータの顔や体に冷却された空気が直接あたらない、という不具合がある。
特開2011-169045には、エア排出口をオペレータの近くに設置して、直接、オペレータにエアを当てることで、体を直接冷却できる旋回作業車が開示されている。ところが、エアコンユニットが座席の下にあることからダクトの距離がのび圧力損失が大きくなり、エネルギー損失が大きくなる、という不具合がある。
特開2009-215699には、外気導入孔の上方及び側方を覆う少なくとも一つのルーバーを備えた旋回作業車が前記開示されている。ところが、空気調和装置の空調性能を維持するためには、一定量の通気量を確保する必要があり、複数の通気孔を設けると、それらに対して複数のルーバーを取り付ける必要があるため、製造コストが上昇するという問題がある。
[旋回台の周縁部を被覆する下部カバーの構造の説明]
旋回台12の周縁部を被覆する下部カバーの構造について、図12及び図18〜図23を参照しながら説明する。すなわち、本実施形態の作業車Aは、下部カバーとして、図12に示すように、前記した左側前下部カバー202と、左側後下部カバー204と、右側前下部カバー208と、右側後下部カバー210と、を分割構成して旋回台12に備えている。各カバー202,204,208,210は、それぞれ前後方向に延伸させた帯状に形成するとともに、旋回台12の周端縁部に沿わせて円弧状に湾曲させて形成している。左側前下部カバー202と右側前下部カバー208、また、左側後下部カバー204と右側後下部カバー210は、型共用のトリムラインを変更することにより、それぞれ左右線対称に成形可能として、成形加工コストを低減化している。
旋回台12は、図4に示すように、その周端縁部の左右側前部と左右側中途部と左側後部に、それぞれカバー連結片12a,12b,12cを設けている。左右側前部のカバー連結片12a,12aには、左・右側前下部カバー202,208の中途部を連結している。左右側中途部のカバー連結片12b,12bには、図19及び図20に示すように、左・右側前下部カバー202,208の後端部203,209と、左・右側後下部カバー204,210の前端部205,211と、を内外側に重合状態に配置して、連結ボルト222により、これらを横断貫通状に共締めして連結している。左側後部のカバー連結片12cには、左側後下部カバー204の中途部を連結している。各カバー連結片12a,12b,12cには、ナット220を連設し、各ナット220に連結ボルト222を螺着することで、旋回台12に各カバー202,204,208,210を着脱自在に取り付けている(図19及び図20参照)。
上記のように、前後に分割して形成した左(右)側前・後下部カバー202(208),204(210)は、端部同士を共用して締結することで、片側だけを取り外し可能としている。そのため、内部部品のメンテナンス時、必要部位だけを取り外すことができる。また、各下部カバー202,204,208,210は、型を共用して前後分割するパーツを作成する構造となしているため、部品共用化による作業工数と部品コストの低減化を実現することができる。
左側後上部カバー216は、図21に示すように、旋回台12に設けたカバー枢支体230に前端部219を枢支して、後端部側を左右方向に開閉自在となしている。そして、左側後上部カバー216と左側後下部カバー204により、旋回台12の左側後部に配置した工具箱240の左側外方を閉塞している。工具箱240は、上面開口箱型の工具箱本体242と、工具箱本体242の上面を開閉蓋する工具蓋体244と、から形成している。工具蓋体244は、左側後上部カバー216を開放することで、開閉蓋することができる。そのため、工具箱本体242内に収容した工具を簡単に出し入れすることができる。また、左側後上部カバー216を開放するとともに、左側後下部カバー204を取り外すことで、旋回台12から工具箱240を楽に取り外すことができる。
右側後下部カバー210は、図22及び図23に示すように、熱交換部18の下部を右側外方から被覆している。熱交換部18の下部には、バッテリーBaを配設している。バッテリーBaは、旋回台12の上に着脱自在に載置しており、右側外方から被覆している右側後下部カバー210を取り外すことで、楽にメンテナンスすることができるとともに、バッテリーBaを取り替えることもできる。つまり、バッテリーBaのメンテナンス性と取り替え性に優れる。
従来、特許第4048260号には、カバーをプレス成型する場合に、長尺ものは型が大きくなりすぎて、成型機が限定されるため、カバーを分割して型を共用できるような形状にすることで、メンテナンス性を向上させる技術が記載されているが、メンテナンス性については具体的記載がない。
実開昭63−172781には、ガードが一部品で構成された構造が開示されているが、バッテリーやその他の内部部品のメンテナンス時には、本機片側に位置するガード一式を丸ごと外す必要がある。本機の片側の側面をガードしている為、メンテナンス頻度が高い部品は、ガードをその都度外す必要がある。
このように、カバーもしくはガードをプレス成型する場合に、長尺ものは型が大きくなりすぎて、成型機が限定されるため、本実施形態では、分割をしても型を共用できるような形状にしている。
[バッテリーの電源の起動・停止スイッチの配設構造の説明]
次に、バッテリーBaの電源の起動・停止スイッチ250の配設構造について、図24及び図25を参照しながら説明する。すなわち、旋回台12の右側前端部には、図24及び図25に示すように、前面開口の収容凹部260を形成している。収容凹部260は、旋回台の中央前端部に取り付けたブラケット支持体20の右側方で、かつ、タンク収容部15の前方に配設している。駆動・停止スイッチ250は、スイッチ本体252と、スイッチ本体252を前後方向の軸線廻りに上下方向に回動操作する操作片254と、を具備している。スイッチ本体252は、収容凹部260の背面に取り付けている。操作片254は、収容凹部260内に完全に(全体が)収容された状態に配設している。そして、収容凹部260内で操作片254上下方向に回動操作することで、スイッチ本体252を接続・切断可能としている。操作片254は、スイッチ本体252に着脱自在に連動連結している。収容凹部260は、その前上方を旋回台12から前方へ水平に延設した庇部256により覆っている。
このように構成した駆動・停止スイッチ250は、掘削作業部2を取り付けるブラケット支持体20に隣接している旋回台12の箇所に設置しているため、掘削作業部2に遮られて直接追突されにくい構造となる。しかも、駆動・停止スイッチ250は、収容凹部260内に配設されているため、上記構造に加えてより直接追突されにくい構造となり、破損や誤作動の憂いが一層少なくなる。駆動・停止スイッチ250は、操作片254を上下方向に回動操作することによりバッテリーBaの電源の起動・停止を行うようにしているため、押しボタン式に比べ誤作動の憂いが少なくなる。駆動・停止スイッチ250によりバッテリーBaの電源を停止させた際には、スイッチ本体252から操作片254を取り外しておくことができるため、悪戯で駆動・停止スイッチ250が操作されるのを防止することができる。収容凹部260は、その前上方を庇部256により覆っているため、収容凹部260内には雨水等が浸入し難い。そのため、駆動・停止スイッチ250が雨水等によって誤動作や故障するのを防止することができる。
従来、特開平9−315349には、トラクタ車体の前端部に搭載されたバッテリーの上部に、電源オン・オフスイッチが設置された構造が開示されている。ところが、電源オン・オフスイッチは、トラクタ車体の前端部に搭載されたバッテリーの上部に設置されているため、電源オン・オフスイッチにより、バッテリーの電源を停止する際には、バッテリーを被覆しているボンネットを開放するという作業が必要であることから、火災等により速やかにバッテリー電源を停止する必要がある場合には、ボンネットを開放する手間球が弊害になっている。
また、ヨーロッパで作業車両が保険に入る時、車両の構造を規定するに際し、しばしば従うことが求められるスウェーデンの防火協会が発行している「車と森林用機械の火災抑制のためのガイドライン」では、停止装置は容易にアクセスできることを求めている。
この要望にこたえるため、ヨーロッパ市場では、オプションで電源オン・オフスイッチをバックホーの側面部やバックホーの前部に突設する場合がある。ところが、これらのように電源オン・オフスイッチを突設した場合、追突された際や木の枝等に引っ掛かった際に電源オン・オフスイッチの破損や誤作動の原因になる。
A 作業車
S 収容空間
12 旋回台
13 運転部
14 原動機部
15 タンク収容部
80 燃料油タンク
90 自動給油装置
100 作動油タンク

Claims (4)

  1. 旋回台上に、原動機部と、原動機部により作動される作業部と、作業部や車体を運転・操作する運転部と、原動機部に燃料油を供給する燃料油タンクと、燃料油タンクに燃料油を自動的に供給する自動給油装置と、作業部に作動油を供給する作動油タンクと、を配設した作業車であって、
    原動機部と燃料油タンクとの間には、作動油タンクを介在させて配設し、
    作動油タンクと燃料油タンクとの間には、一定の間隔をあけて収容空間を形成し、
    収容空間内には、自動給油装置を収容して、原動機部から燃料油タンクを離隔させて配置したことを特徴とする作業車。
  2. 自動給油装置は、収容空間内に配置した装置ケースと、装置ケースに支持され、吸入口及び吐出口を有する燃料供給ポンプと、燃料供給ポンプの吸入口に基端部が接続され、装置ケース内に収容された吸入パイプと、燃料供給ポンプの吐出口に基端部が接続され、装置ケース内に収容された供給パイプと、を具備し、
    燃料供給ポンプは、制御部の出力側に接続され、
    制御部の入力側には、燃料油タンク内に配設した油量検出手段が接続されて、油量検出手段の検出情報に基づいて制御部が燃料供給ポンプの作動を制御するようにしていることを特徴とする請求項1の作業車。
  3. 装置ケースは、前後幅が短幅で、左右幅が燃料油タンクの背面幅と同等幅で、上面が開口する有底筒状に形成し、
    装置ケースの一側下部には、側方と下方が開口する配置空間を切欠状に形成して、配置空間内に燃料供給ポンプを配置するとともに、装置ケースの側壁下部に燃料供給ポンプを取り付けたことを特徴とする請求項2の作業車。
  4. 供給パイプは、装置ケースの開口する上面を通して燃料油タンクの上面部と接続され、
    燃料油タンクの上面部には、制御部を載設するための載設部を設けたことを特徴とする請求項3の作業車。
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