JP7367970B2 - 挟み式加熱調理器具 - Google Patents
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ところで、食パンを加熱調理するオーブントースターには、特許文献2に記載されるもののように、水受皿、水案内路、ボイラ(水蒸気発生器)等を備え、ヒーターによる加熱に加えて、前記ボイラにより発生したスチーム(水蒸気)も加えるようにしたものがある。このようなオーブントースターによれば、しっとりとした独特の食感に、パンを焼き上げることができる。
しかしながら、ホットサンドメーカーの場合、一対の食パンを比較的厚みの薄い上型と下型の間に挟みこむようにしているため、特許文献2の水受皿、水案内路、ボイラ等をそのまま適用するのは困難であり、工夫を要する。
調理対象物を挟んで加熱する下型と上型を備えた挟み式加熱調理器具において、前記下型における前記上型との対向面に、調理対象物を加熱する加熱部と、底面積が前記加熱部よりも小さい凹状の水受け部とを、熱伝導可能な一体状に設け、前記下型の周縁側には、前記上型に重なり合うように上方へ突出する環状凸部が設けられ、前記加熱部と前記水受け部は、前記環状凸部の内側に並設され、仕切壁によって仕切られていることを特徴とする挟み式加熱調理器具。
第1の特徴は、調理対象物を挟んで加熱する下型と上型を備えた挟み式加熱調理器具において、前記下型における前記上型との対向面に、調理対象物を加熱する加熱部と、底面積が前記加熱部よりも小さい凹状の水受け部とを、熱伝導可能な一体状に設けた(図1~図4参照)。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
挟み式加熱調理器具Aは、調理対象物を挟んで加熱する下型10及び上型20と、これら下型10と上型20の各々に対し裏面側に配設されたヒーター30(図2参照)と、下型10及びヒーター30を外側から覆う下カバー40と、上型20及びヒーター30を外側から覆う上カバー50と、図示しない制御回路とを具備している。
この下型10は、銅やアルミニウム、鉄、ステンレス等、比較的熱伝導率の高い金属材料、又はセラミック等の耐熱性硬質材料から形成され、必要に応じてその表面側にフッ素樹脂コーティング等の耐熱性のコーティングが施される。
詳細に説明すれば、環状平坦面部15の内側は、底面16を有する凹状に形成され、この凹状の部分の部分が仕切壁14によって、加熱部11と水受け部12に仕切られている。
各仕切壁14の平面方向の一端側と他端側は、環状平坦面部15を構成する一辺側部分と他辺側部分に対し、それぞれ接続される。仕切壁14の上端部は、環状平坦面部15と面一である。
このため、下型10と上型20が閉じた状態で、仕切壁14の上側には、スチームを平面方向へ通過させるスペースが確保される。
突起17は、下型10の長辺に対し傾斜する直線状に延設され、一定の間隔を置いて複数平行に設けられる。これら複数の突起17は、略同一の高さである。
これら複数の突起17は、調理時に調理対象物Xの表面に圧接されて、調理対象物Xの表面に、焼き模様を形成する。
下型10と上型20は、その一辺側に設けられた軸部18(具体例としてはヒンジ)により、回動可能に接続される。
なお、この上型20は、下型10の環状凸部13に重なるようにすればよく、他例としては、水受け部22を省いた態様等、図示例以外の形状とすることも可能である。
このヒーター30は、下型10と上型20の各々に対し、その裏面に接するようにして設けられ、図示しない制御回路を介して供給される商用電源によって発熱する。これらヒーター30及び制御回路等は、後述する下カバー40及び上カバー50によって覆われている。
先ず、図1に示すように、下型10と上型20の間を開放した状態で、二つの水受け部12,12に、適量の水が注がれる。そして、加熱部11上には、調理対象物Xが載置される。
ヒーター30の温度や通電時間は、図示しない制御回路によって適宜に制御される。
また、下型10と上型20の突起17,27は、調理対象物Xの表面と裏面に圧接されて、これら表裏面に多数の直線状の焼き跡を付ける。
11:加熱部
12:水受け部
13:環状凸部
14:仕切壁
17:突起
20:上型
21:加熱部
23:環状凸部
27:突起
30:ヒーター
40:下カバー
50:上カバー
A:挟み式加熱調理器具
X:調理対象物
Claims (3)
- 調理対象物を挟んで加熱する下型と上型を備えた挟み式加熱調理器具において、
前記下型における前記上型との対向面に、調理対象物を加熱する加熱部と、底面積が前記加熱部よりも小さい凹状の水受け部とを、熱伝導可能な一体状に設け、
前記下型の周縁側には、前記上型に重なり合うように上方へ突出する環状凸部が設けられ、
前記加熱部と前記水受け部は、前記環状凸部の内側に並設され、仕切壁によって仕切られていることを特徴とする挟み式加熱調理器具。 - 前記仕切壁が突出する高さを、前記環状凸部が突出する高さよりも小さくしたことを特徴とする請求項1記載の挟み式加熱調理器具。
- 前記加熱部の底面には、調理対象物に接するように突出する突起が設けられ、前記突起は、前記環状凸部及び前記仕切壁よりも低く形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の挟み式加熱調理器具。
Priority Applications (1)
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JP2019203848A JP7367970B2 (ja) | 2019-11-11 | 2019-11-11 | 挟み式加熱調理器具 |
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JP2019203848A JP7367970B2 (ja) | 2019-11-11 | 2019-11-11 | 挟み式加熱調理器具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2021074312A JP2021074312A (ja) | 2021-05-20 |
JP7367970B2 true JP7367970B2 (ja) | 2023-10-24 |
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Family Applications (1)
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Citations (2)
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JP3168302U (ja) | 2010-12-23 | 2011-06-09 | エルナ−マシュ マキネ ティカレット ヴェ サナイ アノニム シルケティ | 蒸気グリル/トースタ装置 |
JP2019150416A (ja) | 2018-03-06 | 2019-09-12 | アイリスオーヤマ株式会社 | 加熱用調理器具 |
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- 2019-11-11 JP JP2019203848A patent/JP7367970B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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