JP7365178B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2(付与手段、発行手段、離席手段、受付手段、報知手段、離席ロック手段、特定手段、安心ロック手段、操作手段、第1離席手段、第2離席手段、表示手段、混雑状況報知手段)及び情報表示装置3が設置されている。
島端計数機7は、投入された玉を計数し、その計数結果である計数玉数を記録した図示しないレシートを発行すると共に管理装置6へ発行情報を送信する。
図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。管理装置6は、遊技場内に設置された遊技機1、遊技装置2、島端計数機7、POS8、精算機9等の稼動状況を管理する。
(1)操作ハンドル17が操作されたことにより盤面16に発射された玉が始動口21に入賞(始動入賞)することに応じて大当り抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部20にて実行し、その結果に応じて大当りを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(3)大当りに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機1から直接出力される信号であっても良い。アウト信号により特定されるアウトは、遊技に使用された遊技価値の量に相当する。
・特別状態信号:遊技機1から出力される始動口21のような入賞口の入賞率が高い時短状態中である期間を特定可能な信号である。時短状態中であれば大当りの当選確率が高い確変状態中であるかに関わらずレベル出力されるので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、大当り信号や特別状態信号といった状態信号を受信していない場合には通常状態中として特定する。
(1)貨幣を受付けると(貨幣受付処理)、遊技機1と遊技装置2との双方に入金額を残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技機1の貸出釦が押下されると(貸出操作、対価付与操作)、貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払出し(付与処理)、レートに応じた対価分を残高から引落とす。尚、貨幣は複数回の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
・アウト
・セーフ
・差玉=セーフ-アウト
・出玉率=セーフ÷アウト
・大当り確率=大当り回数÷スタート回数
遊技装置2は上述した各機能に加えて離席ロックの機能を有しており、以下、離席ロックについて説明する。
遊技場では、「健康増進法の一部を改正する法律」の成立や、各種条例等に基づき今後遊技場では遊技中の喫煙が全面的に禁止されて遊技場全体が禁煙化される予定である。このため、喫煙したい遊技者は、遊技場に設置された喫煙ブースや遊技場外で喫煙するために短時間だけ離席することから、その場合の遊技機1の確保が問題となる。
(1)離席操作
遊技者が安心して遊技機1から離席できるように離席時に遊技装置2にて離席操作を受付可能とする。尚、後述するように情報表示装置3のみ離席操作が可能な場合は情報表示装置3の操作釦30により離席操作する。
遊技装置2及び情報表示装置3にて離席中表示を行うことで、周囲に離席中であることを報知する。このとき、台間違いなどのトラブルを回避するため、設定により離席ロックしたICカード10を解除キーとして離席ロック状態となると共に同一のICカード10を受付けるまで入金やICカード10の受付け等を不可とする。尚、情報表示装置3のみ設置時は、離席中表示のみを行い離席ロックすることはない。
管理装置6の画面での離席中の台番の把握、各台番に対応した離席経過時間の確認を可能とする。離席可能時間を過ぎても遊技に戻らない場合は、点検を発報する。
遊技装置2の画面操作により離席解除操作を受付可能とする。離席ロック状態は、遊技装置2にて離席時に発行されたICカード10を受付けることで離席解除される。尚、情報表示装置3のみ設置時は、情報表示装置3の操作釦30の操作により解除する。
(1)離席機能無(デフォルト)
(2)離席機能有(離席ロックの対象者は全て)
(3)離席機能有(離席ロックの対象者は会員・一般)
(4)離席機能有(離席ロックの対象者は会員)
(5)離席機能有(離席ロックの対象者は無)
(2)離席機能有(離席ロックの対象者は全て)
ICカード10の受付状態に関わらず離席操作を受付可能である。離席操作時にICカード10の発行条件成立中は当該ICカード10を発行し、当該ICカード10を解除キーとして離席ロック状態となる。ICカード10の発行条件が成立していなければ、離席操作に応じて離席ロック状態となることはないが、遊技者により操作可能な解除操作を受付けるまで付与処理を抑制する付与抑制状態となる。
ICカード10の発行条件が成立していることを条件として離席操作を受付可能である。離席操作時は会員カード10または一般カード10を発行し、当該会員カード10または一般カード10を解除キーとして離席ロック状態となる。
会員カード10の発行条件成立中の場合のみ離席操作を受付可能である。離席操作時は会員カード10を発行し、当該会員カード10を解除キーとして離席ロック状態となる。
(5)離席機能有(離席ロックの対象者は無)
ICカード10の発行条件が成立しているか否かに関わらず離席操作を受付可能である。離席操作時にICカード10の発行条件が成立していればICカード10を発行するが離席ロック状態となることはない。
但し、上記(2)~(4)において会員カード10の発行条件成立中の場合は、有価価値が無くとも離席操作を受付ける。
(離席ロックの対象者が全ての場合)
遊技装置2は、待機状態では図2(a)に示す待機中画面を液晶表示部24に表示している。待機中画面では、貸出玉単価、1単位分の貸玉数、「タバコ休憩」釦32、「食事休憩」釦33、「メニュー表示」釦34、発行条件成立中のカード種別と入金残高、持玉数、払出釦25を押下げすることを促す案内を表示する。
喫煙から戻った遊技者が離席ロックしたICカード10を遊技装置2に挿入すると、遊技装置2は、当該ICカード10を受付けることで離席ロック状態を解除して遊技再開となる。つまり、離席ロック状態は、離席操作から離席ロックしたICカード10を受付けるまで実行される(離席ロック処理)。
図2(a)に示す待機中画面の表示状態で離席操作された場合にICカード10の発行条件が成立している場合の動作は、上述した(離席ロックの対象者は全ての場合)と同様である。
一方、離席操作された場合に発行条件が成立していなければ図示しないが例えば入金する等、発行条件が成立することで離席ロック処理が可能となる旨を通知するメッセージを表示する。発行条件が成立した場合は、図2(c)に示す離席開始画面を表示し、「開始」釦36が押下げられた場合は、ICカード10に有価価値を対応付けて発行し、図2(d)に示す離席中画面を表示する。
会員カード10の発行条件成立中の場合のみ離席操作を受付可能とする。離席操作時は、離席ロックしたICカード10を解除キーとする離席ロック状態となる。
一方、離席操作された場合に会員カード10の発行条件が成立していないときは、会員カード10の挿入を促す旨を通知するメッセージを表示し、会員カード10が挿入された場合の動作は、上述した(離席ロックの対象者が会員・一般の場合)と同様である。
離席操作した場合、ICカード10発行条件が成立していても離席ロック状態とならないが離席状態となる。
尚、待機中画面に「タバコ休憩」釦32や「食事休憩」釦33を表示しない場合は、「メニュー表示」釦34を押下げたときに、図4(a)に示すようにメニューの一つとして「タバコ休憩」釦32や「食事休憩」釦33を表示するようにしても良い。
情報表示装置3は、離席操作有りと設定された場合、遊技装置2に離席機能の有無について機種毎に問合せ、或いは遊技装置2にて離席操作有りと設定された場合に遊技装置2から設定情報を受信し、その結果に応じて動作するが、詳しくは後述する。遊技装置2が離席機能有りの場合、遊技装置2のICカード10の発行条件の成立有無に関わらずサービス呼出メニューから離席操作を受付可能とする。サービス呼出メニューが既に例えば3つ登録されている場合は離席操作を含めて4つ表示することになる。離席操作を受付けた場合は、遊技装置2から離席操作を行うことを促す旨を通知するメッセージを表示する処理を行う。
離席操作に応じてICカード10が発行された離席中は、図7に示す離席中画面を表示する。離席中画面では、離席可能時間、経過時間、離席中である旨を通知するメッセージを表示する。
遊技機1が非稼動となった場合は、図8に示す離席操作不能画面を表示する。離席操作不能画面では、離席操作が可能となる条件を通知するメッセージを表示する。
次に、遊技装置2の安心ロック中の離席操作について説明する。
安心ロックは、遊技中に不用意に離席したり、遊技中にも関わらず不正者にICカード10の発行処理が行われて盗難にあったりする場合を考慮して、付与処理は許容するが発行処理等は抑制する遊技中の機能であり、暗証番号や遊技者のスマートフォン(以下、スマホ)のタッチに応じたID等の認証情報の入力を条件として処理が実行されるが、安心ロック中に遊技者が喫煙するために短時間離席する場面を想定できることから、安心ロックの機能を残したまま発行処理に加えて付与処理も抑制するのが望ましい。
尚、安心ロックに対応した認証情報としての暗証番号は上記した処理の開始時、即ち安心ロック操作(開始操作)時に受付けた暗証番号や、会員カード10を受付けている場合には会員カード10の登録時に登録した暗証番号等が想定され得る。
具体的には、遊技装置2は、安心ロック中に離席ロックを「しない/する」を予め選択的に設定可能であり、安心ロック中に離席操作が行われた場合に「しない」が選択されているときは、誤認遊技防止を目的としてICカード10を受付けたままの離席状態となる。これにより、ICカード10の発行が抑制されるのに加えて付与処理等も抑制されるので、ICカード10を受付けたまま遊技機1を確保することができる。
尚、「遊技再開」釦38が押下げられた場合に安心ロック中でなければ、図3(d)に示す待機中表示となり遊技再開となる。
次に、ICカード10に対応付ける離席情報について説明する。
離席ロック状態を解除するための台番(遊技機の識別情報)やカード番号(ICカード10の識別情報)を示す離席情報は、信頼性を高めるために少なくともカードIDを示し台番に対応付けられた第1離席情報として管理装置6に、少なくとも台番を示す第2離席情報としてICカード10に、といったように双方で管理するようにしている。ICカード10に離席情報を対応付ける場合、残高と持玉とで共通の記録領域はコアな共通情報が記録される記録領域であるため、離席情報は更新対象から除外(抑制)されており、残高に関連する残高関連情報または持玉に関連する獲得価値関連情報として記録する必要がある。
尚、上述した処理はICカード10に対応付けられる各種情報の欠落を防止するための処理であり、その虞がない場合等に例えば精算機9で獲得価値関連情報を更新したり、POS8にて残高関連情報を更新したりしても良い。
次に、離席情報の更新について説明する。
離席した遊技者が翻意して遊技終了する場合、そのままPOS8にて離席解除してICカード10の持玉を精算できると便利である。一方で、離席した遊技者が戻って来ない場合に対応するため、従業員の操作により遊技装置2の離席ロック状態を解除することも想定できるが、このように離席ロックが解除された遊技装置2が次の遊技者により離席ロックされた場合に、前の遊技者のICカード10をPOS8等で受付けて離席解除すると、次の遊技者による離席ロック状態が解除されてトラブルとなる虞がある。
次に、オフライン時の離席情報について説明する。
上述したように離席ロック状態を解除するための台番を含む離席情報を管理装置6とICカード10との双方で管理することでオフライン時にも対応可能となる。一方で、離席した遊技者が戻って来ない場合に強制的に管理装置6や遊技装置2への操作により離席ロックを解除する場合も想定できる。
しかしながら、この場合、ICカード10の離席情報を更新できないことから、管理装置6にて離席ロックが解除されているにも関わらず、ICカード10の離席情報がいつまでも残存する虞があるため、翌日以降になることといった解除条件の成立に応じてICカード10の離席情報を全ての処理対象から除外している。ここで、例えばオールナイト営業のような特別営業も想定されることから閉店処理が行われることを解除条件に加えているが、いずれか一方だけとしても良い。また、有効期限を閉店処理が行われるまでとしても良い。一方で管理装置6側の離席ロックは閉店処理を解除条件として解除するが、ICカード10側と同様に翌日以降といった日時的な条件に解除条件を代えても解除条件として加えても良い。
要するに、離席情報は管理装置6とICカード10との双方で管理され、閉店処理や日付情報で有効期限内であるか否かにより処理対象から除外するのである。
次に、食事休憩について説明する。
遊技装置2には従業員による食事休憩操作により離席ロック可能な機能が設けられているが、食事休憩もセルフ化して欲しいとのニーズが高まっている。
そこで、上述した離席操作とは別途、セルフで離席ロック状態よりも長期間離席可能な食事休憩操作を受付け、食事休憩中は離席ロックとは異なる表示を行うようにした。
また、食事休憩中に離席操作を受付可能としても良く、離席操作した場合、離席中表示する。この場合、食事状態と離席状態は双方有効であり、離席中表示を食事休憩中表示より優先して前面で表示し、離席状態が解除された場合は食事休憩中となる。
(1)遊技装置2及び情報表示装置3のいずれか一方が離席操作を受付可能な状態で、その一方にて離席操作を受付けた場合、離席ロック状態や離席表示状態のような離席中となり、離席表示状態では離席中であることを示す旨を通知するメッセージを表示する。
(2)情報表示装置3は、遊技装置2及び情報表示装置3が離席操作を受付可能な状態で、情報表示装置3での離席操作を受付けた場合、遊技装置2からの操作を促し離席操作が不可の状態で、離席操作に応じて遊技装置2から離席操作を行うことを促す旨を通知するメッセージを例えば10秒間表示する。
(3)遊技装置2及び情報表示装置3のいずれか一方が離席解除操作を受付可能な状態で、その一方にて離席解除操作を受付けた場合、離席中を解除する。
(4)情報表示装置3は、遊技装置2が離席解除操作を受付可能な状態で、離席解除操作やサービス呼出操作を受付けた場合、遊技装置2から離席解除操作を行うことを促すメッセージを例えば10秒間表示する。
(5)遊技装置2及び情報表示装置3は、離席操作や離席解除操作が無効な状態である。
次に、喫煙ブースのサイネージ表示について説明する。
遊技場には喫煙場所として、図10に示すような喫煙ブース40が複数設置されている。喫煙ブース40は出入口41以外が透明部材42で囲繞されており、図示しないファンモータにより煙草からの煙を吸引口43から吸込んで外部に排気する換気ユニット44が配置されている。換気ユニット44の正面において喫煙ブース40に滞在している遊技者が視認可能な位置に表示装置45(報知手段)が配置されている。
喫煙ブース40の天井には遊技者の入退出を検知する人数検知センサ46(検知手段)が設けられており、この人数検知センサ46により喫煙ブース40に滞在している遊技者の人数を検知する。
そこで、離席ロックされた遊技機1を遊技再開の重要度に応じて複数の状態に区分し、状態別に優先度を設けて優先順に表示装置45により遊技者に報知するようにした。
図5(c)に示す待機画面はリアルタイム表示として30秒程度の間隔で更新し、非操作状態であっても5分単位で別途サイネージ表示が切替えられて表示される。このサイネージ表示では、喫煙ブース40の紹介を兼ねた混雑状況を表示する。また、離席操作時にも表示内容を更新した上でサイネージ表示する。
表示装置45ではデジタルサイネージ表示が行われる。デジタルサイネージ表示では、図11に示すように遊技場の案内や機種紹介等のサイネージ表示をサイネージ表示領域47に表示し、休憩時間に関する休憩案内表示を休憩案内表示領域48に表示する。
(1)離席可能時間経過後、客呼出対象の遊技機
(2)離席可能時間が経過した遊技機
(3)離席可能時間が迫っている遊技機(例えば10分の離席可能時間の内、残り3分の遊技機)
(4)上記以外の遊技機
図12~図15では上記(1)-(4)にグループ分けされた台番をグループ別に上記優先順(優先度)に応じて表示し、優先順の高い台番は大きめに、優先順の低い台番は小さめに表示する。つまり、台番単位で表示領域(遊技機報知情報)が設けられ、当該表示領域を画面上の表示台数が多い場合に優先度の低い台の表示領域から縮小している。この場合、「多い場合」とは、表示対象となる台数と所定の基準値とを比較して判断したり、表示対象となる台番の表示領域のスペースがなくなったことで判断したりしている。また、「縮小」とは、通常の表示領域と比較して小さくするという意味である。
図14は上記サイネージ表示を含む表示であり、図15は上記サイネージ表示をよりも小さくした表示である。レイアウトは自由に変更可能であり、上記切替条件の成立に応じて切替可能に構成している。
管理装置6とICカード10との双方で台番を含む離席情報を対応付け、一方の離席情報を従業員操作に応じて更新して離席ロック状態を解除可能とし、他方の離席情報を別途、設けた解除条件の成立により対応するかを判定するため、離席ロック状態した遊技者が戻って来ないことから従業員操作によりロック解除した場合であっても、ICカード10の離席情報がいつまでも有効化される虞を低減し、双方の離席情報を円滑に管理可能となる。
離席ロック状態中に所定数のアウト検出でエラー報知するため、遊技機1自体における遊技を禁止できなくとも離席中の遊技を効果的に抑制可能となる。
安心ロック中の離席操作を受付可能とし、上述した処理を選択的に実行するため、遊技場のニーズに応じた運用が可能となる。
食事休憩等を必要以上に許容することを抑制しつつも、離席中に食事休憩に移行したいと思う遊技者のニーズに応えることが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張するようにしても良い。
精算機9とは別途券売機を設け、残高をICカード10に加算しても良い。
遊技機1の上方の情報表示装置3にて表示する構成を例示したが、島端に設けられる集合情報表示装置に採用しても良い。
離席可能時間が経過した場合に、客呼出と異常報知との2つの呼出モードを例示したが、いずれか一方の呼出モードだけを採用しても良い。
精算機9は、持玉が残存していない場合は、精算を禁止するだけでなく、注意報知することで抑制しても良い。同様に付与処理の抑制として付与処理自体を禁止するだけでなく、例えば付与処理を行うために払出釦25を押下する回数を増加することで抑制するといったように、本実施形態にて例示した抑制として、禁止する以外に、処理等に何らかの制限を加えることで実行を抑制する構成を適宜採用しても良い。
関連する設定情報は予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、管理装置の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部や遊技機メーカ等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良い。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。また、演算式については単なる例示であり例示した演算式と同様の値を示す、または同様の意義を持つ演算値演算するのであれば、どの様な演算式を採用しても良い。
以下と未満についてはどちらを採用しても良く、「達していない」等の表現は以下或いは未満となった場合のいずれにも対応する表現となる。以上と超過についても同様で、「達している」等の表現は双方に対応する表現となる。
対象となる遊技機としては、スロットマシンやパチンコ遊技機等が例示出来、パチンコ遊技機の場合、単位遊技は所謂図柄変動とすれば良いが、その他に遊技媒体を排出せずデータ上のポイントを遊技に応じて更新する所謂封入式の遊技機等も想定できるため、玉やメダル等の遊技媒体や上記ポイントを包含する遊技価値という表現を適宜使用している。
遊技装置2が行う処理の一部を管理装置6、情報表示装置3、或いは中継装置4等にて行っても良い。また、例示した構成を適宜設定に応じて採用するか否かを変更しても良いし、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせても良いし、適宜構成を除外しても良い。
Claims (2)
- 遊技者に対して遊技価値を付与する付与処理を行い、遊技者により操作可能な離席操作が受付けられた場合に前記付与処理を抑制する付与抑制状態となる付与手段と、
遊技者が所有する有価価値を特定する特定手段と、
前記離席操作が受付けられた場合に、遊技機の識別情報を示す第1離席情報、及び前記特定手段により特定される有価価値が対応付けられたロック媒体を発行する発行手段と、
前記離席操作が受付けられた場合に、前記ロック媒体が受付けられるまで前記付与抑制状態を継続させる離席ロック処理を実行する離席手段と、
前記離席ロック処理が実行される場合に、当該離席ロック処理に対応する遊技機の識別情報と対応する前記ロック媒体を示す第2離席情報とを対応付けて管理する管理手段と、
前記第1離席情報と前記第2離席情報との内、いずれか一方の離席情報を従業員操作に応じて更新することで前記付与抑制状態を解除する第1解除手段と、
他方の離席情報の有効性を制限条件の成立に応じて制限する制限手段と、
前記ロック媒体を受付けた場合に、対応する付与抑制状態を解除しなくとも対応付けられた有価価値を更新可能である価値更新手段と、
前記価値更新手段による更新により、対応付けられた有価価値が無くなった前記ロック媒体に対応する前記付与抑制状態を解除する第2解除手段と、
を備えた遊技場用システム。 - 前記価値更新手段は、前記ロック媒体を受付けた場合に前記付与抑制状態を解除するか否かの選択操作を受付可能であり、
前記第2解除手段は、前記選択操作により前記付与抑制状態を解除しない旨が選択された場合であっても、前記価値更新手段による更新により、対応付けられた有価価値が無くなった場合には、そのロック媒体に対応する前記付与抑制状態を解除する請求項1に記載の遊技場用システム。
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