JP2023102960A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の離席状態を好適に管理することができる遊技場用システムを提供する。【解決手段】離席ロックしたロック媒体について景品交換処理を行った結果に基づき離席ロックを解除するか否かを決定することができ、離席操作をした遊技者の、その後の操作を別途受付けることなく好適に離席ロック状態を管理することができる。【選択図】図6

Description

本発明は遊技場用システムに関する。
「健康増進法の一部を改正する法律」の成立や、各種条例等に基づき今後遊技場では遊技中の喫煙が禁止され、遊技者が喫煙したい場合には遊技場内等に設けられる喫煙ブースや遊技場外にて喫煙するため遊技機から離席する必要性がある。この場合、例えば特許文献1のように休憩操作を行ってカード(例えばICカードといった記録媒体)を発行する一方、当該カードを受付けるまで、遊技する際の貸出処理や再プレイ処理のような付与処理を抑制する抑制状態とすれば遊技者が安心して離席できるようになる。
また、特許文献2では、管理装置側とカード側との双方で離席情報を管理する場合に、抑制状態であるカードをPOSにて受付けた際に選択操作を実行することでカードの抑制状態を解除可能としている。
特開平5-3958号公報 特開2021-53192号公報
ところで、近年では遊技者自身でPOSによる景品交換を行う運用形態が注目されてきており、このような運用形態においては遊技者による選択操作を実行することで抑制状態を維持するか否かを選択する構成を採ることも考えられる。
しかしながら、POSに代表される価値更新手段(カードに対応付けられた遊技価値を更新する機器)にあっては当該機器の操作に不慣れな遊技者の存在も想定され、そういった遊技者の誤操作に起因して、抑制状態を解除する意思がないにも関わらず誤って抑制状態を解除してしまう虞がある。また、上記の運用形態でなくても、離席した遊技者が翻意して遊技終了するケースも想定される等、離席状態を管理する上で解決すべき課題を内在する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者の離席状態を好適に管理することができる遊技場用システムを提供することにある。
本開示の遊技場用システムにおいて、
遊技者に対して遊技価値を付与する付与処理(例えば遊技の際の貸出処理や再プレイ処理)を行い、離席操作(例えば遊技装置2における図4の釦41,42操作を含む)が受付けられた場合に前記付与処理を抑制する付与抑制状態となる付与手段(例えば離席ロック状態となる遊技装置2)と、
遊技者が所有する遊技価値を特定する特定手段(例えば残高や持玉を特定する遊技装置2)と、
離席操作が受付けられた場合に、前記特定手段により特定される遊技価値を対応付けるとともに遊技機の識別情報を示す第1離席情報(例えば台番を含む)を対応付けたロック媒体(例えばICカード10)として発行する発行手段(例えば遊技装置2)と、
離席操作が受付けられた場合に、前記ロック媒体が受付けられるまで前記付与抑制状態を継続させる離席ロック処理を実行する離席手段(例えば遊技装置2)と、
前記離席ロック処理が実行される場合に、当該離席ロック処理に対応する遊技機の識別情報と対応するロック媒体を示す第2離席情報(例えばカードIDを含む)とを対応付けて管理する管理手段(例えば管理装置6)と、
前記ロック媒体が受付けられた場合に、そのロック媒体の第1離席情報と、前記管理手段により管理される前記遊技機の識別情報及び前記第2離席情報とに基づき、当該ロック媒体が当該第2離席情報に対応するロック媒体であることを条件として当該遊技機に対応した前記付与抑制状態を解除する解除手段(例えば遊技装置2)と、
前記ロック媒体が受付けられた場合に、そのロック媒体の前記遊技価値について、景品と交換するための景品交換処理を実行することにより更新する価値更新手段(例えばPOS7)と、
を備え、
前記解除手段は、前記価値更新手段における前記遊技価値の更新の結果、前記景品交換処理が所定の条件を満たしている場合には前記遊技機に対応した前記付与抑制状態を維持する一方、所定の条件を満たしていない場合には前記遊技機に対応した前記付与抑制状態を解除することを特徴とする。
上記構成によれば、離席ロックしたロック媒体について景品交換処理を行った結果に基づき離席ロックを解除するか否かを決定することができ、離席操作をした遊技者の、その後の操作を別途受付けることなく好適に離席ロック状態を管理することができる。
一実施形態における遊技場用システムの構成を示す概略図 POSの斜視図 POSの機能ブロック図 遊技装置における表示画面を示す図(その1) 遊技装置における表示画面を示す図(その2) 景品交換と離席ロックの解除に係る各装置間での処理の流れを示す図 離席ロックと呼出モードに係る処理の流れを示す図
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。
遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2及び情報表示装置3が設置されている。遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は夫々、中継装置4及びLAN5を介して管理装置6と接続されている。遊技場には、景品交換端末7や精算機8も設置されており、LAN5を介して管理装置6と接続されている。
なお、遊技場内には例えば数百台の遊技機1が設置されており、遊技媒体の貸出単価(貸単価)が異なる複数の遊技機島が形成されるものとする。図1では、遊技媒体としての玉の貸単価が4円の4円パチンコ島と、貸単価が1円の1円パチンコ島を例示している。
景品交換端末7は、例えば景品交換コーナー(景品交換カウンタ)に複数台設置される機器(以下「POS7」と称する)であり、会員カードや一般カードといったICカード10(図3参照)の処理等を行うための付属装置9を備えている。POS7は、ICカード10により特定される持玉数(計数玉数等)の遊技価値に基づいて、当該遊技価値を景品と交換するための景品交換処理を実行するようになっている。
精算機8は、ICカード10がカード挿入口8aに挿入されると、挿入されたICカード10を受付け当該カード10に記録されている入金残高(残高)をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った残高に対応する紙幣や硬貨を返却口8bから返却する。
POS7及び精算機8においてICカード10に記録されている残高を取扱うときは、管理装置6がICカード10に対応して予め記録している発行情報が示す残高と照合し、真であると判定したことを条件として残高を取扱う。
前記遊技価値が対応付けられるICカード10は、説明の便宜上「一般カード10」、「会員カード10」とも称して両者を区別し(図3参照)、両者を区別せずに「カード10」とも総称する。
一般カード10は、当日限り有効な一般用記録媒体として不特定多数の遊技者に対し発行される。一般カード10に内蔵されたICチップ10aには、当該カード10を特定可能なカードIDが記録されるとともに、有価価値として、遊技装置2に入金された残高、及び当日中に遊技者が獲得した持玉数(遊技価値)を特定可能な情報が貸単価毎に記録される。
会員カード10は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効な会員用記録媒体であり、予め会員登録した遊技者に対し発行される。会員カード10に対応する持玉数及び貯玉数は、管理装置6の会員口座に貸単価毎に記憶される。会員カード10に内蔵されたICチップ10aには、残高、及び会員口座の遊技価値を特定可能な情報として当該カード10の会員を特定可能な会員IDがカードIDとして記録される。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード6a、モニタ6b、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、遊技装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機毎の遊技データを管理するとともに、会員登録された会員毎の個人データや、POS7、精算機8等の稼動状況を管理する。
図1に示すように、遊技機1は、盤面11に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル12、上部受皿13、下部受皿14を有すると共に、盤面11に、液晶表示部15、始動口16、大入賞口17を有する。
遊技機1は以下に示す動作を行う。
(1)操作ハンドル12が操作されたことにより盤面11に発射された玉が始動口16に入賞(始動入賞)することに応じて大当り抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部15にて実行し、その結果に応じて大当りを発生させる。なお、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/300であり、大当りのうち大当り後に確変状態(確変)となる大当りの割合は66.6%(2/3)である。大当りが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口17を開放する。なお、1Rの上限入賞数(上限数)は8個、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(3)大当りに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(4)確変中は大当り確率が1/30に向上する。確変は次回大当りまで継続するため、大当り後に通常状態(通常)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、通常大当りが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口16への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。なお、遊技機1から直接出力される信号であってもよい。アウト信号により特定されるアウトは、遊技に使用された遊技価値の量に相当する。
・セーフ信号:遊技機1から払出される遊技価値(獲得価値)を特定可能な信号である。払出玉10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。なお、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。セーフ信号により特定されるセーフは、入賞により付与された遊技価値の量に相当する。
・始動入賞信号:遊技機1から出力される始動口16への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口16への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の受信に応じて始動入賞を特定する。
・図柄変動信号(スタート信号):遊技機1から出力され始動口16への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の受信に応じて図柄変動(スタート)を特定する。なお、図柄変動の開始時に出力される信号であってもよい。
・大当り信号:遊技機1から出力される大当り状態である期間を特定可能な信号である。大当り状態中にレベル出力されるので、大当り信号受信中を大当り状態中として特定する。
・特別状態信号:遊技機1から出力される始動口16のような入賞口の入賞率が高い時短状態中である期間を特定可能な信号である。時短状態中であれば大当りの当選確率が高い確変状態中であるかに関わらずレベル出力されるので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。なお、大当り信号や特別状態信号といった状態信号を受信していない場合には通常状態中として特定する。
遊技装置2は、紙幣が投入される紙幣投入口21、遊技者からの操作入力を受付けると共に残高、持玉数及び貯玉数の情報等の各種データを表示するタッチパネル式の液晶の表示部22、玉を払出すために操作される払出釦23、払出された玉が通過する払出ノズル24、ICカード10が挿入されるカード挿入口25、遊技機1の下部受皿14の下方に位置する着脱可能な計数受皿26等を備えている。
遊技装置2の制御部(図示略)は、以下のように動作する。
(1)貨幣を受付けると(貨幣受付処理)、遊技機1と遊技装置2との双方に入金額を残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技機1の貸出釦が押下されると(貸出操作、対価付与操作)、貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払出し(貸出処理、付与処理)、レートに応じた対価分を残高から引落とす。なお、貨幣は複数回の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(2)計数玉を受付けた場合は計数玉を持玉として特定し、その持玉を払出釦23の押下に応じて払戻す払戻処理(持玉の再プレイ処理、付与処理)を可能とし、払戻した場合にはその対価分(例えば払戻した玉数と同数)の持玉を減算する。
(3)残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦(図示略)が押下されると(発行操作を受付けると)、遊技装置2にストックされていた残高や持玉を特定可能な一般カード10を発行する。なお、持玉の一部や残高のみを発行対象とする分割発行も可能とする。一般カード10を受付けた場合は、その残高や持玉を引継ぐ。
(4)中継装置4とのシリアル通信により管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、払戻玉数、入金額、持玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び一般カード10の受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定可能としてもよい。なお、貸出処理上の通信については中継装置4を介さず、遊技機1と遊技装置2とで直接通信を行ってもよい。
情報表示装置3の制御部(図示略)は、中継装置4を介して遊技機1側から出力される遊技信号を入力することで各遊技状態の遊技情報を管理する。情報表示装置3は、各種遊技情報等を表示する表示部3a、当該表示部3aの表示内容を変更するといった各種操作を受付ける各種操作釦(図示略)、遊技場の従業員が携帯する操作リモコン(図示略)から送信されるリモコン信号を受光する図示しないリモコン受光部等を有する。
管理装置6の制御部(図示略)は、自身の記憶部に記憶されたコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービスを実行可能となっている。このようなサービスを実行するために、遊技機1や遊技装置2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機毎に遊技データを管理するようになっている。
遊技機毎に管理する遊技データは次の通りである。
・アウト
・セーフ
・差玉=セーフ-アウト
・出玉率=セーフ÷アウト
・大当り確率=大当り回数÷スタート回数
次に、POS7の構成について、図2及び図3も参照しながら説明する。
図2に示すPOS7は、その本体部30及び付属装置9が、夫々従業員用のものと遊技者用のものとで対をなし、遊技者運用と従業員運用との何れかの運用形態への設定が可能に構成されている。また、本実施形態では主として遊技者運用、つまりはセルフPOSとして従業員を介することなく遊技者自らが操作を行う運用形態について説明するものとし、従業員が対面式で景品交換の操作を行う従業員運用については周知の構成を採用することができ、その詳細な説明を省略する。
POS7の本体部30は、タッチパネル式の従業員用表示部33と遊技者用表示部34とを一体に有し、それら表示部33,34に景品交換を行うために必要な情報を表示する。POS7の付属装置9は、従業員用操作部31と遊技者用操作部32とを備えており、それら操作部31,32における操作や、前記表示部33,34上に設けられたタッチパネル33a,33bでのタッチ操作に応じて所定の景品交換処理を実行する。
従業員用操作部31は、スキャナ35、カードR/W36、及びプリンタ37を一体化して構成されている。従業員用操作部31の上面側には、スキャナ35の読取面35a、カードR/W36のカード挿入口36a、プリンタ37の発行口37aが設けられている。カード挿入口36aには、ICカード10に加えて従業員カード(図示略)の挿入が可能である。
スキャナ35は、一般景品(日用品、タバコ等)のバーコードを読み取って景品情報を入力するものである。
カードR/W36は、挿入されたICカード10の情報を読み取るとともに、景品交換処理に応じて一般カード10に記憶された持玉数を書き換える。なお、カードR/W36の内部にカードストック部(図示略)を設け、持玉数及び残高が無くなった一般カード10をカードストック部へ回収することが可能である。
プリンタ37は、景品交換処理に応じて後述する端玉交換券等を発行する。
遊技者用操作部32にはテンキー32aが設けられており、遊技者により暗証番号がキー入力可能となっている。
図3は、POS7の機能ブロック図を示している。POS7の制御部38は、CPU38a、記憶部38mとしてのROM38b及びRAM38c、I/O38dを有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。制御部38には、同図に示すように従業員側モニタとしての従業員用表示部33、当該表示部33上のタッチパネル33a、遊技者側モニタとしての遊技者用表示部34、当該表示部34上のタッチパネル34aの他、管理装置6等との間で各種の信号や各種の情報を送受信するI/F部38eが接続されるとともに、スキャナ35、カードR/W36、プリンタ37、テンキー32aが接続されている。
また、POS7の制御部38には、図1に示す景品払出機39が接続されている。景品払出機39は、本体内の景品ストック部(図示略)に複数種類の特殊景品を収納しており、制御部38からの払出指示に応じて特殊景品を自動的に払い出す。なお、以下では係る制御主体(景品交換手段、価値更新手段)たる制御部38を単に「POS7」と称する。
本実施形態の景品として、上記の特殊景品と一般景品とが設定されている。特殊景品には、特殊景品大、特殊景品中、特殊景品小の3種類が用意されている。各特殊景品の対応金額(遊技場外の替場にて買取られる金額)は例えば、特殊景品大が5000円、特殊景品中が1000円、特殊景品小が200円に夫々設定されている。
一般景品は例えば、タバコや飲み物、菓子類、雑貨品等の景品一般であり、各種の景品が景品交換カウンタに用意され、或いは一般景品コーナー40(図1にのみ図示)に陳列される。一般景品コーナー40は、遊技場内の一角に設けられた無人の景品コーナーであり、交換可能な範囲内で遊技者が自由に一般景品を選ぶことができる。
続いて、POS7における遊技者運用での景品交換処理について、カード10の種類別に説明する。なお、従業員用操作部31は、遊技者運用のとき遊技者側に向けて配置され遊技者が操作でるものとする(図2の「遊技者側」向きの矢印参照)。また、遊技者用表示部34に表示される以下の各画面については、適宜表示内容を変更して実施しうるものであり、図示を省略する。
[一般カードによる景品交換処理]
遊技者運用において、POS7は、図2に示す遊技者用表示部34に待機中画面を表示する。待機中画面には、「景品交換するお客様はカードを挿入して下さい」とのメッセージと、「係員呼出」釦とが表示される。
遊技者がカードR/W36のカード挿入口36aに一般カード10を挿入すると、POS7は、カードR/W36に挿入された一般カード10のカードIDと持玉数を読み取って表示してから、管理装置6へ読み取った情報を送信して照合を依頼し、管理装置6から照合結果を受信した場合、待機中画面から特殊景品確認画面に遷移する。
特殊景品確認画面には、「係員呼出」釦、「交換中止」釦、「確認」釦の他、カードの抜き取りを注意するメッセージ、玉の単価、一般カード10から読み取った持玉と端玉とを示す持玉・端玉情報、交換可能な各特殊景品の数を示す特殊景品交換情報、「確認」釦の操作を促すメッセージ等が表示される。
特殊景品数の算出例としては、例えば、4円パチンコ=1915玉(7660円)=1250玉×1+250玉×2+50玉×3+15玉=特殊景品大(5000円)×1+特殊景品中(1000円)×2+特殊景品小(200円)×3+端玉(60円)となる。
遊技者により特殊景品確認画面の「確認」釦がタッチ操作されると、特殊景品確認画面から一般景品確認画面を表示する。一般景品確認画面には、交換可能な各一般景品の数を示す一般景品交換情報、「端数交換」の有無を選択するための釦、「確認」釦の操作を促すメッセージ等が表示される。
一般景品確認画面の「確認」釦がタッチ操作されると、POS7は、景品払出機39から表示されている数の特殊景品を払い出すとともに、端数交換に係る選択操作に応じて、端玉交換券(図示略)を発行し、或いは端数分を持玉として記録したICカード10を発行する。
なお、端玉交換券には、端玉の単位金額とその数(金額)や、金額の範囲内で選択可能な一般景品(端数景品)の種別とその数を示すメッセージ等が印刷される。遊技者は、上記の景品交換処理により端玉交換券が発行されたとき、これを一般景品コーナー40等で所望の一般景品を選んで交換することができる。一般景品の区分としては、100円一般景品、50円一般景品、10円一般景品、5円一般景品、1円一般景品の区分を含む。
一般カード10に残高が存在しない場合は、一般景品確認画面の「確認」釦が押下操作された場合に景品払出機39に対して特殊景品の払い出しを指示するとともに、カードR/W36内の一般カード10を、持玉無しの状態に更新して前記カードストック部へ回収する。
以上のようにPOS7は、一般カード10を受付けた場合に、当該カード10に対応付けられた遊技価値としての持玉数を、景品と交換するための景品交換処理を実行することにより更新する価値更新手段として機能し、その景品交換処理により遊技者は獲得した持玉の一部または全部を特殊景品や一般景品に交換することができる。
また、図示は省略するが、例えば遊技者用表示部34の待機中画面に、「特殊景品交換」と「一般景品選択」との何れかを選択する釦を表示させ、遊技者が「一般景品選択」を所望する場合に、上記した一般景品の区分に属さないタバコ等の一般景品をも選択することができるものとする。
具体的には例えば、遊技者は一般カード10をカードR/W36に挿入するとともに「一般景品選択」釦をタッチ操作して、待機中画面から一般景品選択画面に遷移させる。一般景品選択画面において、表示されるタバコ等の一般景品がタッチ操作により特定され、或いはスキャナ35で一般景品の識別コード(例えばバーコード)の読み取り操作による操作入力に基づき、特殊景品の種類を特定する。
こうして、POS7は交換する一般景品を確定し、その一般景品に相当する玉数を持玉数から減算した結果を、残り持玉数として算出する。また、一般カード10に残り持玉数又は残高がある場合には、その残り持玉数又は残高をカードRW36により当該カード10に記録する(持玉数を更新する)。その後、係る景品交換処理により更新された一般カード10はカードRW36から繰り出されて遊技者へ返却され、遊技者は交換された一般景品を当該カード10とともに受け取ることができる。
なお、POS7における景品交換処理は、ICカード10に対応付けられた遊技価値を、少なくとも一般景品と特殊景品との何れかの景品に交換することに伴い更新する処理を実行するものであればよく、一般景品をも景品払出機39から払い出すように構成してもよい。
また、以下の「会員カードによる景品交換処理」については、上記した一般カード10による景品交換処理と略共通する処理を行いうることから、特殊景品に交換する場合を中心に説明する。
[会員カードによる景品交換処理]
POS7は、待機中画面の表示状態で遊技者により会員カード10がカードR/W36に挿入されると当該カード10のIDを読み取り、待機中画面から会員カード挿入時画面に遷移する。会員カード挿入時画面には、「係員呼出」釦、「交換中止」釦の他、キーボード、暗証番号の入力を促すメッセージが表示される。
POS7は、遊技者により会員カード挿入時画面のキーボード或いはテンキー32aを介して暗証番号が入力されると、管理装置6へ照合結果と会員の持玉数・貯玉数の情報を要求する。これにより、POS7は、管理装置6から照合結果と持玉数・貯玉数情報を受信すると、会員口座選択画面を表示する。会員口座選択画面には、口座選択釦、口座を選択することを要求するメッセージが表示される。
POS7は、遊技者により口座選択釦のタッチ操作があると、会員口座選択画面から会員景品個数指定画面に遷移し、取引数と口座残高とを示す口座取引情報、各特殊景品に対応した「+」釦及び「-」釦、「最大個数セット」釦並びに「決定」釦を表示させる。
POS7は、遊技者による「+」釦或いは「-」釦のタッチ操作があると、特殊景品に対応した交換玉数だけ該当する口座の引出数を増加させ或いは減少させるとともに、口座残高を減少させ或いは増加させる。なお、「最大個数セット」釦がタッチ操作された場合、口座残高の範囲内で最大となる各特殊景品の数を自動的にセットする。
POS7は、遊技者により会員景品個数指定画面の「決定」釦がタッチ操作されると、会員最終確認画面に遷移して、引出数及び口座残高を示す利用明細情報や、特殊景品数情報、「確定」釦の操作を促すメッセージを表示させる。
POS7は、遊技者により会員最終確認画面の「確定」釦がタッチ操作されると、景品払出機39から表示されている種類と数の特殊景品を払い出すとともに、端玉が有る場合は口座残高に加算する。
以上のようにして、遊技者は、POS7に会員カード10を挿入することで所望の口座残高を特殊景品に交換する景品交換処理を実行するとともに、対応する遊技価値(口座残高としての持玉数・貯玉数)更新する。なお、会員カード10は有効期限が到来するまで継続的に使用されるものであるため、残高や持玉数・貯玉数の有無に関係なく必ず遊技者へ返却される。
さて、遊技場では、「健康増進法の一部を改正する法律」の成立や、各種条例等に基づき今後遊技場では遊技中の喫煙が全面的に禁止されて遊技場全体が禁煙化される予定である。このため、喫煙したい遊技者は、遊技場に設置された喫煙ブースや遊技場外で喫煙するために短時間だけ離席することから、その場合の遊技機1の確保が問題となる。
そこで、本実施形態の遊技装置2は、離席中に遊技機1をロックすることが可能となる離席ロックの機能を有している。以下、係る離席ロックについて説明する。
[遊技機を確保する離席ロックの機能]
離席ロックとは、離席操作時に発行されたICカード10を解除キー(ロック媒体)としてロック状態(以下、離席ロック状態)を継続させる離席ロック処理を行う機能である。離席ロック状態では、遊技装置2の表示部22と情報表示装置3の表示部3aにて離席可能時間と離席経過時間を表示し、付与手段たる遊技装置2は前記付与処理を不能とする(抑制する)付与抑制状態となる。これと併せて、更に遊技装置2では入金を抑制したり、計数受皿26をシャッタ閉により計数不能としたり、他のICカード10の受付けを不能とした抑制状態とする。
離席機能は、以下の離席操作、離席中表示、離席中状態管理、離席解除から構成されている。
・離席操作
遊技者が安心して遊技機1から離席できるように離席時に遊技装置2にて離席操作を受付可能とする。なお、後述するように情報表示装置3にて離席操作が可能に構成してもよい。
・離席中表示
少なくとも遊技装置2と情報表示装置3との何れか一方の装置にて離席中表示を行うことで、周囲に離席中であることを報知する。このとき、台間違いなどのトラブルを回避するため、設定により離席ロックしたICカード10を解除キーとして離席ロック状態となるとともに、原則として同一のICカード10を受付けるまで入金やICカード10の受付け等を不可とする。
・離席中状態管理
管理装置6においてモニタ6bでの離席中の台番の把握、各台番に対応した離席経過時間の確認を可能とする。離席可能時間を過ぎても遊技に戻らない場合は、客呼出(或いは点検)を発報する。
・離席解除
遊技装置2において、離席ロック状態は当該遊技装置2にて離席時に発行されたICカード10を受付けることで離席解除される(離席ロック状態を解除する)。また、本実施形態では、POS7にて当該カード10を受付けた場合に、当該カード10に係る景品交換処理が所定の条件を満たしていないとき等にも、離席ロック状態が解除される。
上記のような離席機能はICカード10を発行した状態で付与処理等を不能とすることが望ましいが、残高や持玉といった有価価値が基準値に達している(有価価値が残存する)、或いは会員カード10を受付けているといったICカード10を発行するための発行条件が成立していない場合にはICカード10を発行できず、付与処理等を不能とすることが難しい。この場合、離席可能とするために発行条件を緩和することも想定できるが、ICカード10が無暗に持ち去られるといった新たな懸念が生ずる。このような事情から、遊技装置2では離席機能に関して、以下の5つの運用方法を種別(例えば貸出レートが同一のグループ)単位で設定することができる。
(A)離席機能無(デフォルト)
(B)離席機能有(離席ロックの対象者は全て)
(C)離席機能有(離席ロックの対象者は会員・一般)
(D)離席機能有(離席ロックの対象者は会員)
(E)離席機能有(離席ロックの対象者は無)
以下、離席機能有の上記(B)~(E)について説明する。
(B)離席機能有(離席ロックの対象者は全て)
ICカード10の受付状態に関わらず離席操作を受付可能である。離席操作時にICカード10の発行条件成立中は当該カード10を発行し、当該カード10を解除キーとして離席ロック状態となる。ICカード10の発行条件が成立していなければ、離席操作に応じて離席ロック状態となることはないが、遊技者により操作可能な解除操作を受付けるまで付与処理を抑制する付与抑制状態となる。
(C)離席機能有(離席ロックの対象者は会員・一般)
ICカード10の発行条件が成立していることを条件として離席操作を受付可能である。離席操作時は会員カード10又は一般カード10を発行し、当該会員カード10又は一般カード10を解除キーとして離席ロック状態となる。
(D)離席機能有(離席ロックの対象者は会員)
会員カード10の発行条件成立中の場合のみ離席操作を受付可能である。離席操作時は会員カード10を発行し、当該会員カード10を解除キーとして離席ロック状態となる。
(E)離席機能有(離席ロックの対象者は無)
ICカード10の発行条件が成立しているか否かに関わらず離席操作を受付可能である。離席操作時にICカード10の発行条件が成立していればICカード10を発行するが離席ロック状態となることはない。
離席操作は遊技機1の稼動中または残高や持玉等の有価価値と基準情報とを比較することで有価価値が基準量に達していること、つまり、ICカード10の発行条件(残高がなく持玉が所定数に達していない状態等を除く)が成立していることを条件として受付けを許容する。これは、イタズラ防止のために非稼動の遊技機1については離席操作の受付けを禁止するものである。非稼動か否かの判定は、最終アウト(直近のアウト信号を検知して)から設定時間以上経過している場合に非稼動とする。
但し、上記(B)~(D)において会員カード10の発行条件成立中の場合は、有価価値が無くとも離席操作を受付ける。
次に、離席機能有りの遊技装置2の動作について、その表示部22の画面を示す図4、図5も参照しながら説明する。
(離席ロックの対象者が全ての場合)
遊技装置2は、待機状態において図4(a)に示す待機中画面を表示部22に表示する。待機中画面では、貸出玉単価、1単位分の貸玉数、「タバコ休憩」釦41、「食事休憩」釦42、「メニュー表示」釦43、発行条件成立中のカード種別と残高、持玉数、払出釦23の操作を促す案内を表示する。
この場合、離席操作は例えば「タバコ休憩」釦41のタッチ操作と、図4(c)の「開始」釦45のタッチ操作とにより行われる。即ち先ず、遊技装置2は、「タバコ休憩」釦41のタッチ操作が行われるとICカード10の発行条件が成立しているかを判断し、発行条件が成立している場合、図4(c)に示す離席操作時画面に遷移する。離席操作時画面では、タイトル44、離席可能時間(例えば10分の可能時間)とICカード10が返却される旨を通知するメッセージ、「開始」釦45、「中止」釦46を表示する。
なお、離席可能時間は機種毎に設定可能であり、図4(c)の離席操作時画面は、図4(b)のICカード10の挿入を促す画面から(つまりICカード10の発行条件の成立を待って)、遷移させることができる。
「開始」釦45がタッチ操作された場合は、発行条件成立中のICカード10に現在の有価価値(残高、持玉(一般カード10の場合))を記録してから、当該カード10を発行して離席ロック状態となる。
これにより、当該カード10は、遊技装置2(特定手段)により特定される現在の有価価値が対応付けられるとともに、後述する第1離席情報が対応付けられたロック媒体として発行される。
離席ロック状態では、図4(d)に示す離席ロック中画面を表示する。離席ロック中画面では、ICカード10の挿入を促す旨を通知するメッセージと経過時間とを表示する。
喫煙から戻った遊技者が離席ロックしたICカード10を遊技装置2に挿入すると、遊技装置2は、当該カード10を受付けることで離席ロック状態を解除して(もとの待機中画面(図4(a)の画面)に戻り)、遊技再開となる。
このように、遊技装置2は離席手段として、離席操作を受付けた場合に、発行されたロック媒体としての当該カード10を受付けるまで離席ロック状態を継続させる離席ロック処理を実行する。
また、本実施形態の遊技装置2は、POS7と管理装置6を介して通信を行うことにより、前記景品交換処理が所定の条件を満たしている場合には離席ロック状態を維持する一方、所定の条件を満たしていない場合には、当該カード10を受付けていなくとも離席ロック状態を解除するようになっている(後述する図6のS9、図7のS18参照)。
なお、遊技者の台間違いによるトラブルを避けるため、離席ロック状態中に設定数(例えば100玉)のアウトが検出(アウトと基準情報との比較結果)された場合は異常報知する。この異常報知は、離席ロック状態の解除や従業員の確認等により成立する解除条件が成立した場合に解除される。
一方、離席操作された場合にICカード10の発行条件が成立していない場合は、付与処理を抑制する離席状態となる。離席状態では、図5(a)に示す離席開始画面を表示する。離席開始画面では、例えば10分(可能時間)以内に席に戻ることを促す旨を通知するメッセージを表示する。「開始」釦45がタッチ操作された場合は、図5(b)に示す離席中画面を表示する。離席中画面では、休憩中であることと遊技再開釦を押下げることを促す旨を通知するメッセージ、「遊技再開」釦47を表示する。離席状態は、離席操作した遊技者以外でも操作可能な「遊技再開」釦47がタッチ操作されるかタイムアウトするまで実行され、当該タッチ操作或いはタイムアウトにより、もとの待機中画面(図5(c)の画面)に戻る。
(離席ロックの対象者が会員・一般の場合)
図4(a)に示す待機中画面の表示状態で離席操作された場合にICカード10の発行条件が成立している場合の動作は、上記の「離席ロックの対象者は全ての場合」と同様である。
一方、離席操作された場合に発行条件が成立していなければ図示しないが例えば入金する等、発行条件が成立することで離席ロック処理が可能となる旨を通知するメッセージを表示する。発行条件が成立した場合は、図4(c)に示す離席開始画面を表示し、「開始」釦45がタッチ操作された場合は、ICカード10に有価価値を対応付けて発行し、図4(d)に示す離席中画面を表示する。
(離席ロックの対象者が会員の場合)
会員カード10の発行条件成立中の場合のみ離席操作を受付可能とする。離席操作時は、離席ロックした当該カード10を解除キーとする離席ロック状態となる。
一方、離席操作された場合に会員カード10の発行条件が成立していないときは、会員カード10の挿入を促す旨を通知するメッセージを表示し、会員カード10が挿入された場合の動作は、上記した(離席ロックの対象者が会員・一般の場合)と同様である。
(離席ロックの対象者が無い場合)
離席操作した場合、ICカード10発行条件が成立していても離席ロック状態とならないが離席状態となる。
詳しい図示は省略するが、離席ロック状態中に離席可能時間が経過した場合は、離席ロック状態を維持したまま離席超過画面を表示する。離席超過画面は、例えば図4(d)におけるメッセージに代えて「操作できません」といった各種操作が不能である旨を通知するメッセージを表示するとともに、同図4(d)における「経過時間」代えて「超過した経過時間」を表示する。
本実施形態では、離席操作から離席可能時間が経過する間に、解除キーとしてのICカード10についての、景品交換処理がPOS7にて実行され、更に客呼出時間(例えば5分)が経過した場合に遊技者を呼出す呼出モードを実行する。また、呼出モードを実行してから更に所定時間(例えば5分)が経過しても離席ロック状態中の場合に、その離席ロック状態を解除するように構成されている(後述の図7参照)。
つまり、遊技装置2は、離席可能時間が超過し且つ該当するICカード10についての景品交換処理が行われた場合には、例えば離席可能時間経過後の5分後に客呼出を行い、更に5分後に離席ロック状態を解除する。
ここで、管理装置6は、上記した遊技装置2において離席ロック処理による離席ロック状態が可能な時間を示す離席可能時間(例えば図5(a)等に示す10分)及び離席操作を行った遊技者を呼出すための時間を示す客呼出時間(例えば5分)を設定する設定手段として機能する。
なお、情報表示装置3においても、その表示部3aにて遊技装置2の表示部22と同様の、離席ロックに係る画面を表示して、例えば10分以内に席に戻ることを促す(或いは離席中である旨を示す)メッセージや、離席可能時間、経過時間等を表示したり、離席操作を受付可能とする等、遊技装置2の機能を情報表示装置3に持たせるように構成してもよい。
続いて、ICカード10に対応付ける離席情報について説明する。
離席ロック状態を解除するための台番(遊技機1の識別情報)やカードID(ICカード10の識別情報)を示す離席情報は、信頼性を高めるために少なくとも台番を示す第1離席情報としてICカード10に、少なくともカードIDを示し台番に対応付けられた第2離席情報として管理装置6に、といったように双方で管理するようにしている。
即ち、管理装置6(管理手段)は、遊技装置2にて離席ロック処理が実行される場合に、その遊技装置2から当該離席ロック処理に対応する台番(第1離席情報)と、発行されたICカード10のカードIDとを受信して、その台番と対応するICカード10(ロック媒体)を示すカードID(第2離席情報)とを対応付けて管理する。
また、ICカード10には、離席ロック処理に係る遊技機1の台番が対応付けられることから、POS7において、受付けた当該カード10について、離席ロック状態を解除するか否かの選択操作を遊技者用表示部34或いはタッチパネル34a(操作手段)を介して受付けることが可能とされている。
具体的には例えば、POS7が前記従業員運用に設定されている場合において、ICカード10がカードR/W36のカード挿入口36aに挿入されると、そのICカード10から読み取られる情報に基づきロック媒体と判定した場合、遊技者用表示部34に離席ロック中である旨を表示するとともに「ロック解除しない」「ロック解除する」の2択の選択操作をタッチ操作により受付ける画面を表示し、その上で精算する(景品交換処理を実行する)。
この場合、POS7にて「ロック解除する」がタッチ操作により選択されたとき、景品交換処理が所定の条件を満たしているか否かに関わらずICカード10側に対応付けられた台番をクリアしてロック解除を行い(ロック媒体の第1離席情報との対応付けを解消し)該当する遊技機1に対応する離席ロック状態を解除する。このとき、管理装置6側のロック解除は、ICカード10に対応付けられた台番と、管理装置6上当該台番に対応付けて管理されるカードIDとにより、当該カード10が当該カードIDに対応するロック媒体であると判定されることを条件として行われる。
一方、POS7にて「ロック解除しない」がタッチ操作により選択されたとき、景品交換処理が所定の条件を満たしてしているか否かに関わらず該当する遊技機1に対応する離席ロック状態を維持する。
このように、離席した遊技者が翻意して遊技終了する場合、そのままPOS7にて離席解除してICカード10の持玉を精算できると便利である。また、管理装置6とICカード10との双方で離席情報を対応付けた上で、ICカード10の離席ロック状態を解除する場合は、ロック解除対象のICカード10に対応付けられた台番について管理装置6の第2離席情報が当該ロック解除対象のカードIDに対応していることを条件として該当台番の離席ロック状態を解除するため、トラブルとなる虞を低減可能となる。
即ち、離席した遊技者が戻って来ない場合に対応するため、従業員の操作により遊技装置2の離席ロック状態を解除することも想定できるが、このように離席ロックが解除された遊技装置2が次の遊技者により離席ロックされた場合に、前の遊技者のICカード10をPOS7等で受付けて離席解除すると、次の遊技者による離席ロック状態が解除されてしまうといった、トラブルのもととなる不具合を無くすことができるのである。
また、上記したように離席ロック状態を解除するための台番を含む離席情報を管理装置6とICカード10との双方で管理することでオフライン時にも対応可能となる。また、離席した遊技者が戻って来ない場合に強制的に管理装置6により離席ロックを解除するとき、つまり例えば管理装置6において従業員の操作により台番を指定することで遊技装置2へのICカード10の受付け等がなくとも解除可能とすることができる。
なお、離席ロックしたICカード10を他の遊技装置2に挿入した場合、誤認遊技防止を目的として、他の遊技装置2にて離席ロック状態中である旨を表示してICカード10を返却する。
しかしながら、この場合、ICカード10の離席情報を更新できないことから、管理装置6にて離席ロックが解除されているにも関わらず、ICカード10の離席情報がいつまでも残存する虞があるため、翌日以降になることといった解除条件の成立に応じてICカード10の離席情報を全ての処理対象から除外している。ここで、例えばオールナイト営業のような特別営業も想定されることから閉店処理が行われることを解除条件に加えているが、いずれか一方だけとしてもよい。また、有効期限を閉店処理が行われるまでとしてもよい。一方で管理装置6側の離席ロックは閉店処理を解除条件として解除するが、ICカード10側と同様に翌日以降といった日時的な条件に解除条件を代えても解除条件として加えてもよい。要するに、離席情報は管理装置6とICカード10との双方で管理され、閉店処理や日付情報で有効期限内であるか否かにより処理対象から除外するのである。
上記構成の作用について、POS7、管理装置6及び遊技装置2(解除手段)における処理の流れを示す図6、図7も参照しながら説明する。なお、ここでのPOS7は遊技者運用に設定される場合の例とし、「ロック解除しない」「ロック解除する」の画面表示(乃至選択操作)は行われないものとする。また、同図のS1,S2,…は、該当する装置において実行されるステップを表すものとする。
POS7は、遊技者によりロック媒体としてのICカード10がカードR/W36のカード挿入口36aに挿入され、受付けられると(S1)、そのICカード10から読み取られる情報と、遊技者の操作入力に基づき景品交換処理を実行する(S2)。
ここで、離席操作をした遊技者がPOS7において景品交換処理を実行させるときの態様としては、主として次の(α)~(γ)の三通りが考えられる。
(α)離席中にタバコや飲み物等と交換して席に戻る。
(β)離席中に一部の持玉数(計数玉数等)を交換して席に戻る。
(γ)離席中に翻意し、全部の持玉数を交換して退店する。
(α)の場合、通常はタバコや飲み物といった一般景品と交換して、もとの席に戻るケースが考えられる。このとき、遊技者が所有する持玉数の全てを交換せず、特定の持玉数での景品交換処理が行われるため、POS7において、当該遊技価値の更新の結果、所定の条件として予め定められたタバコ等の交換玉数に相当する交換が行われた場合には、その景品交換処理が所定の条件を満たしていると判定して(S3:YES)、ICカード10側の第1離席情報を維持する(S4)。つまり、ICカード10に対応付けられた台番をクリアすることなく、離席ロック状態を維持する(当該台番に対応した付与抑制状態を維持する)。
なお、予め定められる交換玉数(例えば4円のレートであれば135玉)は、管理装置6によりタバコや飲み物といった特定の一般景品に夫々対応させて複数設定することができる。
(β)の場合、離席中の遊技者が所有する持玉数の一部を特殊景品等と交換し、残りをICカード10に持玉として保持し、席に戻るといったケースが考えられる。そのため、景品交換処理の後に、その残りが持玉としてICカード10に記録されるような場合には、(α)と同様、ICカード10側の第1離席情報を維持するとともに(S4)、離席ロック状態を維持する。つまり、POS7において、持玉数を特殊景品等に交換した際に端数玉数が発生して、これを端数景品に交換せずにICカード10に保持した場合も、景品交換処理が所定の条件を満たすもの(S3:YES)として規定している。
(γ)の場合、離席中の遊技者が翻意し、所有する持玉数を全て交換した後に、席に戻らず退店するケースが考えられる。この場合、ICカード10に記録されている持玉数を全て特殊景品や一般景品等と交換するため、そのICカード10に記録される持玉数がゼロになる。つまり、POS7において、上記(α)、(β)の何れかの所定の条件を満たしていないと判定された場合には(S3:NO)、当該カード10の第1離席情報をクリアして更新し(S5)当該台番の遊技機1に対応した離席ロック状態を解除することとなる(S9)。
こうして、POS7は、景品交換処理に伴うICカード10の遊技価値の更新の結果、(α)~(β)の何れかケースに応じて、当該カード10についての第1離席情報の維持或いは更新を行い(S4或いはS5)、この処理を終了する(S6)。
なお、POS7は、発行手段たる遊技装置2により発行されたロック媒体が会員カード10であるとき、前記所定の条件を満たしていない場合でも(S3:NOのときでも)離席ロック状態を維持する(S4を実行する)ように構成してもよい。これは、離席中の遊技者が翻意し、所有する持玉数を全て交換した場合であっても、その遊技者が会員であれば或いは会員カード10の性質に鑑みれば、再度席に戻るケースが考えられる。そのため上記(α)、(β)の何れかの所定の条件を満たしていない場合でも、会員カード10については、離席ロック状態を維持することで、より実情に即した構成とするものである。
また、図6に示すように、管理装置6は、上記の景品交換処理の結果、所定の条件を満たしていないと判定された場合(S3:NO)、POS7からICカード10の第1離席情報と第2離席情報の更新信号を受信する。このとき、受信する情報は当該カード10のカードIDと台番の情報を含み、管理装置6は、第2離席情報と対応付けて管理する遊技機1の台番と、POS7から受信した情報とに基づいて、当該カード10が当該第2離席情報に対応するロック媒体であると判定したときに、その第2離席情報を更新する(S7)。つまり、管理装置6側で管理するロック媒体を示す第2離席情報と遊技機1の台番との対応付けをクリアし、該当する台番の遊技装置2に対して離席ロック状態の解除信号を送信する。
また、管理装置6は、POS7から第1離席情報の更新の有無に関わりなく、景品交換処理の結果を受信し記憶する(S8)。
そして、遊技装置2は、離席ロック状態の解除信号を受信すると、離席ロック状態を解除して、抑制されていた付与処理等を可能とする(S9)。
以上の図6の処理に対し、図7は、主として遊技装置2における処理を示すものであって離席操作を受付けた後、呼出モードを実行した上で離席ロック状態を解除するまでの処理の流れを示している。
即ち先ず、遊技装置2は、遊技者による離席操作を受付け(S11)、ICカード10をロック媒体として発行すると(S12)、自装置2の表示部22にて離席ロック中画面(図4(d)参照)を表示させるとともに、離席操作からの経過時間を計測する。
ここで、遊技装置2は、その計測により予め設定された離席可能時間(例えば10分)を経過したと判定した場合(S13:YES)、離席ロック状態を維持したまま離席ロック中画面から前記離席超過画面(図示略)に遷移する。また、遊技装置2は、S12で発行したICカード10について、離席操作から離席可能時間が経過する間に景品交換処理が実行されているか否かを問い合わせる問合要求(図7の「照合」要求)を管理装置6に対して送信する。
これにより、遊技装置2は、管理装置6から問合要求に対する応答である問合応答(同図の「照合結果」)を受信して、当該カード10について景品交換処理が実行されていることを特定すると(S14)、離席可能時間が経過した時点からの経過時間を計測する。
そして、遊技装置2は、その計測により予め設定された客呼出時間(例えば5分)が経過したと判定した場合(S15:YES)、呼出モードを実行して遊技者を呼出す(S16)。遊技装置2は例えば、呼出モードの実行により自装置の表示部22或いは情報表示装置3の表示部3aにて「遊技客呼出」のメッセージを表示させ、又、図示しない放送装置を用いた店内放送により該当する台番について遊技客の呼出しを行わせる。なお、上記した各経過時間等の計測や呼出しを、管理装置6において或いは管理装置6を介して行わせるようにしてもよく、管理装置6及び遊技装置2は呼出手段に相当する。
さらに、遊技装置2は、呼出モードを実行してからの経過時間を計測し、予め設定された所定時間(例えば5分)が経過したと判定した場合(S17:YES)、離席ロック状態を解除する。
上記した図7におけるS11~S18の処理と、図6のS1~S9の処理は、併存して実施しうるものである。即ち、図6で示したようにPOS7で景品交換処理が行われれば、(α)~(β)のケースに応じて離席ロックに係る処理S3~S5を実行し、S4を経て離席ロック状態が解除されない場合でも、所期のタイミングで客呼出(S15)と離席ロック状態の解除(S18)を自動的に実行させることができる。
以上説明したように、本実施形態の遊技場用システムにおいて、解除手段は、POS7における遊技価値の更新の結果、景品交換処理が所定の条件を満たしている場合には遊技機1に対応した離席ロック状態たる付与抑制状態を維持する一方、所定の条件を満たしていない場合には遊技機1に対応した付与抑制状態を解除する。これによれば、ロック媒体としてのICカード10で景品交換処理を行った結果に基づき離席ロックを解除するか否かを決定することができ、離席操作をした遊技者の、その後の操作を別途受付けることなく好適に離席ロック状態を管理することができる。
なお、管理装置6とICカード10との双方で台番を含む離席情報を対応付け、ICカード10のロックを解除する場合、これに対応付けられた台番と、管理装置6側で管理される台番及びカードIDとに基づき、当該カード10が当該カードIDに対応するロック媒体であることを条件として、該当する台番について管理装置6側で離席ロック状態を解除するため、他のICカード10により離席ロックされている台番の離席ロック状態を解除することでトラブルとなる虞を低減可能となる。
前記解除手段は、遊技装置2により発行されるロック媒体(ICカード10)が会員カード10であるとき、前記所定の条件を満たしていない場合でも(図6のS3にてNOのときでも)、付与抑制状態を維持する。これによれば、離席ロックしたICカード10による景品交換処理が、離席ロック状態を解除するような条件であっても、会員によっては例えば貯玉再プレイを行うために再び席に戻る可能性が考えられるため、離席ロック状態を維持することで好適に離席ロック状態を管理することができる。
前記操作手段により「ロック解除」をする選択操作を受付けた場合には、景品交換処理が前記所定の条件を満たしているか否かに関わらずICカード10の第1離席情報との対応付けを解消し離席ロック状態を解除する一方、操作手段により「ロック解除」しない選択操作を受付けた場合には、前記所定の条件を満たしてしているか否かに関わらず離席ロック状態を維持する。
これによれば、離席ロックしたICカード10による景品交換処理の結果如何によらず、選択操作により離席ロック状態を解除するか否かを決定することができ、遊技場の客層に応じて選択操作を受付可能にすることで好適に離席ロック状態を管理することができる。
前記呼出手段は、離席操作から例えば10分の前記可能時間が経過する間に景品交換処理が実行され、更に客呼出時間が経過した場合に遊技者を呼出す呼出モードを実行する。前記解除手段は、呼出モードを実行してから更に所定時間が経過した場合に離席ロック状態を解除する。
この点、上記の如く景品交換処理の結果に基づき離席ロックを解除するか否かを決定しうるものとしても、離席ロックした状態のまま退店してしまう遊技者も存在しうる。そのため、離席可能な時間中に景品交換処理を行った遊技者に対しては、その後客呼出時間が経過してもなお離席ロック状態が解除されないとき、遊技者を呼出すモードで席に戻るように促すことができる。また、係る呼出モードで遊技者を呼出したにも関わらず、それでも離席ロック状態が解除されない場合には、強制的に離席ロック状態を解除することができ、従業員による解除操作を要せず、業務の効率化を図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張するようにしてもよい。
離席操作は、図4(a)の「タバコ休憩」釦41操作を含むが、これに限定するものではなく、例えば同図の「食事休憩」釦42操作を含む構成としてもよい。この構成において、離席ロック状態よりも長時間離席可能な可能時間を設定するとともに、その離席操作により発行したロック媒体が受付けられるまで付与抑制状態を継続させる離席ロック処理を実行した場合でも、食事するための離席にも対応可能となる等、休憩の態様に合わせた離席手段とすることができる。また、例えば食事休憩しようと離席した遊技者や食事休憩を終えた遊技者が翻意し、持玉をPOS7にて精算して遊技終了したい場合に遊技機1まで戻って食事休憩を解除する必要性を低減できる等、上記実施形態と共通する効果も得られる。
離席ロック処理や呼出モード等における各種の表示は、遊技装置2の表示部22や情報表示装置3の表示部3aでの表示に限らず、島端に設けられる集合情報表示装置(図示略)に採用してもよい。
記録媒体に対応付ける態様として記録媒体に記録させる構成を例示したが、対応付ければ例えばカードIDに対応付けて管理装置6にて情報管理するような態様等、必ずしも記録媒体に記録させることで対応付ける構成を採用しなくともよい。
残高等の有価価値が対応付けられるICカード10をロック媒体として採用することを例示したが、例えば貯玉システム等を導入していない場合の会員カード等、有価価値を対応付け不能な離席ロック専用のICカード(ロック媒体)を設けてもよく、この場合、その発行条件を限定してもよい。例えば会員カードの受付中に会員カードの発行のみにより離席ロックに対応することや会員カード10以外の一般カード10であっても時間帯や機種等によって限定することが想定できる。
関連する設定情報は予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、管理装置の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部や遊技機メーカ等)の管理サーバからダウンロードして設定してもよい。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定してもよい。また、機種としては、メーカ単位やスペック単位等、遊技機の種類を示せばどの様な区分としてもよい。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用してもよい。また、演算式については単なる例示であり例示した演算式と同様の値を示す、または同様の意義を持つ演算値演算するのであれば、どの様な演算式を採用してもよい。
以下と未満についてはどちらを採用してもよく、「達していない」等の表現は以下或いは未満となった場合のいずれにも対応する表現となる。以上と超過についても同様で、「達している」等の表現は双方に対応する表現となる。
液晶表示を例示したが、有機EL等の他の表示方法を採用してもよい。
対象となる遊技機としては、スロットマシンやパチンコ遊技機等が例示出来、パチンコ遊技機の場合、単位遊技は所謂図柄変動とすればよいが、その他に遊技媒体を排出せずデータ上のポイントを遊技に応じて更新する所謂封入式の遊技機等も想定できるため、玉やメダル等の遊技媒体や上記ポイントを包含する遊技価値という表現を適宜使用している。
遊技装置2が行う処理の一部を管理装置6、情報表示装置3、或いは中継装置4等にて行ってもよい。また、例示した構成を適宜設定に応じて採用するか否かを変更してもよいし、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせてもよいし、適宜構成を除外してもよい。
図面中、2は遊技装置(付与手段、発行手段、離席手段、解除手段、特定手段、呼出手段)、6は管理装置(管理手段、解除手段、設定手段、呼出手段)、7はPOS(価値更新手段、操作手段)、10はICカード(ロック媒体)、34は遊技者用表示部(操作手段)、34aはタッチパネル(操作手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技者に対して遊技価値を付与する付与処理を行い、離席操作が受付けられた場合に前記付与処理を抑制する付与抑制状態となる付与手段と、
    遊技者が所有する遊技価値を特定する特定手段と、
    離席操作が受付けられた場合に、前記特定手段により特定される遊技価値を対応付けるとともに遊技機の識別情報を示す第1離席情報を対応付けたロック媒体として発行する発行手段と、
    離席操作が受付けられた場合に、前記ロック媒体が受付けられるまで前記付与抑制状態を継続させる離席ロック処理を実行する離席手段と、
    前記離席ロック処理が実行される場合に、当該離席ロック処理に対応する遊技機の識別情報と対応するロック媒体を示す第2離席情報とを対応付けて管理する管理手段と、
    前記ロック媒体が受付けられた場合に、そのロック媒体の第1離席情報と、前記管理手段により管理される前記遊技機の識別情報及び前記第2離席情報とに基づき、当該ロック媒体が当該第2離席情報に対応するロック媒体であることを条件として当該遊技機に対応した前記付与抑制状態を解除する解除手段と、
    前記ロック媒体が受付けられた場合に、そのロック媒体の前記遊技価値について、景品と交換するための景品交換処理を実行することにより更新する価値更新手段と、
    を備え、
    前記解除手段は、前記価値更新手段における前記遊技価値の更新の結果、前記景品交換処理が所定の条件を満たしている場合には前記遊技機に対応した前記付与抑制状態を維持する一方、所定の条件を満たしていない場合には前記遊技機に対応した前記付与抑制状態を解除することを特徴とした遊技場用システム。
  2. 前記解除手段は、前記発行手段により発行されるロック媒体が会員用記録媒体であるとき、前記所定の条件を満たしていない場合でも前記付与抑制状態を維持する請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記価値更新手段は、受付けた前記ロック媒体について、前記付与抑制状態を解除するか否かの選択操作を受付ける操作手段を備え、
    前記操作手段により前記付与抑制状態を解除する選択操作を受付けた場合には、前記景品交換処理が前記所定の条件を満たしているか否かに関わらず前記ロック媒体の前記第1離席情報との対応付けを解消し前記付与抑制状態を解除する一方、前記操作手段により前記付与抑制状態を解除しない選択操作を受付けた場合には、前記所定の条件を満たしてしているか否かに関わらず前記付与抑制状態を維持する請求項1または2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記離席ロック処理による前記付与抑制状態が可能な時間を示す可能時間及び前記離席操作を行った遊技者を呼出すための時間を示す客呼出時間を設定する設定手段と、
    前記離席操作から前記可能時間が経過する間に前記景品交換処理が実行され、更に前記客呼出時間が経過した場合に前記遊技者を呼出す呼出モードを実行する呼出手段と、
    を備える請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記解除手段は、前記呼出モードを実行してから更に所定時間が経過した場合に前記付与抑制状態を解除する請求項4に記載の遊技場用システム。
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