JP7363753B2 - 浴槽添加剤投入システム、給湯システムおよび浴槽添加剤投入制御方法 - Google Patents

浴槽添加剤投入システム、給湯システムおよび浴槽添加剤投入制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、浴槽添加剤投入システム、給湯システムおよび浴槽添加剤投入制御方法に関する。
従来、浴槽添加剤である入浴剤または洗浄剤を貯蔵する貯蔵部と、貯蔵部に貯蔵された浴槽添加剤を浴槽水が循環する浴槽水循環回路に投入する投入部と、を備えた浴槽添加剤投入システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2000-175833号公報
しかしながら、上記の浴槽添加剤投入システムでは、浴槽添加剤が投入された浴槽水が浴槽水循環回路を循環するため、浴槽添加剤の成分によっては浴槽水循環回路を構成する部品が劣化するという問題があった。
本開示は、上述した問題を解決するためになされたもので、浴槽水循環回路を構成する部品の劣化を抑制することができる浴槽添加剤投入システム、給湯システムおよび浴槽添加剤投入制御方法を提供することを目的とする。
本開示に係る浴槽添加剤投入システムは、浴槽添加剤を浴槽に投入する投入部と、投入部により投入される浴槽添加剤の成分を分析する成分分析装置と、投入部の動作を制御して浴槽添加剤を浴槽に投入する制御装置と、を備え、制御装置は、成分分析装置によって浴槽添加剤から浴槽内の浴槽水が循環する浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する。
また、本開示に係る給湯システムは、水を加熱する給湯機と、給湯機によって加熱された水を浴槽へ供給する給湯流路と、浴槽内の浴槽水を循環させる循環手段を備えた浴槽水循環回路と、浴槽添加剤を貯蔵する貯蔵部と、貯蔵部に貯蔵された浴槽添加剤を浴槽に投入する投入部と、貯蔵部に貯蔵された浴槽添加剤の成分を分析する成分分析装置と、投入部の動作を制御して貯蔵部に貯蔵された浴槽添加剤を浴槽に投入する制御装置と、を備え、制御装置は、成分分析装置によって浴槽添加剤から浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する。
また、本開示に係る浴槽添加剤投入制御方法は、投入部により浴槽に投入される浴槽添加剤の成分を分析する第1のステップと、第1のステップでの分析結果に基づいて、浴槽添加剤に浴槽内の浴槽水が循環する浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれているか否かを判定する第2のステップと、第2のステップで浴槽添加剤に浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれていると判定された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する第3のステップと、を備える。
本開示に係る浴槽添加剤投入システム、給湯システムおよび浴槽添加剤投入制御方法によれば、浴槽添加剤に浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれている場合には、投入部による浴槽添加剤の投入が禁止される。これにより、浴槽水循環回路を構成する部品の劣化を抑制することができる。
実施の形態1の給湯システムを示す構成図である。 実施の形態1の給湯システムの機能を示すブロック図である。 実施の形態1の給湯システムの入浴剤投入制御を示すフローチャートである。 実施の形態2の給湯システムの入浴剤投入制御を示すフローチャートである。 実施の形態3の給湯システムを示す構成図である。 実施の形態3の給湯システムの機能を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得る。本明細書において、「水」との表記は、その温度にかかわらず、冷水から熱湯まで、液状の水全般を含みうるものとする。
実施の形態1.
図1を用いて、実施の形態1の浴槽添加剤投入システムを備えた給湯システム100について説明する。図1は、実施の形態1の給湯システム100を示す構成図である。図1に示すように、実施の形態1の給湯システム100は、給湯機10、流路系20、リモコン装置30および制御装置40を備える。
給湯機10は、水を加熱して高温水を生成する装置である。給湯機10は、水を加熱する図示しない加熱手段を有する。給湯機10は、例えば、水を加熱するヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットで加熱されて生成した高温水を貯蔵する貯湯タンクと、を備えた貯湯式給湯機である。給湯機10は、貯湯式給湯機以外の給湯機でもよく、例えば瞬間式給湯機でもよい。
流路系20は、給湯流路50および浴槽水循環回路60を備える。
給湯流路50は、給湯機10によって加熱された水を浴室300内に設置された浴槽200へ供給する。給湯流路50は、給湯機10と浴槽水循環回路60とを接続する。本実施の形態において、給湯流路50は、給湯配管51および給湯用電磁弁52を備える。
給湯配管51の一端は、給湯機10に接続される。給湯配管51の他端は、浴槽水循環回路60に接続される。給湯配管51の他端は、詳細には、後述する第一配管61における循環ポンプ63と加熱部64との間に接続される。給湯用電磁弁52は、給湯配管51の途中に設けられる。給湯用電磁弁52は、給湯配管51内の流路を開閉する開閉弁である。
なお、給湯流路50の構成は上述した構成に限られない。例えば、給湯配管51の途中に、給湯機10から供給される高温水と図示しない給水配管から供給される低温水とを混合して給湯温度を調節する混合器が設けられていてもよい。
浴槽水循環回路60には、浴槽200内の浴槽水が循環する。浴槽水循環回路60は、浴槽200に接続される。浴槽水循環回路60の途中には、給湯流路50が接続される。本実施の形態において、浴槽水循環回路60は、第一配管61、第二配管62、循環ポンプ63、加熱部64、浴槽アダプタ65、貯蔵部用電磁弁66、第三配管67、貯蔵部68、第四配管69、貯蔵物吐出口70および投入用電磁弁71を備える。
第一配管61は、浴槽200に取り付けられた浴槽アダプタ65と加熱部64とを接続する。第二配管62は、加熱部64と浴槽アダプタ65とを接続する。
加熱部64は、浴槽水循環回路60を循環する浴槽水を加熱する。加熱部64は、例えば電気ヒータによって浴槽水を加熱する。加熱部64は、燃料の燃焼熱で浴槽水を加熱してもよいし、給湯機10から供給される高温水との熱交換により浴槽水を加熱してもよい。
第一配管61の途中には、循環ポンプ63が接続される。循環ポンプ63は、第一配管61において浴槽アダプタ65から加熱部64へ向かう水の流れを発生させる。循環ポンプ63は、浴槽200内の浴槽水を浴槽水循環回路60に循環させる循環手段である。
第二配管62の途中には、貯蔵部用電磁弁66が接続される。貯蔵部用電磁弁66は、三方弁であり、入口となるaポートと、出口となるbポートおよびcポートと、を有する。貯蔵部用電磁弁66は、a-b経路およびa-c経路の2つの経路の間で流路を切替可能である。
貯蔵部用電磁弁66のaポートには、加熱部側第二配管62aの一端が接続される。加熱部側第二配管62aは、第二配管62における貯蔵部用電磁弁66よりも加熱部64側の部分である。加熱部側第二配管62aの他端は、加熱部64に接続される。貯蔵部用電磁弁66のbポートには、浴槽側第二配管62bの一端が接続される。浴槽側第二配管62bは、第二配管62における貯蔵部用電磁弁66よりも浴槽200側の部分である。浴槽側第二配管62bの他端は、浴槽アダプタ65に接続される。貯蔵部用電磁弁66のcポートには、第三配管67の一端が接続される。第三配管67の他端は、貯蔵部68に接続される。
貯蔵部68は、浴槽200へ投入する浴槽添加剤を貯蔵する。貯蔵部68は、内部に浴槽添加剤を貯蔵可能な容器によって構成される。浴槽添加剤は、例えば、入浴剤または洗浄剤である。本実施の形態では、浴槽添加剤として入浴剤を使用する場合の例を説明する。
貯蔵部68には、第四配管69の一端が接続される。第四配管69の他端は、浴槽200に取り付けられた貯蔵物吐出口70に接続される。なお、本実施の形態では、貯蔵物吐出口70は、浴槽200における浴槽アダプタ65よりも上方に取り付けられる。
第四配管69の途中には、投入用電磁弁71が設けられる。投入用電磁弁71は、第四配管69の流路を開閉する開閉弁である。投入用電磁弁71は、貯蔵部68に貯蔵された浴槽添加剤を浴槽200に投入する投入部の一例である。
貯蔵部68には、成分分析装置80が設けられる。本実施の形態では、成分分析装置80は貯蔵部68の内部に設けられる。なお、成分分析装置80は貯蔵部68の外部に設けられていてもよい。成分分析装置80は、貯蔵部68内に貯蔵された浴槽添加剤の成分を分析する。成分分析装置80は、浴槽添加剤に浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれているか否かを検出する。なお、本実施の形態において、浴槽水循環回路60を構成する部品とは、例えば、第一配管61、第二配管62、循環ポンプ63、加熱部64、浴槽アダプタ65、貯蔵部用電磁弁66、第三配管67、第四配管69、貯蔵物吐出口70および投入用電磁弁71を構成する部品である。
成分分析装置80は、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分として、例えば、浴槽水循環回路60を構成する金属部品の金属腐食の原因となる成分が浴槽添加剤に含まれているか否かを検出する。金属腐食の原因となる成分とは、例えば、硫黄または塩化ナトリウムである。また、浴槽水循環回路60を構成する金属部品とは、例えば、第一配管61等の配管、循環ポンプ63、加熱部64または貯蔵部用電磁弁66に使用される金属部品である。
また、成分分析装置80は、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分として、浴槽水循環回路60を構成する樹脂部品の劣化原因となる成分が浴槽添加剤に含まれているか否かを検出するようにしてもよい。樹脂部品の劣化原因となる成分とは、例えば、硫黄、アルコール、炭酸カルシウム、シリカまたは酸化チタンである。炭酸カルシウム、シリカ、酸化チタン等の水に溶けにくい成分は、研磨剤となって樹脂部品の劣化の原因となる。また、浴槽水循環回路60を構成する樹脂部品とは、例えば、第一配管61等の配管、循環ポンプ63または貯蔵部用電磁弁66に使用される樹脂部品である。
また、成分分析装置80は、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分として、浴槽水循環回路60を構成する部品の機能低下を引き起こす成分が浴槽添加剤に含まれているか否かを検出するようにしてもよい。浴槽水循環回路60を構成する部品の機能低下を引き起こす成分とは、例えば高濃度の炭酸ガスである。高濃度の炭酸ガスは、例えば循環ポンプ63の能力低下および故障を引き起こす恐れがある。
成分分析装置80は、例えば、原子蛍光分析(AFS)によって浴槽添加剤の成分を分析する。成分分析装置80による分析方法は原子蛍光分析に限られず、例えば質量分析法(MS)または赤外分光法(IR)によって分析してもよい。
リモコン装置30は、ユーザインタフェースである。本実施の形態において、リモコン装置30は浴室300内に取り付けられる。リモコン装置30は、浴室300内でなく、例えば台所またはリビングに取り付けられていてもよい。
リモコン装置30は、表示部31および操作部32を有する。表示部31は、給湯システム100の状態に関する情報を表示する。表示部31は、例えば液晶ディスプレイによって構成される。操作部32は、使用者からの操作を受け付ける。操作部32は、例えばボタンまたはキーによって構成される。表示部31は、使用者に情報を報知する報知手段の一例である。
制御装置40は、給湯システム100の動作を制御する。本実施の形態では、制御装置40は給湯機10に搭載される。制御装置40は、給湯機10以外の箇所に設置されていてもよく、例えばリモコン装置30に搭載されていてもよい。制御装置40は、リモコン装置30、給湯用電磁弁52、循環ポンプ63、貯蔵部用電磁弁66、投入用電磁弁71および成分分析装置80と、それぞれ通信可能に接続されている。
図2は、実施の形態1の給湯システム100の機能を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置40には、リモコン装置30の操作部32および成分分析装置80からの情報が入力される。制御装置40は、入力されたこれらの情報に基づいて、リモコン装置30の表示部31、給湯用電磁弁52、循環ポンプ63、貯蔵部用電磁弁66、投入用電磁弁71および成分分析装置80の動作を制御する。
制御装置40は、制御部41および記憶部42を有する。制御部41は、記憶部42に記憶された制御プログラムに従って各種処理を実行する。記憶部42は、制御部41が実行する制御プログラムおよび制御プログラムの実行に必要なデータを記憶する。
制御部41の機能は、例えばプロセッサがメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。記憶部42の機能は、例えばメモリにデータが記憶されることにより実現される。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)である。メモリは、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発性または揮発性の半導体メモリである。
なお、実施の形態1の浴槽添加剤投入システムは、少なくとも制御装置40、投入用電磁弁71および成分分析装置80によって実現される。
次に、実施の形態1の給湯システム100の入浴剤投入制御について説明する。図3は、実施の形態1の給湯システム100の入浴剤投入制御を示すフローチャートである。図3では、湯張り完了後に入浴剤を自動で投入する例を説明する。図3の制御は、例えば、操作部32により湯張りの開始指令が行われたときに開始する。
ステップS1において、制御部41は湯張りを開始する。具体的には、制御部41は、給湯用電磁弁52を開き、貯蔵部用電磁弁66を加熱部側第二配管62aと浴槽側第二配管62bとが連通した経路(a-b経路)に切り替える。これにより、給湯機10で生成した高温水が、給湯配管51、第一配管61、第二配管62および浴槽アダプタ65を通って、浴槽200内に流入する。
ステップS2において、制御部41は湯張りが完了したか否かを判定する。制御部41は、例えば、浴槽200内に流入した水の量が設定湯張り量に達した場合に、湯張りが完了したと判定する。設定湯張り量は、例えば操作部32によって設定され、記憶部42に記憶されている。浴槽200内に流入した水の量は、例えば、給湯配管51を流れる水の流量を検出する流量センサによって検出してもよいし、浴槽200内の水位を検出する水位センサによって検出してもよい。制御部41は、湯張りが完了していないと判定するとステップS2で待機し、湯張りが完了したと判定すると給湯用電磁弁52を閉じて湯張りを終了しステップS3に進む。
ステップS3において、制御部41は、操作部32により入浴剤の自動投入の設定が行われているか否かを確認する。制御部41は、入浴剤の自動投入の設定が行われていないと判定すると、「End」に進み、図3に示す処理を終了する。制御部41は、入浴剤の自動投入の設定が行われていると判定すると、ステップS4に進む。
ステップS4において、制御部41は、成分分析装置80による入浴剤の成分分析を実施する。具体的には、制御部41は、給湯用電磁弁52を開き、貯蔵部用電磁弁66を加熱部側第二配管62aと第三配管67とが連通した経路(a-c経路)に切り替える。これにより、給湯機10で生成した高温水が、給湯配管51、加熱部側第二配管62aおよび第三配管67を通って、貯蔵部68に流入する。貯蔵部68に流入した水は、貯蔵部68に貯蔵された入浴剤と混合される。成分分析装置80は、入浴剤が溶解した水を用いて、入浴剤の成分分析を行う。なお、貯蔵部68内に攪拌手段を設け、攪拌手段によって貯蔵部68に流入した水と貯蔵部68に貯蔵された入浴剤とを混合するようにしてもよい。ステップS4の処理の後は、ステップS5に進む。
ステップS5において、制御部41は、成分分析装置80の分析結果に基づいて、入浴剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれているか否かを判定する。ステップS5において、制御部41が、入浴剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれていないと判定すると、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御部41は、入浴剤の投入処理を行う。具体的には、制御部41は、給湯用電磁弁52を開き、貯蔵部用電磁弁66を加熱部側第二配管62aと第三配管67とが連通した経路(a-c経路)に切り替えた状態において、投入部である投入用電磁弁71を開く。これにより、貯蔵部68において入浴剤が溶解した水が、第四配管69および貯蔵物吐出口70を通って、浴槽200内に流入する。
ステップS6において、制御部41は、例えば、入浴剤の投入量が設定投入量に達した場合に、入浴剤の投入処理を終了する。設定投入量は、例えば操作部32によって設定され、記憶部42に記憶されている。また、記憶部42には、入浴剤の投入処理が開始してからの経過時間と入浴剤の投入量との関係が予め記憶されている。制御部41は、記憶部42に記憶されたこの関係を用いて、入浴剤の投入が開始してからの経過時間から入浴剤の投入量を算出する。なお、入浴剤の投入量は、例えば、第四配管69を流れる水の流量を検出する流量センサによって検出するようにしてもよい。
制御部41は、ステップS6の処理が終了すると「End」に進み、図3に示す処理を終了する。なお、制御部41は、ステップS6の処理が終了したとき、入浴剤の投入が完了した旨の表示を表示部31に行わせるようにしてもよい。
ステップS5において、制御部41が、入浴剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれていると判定すると、ステップS7に進む。
ステップS7において、制御部41は、投入用電磁弁71による入浴剤の投入を禁止する。ステップS7の処理後はステップS8に進む。
ステップS8において、制御部41は、入浴剤の投入が行われない旨の表示を表示部31に行わせる。本実施の形態では、制御部41は、入浴剤の投入が行われない旨の表示とともに、入浴剤の交換を推奨する旨のガイダンス表示を表示部31に行わせる。制御部41は、ステップS8の処理を終了すると「End」に進み、図3に示す制御を終了する。
実施の形態1の浴槽添加剤投入システムによれば、浴槽添加剤を浴槽200に投入する投入部(投入用電磁弁71が該当)と、投入部により投入される浴槽添加剤の成分を分析する成分分析装置80と、投入部の動作を制御して浴槽添加剤を浴槽200に投入する制御装置40と、を備え、制御装置40は、成分分析装置80によって浴槽添加剤から浴槽200内の浴槽水が循環する浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する。これにより、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれた浴槽添加剤が浴槽200内に投入されることを防ぐことができ、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化を抑制することができる。
また、実施の形態1の浴槽添加剤投入システムによれば、制御装置40は、成分分析装置80によって浴槽添加剤から浴槽水循環回路60を構成する金属部品の金属腐食の原因となる成分が検出された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する。これにより、浴槽水循環回路60を構成する金属部品の金属腐食の原因となる成分が含まれた浴槽添加剤が浴槽200内に投入されることを防ぐことができ、浴槽水循環回路60を構成する金属部品の金属腐食を抑制することができる。
また、実施の形態1の浴槽添加剤投入システムによれば、制御装置40は、成分分析装置80によって浴槽添加剤から浴槽水循環回路60を構成する樹脂部品の劣化原因となる成分が検出された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する。これにより、浴槽水循環回路60を構成する樹脂部品の劣化原因となる成分が含まれた浴槽添加剤が浴槽200内に投入されることを防ぐことができ、浴槽水循環回路60を構成する樹脂部品の劣化を抑制することができる。
また、実施の形態1の浴槽添加剤投入システムによれば、制御装置40は、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止した場合、浴槽添加剤の投入が行われない旨の報知を報知手段(表示部31が該当)に行わせる。これにより、使用者は浴槽添加剤の投入が行われないことを認識することができる。
また、実施の形態1の浴槽添加剤投入システムによれば、制御装置40は、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止した場合、浴槽添加剤の投入が行われない旨の報知とともに、浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知を報知手段に行わせる。これにより、使用者に浴槽添加剤の交換を促すことができる。
また、実施の形態1の給湯システムによれば、水を加熱する給湯機10と、給湯機10によって加熱された水を浴槽200へ供給する給湯流路50と、浴槽200内の浴槽水を循環させる循環手段(循環ポンプ63が該当)を備えた浴槽水循環回路60と、浴槽添加剤を貯蔵する貯蔵部68と、貯蔵部68に貯蔵された浴槽添加剤を浴槽200に投入する投入部と、貯蔵部68に貯蔵された浴槽添加剤の成分を分析する成分分析装置80と、投入部の動作を制御して貯蔵部68に貯蔵された浴槽添加剤を浴槽200に投入する制御装置40と、を備え、制御装置40は、成分分析装置80によって浴槽添加剤から浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する。これにより、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれた浴槽添加剤が貯蔵部68から浴槽200内に投入されることを防ぐことができ、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化を抑制することができる。
また、実施の形態1の浴槽添加剤投入制御方法によれば、投入部により浴槽200に投入される浴槽添加剤の成分を分析する第1のステップ(ステップS4が該当)と、第1のステップでの分析結果に基づいて、浴槽添加剤に浴槽200内の浴槽水が循環する浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれているか否かを判定する第2のステップ(ステップS5が該当)と、第2のステップで浴槽添加剤に浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれていると判定された場合、投入部による浴槽添加剤の投入を禁止する第3のステップ(ステップS7が該当)と、を備える。これにより、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれた浴槽添加剤が浴槽200内に投入されることを防ぐことができ、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化を抑制することができる。
実施の形態1の変形例について説明する。
実施の形態1では、湯張り完了後に入浴剤の投入が行われる例を説明した。しかし、入浴剤の投入は湯張りの途中に行われてもよい。また、操作部32により入浴剤の投入指令が行われたときに入浴剤が投入されるようにしてもよい。
また、実施の形態1では、湯はり完了後に入浴剤の成分分析を行う例を説明した。しかし、入浴剤の成分分析は、湯張りの途中に行われてもよいし、湯張りの開始前に行われてもよい。入浴剤の成分分析は、入浴剤の投入のタイミングより前に行われればよい。
また、実施の形態1では、ステップS4の入浴剤の成分分析において、給湯機10から供給された水で入浴剤を溶解して入浴剤の成分分析を行う例を説明した。しかし、図示しない給水配管から供給された水によって入浴剤を溶解して入浴剤の成分分析を行ってもよい。
また、実施の形態1では、ステップS6の入浴剤投入処理において、給湯機10で生成した高温水を貯蔵部68に供給する例を説明した。しかし、浴槽200内の浴槽水を貯蔵部68に供給するようにしてもよい。この場合、制御部41は、貯蔵部用電磁弁66を加熱部側第二配管62aと第三配管67とが連通した経路(a-c経路)に切り替えて循環ポンプ63を動作させればよい。
また、実施の形態1のステップS6の入浴剤投入処理の後、浴槽添加剤が通る流路すなわち貯蔵部68と浴槽200との間の流路の洗浄を一定時間行うようにしてもよい。すなわち、制御部41は、投入部である投入用電磁弁71の動作を制御して浴槽添加剤を浴槽200に投入した後、水を供給する水供給手段を制御して浴槽添加剤の投入時に浴槽添加剤が通る流路に水を供給するようにしてもよい。実施の形態1において、水供給手段は、貯蔵部用電磁弁66および循環ポンプ63である。制御部41は、貯蔵部用電磁弁66を加熱部側第二配管62aと第三配管67とが連通した経路(a-c経路)に切り替えて循環ポンプ63を動作させることで、浴槽添加剤が通る流路に水を供給する。これにより、浴槽添加剤による貯蔵物吐出口70の詰まりを抑制することができる。なお、この貯蔵物吐出口70の洗浄は、操作部32により指令があった場合に開始するようにしてもよい。また、水供給手段として貯蔵部用電磁弁66および循環ポンプ63を用いる例を説明したが、例えば、水供給手段として第四配管69に接続される給水配管を開閉可能な開閉弁を備え、この開閉弁を制御して浴槽添加剤が通る流路に水を供給するようにしてもよい。
また、実施の形態1では、制御部41は、投入用電磁弁71による浴槽添加剤の投入を禁止した場合、浴槽添加剤の投入が行われない旨の報知とともに、浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知を表示部31に行わせていた。しかし、制御部41は、浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知ではなく、使用に適さない浴槽添加剤が使用されている旨の報知を表示部31に行わせるようにしてもよい。これにより、使用者は、浴槽添加剤の投入が行われなかった理由が、使用に適さない浴槽添加剤が使用されているためであることを知ることができる。
また、実施の形態1では、制御部41は、投入用電磁弁71による浴槽添加剤の投入を禁止した場合、浴槽添加剤の投入が行われない旨の報知とともに、浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知を表示部31に行わせていた。しかし、制御部41は、浴槽添加剤の投入を禁止する制御を複数回連続で実施した場合に、浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知を表示部31に行わせるようにしてもよい。すなわち、制御部41は、浴槽添加剤の投入を禁止する制御を一度実施した場合には浴槽添加剤の投入が行われない旨の報知を行うのみとし、次回の入浴剤投入処理においても浴槽添加剤の投入を禁止する制御を実施した場合に浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知を表示部31に行わせるようにしてもよい。浴槽添加剤の投入を禁止する制御を一度実施しただけでは成分分析装置80の誤検出である可能性もあるが、浴槽添加剤の投入を禁止する制御を複数回連続で実施した場合には成分分析装置80の誤検出である可能性は低い。このため、浴槽添加剤の投入を禁止する制御を複数回連続で実施した場合に浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知を表示部31に行わせることにより、使用者によって浴槽添加剤の不要な交換が行われることを抑制することができる。
また、実施の形態1では、報知手段として表示部31を用いる場合を例として説明したが、報知手段は表示部31に限られない。例えば、報知手段はスピーカであってもよく、音声によって使用者に情報を報知するようにしてもよい。
また、給湯システム100の構成は、実施の形態1で説明した構成に限られない。例えば、給湯システム100は貯蔵部用電磁弁66および第三配管67を備えず、図示しない給水配管からの水が貯蔵部68内に供給されるようにしてもよい。また、貯蔵部用電磁弁66は第二配管62でなく、給湯配管51に接続されていてもよい。
また、実施の形態1では、給湯システム100が浴槽添加剤投入システムを備える例を説明したが、浴槽添加剤投入システムは給湯システム100とは別に設けられていてもよい。すなわち、実施の形態1では、給湯システム100が備える制御装置40が湯張りの制御および入浴剤の投入制御を行っていたが、湯張りの制御を行う制御装置と入浴剤の投入制御を行う制御装置とがそれぞれ別に設けられていてもよい。
実施の形態2.
実施の形態2の給湯システム100の構成は、実施の形態1の給湯システム100の構成と同様であるため、説明を省略する。
図4は、実施の形態2の給湯システム100の入浴剤投入制御を示すフローチャートである。実施の形態2では、図3に示した実施の形態1の処理に加えて、ステップS11からステップS13の処理が実行される。ステップS11からステップS13以外の処理については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
ステップS4において、成分分析装置80による入浴剤の成分分析が実施されると、ステップS11に進む。
ステップS11において、制御部41は、成分分析装置80に不具合があるか否かを判定する。制御部41は、例えば、成分分析装置80による分析結果が得られていない場合に、成分分析装置80に不具合が発生していると判定する。ステップS11において、制御部41が、成分分析装置80に不具合が発生していないと判定すると、ステップS5に進む。ステップS11において、制御部41が、成分分析装置80に不具合が発生していると判定すると、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御部41は、投入用電磁弁71による入浴剤の投入を禁止する。ステップS12の処理後はステップS13に進む。
ステップS13において、制御部41は、入浴剤の投入が行われない旨の表示を表示部31に行わせる。実施の形態2において、制御部41は、入浴剤の投入が行われない旨の表示とともに、成分分析装置80に不具合が発生している旨の報知を表示部31に行わせる。なお、制御部41は、成分分析装置80の交換または修理を推奨する旨の表示を表示部31に行わせてもよい。
実施の形態2の給湯システム100によれば、制御装置40は、成分分析装置80に不具合が発生した場合、投入部である投入用電磁弁71による浴槽添加剤の投入を禁止する。これにより、成分分析装置80に不具合が発生した場合に、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれた浴槽添加剤が誤って浴槽200内に投入されることを防止することができる。
また、実施の形態2の給湯システム100によれば、制御装置40は、成分分析装置80に不具合が発生した場合、投入用電磁弁71による浴槽添加剤の投入を禁止し、浴槽添加剤の投入が行われない旨の報知を報知手段である表示部31に行わせるとともに、成分分析装置80に不具合が発生した旨の報知を表示部31に行わせる。これにより、使用者は浴槽添加剤の投入が行われなかった理由が、成分分析装置80に不具合が発生したためであることを認識することができる。
なお、実施の形態2では、ステップS11において、制御部41は、成分分析装置80に不具合があるか否かを判定していた。しかし、ステップS11では、成分分析装置80ではなく、例えば貯蔵物吐出口70に不具合があるか否かを判定してもよい。この場合、制御部41は、例えば、貯蔵物吐出口70が詰まることで入浴剤の吐出ができない場合に、貯蔵物吐出口70に不具合があると判定する。この場合、例えば、第四配管69に流量センサを設けることにより、制御部41は貯蔵物吐出口70から入浴剤の吐出ができていないことを検出できる。制御部41は、貯蔵物吐出口70に不具合が発生した場合、投入用電磁弁71による浴槽添加剤の投入を禁止するとともに、貯蔵物吐出口70に不具合が発生した旨の報知を表示部31に行わせる。これにより、使用者は浴槽添加剤の投入が行われなかった理由が、貯蔵物吐出口70に不具合が発生したためであることを認識することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、1種類の入浴添加剤を浴槽200内に投入可能な例を説明した。実施の形態3では、複数種類の入浴添加剤を浴槽200内に投入可能な例を説明する。
図5は、実施の形態3の給湯システム100を示す構成図である。図5に示すように、実施の形態3の貯蔵部68は、第一貯蔵部68aおよび第二貯蔵部68bを有する。第一貯蔵部68aは、第一浴槽添加剤を貯蔵する。第二貯蔵部68bは、第二浴槽添加剤を貯蔵する。第一浴槽添加剤は、入浴剤または洗浄剤である。第二浴槽添加剤は、入浴剤または洗浄剤である。実施の形態3では、第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤がともに入浴剤である場合の例を説明する。
実施の形態3において、浴槽水循環回路60は、第一配管61、第二配管62、循環ポンプ63、加熱部64、浴槽アダプタ65、貯蔵部用電磁弁66、貯蔵部68、貯蔵物吐出口70、配管90~95、第一電磁弁96および第二電磁弁97を備える。
第一電磁弁96は、三方弁であり、入口となるaポートと、出口となるbポートおよびcポートと、を有する。第一電磁弁96は、a-b経路およびa-c経路の2つの経路の間で流路を切替可能である。
第二電磁弁97は、三方弁であり、入口となるaポートおよびbポートと、出口となるcポートと、を有する。第二電磁弁97は、a-c経路およびb-c経路の2つの経路の間で流路を切替可能である。また、第二電磁弁97は、流路を開閉可能である。第二電磁弁97は、貯蔵部68に貯蔵された浴槽添加剤を浴槽200へ投入する投入部の一例である。第二電磁弁97は、第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤をそれぞれ個別に浴槽200に投入可能である。
配管90は、貯蔵部用電磁弁66のcポートと第一電磁弁96のaポートとを接続する。配管91は、第一電磁弁96のbポートと第一貯蔵部68aとを接続する。配管92は、第一電磁弁96のcポートと第二貯蔵部68bとを接続する。配管93は、第一貯蔵部68aと第二電磁弁97のaポートとを接続する。配管94は、第二貯蔵部68bと第二電磁弁97のbポートとを接続する。配管95は、第二電磁弁97のcポートと貯蔵物吐出口70とを接続する。
成分分析装置80は、第一貯蔵部68aに貯蔵された第一浴槽添加剤および第二貯蔵部68bに貯蔵された第二浴槽添加剤の成分を分析する。
なお、上述した構成以外については、実施の形態1の構成と同様であるため、説明を省略する。
図6は、実施の形態3の給湯システム100の機能を示すブロック図である。図6に示すように、実施の形態3において、制御装置40には、リモコン装置30の操作部32および成分分析装置80からの情報が入力される。制御装置40は、入力されたこれらの情報に基づいて、リモコン装置30の表示部31、給湯用電磁弁52、循環ポンプ63、貯蔵部用電磁弁66、成分分析装置80、第一電磁弁96および第二電磁弁97の動作を制御する。
実施の形態3の給湯システム100の入浴剤投入制御は、実施の形態1または実施の形態2の制御と同様である。ただし、ステップS4からステップS8の処理内容が詳細には異なる。
ステップS4における入浴剤の成分分析は、例えば以下の方法で行う。制御部41は、操作部32によって選択された入浴剤の成分分析を行う。第一貯蔵部68aに貯蔵された第一浴槽添加剤の成分分析を行う場合、制御部41は、給湯用電磁弁52を開き、貯蔵部用電磁弁66を加熱部側第二配管62aと配管90とが連通した経路(a-c経路)に切り替える。また、第一電磁弁96を配管90と配管91とが連通した経路(a-b経路)に切り替える。これにより、給湯機10で生成した高温水が、給湯配管51、加熱部側第二配管62a、配管90および配管91を通って、第一貯蔵部68aに流入する。第一貯蔵部68aに流入した水は、第一貯蔵部68aに貯蔵された第一浴槽添加剤と混合される。成分分析装置80は、第一浴槽添加剤が溶解した水を用いて、第一浴槽添加剤の成分分析を行う。なお、第二貯蔵部68bに貯蔵された第二浴槽添加剤の成分分析を行う場合には、制御部41は、第一電磁弁96を配管90と配管92とが連通した経路(a-c経路)に切り替えればよい。
ステップS5において、制御部41は、成分分析装置80の分析結果に基づいて、操作部32によって選択された入浴剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれているか否かを判定する。ステップS5において、制御部41は、操作部32によって選択された入浴剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれていないと判定するとステップS6に進む。
ステップS6における入浴剤の投入処理は、例えば以下の方法で行う。制御部41は、操作部32によって選択された入浴剤の投入を行う。第一貯蔵部68aに貯蔵された第一浴槽添加剤の投入を行う場合、制御部41は、給湯用電磁弁52を開き、貯蔵部用電磁弁66を加熱部側第二配管62aと配管90とが連通した経路(a-c経路)に切り替え、第一電磁弁96を配管90と配管91とが連通した経路(a-b経路)に切り替えた状態において、投入部である第二電磁弁97を配管93と配管95とが連通した経路(a-c経路)に切り替える。これにより、第一貯蔵部68aにおいて第一浴槽添加剤が溶解した水が、配管93、配管95および貯蔵物吐出口70を通って、浴槽200内に流入する。なお、第二貯蔵部68bに貯蔵された第二浴槽添加剤を浴槽200に投入する場合には、制御部41は、第一電磁弁96を配管90と配管92とが連通した経路(a-c経路)に切り替えた状態で、投入部である第二電磁弁97を配管94と配管95とが連通した経路(b-c経路)に切り替えればよい。
制御部41は、ステップS5において、操作部32によって選択された入浴剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれていると判定すると、ステップS7において、選択された入浴剤の投入を禁止するとともに、ステップS8において、選択された入浴剤の投入が行われない旨の表示を表示部31に行わせる。すなわち、制御部41は、操作部32によって第一浴槽添加剤が選択されている場合、第一浴槽添加剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれていると判定すると、第一浴槽添加剤の投入を禁止するとともに、第一浴槽添加剤の投入が行われない旨の表示を表示部31に行わせる。また、制御部41は、操作部32によって第二浴槽添加剤が選択されている場合、第二浴槽添加剤に浴槽水循環回路60の劣化原因となる成分が含まれていると判定すると、第二浴槽添加剤の投入を禁止するとともに、第二浴槽添加剤の投入が行われない旨の表示を表示部31に行わせる。
上述した処理動作以外については、実施の形態1または実施の形態2の処理動作と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態3の給湯システム100によれば、投入部(第二電磁弁97が該当)は、第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤をそれぞれ個別に浴槽200に投入可能である。成分分析装置80は、投入部により投入される第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤の成分を分析する。制御装置40は、成分分析装置80によって第一浴槽添加剤から浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合には投入部による第一浴槽添加剤の投入を禁止し、成分分析装置80によって第二浴槽添加剤から浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合には投入部による第二浴槽添加剤の投入を禁止する。これにより、貯蔵部68に、複数種類の浴槽添加剤が貯蔵されている場合であっても、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれた浴槽添加剤が浴槽200内に投入されることを防止することができ、浴槽水循環回路60を構成する部品の劣化を抑制することができる。
なお、実施の形態3では、第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤がともに入浴剤である場合の例を説明したが、第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤のうち、一方が入浴剤で他方が洗浄剤であってもよいし、第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤の両方が洗浄剤であってもよい。
10 給湯機、20 流路系、30 リモコン装置、31 表示部、32 操作部、40 制御装置、41 制御部、42 記憶部、50 給湯流路、51 給湯配管、52 給湯用電磁弁、60 浴槽水循環回路、61 第一配管、62 第二配管、62a 加熱部側第二配管、62b 浴槽側第二配管、63 循環ポンプ、64 加熱部、65 浴槽アダプタ、66 貯蔵部用電磁弁、67 第三配管、68 貯蔵部、68a 第一貯蔵部、68b 第二貯蔵部、69 第四配管、70 貯蔵物吐出口、71 投入用電磁弁、80 成分分析装置、90~95 配管、96 第一電磁弁、97 第二電磁弁、100 給湯システム、200 浴槽、300 浴室。

Claims (12)

  1. 浴槽添加剤を浴槽に投入する投入部と、
    前記投入部により投入される前記浴槽添加剤の成分を分析する成分分析装置と、
    前記投入部の動作を制御して前記浴槽添加剤を前記浴槽に投入する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記成分分析装置によって前記浴槽添加剤から前記浴槽内の浴槽水が循環する浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止する浴槽添加剤投入システム。
  2. 前記制御装置は、前記成分分析装置によって前記浴槽添加剤から前記浴槽水循環回路を構成する金属部品の金属腐食の原因となる成分が検出された場合、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止する請求項1に記載の浴槽添加剤投入システム。
  3. 前記制御装置は、前記成分分析装置によって前記浴槽添加剤から前記浴槽水循環回路を構成する樹脂部品の劣化原因となる成分が検出された場合、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止する請求項1または2に記載の浴槽添加剤投入システム。
  4. 前記制御装置は、前記成分分析装置に不具合が発生した場合、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止する請求項1から3のいずれか一項に記載の浴槽添加剤投入システム。
  5. 前記制御装置は、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止した場合、前記浴槽添加剤の投入が行われない旨の報知を報知手段に行わせる請求項1から4のいずれか一項に記載の浴槽添加剤投入システム。
  6. 前記制御装置は、前記成分分析装置の分析結果により前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止した場合、使用に適さない前記浴槽添加剤が使用されている旨の報知を前記報知手段に行わせる請求項5に記載の浴槽添加剤投入システム。
  7. 前記制御装置は、前記成分分析装置の分析結果により前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止する制御を複数回連続で実施した場合、前記浴槽添加剤の交換を推奨する旨の報知を前記報知手段に行わせる請求項5または6に記載の浴槽添加剤投入システム。
  8. 前記制御装置は、前記成分分析装置に不具合が発生した場合、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止し、前記成分分析装置に不具合が発生した旨の報知を前記報知手段に行わせる請求項5から7のいずれか一項に記載の浴槽添加剤投入システム。
  9. 前記制御装置は、前記投入部の動作を制御して前記浴槽添加剤を前記浴槽に投入した後、水を供給する水供給手段を制御して前記浴槽添加剤の投入時に前記浴槽添加剤が通る流路に前記水を供給する請求項1から8のいずれか一項に記載の浴槽添加剤投入システム。
  10. 前記投入部は、第一浴槽添加剤および第二浴槽添加剤をそれぞれ個別に前記浴槽に投入可能であり、
    前記成分分析装置は、前記投入部により投入される前記第一浴槽添加剤および前記第二浴槽添加剤の成分を分析し、
    前記制御装置は、前記成分分析装置によって前記第一浴槽添加剤から前記浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合には前記投入部による前記第一浴槽添加剤の投入を禁止し、前記成分分析装置によって前記第二浴槽添加剤から前記浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合には前記投入部による前記第二浴槽添加剤の投入を禁止する請求項1から9のいずれか一項に記載の浴槽添加剤投入システム。
  11. 水を加熱する給湯機と、
    前記給湯機によって加熱された水を浴槽へ供給する給湯流路と、
    前記浴槽内の浴槽水を循環させる循環手段を備えた浴槽水循環回路と、
    浴槽添加剤を貯蔵する貯蔵部と、
    前記貯蔵部に貯蔵された前記浴槽添加剤を前記浴槽に投入する投入部と、
    前記貯蔵部に貯蔵された前記浴槽添加剤の成分を分析する成分分析装置と、
    前記投入部の動作を制御して前記貯蔵部に貯蔵された前記浴槽添加剤を前記浴槽に投入する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記成分分析装置によって前記浴槽添加剤から前記浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が検出された場合、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止する給湯システム。
  12. 投入部により浴槽に投入される浴槽添加剤の成分を分析する第1のステップと、
    前記第1のステップでの分析結果に基づいて、前記浴槽添加剤に前記浴槽内の浴槽水が循環する浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれているか否かを判定する第2のステップと、
    前記第2のステップで前記浴槽添加剤に前記浴槽水循環回路を構成する部品の劣化原因となる成分が含まれていると判定された場合、前記投入部による前記浴槽添加剤の投入を禁止する第3のステップと、
    を備える浴槽添加剤投入制御方法。
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