JP2014119214A - 貯湯式風呂給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯はり開始時の風呂熱交換器での水撃を緩和する。
【解決手段】貯湯タンク1内に設けられ浴槽水を加熱するための風呂熱交換器14と、風呂戻り管17と風呂往き管16とを風呂熱交換器14をバイパスして接続する熱交バイパス管19と、風呂戻り管17の熱交バイパス管19との合流点よりも浴槽13側途中に接続され湯水を浴槽13へ湯はりする湯はり回路29と、湯はり回路29に設けられた湯はり開閉弁27と、風呂戻り管17と熱交バイパス管19との合流点に設けられ、風呂戻り管17からの湯水を風呂熱交換器14側へ流すか熱交バイパス管19側へ流すかを切り替える風呂流路切替弁20とを備え、湯はりの開始時には、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側を閉止したまま熱交バイパス管19側を半開とした後に、湯はり開閉弁27を開弁して湯はりを開始するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯タンク内に設けられた風呂熱交換器と浴槽とを接続する風呂循環回路を介して浴槽への湯はりを行う貯湯式風呂給湯装置に関するものである。
従来よりこの種の風呂給湯装置においては、特許文献1に示すように、給湯用の湯水を貯湯する貯湯タンクと、貯湯タンク内の湯と浴槽水とを熱交換するパイプ状の風呂熱交換器と、風呂熱交換器と浴槽とを風呂往き管および風呂戻り管とで接続する風呂循環回路と、風呂戻り管に設けられ浴槽水を風呂熱交換器へ循環させる風呂循環ポンプと、風呂戻り管に接続され貯湯タンクからの湯水を浴槽へ湯はりする湯はり回路と、湯はり回路に設けられた湯はり開閉弁と、湯はり回路の接続点よりも風呂熱交換器側で風呂戻り管と風呂往き管とを風呂熱交換器をバイパスして接続する熱交バイパス管と、風呂戻り管と熱交バイパス管の合流点に設けられ風呂戻り管からの湯水を風呂熱交換器側へ流すか熱交バイパス管側へ流すかを切り替える風呂三方弁とを備え、風呂三方弁を熱交側閉、浴槽側開、かつ熱交バイパス管側開とした両搬送状態としてから湯はり開閉弁を開くことで、湯はり開閉弁の開弁時の水撃を風呂往き管と風呂戻り管の両方へ逃がすようにして、風呂戻り管だけに水撃が偏って発生することを抑制した貯湯式風呂給湯装置があった。
特開2012−32031号公報
ところが、この従来のものでは、風呂熱交換器の剛性が低いものを用いると、湯はり開閉弁の開弁時に、熱交バイパス管を介して先止め状態となっている風呂熱交換器に水撃が発生し、風呂熱交換器が揺れて音鳴りがしてしまうという問題が発見された。
そこで、本発明は上記課題を解決するため、給湯用の湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内に設けられ浴槽水を加熱するための風呂熱交換器と、前記風呂熱交換器と浴槽とを風呂往き管および風呂戻り管とで接続する風呂循環回路と、前記風呂戻り管に設けられ浴槽水を前記風呂熱交換器へ循環させる風呂循環ポンプと、前記風呂戻り管と前記風呂往き管とを前記風呂熱交換器をバイパスして接続する熱交バイパス管と、前記風呂戻り管の前記熱交バイパス管との合流点よりも前記浴槽側途中に接続され湯水を前記浴槽へ湯はりする湯はり回路と、前記湯はり回路に設けられた湯はり開閉弁と、前記風呂戻り管と前記熱交バイパス管との合流点に設けられ、前記風呂戻り管からの湯水を前記風呂熱交換器側へ流すか前記熱交バイパス管側へ流すかを切り替える風呂流路切替弁とを備え、湯はりの開始時には、前記風呂流路切替弁の前記風呂熱交換器側を閉止したまま前記熱交バイパス管側を半開とした後に、前記湯はり開閉弁を開放して湯はりを開始するようにしたものとした。
本発明によれば、風呂流路切替弁の風呂熱交換器側を閉止して熱交バイパス管側を半開とした後に湯はり開閉弁を開弁することで、湯はり開閉弁の開弁時の水撃を風呂往き管と風呂戻り管の両方に分散して発生させて機能部品に掛かる圧力変動を抑制すると共に、低い剛性の風呂熱交換器であっても風呂熱交換器に掛かる水撃の圧力変動も抑制して、風呂熱交換器が揺れることによる音鳴りを防止できる。
本発明の一実施形態の概略構成図 同一実施形態の湯はり時の作動を説明するフローチャート 同一実施形態の湯はり時の作動を説明するタイムチャート 別実施形態の湯はり時の作動を説明するタイムチャート
次に、本発明の一実施形態の貯湯式風呂給湯装置を図面に基づいて説明する。
1は湯水を貯湯するステンレス製の貯湯タンク、2は貯湯タンク1底部に市水を給水する給水管、3は貯湯タンク1上部から出湯する出湯管、4は給水管2から分岐された給水バイパス管、5は出湯管3からの湯水と給水バイパス管4からの水とを給湯設定温度になるように混合する給湯混合弁、6は給湯混合弁5で混合された湯が流通する給湯管、7は給湯管6からの湯を給湯する給湯栓、8は給湯管6途中に設けられ給湯温度を検出する給湯温度センサ、9は給湯管6途中に設けられ給湯流量を検出する給湯流量センサ、10は貯湯タンク1の側面上下に複数設けられてそれぞれ貯湯温度を検出する貯湯温度センサ、11は給水管2に設けられ市水の給水圧を一定の圧力に減圧する減圧弁、12は貯湯タンク1内の過圧を逃がす過圧逃がし弁である。
13は浴槽、14は貯湯タンク1内の上部に設けられ貯湯タンク1内の湯の熱で浴槽水を加熱するための風呂熱交換器、15は浴槽13と風呂熱交換器14の出口とを接続する風呂往き管16と、浴槽13と風呂熱交換器14の入口とを接続する風呂戻り管17とからなり浴槽水を循環可能に接続する風呂循環回路、18は風呂戻り管17途中に設けられ浴槽水を循環させる風呂循環ポンプ、19は風呂往き管16と風呂戻り管17とを風呂熱交換器14をバイパスして接続する熱交バイパス管、20は風呂戻り管17からの湯水を風呂熱交換器14側へ流すか熱交バイパス管19側へ流すかを切り替えるDCブラシレスモータで駆動される三方弁よりなる風呂流路切替弁、21は風呂戻り管17途中に設けられ浴槽13から風呂熱交換器14へ流れる浴槽水の温度を検出する風呂温度センサ、22は風呂戻り管17途中に設けられ浴槽水の循環の有無を検知する流水スイッチ、23は風呂戻り管17の浴槽13に近い側に接続され浴槽13の水位を検出する水位センサである。ここで、風呂熱交換器14はパイプ状のステンレス管を螺旋状に巻回した構成としている。
24は給湯管6から分岐されて風呂戻り管17と熱交バイパス管19の接続点と風呂循環ポンプ18との間の風呂戻り管17に接続される湯はり管、25は湯はり管24途中に設けられ湯はり流量を検出する湯はり流量センサ、26は湯はり管24途中に設けられ湯はり温度を検出する湯はり温度センサ、27は湯はり管24途中に設けられた電磁弁よりなる湯はり開閉弁、28は湯はり開閉弁27の下流に設けられ、湯はり開閉弁27上流側の給水圧よりも浴槽13からの逆流圧が高いときに浴槽水を外部に排水するホッパー弁であり、給水管2、出湯管3、給水バイパス管4、給湯混合弁5、給湯管6および湯はり管24とで、貯湯タンク1からの湯水を浴槽12へ湯はりする湯はり回路29を構成している。
30は貯湯タンク1内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、31は貯湯タンク1とヒートポンプユニット30とを貯湯タンク1内の湯水を循環可能に接続する加熱循環回路である。
32はリモコンで、給湯装置に関する各種の情報(給湯設定温度、風呂設定温度、風呂設定湯量、残湯量、給湯機の作動状態等)を表示する表示部33と、給湯設定温度および風呂設定温度あるいは風呂設定湯量を設定操作するための設定スイッチ34と、浴槽13へ風呂設定湯量の湯はりを指示する湯はりスイッチ35とを備えている
36は給湯温度センサ8、給湯流量センサ9、貯湯温度センサ10、風呂温度センサ21、流水スイッチ22、水位センサ23、湯はり流量センサ25、湯はり温度センサ26の検出値が入力され、給湯混合弁5、風呂循環ポンプ18、風呂流路切替弁20、湯はり開閉弁27、ヒートポンプユニット30の作動を制御すると共に、リモコン32と通信可能に接続された制御手段である。この制御手段36は、予め給湯機の作動を制御するためのプログラムが記憶されていると共に、演算、比較、記憶機能、時計機能を有しているものである。
<沸き上げ動作>
電力料金単価の安価な所定時間帯の開始時刻になると、制御手段36はそれまでの給湯負荷量に見合う湯量を沸き上げ開始するべく、ヒートポンプユニット30を駆動開始して貯湯タンク1下部から取り出した湯水を沸き上げ設定温度まで加熱して貯湯タンク1上部へ戻し、貯湯タンク1上部から沸き上げ設定温度の湯を積層状に貯湯し、最下部の貯湯温度センサ18が所定の沸き上げ終了判定温度を検出すると、沸き上げ運転を終了する。
<沸き増し動作>
次に、多量に給湯されるなどして貯湯タンク1内の貯湯量が少なくなって湯切れの可能性がある場合は、制御手段36は、ヒートポンプユニット30を駆動開始して貯湯タンク1下部から取り出した湯水を沸き上げ設定温度まで加熱して貯湯タンク1上部へ戻し、それまで貯湯されていた湯の上部に沸き上げ設定温度の湯を積層状に貯湯し、一定時間の沸き増し動作を行うと沸き増し動作を終了する。
<給湯動作>
給湯動作について説明すると、給湯栓7が開かれると、貯湯タンク1の底部に給水管2から市水が流入すると共に貯湯タンク1の頂部から出湯管3を介して高温の湯が出湯し、給湯混合弁5で給水バイパス管7からの水とが混合されて給湯管6を通過して、給湯流量センサ9が最低作動水量以上を検出すると、制御手段36は、給湯温度センサ8が検出する温度が給湯設定温度と一致するように給湯混合弁5の弁開度をフィードバック制御して、給湯設定温度の給湯を行う。
そして、給湯栓7が閉じられる等によって流量が所定流量未満となると、制御手段36は、給湯混合弁5の弁開度のフィードバック制御を停止して給湯停止するようにしている。
<湯はり動作>
次に、湯はり動作について図2に示したフローチャートに基づいて説明する。
リモコン32の湯はりスイッチ35が操作されると(ステップS1でYes)、制御手段36は、ステップS2で風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側を閉状態、熱交バイパス管19側を半開状態とし、続くステップS3で湯はり開閉弁27を開弁して呼び水を開始する。
湯はり開閉弁27が開弁されたことによって、貯湯タンク1の底部に給水管2から市水が流入すると共に貯湯タンク1の頂部から出湯管3を介して高温の湯が出湯し、給湯混合弁5で給水バイパス管4からの水とが混合されて給湯管6および湯はり管24を通過し、風呂戻り管17および熱交バイパス管19から風呂往き管16を介して浴槽13への呼び水が開始される。
このとき、湯はり開閉弁27が開弁されたことによる水撃は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態で熱交バイパス管19側が半開状態の半両搬送経路となっていることによって、風呂戻り管17および熱交バイパス管19から風呂往き管16を介して浴槽13へ逃がされ、水撃の過剰な圧力変動が抑制されると共に、風呂熱交換器14側へ連通する風呂流呂切替手段20の熱交バイパス管19側の開度が半開状態であることによって、風呂熱交換器14側へ掛かる圧力変動も抑制され、風呂熱交換器14が揺れることによる音鳴りを防止できるものである。
続くステップS4で制御手段36は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側と熱交バイパス管19側の両方ともに閉状態とした風呂戻り管17による片搬送経路として、風呂戻り管17に介在されている風呂循環ポンプ18に呼び水を行う。
このステップS2〜S4の間の動作を図3(a)のタイムチャートに基づいて詳細に説明すると、湯はりスイッチ35の操作があったことにより風呂流路切替弁20が熱交バイパス管19側が閉状態から開状態に向けて駆動開始される(ステップS2に対応)。風呂流路切替弁20は比例的または段階的に通常の切替動作よりも緩慢に駆動され、風呂流路切替弁20の駆動開始のタイミングt1から予め定められた時間T1が経過すると(タイミングt2)、湯はり開閉弁27が開弁される(ステップS3に対応)。ここで時間T1は、緩慢に駆動される風呂流路切替弁20が熱交バイパス管19側が閉状態から熱交バイパス管19側が半開状態になる時間として予め試験等で決定された時間である。
そして、風呂流路切替弁20が熱交バイパス管19側が全開の状態になったと思われる時点(タイミングt3)よりも時間経過した時点(タイミングt4)となると、風呂流路切替弁20を熱交バイパス管19側を閉状態にすべく風呂流路切替弁20を通常の切替動作スピードにて駆動する(ステップS4に対応)。
そして、図2のフローチャートに基づいた説明を続けると、湯はり流量センサ25でステップS3からの積算流量が所定の呼び水量に達したことを検知すると(ステップS5でYes)、制御手段36は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側を閉状態、熱交バイパス管19側を半分開いた半開状態にし(ステップS6)、湯はり開閉弁27を閉弁して呼び水を終了する(ステップS7)。
このとき、湯はり開閉弁27が閉弁されたことによる水撃は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態でかつ熱交バイパス管19側が半開状態であることにより風呂戻り管17側の流量が片搬送状態よりも低流量になることから風呂戻り管17に掛かる水撃の圧力変動が抑制されて風呂戻り管17に配された機能部品に掛かる圧力変動も抑制すると同時に、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態でかつ熱交バイパス管19側が半開状態であることから風呂熱交換器14が接続している風呂往き管16の流量が低流量であるために風呂熱交換器14に掛かる水撃の圧力変動が抑制されて風呂熱交換器14の音鳴りが防止される。
次に、制御手段36は、ステップS8で風呂流量切替弁20の風呂熱交換器14側を閉状態、熱交バイパス管19側を開状態とした両搬送経路とし、続くステップS9で風呂循環ポンプ18を駆動開始して、このときの流水スイッチ22のオンオフの状態で浴槽13内に循環口以上の水位の残り湯があるか否かを判別する(ステップS10)。
そして、ステップS10で流水スイッチ22がオフしたままであることが検出されると、制御手段36は、風呂循環ポンプ22を駆動停止し(ステップS11)、ステップS12で風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側を閉状態、熱交バイパス管19側を半開状態とし、続くステップS13で湯はり開閉弁27を開弁して湯はりを開始する。
湯はり開閉弁27が開弁されたことによって、貯湯タンク1の底部に給水管2から市水が流入すると共に貯湯タンク1の頂部から出湯管3を介して高温の湯が出湯し、給湯混合弁5で給水バイパス管4からの水とが混合されて給湯管6および湯はり管24を通過し、風呂戻り管17および熱交バイパス管19から風呂往き管16を介して浴槽13へ湯はりされ、給湯流量センサ9が最低作動水量以上を検出すると、湯はり温度センサ26が検出する温度が風呂設定温度と一致するように給湯混合弁5の弁開度がフィードバック制御される。
このとき、湯はり開閉弁27が開弁されたことによる水撃は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態で熱交バイパス管19側が半開状態の半両搬送経路となっていることによって、風呂戻り管17および熱交バイパス管19から風呂往き管16を介して浴槽13へ逃がされ、水撃の過剰な圧力変動が抑制されると共に、風呂熱交換器14側へ連通する風呂流呂切替手段20の熱交バイパス管19側の開度が半開状態であることによって、風呂熱交換器14側へ掛かる圧力変動も抑制され、風呂熱交換器14が揺れることによる音鳴りを防止できるものである。
続くステップS14で制御手段36は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側を閉状態、熱交バイパス管19側を開状態として風呂往き管16と風呂戻り管17の両方から湯はりを行う両搬送経路として、大流量での湯はりを行う。
このステップS12〜S14の間の動作を図3(b)のタイムチャートに基づいて詳細に説明すると、風呂循環ポンプ18を駆動停止した後に、風呂流路切替弁20が熱交バイパス管19側が開状態から閉状態に向けて駆動開始される(ステップS12に対応)。風呂流路切替弁20は比例的または段階的に通常の切替動作よりも緩慢に駆動され、風呂流路切替弁20の駆動開始のタイミングt5から予め定められた時間T2が経過すると(タイミングt6)、湯はり開閉弁27が開弁される(ステップS13に対応)。ここで時間T2は、緩慢に駆動される風呂流路切替弁20が熱交バイパス管19側が開状態から熱交バイパス管19側が半開状態になる時間として予め試験等で決定された時間である。
そして、風呂流路切替弁20が熱交バイパス管19側が全閉の状態になったと思われる時点(タイミングt7)よりも時間経過した時点(タイミングt8)となると、風呂流路切替弁20を熱交バイパス管19側を開状態にすべく風呂流路切替弁20を通常の切替動作スピードにて駆動する(ステップS14に対応)。
そして、図2のフローチャートに基づいた説明を続けると、続くステップS15では、風呂流量センサ17で検出するステップS13からの風呂流量の積算値を監視し、積算値が風呂設定湯量となると(ステップS15でYes)、ステップS16へ進み、制御手段36は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側を閉状態、熱交バイパス管19側を半分開いた半開状態にし、ステップS17で湯はり開閉弁27を閉弁して湯はりを終了する。
このとき、湯はり開閉弁27が閉弁されたことによる水撃は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態でかつ熱交バイパス管19側が半開状態であることにより風呂戻り管17側の流量が片搬送状態よりも低流量になることから風呂戻り管17に掛かる水撃の圧力変動が抑制されて風呂戻り管17に配された機能部品に掛かる圧力変動も抑制すると同時に、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態でかつ熱交バイパス管19側が半開状態であることから風呂熱交換器14が接続している風呂往き管16の流量が低流量であるために風呂熱交換器14に掛かる水撃の圧力変動が抑制されて風呂熱交換器14の音鳴りが防止される。
そして、制御手段36は、風呂流路切替弁20を風呂熱交換器14側を開状態、熱交バイパス管19側を閉状態とする追い焚き経路とし、続くステップS19で風呂循環ポンプ18を駆動開始して、風呂温度センサ21が設定温度に達すると(ステップS20でYes)、ステップS21で風呂循環ポンプ18を駆動停止し、リモコン32から湯はり完了の報知を行って(ステップS22)、湯はり動作を終了する。
一方、前記ステップS10で、流水スイッチ22がオンして浴槽13に循環口以上の水位の残り湯があることを検知すると、制御手段36は、風呂循環ポンプ22を駆動停止し(ステップS23)、風呂流路切換手段20の風呂熱交換器14側、熱交バイパス管19側の両方共に閉状態とし(ステップS24)、風呂循環回路15内の湯水の流動を完全に遮断すると共に、水位センサ23に連通する水位計測に関係のない容積分を遮断して水位計測の精度を向上している。
そして、ステップS25では、水位センサ23で浴槽13の残り湯の水位を検出し、制御手段36は検出した残り湯の水位と、過去の湯はり時に学習していた風呂設定湯量に対応する水位と浴槽13の断面積とから、風呂設定湯量相当となる補水量を算出する(ステップS26)。
次いでステップS27では、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側を閉状態、熱交バイパス管19側を半開状態とし、続くステップS28で湯はり開閉弁27を開弁して湯はりを開始する。
湯はり開閉弁27が開弁されたことによって、貯湯タンク1の底部に給水管2から市水が流入すると共に貯湯タンク1の頂部から出湯管3を介して高温の湯が出湯し、給湯混合弁5で給水バイパス管4からの水とが混合されて給湯管6および湯はり管24を通過し、風呂戻り管17および熱交バイパス管19から風呂往き管16を介して浴槽13へ湯はりされ、給湯流量センサ9が最低作動水量以上を検出すると、湯はり温度センサ26が検出する温度が風呂設定温度と一致するように給湯混合弁5の弁開度がフィードバック制御される。
このとき、湯はり開閉弁27が開弁されたことによる水撃は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態で熱交バイパス管19側が開状態の両搬送経路となっていることによって、風呂戻り管17および熱交バイパス管19から風呂往き管16を介して浴槽13へ逃がされ、水撃の過剰な圧力変動が抑制される。
続くステップS30では、風呂流量センサ17で検出するステップS28からの風呂流量の積算値を監視し、積算値がステップS26で算出した補水量となると(ステップS30でYes)、既述のステップS16へ進み、以後の説明を省略する。
このように、湯はり開閉弁27が開弁されたことによる水撃は、風呂流路切替弁20の風呂熱交換器14側が閉状態で熱交バイパス管19側が半開状態の半両搬送経路となっていることによって、風呂戻り管17および熱交バイパス管19から風呂往き管16を介して浴槽13へ逃がされ、水撃の過剰な圧力変動が抑制されると共に、風呂熱交換器14側へ連通する風呂流呂切替手段20の熱交バイパス管19側の開度が半開状態であることによって、風呂熱交換器14側へ掛かる圧力変動も抑制され、低剛性の風呂熱交換器14であっても水撃で激しく揺れることによる音鳴りを防止できるものである。
なお、本発明を風呂流路切替弁20をDCブラシレスモータで駆動される三方弁を用いた一実施形態で説明したが、ステッピングモータで駆動される三方弁を用いるようにしてもよい。風呂流路切替弁20にステッピングモータで駆動される三方弁を用いた場合は、ステッピングモータによって三方弁の開度位置を制御することが可能なため、電動モータのように切替動作を緩慢にする必要がなく、熱交バイパス管19側を半開状態にする制御が容易となる。
ここで、図2のステップS2〜S4を図4に示すタイムチャートで説明すると、湯はりスイッチ35の操作があったことにより風呂流路切替弁20が熱交バイパス管19側が閉状態から予め定められた所定開度に向けて駆動される(ステップS2に対応)。風呂流路切替弁20は目標である所定開度(ここでは30%開度)に向けて位置制御されながら一気に駆動され、所定開度に到達すると(タイミングt9)、湯はり開閉弁27が開弁される(ステップS3に対応)。
そして、湯はり開閉弁27が開弁してから開弁による水撃の影響がある程度収束するぐらいの時間が経過すると(タイミングt10)、風呂流路切替弁20を熱交バイパス管19側を閉状態にすべく風呂流路切替弁20を駆動するようにしているものである(ステップS4に対応)。
なお、本発明は上記の一実施形態のみに限定されるものではなく、発明の主旨を変更しない範囲で改変可能なものであり、風呂流路切替弁20を上記一実施形態のような三方弁ではなく、開閉弁を二つ設けたものに代えてもよいものである。
1 貯湯タンク
13 浴槽
14 風呂熱交換器
15 風呂循環回路
16 風呂往き管
17 風呂戻り管
18 風呂循環ポンプ
19 熱交バイパス管
20 風呂流路切替弁
27 湯はり開閉弁
29 湯はり回路

Claims (1)

  1. 給湯用の湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内に設けられ浴槽水を加熱するための風呂熱交換器と、前記風呂熱交換器と浴槽とを風呂往き管および風呂戻り管とで接続する風呂循環回路と、前記風呂戻り管に設けられ浴槽水を前記風呂熱交換器へ循環させる風呂循環ポンプと、前記風呂戻り管と前記風呂往き管とを前記風呂熱交換器をバイパスして接続する熱交バイパス管と、前記風呂戻り管の前記熱交バイパス管との合流点よりも前記浴槽側途中に接続され湯水を前記浴槽へ湯はりする湯はり回路と、前記湯はり回路に設けられた湯はり開閉弁と、前記風呂戻り管と前記熱交バイパス管との合流点に設けられ、前記風呂戻り管からの湯水を前記風呂熱交換器側へ流すか前記熱交バイパス管側へ流すかを切り替える風呂流路切替弁とを備え、湯はりの開始時には、前記風呂流路切替弁の前記風呂熱交換器側を閉止したまま前記熱交バイパス管側を半開とした後に、前記湯はり開閉弁を開放して湯はりを開始するようにしたことを特徴とする貯湯式風呂給湯装置。
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