JP2006142168A - 電解水自動給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費者等に電解水を提供するに際して、酸性電解水とアルカリ性電解水を取り違えて提供したり、電解水を入れる容器を混同したりする問題が発生しないように工夫すると共に、消費者等に対して常に新鮮で効き目のある電解水を提供できるように工夫した電解水自動給水装置を提供する。
【解決手段】 容器体7に酸性電解水或いはアルカリ性電解水専用の種別標識7Aを設ける。機体1に設けた容器体7の保持ガイド体6に、容器体7の種別標識7Aを読み取って種別を判定する容器識別センサ31を設ける。電解水の注水に際して、注入ボタン9又は10のONによって決定された電解水の種別と、容器識別センサ31が読み取った電解水の種別が同一の場合に限って、その電解水を容器体7に注水する
【選択図】 図1

Description

本発明は、水道水を電解槽で電気分解することによって生成された酸性電解水(除菌水又は殺菌水)とアルカリ性電解水(洗浄水)とを、利用客や購入者等の求めに応じて自動的に給水することができる電解水自動給水装置に関するものである。
電解水(酸性電解水又はアルカリ性電解水)の供給形態には大きく分けて2種類が存在する。1つは、需要者が生成装置自体を購入して必要時に電解水を生成するケースで、2つ目は、販売業者等によりボトルに充填されて供給される電解水を購入するケースである。
しかし、上記前者のケースは、消費者が自前の装置でいつでも手軽に新鮮な電解水を生成して使用することができるメリットを有するが、反面、装置そのものの価格が高価で、一般の家庭等では導入が困難である。一方、ボトルに充填された電解水を買う上記後者のケースの場合は、装置を買う事に比べれば初期費用が不要であり、手軽に利用することが可能である。しかしながら、本来極めて安価な水道水から生成される水であり、コストは極めて低いはずの電解水が、いくつかの流通段階でコストが上乗せされて、消費者の手に渡るときは、極めて高価な電解水になってしまうといったデメリットがある。また、電解水の保存性に関する問題、つまり、生成されてからしばらく流通する間に水質が変化し、本来の電解水の効能が落ちてしまうといった問題も発生する。
これに対し、特許文献1に記載の「水処理装置の課金システム」は、上述した諸問題を解消するために開発されたものであって、当該システムによれば、消費者が自ら水処理装置を購入したり、またはレンタル契約することなく、供給者が提供する水処理装置を利用し、消費者の必要とする処理水を必要な量だけ、料金を支払うことで入手できる利点を有している。また、この特許文献1における水処理には、電解水生成装置によって生成される酸性電解水や、アルカリ性電解水が含まれ、これらの生成水を自動販売機にて供給可能に構成されている。
特開2004−38902号公報
上記公知の電解水生成装置によれば、酸性電解水とアルカリ性電解水が生成可能であって、前者は除菌用(殺菌用)として、後者は洗浄水用として使用される。従って、夫々の電解水を取り違えて使用したり、容器を混同させたりしないようにする必要があるが、従来はこれ等の配慮が全く成されていないのが実情である。
また、電解水は時間の経過に従って次第にその効能が劣化するものであるから、消費者等に電解水を提供するに当たっては、その提供時点で電解水としての効能が充分に維持されている新鮮な電解水を提供する必要がある。
そこで本発明の技術的課題は、消費者等に電解水を提供するに際して、酸性電解水とアルカリ性電解水を取り違えて提供したり、電解水を入れる容器を混同したりする問題が発生しないように工夫すると共に、消費者等に対して常に新鮮で効き目のある電解水を提供できるように工夫した電解水自動給水装置を提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に係る電解水自動給水装置は、注水位置に容器体をセットすると、注水口より容器体に対して酸性電解水又はアルカリ性電解水のいずれかが所定量注入されるように構成した電解水自動給水装置であって、酸性電解水或いはアルカリ性電解水専用の容器体であることを示す機械読み取り可能な識別が付加された容器体と、注水位置にセットされた容器体に付加されている識別を読み取ることによって、注水する電解水の種別が酸性電解水或いはアルカリ性電解水のいずれかであることを判定する電解水種別判定部と、酸性電解水又はアルカリ性電解水の種別を選択して、注水する電解水の種別を指定することができる電解水種別指定入力部と、上記種別判定部によって判定された電解水の種別と、上記種別指定入力部によって指定された電解水の種別が一致した場合に、その電解水を上記注水口を通して上記容器体に対して所定量注水する電解水注水手段と、によって構成したことを特徴としている。
(2) また、本発明の請求項2に係る電解水自動給水装置は、電解槽で生成された電解水を必要に応じて種別毎に貯水する貯水タンクと、各タンク内に貯水された電解水の貯水経過時間を測定する貯水時間測定手段と、貯水経過時間が予め定めた所定時間を過ぎると、タンク内の電解水を排水して、上記電解槽で生成された新たな電解水と入れ替える電解水入れ替え手段と、が具備されていることを特徴としている。
(3) 次に、本発明の請求項3に係る電解水自動給水装置は、電解水が上記貯水タンクから排水されるまでの所定時間内に、電解槽で生成されて新たに補充される電解水の量と、貯水タンク内の電解水の貯水量とから、追加補充された電解水の割合を計算して、その割合に応じて排水開始時間を延長することができる排水開始時間延長手段が具備されていることを特徴としている。
(4) 次に、本発明の請求項4に係る電解水自動給水装置は、電解槽として、酸性電解水とアルカリ性電解水を同時に生成する有隔膜電解槽を用いる電解水自動給水装置において、当該電解槽の各注水経路中に、電解槽で生成された各電解水を各貯水タンクと前記注水口とに切換えて給水することができる三方切換弁を設けると共に、各貯水タンクには、排水電磁弁を備えた電解水排水用経路と、貯水した電解水を上記注水口に送る充填ポンプを備えた充填経路を設けたことを特徴としている。
(5) 更に本発明の請求項5に係る電解水自動給水装置は、電解槽として有隔膜電解槽を用いる電解水自動給水装置において、電解槽は、各貯水タンクに貯水されている電解水の量が所定量を維持するように電解水の生成を行い、前記三方切換弁は生成された電解水が各貯水タンクに給水される方向に切換わるように構成すると共に、前記容器体のセットによって注水が要求される電解水が酸性電解水又はアルカリ性電解水のいずれか一方であると判断された場合に、前記三方切換弁の切換えと前記充填ポンプの作動によって、上記要求があった電解水を当該貯水タンクから前記注水口に向けて給水するか、又は、前記三方切換弁を上記電解槽と注水口側とを結ぶ方向に切換えて、電解槽から上記要求された電解水を直接注水口に給水するように構成し、且つ、上記要求が無かった他方の電解水を、上記三方切換弁の切換えによって電解槽から他方の貯水タンクに送り込んで貯めるか、又は、貯水タンクの前記排水電磁弁を開いてそのまま排水に流すように構成したことを特徴としている。
上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、消費者等が持参した容器体に対して電解水を充填する際に、操作する者が例えば注入ボタンのような電解水種別指定入力部を介して必要とする電解水(酸性電解水であるかアルカリ性電解水であるかの選択)を指定すると共に、注水位置にセットした容器体に付加された識別を例えば読み取りセンサーのような電解水種別判定部が読み取って電解水の種別が判定されて、上記操作者によって指定入力された電解水の種別と、上記電解水種別判定部によって判定された電解水の種別とが一致した場合には、当該一致した種別の電解水(酸性電解水又はアルカリ性電解水のいずれか一方)が、電解水注水手段によって上記容器体に対して注入されるため、人為的な思い違いや錯誤が原因で、間違った電解水を取水したり、或いは、電解水を間違った容器体に取水する問題の発生を防止することができる。
上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、電解槽で生成した各電解水を必要に応じて各貯水タンクに貯水して、常時消費者等の要求に応じて必要な電解水を供給することを可能にすることができると共に、貯水タンクに貯水した電解水の貯水時間が所定時間(例えば24時間)を経過した場合には、これを排水して新しい電解水と入れ替えるため、除菌水として或いは洗浄水として、常に新鮮で効き目のある酸性電解水又はアルカリ性電解水を提供することを可能にする。
上記(3)で述べた請求項3に係る手段によれば、貯水タンクに対して、貯水タンクから使用された量に相当する量の電解水を補充することができ、また、その補充分に従って前記貯水時間経過に基づく排水開始時間を延長することができるため、貯水タンクの中には常時電解水が満たされた状態になっていて、要求された電解水を即時に供給することを可能にすると共に、貯水タンクに貯水される電解水の入れ替えが順次行われることになるため、貯水タンクに貯水される電解水が全て排水されるに至る時間が適切に調整されて、電解槽で生成された電解水を有効に利用することを可能にする。
上記(4)で述べた請求項4に係る手段によれば、有隔膜電解槽の使用によって、酸性電解水とアルカリ性電解水を同時に生成できると共に、三方切換弁の切換操作に従って、電解槽で生成された電解水を直接注水口に給水したり、各貯水タンクに貯水することができ、また、貯水タンクに貯水されている電解水を充填ポンプの作動に従って注水口に給水することができるものであって、注水位置にセットされた容器体に対する電解水の給水パターンを、電解槽からの直接給水パターンと、貯水タンクからの給水パターンの双方に切換え可能とする。
上記(5)で述べた請求項5に係る手段によれば、各貯水タンク内には、各電解水が常時所定量維持された状態に貯えられており、注水の要求が酸性電解水又はアルカリ性電解水のいずれか一方である場合には、三方切換弁の切換えに従って当該電解水を貯水タンクから注水口に供給することができるが、要求量を賄えるだけの量が貯水タンク内に存在しない場合、或いは、電解槽の生成能力が高い場合には、電解槽から直接注水口に供給することも可能であり、また、要求されなかった他方の電解水は、貯水タンクに貯水するか、或いは、貯水タンクが満杯の場合は、排水電磁弁を開いてそのまま排水することができるものであって、常に注水要求があった電解水を容器体に給水することを可能にする。
以上述べた次第で、本発明に係る電解水自動給水装置によれば、例えばスーパーマーケットやホームセンター等の空きスペースを利用して設置可能であり、容器体としての専用ボトルを注水位置にセットするだけで、新鮮な酸性電解水(除菌水)又はアルカリ性電解水(洗浄水)のいずれかを、種別を間違えることなく正しく、且つ、手軽に得ることができるものであって、電解水のメリットを生かして、一般に流通している洗剤等に比較して、極めて安価にて提供することができる利点を備えている。
更に本発明によれば、容器体のリサイクル使用が可能になるため、環境に優しい特長を有すると共に、容器体への電解水の充填に際しては、その都度一定金額をジュース等の自動販売機と同様に徴収することも考えられるが、設置先の顧客サービスの一環として、又は集客を目的として、そのサービス形態に合わせて例えばコイン投入口やカードリーダー等による読み取り装置を設けたりすることにより、低金額若しくは無料にて配布することも可能であって、その利用価値は極めて高いものである。
以下に、上述した本発明に係る電解水自動給水装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明の全体を示した斜視図であって、図中、1は全体をジュース等の自動販売機と同様に形成した本発明に係る電解水自動給水装置で、1Aはその機体、2は機体1Aの前面に凹設した電解水の提供口、3は提供口2内に設けたサービステーブル、4は提供口2を上下に開閉する扉(シャッター)、5は扉開閉用のハンドルを示す。
また、6、6は上記サービステーブル3の内壁面に設けた酸性電解水とアルカリ性電解水用の各容器保持ガイド体、7はこれ等各保持ガイド体6、6に装着自在に構成した電解水用の容器体(ボトル)で、容器体7には、この容器体が酸性電解水用のものであるか、或いは、アルカリ性電解水用のものであるかを識別するための識別、即ち、例えばバーコードやICチップ、磁気等を用いて構成した種別標識7Aが設けられ、且つ、上記の各ガイド体6、6には、この種別標識7Aを読み取って、当該容器体7が酸性電解水用のものであるか、或いは、アルカリ性電解水用のものであるかを判定する機能を備えた電解水種別判定部としての容器体識別センサ31、31が設けられている。32は上記扉4の開閉を検知する扉開閉用センサである。
更に図中、8は機体1Aの前面に設けた表示部で、表示部8にはエラー表示や電解水の注入完了表示といった、各種の制御内容が表示される。9、10は前記各保持ガイド体6、6に対応させた状態で、機体1Aの前面に設けた電解水種別指定入力部としての注入ボタンであって、例えば、図面に向かって左側の注入ボタン9が酸性電解水用で、右側の注入ボタン10がアルカリ性電解水用に構成されていて、各ボタン9、10にはその識別表示が施されている。
従って、図面において左側の保持ガイド体6は、酸性電解水を入れる容器体7専用に成っており、また、右側の保持ガイド体6は、アルカリ性電解水を入れる容器体7専用に成っていて、上記注入ボタン9或いは10の入力操作による電解水の種別選択と、上記保持ガイド体6、6に容器体7に装着保持させた時に、容器体識別センサ31が読み取った容器体7の種別とが一致し、且つ、前記扉4が閉じられたことを扉開閉センサ32が検知した場合に限って、各容器保持ガイド体6の上部に設けた注水口(図示省略)より一致した種別の電解水が容器体7内に定量供給され、一致しない場合は、扉4を閉じても表示部8にエラー表示が成されて、電解水の注入は一切行われない仕組みに成っている。
図2は、上記機体1A内に搭載した電解装置と電解水給水装置の構成図と、これ等電解装置と給水装置を制御する制御装置の電気的構成を明らかにしたブロック図を示したものであって、先ず電解装置の構成を説明すると、図中、11は水道水の給水管、12、13、14はこの給水管11に取付けた軟水器とフイルター、及び、流量弁、15は内部を隔膜(図示省略)で陽極室と陰極室の2室に仕切った有隔膜電解槽、19は陽極室で生成された酸性電解水(除菌水)を取り出す酸性電解水取出しパイプ(注水パイプ)、24は陰極室で生成されたアルカリ性電解水(洗浄水)を取り出すアルカリ性電解水取り出しパイプ(注水パイプ)であって、各取り出しパイプ19、24の先端が前記両容器保持ガイド体6、6の上部に設けた各注水口に連通している。
更に図2において、27は充填ポンプ26Rの回転に従って例えば食塩の如き電解室を供給パイプ26を通して前記給水管11に供給することができる電解質タンク、16と21は前記各取り出しパイプ19、24に設けた電磁式の三方切換弁、17と22は各三方切換弁の一つの出入口に接続した酸性電解水とアルカリ性電解水の各貯水タンク、18と23は各貯水タンク17、22に接続した電解水排水パイプで、18Tと23Tはこれ等各排水パイプ18、23に設けた排水電磁弁、20と25は貯水タンク17、22内の各電解水を上記取り出しパイプ19、24に充填する充填パイプで、20P,25Pは各充填パイプ20,25に設けた充填ポンプを示す。
次に、図2に従って制御装置の構成を説明すると、図中、28はマイクロコンピュータ等を用いて構成した制御部で、CPUとメモリ(いずれも図示省略)を備えたこの制御部28には、前述した表示部8と、前記電解水種別指定入力部としての電解水の注入ボタン9,10と、流量弁14と、前記電解水種別判定部としての容器識別センサ31,31と、扉開閉センサ32と、電解水用の充填ポンプ20P,25Pと、排水電磁弁18T,23Tと、電解質用の充填ポンプ26R及び三方切換弁16,21が接続され、これに加えて、上記電解槽15と各ポンプ20P,25P,26Rと各電磁弁16,21,18T,23T用の電源部29、リセットボタン11、及び、各貯水タンク17,22用の水位検知センサ30が接続されていて、夫々が制御部28を構成するCPUの監視下でメモリに格納されているプログラムに従って制御作動される仕組みに成っている。
更に上記制御部28のメモリには、容器体7の種別標識7Aを読み取ることによって上記容器識別センサ31,31によって判定された電解水の種別と、上記注入ボタン9又は10によって入力指定された電解水の種別が一致した場合に限って、その電解水を貯水タンク17又は22から上記容器体7に所定量注入するための電解水注水手段(請求項1参照)と、各貯水タンク17,22に貯水された各電解水の貯水経過時間を夫々測定して、その貯水経過時間が予め定めた所定時間(例えば24時間)を過ぎると、前記排水電磁弁18T又は23Tを開いて経過時間を過ぎた電解水を貯水タンク17又は22から排水し、上記三方切換弁16又は21を切換えて、上記電解槽15で生成された新たな電解水と入れ替える電解水入れ替え手段(請求項2参照)と、電解水が上記貯水タンク17又は22から排水されるまでの所定時間内(貯水経過時間内)に、電解槽15で生成されて新たに補充される電解水の量と、各貯水タンク17,22内の貯水容量とから、追加補充された電解水の割合を計算して、その割合に応じて上記排水開始時間を延長することができる排水開始時間延長手段(請求項3参照)と、各貯水タンク17,22内に設けた各水位検知センサ30の水位検知に従って、電解槽15を制御して各貯水タンク17,22内に常時所定量の電解水を貯えるようにする一方、余った電解水を排水電磁弁18T又は23Tを開いて外部に排水する手段(請求項5参照)と、を実現するためのソフトウエアーが格納されている。
次に、図3と図4に示したフローチャートに従って、本発明の動作を説明する。図3は貯水タンク17,22に対する各電解水の貯水動作を示し、図4は容器体7に対する各電解水の充填動作を示すものである。尚、図3に示したフローチャートにおいて、W(リットル)は各貯水タンク17,22の貯水容量を示し、y(リットル)は電解槽15による電解水の総生成水量で、C(hr)は予め設定された排水時間(排水経過時間)を示す。
図3に示した貯水動作のフローチャートにおいて、ステップS1で装置の電源がONされると、ステップS2に進んで各貯水タンク17,22の水位が水位検知センサ30(図2参照)によって検出されて、満水であるか否かが判定される。満水でない場合は次のステップS3に進んで運転開始の時間カウント、即ち、次の排水までの時間カウントが開始され、次いでステップS4に進む。
ステップS4では、電解槽15における電解水の生成量が計測され、且つ、生成された電解水が順次貯水タンク17又は22に給水されて、次のステップS5で貯水タンク17又は22の満水が検知されると、給水を停止して次のステップS6で待機状態に入り、次いで、ステップS7に進んでy≧Wであるか否かが判定され、NOの場合はステップS8に進むが、YESの場合はステップS12のリセット処理に進んで、その後、上記ステップS2に戻って処理を繰り返すことにより、常時貯水タンク17,22内を満タン状態に維持する。
一方、上記のステップS8では、貯水タンク17又は22に貯水されている電解水の貯水時間が、前記ステップS3のカウント開始から予め定めたC時間(例えば24時間)を経過したか否かが判定され、NOの場合はステップS4に戻って処理を繰り返すが、YESの場合はステップS9に進んでT時間が演算される。
即ち、ステップS9では、T=C×(y/W)の計算式に基づいて、貯水タンク17又は22への電解水の追加補充による延長された排水開始時間(T)が計算される。(請求項3参照)次いで、ステップS10に進んで(T)時間に達したか否かが判定され、NOの場合はステップS4に戻って処理を繰り返すが、YESの場合はステップS11に進んで、貯水タンク17又は22内の電解水(生成水)が排水電磁弁18T又は23Tの開放によって排水され、その後、ステップS12に進んでリセットされ、次いで、ステップS2に戻って新たな電解水の入れ替え処理が成される。
次に、図4に示した充填動作のフトーチャートにおいて、始めのステップS13で装置の電源がONされると、次のステップS14に進んで待機状態に入り、次いで、ステップS15で容器保持ガイド体6に容器体7(ボトル)がセットされると、ステップS16に進んで容器識別センサ31が種別標識7A又はその他の標識を読み取ることによって、容器体7が専用のボトルがあるか否かが判定され、YESの場合はステップS19かS26のいずれかに進むが、NOの場合はステップS17に進んで待機状態に入り、ステップS17Aで表示部8にエラー表示が成され、次いで、ステップS18でリセットボタン11がONされると、ステップS18Aで表示部8のエラー表示が消された後、ステップS14の待機状態に戻る。
上記のステップS16がYESであって、操作者が容器体7に酸性電解水(除菌水)を注入したい場合は、ステップS19で酸性電解水注入ボタン9をON操作し、アルカリ性電解水(洗浄水)を注入したい場合は、ステップS26でアルカリ性電解水注入ボタン10をON操作して、夫々次のステップS20とS27に進む。
ステップS20とS27では、各容器保持ガイド体6、6にセットされた容器体7の種別標識7Aを容器識別センサ31が読み取ることによって、容器体7が酸性電解水及びアルカリ性電解水専用のボトルであるか否かが判定され、夫々NOの場合は前述したステップS17に進んでエラー処理用の各ステップS17,S17A,S18,A18Aが実行されるが、夫々YESの場合はステップS21及びS28に進んで酸性電解水又はアルカリ電解水が注入される。
次いで、ステップS22及びS29の注入量監視の各ステップが実行された後、ステップS23及びS30で満水と判定されると、夫々ステップS24に進んで電解水の注入終了、ステップS24Aの表示部8への注入完了の表示が成される。更に、ステップS25で電解水が注入された容器体7の取り外しが行われて、必要とする電解水の提供を受けると、ステップS25Aで注入完了の表示が消されて、再びステップS14からの処理が繰り返される。
尚、容器体7への電解水の給水は、選択によっていずれか一方の電解水のみを給水する場合と、両方の電解水を同時に各容器体7,7に給水可能とする場合とが考えられるが、その選択は任意とする。
本発明に係る電解水自動給水装置の外観を示した斜視図。 本発明に係る電解水自動給水装置の構成とその電気的構成を示したブロック図。 本発明による電解水の貯水処理の動作を説明したフローチャート。 本発明による電解水の充填処理の動作を説明したフローチャート。
符号の説明
1 本発明に係る電解水自動給水装置
1A 機体
6 容器保持ガイド体
7 容器体(ボトル)
7A 種別標識
8 表示部
9 酸性電解水用注入ボタン
10 アルカリ性電解水用注入ボタン
15 電解槽
16,21 三方切換弁
17,22 貯水タンク
18,23 排水パイプ
18T,23T 排水電磁弁
20P,25P 充填ポンプ
28 制御部
31 容器識別センサ

Claims (5)

  1. 注水位置に容器体をセットすると、注水口より容器体に対して酸性電解水又はアルカリ性電解水のいずれかが所定量注入されるように構成した電解水自動給水装置であって、
    酸性電解水或いはアルカリ性電解水専用の容器体であることを示す機械読み取り可能な識別が付加された容器体と、
    注水位置にセットされた容器体に付加されている識別を読み取ることによって、注水する電解水の種別が酸性電解水或いはアルカリ性電解水のいずれかであることを判定する電解水種別判定部と、
    酸性電解水又はアルカリ性電解水の種別を選択して、注水する電解水の種別を指定することができる電解水種別指定入力部と、
    上記種別判定部によって判定された電解水の種別と、上記種別指定入力部によって指定された電解水の種別が一致した場合に、その電解水を上記注水口を通して上記容器体に対して所定量注水する電解水注水手段と、によって構成したことを特徴とする電解水自動給水装置。
  2. 電解槽で生成された電解水を必要に応じて種別毎に貯水する貯水タンクと、各タンク内に貯水された電解水の貯水経過時間を測定する貯水時間測定手段と、貯水経過時間が予め定めた所定時間を過ぎると、タンク内の電解水を排水して、上記電解槽で生成された新たな電解水と入れ替える電解水入れ替え手段と、が具備されていることを特徴とする請求項1に記載の電解水自動給水装置。
  3. 電解水が上記貯水タンクから排水されるまでの所定時間内に、電解槽で生成されて新たに補充される電解水の量と、貯水タンク内の電解水の貯水容量とから、追加補充された電解水の割合を計算して、その割合に応じて排水開始時間を延長することができる排水開始時間延長手段が具備されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電解水自動給水装置。
  4. 電解槽として、酸性電解水とアルカリ性電解水を同時に生成する有隔膜電解槽を用いる電解水自動給水装置において、当該電解槽の各注水経路中に、電解槽で生成された各電解水を各貯水タンクと前記注水口とに切換えて給水することができる三方切換弁を設けると共に、各貯水タンクには、排水電磁弁を備えた電解水排水用経路と、貯水した電解水を上記注水口に送る充填ポンプを備えた充填経路を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電解水自動給水装置。
  5. 電解槽として有隔膜電解槽を用いる電解水自動給水装置において、電解槽は、各貯水タンクに貯水されている電解水の量が所定量を維持するように電解水の生成を行い、前記三方切換弁は生成された電解水が各貯水タンクに給水される方向に切換わるように構成すると共に、前記容器体のセットによって注水が要求される電解水が酸性電解水又はアルカリ性電解水のいずれか一方であると判断された場合に、前記三方切換弁の切換えと前記充填ポンプの作動によって、上記要求があった電解水を当該貯水タンクから前記注水口に向けて給水するか、又は、前記三方切換弁を上記電解槽と注水口側とを結ぶ方向に切換えて、電解槽から上記要求された電解水を直接注水口に給水するように構成し、且つ、上記要求が無かった他方の電解水を、上記三方切換弁の切換えによって電解槽から他方の貯水タンクに送り込んで貯めるか、又は、貯水タンクの前記排水電磁弁を開いてそのまま排水に流すように構成したことを特徴とする請求項4に記載の電解水自動給水装置。
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