JP2009078090A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】アイスコーヒーとホットコーヒーの両者を提供可能とする飲料ディスペンサにおいて、製造されるコーヒーの種類とと使用されるコーヒータンクとの取り違えを未然に回避することができる飲料ディスペンサを提供する。
【解決手段】相互に識別可能な冷却用コーヒータンク4Bと保温用コーヒータンク4Aとが準備され、選択的に使用され、制御装置Cは、冷却用循環回路7に冷却用の水を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、保温用循環回路32に湯を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードと、コーヒータンクの識別部47A、47Bとを有し、冷却モードにおいて保温用コーヒータンクが使用されている場合、保温モードにおいて冷却用コーヒータンクが使用されている場合、コーヒー抽出装置3によるコーヒーの抽出を禁止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、コーヒー挽き豆から成るコーヒー原料粉末からコーヒー液の抽出を行った後、所定の温度にまで冷却してアイスコーヒーとして提供することを可能とする飲料ディスペンサに関するものである。
従来より、レストラン等の飲食店においては、コーヒーがソフトドリンクの必須メニューとされており、通常、散湯式ドリップコーヒーが一般的に提供されている。このドリップコーヒーは、所定の粒度に粉砕されたコーヒーの挽き豆からなるコーヒー原料粉末を、所定のチャンバー内に収容し、これに上方の散水器から湯を散布してコーヒー液として抽出される(例えば特許文献1参照)。
一方、アイスコーヒーを提供する場合には、冷水を間接的に循環させたコーヒータンクに上記装置によって抽出されたコーヒー液を貯留し、高温のドリップコーヒーを冷水によって、所定の冷却温度にまで冷却し、維持することによって、アイスコーヒーを提供していた。
特許第3015249号公報
一方、飲食店におけるコーヒーの提供には、季節や環境に大きく影響し、アイスコーヒーのみを提供可能とする上記装置では、ホットコーヒーの提供ができなかった。他方、ホットコーヒーの提供が多くなる時期において、殆どアイスコーヒーの提供が行われないことが多く、その際、使われないアイスコーヒーの製造装置が限られた設置スペースを占有することとなり、当該スペースの有効利用が図れないという問題があった。
また、アイスコーヒーとホットコーヒーの両者の提供が行われる場合であっても、アイスコーヒーの製造装置の他にドリップコーヒーなどを提供するための装置を設ける必要があり、限られた設置面積に二台の装置を設けるには問題があった。
そこで、アイスコーヒーとホットコーヒーの両者を提供可能とする装置が開発されているが、いずれのコーヒーも外観が同一のコーヒータンクに貯留されると、アイスコーヒーが貯留されているのかホットコーヒーが貯留されているのかが一目で分からず、サービスを行う上で支障が生じる。
また、容器の外観がホットコーヒーとアイスコーヒーとで違いが分かるように形成しても、実際に抽出されるコーヒーを誤って操作してしまうと、実際に貯留されているコーヒーがいずれの温度であるかが分からず、混乱を招くこととなる。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、アイスコーヒーとホットコーヒーの両者を提供可能とする飲料ディスペンサにおいて、製造されるコーヒーの種類と使用されるコーヒータンクとの取り違えを未然に回避することができる飲料ディスペンサを提供する。
本発明の飲料ディスペンサは、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えてコーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置とを備えたものであって、湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させてコーヒータンクを加熱することにより、コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、コーヒータンクは、相互に識別可能な冷却用のコーヒータンクと保温用のコーヒータンクとが準備され、各コーヒータンクが選択的に使用されると共に、制御装置は、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、保温用循環回路に湯を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードと、コーヒータンクの識別手段とを有し、冷却モードにおいて保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、保温モードにおいて冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、コーヒー抽出装置によるコーヒーの抽出を禁止することを特徴とする。
請求項2の発明の飲料ディスペンサは、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えてコーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置とを備えたものであって、湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させてコーヒータンクを加熱することにより、コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、コーヒータンクは、相互に識別可能な冷却用のコーヒータンクと保温用のコーヒータンクとが準備され、各コーヒータンクが選択的に使用されると共に、制御装置は、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、保温用循環回路に湯を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードと、コーヒータンクの識別手段とを有し、冷却モードにおいて保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、保温モードにおいて冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、循環回路への冷却用の水、及び、湯又は熱媒体の循環を禁止することを特徴とする。
請求項3の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明において、制御装置は、冷却モードにおいて保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、保温モードにおいて冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、所定の報知動作を実行することを特徴とする。
請求項4の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明において、制御装置は、湯タンク内においてコーヒーの抽出に適した湯が生成されている場合のみ、保温モードの実行を許容することを特徴とする。
請求項5の発明の飲料ディスペンサは、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えてコーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置とを備えたものであって、湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させてコーヒータンクを加熱することにより、コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、制御装置は、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、保温用循環回路に湯を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードとを有して何れかのモードを選択的に実行すると共に、湯タンク内においてコーヒーの抽出に適した湯が生成されている場合のみ、保温モードの実行を許容することを特徴とする。
請求項6の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明において、制御装置は、保温モードを実行している時間を積算するタイマを備え、所定時間保温モードを実行した場合、所定の報知動作を実行することを特徴とする。
請求項7の発明の飲料ディスペンサは、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えてコーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置とを備えたものであって、湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させてコーヒータンクを加熱することにより、コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、制御装置は、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、保温用循環回路に湯を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードとを有して何れかのモードを選択的に実行すると共に、保温モードを実行している時間を積算するタイマを備え、所定時間保温モードを実行した場合、所定の報知動作を実行することを特徴とする。
本発明によれば、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えてコーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置とを備えた飲料ディスペンサにおいて、湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させてコーヒータンクを加熱することにより、コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、コーヒータンクは、相互に識別可能な冷却用のコーヒータンクと保温用のコーヒータンクとが準備され、各コーヒータンクが選択的に使用されると共に、制御装置は、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、保温用循環回路に湯を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードと、コーヒータンクの識別手段とを有し、冷却モードにおいて保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、保温モードにおいて冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、コーヒー抽出装置によるコーヒーの抽出を禁止するので、誤って冷却モードにおいて保温用のコーヒータンクが使用される、若しくは、保温モードにおいて冷却用のコーヒータンクが使用されることによる不都合を未然に回避することが可能となる。
そのため、必ず、冷却用のコーヒータンクには、冷却用循環回路に循環される冷却用の水にて所定の温度に冷却されたコーヒーが貯留されることとなり、保温用のコーヒータンクには、保温用循環回路に循環される湯又は当該湯によって加熱された熱媒体にて所定の温度に保温されたコーヒーが貯留されることとなる。これにより、コーヒータンクと、貯留されるコーヒーの種類とが取り違えられる不都合を未然に回避することが可能となる。
また、コーヒーの抽出が禁止されることによって、使用者に使用されているコーヒータンクと、選択されたモードとが異なっていることを知らせることができ、冷却モードにおいて、冷却用のコーヒータンクを、保温モードにおいて、保温用のコーヒータンクを使用することを促すことが可能となる。
請求項2の発明によれば、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えてコーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置とを備えた飲料ディスペンサにおいて、湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させてコーヒータンクを加熱することにより、コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、コーヒータンクは、相互に識別可能な冷却用のコーヒータンクと保温用のコーヒータンクとが準備され、各コーヒータンクが選択的に使用されると共に、制御装置は、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、保温用循環回路に湯を循環させてコーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードと、コーヒータンクの識別手段とを有し、冷却モードにおいて保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、保温モードにおいて冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、循環回路への冷却用の水、及び、湯又は熱媒体の循環を禁止するので、誤って冷却用のコーヒータンクに湯又は熱媒体が循環される、若しくは、保温用のコーヒータンクに冷却用の水が循環されることによる不都合を未然に回避することが可能となる。
そのため、冷却用のコーヒータンクに、保温用循環回路により湯又は当該湯によって加熱された熱媒体が循環され、保温されたコーヒーが貯留されることや、保温用のコーヒータンクに、冷却用循環回路により冷却用の水が循環され、冷却されたコーヒーが貯留される不都合を回避することが可能となる。
請求項3の発明によれば、上記各発明において、制御装置は、冷却モードにおいて保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、保温モードにおいて冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、所定の報知動作を実行するので、積極的に使用されているコーヒータンクが誤っていることを報知することが可能となり、使用者に使用するコーヒータンクを適切なものとすること、若しくは、適切なモードに変更することを促すことができる。
請求項4及び請求項5の発明によれば、制御装置は、湯タンク内においてコーヒーの抽出に適した湯が生成されている場合のみ、保温モードの実行を許容するので、湯タンク内の湯の温度が低い状態で、当該湯又は当該湯により加熱された熱媒体が保温用循環回路を循環することで、コーヒータンク内のコーヒーの温度が低下してしまう、若しくは、提供に適さない温度とされる不都合を回避することが可能となる。
請求項6及び請求項7の発明によれば、制御装置は、保温モードを実行している時間を積算するタイマを備え、所定時間保温モードを実行した場合、所定の報知動作を実行するので長時間コーヒーが保温されることにより、コーヒーが劣化し、味や旨みが低減してしまうことで商品価値が低下してしまったことを報知し、廃棄を促すことが可能となる。
以下に、本発明の実施形態としての飲料ディスペンサ1について図面を参照しながら説明する。本実施例における飲料ディスペンサ1は、例えばファーストフード店などの厨房やカウンター、レストランなどの飲食店において顧客自らが飲料を取り出す、所謂、フリードリンクサービスに供される装置として設置されるものである。
まずはじめに、図1乃至図5を参照して本実施例の飲料ディスペンサ1について詳述する。図1は本発明の実施形態に係る飲料ディスペンサ1の斜視図、図2は図1の飲料ディスペンサ1の正面図、図3は図1の飲料ディスペンサ1の正面から向かって右側の側面図、図4は図1の飲料ディスペンサ1の外装パネルを取り外した状態の正面から向かって左側の側面図、図5は前面パネル10及びコーヒー抽出装置3の正面図をそれぞれ示している。
この飲料ディスペンサ1は、内部にコーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置3と、当該抽出装置3にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンク4A、4Bと、当該コーヒータンク4A、4B内のコーヒーを冷却するための冷却装置5とが配設される本体2により構成される。ここで、本実施例においてコーヒータンク4Aは、保温用のコーヒータンクであり、コーヒータンク4Bは、冷却用のコーヒータンクであり、本実施例では、飲料ディスペンサ1に用いられるコーヒータンクとして保温用のコーヒータンク4Aが2台、冷却用のコーヒータンク4Bが2台準備されている。詳細については後述する。
本実施例におけるコーヒー抽出装置3は、コーヒー原料粉末に湯を散布することで抽出されたコーヒー液である散湯式コーヒー、即ち、ドリップコーヒーを製造するものである。
本体2の前面上部には、このコーヒー抽出装置3を構成する散水器31が設けられており、この散水器31の下側には同じくコーヒー抽出装置3を構成する粉チャンバー6が着脱自在に取り付けられている。更に、この粉チャンバー6の下側には、タンク収容部9が構成されており、当該タンク収容部9の底面には、前後に摺動自在とされるタンク載置台9Aが設けられ、当該載置台9Aには、本体2の前面から納出自在にコーヒータンクが載置される。
本実施例では、当該タンク載置部9に、2台のコーヒータンクを載置可能とされており、これらコーヒータンクは、前面に向かって右左に並置される。なお、各図では、一例として、一側、即ち、向かって右側に保温用のコーヒータンク4Aが載置されていると共に、他側、即ち、向かって左側に冷却用のコーヒータンク4Bが載置されている状態を示している。そして、このタンク収容部9の下方には、各コーヒータンク4A、4Bのコーヒー取出ノズル23A、23Bの下方に位置してドリップトレイ24が設けられている。このドリップトレイ24は、内部にこぼれ落ちたコーヒー等の液体を外部に廃棄可能としている。
タンク収容部9の背面9B下部には、タンク載置台9Aに載置され収容されたコーヒータンクが保温用のコーヒータンク4Aであるか、冷却用のコーヒータンク4Bであるかを識別するための識別部(識別手段)48が設けられている。本実施例においてこの識別部48は、左右それぞれに載置されるコーヒータンクを識別するため、タンク収容部9の背面9B下部には、一側に、ここでは、正面から向かって右側に識別部48Aが、他側に、ここでは、正面から向かって左側に識別部48Bが設けられているものとする。
そして、粉チャンバー6の上側に位置する本体2の前面上部には、前面パネル10が設けられており、この前面パネル10には、コーヒーの開始を指示する抽出ボタン11A、12Aと、これら抽出ボタンの操作に基づきコーヒーの抽出中であることを報知するための抽出ランプ11B、12Bが設けられている。
これ以外にも、図4に示すように、当該抽出ボタン11A、12Aによる抽出条件の設定を行うキーボード13と、7セグメントLEDから成る表示部14と、販売可スイッチ15、排水スイッチ16、右タンク適温ランプ17、左タンク適温ランプ18、湯タンク適温ランプ19、電源ランプ20、点検ランプ21が設けられている。上記右タンク適温ランプ17は、右側に設置されたコーヒータンク(一側のコーヒータンク)内のコーヒーが適温であることを報知する報知手段であり、左タンク適温ランプ18は、左側に設置されたコーヒータンク(他側のコーヒータンク)内のコーヒーが適温であることを報知する報知手段である。湯タンク適温ランプ19は、後述する湯タンク22内の湯温が適温であることを報知する報知手段である。
更に、当該前面パネル10の一側、本実施例では向かって右側には、タンク収容部9の右側に設置されたコーヒータンクを冷却モードとするか保温モードとするかを選択する右タンクモード切換スイッチ90が設けられ、前面パネル10の他側、本実施例では向かって左側には、タンク収容部9の左側に設置されたコーヒータンクを冷却モードとするか保温モードとするかを選択する左タンクモード切換スイッチ91が設けられている。なお、本実施例では、タンク収容部9に左右に並置してコーヒータンクを収容可能としているため、それぞれのコーヒータンクの上方に対応させて前面パネル10にそれぞれのモード切換スイッチを設けているが、これに限定されるものではなく、それぞれのコーヒータンクに対応させてモード切換スイッチが設けられていれば、本実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、前記粉チャンバー6は、底面の略中央に、コーヒー抽出孔6Aが形成されている。また、この粉チャンバー6は、図示しない取付部材によって、前面パネル10の下面に着脱自在、且つ、保持された状態にて水平方向、ここでは、左右方向に移動自在に取り付けられている。これによって、任意に粉チャンバー6を移動させることによって、当該コーヒー抽出装置3により抽出されるコーヒーを各コーヒータンク4A又は4B上に移動可能とされる。
一方、保温用コーヒータンク4A、及び、冷却用のコーヒータンク4Bのいずれのコーヒータンクは、例えばステンレス製の二重構造とされ、極めて高い保温性能を有する外タンク25と、当該外タンク25の内側に配置され、伝熱性の高い材料にて構成される図示しない内タンクとから構成される。この外タンク25と内タンクとの間は、同じく伝熱性の高い材料にて構成される複数の仕切壁によって水密的に区画されている。これにより、外タンク25と内タンクとの間には、タンク内循環回路30と、コーヒー通路33が交熱的に配設されている。
タンク内循環回路30は、詳細は後述する冷却装置5によって所定の温度に冷却された冷却用の水(以下、冷却水と称す。)を循環する冷却用循環回路7の一部、更には、後述する湯タンク22によって所定の温度に加熱された湯(以下、単に湯と称す。)を循環する保温用循環回路32の一部を構成するものである。なお、これら冷却用循環回路7及び保温用循環回路32の詳細は後述する。
一方、コーヒータンク4A、4Bの上面には、当該コーヒータンク4A、4Bの上方に配設される粉チャンバー6から抽出されたコーヒーを所定量保持し、抽出直後のコーヒーとその後に抽出されるコーヒーとを混合しつつ、円滑なコーヒータンクへの排出が可能とするトラップ装置50が設けられている。このトラップ装置50は、本実施例では、粉チャンバー6が向かって左側(一側の方向)に移動された抽出状態とされている場合において、当該粉チャンバー6のコーヒー抽出孔6Aの真下に対応する位置に設けられる。なお、粉チャンバー6が向かって右側(他側の方向)に移動された抽出状態とされている場合には、他方のコーヒータンク4Bの上面に設けられるトラップ装置50が当該粉チャンバー6のコーヒー抽出孔6Aの真下に対応することとなる。
そして、このコーヒータンク4Aの前記内タンク底面には、外タンク25、各仕切壁及び内タンクを貫通して取出ノズル23A(コーヒータンク4Bは取出ノズル23B)が設けられる。この取出ノズル23A、23Bには、取出コック23Cが設けられており、当該取出コック23Cを任意に操作することにより、コーヒータンク4A又は4B内に貯留されたコーヒーを外部に取り出すことが可能とされる。
なお、この取出ノズル23Aには、コーヒータンク4Aの前面に位置して上下に延在する残量表示部52が接続されており、容易にコーヒータンク4A内のコーヒー貯留量を視認可能としている。
更に、本実施例では、冷却用コーヒータンク4Bの外タンク25外面であって、タンク収容部9に載置された際に背面9Bの識別部48A又は48Bに対応する位置には、当該識別部48A又は48Bに当接するような検知部47が設けられている。他方、保温用コーヒータンク4Aには、当該検知部47は、設けられていないものとする。
従って、冷却用コーヒータンク4Bがタンク収容部9内の一側、ここでは、向かって右側に収容されると、識別部48Aに検知部47が当接して、冷却用コーヒータンク4Bが収容されたことが検出される。他方、冷却用コーヒータンク4Bがタンク収容部9内の他側、ここでは、向かって左側に収容されると、識別部48Bに検知部47が当接して、冷却用コーヒータンク4Bが収容されたことが検出される。なお、後述する如くコーヒータンク側と本体2側の配管接続を検出するためのタンク接続検出スイッチ44が当該接続を検出し、且つ、識別部48A、48Bによる検知部48の検出がない場合には、当該タンク収容部9に保温用コーヒータンク4Aが収容されたことを検出することとなる。
次に、図6を参照して飲料ディスペンサ1の内部構成について説明する。本体2内に上述した如く収容されるコーヒー抽出装置3は、上記粉チャンバー6に加えて、湯タンク22と、湯タンク22に接続された給湯管56に介設された給湯用ポンプ(ギアポンプ)57等から構成される。
本実施例において湯タンク22は、少なくとも前記コーヒータンク4A又は4Bで一杯分のコーヒーを抽出するのに必要とされる量の湯を収容可能とする容量、例えば数リットルの飲料水を貯水可能なタンクである。内部には当該湯タンク22に貯留された水を例えば+93℃〜+95℃に加熱保温(+93℃以上で適温とされ、後述する制御装置Cは、前面パネル10に設けられた湯タンク適温ランプ19を点灯する。)する加熱用の電気ヒータ(ヒータ)60と水位スイッチ61が設けられる。また、湯タンク22の温度を検出するサーミスタ62及び空焚き防止用バイメタルサーモスタット63も取り付けられている。
制御装置Cは、原則としてサーミスタ62の検出温度に基づき、湯タンク22内の温度が+93℃まで低下すると電気ヒータ60に通電し、+95℃まで上昇したら電気ヒータ60への通電を断つ通電制御を行う。水位スイッチ61は、満水位及び当該満水位から所定の水位だけ下がった位置に低水位が設けられており、制御装置Cは、原則として当該水位スイッチ61が低水位を検出した場合には、給水弁53、54を開放し、満水位を検出した場合に閉鎖する制御を行う。ただし、本実施例において用いられる湯タンク22は、比較的容量の小さいものを用いる都合上、後述する如くコーヒータンクへの抽出動作を行っている場合には、給水弁54は、閉鎖した状態を維持するものとし、湯タンク22への給水を禁止する。容量の大きな湯タンクを用いる場合には、コーヒー抽出によっても湯タンク22内の湯温が大きく変化しない場合には、原則通り、水位スイッチ61の検出に基づき、給水弁54の開閉制御を行う。
また、図6において64は湯タンク22からの蒸気やオーバーフローした湯を前記ドリップトレイ24に排出するための蒸気管であり、この蒸気管64には沸騰防止用バイメタルサーモスタット65が取り付けられている。そして、万一制御に支障が生じて湯タンク22内の湯が沸騰してしまった場合には、この蒸気管64から出てくる蒸気や湯の温度でバイメタルサーモスタット65を切り、電気ヒータ60の通電を遮断する構成とされている。また、この湯タンク22の底面には、メンテナンス時に開放可能とされる排水手動弁66が接続されている。
そして、この湯タンク22の上部には、ポンプ57が介設された給湯管56が接続されると共に、当該給湯管56の他端は、流量計67に接続されている。この流量計67には、一端が前記粉チャンバー6の湯流入口に接続され、抽出用電磁弁68が介設される抽出用供給管69が接続されると共に、一端が前記粉チャンバー6に設けられる希釈用の湯を供給するための希釈用ノズルに接続され、希釈用電磁弁93が介設される希釈用供給管94が接続される。
本実施例における流量計67は、内部に回転子を備え、流入する湯により当該回転子を回転させ、当該回転子の回転速度に応じた周波数パルスを検出することで、給湯量を検出するものである。なお、当該流量計67、抽出用電磁弁68及び希釈用電磁弁93は制御装置Cに接続されており、流量計67の検出に基づき、ポンプ57、抽出用電磁弁68及び希釈用電磁弁93の制御が行われる。
また、前記湯タンク22には、保温用循環回路32を構成する循環配管34の一端が接続されており、当該循環配管34には、循環ポンプ35が接続されている。循環ポンプ35の流出側には、循環電磁弁36が介設された循環配管37が接続されると共に、循環電磁弁38が介設された循環配管39が接続される。一方の循環配管37は、上記一側に載置されたコーヒータンクのタンク内循環回路30の流入側に接続される循環配管98に接続される。他方の循環配管39は上記他側に載置されたコーヒータンクのタンク内循環回路30の流入側に接続される循環配管99に接続される。
一側に載置されたコーヒータンク4Aのタンク内循環回路30には、循環配管43Aの一端が接続されると共に、当該他端は、前記三方弁102を介して一端が湯タンク22に接続される循環配管40が接続される。他方、コーヒー収容部9の他側に載置されるコーヒータンク4Bのタンク内循環回路30には、循環配管43Bの一端が接続されると共に、当該他端は、前記三方弁103に接続される循環配管41を介して湯タンク22に接続される。
本体2側に設けられる循環配管43A及び43Bの端部には、それぞれコーヒータンク4側との接続を検出するためのタンク接続検出スイッチ44A、44Bが設けられている。なお、タンク収容部9の一側に載置されて循環配管43Aに接続されるスイッチをタンク接続検出スイッチ44Aとし、他側に載置されて循環配管43Bに接続されるスイッチをタンク接続検出スイッチ44Bとする。
以上より、上記配管接続によって、湯タンク22と、循環ポンプ35と、循環電磁弁36と、一側に載置されたコーヒータンク4A内のタンク内循環回路30と、三方弁102とが環状に接続されて、一側に載置されたコーヒータンク内に湯タンク22内の湯が循環される保温用循環回路32が構成される。また、同様に、湯タンク22と、循環ポンプ35と、循環電磁弁38と、他側に載置されたコーヒータンク内のタンク内循環回路30と、三方弁103とが環状に接続されて、他側に載置されたコーヒータンク内に湯タンク22内の湯が循環される保温用循環回路32が構成される。
次に、本体2内に設けられる冷却装置5について詳述する。この冷却装置5は、低温の水を貯留する冷却水槽70と、冷却水槽70内の水を冷却するための冷媒回路71と、冷却水槽70内の水を冷却水としてコーヒータンク内を冷却する冷却用循環回路7と、当該冷却用循環回路7内の冷却水を循環させるための循環ポンプ73とを有する。
冷媒回路71は、周知の冷凍サイクルを構成する冷媒回路であって、圧縮機26と、凝縮器27と、図示しない減圧手段と、冷却器72等を環状に接続された配管内に所定量の冷媒を封入することにより構成される。
本実施例における冷却水槽70は、約12リットルの冷却水が貯留されており、上面に開口を有すると共に、内部には前記冷却器72が浸漬されている。そして、この冷却器72の内外には、冷却水槽70内の着氷の氷厚を検出する氷センサ74が配設されている。この氷センサ74は制御装置Cに接続され、当該氷センサ74の出力に基づき、冷却水槽70内の着氷が十分であると判断した場合には、前記圧縮機26の運転を停止する。そのため、冷却水槽70内の水は、常時0℃付近に冷却制御される。
また、この冷却水槽70には、所定の満水位及び低水位を検出する水位スイッチ76が設けられ、上部には、オーバーフロー管77が設けられており、冷却水槽70内の水位が満水位を越える場合には、当該オーバーフロー管77を介して溢出された冷却水がドリップトレイ24に排出される構成とされている。
そして、冷却水槽70の底面には、冷却用循環回路7を構成する循環配管78の一端が接続されており、当該循環配管78には、メンテナンス時に開放可能とされる排水手動弁79を備えた排水管80が介設されていると共に、他端には、循環ポンプ73が接続されている。
循環ポンプ73の流出側には、循環電磁弁81が介設された循環配管95が接続されると共に、循環電磁弁96が介設された循環配管97が接続される。一方の循環配管95は、上記一側に載置されたコーヒータンク4Aのタンク内循環回路30の流入側に接続される循環配管98に接続される。他方の循環配管97は上記他側に載置されたコーヒータンク4Bのタンク内循環回路30の流入側に接続される循環配管99に接続される。
なお、この場合においても、各コーヒータンクのタンク内循環回路30と連通する循環配管98、99には、それぞれのタンク内循環回路30内の冷却水や湯を排水するための排水手動弁100、101がそれぞれ設けられている。
そして、上述した如き循環配管43Aを介して一側に載置されるコーヒータンク4Aのタンク内循環回路30に接続される前記三方弁102の残りの一端には、循環配管45を介して冷却水槽70に接続される。他方、循環配管43Bを介して他側に載置されるコーヒータンク4Bのタンク内循環回路30に接続される前記三方弁103の残りの一端には、循環配管46を介して冷却水槽70に接続される。
ここで、冷却水槽70の上部には、内部にある程度の冷却水を貯留可能とする温度検出室83が形成されており、この温度検出室83内に温度センサ84が配設されている。当該温度センサ84の上方に上記各循環配管45、46の端部が接続されていると共に、温度検出室83の底面には、排水孔85が形成されている。
係る構成により、温度センサ84は、冷却水槽70内に流入した直後の冷却水の温度を検出することとなり、冷却水の流入が停止されている状態では、内部の空気温度を検出することとなる。
以上より、上記配管接続によって、冷却水槽70と、循環ポンプ73と、循環電磁弁81と、一側に載置されたコーヒータンク4A内のタンク内循環回路30と、三方弁102とが環状に接続されて、一側に載置されたコーヒータンク内に冷却水が循環される冷却用循環回路7が構成される。また、同様に、冷却水槽70と、循環ポンプ73と、循環電磁弁96と、他側に載置されたコーヒータンク4B内のタンク内循環回路30と、三方弁103とが環状に接続されて、他側に載置されたコーヒータンク内に冷却水が循環される冷却用循環回路7が構成される。
前記制御装置Cは、プログラムやデータを記憶するメモリ、クロック信号を生成するタイマ8、前記クロック信号及び前記プログラムに基づいて動作するCPUを備えている。この制御装置Cは、図7の電気ブロック図に示すように、制御装置Cの入力側には、タンク接続検出スイッチ44A、44B、識別部48A、48B、流量計67、サーミスタ(温度センサ)62、84、氷センサ74、水位スイッチ61、76、前面パネル10に設けられる各種ボタンやスイッチ、特に右タンクモード切換スイッチ90及び左タンクモード切換スイッチ91などが接続される。また、制御装置Cの出力側には、コーヒー抽出装置3のポンプ57、電気ヒータ60、抽出用電磁弁68、希釈用電磁弁93、給水弁53、54、87、冷却装置5の圧縮機26等、循環ポンプ35、73、循環用電磁弁36、38、81、96、三方弁102、103等が接続され、当該制御装置Cの出力に基づき制御される。給水弁87は、直接給水管55から冷却水槽70へ給水を制御する弁装置である。
以上の構成により、本実施例の飲料ディスペンサ1の動作について説明する。先ず初めに、タンク収容部9の一側に保温用のコーヒータンク4Aが接続され、他側に冷却用のコーヒータンク4Bが接続されている場合(ケース1)について説明する。
(1)給水
電源投入後、制御装置Cは給水弁53、54、87に通電して開放し、湯タンク22、冷却水槽70に給水を行う。湯タンク22の水位スイッチ61が満水位を検出すると、制御装置Cは、給水弁54を閉じる。また、冷却水槽70内の水位スイッチ76が満水位を検出すると、制御装置Cは、給水弁87を閉じる。給水弁54、87のすべてが閉じられる場合にのみ給水弁53を閉じる。その後、制御装置Cは、冷却装置5の圧縮機26等の運転を開始し、冷却水槽70内の冷却を開始する。この冷却水槽70の冷却制御は、上述した如き氷センサ74により検出される着氷の氷厚が所定の厚さに達したか否かで行うものとする。従って、当該冷却制御によって、冷却水槽70内の冷却水は常に0℃付近に維持される。
(2)湯の生成
制御装置Cは、湯タンク22内にて湯を生成する。制御装置Cは、電気ヒータ60へ通電を開始する。湯タンク22内の湯の温度が前述した+95℃まで上昇したら電気ヒータ60の通電を断つ。なお、サーミスタ62の検出に基づき湯タンク22内の湯の温度が+93℃に低下したら、再び、電気ヒータ60への通電を開始し、+95℃まで上昇した電気ヒータ60の通電を断つ温度制御を実行する。これにより、湯タンク22内には、コーヒー抽出に適した温度の湯が貯留される。なお、湯タンク22内の温度が適温とされた場合には、前面パネル10の湯タンク適温ランプ19を点灯する。
(3)コーヒータンクの識別
制御装置Cは、タンク収容部9の一側に載置されるコーヒータンクが本体2側の循環配管43Aに接続されているかを前記タンク接続検出スイッチ44Aの検出に基づき判断する。そして、当該検出が行われている場合には、タンク収容部9の背面に設けられる一側の識別部48Aにより検知部47が設けられた冷却用のコーヒータンク4Bが使用されているかを判断する。識別部48Aにより検知部47が検出されたときは、当該タンク収容部9の一側には、冷却用のコーヒータンク4Bが使用されているものと判断し、検知部47が検出されないときは、当該タンク収容部9の一側には、保温用のコーヒータンク4Aが使用されているものと判断する。
そのため、各図において、当該一側に相当する向かって右側には、保温用のコーヒータンク4Aが使用されていることは、タンク接続検出スイッチ44Aによりタンクの接続が検出されている状態で、識別部48Aが検知部47を検出しないことから、当該検知部47が設けられていない保温用のコーヒータンク4Aが使用されていることを認識することができる。
一方、制御装置Cは、タンク収容部9の他側に載置されるコーヒータンクが本体2側の循環配管43Bに接続されているかを前記タンク接続検出スイッチ44Bの検出に基づき判断する。そして、当該タンク接続検出スイッチ44Bによりコーヒータンクが接続されていることが検出されている場合には、タンク収容部9の背面に設けられる他側の識別部48Bにより検知部47が設けられた冷却用のコーヒータンク4Bが使用されているかを判断する。識別部48Bにより検知部47が検出されたときは、当該タンク収容部9の他側には、冷却用のコーヒータンク4Bが使用されているものと判断し、検知部47が検出されないときは、当該タンク収容部9の一側には、保温用のコーヒータンク4Aが使用されているものと判断する。
そのため、各図において、当該他側に相当する向かって左側には、冷却用のコーヒータンク4Bが使用されていることは、タンク接続検出スイッチ44Bによりタンクの接続が検出されている状態で、識別部48Bが検知部47を検出したことから、当該検知部47が設けられた冷却用のコーヒータンク4Bが使用されていることを認識することができる。
なお、本実施例では、コーヒータンクに設けられる検知部47の有無を本体2側に設けられる識別部48A、48Bにて検出することで、コーヒータンクが保温用コーヒータンク4Aであるか、冷却用コーヒータンク4Bであるかを相互に識別可能としているが、それぞれの識別部48A、48Bにていずれのコーヒータンクが使用されているかを相互に識別可能とすることができるものであれば、当該構成に限定されない。
(4)予冷
制御装置Cは、上述した如きコーヒータンク識別動作によって、タンク収容部9内に収容される何れかのコーヒータンクが冷却用のコーヒータンク4Bであり、当該使用されているコーヒータンク4Bに対応するタンクモード切換スイッチ90又は91がアイスコーヒーを製造する冷却モードに切り換えられている場合には、予冷運転を行う。即ち、制御装置Cは、前記湯の生成と同時、若しくは、その前後において、冷却用のコーヒータンク4Bの接続が検出され、且つ、対応するタンクモード切換スイッチ90又は91が冷却モードであることを条件として循環回路7内の冷却水の冷却を行う。ここでは、タンク収容部9の他側に冷却用のコーヒータンク4Bが収容されており、対応する左タンクモード切換スイッチ91が冷却モードに切り換えられていることから、当該予冷運転を行う。
先ずはじめに、制御装置Cは、前記タンク接続検出スイッチ44A、44B及び識別部48A、48Bによりコーヒータンク4Bがいずれに、若しくは、両者に接続されているか否かを検出し、少なくとも一台のコーヒータンク4Bが接続されている場合にのみ、循環ポンプ73を運転させ、対応する循環用電磁弁81又は96を開放する。本実施例では、循環用電磁弁81を閉鎖して、循環用電磁弁96を開放する。また、三方弁103は、冷却水槽70に接続される循環配管46側に連通するように切り換えられる。
これによって、冷却水槽70内にて冷却された冷却水は、循環ポンプ73、循環電磁弁96、他側に載置されるコーヒータンク4Bのタンク内循環回路30内、循環配管43B、三方弁103、循環配管46、冷却水槽70にて構成される環状の冷却用循環回路7を循環する。
なお、冷却水槽70には、予め約12リットル程度の冷却水が貯留されているが、コーヒータンク4Bに冷却水が循環水として供給されることで、冷却水槽70内は、当該循環回路7に循環させる分、例えば約4リットルの冷却水が減少することとなる。そのため、制御装置Cは、水位スイッチ76の検出に基づき、給水弁87の開閉制御を行い、不足した分の冷却水を補うものとする。
制御装置Cは、上記循環制御を温度センサ84の検出出力によって制御する。ここで、制御装置Cは、循環ポンプ73を運転してから所定時間経過後、例えばタンク内循環回路30を経由した冷却水が冷却水槽70の温度センサ84に到達するのに十分な時間を経過した後から、温度センサ84による温度検出を実行し、当該温度が所定の冷却温度、本実施例では+8℃となった場合には、循環ポンプ73を停止し、対応する循環用電磁弁96を閉鎖する。これにより、タンク収容部9内の他側に載置されたコーヒータンク4Bは、+8℃に冷却されることとなる。なお、当該他側に載置されたコーヒータンク4B内の温度が適温とされた場合には、前面パネル10の左タンク適温ランプ18を点灯する。
(5)コーヒーの抽出
次に、コーヒーの抽出動作について説明する。先ず初めに、タンク収容部9の他側に接続されてる冷却用コーヒータンク4Bへのコーヒーの抽出動作について説明する。先ず、粉チャンバー6内に図示しない紙フィルタを介してドリップ用の挽き豆(コーヒー原料粉末)を所定量投入して、前面パネル10下面に保持させる。その後、粉チャンバー6を抽出したコーヒーを受容させるコーヒータンク4Bの上方に移動させ、抽出状態とする。
ここで、タンク収容部9内の他側に収容されるコーヒータンク4Bは、冷却用のコーヒータンクであり、制御装置Cは、これをタンク接続検出スイッチ44B及び識別部48Bにより認識している。このとき、前面パネル10の他側に設けられた左タンクモード切換スイッチ91がホットコーヒーを製造する保温モードに切り換えられている状態では、制御装置Cは、接続されている冷却用のコーヒータンク4Bとモード切換スイッチ91にて選択されたモードが一致していないとして、当該他側に設けられたコーヒータンク4Bへの抽出を指示する抽出ボタン11Aの操作を無効とし、抽出動作を禁止する。
これにより、誤って冷却モードにおいて保温用のコーヒータンク4Aが使用されることによる不都合を未然に回避することが可能となる。そのため、必ず、冷却用のコーヒータンク4Bには、冷却用循環回路7に循環される冷却用の水にて所定の温度に冷却されたコーヒーが貯留されることとなり、コーヒータンクと、貯留されるコーヒーの種類とが取り違えられる不都合を未然に回避することが可能となる。
また、コーヒーの抽出が禁止されることによって、使用者に使用されているコーヒータンクと、選択されたモードとが異なっていることを知らせることができ、冷却モードにおいて、冷却用のコーヒータンク4Bを使用することを促すことが可能となる。
また、循環電磁弁96の開放を禁止して、他側に接続される保温用のコーヒータンク4Aに冷却水を循環させる冷却用循環回路7への冷却水の循環を禁止する。これにより、誤って保温用のコーヒータンク4Aに冷却水が循環される不都合を未然に回避することが可能となる。
そのため、保温用のコーヒータンク4Aに、冷却用循環回路7により冷却水が循環され、冷却されたコーヒーが貯留される不都合を回避することが可能となる。
更に、制御装置Cは、使用されているコーヒータンクの種類と選択されたモードとが一致していないとして、所定の報知動作、本実施例では、その旨を前面パネル10に設けられた表示部14にて表示する。これにより、積極的に使用されているコーヒータンクが誤っていることを報知することが可能となり、使用者に使用するコーヒータンクを適切なものとすること、若しくは、適切なモードに変更することを促すことができる。
そして、制御装置Cは、接続されているコーヒータンク4Bと選択されたモードが一致したとの判断に基づき、抽出ボタン11Aの操作を有効として、対応する抽出ランプ11Bを点灯し、抽出動作を開始する。なお、抽出ボタン11A及び12Aは、予めそれぞれコーヒー原料の蒸らし時間、蒸らし湯量、本抽出時間、本抽出湯量、本抽出回数、本抽出間の待機時間等についての抽出プログラムが設定されており、当該設定に基づき抽出が実行される。
(抽出動作)
先ず、制御装置Cは、流量計67の出力に基づきポンプ57を運転して湯タンク22から蒸らしに必要な湯量を粉チャンバー6に供給する。そして、所定の蒸らしに必要な湯量を供給した後は、先にポンプ57の停止出力に対し、ポンプ57を停止し、抽出用電磁弁68を閉鎖する。なお、本実施例では、当該蒸らしでは、湯量300ccの供給を行う。このとき、制御装置Cは、湯タンク適温ランプ19を消灯し、給水弁54の開放を禁止すると共に、電気ヒータ60への通電を禁止する。また、左のタンク適温ランプ18は、消灯する。
これにより、粉チャンバー6における抽出中は、湯タンク22への給水を禁止することにより、湯タンク22内の湯温が給水によって低下してしまい、コーヒー抽出に適さない温度となってしまう不都合を未然に回避することが可能となる。そのため、コーヒータンク4A等と略同一の容量程度の湯タンク22を用いても、湯タンク22内の湯温を低下させることなく、コーヒー抽出を実現することが可能となる。
そして、上記抽出用電磁弁68を閉鎖してから所定の蒸らし時間経過した後、制御装置Cは、本抽出を開始する。本実施例では、本抽出は、70%のデューティーで500ccを3回に分けて行う。
これらの蒸らし湯量や、蒸らし時間の設定、更には、本抽出の回数、本抽出間の待ち時間などは、上述したように顧客の要望に応じて前面パネル10のキーボード13を操作することにより、抽出ボタン11A(、12A)のそれぞれに各条件をプログラムとして設定する可能とされている。
また、本実施例では、上記抽出条件の設定において、抽出されたコーヒーを所定割合で希釈することを条件として設定している場合には、例えば上記本抽出を実行している間に、希釈用電磁弁93を開閉制御し、所定量の希釈用の湯を希釈用供給管94より粉チャンバー6に供給しても良い。
(6)コーヒーの冷却
上述した如く湯タンク22から粉チャンバー6に湯が供給されることにより、抽出された高温のコーヒーは、コーヒー抽出孔6Aより下方に位置する冷却用のコーヒータンク4B上のトラップ装置50に抽出される。
トラップ装置50内に流入したコーヒーは、一旦トラップ装置50内に所定量となるまで保持される。所定の水位を越えたコーヒーは、連結配管を介してコーヒータンク4B壁面に構成されるコーヒー通路33内を流下する。
このとき、コーヒー通路33には、タンク内循環回路30が交熱的に設けられている。そのため、上記予冷の場合と同様に、循環電磁弁96が開放され、三方弁103が冷却水槽70に接続される循環配管46と連通する側に切り換えられている状態で、循環ポンプ73が運転されることにより、冷却用循環回路7の一部を構成するコーヒータンク4B内のタンク内循環回路30には、冷却水が循環される。
制御装置Cは、上述の如くコーヒータンク4B内を循環して構成される冷却用循環回路7内の冷却水の温度を検出する温度センサ84による検出温度が所定の冷却温度、本実施例では、+8℃に達したか否かを判断し、+8℃に達した時点で、循環ポンプ73を停止し、循環用電磁弁96を閉じる。その後は、制御装置Cは、所定時間毎に循環用電磁弁96を開放して循環ポンプ73を運転し、温度センサ84の検出温度に基づき、コーヒータンク4Bが所定の冷却温度となるまで、冷却水の循環を行い、コーヒータンク4Bを所定の冷却温度に維持する。これにより、タンク収容部9の他側に載置されるコーヒータンク4Bよりアイスコーヒーの提供が可能となる。
次に、タンク収容部9の一側に接続されている保温用コーヒータンク4Aへのコーヒーの抽出動作について説明する。上記と同様に挽き豆が投入された粉チャンバー6により抽出したコーヒーを受容させるコーヒータンク4Aの上方に移動させ、抽出状態とする。
ここで、タンク収容部9内の一側に収容されるコーヒータンク4Aは、保温用のコーヒータンクであり、制御装置Cは、これをタンク接続検出スイッチ44A及び識別部48Aにより認識している。このとき、前面パネル10の一側に設けられた右タンクモード切換スイッチ90がアイスコーヒーを製造する冷却モードに切り換えられている状態では、制御装置Cは、接続されている保温用のコーヒータンク4Aとモード切換スイッチ90にて選択されたモードが一致していないとして、当該一側に設けられたコーヒータンク4Aへの抽出を指示する抽出ボタン12Aの操作を無効とし、抽出動作を禁止する。
これにより、誤って保温モードにおいて冷却用のコーヒータンク4Bが使用されることによる不都合を未然に回避することが可能となる。そのため、必ず、保温用のコーヒータンク4Aには、保温用循環回路32に循環される湯にて所定の温度に保温されたコーヒーが貯留されることとなり、コーヒータンクと、貯留されるコーヒーの種類とが取り違えられる不都合を未然に回避することが可能となる。
また、コーヒーの抽出が禁止されることによって、使用者に使用されているコーヒータンクと、選択されたモードとが異なっていることを知らせることができ、保温モードにおいて、保温用のコーヒータンク4Aを使用することを促すことが可能となる。
また、循環電磁弁36の開放を禁止して、一側に接続される冷却用のコーヒータンク4Bに湯を循環させる保温用循環回路32への湯の循環を禁止する。これにより、誤って冷却用のコーヒータンク4Bに保温用の湯が循環される不都合を未然に回避することが可能となる。
そのため、冷却用のコーヒータンク4Bに、保温用循環回路32により湯が循環され、保温されたコーヒーが貯留される不都合を回避することが可能となる。
更に、制御装置Cは、使用されているコーヒータンクの種類と選択されたモードとが一致していないとして、所定の報知動作、本実施例では、その旨を前面パネル10に設けられた表示部14にて表示する。これにより、積極的に使用されているコーヒータンクが誤っていることを報知することが可能となり、使用者に使用するコーヒータンクを適切なものとすること、若しくは、適切なモードに変更することを促すことができる。
そして、制御装置Cは、接続されているコーヒータンク4Aと選択されたモードが一致したとの判断に基づき、抽出ボタン12Aの操作を有効として、対応する抽出ランプ12Bを点灯し、抽出動作を開始する。なお、抽出動作については、上述した如きコーヒータンク4Bへのコーヒーの抽出動作と略同様であるため、説明は省略する。
当該抽出動作によって、湯タンク22から粉チャンバー6に湯が供給されることにより、抽出された高温のコーヒーは、コーヒー抽出孔6Aより下方に位置する保温用のコーヒータンク4A上のトラップ装置50に抽出される。トラップ装置50内に流入したコーヒーは、一旦トラップ装置50内に所定量となるまで保持される。所定の水位を越えたコーヒーは、連結配管を介してコーヒータンク4A壁面に構成されるコーヒー通路33内を流下し、当該コーヒータンク4A内に貯留される。
そして、すべてのコーヒーの抽出に要する時間が経過した後、制御装置Cは、コーヒーの抽出動作が終了し、当該コーヒータンク4A内がホットコーヒーの提供に適した温度であるとして、右タンク適温ランプ17を点灯し、当該ホットコーヒータンク4Aによるホットコーヒーの提供を可能とする。ここで、当該コーヒータンク4Aは、上述したように極めて高い保温性能を有する構成とされている。従って、ある程度の時間は、コーヒータンク4A内のコーヒーを所定のホットコーヒーの提供に適した温度に維持することが可能となる。しかし、時間の経過と共に、徐々に温度が低下していくと、ホットコーヒーとしての提供に適した温度、例えば、+63℃より低下することとなるため、以下の保温動作を実行する。
(7)コーヒーの保温
制御装置Cは、上述したように接続されている保温用のコーヒータンク4Aとモード切換スイッチ90にて選択されたモードが一致していること、且つ、サーミスタ62にて検出される湯タンク22内の温度がコーヒーの抽出に適した温度であることを条件として、コーヒー抽出動作を開始してから、若しくは、コーヒー抽出動作を完了してから所定時間経過後に保温用循環回路32に湯タンク22内の湯を循環させる保温動作を行う。
当該保温動作では、循環用電磁弁38を閉鎖して、循環用電磁弁36を開放する。また、三方弁102は、湯タンク22に接続される循環配管40側に連通するように切り換える。循環ポンプ35を運転することで、湯タンク22内にて所定温度に加熱された湯は、循環ポンプ35、循環電磁弁36、一側に載置されるコーヒータンク4Aのタンク内循環回路30内、循環配管43A、三方弁102、循環配管40、湯タンク22にて構成される環状の保温用循環回路32を循環する。
このとき、コーヒー通路33には、タンク内循環回路30が交熱的に設けられている。そのため、循環電磁弁36が開放され、三方弁102が湯タンク22に接続される循環配管40と連通する側に切り換えられている状態で、循環ポンプ35が運転されることにより、保温用循環回路32の一部を構成するコーヒータンク4A内のタンク内循環回路30には、湯が循環される。
制御装置Cは、コーヒータンク4A内を循環して構成される保温用循環回路32内の湯の温度を検出するサーミスタ62による検出温度が所定の温度、本実施例では、+63℃にまで加熱されたか否かを判断し、+63℃に達した時点で、循環ポンプ35を停止し、循環用電磁弁36を閉じる。その後は、制御装置Cは、所定時間毎に循環用電磁弁36を開放して循環ポンプ35を運転し、サーミスタ62の検出温度に基づき、コーヒータンク4Aが所定の加熱維持温度となるまで、湯の循環を行い、コーヒータンク4Aを所定の保温温度に維持する。これにより、タンク収容部9の一側に載置されるコーヒータンク4Aよりホットコーヒーの提供が可能となる。
上述したように、制御装置Cは、当該コーヒータンク4Aの保温動作(保温モード)は、湯タンク22内の温度がコーヒー抽出に適した温度であること、即ち、湯タンク22内にコーヒー抽出に適した湯が生成されている場合にのみ実行を許容することから、湯タンク22内の湯の温度が低い状態で、当該湯が保温用循環回路32を循環することで、コーヒータンク4A内のコーヒーの温度が低下してしまう、若しくは、提供に適さない温度とされる不都合を回避することが可能となる。
また、制御装置Cは、当該保温モードとされたコーヒータンク4Aへのコーヒー抽出を開始した時間、若しくは、コーヒー抽出が完了した時間から当該保温モードを実行している積算時間を内蔵されるタイマ8によりカウントする。そして、当該積算時間が所定時間、例えばコーヒー抽出を開始した時間、若しくは、コーヒー抽出が完了した時間から3時間が経過した場合、当該一側に設けられるコーヒータンク4Aが適温であるかを報知する前記右タンク適温ランプ17を点滅させて、使用者に当該コーヒータンク4A内にて長時間コーヒーが保温されていることを報知する。
これにより、長時間コーヒーが所定の高温度に維持されることによって、当該コーヒータンク4A内のコーヒーが劣化し、味や旨みが低減してしまうことで商品価値が低下してしまったことを報知し、廃棄を促すことが可能となる。従って、時間の経過と共に劣化が生じるホットコーヒーを適切に管理することが可能となり、常に、質の高い状態でホットコーヒーの提供を実現することが可能となる。
なお、制御装置Cは、タンク収容部9の他側に載置されるコーヒータンク4にてコーヒーの抽出が行われる場合には、保温用循環回路32に湯タンク22内の湯を循環させてコーヒータンク4A内のコーヒーを保温する保温動作よりも当該コーヒー抽出を優先させて行うものとする。これにより、複数のコーヒータンクへのコーヒーの製造を円滑に行うことが可能となる。
なお、上記動作では、タンク収容部9の一側に保温用のコーヒータンク4Aが接続され、他側に冷却用のコーヒータンク4Bが接続されている場合(ケース1)について説明しているが、タンク収容部9の一側に冷却用のコーヒータンク4Bが接続され、他側に保温用のコーヒータンク4Aが接続されている場合(ケース2)では、循環用電磁弁96を閉鎖して、循環用電磁弁81を開放し、三方弁102は、冷却水槽70に接続される循環配管45側に連通するように切り換えられる。これによって、冷却水槽70内にて冷却された冷却水は、循環ポンプ73、循環電磁弁81、一側に載置されるコーヒータンク4Bのタンク内循環回路30内、循環配管43A、三方弁102、循環配管45、冷却水槽70にて構成される環状の冷却用循環回路7を循環する。
他方、循環用電磁弁36を閉鎖して、循環用電磁弁38を開放し、三方弁103は、湯タンク22に接続される循環配管41側に連通するように切り換える。これによって、湯タンク22にて加熱された湯は、循環ポンプ35、循環電磁弁38、他側に載置されるコーヒータンク4Aのタンク内循環回路30内、循環配管43B、三方弁103、循環配管41、湯タンク22にて構成される環状の保温用循環回路32を循環する。
これによって、それぞれのコーヒータンク4A、4B内には、対応する温度に維持されたコーヒーが貯留されることとなる。
また、タンク収容部9の両側に冷却用のコーヒータンク4Bを接続している場合(ケース3)では、循環用電磁弁36、38を閉鎖して、循環用電磁弁81、96を開放し、いずれの三方弁102、103も、冷却水槽70に接続される循環配管45、46側に連通するように切り換える。これによって、冷却水槽70内にて冷却された冷却水は、循環ポンプ73、循環電磁弁81又は96、それぞれのコーヒータンク4B、4Bのタンク内循環回路30内、循環配管43A又は43B、三方弁102又は103、循環配管45又は46、冷却水槽70にて構成される冷却用循環回路7を循環する。
これによって、それぞれのコーヒータンク4B、4B内には、冷却温度に維持されたコーヒーが貯留されることとなる。
また、タンク収容部9の両側に保温用のコーヒータンク4Aを接続している場合(ケース4)では、循環用電磁弁81、96を閉鎖して、循環用電磁弁36、38を開放し、いずれの三方弁102、103も、湯タンク22に接続される循環配管40、41側に連通するように切り換える。これによって、湯タンク22内にて加熱された湯は、循環ポンプ35、循環電36又は38、それぞれのコーヒータンク4B、4Bのタンク内循環回路30内、循環配管43A又は43B、三方弁102又は103、循環配管40又は41、湯タンク22にて構成される保温用循環回路7を循環する。
これによって、それぞれのコーヒータンク4A、4A内には、所定の保温温度に維持されたコーヒーが貯留されることとなる。
なお、いずれのケースにおいても、上記実施例と同様に、コーヒータンクの種類と対応するタンクモード切換スイッチ90又は91により切り換えられたモードに応じて抽出動作や循環回路への冷却水や保温用の湯の循環を制限する。
これにより、コーヒータンクの種類と、当該コーヒータンク内に貯留されるコーヒーの種類とが混在することによって、飲料の提供に混乱が生じる不都合を回避することが可能となる。
なお、上記実施例では、それぞれのコーヒータンク内のタンク内循環回路30に接続される循環配管43A、43Bや循環配管98、99は、湯タンク22内の湯が流れる経路の一部、若しくは、冷却水槽70内の冷却水が流れる経路の一部として共通としているが、これに限定されるものではなく、それぞれ湯タンク22の湯が流れる経路、冷却水槽70内の冷却水が流れる経路を設けても良い。これにより、冷却水槽70内の冷却水が、湯タンク22内の湯に混入することを防止することができる。
また、上記実施例では、直接湯タンク22内の湯を保温用循環回路32内に循環させているが、これに限定されるものではなく、湯タンク22内に当該タンク22内の湯と交熱的に設けられ、上記保温用循環回路32の一部を構成する湯コイルを用い、当該保温用循環回路32にブラインや湯などの熱媒体を循環させることにより、上記と同様に、保温用のコーヒータンク4A内の保温を行っても良いものとする。
本発明の実施形態に係る飲料ディスペンサの斜視図である。 図1の飲料ディスペンサの正面図である。 図1の飲料ディスペンサの正面から向かって右側の側面図である。 図1の飲料ディスペンサの外装パネルを取り外した状態の正面から向かって左側の側面図である。 前面パネル及びコーヒー抽出装置の正面図である。 飲料ディスペンサの本体の内部構成図である。 制御装置の電気ブロック図である。
符号の説明
1 飲料ディスペンサ
2 本体
3 コーヒー抽出装置
4 コーヒータンク
4A 保温用コーヒータンク
4B 冷却用コーヒータンク
5 冷却装置
6 粉チャンバー
7 冷却用循環回路
8 タイマ
9 タンク収容部
10 前面パネル
11A、12A 抽出ボタン
11B、12B 抽出ランプ
14 表示部
17 右タンク適温ランプ(一側)
18 左タンク適温ランプ(他側)
19 湯タンク適温ランプ
22 湯タンク
30 タンク内循環回路
32 保温用循環回路
33 コーヒー通路
34、37、39、40、41、43A、43B、45、46、78、95、97、98、99 循環配管
35、73 循環ポンプ
36、38、81、96 循環電磁弁
44A タンク接続検出スイッチ(一側)
44B タンク接続検出スイッチ(他側)
47 検知部
48 識別部(識別手段)
48A 右識別部(一側)
48B 左識別部(他側)
57 給湯用ポンプ
60 電気ヒータ(ヒータ)
62 サーミスタ
70 冷却水槽
71 冷媒回路
84 温度センサ
90 右タンクモード切換スイッチ(一側)
91 左タンクモード切換スイッチ(他側)
102、103 三方弁

Claims (7)

  1. コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えて前記コーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、前記コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンクを冷却することにより、前記コーヒーを冷却する冷却装置とを備えた飲料ディスペンサにおいて、
    前記湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させて前記コーヒータンクを加熱することにより、前記コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、
    前記コーヒータンクは、相互に識別可能な冷却用の前記コーヒータンクと保温用の前記コーヒータンクとが準備され、各コーヒータンクが選択的に使用されると共に、
    前記制御装置は、前記冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、前記保温用循環回路に湯を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードと、前記コーヒータンクの識別手段とを有し、前記冷却モードにおいて前記保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、前記保温モードにおいて前記冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、前記コーヒー抽出装置によるコーヒーの抽出を禁止することを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えて前記コーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、前記コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンクを冷却することにより、前記コーヒーを冷却する冷却装置とを備えた飲料ディスペンサにおいて、
    前記湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させて前記コーヒータンクを加熱することにより、前記コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、
    前記コーヒータンクは、相互に識別可能な冷却用の前記コーヒータンクと保温用の前記コーヒータンクとが準備され、各コーヒータンクが選択的に使用されると共に、
    前記制御装置は、前記冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、前記保温用循環回路に湯を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードと、前記コーヒータンクの識別手段とを有し、前記冷却モードにおいて前記保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、前記保温モードにおいて前記冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、前記循環回路への前記冷却用の水、及び、前記湯又は前記熱媒体の循環を禁止することを特徴とする飲料ディスペンサ。
  3. 前記制御装置は、前記冷却モードにおいて前記保温用のコーヒータンクが使用されている場合、及び、前記保温モードにおいて前記冷却用のコーヒータンクが使用されている場合、所定の報知動作を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
  4. 前記制御装置は、前記湯タンク内においてコーヒーの抽出に適した湯が生成されている場合のみ、前記保温モードの実行を許容することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  5. コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えて前記コーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、前記コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンクを冷却することにより、前記コーヒーを冷却する冷却装置とを備えた飲料ディスペンサにおいて、
    前記湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させて前記コーヒータンクを加熱することにより、前記コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、前記保温用循環回路に湯を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードとを有して何れかのモードを選択的に実行すると共に、前記湯タンク内においてコーヒーの抽出に適した湯が生成されている場合のみ、前記保温モードの実行を許容することを特徴とする飲料ディスペンサ。
  6. 前記制御装置は、前記保温モードを実行している時間を積算するタイマを備え、所定時間前記保温モードを実行した場合、所定の報知動作を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  7. コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、ヒータを備えて前記コーヒー抽出装置に供給する湯を生成する湯タンクと、前記コーヒー抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンクを冷却することにより、前記コーヒーを冷却する冷却装置とを備えた飲料ディスペンサにおいて、
    前記湯タンク内の湯又は当該湯により加熱された熱媒体を循環させて前記コーヒータンクを加熱することにより、前記コーヒーを保温する保温用循環回路と、制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記冷却用循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを冷却する冷却モードと、前記保温用循環回路に湯を循環させて前記コーヒータンク内のコーヒーを保温する保温モードとを有して何れかのモードを選択的に実行すると共に、前記保温モードを実行している時間を積算するタイマを備え、所定時間前記保温モードを実行した場合、所定の報知動作を実行することを特徴とする飲料ディスペンサ。
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