JP4956212B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、コーヒー挽き豆から成るコーヒー原料粉末からコーヒー液の抽出を行った後、所定の温度にまで冷却してアイスコーヒーとして提供することを可能とする飲料ディスペンサに関するものである。
従来より、レストラン等の飲食店においては、コーヒーがソフトドリンクの必須メニューとされており、通常、散湯式ドリップコーヒーが一般的に引用されている。このドリップコーヒーは、所定の粒度に粉砕されたコーヒーの挽き豆からなるコーヒー原料粉末を、所定のチャンバー内に収容し、これに上方の散水器から湯を散布してコーヒー液を抽出するものである。
特許第3015249号公報
一方、上記レストラン等の飲食店においては、上記装置において提供されるホットコーヒーの他にも、所定の冷却温度に冷却されたコーヒー液、所謂アイスコーヒーの提供が行われる。ホットコーヒーに関しては、上記装置により所定量のコーヒー液を抽出し、注文に応じてカップ等の器に注入することで、円滑な提供が行われる。
これに対し、アイスコーヒーに関しては、密封包装されたコーヒー液を購入し、当該コーヒー液を冷蔵庫などの冷却装置によって、所定温度に保管し、注文に応じてグラス等の器に注入して、提供が行われていた。また、上記装置を用いてアイスコーヒーを提供する場合には、上記ホットコーヒーよりも所定量だけ少ない湯をコーヒー原料粉末に散布し、濃いめのコーヒー液を抽出した後、予め多めの氷片が投入されたグラス等に、当該コーヒー液を注ぎ入れ、当該コーヒー液によって氷片を融解させることで、所定の濃さとなったコーヒー液をアイスコーヒーとして提供している。
しかしながら、提供時における利便性を考慮すると、高い温度のコーヒー液を氷片によって融解させることで、アイスコーヒーを提供する方法よりも、予めアイスコーヒーとして提供できる濃度とされたコーヒー液を所定の冷却温度に維持しておき、これをグラスに注いで提供する方法が好ましい。
そこで、所定の濃度に抽出されたコーヒー液を密閉容器などに移しかえ、当該密閉容器を冷蔵庫などの冷却装置に保管し、注文に応じてグラスに注入する方法が多く用いられている。しかしながら、係る場合には、冷蔵庫などの冷却装置に密閉容器を格別に保管しておく必要があり、注文の度に冷蔵庫を開閉させてコーヒー液の注入を行わなければ成らず、作業が煩雑化する問題がある。更には、冷蔵庫の開閉回数の増加は必至となるため、庫内温度の上昇によって、冷蔵庫内に保管されている他の食材等に悪影響を及ぼすおそれもある。
そこで、従来では、冷水を間接的に循環させたコーヒータンクに上記装置によって抽出されたコーヒー液を貯留し、高温のドリップコーヒーを当該冷水によって、所定の冷却温度にまで冷却し、維持することによって、アイスコーヒーの提供を可能としていた。
しかしながら、係る場合においては、上記装置とは、別にコーヒータンクを設置する必要があり、また、操作の過程において、ドリップコーヒーをデカンタに一旦貯留した後、コーヒータンクに移しかえる必要があり、作業が煩雑化する問題があった。
更に、冷水を循環させて間接的にコーヒータンク内のコーヒーを冷却する構成であったため、冷却能力に限界があり、タンク内のコーヒーを短時間でアイスコーヒーに適した温度にまで冷却することは困難であった。また、コーヒータンクは、冷水が貯留される冷却水槽と循環配管により取り外し不能に接続されているため、コーヒータンクのみを循環配管から外すことができず、単独で洗浄作業を行うことが困難であった。そのため、コーヒータンク内に汚れが付着したままとなることで、貯留されるコーヒーの味覚に悪影響を及ぼす問題があった。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、円滑にドリップコーヒーからアイスコーヒーを製造することができる飲料ディスペンサを提供する。
本発明の飲料ディスペンサは、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、該抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置と、コーヒータンクへの冷却用の水の循環の可/不可を検出する手段を備え、コーヒータンクは、循環回路に着脱自在に接続されると共に、冷却装置はコーヒータンクに冷却用の水を循環可能な場合に当該冷却用の水を循環させることを特徴とする。
請求項2の発明の飲料ディスペンサは、上記発明において、冷却装置は、低温の水を貯留する冷却水槽と、該冷却水槽内の水を冷却するための冷媒回路と、冷却水槽内の水を冷却用の水とし、循環回路を介してコーヒータンクに循環させるためのポンプとから構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明の飲料ディスペンサは、上記請求項1の発明において、冷却装置は、低温の水を貯留するための冷却水槽と、該冷却水槽内の水を冷却するための冷媒回路と、循環回路内の冷却用の水をコーヒータンクに循環させるためのポンプとを備え、循環回路の一部を冷却水槽内の水に浸漬させたことを特徴とする。
請求項4の発明の飲料ディスペンサは、上記請求項2又は請求項3の発明において、冷却水槽内に氷を投入する投入部を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明において、循環回路を循環する冷却用の水の温度を検出する温度センサを備え、冷却装置は、該温度センサの出力に基づいて当該冷却用の水の循環を制御することを特徴とする。
請求項6の発明の飲料ディスペンサは、上記発明において、温度センサは、冷却用の水が循環している場合のみ当該水に接触するよう配置されていることを特徴とする。
請求項7の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明において、複数のコーヒータンクを備え、冷却装置は、各コーヒータンクに冷却用の水を切り換えて循環させることにより、各コーヒータンクをそれぞれ冷却することを特徴とする。
請求項8の発明の飲料ディスペンサは、上記発明において、コーヒー抽出装置から何れのコーヒータンクにコーヒーが流入するかを検出する手段を備え、冷却装置は、コーヒーが流入するコーヒータンクに冷却用の水を優先的に循環させることを特徴とする。
請求項9の発明の飲料ディスペンサは、上記請求項1乃至請求項6の発明において、複数のコーヒータンクを備え、冷却装置は、各コーヒータンクに冷却用の水を同時に循環可能とされていることを特徴とする。
請求項10の発明の飲料ディスペンサは、上記請求項1乃至請求項6の発明において、複数のコーヒータンクを備え、冷却装置は、それぞれ複数のコーヒータンクから成る複数のグループに冷却用の水を切り換えて循環させることにより、各グループ内のコーヒータンクを同時に冷却しながら、各グループをそれぞれ冷却することを特徴とする。
請求項11の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明において、コーヒータンクに、冷却用の水に代えて温水を循環可能としたことを特徴とする。
本発明の飲料ディスペンサによれば、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、該抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、循環回路に冷却用の水を循環させてコーヒータンクを冷却することにより、コーヒーを冷却する冷却装置を備えたことにより、一台の装置によって、コーヒー原料からコーヒーを抽出し、所定の冷却温度に冷却することによって、好適にアイスコーヒーを製造することが可能となる。
この場合、コーヒータンクは、循環回路に着脱自在に接続されているため、コーヒータンクのみを取り外して洗浄作業を行うことが可能となり、当該コーヒータンクの清掃性の向上を図ることができ、衛生的となる。また、適切なコーヒータンクの洗浄が可能となるため、タンク内に付着される汚れなどによって、コーヒーの味覚に悪影響を及ぼす不都合を解消することが可能となる。
特に、コーヒータンクへの冷却用の水の循環の可/不可を検出する手段を備え、冷却装置はコーヒータンクに冷却用の水を循環可能な場合に当該冷却用の水を循環させることにより、コーヒータンクへの循環回路の配管が接続されていない場合等のコーヒータンクへの冷却用の水の循環が不可の際に、冷却用の水がコーヒータンクに送給されてしまい、冷却用の水が外部に漏出してしまう不都合を回避することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、冷却装置は、低温の水を貯留する冷却水槽と、該冷却水槽内の水を冷却するための冷媒回路と、冷却水槽内の水を冷却用の水とし、循環回路を介してコーヒータンクに循環させるためのポンプとから構成されているため、ポンプを運転することによって、冷却水槽内にて冷却された冷却用の水を循環回路を介してコーヒータンクに循環させることができ、間接的にコーヒータンク内のコーヒーを冷却することが可能となる。
これにより、簡素な構造にて安全に抽出装置から抽出されたコーヒーを適切な冷却温度とすることができ、好適にアイスコーヒーを提供することが可能となる。
請求項3の発明によれば、上記請求項1の発明において、冷却装置は、低温の水を貯留するための冷却水槽と、該冷却水槽内の水を冷却するための冷媒回路と、循環回路内の冷却用の水をコーヒータンクに循環させるためのポンプとを備え、循環回路の一部を冷却水槽内の水に浸漬させたことことにより、ポンプを運転することによって、冷媒回路によって冷却された冷却水槽内の水と、熱交換することにより冷却される循環回路内の冷却用の水をコーヒータンクに循環させることができ、間接的にコーヒータンク内のコーヒーを冷却することが可能となる。
これにより、安全に抽出装置から抽出されたコーヒーを適切な冷却温度とすることができ、好適にアイスコーヒーを提供することが可能となる。
特に、係る場合には、コーヒータンク内のコーヒーと交熱的に設けられる循環回路内の冷却用の水を交換する際には、冷却水槽内の水を全て交換することなく、循環回路内の冷却用の水のみを交換することで実現することができるため、節水及び水の交換作業に要する時間を短縮することが可能となる。
請求項4の発明によれば、上記請求項2又は請求項3の発明において、冷却水槽内に氷を投入する投入部を備えたので、コーヒータンク内の冷却効率が悪い場合や、急速にコーヒータンク内のコーヒーを冷却する場合に、当該投入部から冷却水槽内に任意に氷を投入することにより、コーヒータンク内のコーヒーの冷却効率を向上させることが可能となる。
これにより、実施状況に応じて任意にコーヒータンクの冷却能力を向上させることが可能となり、利便性がよくなる。
請求項5の発明によれば、上記各発明において、循環回路を循環する冷却用の水の温度を検出する温度センサを備え、冷却装置は、該温度センサの出力に基づいて当該冷却用の水の循環を制御するので、直接コーヒータンク内のコーヒーの温度を温度センサにより検出することなく、循環回路を循環する冷却用の水の温度を検出することにより、コーヒータンクの冷却能力を制御することが可能となり、衛生的にコーヒーを所定の温度に冷却することが可能となる。
請求項6の発明によれば、上記発明において、温度センサは、冷却用の水が循環している場合のみ当該水に接触するよう配置されているので、冷却用の水が循環していない場合には、温度センサは、周囲の空気温度を検出し、冷却用の水が循環している場合のみ、冷却用の水の温度を検出することから、ポンプを停止状態から運転状態とした際に、当該温度センサの検出温度に大きな変化がない場合には、ポンプの故障と判断することが可能となる。
これにより、ポンプの故障等に基づくポンプの動作不良を、格別なモータ保護装置などを用いることなく、冷却用の水の温度を検出する温度センサの出力にて判断することが可能となり、部品点数の削減及びコストの低廉化を図ることが可能となる。
請求項7の発明によれば、上記各発明において、複数のコーヒータンクを備え、冷却装置は、各コーヒータンクに冷却用の水を切り換えて循環させることにより、各コーヒータンクをそれぞれ冷却することにより、一つのポンプによって各コーヒータンクに冷却用の水を循環させることが可能となる。
これにより、複数のコーヒータンクのそれぞれのポンプを設けることなく冷却用の水を循環させることが可能となり、構造の簡素化及び部品点数の削減を図ることが可能となる。
請求項8の発明によれば、上記発明において、コーヒー抽出装置から何れのコーヒータンクにコーヒーが流入するかを検出する手段を備え、冷却装置は、コーヒーが流入するコーヒータンクに冷却用の水を優先的に循環させることにより、抽出中のコーヒーを迅速に冷却することが可能となる。
請求項9の発明によれば、上記請求項1乃至請求項6の発明において、複数のコーヒータンクを備え、冷却装置は、各コーヒータンクに冷却用の水を同時に循環可能とされているため、全体としての冷却性能を向上され、迅速に各コーヒータンク内のコーヒーを冷却することが可能となる。
請求項10の発明によれば、上記請求項1乃至請求項6の発明において、複数のコーヒータンクを備え、冷却装置は、それぞれ複数のコーヒータンクから成る複数のグループに冷却用の水を切り換えて循環させることにより、各グループ内のコーヒータンクを同時に冷却しながら、各グループをそれぞれ冷却することで、効果的に、複数のコーヒータンクを冷却することが可能となる。
特に、係る場合には、冷却用の水の温度を検出する温度センサは各グループに一つ設ければよいため、コーヒータンクを多く有している場合であっても、グループの数だけ温度センサを設ければ実現することが可能となり、全体としての部品点数の削減、コストの低廉化を図ることが可能となる。
請求項11の発明によれば、上記各発明において、コーヒータンクに、冷却用の水に代えて温水を循環可能とすることにより、コーヒータンク内のコーヒーをホットコーヒーに適した温度に維持することが可能となる。
これにより、季節の変化など、需要の変化に応じて、一台の飲料ディスペンサにて、アイスコーヒーと、ホットコーヒーを提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態としての実施例1乃至実施例3の飲料ディスペンサのそれぞれについて図面を参照しながら説明する。各実施例における飲料ディスペンサは、例えばファーストフード店などの厨房やカウンター、レストランなどの飲食店において顧客自らが飲料を取り出す、所謂、フリードリンクサービスに供される装置として設置されるものである。
まずはじめに、図1乃至図6を参照して実施例1としての飲料ディスペンサ1について詳述する。図1は本発明の実施形態に係る飲料ディスペンサ1の斜視図、図2は図1の飲料ディスペンサ1の正面図、図3は図1の飲料ディスペンサ1の正面から向かって右側の側面図、図4は図1の飲料ディスペンサ1の平断面図、図5は図1の飲料ディスペンサ1の外装パネル7を取り外した状態の正面から向かって左側の側面図、図6は同じく図1の飲料ディスペンサ1の外装パネル7を取り外した状態の正面から向かって右側の側面図、図7は飲料ディスペンサ1上部の正面図をそれぞれ示している。
この飲料ディスペンサ1は、外装パネル7により両側面及び天面が囲繞される本体2により構成されており、当該本体2内には、コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出部3と、当該抽出部3にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンク4A、4Bと、当該コーヒータンク4A、4B内のコーヒーの冷却に供される冷却装置5とを有している。
本実施例におけるコーヒー抽出部3は、コーヒー原料粉末に湯を散布することで抽出されたコーヒー液である散湯式コーヒー、即ち、ドリップコーヒーを製造するものである。
本体2の前面上部には、このコーヒー抽出部3を構成する散水器31が設けられており、この散水器31の下側には同じくコーヒー抽出部3を構成するコーヒー抽出装置6が詳細は後述する如く着脱自在に取り付けられている。更に、このコーヒー抽出装置6の下側には、タンク収容部9が構成されており、当該タンク収容部9の底面には、タンク載置台9Aが設けられ、当該タンク載置団9Aに、本体2の前面から納出自在にコーヒータンクが載置される。本実施例では、当該タンク載置部9に、2台のコーヒータンク4A、4Bを載置可能とされており、これらコーヒータンク4A、4Bは、前面に向かって右左に並置される。そして、このタンク載置部9の下方には、コーヒータンク4A、4Bのコーヒー取出ノズル23A、23Bの下方に位置してドリップトレイ24が設けられている。このドリップトレイ24は、排水口25を介して内部にこぼれ落ちたコーヒー等の液体を外部に廃棄可能としている。
そして、このコーヒー抽出装置6の上側に位置する本体2の前面上部には、前面パネル10が設けられており、この前面パネル10には、詳細は図7に示す如くコーヒー抽出部3からのコーヒーの開始を指示する抽出ボタン11A、12Aと、これら抽出ボタンの操作に基づきコーヒーの抽出中であることを報知するための抽出ランプ11B、12Bが設けられている。
これ以外にも、当該抽出ボタン11A、12Aによる抽出条件(詳細は後述する)の設定を行うキーボード13と、7セグメントLEDから成る表示部14と、販売可スイッチ15、排水スイッチ16、右タンク適温ランプ17、左タンク適温ランプ18、湯タンク適温ランプ19、電源ランプ20、点検ランプ21が設けられている。上記右タンク適温ランプ17は、右側に設置されたコーヒータンク4A(一方のコーヒータンク)内のコーヒーが適温であることを報知する報知手段であり、左タンク適温ランプ18は、左側に設置されたコーヒータンク4B(他方のコーヒータンク)内のコーヒーが適温であることを報知する報知手段である。湯タンク適温ランプ19は、後述する湯タンク22内の湯温が適温であることを報知する報知手段である。
そして、この前面パネル10の下面には、図8に示す如き取付部材27を介してコーヒー抽出装置6が着脱自在且つ、保持された状態にて水平方向に移動自在に取り付けられている。
ここで、図7乃至図14を参照してコーヒー抽出装置6の構成について説明する。図8は図7の部分側面図、図9はコーヒー抽出装置6の断面図、図10は粉チャンバー30の平面図、図11は取付部材37上方から見たコーヒー抽出装置6の平面図、図12は固定部材29の上方から見たコーヒー抽出装置6の平面図、図13は前面パネル10及びコーヒー抽出部6の正面図(左側に寄せた状態)、図14は図13の状態を固定部材29の上方から見たコーヒー抽出装置6の平面図をそれぞれ示している。
このコーヒー抽出装置6は、上面に開口する容器状に形成された粉チャンバー30により構成されている。粉チャンバー30は、側面は上面開口に対し底面がやや断面積が狭くなるように傾斜して形成されていると共に、把手部30Aが設けられている。そして、この粉チャンバー30の上面開口縁部は、外方に向けて延在するフランジ30Dとされている。
更に、この粉チャンバー30の底面の略中央には、抽出されたコーヒーの出口部を構成するコーヒー抽出孔30Bが形成されており、当該粉チャンバー30の内壁面には、抽出の度ごとに収容される図示しない紙フィルタとの間に空間を形成するための複数の線状の突起30Cが形成されている。各突起30Cは、コーヒー抽出孔30Bに指向されるように形成されており、これによって、紙フィルタ越しに抽出された抽出液のコーヒー抽出孔30Bへの流出が促進される。
また、この粉チャンバー30内の一部の内壁面には、該内壁面と紙フィルタとの間を区画する仕切部材32が着脱自在に設けられており、当該仕切部材32と内壁面との間には、コーヒー抽出孔30Bに指向される希釈用通路33が形成される。なお、この希釈用通路33の上端は、希釈用ノズル34の出口に臨んで開口している。
他方、散水器31は、粉チャンバー30の上面開口に対応する寸法に形成されており、略中央部には、散湯用の湯流入口35が形成されている。また、上記粉チャンバー30の希釈用通路33に対応する位置には、希釈用ノズル34が設けられている。そのため、希釈液ノズル34から供給された希釈液は、希釈用通路29を通過することにより、原料粉末との接触を迂回して、直接、前記コーヒー抽出孔6Bに指向される。なお、湯流入口35の周囲には、粉チャンバー30内と外部とを連通する空気流入孔31A・・が複数形成されている。
上記粉チャンバー30により構成されるコーヒー抽出装置6は、前面パネル10下面から後方に位置して設けられる取付部材27に着脱自在に取付可能とされる。この取付部材27は、コーヒー抽出装置6の粉チャンバー30開口面に対応する位置に窓27Bが形成されている。そして、当該取付部材27の下面には、粉チャンバー30フランジ30Dの両側を前端から後端に渡って保持する保持レール(保持手段)27A、27Aが形成されている。この保持レール27Aは、前端が開口し、後端が閉塞されることにより、当該前端から粉チャンバー30のフランジ30Dを挿脱可能とされており、閉塞されている後端まで挿入されることにより、容易に位置決め可能な構成とされている。なお、当該保持レール27Aの前端は、前面パネル10の前端よりも所定寸法だけ後方に位置しているものとする。また、この取付部材27の両端縁には、上方に延在するフランジ27Cが形成されている。
そして、この取付部材27の上面には、前後それぞれに左右方向(コーヒー抽出装置6の水平面上の移動方向)に延在するガイドロッド28、28が固定されており、当該ガイドロッド28、28はそれぞれ前面パネル10が取り付けられる本体2側(図11に図示する取付部材37)に固定される固定部材29、29に本実施例では左右方向(水平方向)に移動自在に保持される。なお、取付部材37も、取付部材27と同様に窓37Aが形成されており、当該窓37Aは、コーヒー抽出装置6が左右それぞれに移動した状態で、上方からコーヒー抽出用の湯を湯流入口35に、希釈用の湯を希釈用ノズル34にそれぞれ支障なく供給可能な範囲に形成されているものとする。
従って、コーヒー抽出装置6が取付部材27の保持レール27A、27Aに保持された状態では、当該コーヒー抽出装置6は、取付部材27及びガイドロッド28、28と共に、固定部材29に保持される当該ガイドロッド28、28に沿って左右方向に移動自在とされる。
この場合において、本実施例では、何れかの方向にも移動されずに、略中央にコーヒー抽出装置6がある状態で、当該コーヒー抽出装置6の両端より所定寸法だけ外方に位置する前面パネル10の下面前端には、ロックピン(規制手段)38、38が固定されている。このロックピン38は、コーヒー抽出装置6を略中央の位置からのみ保持レール27A、27Aに挿脱可能とするものである。そのため、当該コーヒー抽出装置6が上述した如く、何れかの方向に移動された状態では、コーヒー抽出装置6のフランジ30Dがロックピン38に当接し、当該コーヒー抽出装置6を前方への引き出すことが規制される。なお、図13には、コーヒー抽出装置6が正面に向かって左側(一方の方向)に移動された状態であり、向かって左側(一方の方向)に位置するロックピン38によって、コーヒー抽出装置6が前方に引き出すことが規制されている状態を示している。
また、上記固定部材29、29には、位置検出スイッチ39A、39Bが取り付けられている。これら位置検出スイッチ39A、39Bは、それぞれ外方に向けて常時付勢されていることで、非検知とされるものであり、本実施例では、向かって左側(一方の方向)に設けられる一方の位置検出スイッチを39Aとし、向かって右側(他方の方向)に設けられる他方の位置検出スイッチを39Bとする。
そのため、コーヒー抽出装置6が何れかの方向にも移動されずに、略中央にある状態では、両位置検出スイッチ39A、39Bは、非検知となり、これによって、コーヒー抽出装置6が挿脱可能な保持状態であることが検出される。他方、図14に示すように、コーヒー抽出装置6が向かって左側(一方の方向)に移動された状態では、向かって右側(他方の)位置検出スイッチ39Bが、取付板27の側端に形成されたフランジ27Cに当接して、位置検知とされる。これにより、コーヒー抽出装置6が向かって左側(一方の方向)に移動されたことを検出することができる。
また、本実施例では、前記固定部材29、29間に位置する何れかのガイドロッド28の上方には、ロック板40が設けられている。このロック板40は、所定の可撓性を有する部材により構成されており、一端が固定部材29と同様に本体2側の取付部材37に固定されている。そして、非固定側の他端には、下方に突出した図示しない突部が形成されている。他方、当該ロック板40に対応するガイドロッド28には、それぞれ所定の位置に複数の溝28Aが形成されている。
本実施例において、この溝28Aは、三カ所に形成されており、中央に位置する溝28Aは、コーヒー抽出装置6が略中央の保持状態とされている際に、ロック板40の突部が落ち込む。また、向かって右側に位置する溝28Aは、コーヒー抽出装置6が向かって右側(一方の方向)に移動され、所定の抽出位置(後述するコーヒータンク4Bの抽出位置。一方の抽出位置)とされている際に、ロック板40の突部が落ち込み、向かって左側に位置する溝28Aは、コーヒー抽出装置6が向かって左側(他方の方向)に移動され、所定の抽出位置(後述するコーヒータンク4Aの抽出位置。他方の抽出位置)とされている際に、ロック板40の突部が落ち込む。各溝28A間をロック板40の突部が移動する際には、ロック板40の可撓性により、溝28Aからの抜け出し状態や落ち込み状態となるため、操作を行う者は、この感覚によってコーヒー抽出装置6の保持状態からそれぞれの抽出状態への移動位置を認識することが可能となる。
次に、図15乃至図18を参照して、コーヒータンク4A、4Bの構成について説明する。なおコーヒータンク4Aの構成はコーヒータンク4Bと略同一の構成であるため、コーヒータンク4Bを例に挙げて説明する。図15はコーヒータンク4Bの正面図、図16はコーヒータンク4Bの平面図、図17は図15の縦断正面図、図18は図15の縦断側面図をそれぞれ示している。
本実施例におけるコーヒータンク4Bは、例えばステンレス製の二重構造とされ、極めて高い保温性能を有する外タンク42と、当該外タンク42の内側に配置され、伝熱性の高い材料にて構成される内タンク43とから構成される。この外タンク42と内タンク43との間は、同じく伝熱性の高い材料にて構成される第1の仕切壁44と第2の仕切壁45によって水密的に区画されている。
外タンク42と第1の仕切壁44との間には、詳細は後述する冷却装置5によって所定の温度に冷却される冷却用の水(以下、冷却水と称す。)を循環する循環回路92を構成する第1のタンク内循環回路46が形成されると共に、第2の仕切壁45と内タンク43との間には、同じく循環回路92を構成する第2のタンク内循環回路47が形成される。そして、これら第1の仕切壁44と第2の仕切壁45との間には、両タンク内循環回路46、47に交熱的に配設されるコーヒー通路49が形成される。このコーヒー通路49は、内タンク43の底面において、当該内タンク43を貫通して形成される下部流入口56と連通している。また、このコーヒー通路49内は、区画壁49Aにより区画されることで、内部のコーヒー通路49内が短絡しない構成とされている。
第1のタンク内循環回路46は、コーヒータンク4Bの例えば底面において、外タンク42を貫通して形成される冷却水流入部50と連通している。この冷却水流入部50には、後述する冷却装置5によって冷却された後の冷却水をタンク内に供給する循環配管51を接続するための接続部50Aが設けられている。なお、コーヒータンク4Bの底面には、キャスター60、60及び脚部61が取り付けられているため、当該冷却水流入部50の接続部50Aと循環配管51との接続は、支障なく行うことが可能である。なお、本実施例では、キャスター60及び脚部の両者を設けているが、これに限定されるものではなく、例えば脚部のみであっても良い。また、冷却水流入部50の接続部50A若しくは、循環配管51に後述する如きタンク接続検出スイッチ55と同様のタンク接続検出スイッチを設け、これにより、コーヒータンクの冷却水流入部50の接続部50Aと循環配管51との接続検出を可能としても良いものとする。
また、コーヒータンク4Bの上端に位置する第1のタンク内循環回路46には、循環回路接続部52が取り付けられており、これにより、第1のタンク内循環回路46と第2のタンク内循環回路47とが接続される。ここで、第2のタンク内循環回路47内は、区画壁47Aにより区画されることで、内部の循環回路内が短絡しない構成とされており、当該第2のタンク内循環回路47の上流側に上記循環回路接続部52が接続される。そして、コーヒータンク4Bの上端には、第2のタンク内循環回路48の下流側と連通する冷却水流出部53が接続されている。
この冷却水流出部53は、端部に接続部53Aが設けられている。他方、本体2側からは、該本体2内に配設される冷却装置5の循環回路92に接続される循環配管54が引き出されており、当該循環配管54の端部に設けられた接続部54Aと、接続部53Aとを接続することにより、コーヒータンク4B内の第1のタンク内循環回路46及び第2のタンク内循環回路48は、冷却装置5内の循環回路92と共に、環状の循環回路を構成することとなる。
この場合において、冷却水循環配管54の本体2側の端部には、コーヒータンク4B側の冷却水流出部53の接続部53Aとの接続を検出するためのタンク接続検出スイッチ55が設けられている。なお、コーヒータンク4Bに接続されるタンク接続検出スイッチを55Bとし、コーヒータンク4Aに接続されるタンク接続検出スイッチを55Aとする。
このタンク接続検出スイッチ55は、図20に示すように、冷却水循環配管54の接続部54Aにコーヒータンク側の接続部53Aが接続されていない状態では、内部に設けられる弾性部材の付勢力によって常時、接点がONとされている。そのため、冷却水循環配管54がコーヒータンク4B側の冷却水流出部53と接続される場合には、当該冷却水循環配管54は、引き出された状態となり、タンク接続検出スイッチ55の内部に設けられた弾性部材は、縮退し、接点がOFFとされる。本実施例では、係る構成によって、コーヒータンク4B側の冷却水流出部53と本体2側の冷却水循環配管54との接続の有無が検出される。
一方、コーヒータンク4Bの上面には、当該コーヒータンク4Bの上方に配設される上記コーヒー抽出装置6から抽出されたコーヒーを保持するトラップ装置61が設けられている。このトラップ装置61は、本実施例では、上記コーヒー抽出装置6が向かって左側(一方の方向)に移動された抽出状態とされている場合において、当該コーヒー抽出装置6のコーヒー抽出孔30Bの真下に対応する位置に設けられる。なお、コーヒー抽出装置6が向かって右側(他方の方向)に移動された抽出状態とされている場合には、他方のコーヒータンク4Aの上面に設けられるトラップ装置61が当該コーヒー抽出装置6のコーヒー抽出孔30Bの真下に対応することとなる。
このトラップ装置61は、コーヒー抽出装置6から抽出された直後のコーヒーを所定量保持可能とする容量を有すると共に、上面が開口している本体62を有している。この本体62内には、本体62底面から所定の高さ(本体62の上端よりも低い高さ)に位置して上端が開口している第1の流出部63と、本体62の上端よりも高く延在して上端が開口している第2の流出部64が設けられている。
内タンク43内には、コーヒータンク4Bの上面及び内タンク43の上部側面、更には第2の仕切壁45を貫通して連結配管65が設けられており、当該連結配管65の一端が、本体62底面を貫通し、第1の流出部63内と連通して接続される。これにより、第1の流出部63の上端開口は、連結配管65、コーヒー通路49を介して前記下部流入口56に連通される。従って、トラップ装置61の本体62内にコーヒー抽出装置6からコーヒーが抽出され、本体内のコーヒーの水位が第1の流出部63の上端高さに達すると、該上端開口からコーヒーが第1の流出部63内に溢出し、連結配管65を介して前記コーヒー通路49に流入し、下部流入口56を介して内タンク43内に貯留される。
第2の流出部64は、二重管により構成されており、両パイプの側面には、前記第1の流出部63の上端高さと略同一の高さに位置して、開口64Aが形成されている。他方、内タンク43内には、コーヒータンク4Bの上面を貫通して上部流入部66が設けられており、当該上部流入部66の一端は、内タンク43内の上部壁面に向けて開口する上部流入口66Aとされている。上部流入部66の他端は、本体62底面を貫通し、第2の流出部64の内パイプ内と連通して接続される。これにより、第2の流出部64の開口64Aは、上部流入部66を介して上部流入口66Aと連通される。従って、第2の流出部64の内パイプと外パイプとの開口64Aを重合させた度合いに応じて当該水位にある本体62内のコーヒーが開口64Aから内パイプ内に溢出し、上部流入部66を介して内タンク43の上部壁面に沿って流出される。これにより、上部流入口66Aから流出されたコーヒーは、内タンク43の壁面に沿って流下し、下部流入口56から内タンク43内に貯留されるコーヒーと混合される。
なお、第1の流出部63及び第2の流出部64のいずれにも本体62の底面付近に位置して径の比較的小さな小孔63B、64Bがそれぞれ形成されている。これにより、コーヒー抽出装置6から抽出され、本体62内に受容されたコーヒーは、少量ずつ当該小孔63Bより連結配管65内に流入し、コーヒー通路49を介して内タンク43内に貯留されると共に、小孔64Bを介して上部流入部66内に流入し、内タンク43内に貯留される。
これにより、第1の流出部63の上端開口や第2の流出部64の開口64A以外からも本体62内のコーヒーを内タンク43に流出することが可能となり、トラップ装置61において抽出直後のコーヒーとその後に抽出されるコーヒーとを混合しつつ、円滑なコーヒータンクへの排出が可能となる。
そして、このコーヒータンク4Bの内タンク43底面には、外タンク42、第1の仕切壁44、第2の仕切壁45及び内タンク43を貫通して取出ノズル23B(コーヒータンク4Aは取出ノズル23A)が設けられる。この取出ノズル23Bには、取出コック23Cが設けられており、当該取出コック23Cを任意に操作することにより、コーヒータンク4B内に貯留されたコーヒーを外部に取り出すことが可能とされる。
なお、この取出ノズル23Bには、コーヒータンク4Bの前面に位置して上下に延在する残量表示部67が接続されており、容易にコーヒータンク4B内のコーヒー貯留量を視認可能としている。
次に、上記図4乃至図6に加えて図21を参照して飲料ディスペンサ1の内部構成について説明する。図21は飲料ディスペンサ1の本体2の内部構成を示している。本体2内には、詳細は上述した如きコーヒー抽出部3と、コーヒータンク4A、4Bが収容される。コーヒー抽出部3は、上記コーヒー抽出装置6に加えて、二個の給水弁70、71を介して給水管72から給水される湯タンク22と、湯タンク22に接続された給湯管73に介設された給湯用ポンプ(ギアポンプ)74等から構成される。
本実施例において湯タンク22は、少なくとも前記コーヒータンク4A又は4Bで一杯分のコーヒーを抽出するのに必要とされる量の湯を収容可能とする容量、例えば数リットルの飲料水を貯水可能なタンクである。内部には当該湯タンク22に貯留された水を例えば+93℃〜+95℃に加熱保温(+93℃以上で適温とされ、後述する制御装置Cは、前面パネル10に設けられた湯タンク適温ランプ19を点灯する。)する加熱用の電気ヒータ75と水位スイッチ76が設けられる。また、湯タンク22の温度を検出するサーミスタ77及び空焚き防止用バイメタルサーモスタット78も取り付けられている。
制御装置Cは、原則としてサーミスタ77の検出温度に基づき、湯タンク22内の温度が+93℃まで低下すると電気ヒータ75に通電し、+95℃まで上昇したら電気ヒータ75への通電を断つ通電制御を行う。
また、水位スイッチ76は、満水位及び当該満水位から所定の水位だけ下がった位置に低水位が設けられており、制御装置Cは、原則として当該水位スイッチ76が低水位を検出した場合には、給水弁71を開放し、満水位を検出した場合に閉鎖する制御を行う。但し、本実施例において用いられる湯タンク22は、比較的容量の少ないものを用いる都合上、後述する如くコーヒータンクへの抽出動作を行っている場合には、給水弁71は、閉鎖した状態を維持するものとし、湯タンク22への給水を禁止する。容量の大きな湯タンクを用いる場合には、コーヒー抽出によっても湯タンク22内の湯温が大きく変化しない場合には、原則通り、水位スイッチ76の検出に基づき、給水弁71の開閉制御を行う。
なお、図21において79は湯タンク22からの蒸気やオーバーフローした湯を前記ドリップトレイ24に排出するための蒸気管であり、この蒸気管79には沸騰防止用バイメタルサーモスタット80が取り付けられている。そして、万一制御に支障が生じて湯タンク22内の湯が沸騰してしまった場合には、この蒸気管79から出てくる蒸気や湯の温度でバイメタルサーモスタット80を切り、電気ヒータ75の通電を遮断する構成とされている。
また、この湯タンク22の底面には、排水手動弁81が接続されている。そのため、湯タンク22のメンテナンス等を行う際には、排水手動弁81を開放することによって、湯タンク22内の湯をすべて排水することが可能となる。
そして、この湯タンク22の上部には、ポンプ74が介設された給湯管73が接続されると共に、当該給湯管73の他端は、流量計82に接続されている。この流量計82には、一端が前記コーヒー抽出装置6の湯流入口35に接続され、抽出用電磁弁84が介設される抽出用供給管83が接続されると共に、一端が前記コーヒー抽出装置6の希釈用ノズル34に接続され、希釈用電磁弁86が介設される希釈用供給管85が接続される。
本実施例における流量計82は、内部に回転子を備え、流入する湯により当該回転子を回転させ、当該回転子の回転速度に応じた周波数パルスを検出することで、給湯量を検出するものである。なお、当該流量計82及び抽出用電磁弁84、希釈用電磁弁86は制御装置Cに接続されており、流量計82の検出に基づき、ポンプ74及び抽出用電磁弁84、希釈用電磁弁86の制御が行われる。
次に、本体2内に設けられる冷却装置5について詳述する。この冷却装置5は、低温の水を貯留する冷却水槽90と、冷却水槽90内の水を冷却するための冷媒回路91と、冷却水槽90内の水を冷却水としてコーヒータンク4A、4Bを冷却する循環回路92と、当該循環回路92内の冷却水を循環させるための循環ポンプ93とを有する。
冷媒回路91は、周知の冷凍サイクルを構成する冷媒回路であって、圧縮機96と、凝縮器97と、図示しない減圧手段と、冷却器94等を環状に接続された配管内に所定量の冷媒を封入することにより構成される。当該冷媒回路91を構成する圧縮機96や凝縮器97等は、凝縮器用送風機98や電装箱99、循環ポンプ93等と共に、本体2後下部に形成される機械室100内に配設される。
本実施例における冷却水槽90は、約12リットルの冷却水が貯留されており、上面に開口を有して本体2内後部に配設されている。この冷却水槽90内には、冷媒回路91を構成する冷却器94が浸漬されている。そして、この冷却器94の内外には、冷却水槽90内の着氷の氷厚を検出する氷センサ95が配設されている。この氷センサ95は制御装置Cに接続され、当該氷センサ95の出力に基づき、冷却水槽90内の着氷が十分であると判断した場合には、冷媒回路91を構成する圧縮機の運転を停止する。そのため、冷却水槽90内の水は、常時0℃付近に冷却制御される。
また、この冷却水槽90には、所定の満水位及び低水位を検出する水位スイッチ101が設けられている。また、冷却水槽90の上部には、オーバーフロー管102が設けられており、冷却水槽90内の水位が満水位を越える場合には、当該オーバーフロー管102を介して溢出された冷却水がドリップトレイ24に排出される構成とされている。
そして、冷却水槽90の底面には、循環回路92を構成する循環配管103の一端が接続されており、当該循環配管103には、排水手動弁105を備えた排水管104が介設されていると共に、他端には、循環ポンプ93が接続されている。そのため、冷却水槽90内のメンテナンス等を行う際には、循環ポンプ93を停止させて、排水手動弁105を開放することにより、冷却水槽90内の冷却水をすべて排水することが可能となる。
循環ポンプ93の流出側には、循環用電磁弁107が介設された循環配管108が接続されると共に、循環用電磁弁109が介設された循環配管110が接続される。一方の循環配管108は、上記一方のコーヒータンク4Aの冷却水流入部50に接続される循環配管51の他端に接続されると共に、他方の循環配管110は、上記他方のコーヒータンク4Bの冷却水流入部50に接続される循環配管51の他端に接続される。
なお、この場合においても、各コーヒータンクの冷却水流入部50と連通する循環配管51には、それぞれのタンク内循環回路46、47内の冷却水を排水するための排水手動弁112を備えた排水管111が接続されている。そのため、コーヒータンク内のメンテナンス等を行う際には、循環ポンプ93を停止させて、排水手動弁112を開放することにより、コーヒータンク内の冷却水を排水することが可能となる。
コーヒータンク4A、4Bの各冷却水流出部53には、それぞれ循環配管54の一端が接続されると共に、これらの他端は、循環水槽114の上端に接続されている。この循環水槽114について図22乃至図24を参照して説明する。図22は循環水槽114の内部透視側面図、図22は循環水槽114の平面図をそれぞれ示している。
循環水槽114は、上面に開口し、所定の容量を有する水槽により構成される本体114Aと、当該本体114Aの上面開口を開閉自在に閉塞する蓋114Bとを有する。この蓋114Aの下面には、仕切壁115によって内部にある程度の冷却水を貯留可能とする温度検出室116が形成されており、この温度検出室116内に温度検出手段としての温度センサ117が配設されている。当該温度センサ117の上方に位置する蓋114Bには、上記各循環配管54、54の端部が接続されていると共に、温度検出室116の底面には、排水孔118が形成されている。
そして、この蓋114Bには、温度検出室116を経由することなく直接本体114A内に外部からの冷却水を供給するための給水管119が接続されている。この給水管119には、給水弁120が介設されており、他端は、前記給水弁70の下流側であって給水弁71の上流側に位置する給水管72に接続されている。
他方、循環水槽114の本体114Aの底面には、当該循環水槽114内に流入した冷却水を冷却水槽114に流出するための循環配管121が接続されている。
更に、循環水槽114の本体114Aの側面には、温度検出室116の排水孔118よりも下方の所定水位に達した冷却水を水槽114外(本実施例では、前記冷却水槽90)に排出するためのオーバーフローパイプ124が設けられている。これにより、循環水槽114内に温度センサ117を水没させることなく、オーバーフローパイプ124より冷却水槽90に排水することが可能となる。
係る構成により、温度センサ117は、循環水槽114内に流入した直後の冷却水の温度を検出することとなり、冷却水の流入が停止されている状態では、内部の空気温度を検出することとなる。
以上より、冷却水が循環される循環回路92は、上記配管接続によって、冷却水槽90と、循環ポンプ93と、各コーヒータンク4A、4Bと、循環水槽114とが環状に接続されて構成される。
前記制御装置Cは、プログラムやデータを記憶するメモリ、クロック信号を生成するタイマ、前記クロック信号及び前記プログラムに基づいて動作するCPUを備えている。この制御装置Cは、図24の電気ブロック図に示すように、制御装置Cの入力側には、位置検出スイッチ39A、39B、タンク接続検出スイッチ55A、55B、流量計82、サーミスタ(温度センサ)77、117、氷センサ95、水位スイッチ76、101、フロートスイッチ125、前面パネル10に設けられる各種ボタンやスイッチなどが接続される。また、制御装置Cの出力側には、コーヒー抽出部3のポンプ74、電気ヒータ75、抽出用電磁弁84、希釈用電磁弁85、給水弁70、71、120、冷却装置5の圧縮機96等、循環ポンプ93、循環用電磁弁107、109等が接続され、当該制御装置Cの出力に基づき制御される。
以上の構成により、本実施例の飲料ディスペンサ1の動作について説明する。
(1)給水
電源投入後、制御装置Cは給水弁70、71、120に通電して開放し、湯タンク22、循環水槽114に給水を行う。湯タンク22の水位スイッチ76が満水位を検出すると、制御装置Cは、給水弁71を閉じる。このとき、循環水槽114内に貯留される水は、循環配管121やオーバーフローパイプ124を介して冷却水槽90に流出されるため、冷却水槽90内の水位スイッチ101が満水位を検出すると、制御装置Cは、給水弁120を閉じる。給水弁71及び給水弁120の両者が閉じられる場合にのみ給水弁70を閉じる。その後、制御装置Cは、冷却装置5の圧縮機96等の運転を開始し、冷却水槽90内の冷却を開始する。この冷却水槽90の冷却制御は、上述した如き氷センサ95により検出される着氷の氷厚が所定の厚さに達したか否かで行うものとする。従って、当該冷却制御によって、冷却水槽90内の冷却水は常に0℃付近に維持される。
(2)湯の生成
制御装置Cは、湯タンク22内にて湯を生成する。制御装置Cは、電気ヒータ75へ通電を開始する。湯タンク22内の湯の温度が前述した+95℃まで上昇したら電気ヒータ75の通電を断つ。なお、サーミスタ77の検出に基づき湯タンク22内の湯の温度が+93℃に低下したら、再び、電気ヒータ75への通電を開始し、+95℃まで上昇した電気ヒータ75の通電を断つ温度制御を実行する。これにより、湯タンク22内には、コーヒー抽出に適した温度の湯が貯留される。なお、湯タンク22内の温度が適温とされた場合には、前面パネル10の湯タンク適温ランプ19を点灯する。
(3)予冷
制御装置Cは、前記湯の生成と同時、若しくは、その前後において、循環回路92内の冷却水の冷却を行う。先ずはじめに、制御装置Cは、前記タンク接続検出スイッチ55A、55Bによりコーヒータンク4A、4Bが接続されているか否かを検出し、何れかのコーヒータンクが接続されている場合にのみ、循環ポンプ93を運転させ、対応する循環用電磁弁107、108を開放する。両タンク接続検出スイッチ55A、55Bにより接続が検出されている場合には、一方の循環用電磁弁、例えば107を開放する。
これによって、冷却水槽90内にて冷却された冷却水は、一方のコーヒータンク4Aの下部の冷却水流入部50から第1のタンク内循環回路46及び第2のタンク内循環回路47内に流入した後、冷却水流出部53から本体2側の循環配管54に流入する。そして、循環配管54を経た冷却水は、循環水槽114内に流入し、温度センサ117に接触した後、循環水槽114に接続される循環配管121を介して冷却水槽90に帰還する循環が行われる。
なお、冷却水槽90には、予め約12リットル程度の冷却水が貯留されているが、コーヒータンク4Aに冷却水が循環水として供給されることで、冷却水槽90内は、当該循環回路に循環させる分、例えば約4リットルの冷却水が減少することとなる。そのため、制御装置Cは、水位スイッチ101の検出に基づき、給水弁120の開閉制御を行い、不足した分の冷却水を補うものとする。
制御装置Cは、上記循環制御を温度センサ117の検出出力によって制御する。ここで、制御装置Cは、循環ポンプ93を運転してから所定時間経過後、例えばコーヒータンク内循環回路46、47を経由した冷却水が循環水槽114の温度センサ117に到達するのに十分な時間を経過した後から、温度センサ117による温度検出を実行し、当該温度が所定の冷却温度、本実施例では+8℃となった場合には、循環ポンプ93を停止し、対応する循環用電磁弁107を閉鎖する。これにより、当該コーヒータンク4Aは、+8℃に冷却されることとなる。なお、コーヒータンク4A内の温度が適温とされた場合には、前面パネル10の右タンク適温ランプ17を点灯する。
その後、他方のコーヒータンク4Bの接続がタンク接続検出スイッチ55Bによって検出されている場合には、対応する他方の循環用電磁弁109を開放し、循環ポンプ93を運転する。これにより、上記と同様にコーヒータンク4B内に冷却水を循環させることにより、所定の温度(+8℃)に冷却する。なお、コーヒータンクBA内の温度が適温とされた場合には、前面パネル10の左タンク適温ランプ18を点灯する。
上述したように両コーヒータンク4A、4Bが所定の冷却温度に冷却された後、前記循環ポンプ93を停止してから所定の待機時間、例えば5分経過後に、一方のコーヒータンク4Aに対応する循環用電磁弁107を開放して、循環ポンプ93を運転し、所定時間経過後、例えば1分経過後に、温度センサ117により循環する冷却水の温度を検出する。なお、本実施例では、循環ポンプ93を停止の状態から運転した際に、運転開始から所定時間(温度検出待機時間)として1分経過後に温度センサ117による温度検出を行っているが、当該温度検出待機時間は、1分に限定されるものではなく、ある程度、循環する冷却水が循環回路92内を循環し、温度が安定する時間であれば、これに限定されるものではない。そして、当該検出温度が適温+8℃であれば、循環ポンプ93の運転を停止し、+8℃より高い場合には、継続して循環ポンプ93を運転し、+8℃を検出した時点で循環ポンプ93を停止すると共に循環用電磁弁107を閉鎖する。
このように、循環回路92内の水の循環が停止している場合、所定期間冷却水を循環させた後、温度センサ117にて当該冷却水の温度を検出することにより、循環開始後、循環回路92内の冷却水の温度がある程度安定した状態で、温度センサ117による冷却水の温度を検出することが可能となる。
これにより、循環回路92内の冷却水の循環が停止している状態から循環開始直後の冷却水の温度は、循環回路92内の冷却水の温度が略安定した状態での温度センサ117による温度検出に基づき、冷却装置5は循環回路92内の循環制御を行うことができ、適切な温度制御を実現することが可能となる。
その後、同様に前記循環ポンプ93を停止してから所定の待機時間、例えば5分経過後に、他方のコーヒータンク4Bに対応する循環用電磁弁109を開放して、循環ポンプ93を運転し、所定時間(温度検出待機時間)経過後、例えば1分経過後に、温度センサ117により循環する冷却水の温度を検出する。当該検出温度が適温+8℃であれば、循環ポンプ93の運転を停止し、+8℃より高い場合には、継続して循環ポンプ93を運転し、+8℃を検出した時点で循環ポンプ93を停止する。係る動作を繰り返し実行することにより、コーヒータンク4A、4Bは、所定の冷却温度に維持される。
なお、本実施例では、温度センサ117は、循環回路92を循環させていない場合には、周囲の空気温度を検出し、循環させた場合には、上述したようにコーヒータンク4A又は4Bから流出された冷却水が接触することにより、当該冷却水の温度を検出するものである。従って、循環ポンプ93を停止状態から運転状態とした際に、当該温度センサ117の検出温度に大きな変化がない場合には、循環ポンプ93の故障と判断することが可能となる。
これにより、循環ポンプ93の故障等に基づく循環ポンプ93の動作不良を、格別なモータ保護装置などを用いることなく、冷却水の温度を検出する温度センサ117の出力にて判断することが可能となり、部品点数の削減及びコストの低廉化を図ることが可能となる。
(4)コーヒーの抽出
次に、コーヒーを抽出する場合には、先ず、コーヒー抽出装置6の粉チャンバー30内に図示しない紙フィルタを介してドリップ用の挽き豆(コーヒー原料粉末)を所定量投入して、前記取付部材27の保持レール27Aに保持させる(保持状態)。その後、コーヒー抽出装置6を取付部材27ごと抽出したコーヒーを受容させるコーヒータンクの上方にコーヒー抽出装置6を移動させ、抽出状態とする。
係る移動によって、何れか一方の位置検出スイッチ39A又は39Bが検出され、これによって、制御装置Cは、どちらのコーヒータンクに抽出されるかを認識することができる。即ち、位置検出スイッチ39AがONとされた場合には、コーヒータンク4Aの抽出状態とされたことが認識され、位置検出スイッチ39BがONとされた場合には、コーヒータンク4Bの抽出状態とされたことが認識される。なお、ここでは、位置検出スイッチ39AがONとされたものとする。
そして、この抽出状態とされた後、前面パネル10に設けられた抽出ボタン11A又は12Aの何れかを操作する。なお、係る抽出ボタン11A及び12Aは、予めそれぞれコーヒー原料の蒸らし時間、蒸らし湯量、本抽出時間、本抽出湯量、本抽出回数、本抽出間の待機時間等についての抽出プログラムが設定されており、当該設定に基づき抽出が実行される。何れかの抽出ボタン11A又は12Aを操作すると、対応する抽出ランプ11B又は12Bが点灯され、抽出が開始される。
図25のタイミングチャートを参照して、コーヒー抽出動作を説明する。先ず、制御装置Cは、流量計82の出力に基づきポンプ74を運転して湯タンク22から蒸らしに必要な湯量をコーヒー抽出装置6に供給する。このとき、図25に示すように、ポンプ74の運転出力に対し、抽出用電磁弁84を開放した後、所定時間を経過した後にポンプ74の駆動を開始する。そして、所定の蒸らしに必要な湯量を供給した後は、先にポンプ74の停止出力に対し、ポンプ74を停止した後、所定時間経過後に抽出用電磁弁84を閉鎖する。これにより、ポンプ74に大きな負荷がかかることを防止することができると共に、ギアポンプ74による後だれを抽出用電磁弁84の制御によって、防止することが可能となる。なお、本実施例では、ポンプ74は、出力電圧波形のデューティー比を変更可能なものとし、当該蒸らしでは、湯量300ccの供給を行う。
なお、このとき、制御装置Cは、湯タンク適温ランプ19を消灯すると共に、給水弁71の開放を禁止すると共に、電気ヒータ75への通電を禁止する。
これにより、コーヒー抽出装置6における抽出中は、湯タンク22への給水を禁止することにより、湯タンク22内の湯温が給水によって低下してしまい、コーヒー抽出に適さない温度となってしまう不都合を未然に回避することが可能となる。そのため、コーヒータンク4A等と略同一の容量程度の湯タンク22を用いても、湯タンク22内の湯温を低下させることなく、コーヒー抽出を実現することが可能となる。
また、左右のタンク適温ランプ17、18は、消灯すると共に、位置検出スイッチ39Aの出力に基づき、循環回路92の循環用電磁弁107を開放とし、他方の循環用電磁弁109を閉鎖する。そして、循環ポンプ93を強制的に運転する。なお、この場合においても、制御装置Cは、タンク接続検出スイッチ55Aが接続されているか否かを判断し、接続されていることが検出されている場合にのみ、循環用電磁弁107を開放し、循環ポンプ93を運転するものとする。
これにより、タンク接続検出スイッチ55Aがコーヒータンク4Aに接続されていない状態で、循環ポンプ93が駆動され、冷却水がコーヒータンク4Aとの接続部分から外部に漏出してしまう不都合を回避することが可能となる。
このように、タンク接続検出スイッチ55Aや55Bをコーヒータンク4A、4Bへの冷却水の循環の可/不可を検出する手段として用いることにより、冷却装置5はコーヒータンク4A又は4Bに冷却水を循環可能な場合にのみ冷却水をコーヒータンク4A、4Bへ循環させることにより、コーヒータンク4A、4Bへの循環回路92の配管が接続されていない場合にまで、循環ポンプ93が駆動され、冷却水がコーヒータンク4A、4Bに送給されてしまい、冷却水が外部に漏出してしまう不都合を回避することが可能となる。
そして、ポンプ74の停止に伴い、抽出用電磁弁84を閉鎖してから、所定の蒸らし時間経過後に、制御装置Cは、本抽出を開始する。本実施例では、本抽出は、70%のデューティーで500ccを3回に分けて行う。
これらの蒸らし湯量や、蒸らし時間の設定、更には、本抽出の回数、本抽出間の待ち時間などは、上述したように顧客の要望に応じて前面パネル10のキーボード13を操作することにより、抽出ボタン11A、12Aのそれぞれに各条件をプログラムとして設定する可能とされている。
これら各条件を任意に設定することができるため、例えば挽き豆を蒸らすための湯を供給するときは、湯量を多くし、本抽出の時は、ゆっくりと時間をかけて抽出するなどのきめ細かい抽出制御が可能となる。従って、使用者のニーズに応じてコーヒー抽出の条件を設定することが可能となり、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施例では、コーヒー抽出装置6は、希釈用通路33を備えており、上記抽出条件の設定おいて、抽出されたコーヒーを所定割合で希釈することを条件として設定している場合には、例えば上記本抽出を実行している間に、希釈用電磁弁86を開閉制御し、所定量の希釈用の湯を希釈用供給管85を介してコーヒー抽出装置6の希釈用通路33に供給しても良い。
これにより、当該希釈用通路33を経た希釈用の湯は、コーヒー抽出装置6のコーヒー抽出孔30Bにおいて抽出されたコーヒーと混合された状態で下方に設置されるコーヒータンク4Aのトラップ装置61に排出されることとなる。これにより、配管構成を簡素化しつつ、抽出されたコーヒーの濃度を調整することが可能となる。
なお、本実施例では、希釈用として湯を用いているが、これ以外にも加熱前の飲料水を用いても良い。係る場合には、コーヒーの冷却効率を更に向上させることが可能となる。
なお、本実施例におけるコーヒー抽出装置6は、抽出状態にセットされている場合には、ロックピン38によって、コーヒー抽出装置6の挿脱が禁止される。これにより、当該抽出状態とされている際に誤ってコーヒー抽出装置6を取り出してしまい、当該抽出装置6に散布される高温の湯や抽出装置6から抽出される高温のコーヒーなどによって手指等に火傷を負ってしまう不都合を回避することができ、装置の安全性を向上させることができるようになる。
また、湯タンク22から湯がコーヒー抽出装置6に抽出されている際に、コーヒー抽出装置6が抽出状態から保持状態に移動された場合には、ロックピン38によるコーヒー抽出装置6の挿脱が禁止された状態から解除された状態とされてしまうため、制御装置Cは、抽出用電磁弁84、希釈用電磁弁86を閉鎖すると共に、ポンプ74の運転を停止し、コーヒー抽出装置6への給湯が停止する。
これにより、抽出装置6に散布される高温の湯によって手指等に火傷を負ってしまう不都合を回避することができ、装置の安全性を向上させることができるようになる。また、このとき、コーヒー抽出装置6内に残留され、その後コーヒー抽出装置6から出る液体は、図示しない残渣受け部を介してドリップトレイ24に排出されるものとする。これにより、円滑に、且つ、安全にコーヒー抽出装置6から出る液体を、外部に排出することが可能となる。従って、コーヒー抽出装置6から抽出される高温のコーヒーなどによって手指等に火傷を負ってしまう不都合を回避することが可能となり、装置の安全性が向上される。
また、本実施例では、一旦コーヒー抽出装置6が保持状態から抽出状態に移行されて抽出操作が行われ、抽出動作が終了した後に、再度抽出操作が指示された場合には、制御装置Cは、前面パネル10の表示部14において、コーヒー原料の交換が行われていないことを報知する。即ち、制御装置Cは、一旦位置検出スイッチ39A又は39Bが、ONとされ、抽出動作が行われたにもかかわらず、その後一度もOFFとされることなく抽出操作が行われたことにより、前回の抽出後にコーヒー原料の交換が行われていないことを判断し、その旨を報知する。
これにより、新たな抽出操作に対して、コーヒー原料の交換を促すことが可能となり、コーヒー原料が次回の抽出に用いられてしまう不都合を抑止することが可能となり、適切なコーヒーの提供が可能となる。なお、コーヒー原料の交換が行われていないことを検出する手段として、本実施例では、位置検出スイッチ39A、39Bを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、光センサを設け、抽出後、光センサの遮光、透過による信号の入力により行っても良い。なお、報知手段としては、表示部14に限らず、例えば、抽出ボタン11A、11Bの操作無効などにより行っても良いものとする。
(5)コーヒーの冷却
上述した如く湯タンク22からコーヒー抽出装置6に湯が供給されることにより、粉チャンバー30内において抽出された高温のコーヒーは、コーヒー抽出孔30Bより下方に位置するコーヒータンク4A上のトラップ装置61に抽出される。
トラップ装置61内に流入したコーヒーは、一旦トラップ装置61内に所定量となるまで保持される。即ち、トラップ装置61の底面には、上述したように、小穴63B、64Bが形成されているため、少量ずつ、トラップ装置61内に流入されたコーヒーが連結配管65又は上部流入部66を介して内タンク43内に流入していくが、コーヒー抽出中におけるコーヒー抽出装置6からのコーヒーの流入量は、小穴63B、64Bからの排出量に比して大きいことから、トラップ装置61内にコーヒーが保持されることとなる。
そして、トラップ装置61内に貯留されるコーヒーの水位が、第1の流出部63の上端と略同一の水位に到達すると、当該第1の流出部63より連結配管65を介して当該コーヒーがコーヒータンク4A壁面に構成されるコーヒー通路49内を流下する。なお、コーヒー抽出装置6によるコーヒーの抽出が終了した後は、トラップ装置61内の水位は、第1の流出部63の上端よりも下がるため、トラップ装置61内に残留されたコーヒーは、上記と同様に小穴63B、64Bより円滑に内タンク43内に排出される。
このとき、コーヒー通路49は、上述したように第1のタンク内循環回路46と第2のタンク内循環回路47との間に形成されている。第1のタンク内循環回路46には、コーヒー通路49の外タンク42側に位置してコーヒータンク4A下方に設けられる冷却水流入部50を介して循環回路92を構成して上述した如き冷却水が循環される。第2のタンク内循環回路47には、コーヒー通路49の内タンク43側に位置して第1のタンク内循環回路46から流出した循環回路92の冷却水が循環される。
従って、コーヒー通路49を流れるコーヒーは、第1のタンク内循環回路46と第2のタンク内循環回路47とを流れる冷却水と急速に熱交換することで冷却された後、下部流入口56より内タンク43内に貯留される。ここで、コーヒー通路49を流れるコーヒーと第1のタンク内循環回路46を流れる冷却水とは対向流とされるため、より一層効率的に、コーヒーを冷却することが可能となる。特に、コーヒー通路49内には、内部が短絡することを防止するための区画壁49Aが設けられているため、適切に第1のタンク内循環回路46と第2のタンク内循環回路47とを流れる冷却水と十分に熱交換させながら、下部流入口56に導くことが可能となる。
そして、内タンク43には、一旦急速に冷却された後のコーヒーが貯留されていく。ここで、コーヒー通路49内に流下するコーヒーは、トラップ装置61において、コーヒー抽出装置6から抽出された初期のコーヒーと、その後に抽出されたコーヒーとを順次、混合されている。
従って、トラップ装置61内において、コーヒー抽出装置61から抽出されたコーヒーの濃度を均一化することが可能となり、コーヒータンク4A内に貯留されるコーヒー全体の濃度を均一なものとすることが可能となる。
また、本実施例におけるトラップ装置61は、第2の流出部64が設けられている。そのため、内外のパイプの開口64Aの重合面積を調整することによって、任意に、第2の流出部64の開口64Aからも、トラップ装置61からコーヒーをコーヒータンク4Aに流出させることができる。
この場合、第2の流出部64は、内タンク43の内側に位置して配設される上部流入部66に接続されているため、第2の流出部64の開口64Aから流出されたコーヒーは、直接上部流入部66の上部流入口66Aより内タンク43内に貯留される。かかるコーヒーは、コーヒー抽出装置6にて抽出されたコーヒーを格別に冷却することなく、直接内タンク43内に流入される。
これにより、下部流入口56からコーヒータンク4A内に流入されるコーヒーは、コーヒー通路49にて冷却された後、層状に貯留されることとなるが、当該コーヒータンク4A内のコーヒーの上方から上部流入口66Aを介してトラップ装置61(コーヒー抽出装置6)から抽出されたコーヒーが流入されることにより、抽出段階によって異なる成分が含まれるコーヒーが混合されることとなり、冷却効率を維持しつつ、コーヒータンク4A内全体の成分(味覚)の均一化を図ることが可能となる。
特に、本実施例では、上部流入口66Aから出たコーヒーは、コーヒータンク4Aの内タンク43壁面に沿って流下する構成としているため、上部流入口66Aから出たコーヒーをコーヒータンク4Aの第2のタンク内循環回路47の壁面と熱交換させることが可能となり、コーヒータンク4A内に貯留されるコーヒーの冷却効率の向上を図ることが可能となる。
なお、本実施例では、上部流入口66Aは、コーヒータンク4Aの上部に設けられているが、これに限定されるものではなく、コーヒータンク4Aの内タンク43の中段(胴体部)に上部流入口を設け、これによって、コーヒータンク4A内のコーヒーの上方から抽出された直後の(トラップ装置61を介した直後)のコーヒーを流入させても良いものとする。
この場合において、コーヒータンク4Aの中段に設けられる上部流入口を上記第1の流出部63が接続される連結配管65と連通させて、内タンク43の内壁に沿ってコーヒーを流下させる構成とすることによって、第2の流出部64と代替することが可能となる。
他方、制御装置Cは、温度センサ117の検出温度が所定の冷却温度、本実施例では+8℃に達したか否かを判断し、+8℃に達した時点で、冷却装置5を構成する循環ポンプ93を停止し、循環用電磁弁107を閉鎖する。
このように、制御装置Cは、循環回路92内の冷却水の温度を検出する温度センサ117の出力に基づいて冷却装置5の循環ポンプ93を制御し、冷却水の循環を制御するので、直接コーヒータンク内のコーヒーの温度を温度センサにより検出することなく、コーヒータンク4Aの冷却能力を制御することが可能となり、衛生的にコーヒーを所定の温度に冷却することが可能となる。
これにより、本実施例における飲料ディスペンサ1では、コーヒー抽出装置6にて抽出されたコーヒーを循環回路92に冷却水を循環させて冷却するコーヒータンク4A内にて冷却することにより、一台の装置によって、コーヒー原料からコーヒーを抽出し、所定の冷却温度に冷却することによって、好適にアイスコーヒーを製造することが可能となる。
特に、本実施例では、コーヒーが接触するコーヒータンク4Aとは別の冷却装置5において、冷媒回路において冷却される冷却水槽90内の低温の水(冷却水)を循環ポンプ93により、コーヒータンク4A内に循環させることによって、コーヒータンク4A内に貯留されるコーヒーを間接的に冷却することができる。そのため、コーヒーは、直接取り外して洗浄が可能なコーヒータンク4Aに内に流入させることのみで、所定の冷却温度に冷却することができ、安全にコーヒー抽出装置6から抽出されたコーヒーを適切な冷却温度とすることができ、好適にアイスコーヒーを提供することが可能となる。
従って、コーヒータンクのみを取り外して洗浄作業を行うことにより、当該コーヒータンクの清掃性の向上を図ることができ、衛生的となる。また、適切なコーヒータンクの洗浄が可能となるため、タンク内に付着される汚れなどによって、コーヒーの味覚に悪影響を及ぼす不都合を解消することが可能となる。
また、本実施例では冷却水槽90は約12リットルの冷却水を貯留しており、コーヒータンク4A又は4B内に構成される第1及び第2のタンク内循環回路46、47は、約4リットルの冷却水を貯留可能としている。他方、コーヒータンク4A又は4Bは、コーヒーを約2リットル貯留可能としている。そのため、上記冷却運転を実行することによって、コーヒー抽出装置6から抽出されたコーヒーは、約6分程度にて所定の冷却温度である+8℃にまで冷却することが可能とされる。
また、制御装置Cは、前面パネル10の右タンク適温ランプ17を点灯し、現在、コーヒータンク4A内のコーヒーがアイスコーヒーとして適温であることを報知する。なお、コーヒー抽出に伴うコーヒータンクの冷却運転では、循環回路92内の冷却水はコーヒー抽出が行われたコーヒータンク4Aの冷却運転にのみ用いられ、他方のコーヒータンク4Bの冷却には用いられないものとする。そのため、上記コーヒー抽出装置6によるコーヒー抽出が終了した後も、コーヒータンク4Aが所定の冷却温度とされるまでは、抽出ランプ11B、12Bは、消灯されており、新たなコーヒー抽出の指示は禁止される。
これにより、制御装置Cが、位置検出スイッチ39A、39Bによりいずれのコーヒータンク4A又は4Bにコーヒー抽出装置6からコーヒーが抽出されているかを判断した上で、当該抽出されているコーヒータンクにのみ、冷却装置5の冷却水を優先的に循環させる制御を行うことによって、抽出中のコーヒーを迅速に冷却することが可能となる。
上述した如きコーヒーの抽出に伴うコーヒータンク4Aが適切な冷却温度に冷却されて循環ポンプ93を停止させた後は、制御装置Cは、当該ポンプ93の停止後、所定時間、本実施例では、5分経過した後、他方のコーヒータンク4Bのタンク接続検出スイッチ55Bがタンク接続を検出している場合には、当該コーヒータンク4B側の循環用電磁弁109を開放して、循環ポンプ93を運転する。そして、循環ポンプ93を運転開始してから所定時間(温度検出待機時間)経過(1分)した後に、温度センサ117による温度検出を開始し、当該温度センサ117の検出温度に基づき、コーヒータンク4Bが所定の冷却温度(+8℃)となるまで、冷却水の循環を行う。この後も、新たにコーヒー抽出の操作が成されるまでは、コーヒータンク4A、4Bに交互に冷却水を循環させる冷却運転を実行し、それぞれのコーヒータンク4A、4Bを所定の冷却温度に維持する。
このように、本実施例の如く複数のコーヒータンクを備えている場合であっても、冷却装置5は、それぞれに設けられる循環用電磁弁を切り換えることにより、各コーヒータンクに冷却水を切り換えて循環させることから、一つの循環ポンプ93によって各コーヒータンクに冷却水を循環させることが可能となる。
これにより、複数のコーヒータンクのそれぞれのポンプを設けることなく冷却水を循環させることが可能となり、構造の簡素化及び部品点数の削減を図ることが可能となる。なお、本実施例では、コーヒータンクを4A、4Bの二台としているが、これ以上であっても良いものとする。
特に、一台の飲料ディスペンサにより、多数のコーヒータンク内のコーヒーを所定の冷却温度とする場合には、上記冷却装置5は、それぞれ複数のコーヒータンクから成る複数のグループ、例えば、2台のコーヒータンクから成るグループを複数備え、グループを構成するコーヒータンクの数の温度センサとこれらグループごとに循環用電磁弁を設け、これらを制御することによって、冷却水を切り換えて循環させることにより、各グループ内のコーヒータンクを同時に冷却しながら、各グループをそれぞれ冷却することで、効果的に、複数のコーヒータンクを冷却することが可能となる。
特に、係る場合には、冷却水の温度を検出する温度センサは、グループの数がいくつであっても、グループ内のコーヒータンクの数だけ設ければよいため、コーヒータンクを多く有している場合であっても、グループ内のコーヒータンクの数だけ温度センサを設ければ実現することが可能となり、全体としての部品点数の削減、コストの低廉化を図ることが可能となる。
なお、上記実施例において循環ポンプ93による単位時間あたりの循環量、即ち、循環回路92内の冷却水の流速を変更可能としても良い。係る場合には、例えば、抽出直後のコーヒーがコーヒータンク内に受容されている場合には、当該コーヒーと熱交換される冷却水の温度が高くなるため、循環回路92内の冷却水の流速を速めることにより、より早くコーヒータンク内のコーヒーを所定の冷却温度に到達させることが可能となる。
また、コーヒータンク内のコーヒーが、目標とする冷却温度に近似している場合には、当該コーヒーと熱交換される冷却水の温度は比較的低い温度であるため、係る場合には、循環回路92内の冷却水の流速を遅くする、若しくは循環を停止させることにより、コーヒータンク内のコーヒーが目的とする温度よりも低くなってしまうか冷却を防止することができ、適切な冷却温度にコーヒーを維持することが可能となる。
このように、制御装置Cにより冷却装置5の循環回路92内の流速を変えることによって、コーヒータンクの冷却能力を変動させることが可能となり、状況に応じた冷却能力を発揮することによって、適切なコーヒーの冷却を実現することが可能となる。
なお、この場合において、制御装置Cは、冷却装置5の循環回路92内の冷却用の水の流速を上げた場合、温度センサ117による検出の時間間隔を狭くすることにより、適切に冷却水の温度を検出することが可能となり、該水が過冷却の状態となる不都合を回避することが可能となる。
また、上記実施例以外にも、循環ポンプ93の能力を上げることにより、一台の循環ポンプ93によって、全てのコーヒータンク4A、4Bに同時に冷却水を循環させることが可能となる。係る場合には、全体としての冷却性能を向上され、それぞれのコーヒータンク4A、4B内のコーヒーを迅速に冷却することが可能となる。従って、何れかのコーヒータンク4A(、4B)へのコーヒーの抽出が行われている場合であっても、他のコーヒータンク4B(、4A)を所定の冷却温度に維持することが可能となり、常時、適切なアイスコーヒーの提供が可能となる。
なお、上記実施例では、本体2の天面に冷却水槽90内と連通する連通孔と、当該連通孔を開閉自在に閉塞する氷投入扉129とから構成される氷投入部(投入部)128を設けても良いものとする。係る場合には、コーヒータンク4A、4B内の冷却効率が悪い場合や、急速にコーヒータンク4A、4B内のコーヒーを冷却する場合に、当該投入部128から冷却水槽90内に任意に氷を投入することが可能となり、これにより、コーヒータンク4A、4B内のコーヒーの冷却効率を向上させることが可能となる。従って、実施状況に応じて任意にコーヒータンク4A、4Bの冷却能力を向上させることが可能となり、利便性が向上される。
(6)メンテナンス
なお、本実施例における飲料ディスペンサ1は、コーヒータンク4A及び4Bは、定期的に別途洗浄することが望ましく、循環回路92内に循環する冷却水を定期的、例えば一日に一度の間隔などにおいて、交換する作業を行うことが望ましい。このメンテナンス作業は、一日の内の営業時間終了などにおいて行うことが望ましい。
コーヒータンクを取り外して洗浄を行う際には、まず、対応するコーヒータンクの冷却水流入部50に接続された循環配管51の排水手動弁112を開放し、コーヒータンク内に充填される循環回路92内の冷却水を廃棄する。その後、コーヒータンクの冷却水流出部53の接続部53Aと循環配管54の接続部54Aとの接続を外し、コーヒータンクを飲料ディスペンサ1から取り外す。これにより、コーヒータンクのみを別途、洗浄することが可能となる。
他方、循環回路92内の冷却水を廃棄する際には、上記各コーヒータンクに設けられる排水手動弁112、112を開放すると共に、冷却水槽90の排水手動弁105を開放して冷却水槽90内の冷却水を廃棄する。その後、これら排水手動弁112、112、105を閉鎖した後、上記給水動作を実行する。
これにより、当該飲料ディスペンサ1を衛生的に使用することが可能となり、安全な飲料の提供が可能となる。
次に、実施例2としての飲料ディスペンサについて図26及び図27を参照して説明する。なお、図26は飲料ディスペンサ130の平断面図であり、図27は飲料ディスペンサ130の内部構成図、図28は循環水槽114の内部透視側面図を示している。ただし、図26はコーヒータンク4が上記実施例と同様に2台設けられているものであるが、図27は、コーヒータンク4が一台のみ設けられているものとして示している。また、各図において上記実施例において示した各図と同一の符号が付されているものは、略同一の構成及び効果を奏するものであり、説明を省略する。
係る実施例2における飲料ディスペンサ130は、上記実施例における循環回路92の構成に代えて、循環回路131を備えるものであり、当該循環回路131は、上記冷却水槽90に代えて、当該冷却水槽90内に浸漬される冷却コイル132(循環回路131の一部を構成する)を備えたものである。
即ち、冷却水槽90には、貯留される水槽内冷却水と交熱的に冷却コイル132が配設されており、当該冷却水槽90内の水は、水槽内から他へ循環されるものではなく、所定の冷却温度を維持される。そして、コーヒータンク4の冷却水流出部53に接続される循環配管54の他端は、上記実施例と同様に循環水槽114に接続されている。
この循環水槽114には、内部の冷却水を排水するための排水手動弁123を備えた排水管122が接続されている。そのため、循環水槽114内のメンテナンス等を行う際には、循環ポンプ93を停止させて、排水手動弁123を開放することにより、循環水槽114内の冷却水を排水することが可能となる。
また、図28における125は、循環水槽114内の水位を検出するフロートスイッチであり、当該スイッチ125の検出に基づき、循環水槽114内の水位、更には、循環回路131内の冷却水の量を所定の量に維持する。なお、125A及び125Bは、当該フロートスイッチ125の上下に設けられるストッパーである。
そして、当該循環水槽114には、循環ポンプ93が介設される循環配管133が接続される。そして、この循環配管133の他端には、上記冷却コイル132の冷却水流入側が接続され、冷却コイル132の冷却水流出側には、循環配管134を介してコーヒータンク4の冷却水流入部50に接続されている。これにより、冷却水槽90内の冷却水にて冷却される環状の循環回路131が構成される。なお、係る構成において、循環回路131内への冷却水の供給は、循環水槽114に接続される給水管119を介して行われ、他方、冷却水槽90への冷却水の供給は、当該循環水槽114のオーバーフローパイプ124から溢出した冷却水や湯タンク22の蒸気管79から溢出した水などにより行われる。
係る構成とした場合には、循環ポンプ93が運転されることにより、冷却水槽90において熱交換されて冷却された冷却コイル132内の冷却水が、コーヒータンク4内のタンク内循環回路46、47内に流入し、コーヒータンク4を冷却する。その後、循環配管54を介して循環水槽114内に流入し、上記実施例と同様に、温度センサ117により温度検出が行われた後、循環配管133を介してポンプ93に帰還するものである。
係る構成による循環回路131によっても、上記実施例における循環回路92の場合と同様に、冷媒回路の冷却器94によって冷却された冷却水槽内の水と、熱交換することにより冷却される循環回路91内の冷却用の水をコーヒータンク4に循環させることができ、間接的にコーヒータンク4内のコーヒーを冷却することが可能となる。
これにより、安全に抽出装置6から抽出されたコーヒーを適切な冷却温度とすることができ、好適にアイスコーヒーを提供することが可能となる。
特に、係る場合には、コーヒータンク4内のコーヒーと交熱的に設けられる循環回路131内の冷却用の水を交換する際には、上記各コーヒータンクに設けられる排水手動弁112(電子開閉弁であっても良いものとする)を開放する。これにより、冷却水槽90内の水を全て交換することなく、循環回路131内の冷却用の水のみを交換することで実現することができるため、節水及び水の交換作業に要する時間を短縮することが可能となる。なお、冷却水槽90内の冷却水の廃棄については、上記実施例よりも広い間隔で交換作業を行っても、装置全体としての安全性は保持されることとなる。
次に、図29乃至図38を参照して他の実施例としての飲料ディスペンサ140のコーヒータンク150と本体2側との循環配管の接続構造について説明する。係る実施例における飲料ディスペンサ140は、コーヒータンク150を一台備えているものとして説明しているが、上記各実施例と同様に、2台以上を並設等して設けても良いものとする。なお、コーヒータンク150の詳細な構成については、上記実施例1におけるコーヒータンク4A、4Bと略同一の構成であるため、説明を省略する。図29は飲料ディスペンサ140におけるタンク4の側面図、図30は飲料ディスペンサ140のタンク収容部141部分の正面図、図31は図30の平面図、図32は図30の側面図、図33はタンク載置台141Aを前方に引き出した状態の側面図、図34は図33の平面図、図35はコーヒータンク150を退かした状態の側面図、図36は図35の平面図、図37はタンク載置台141Aを前方に引き出した状態の側面図、図38は図37の平面図をそれぞれ示している。
当該実施例における飲料ディスペンサ140のコーヒータンク150を収容するタンク収容部141の底面に配設されるタンク載置台141Aは、タンク収容部141の底面両側部に配設されるレール部材142、142によって、前後に摺動自在に構成されている。そして、このタンク載置台141Aには、載置されるコーヒータンク150の底面に設けられる冷却水流入部50と載置することにより接続される接続部143が形成されており、当該接続部143は、上記循環配管51の一端が接続されている。
また、本実施例におけるコーヒータンク150の冷却水流出部53は、接続部53Aがタンク載置台141Aの挿入方向に対し平行となるように固定されて形成されていると共に、当該コーヒータンク150が収納される141の背面141Bには、当該コーヒータンク150の接続部53Aが設けられる高さと略同一の高さに位置して前方に向けて開口して形成される接続部144が設けられている。この接続部144の後端は、本体2内において上記実施例において詳述した循環配管54に接続されている。
係る構成により、コーヒータンク150をタンク載置台141Aに載置することにより、コーヒータンク150の冷却水流入部50は、接続部143を介して循環配管51に接続されることとなる。また、当該タンク載置台141Aをレール部材142に沿って後方に押し込むことによって、コーヒータンク150の冷却水流出部53を循環配管54が接続される144と接続することが可能となる。
これにより、コーヒータンク150の冷却水流入部50及び冷却水流出部53と本体2側に設けられる循環配管51及び54との接続を容易に行うことが可能となり、利便性の向上を図ることができると共に、接続忘れによる不都合を回避することが可能となる。
また、本実施例では、タンク収容部141の後部に位置する側壁に、タンク接続検出スイッチ145が設けられている。タンク収容部141は、コーヒータンク150が収容されている状態で、当該側面がタンク収容部141の側壁に近接して設けられている。これにより、コーヒータンク150がタンク載置台141Aに載置されている状態でタンク収容部141内に収容されると、コーヒータンク150の側面がタンク収容部141の側壁に設けられるタンク接続検出スイッチ145をONとし、タンクが適切に接続された状態を検出することが可能となる。なお、当該タンク接続検出スイッチ145による検出動作に基づく制御については、上記実施例1におけるタンク接続検出スイッチ55A、55Bと同様であるため、説明を省略する。
なお、本実施例の如く飲料ディスペンサに設けられるコーヒータンクが一台である場合には、上記実施例1の如くコーヒー抽出装置6を平行移動させることにより保持状態から抽出状態へと移行する必要がない。そのため、コーヒーを抽出するコーヒー抽出装置6の検知をコーヒー抽出装置6を所定の位置にセットした後、水平方向に回動させる(水平方向にひねる)ことによって抽出状態とし、同時にコーヒー抽出装置6が当該抽出状態とされた状態では、前後方向への挿脱(引き出し)を禁止する構成としても良い。
係る場合においても、コーヒー抽出装置6の抽出状態の検知と、挿脱禁止を行う施錠動作を同時に行うことができ、装置の簡素化及び部品点数の削減更には、これに伴うコストの低廉化を実現することが可能となる。なお、当該構成は、上記実施例1に示す如き複数のコーヒータンク4A、4Bを備えた場合においても、同様に適用することが可能である。
なお、上記各実施例では、上述したようにコーヒータンクに冷却用の水を循環させて、コーヒータンク内のコーヒーをアイスコーヒーに適した温度に維持しているが、これに限定されるものではなく、例えば、循環回路に冷却用の水に代えて湯タンク内の湯(温水)を循環させることにより、コーヒータンクのコーヒーをホットコーヒーに適した温度に維持しても良いものとする。
これにより、季節の変化など、需要の変化に応じて、一台の飲料ディスペンサにて、アイスコーヒーと、ホットコーヒーを提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る飲料ディスペンサの斜視図である。 図1の飲料ディスペンサの正面図である。 図1の飲料ディスペンサの正面から向かって右側の側面図である。 図1の飲料ディスペンサ1の平断面図である。 図1の飲料ディスペンサの外装パネルを取り外した状態の正面から向かって左側の側面図である。 同じく図1の飲料ディスペンサの外装パネルを取り外した状態の正面から向かって右側の側面図である。 前面パネル及びコーヒー抽出部の正面図である。 図7の部分側面図である。 コーヒー抽出装置の断面図である。 粉チャンバーの平面図である。 取付部材上方から見たコーヒー抽出装置の平面図である。 固定部材の上方から見たコーヒー抽出装置の平面図である。 前面パネル及びコーヒー抽出部の正面図(左側に寄せた状態)である。 図13の状態を固定部材の上方から見たコーヒー抽出装置の平面図である。 コーヒータンクの正面図である。 コーヒータンクの平面図である。 図15の縦断正面図である。 図15の縦断側面図である。 コーヒータンクと本体側の冷却水流出部の接続状態を示す部分側面図である。 図19の接続が解除された状態を示す部分側面図である。 飲料ディスペンサの内部構成図である。 循環水槽の内部透視側面図である。 循環水槽の平面図である。 制御装置の電気ブロック図である。 コーヒー抽出のタイミングチャートである。 飲料ディスペンサの平断面図である。(実施例2) 飲料ディスペンサの内部構成図である。 循環水槽の内部透視側面図である。 他の実施例としてのコーヒータンクの側面図である。 飲料ディスペンサのタンク収容部部分の正面図である。(実施例3) 図30の平面図である。 図30の側面図である。 タンク載置台を前方に引き出した状態の側面図である。 図33の平面図である。 コーヒータンクを退かした状態の側面図である。 図35の平面図である。 タンク載置台を前方に引き出した状態の側面図である。 図37の平面図である。
C 制御装置
1、130、140 飲料ディスペンサ
2 本体
3 コーヒー抽出部
4A、4B、4、150 コーヒータンク
5 冷却装置
6 コーヒー抽出装置
9 タンク収容部
10 前面パネル
11A、12A 抽出ボタン
11B、12B 抽出ランプ
14 表示部
17 右タンク適温ランプ
18 左タンク適温ランプ
19 湯タンク適温ランプ
22 湯タンク
23A、23B 取出ノズル
24 ドリップトレイ
27 取付部材
27A 保持レール(保持手段)
30 粉チャンバー
30B コーヒー抽出孔(出口部)
33 希釈用通路
34 希釈用ノズル
35 湯流入口
37 取付部材(本体2側)
38 ロックピン(規制手段)
39A、39B 位置検出スイッチ
42 外タンク
43 内タンク
44 第1の仕切壁
45 第2の仕切壁
46 第1のタンク内循環回路
47 第2のタンク内循環回路
49 コーヒー通路
50 冷却水流入部
51、54、103、108、110、121、133、134 循環配管
52 循環回路接続部
53 冷却水流出部
55、145 タンク接続検出スイッチ
56 下部流入口
61 トラップ装置
62 本体
63 第1の流出部
63B、64B 小孔
64 第2の流出部
64A 開口
65 連結配管
66 上部流入部
66A 上部流入口
70、71、120 給水弁
74 給湯用ポンプ(ギアポンプ)
75 電気ヒータ
76 水位スイッチ
82 流量計
84 抽出用電磁弁
86 希釈用電磁弁
90 冷却水槽
92、131 循環回路
93 循環ポンプ
94 冷却コイル
95 氷センサ
101 水位スイッチ
102 オーバーフロー管
107、109 循環用電磁弁
114 循環水槽
114A 本体
114B 蓋
117 温度センサ
128 氷投入部(投入部)
129 氷投入扉
132 冷却コイル
141 タンク収容部
141A タンク載置台
143、144 接続部

Claims (11)

  1. コーヒー原料からコーヒーを抽出するコーヒー抽出装置と、該抽出装置にて抽出されたコーヒーを貯留するコーヒータンクと、循環回路に冷却用の水を循環させて前記コーヒータンクを冷却することにより、前記コーヒーを冷却する冷却装置と、前記コーヒータンクへの前記冷却用の水の循環の可/不可を検出する手段を備え、
    前記コーヒータンクは、前記循環回路に着脱自在に接続されると共に、
    前記冷却装置は前記コーヒータンクに前記冷却用の水を循環可能な場合に当該冷却用の水を循環させることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記冷却装置は、低温の水を貯留する冷却水槽と、該冷却水槽内の水を冷却するための冷媒回路と、前記冷却水槽内の水を前記冷却用の水とし、前記循環回路を介して前記コーヒータンクに循環させるためのポンプとから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
  3. 前記冷却装置は、低温の水を貯留するための冷却水槽と、該冷却水槽内の水を冷却するための冷媒回路と、前記循環回路内の前記冷却用の水を前記コーヒータンクに循環させるためのポンプとを備え、前記循環回路の一部を前記冷却水槽内の水に浸漬させたことを特徴とする請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
  4. 前記冷却水槽内に氷を投入する投入部を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の飲料ディスペンサ。
  5. 前記循環回路を循環する前記冷却用の水の温度を検出する温度センサを備え、前記冷却装置は、該温度センサの出力に基づいて当該冷却用の水の循環を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  6. 前記温度センサは、前記冷却用の水が循環している場合のみ当該水に接触するよう配置されていることを特徴とする請求項5に記載の飲料ディスペンサ。
  7. 複数の前記コーヒータンクを備え、前記冷却装置は、前記各コーヒータンクに前記冷却用の水を切り換えて循環させることにより、各コーヒータンクをそれぞれ冷却することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちの何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  8. 前記コーヒー抽出装置から前記何れのコーヒータンクにコーヒーが流入するかを検出する手段を備え、前記冷却装置は、コーヒーが流入する前記コーヒータンクに前記冷却用の水を優先的に循環させることを特徴とする請求項7に記載の飲料ディスペンサ。
  9. 複数の前記コーヒータンクを備え、前記冷却装置は、前記各コーヒータンクに前記冷却用の水を同時に循環可能とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちの何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  10. 複数の前記コーヒータンクを備え、前記冷却装置は、それぞれ複数の前記コーヒータンクから成る複数のグループに前記冷却用の水を切り換えて循環させることにより、各グループ内の前記コーヒータンクを同時に冷却しながら、各グループをそれぞれ冷却することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちの何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  11. 前記コーヒータンクに、前記冷却用の水に代えて温水を循環可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のうちの何れかに記載の飲料ディスペンサ。
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