JP2003111674A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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JP2003111674A JP2001309081A JP2001309081A JP2003111674A JP 2003111674 A JP2003111674 A JP 2003111674A JP 2001309081 A JP2001309081 A JP 2001309081A JP 2001309081 A JP2001309081 A JP 2001309081A JP 2003111674 A JP2003111674 A JP 2003111674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な作業を伴うことなく熱湯から冷却され
た飲料を簡単に作ることができると共に、熱湯のディス
ペンサとしても使用可能とする。 【解決手段】 飲料供給装置10は、熱湯を製造する熱
湯製造機器11と、飲料を冷却する飲料冷却機器12
と、コーヒーを抽出する抽出機器13とから構成され
る。熱湯製造機器11は熱湯を貯留する貯湯タンクを備
え、その熱湯は手動式注出コック21の開放操作により
注出される。貯湯タンクの熱湯は、供給ホース25を介
して抽出機器13に供給される。飲料冷却機器12は、
抽出機器13で抽出されたコーヒーを貯留する2つの飲
料タンクを備え、タンク内のコーヒを冷却してアイスコ
ーヒーとするよう構成される。各飲料タンクに貯留され
るアイスコーヒーは、対応する飲料注出コック34を開
放操作することで注出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飲料供給装置に
関し、更に詳細には、熱湯を注出可能な貯湯タンクに貯
留されている熱湯を、冷却した飲料を注出可能な別の飲
料タンクに供給し得るよう構成した飲料供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料としてのアイスコーヒーは、
先ずホットコーヒーを作る機器により抽出したホットコ
ーヒーをデキャンタに貯め、次に該デキャンタに貯留さ
れているホットコーヒーを、アイスコーヒーを作る冷却
用の機器に移し変えることで作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにアイス
コーヒーを作る場合は、予め作ったホットコーヒーを冷
却用の機器に作業者が移し変えているため、作業者が忘
れているとコーヒーが酸化してしまうおそれがある。ま
た、一度に多量のホットコーヒーを作った場合はデキャ
ンタが重くなるため、冷却用の機器にホットコーヒーを
移し変える作業が煩雑となる難点が指摘される。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来の技術に内在している前
記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたも
のであって、煩雑な作業を伴うことなく熱湯から冷却さ
れた飲料を簡単に作ることができると共に、熱湯のディ
スペンサとしても使用可能な飲料供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る飲料供給装置は、
所要量の熱湯が貯留されると共に、該熱湯を注出し得る
熱湯用注出手段が接続される貯湯タンクと、貯留されて
いる飲料を冷却すると共に、該飲料を注出し得る飲料用
注出手段が接続された飲料タンクと、前記貯湯タンクの
熱湯を飲料タンクに供給する供給手段とから構成したこ
とを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る飲料供給装置
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら以下説明する。
【0007】図1は、実施例に係る飲料供給装置を示す
ものであって、図に示す飲料供給装置10は、熱湯を製
造する熱湯製造機器11と、飲料を冷却する飲料冷却機
器12と、コーヒー等の飲料を抽出する抽出機器13と
から基本的に構成され、各機器11,12,13は必要に
応じて分離したり組合わせることが可能になっている。
【0008】
【熱湯製造機器】前記熱湯製造機器11は、図2に示す
如く、その本体をなす第1の筐体14の内部に、断熱構
造の貯湯タンク15が収納され、該タンク15には、筐
体下部に設けられた給水口16に接続する給水管17を
介して所定量の水が供給されるようになっている。な
お、給水口16には外部水道系に接続する管体(図示せ
ず)が着脱可能に装着される。この貯湯タンク15の内
底部には加熱装置18が配設され、該タンク15に貯留
された水は加熱装置18により所定温度に加熱保持され
るよう構成される。また、前記給水管17にはウォータ
バルブ19が配設され、貯湯タンク15の内部に配設さ
れた水位センサ20により検出された水位に応じて該バ
ルブ19が開閉制御されて、貯湯タンク15に所定量の
熱湯を貯留するよう構成されている。
【0009】前記第1の筐体14の前面に、熱湯用注出
手段としての手動式注出コック21が配設されると共
に、該コック21は貯湯タンク15に注出管22を介し
て連通接続されており、手動式注出コック21を操作者
が手動により開放操作することで、貯湯タンク15に貯
留されている熱湯が外部に注出されるよう構成してあ
る。
【0010】前記第1の筐体14の内部所要位置に、供
給手段としてのポンプ23が配設され、該ポンプ23の
吸込口が前記注出管22に接続されると共に、その吐出
口には供給管24の一端部が接続されて上方に延在して
いる。この供給管24の上端部は、第1の筐体14の天
井部近傍に位置し、この上端部に耐熱性の供給ホース2
5の一端部が連通接続されるようになっている。そし
て、第1の筐体14の天井部から外方に導出する供給ホ
ース25の他端部が、前記抽出機器13の後述する散湯
ノズル43に連通接続される。すなわち、ポンプ23を
駆動することで、貯湯タンク15に貯留されている熱湯
が、注出管22、供給管24および供給ホース25を介
して抽出機器13の散湯ノズル43に供給されるよう構
成されている。なお、供給管24の上端部近傍には、貯
湯タンク15に連通する戻し管26が連通接続されてお
り、ポンプ23を停止した際には、該戻し管26より上
側の供給管24および供給ホース25の内部に残留して
いる熱湯を貯湯タンク15に戻し得るようになってい
る。また図2において符号27は、第1の筐体14の上
部開口を開閉可能に覆う蓋部材である。
【0011】前記第1の筐体14の前面には、図示しな
い制御手段に接続する供給ボタン28が設けられ、該ボ
タン28を押すことで、前記ポンプ23が駆動されて貯
湯タンク15に貯留されている熱湯を前記抽出機器13
に供給するよう設定されている。
【0012】
【飲料冷却機器】前記飲料冷却機器12は、図4に示す
如く、その本体をなす第2の筐体29の内部に、前記抽
出機器13で抽出されたコーヒーを貯留する2つの飲料
タンク30,30が左右に並列で収納され、両タンク3
0,30の液受入口30a,30aは上方に開口してい
る。なお、実施例では2つの飲料タンクを備える場合で
説明するが、その数は1つでも3つ以上であってもよ
い。
【0013】また前記第2の筐体29の内部には、図3
に示す如く、断熱構造の水槽31が収納され、該水槽3
1の内部に、前記2つの飲料タンク30,30が収容さ
れている。水槽31の内壁面と飲料タンク30,30の
外壁面とで画成される貯留空間31aに、冷却水として
の水道水が略満水状態で貯留されるようになっている。
また貯留空間31aには、第2の筐体29内に配置した
図示しない冷凍装置から導出する蒸発管32が、飲料タ
ンク30,30を取囲む巻回状態で配置され、該冷凍装
置の冷却運転により貯留空間31aに貯留されている冷
却水を蒸発管32の周囲に氷結させるよう構成される。
【0014】前記第2の筐体29の内部には、前記水槽
31の貯留空間31aに連通する循環ポンプ(図示せず)
が配設されており、該ポンプにより前記冷却水を循環す
ることで、蒸発管32に氷結する氷塊の厚みを均一化さ
せると共に、該冷却水により飲料タンク30,30を冷
却して内部のコーヒーを間接的に冷却するよう構成され
る。また図3に示す如く、各飲料タンク30の底部に注
出パイプ33の一端部が夫々連通接続されると共に、該
パイプ33の他端部は第2の筐体29の前面外部に延出
し、この延出端部に飲料用注出手段としての飲料注出コ
ック34が取付けられている。すなわち、左右の飲料タ
ンク30,30に貯留されているアイスコーヒーは、対
応する飲料注出コック34,34を開放操作することで
外部に注出されるようになっている。
【0015】前記第2の筐体29の上端部には上パネル
35が複数のネジ36を用いて着脱可能に固定され、該
上パネル35により第2の筐体29の上部開口が閉成さ
れるようになっている。但し、上パネル35の前記両飲
料タンク30,30と対応する位置には、図5に示す如
く、各タンク30へのコーヒーの供給を許容するための
開口部35aが夫々設けられており、各開口部内に飲料
タンク30の液受入口30aが夫々臨むよう構成してあ
る。なお、第2の筐体29における各飲料タンク30と
対応する前面には、タンク内に配設した図示しない水位
センサにより検出されるコーヒーの貯留量を表示する水
位表示部37が夫々設けられている。
【0016】
【抽出機器】前記第2の筐体29に配設される上パネル
35の上部には、図2および図5に示す如く、幅方向に
離間する一対の側板38,38が、前記両飲料タンク3
0,30の液受入口30a,30aを挟む位置に立設さ
れ、両側板38,38間に抽出機器13が配設される。
なお、両側板38,38は、上パネル35を第2の筐体
29に固定するための前記ネジ36を介して共締めされ
ており、該ネジ36を取外すことで側板38,38およ
び抽出機器13が飲料冷却機器12から分離し得るよう
構成されている。
【0017】前記抽出機器13は、図6に示す如く、箱
状に形成された本体39の背面側に配設された支持部4
0が、両側板38,38間に上下に平行に架設されたガ
イドロッド41,41に摺動可能に取付けられている。
また本体39の背面側に、前記熱湯製造機器11から導
出する前記供給ホース25の他端部が着脱可能に連通接
続される装着部42が設けられると共に、本体39の内
部略中央に配設された給水部としての散湯ノズル43が
散湯管44を介して装着部42に連通接続され、供給ホ
ース25を介して供給される熱湯は装着部42および散
湯管44を介して散湯ノズル43に至るよう構成され
る。そして、抽出機器13は、ガイドロッド41,41
に沿って左右に移動することで、散湯ノズル43を左右
の飲料タンク30,30の液受入口30a,30aに対応
する上方の給水位置に臨ませ得るよう構成され、この給
水位置において散湯ノズル43から出る熱湯が飲料タン
ク30,30に供給されるようになっている。なお、散
湯ノズル43の端部には、複数の小孔を穿設したスプレ
ーヘッド43aが着脱自在に装着され、散湯管44を介
して散湯ノズル43に供給される熱湯は、該スプレーヘ
ッド43aを介して後述する抽出器46内部のコーヒー
豆にシャワー状に散布供給されるよう構成してある。
【0018】前記本体39の下面に、前後方向に延在す
る一対のガイドレール45,45が幅方向に離間して平
行に配設され(図5参照)、両ガイドレール45,45間
に、抽出原料としての挽いたコーヒー豆がフィルタを介
して収容される抽出器46が前側から着脱可能に取付け
られるようになっている。抽出器46は、上方に開口す
る漏斗状の容器48の上端外周にフランジ48aが設け
られ、このフランジ48aが両ガイドレール45,45
に摺動可能に載置されて、該抽出器46はガイドレール
45,45に沿って前後方向に移動可能に構成される。
また容器48の外部に取手48bが配設されると共に、
該容器48の底部中央には抽出口48cが形成されてお
り、抽出器46は取手48bが前記本体39の前側に臨
む状態でガイドレール45,45間に取付けられるよう
になっている。なお、ガイドレール45,45に沿って
前記本体39の後方に向けて抽出器46を移動させるこ
とで、該抽出器46は前記散湯ノズル43の直下の抽出
位置にセットされ、このときに抽出口48cが前記飲料
タンク30,30における液受入口30a,30aの上方
に臨み得るよう構成される。
【0019】すなわち、前記抽出器46を抽出位置にセ
ットした抽出機器13をガイドロッド41,41に沿っ
て移動することで、左右何れかの飲料タンク30の上方
に散湯ノズル43(抽出口48c)が臨む給水位置に位置
決めした状態で、抽出器46内部のコーヒー豆に前記ス
プレーヘッド43aを介して熱湯を散布供給(散湯)する
ことにより抽出されたホットコーヒーが、抽出口48c
から滴下して前記液受入口30aを介して飲料タンク3
0に貯留されるようになっている。
【0020】図4および図5に示す如く、前記両側板3
8,38に磁石49,50が配設されると共に、前記抽出
機器13における支持部40の対応する左右両側の位置
に、対応する磁石49,50を検出可能な(離間距離によ
ってON−OFFする)検出手段としてのリードスイッ
チ51,52が配設される。そして、抽出機器13を左
側の飲料タンク30に対する給水位置に移動した際に、
左磁石49を左リードスイッチ51が検出して検出状態
となり、また抽出機器13を右側の飲料タンク30に対
する給水位置に移動した際には、右磁石50を右リード
スイッチ52が検出して検出状態となるよう構成され
る。両リードスイッチ51,52は前記制御手段に接続
され、該制御手段ではリードスイッチ51,52の検出
状態においてのみ熱湯の供給を可能とするよう設定され
ている。すなわち、リードスイッチ51,52の何れか
の検出状態で前記供給ボタン28を押すと、前記ポンプ
23が駆動して熱湯が散湯ノズル43に供給されて抽出
作業が開始されるが、リードスイッチ51,52が何れ
も非検出状態となっているときには、供給ボタン28を
押したとしてもポンプ23は駆動されず、抽出作業は開
始されないよう構成される。
【0021】前記本体39の内部後側所定位置に、図6
に示す如く、前記抽出器46が抽出位置にセットされて
いるか否かを検知する検知手段53が配設されている。
この検知手段53は、スイッチ本体53aと、抽出器4
6の前記フランジ48aが当接することで傾動する検知
板53bとから構成され、該検知板53bは、フランジ
48aが当接していない状態ではスイッチ本体53aか
ら離間して、このときには検知手段53は非検知状態と
なるよう設定される。そして、検知板53bにフランジ
48aが当接して傾動することでスイッチ本体53aに
近接し、このときに検知手段53は検知状態となって抽
出器46が抽出位置にセットされていることを検知する
ようになっている。なお、検知手段53は前記制御手段
に接続され、該制御手段では、前記リードスイッチ5
1,52の検出状態および該検知手段53の検知状態の
何れもが満たされた条件においてのみ、熱湯の供給を可
能とするよう設定されている。
【0022】
【実施例の作用】次に、実施例に係る飲料供給装置の作
用につき、以下に説明する。なお、飲料冷却機器12に
おける右側の飲料タンク30にアイスコーヒーを貯留す
る場合で説明する。
【0023】前記熱湯製造機器11では、前記加熱装置
18が加熱運転を開始すると、前記貯湯タンク15に貯
留されている水が加熱され、熱湯が目標温度に達した以
後は、該温度に保持するよう加熱装置18はON−OF
F制御される。また前記飲料冷却機器12では、前記冷
凍装置が冷却運転を開始すると、前記蒸発管32に冷媒
が循環供給される。この冷媒が循環供給されることによ
り、該蒸発管32が次第に冷却され、水槽31の貯留空
間31aに貯留されている冷却水の一部が蒸発管32の
表面から氷結を開始する。この蒸発管32の表面で成長
する氷は、相互に連結し合うことにより筒状の氷塊とな
り、その潜熱によって水槽31に貯留された冷却水を経
時的に冷却するに至る。
【0024】前記抽出機器13を、ガイドロッド41,
41に沿って右側に移動して右飲料タンク30の上方の
給水位置に位置決めすると、対応する右リードスイッチ
52が右磁石50を検出して検出状態となる。そしてこ
の状態で、前記本体39に配設した両ガイドレール4
5,45に取付けた抽出器46を本体後側に向けて移動
させると、前記検知板53bにフランジ48aが当接し
てこれを傾動させ、前記検知手段53が検知状態となる
ことで、抽出器46が抽出位置にセットされたことが検
知される。このとき前記制御手段は、飲料供給装置10
を、前記熱湯製造機器11からの熱湯の供給が可能な状
態とする。すなわち、抽出機器13が給水位置に臨んで
いなければ、熱湯製造機器11からの熱湯の供給ができ
ないよう設定してあるから、抽出機器13が給水位置に
臨んでいない状態で操作者が誤って前記供給ボタン28
を押したとしても熱湯が供給されることはなく、熱湯が
第2の筐体29や設置面を濡らすことは防止される。ま
た、抽出機器13が給水位置に正しく臨んでいる状態で
コーヒーの抽出が行なわれるから、飲料タンク30の液
受入口30aを必要以上に大きく設定する必要はなく、
抽出中に飲料タンク30に埃等の不純物が混入する可能
性を少なくし得る。なお、熱湯の供給が可能となったと
きに、第1または第2の筐体14,29に配設した運転
ランプ等(図示せず)を点灯することで、操作者にコーヒ
ーの抽出作業が可能であることを知らせるようにするこ
とができる。
【0025】次に、前記供給ボタン28を押すと、前記
ポンプ23が駆動し、貯湯タンク15内の熱湯が供給ホ
ース25を介して抽出機器13の散湯ノズル43に供給
され、該ノズル43に配設したスプレーヘッド43aを
介して熱湯が抽出器46内のコーヒー豆に散布供給さ
れ、抽出されたコーヒーが抽出口48cから右飲料タン
ク30に滴下して貯留される。この右飲料タンク30
は、前記冷却水により冷却されているからコーヒーは急
速に冷却されて、アイスコーヒが得られる。
【0026】予め設定された量の熱湯が供給されると、
前記ポンプ23は停止する。このとき、前記戻し管26
の配設位置より上側の供給管24および供給ホース25
の内部に残留する熱湯は、該戻し管26から貯湯タンク
15に戻される。すなわち、熱湯の供給待機状態におい
てその供給経路に残留する熱湯の量は、供給管24にお
けるポンプ23から戻し管26の間の僅かであり、この
残留熱湯が次の熱湯の供給までの間に冷えたとしても、
抽出機器13に供給される熱湯の温度が大きく低下する
ことはない。なお、供給管24を断熱材で被覆したり、
貯湯タンク内に配管することで、熱湯の温度低下を更に
抑制することが可能となる。
【0027】前述したように、実施例の飲料供給装置1
0では、熱湯製造機器11で製造した熱湯を、抽出機器
13に自動で供給してコーヒー(ホットコーヒー)を抽出
し、このホットコーヒーを飲料冷却機器12で冷却して
アイスコーヒーとするので、ホットコーヒーをデキャン
タ等を介して作業者が手作業で移し変える作業を必要と
しない。すなわち、予め作ったホットコーヒーを冷却用
の機器に移し変える作業を忘れてコーヒーが酸化してし
まうことはなく、しかも重いデキャンタ等を扱う必要も
ないから労働軽減となる。また、熱湯製造機器11と抽
出機器13とは供給ホース25を介して接続されている
のみであるから、熱湯製造機器11と飲料冷却機器12
とを組合わせた全体を設置し得る大きなスペースがなく
ても、個々の機器11,12を設置し得るスペースがあ
れば、供給ホース25を長くすることで設置可能となる
から、設置場所が限定されない利点がある。更に、飲料
冷却機器12に対して抽出機器13は着脱交換可能に構
成されているから、一度に抽出するコーヒーの量を多く
したい等の仕様変更に際しては、該抽出機器13のみを
取替えることで簡単に対応し得る。
【0028】前記熱湯製造機器11は飲料冷却機器12
に対して分離可能で、かつ貯湯タンク15に貯留してあ
る熱湯を注出する手動式注出コック21が配設されてい
るから、該機器11を熱湯のディスペンサとして単独で
使用することができる。例えば、コンビニエンスストア
等でカップラーメン用の熱湯を供給する装置としたり、
あるいはファミリーレストラン等のドリンクバーで紅茶
やお茶のティーバッグで飲料を抽出する場合に熱湯を注
ぐ装置として使用し得る。なお、熱湯製造機器11、抽
出機器13および飲料冷却機器12を組合わせて使用す
る場合においても、アイスコーヒーとは別に前記目的で
熱湯のみを注出することができる。
【0029】また実施例では、前記抽出機器13が給水
位置に臨んでいることを検出する手段としてリードスイ
ッチ51,52を用いているから、前記本体39に通孔
等を設けることなく磁石49,50を検出することがで
きる。従って、抽出機器13を洗浄するに際し、本体内
部に水等が浸入するのを危惧する必要はなくなる。
【0030】
【変更例】実施例では抽出機器13を左右に平行移動す
ることで、左右の飲料タンク30,30にコーヒーを抽
出貯留するよう構成したが、本発明はこの構成に限られ
るものではない。
【0031】例えば、図7に示す如く、左右の飲料タン
ク30,30の略中央の上方に抽出機器13を固定的に
配設すると共に、該抽出機器13に取付けられる抽出器
46の抽出口48cを、図8に示す如く、前記容器48
の中央から前側(取手側)にずれた位置に形成する。そし
て、前記ガイドレール45,45間に取付けられている
状態の抽出器46を左右方向に水平回動することで、抽
出口48cを左右の各液受入口30a,30aの上方に
臨ませ得るよう構成してもよい(図9参照)。すなわち、
この構成においても、抽出口48cからのコーヒーの滴
下位置を切換えることで、1基の抽出器46を用いて、
2つの飲料タンク30,30にコーヒーを貯留させるこ
とができる。
【0032】また、抽出機器が給水位置に臨んでいるこ
とを検出する検出手段としては、実施例のリードスイッ
チに限定されるものでなく、側板やガイドロッド等に設
けられた検出部を検出可能な近接スイッチやマイクロス
イッチ、あるいは光学センサ等の各種手段を採用し得
る。更に、検出手段を左右両側に配設するのに代えて、
本体の背面側に1基のみ配設して各飲料タンクに対応す
る給水位置に臨んでいることを検出する構成であっても
よい。更にまた、ガイドロッドの内部に磁石を配設し、
該磁石をリードスイッチで検出するよう構成すれば、磁
石が外部に露出することはなく、見栄えが良好となる。
【0033】なお実施例では、検出手段(リードスイッ
チ)の検出状態と、検知手段の検知状態との何れもが満
たされた条件で、制御装置が熱湯の供給可能状態とする
よう構成したが、抽出器が抽出位置にセットされている
検知状態の条件に関しては必要に応じて設定すればよ
く、少なくとも抽出機器が給水位置に臨んでいる検出状
態が満たされたときに、熱湯の供給可能状態とするよう
にしてもよい。また、抽出機器で抽出する飲料として
は、コーヒーに限らず紅茶やお茶等、その他の飲料であ
ってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る飲料
供給装置によれば、貯湯タンクに貯留されている熱湯
を、供給手段により別の飲料タンクに供給して冷却する
ことができるから、例えば飲料タンクの上部にコーヒー
等の抽出機器を配設すれば、アイスコーヒーを自動で飲
料タンクに貯留することができる。すなわち、作業者が
デキャンタ等を用いてホットコーヒーを冷却用の機器に
移し変える作業を省略することができ、作業者の労働軽
減を図り得る。また貯湯タンクには熱湯用注出手段が設
けられているから、該タンクから熱湯を注出することが
でき、熱湯用のディスペンサとして使用することが可能
である。
【0035】複数の飲料タンクにおける各液受入口の対
応する給水位置に給水部を移動可能とした場合に、該給
水部が給水位置に臨んでいることを検出手段が検出して
いる状態でのみ熱湯の供給を可能としたから、給水部が
液受入口外に位置している状態で誤って熱湯の供給操作
を行なった場合でも熱湯は供給されず、従って熱湯が周
囲にこぼれるのを未然に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る飲料供給装置を示す正
面図である。
【図2】 実施例に係る熱湯製造機器を示す縦断側面図
である。
【図3】 実施例に係る飲料冷却機器を一部破断して示
す側面図である。
【図4】 実施例に係る飲料冷却機器に配設した抽出機
器を示す正面図である。
【図5】 実施例に係る飲料冷却機器に配設した抽出機
器を示す平面図である。
【図6】 実施例に係る飲料冷却機器に配設した抽出機
器を一部破断して示す側面図である。
【図7】 変更例に係る抽出機器を示す正面図である。
【図8】 変更例に係る抽出器の平面図である。
【図9】 変更例に係る抽出器と液受入口との関係を示
す説明図である。
【符号の説明】
15 貯湯タンク,21 手動式注出コック(熱湯用注出
手段) 23 ポンプ(供給手段),30 飲料タンク,30a 液
受入口 34 飲料注出コック(飲料用注出手段),43 散湯ノズ
ル(給水部) 51 左リードスイッチ(検出手段),52 右リードスイ
ッチ(検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 13/00 101 B67D 1/08 A (72)発明者 井上 和彦 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 平川 俊成 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3E047 BA02 FA01 FA04 3E082 AA01 BB04 EE01 EE02 4B004 AA17 BA04 BA35 BA43 CA21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要量の熱湯が貯留されると共に、該熱
    湯を注出し得る熱湯用注出手段(21)が接続される貯湯タ
    ンク(15)と、貯留されている飲料を冷却すると共に、該
    飲料を注出し得る飲料用注出手段(34)が接続された飲料
    タンク(30)と、前記貯湯タンク(15)の熱湯を飲料タンク
    (30)に供給する供給手段(23)とから構成したことを特徴
    とする飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記飲料タンク(30)を複数備え、前記供
    給手段(23)からの熱湯を飲料タンク(30)に供給する給水
    部(43)は、各タンク(30)の液受入口(30a)に対応する給
    水位置に移動可能に構成され、該給水部(43)が給水位置
    に臨んでいることを検出手段(51,52)が検出している状
    態において、熱湯の供給を可能とするよう設定されてい
    る請求項1記載の飲料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245860A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 飲料抽出ユニットおよび飲料抽出装置
JP2005253994A (ja) * 2005-04-14 2005-09-22 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 飲料抽出ユニットおよび飲料抽出装置
JP2005270673A (ja) * 2005-04-14 2005-10-06 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 飲料抽出ユニットおよび飲料抽出装置
KR200450527Y1 (ko) 2008-04-23 2010-10-08 혜성엠씨 주식회사 냉커피 자판기
CN112568718A (zh) * 2019-09-30 2021-03-30 富士电机株式会社 供水装置

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