JP5945925B2 - 風呂給湯システムおよび三方弁駆動装置 - Google Patents

風呂給湯システムおよび三方弁駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、潜熱回収型の給湯装置で発生したドレン水を浴室内の排水口に導いて廃棄するようなことが可能な風呂給湯システム、およびこの風呂給湯システムの構成要素として好適に用いることが可能な三方弁駆動装置に関する。
潜熱回収型の給湯装置は、たとえばバーナによって発生させた燃焼ガスから熱交換器を利用して顕熱および潜熱を回収し、湯水を加熱させる。このような給湯装置では、潜熱回収に伴ってドレン水(凝縮水)が発生するため、このドレン水を適切に廃棄処理する必要がある。
そこで、従来では、たとえば特許文献1〜3に示すようなシステムが提案されている。これらの文献に示されたシステムでは、給湯装置において発生したドレン水を浴室内に導いて排出し、浴室の排水口に流し込むようにしている。より具体的には、前記システムにおいては、浴槽の循環アダプタに三方弁を接続している。この三方弁は、給湯装置からドレン水が送られてきたときには、このドレン水を浴室内において排出させる一方、給湯装置から湯水が送られてきたときには、この湯水を浴槽の循環アダプタ側に導いて浴槽に流入するように切り替え制御される。このような構成によれば、給湯装置の設置箇所にドレン水専用の排水口が設けられていない場合であっても、浴室の排水口を利用してドレン水の廃棄処理を適切に行なうことが可能である。
しかしながら、従来においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、前記三方弁の内部には、ドレン水や湯水が流通するが、ドレン水には、たとえばドレン水の中和処理に利用される中和剤の粉末などが混入している場合がある。また、風呂給湯システムが風呂追い焚き機能を有する場合には、浴槽の湯水が三方弁の内部を流通することとなるために、毛髪、繊維屑、砂などが三方弁の内部に進入する場合もある。このため、三方弁の弁体作動部分に、それらの異物が噛み込みを生じ、弁体を適切に作動させることが困難となる場合があり得る。
従来においては、前記したような異物の噛み込みを生じた場合には、これを好適に解消するための手段が講じられていないのが実情であり、三方弁が所定の状態に作動しない場合には、三方弁に異常がある旨の判断が直ちになされるように構成されている。ところが、このような構成によれば、三方弁が異常である旨の判断に基づいて、風呂給湯システム全体の運転停止が余儀なく強いられることとなり、ユーザにとって不便となる。
特開2006−300481号公報 特開2007−101075号公報 特開2008−8588号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、給湯装置と浴槽とを繋ぐ所定の三方弁に異物の噛み込みなどの異常を生じた場合であっても、その異常が比較的軽微なような場合にはこの異常状態を解消することができるようにし、三方弁の異常に起因してシステム全体の運転停止が生じ易くなるといった不具合を適切に解消することが可能な風呂給湯システム、および三方弁駆動装置を提供することを、その課題としている
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される風呂給湯システムは、浴室の外部に設置され、かつ湯水加熱用気体からの潜熱回収によって湯水加熱が可能な潜熱回収型の給湯装置と、第1の流路が前記給湯装置から湯水およびドレン水を供給してくる配管部に接続され、第2の流路が浴槽に接続され、第3の流路が前記ドレン水の排出用流路とされ、かつモータによって回転される弁体が、前記第3の流路を閉状態としつつ前記第2の流路を前記第1の流路に連通させるように開状態とする第1の状態と、前記第2の流路を閉状態としつつ前記第3の流路を前記第1の流路に連通させるように開状態とする第2の状態と、が切り替え設定可能とされた三方弁と、前記弁体が前記第2および第3の流路をそれぞれ開状態とする角度となったときにオンとなる2つのリミッタと、を備えている、風呂給湯システムであって、前記2つのリミッタのうち、一方のリミッタがオンにある状態から、他方のリミッタがオンとなるように前記弁体を所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行された場合において、前記他方のリミッタが所定時間内にオンにならないときには、前記弁体を逆回転させて元の角度に復帰させる弁体復帰動作が実行された後に、前記弁体を前記所定方向に回転させるための再度の弁体回転制御が実行されるように構成されており、前記弁体復帰動作が実行されるときには、この弁体復帰動作に先立って実行された弁体回転制御による前記弁体の回転角度が判断されるように構成されており、この回転角度が所定値以上である場合には、その後に前記弁体を前記回転角度と同一またはそれよりも大きい角度で前記所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行されるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、三方弁の弁体を所定方向に回転させるための制御が行なわれた場合に、たとえば弁体の作動部分に異物の噛み込みが生じていることを原因として、前記弁体を適正な角度に回転させ得ない事態が生じても、その後に前記弁体を逆回転させる際に、前記異物の噛み込み状態が解消される作用が期待できる。したがって、前記弁体の逆回転後において再度の弁体回転制御が実行される際には、弁体を適正な角度に回転させることができる場合がある。このようなことから、本発明によれば、弁体の噛み込みが生じた場合であっても、これを解消し、三方弁の異常発生に起因して風呂給湯システム全体の運転停止が直ちになされることを適切に回避することができる。
さらにこのような構成によれば、最終的には、弁体が所定値以上に大きい角度で回転した状態に設定することができ、第2の流路または第3の流路が、仮に全開状態にないとしても、その一部を開口させた状態に設定することが可能となる。したがって、三方弁に異常が生じているとしても、この三方弁を継続して使用することが可能であり、風呂給湯システムの運転を停止させる必要を無くすのに役立つ。また、弁体の作動部分に噛み込みが生じているのではなく、たとえば他方のリミッタが故障しているような場合にも、前記構成によって好適に対処することができる。
本発明において、好ましくは、前記再度の弁体回転制御が実行されるときには、初回の弁体回転制御時よりも前記モータの回転トルクを高める制御が実行されるように構成されている。
このような構成によれば、再度の弁体回転制御が実行される際に、弁体の作動部分に噛み込んでいる異物を弁体によって粉砕し、その噛み込み状態を解消することができる効果が期待できる。
本発明において、好ましくは、前記弁体復帰動作および前記再度の弁体回転制御は、前記他方のリミッタがオンにならない場合に、所定の回数だけ繰り返して、または単発で実行され、前記弁体復帰動作および前記再度の弁体回転制御の実行回数が、前記所定の回数に達したにも拘わらず、前記他方のリミッタがオンにならない場合には、異常があると判断されるように構成されている。
このような構成によれば、弁体復帰動作や再度の弁体回転制御を所定回数実行することによっては解消することができない異常事態が発生している場合には、その旨が的確に判断されるために、このような異常事態に対して適切に対応することができる。
本発明において、好ましくは、前記弁体を前記回転角度と同一またはそれよりも大きい角度で前記所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行された後において、前記他方のリミッタが所定時間内にオンにならない場合には、前記第1の流路に前記給湯装置から給水が行なわれ、前記三方弁に所定の通水が生じているか否かが判断されるように構成されている。
このような構成によれば、三方弁が所定の通水が可能な状態にあるか否かが、三方弁に給水が実際になされた上で判断されているために、三方弁をその後も継続して使用できるか否かといった判断を、より正確なものとすることができる。
本発明の第2の側面により提供される三方弁駆動装置は、モータによって回転される弁体が、第1ないし第3の流路のうち、第3の流路を閉状態としつつ第2の流路を第1の流路に連通させるように開状態とする第1の状態と、前記第2の流路を閉状態としつつ前記第3の流路を前記第1の流路に連通させるように開状態とする第2の状態と、が切り替え設定可能とされた三方弁と、前記弁体が前記第2および第3の流路をそれぞれ開状態とする角度となったときにオンとなる2つのリミッタと、を備えている、三方弁駆動装置であって、前記2つのリミッタのうち、一方のリミッタがオンにある状態から、他方のリミッタがオンとなるように前記弁体を所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行された場合において、前記他方のリミッタが所定時間内にオンにならないときには、前記弁体を逆回転させて元の角度に復帰させる弁体復帰動作が実行された後に、前記弁体を前記所定方向に回転させるための再度の弁体回転制御が実行されるように構成されており、前記弁体復帰動作が実行されるときには、この弁体復帰動作に先立って実行された弁体回転制御による前記弁体の回転角度が判断されるように構成されており、この回転角度が所定値以上である場合には、その後に前記弁体を前記回転角度と同一またはそれよりも大きい角度で前記所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行されるように構成されていることを特徴としている。
このような構成の三方弁駆動装置によれば、本発明の第1の側面によって提供される風呂給湯システムの構成要素として好適に用いることができ、本発明が意図する効果を得ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る風呂給湯システムの一例を示す概略説明図である。 図1に示す風呂給湯システムが具備する三方弁を示す断面図である。 (a)は、図2のIIIa−IIIa要部断面図であり、(b)は、弁体を動作させた状態を示す要部断面図である。 (a)〜(d)は、図2および図3に示す三方弁の動作制御の一例を模式的に示す説明図である。 (a)〜(e)は、図2および図3に示す三方弁の動作制御の他の例を模式的に示す説明図である。 図1に示す風呂給湯システムの制御部の動作処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す風呂給湯システムSは、屋外に設置された給湯装置1、ケース5内に収容されて浴室4内に設置された三方弁2、および給湯装置1に一端が接続された配管部35a,35bを備えている。配管部35a,35bは、家屋の外壁43および浴室4の側壁42を貫通し、浴室4内に引き込まれている。
三方弁2は、給湯装置1から供給されてくる湯水およびドレン水の流路切り替えを行なうためのものである。図面では、便宜上、三方弁2が浴槽45の下側に配された状態に示されているが、好ましくは、この三方弁2は、たとえば浴槽45と浴室4の側壁42との隙間、あるいは浴槽45のエプロン(図示略)の内側スペースに設置される。三方弁2は、後述する第1ないし第3の流路22a〜22cの端部開口に相当するポートP1〜P3を有している。ポートP1は、配管部35aと接続され、ポートP2は、浴槽45の循環アダプタ40に接続されている。ポートP3は、ドレン水排出用のポートであり、ホース(図示略)が接続されている。給湯装置1から三方弁2にドレン水が供給されてきた際には、前記ホースを介して排水パン41上にドレン水が排出される。このドレン水は、最終的には排水パン41の排水口41aに流れ込む。前記ホースは、排水口41aに直接挿入してもよい。三方弁2の詳細については後述する。
給湯装置1は、一般給湯機能、風呂給湯(湯張り)・追い焚き機能を有する潜熱回収型のガス給湯装置である。この給湯装置1は、その基本的な構成自体は従来既知のものと同様であり、ガスバーナ10a,10b、ファン11、ガスバーナ10a,10bによって発生された燃焼ガスから顕熱および潜熱を回収する熱交換器12a,12b、潜熱回収に伴って発生し、かつ流路37を介して送られてくる強酸性のドレン水を中和する中和器13、中和処理を終えたドレン水を一時的に貯留するための貯留槽14、およびこの給湯装置1の各部の動作を制御する制御部15を備えている。一般給湯動作時においては、入水口30aに供給された水が、配管部30を介して熱交換器12aに供給されて加熱され、この加熱により形成された温水が配管部31,32を介してカラン33などに供給される。
湯張り動作時においては、給湯装置1の開閉弁V1が開状態とされ、破線の矢印N1〜N3で示すように、配管部31,34から配管部35a,35bに湯水が流れる(配管部35aには、配管部34から配管部38b,38aを通過して流れ込む)。このことにより、循環アダプタ40の吐出口40aおよび吸込口40bの双方から浴槽45内に湯水が流入する。その際、ポートP1,P2間は連通している一方、ポートP1,P3間は遮断されるように設定されている。配管部34には、湯張り量を検出するための流量センサSaが設けられているが、この流量センサSaは、三方弁2についての後述する通水検査にも利用することができる。
風呂追い焚き動作時においては、三方弁2は前記した湯張り動作時と同様な設定とされ、給湯装置1のポンプPが駆動されることにより、浴槽45の湯水は、実線の矢印N11〜N15で示す経路で流れる。具体的には、浴槽45の湯水は、吸込口40bから配管部35b,38bを経由し、熱交換器12bに送られて加熱された後に、配管部38a,35aを経由して三方弁2に到達し、ポートP2から循環アダプタ40を介して浴槽45内に戻される。
貯留槽14からのドレン水排出動作は、開閉弁V3を閉状態とし、かつ三方弁である弁V2をポンプPと貯留槽14とが連通する状態に設定した上で、ポンプPを駆動させることにより実行される。ポンプPが駆動すると、貯留槽14のドレン水は、白抜き矢印N21〜N25で示す経路で流れる。具体的には、貯留槽14のドレン水は、弁V2、配管部38b,熱交換器12b、および配管部38a,35aを経由して三方弁2に到達する。三方弁2は、ポートP1,P2間が遮断し、かつポートP1,P3間が連通するように設定され、ドレン水は、ポートP3から前記したホースを介して排水パン41上に排出される。好ましくは、前記したドレン水排出動作を終えた後には、ドレン水が先に流通していた流路に洗浄水を流し、この流路を洗浄する処理も実行される。この洗浄処理は、開閉弁V3を閉じ、かつ弁V2を配管部34とポンプPとが連通する状態に設定した上で、開閉弁V1を開き、洗浄水(湯水)を配管部31,34から配管部38bに流れ込ませることにより行なうことが可能である。
図2に示すように、三方弁2は、ポートP1〜P3が露出するようにしてケース5内に収容されている。ケース5は、樹脂製であって、たとえば底壁部に通気孔(図示略)が設けられている以外は各部の気密性が高められた容器であり、防水性および防音性を有している。ケース5内には、三方弁2の駆動用モータとしてのステッピングモータM、およびその制御回路29も収容されている。制御回路29は、ステッピングモータMのモータドライバとしての機能を有し、給湯装置1の制御部15から制御信号を受けるように制御部15と配線接続されている。
三方弁2は、ポートP1〜P3を有する第1ないし第3の流路22a〜22cが、互いに交差して断面T字状に繋がり、かつそれらの交差部分に、ボール状の弁体20が設けられた構成である。弁体20は、断面L字状の流路20aを有し、ステッピングモータMによって弁軸21の中心線C1周りに回転される。図2および図3(a)においては、第2の流路22bが閉とされ、かつ第3の流路22cが第1の流路22aに連通するように開とされた状態(本発明でいう第2の状態に相当)が示されている。この状態から弁体20が180°回転すると、図3(b)に示すように、第3の流路22cが閉とされ、かつ第2の流路22bが第1の流路22aに連通するように開とされた状態(本発明でいう第1の状態)となる。
三方弁2またはステッピングモータMには、第1および第2のリミッタL1,L2が設けられている。図2では、第1および第2のリミッタL1,L2がステッピングモータM内に組み込んだ状態を簡略的に示しているが、三方弁2の弁軸21付近などに設けた構成とすることもできる。第1および第2のリミッタL1,L2は、弁体20が第2および第3の流路22b,22cをそれぞれ全開とする角度(本発明でいう開状態)となった際に、その旨を検出するための機器であり、弁体20の特定箇所が接近して所定の検知エリアに入った場合に、その旨を電気的、磁気的、あるいは光学的な手段を用いて検出可能である。ただし、機械接触方式とすることもできる。本実施形態では、第3の流路22cが全開状態となる弁体20の角度を0°(基準点)とし、その検出は第1のリミッタL1に担当させている。第2の流路22bが全開状態となる弁体20の角度は、180°であり、その検出は第2のリミッタL2に担当させている(図4および図5も参照)。
図1において、給湯装置1の制御部15は、マイクロコンピュータなどを用いて構成されている。この制御部15は、制御回路29と協働して三方弁2の動作制御を実行する。三方弁2の制御においては、三方弁2内への異物の噛み込みを排除するための制御やその他の制御が実行されるが、その詳細については後述する(三方弁2の制御の一部は、制御回路29に負担させることが可能であるが、後述の説明では、便宜上、三方弁2の制御およびこれに関連する制御の全てが、実質的に制御部15のみによって実行されるものとし
ている)。
次に、風呂給湯システムSの作用について説明する。併せて、制御部15の動作処理手順の一例について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
以降においては、三方弁2を、図2および図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態に切り替える場合について説明する。
まず、制御部15は、浴槽45への湯張り、あるいは風呂追い焚き動作を実行する旨の操作指令を受けるなどして、三方弁2における流路切り替えを実行する必要が生じると、三方弁2の弁体回転制御を実行する(S1:YES,S2)。この弁体回転制御は、第1のリミッタL1がオンの状態から弁体20を所定方向に180°回転させるべく、ステッピングモータMに所定パルス数に対応した駆動電力供給を行なわせる制御である。このような制御を行なった結果、第2のリミッタL2がオンになれば、制御部15は異常なしと判断する(SS:YES,S4)。この場合には、三方弁2における所定の流路切り替えが適切に行なわれており、その後は浴槽45への湯張り、あるいは風呂追い焚き動作が直ちに開始される。
前記とは異なり、前記の弁体回転制御を実行したにも拘わらず、所定時間内に第2のリミッタL2がオンにならない場合には、制御部15は、浴槽45への湯張り、あるいは風呂追い焚き動作の待機モードを設定する(S3:NO,S6,S7)。したがって、浴槽45への湯張りや、風呂追い焚きの実行が直ちに断念されることは回避される。その後、制御部15は、後述する再度の弁体回転制御の実行回数nが所定回数未満であるか否かを判断するが(S8)、現時点では、その実行回数nはゼロであり、同テップS8はYESとなる。すると、制御部15は、弁体20を逆回転させて0°の角度まで復帰させる弁体復帰動作を実行させた後に、弁体20を前記一定方向に正回転させるための再度の弁体回転制御を実行する(S9,S10)。その実行に伴い、再度の弁体回転制御の実行回数nの値を1つ増やす(S11)。好ましくは、再度の弁体回転制御では、ステッピングモータMの駆動制御パルスの周波数を下げる。このことにより、初回の弁体回転制御時よりもステッピングモータMの回転トルクが大きくなる。
前記した動作制御によれば、次のような作用が得られる。
すなわち、図4(a)に示す初期状態から弁体20を回転させる場合、同図(b)に示すように、異物9の噛み込みを生じることに起因して脱調を生じ、第2のリミッタL2がオンにならない場合がある。ただし、その後は同図(c)に示すように、弁体20が逆回転して元の角度に復帰するため、その際に異物9の噛み込み状態が解消される可能性が出てくる。また、同図(c)の状態から再度の弁体回転制御がなされるときには、ステッピングモータMの回転トルクが大きくされているために、異物9を粉砕する効果も期待できる。その結果、同図(d)に示すように、弁体20が適正な位置まで回転する可能性が高まる。
前記した再度の弁体回転制御が実行されることにより、第2のリミッタL2がオンになった場合には、異常なしと判断され、先に設定されていた給湯装置1の待機モードは解除される(S3:YES,S4,S5)。したがって、その後は、浴槽45への湯張り、あるいは風呂追い焚き動作を適切に実行することができる。第2のリミッタL2がオンにならない場合には、再度の弁体回転制御の実行回数nが、所定回数に達するまで繰り返し実行される。なお、再度の弁体回転制御は、少なくとも1回実行されるように構成されていればよく、その具体的な繰り返し回数は問わない。
第2のリミッタL2がオンになることなく、再度の弁体回転制御の実行回数nが所定回数に達した場合には(S8:NO)、次のような制御が実行される。図5も適宜参照して
説明する。
すなわち、この場合には、先に述べたステップS9と同様に、弁体20を逆回転させる弁体復帰動作が実行されるが、この動作に基づいて、先に実行された再度の弁体回転制御による弁体20の実際の回転角度αを検出する(S12,S13)。この検出は、図5(a)に示す状態からたとえば同図(b)に示す状態に回転した弁体20を、同図(c)に示す角度0°の状態に戻すまでのパルス数(ステップ数)をカウントすればよく、このパルス数が、回転角度αに相当する。この回転角度αの大きさは、パルス数を用いて特定されていてもよい。
次いで、制御部15は、回転角度αが所定角度以上であるか否かを判断し、所定角度以上でない場合には、三方弁2に重度の異常が発生していると判断する(S14:NO、S19)。ここで、前記「所定角度」は、弁体20がその角度まで回転すれば、第2の流路22bの一部が開状態となる角度(たとえば、図5(b)に示すような弁体角度)とされる。弁体20の回転角度αが所定角度に満たない小さい角度(たとえば、図4(b)に示す弁体20の角度)である場合には、もはや第2の流路22bの一部すら開状態とすることは困難であるため、重度の異常であると判断される。この場合には、その旨の報知動作処理がなされるとともに、給湯装置1の運転が停止される(S20)。前記報知動作処理は、たとえば給湯装置1のリモコン(図示略)においてアラーム音を発生させたり、表示部に異常の旨を画面表示させることにより行なわれる。
一方、前記の回転角度αが所定角度以上である場合には、弁体20を所定方向に正回転させるための再度の弁体回転制御が実行される(S15)。この場合、弁体20は、前記の回転角度αと同一角度、あるいはそれ以上の角度(ただし、180°は超えない)で回転させるための制御とされる。このことにより、たとえば図5(d)に示すように、弁体20が少なくとも所定角度α以上に回転し、第2の流路22bの少なくとも一部が開状態となることが略保証される。前記した再度の弁体回転制御によって、第2のリミッタL2がオンになった場合には、異常なしと判断され、給湯装置1の待機モードは解除される(S17,S18)。
前記とは異なり、所定時間内に第2のリミッタL2がオンにならない場合には、ポートP1から第1の流路22aに試験的に給水がなされ(図5(e)も参照)、第1および第2の流路22a,22b間に所定流量以上の通水があるか否かが判断される(S16:NO,S21〜S23)。前記の給水は、開閉弁V1を開けることにより実行することが可能である。また、第1および第2の流路22a,22b間に所定量以上の通水があるか否かは、湯張り量検出用の流量センサSaを利用して判断することができる。所定量以上の通水がない場合には、やはり重度の異常が発生していると判断され、その旨の報知処理および給湯装置1の運転停止が図られる(S23:NO,S19,S20)。
これに対し、所定量以上の通水がある場合には、軽度の異常があると判断されて、その旨の警告処理がなされる(S23:YES,S24)。また、給湯装置1の待機モードは解除される(S25)。この給湯装置1の待機モードの解除後には、待機状態にあった浴槽45への湯張り、あるいは風呂追い焚き動作が開始される。なお、所定量以上の通水があるにも拘わらず、異常があると判断したのは、たとえば図5(e)に示すように第2の流路22bが全開状態にならない事態は正常であるとは言えず、これをユーザなどに察知させ、早期に修理することが好ましいからである。
ステップS3,S16において、第2のリミッタL2がオンにならない原因としては、第2のリミッタL2の故障が挙げられる。これに対し、ステップS12以降の動作制御によれば、第2のリミッタL2が故障している場合であっても、第2の流路22bを開状態とすることが可能となる。
前記したように、本実施形態の風呂給湯システムSによれば、異物9の噛み込みなどに起因してステッピングモータMに脱調を生じた場合であっても、その後の弁体動作制御によって、そのような異常事態を解消し、また少々の異常が生じていても、三方弁2を適切に機能させ得る。したがって、三方弁2の不具合に原因して、給湯装置1の運転停止が余儀なく強いられるといった事態を生じ難くすることができる。
前記とは異なり、弁体20が第2の流路22bを開としている状態から、第3の流路22cを開とするように流路切り替えがなされる場合には、弁体角度の0°と180°との関係は逆転するものの、これ以外の基本的な動作手順は、前記した手順と同様である。ステップS22を実行する場合には、たとえばポンプPを駆動させて貯留槽14からポートP1に給水を行なうといった手段を採用すればよい。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る風呂給湯システム、および三方弁駆動装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において、種々に設計変更自在である。
本発明において、三方弁の弁体駆動用のモータは、ステッピングモータが好ましいものの、これ以外の種類のモータを用いることができる。リミッタとしては、少なくとも2つのリミッタが具備されていればよい。また、リミッタとしては、既に述べたように、種々の方式のものを用いることができ、要は、三方弁の弁体が、第2および第3の流路をそれぞれ開状態とする角度となったときにオン状態となるものであればよい。なお、本発明に係る三方弁に適用されている技術的思想は、二方弁に適用することも可能である。より具体的には、たとえば2つの開閉弁(2方弁)の1次側を1つの共通の流路に接続するようにして、前記2つの開閉弁を並列に設け、かつ一方の開閉弁を閉状態とした際には、他方の開閉弁を開状態とする構成によれば、三方弁と同様な流路切り替えを実現することができるが、このような構成に本発明の考え方を適用することも可能である。
本発明でいう潜熱回収型の給湯装置は、湯水加熱用気体から潜熱を回収することにより湯水加熱を行なうものであればよい。湯水加熱用気体は、バーナによって発生された燃焼ガスに限らず、たとえばコージェネレーションシステムで用いられているガスエンジンや燃料電池から排出される高温の排ガスとすることもできる。
本発明でいう三方弁駆動装置は、本発明に係る風呂給湯システムの構成要素として好適に用いることが可能なものであるが、その用途はこれに限定されず、たとえば風呂給湯システムの他の箇所において用いたり、あるいは風呂給湯システム以外の装置・機器に組み付けて用いることもできる。
S 風呂給湯システム
L1,L2 第1および第2のリミッタ(2つのリミッタ)
M ステッピングモータ(モータ)
1 給湯装置
2 三方弁
15 制御部(制御手段)
20 弁体(三方弁の)
22a〜22c 第1ないし第3の流路(三方弁の)
35a 配管部
45 浴槽

Claims (5)

  1. 浴室の外部に設置され、かつ湯水加熱用気体からの潜熱回収によって湯水加熱が可能な潜熱回収型の給湯装置と、
    第1の流路が前記給湯装置から湯水およびドレン水を供給してくる配管部に接続され、第2の流路が浴槽に接続され、第3の流路が前記ドレン水の排出用流路とされ、かつモータによって回転される弁体が、前記第3の流路を閉状態としつつ前記第2の流路を前記第1の流路に連通させるように開状態とする第1の状態と、前記第2の流路を閉状態としつつ前記第3の流路を前記第1の流路に連通させるように開状態とする第2の状態と、が切り替え設定可能とされた三方弁と、
    前記弁体が前記第2および第3の流路をそれぞれ開状態とする角度となったときにオンとなる2つのリミッタと、
    を備えている、風呂給湯システムであって、
    前記2つのリミッタのうち、一方のリミッタがオンにある状態から、他方のリミッタがオンとなるように前記弁体を所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行された場合において、前記他方のリミッタが所定時間内にオンにならないときには、前記弁体を逆回転させて元の角度に復帰させる弁体復帰動作が実行された後に、前記弁体を前記所定方向に回転させるための再度の弁体回転制御が実行されるように構成されており、
    前記弁体復帰動作が実行されるときには、この弁体復帰動作に先立って実行された弁体回転制御による前記弁体の回転角度が判断されるように構成されており、
    この回転角度が所定値以上である場合には、その後に前記弁体を前記回転角度と同一またはそれよりも大きい角度で前記所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行されるように構成されていることを特徴とする、風呂給湯システム。
  2. 請求項1に記載の風呂給湯システムであって、
    前記再度の弁体回転制御が実行されるときには、初回の弁体回転制御時よりも前記モータの回転トルクを高める制御が実行されるように構成されている、風呂給湯システム。
  3. 請求項1または2に記載の風呂給湯システムであって、
    前記弁体復帰動作および前記再度の弁体回転制御は、前記他方のリミッタがオンにならない場合に、所定の回数だけ繰り返して、または単発で実行され、
    前記弁体復帰動作および前記再度の弁体回転制御の実行回数が、前記所定の回数に達したにも拘わらず、前記他方のリミッタがオンにならない場合には、異常があると判断されるように構成されている、風呂給湯システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の風呂給湯システムであって、
    前記弁体を前記回転角度と同一またはそれよりも大きい角度で前記所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行された後において、前記他方のリミッタが所定時間内にオンにならない場合には、前記第1の流路に前記給湯装置から給水が行なわれ、前記三方弁に所定の通水が生じているか否かが判断されるように構成されている、風呂給湯システム。
  5. モータによって回転される弁体が、第1ないし第3の流路のうち、第3の流路を閉状態としつつ第2の流路を第1の流路に連通させるように開状態とする第1の状態と、前記第2の流路を閉状態としつつ前記第3の流路を前記第1の流路に連通させるように開状態とする第2の状態と、が切り替え設定可能とされた三方弁と、
    前記弁体が前記第2および第3の流路をそれぞれ開状態とする角度となったときにオンとなる2つのリミッタと、
    を備えている、三方弁駆動装置であって、
    前記2つのリミッタのうち、一方のリミッタがオンにある状態から、他方のリミッタがオンとなるように前記弁体を所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行された場合において、前記他方のリミッタが所定時間内にオンにならないときには、前記弁体を逆回転させて元の角度に復帰させる弁体復帰動作が実行された後に、前記弁体を前記所定方向に回転させるための再度の弁体回転制御が実行されるように構成されており、
    前記弁体復帰動作が実行されるときには、この弁体復帰動作に先立って実行された弁体回転制御による前記弁体の回転角度が判断されるように構成されており、
    この回転角度が所定値以上である場合には、その後に前記弁体を前記回転角度と同一またはそれよりも大きい角度で前記所定方向に回転させるための弁体回転制御が実行されるように構成されていることを特徴とする、三方弁駆動装置。
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