JP7328663B2 - グリース組成物、複数基油式グリース組成物、潤滑剤組成物、ポリプロピレン樹脂部材 - Google Patents
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Description
フッ素樹脂としては、PTFE、PVDF、PVF(ホモポリマー群)と、フッ素樹脂共重合体(例えば、PTFE共重合体、PFA、FEP、ETFE、ECTFE)のいずれか又は双方が望ましい。特にPTFE、あるいはPTFEを主成分とする場合が望ましい。本実施形態に使用する場合は、平均粒径0.1~30μmが好ましい。この際、フッ素樹脂と、基油となる複数分子炭化水素系アルコールとの重量比は、2:8~5:5の範囲内であることが好ましい。また、このグリース組成物を利用して得られるグリース中に含有するフッ素樹脂の好ましい配合量は5~50質量%、より好ましくは10~40質量%とすることが好ましい。フッ素樹脂は、市販されているKTL,KTシリーズKT-300M、同KT-400M、同KT-600M、同KTL-450、同KTL-610、同KTL-620、同KTL-20N、同KTL-10N、同KTL-8N、同KTL-4N、同KTL-2N、同KTL-8F、同KTL-500F(以上、喜多村社製)、ドライフィルムRA、同RA/IPA、同RA/W、同2000/IPA、同LW-1200(以上、ケマーズ社製)、DYNEON(登録商標)TF1700、同TF1705、同TF1750、同TF9201Z、同TF9205、同TF9207Z(以上、スリーエムジャパン社製)、セフラルルーブ(登録商標)I、同V(以上、セントラル硝子社製)、アルゴフロン(登録商標)L100、同L101-1、同L106、同L203、同L206、同L600、ポリミスト(登録商標)F284、同F5A、同F5AEX、同XPP511、同XPP515、同XPP535、同XPP538、同XPP552(以上、ソルベイスペシャリティポリマーズジャパン社製)、ルブロン(登録商標)L-2、同L-5、同L-5F、同LDW-410(以上、ダイキン社製)、ゾニールTLP-10F-1、同MP1300、同MP1500-J、(以上、三井・デュポンフロロケミカル社製)などが挙げられる。
例えば、酸化防止剤としては、フェノール系化合物、芳香族アミン化合物などが使用可能である。
本実施形態のグリース組成物、複数基油式グリース組成物、またはグリース希釈用液が適用される樹脂部材は、結晶性の樹脂であれば特に制限なく使用可能である。ここで、結晶性樹脂とは、樹脂成分内に結晶部位の比率が多い樹脂のことである。結晶化樹脂の特徴としては、ガラス転移点を持ち、成型後の結晶化に伴う成型収縮率が大きいことなどがある。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリオキシメチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイドなどが挙げられる。ただしこれらの樹脂の中でも結晶部位になる成分が相対的により多いものがより望ましく、ゴム成分や非晶樹脂との混ぜ物のないものが好ましい。本実施形態は、特に結晶性樹脂部材の中でも汎用性が高いポリプロピレンへの使用が好ましい。
増ちょう剤として平均粒径が0.3μmのPTFE樹脂(商品名 TLP-10F-1、三井・デュポンフロロケミカル社製)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が20mm2/sであるポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20、ADEKA社製)を70重量部秤量し、これらを容器に入れてヘラで充分攪拌したのち、ローラ(3本ロールミル)で加圧分散処理を行い、グリース組成物を調製した。
<ちょう度測定> ちょう度はJIS 2220.7に準拠し測定をした。
<せん断応力測定> 下記レオメーターを使用して測定した。
装置:PhysicaMCR302(AntonPaar社製)
冶具:パラレルプレート(Φ 25mm)
測定条件:せん断速度(30s-1)、温度(-40℃)
<ポリプロピレン樹脂部材への影響度観察>
ポリプロピレン板(寸法100mmx25mmx2mm)に本実施例の試料(約10g)を両面に塗布、80℃で24時間放置し、放置後潤滑剤成分をきれいにふき取り、ポリプロピレン板の重量変化率を下記式により求めた。
式:重量変化率(%)=100×(B-A)/A
A:試料浸漬前のポリプロピレン質量
B:試料浸漬後のポリプロピレン質量
ここで重量変化率が
±1.0%未満の変化の場合 ○
±1.0%以上の変化の場合 ×
とした。また、放置後の表面状態を観察し、表面が荒れている等、影響が確認された場合も×とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を40重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を60重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素樹脂TLP-10F-1と基油MH-20との比率を4:6としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を50重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を50重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素系樹脂TLP-10F-1と基油MH-20との比率を5:5としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を20重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を80重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素系樹脂TLP-10F-1と基油MH-20との比率を2:8としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてメラミンシアヌレートを20重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を80重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてメラミンシアヌレートを使用し、増ちょう剤と基油の比率を2:8としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてメラミンシアヌレートを50重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を50重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤メラミンシアヌレートと基油の比率を5:5としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてLi石鹸を5重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を95重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤にLi石鹸を使用し、基油との比率を5:95としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてLi石鹸を50重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を50重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤にLi石鹸を使用し、基油との比率を5:5としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を24重量部、メラミンシアヌレートを6重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートの比率が8:2、増ちょう剤と基油の比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を32重量部、メラミンシアヌレートを8重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を60重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートの比率が8:2、増ちょう剤と基油の比率を4:6としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を40重量部、メラミンシアヌレートを10重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を50重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートの比率が8:2、増ちょう剤と基油の比率を5:5としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を64重量部、メラミンシアヌレートを16重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を20重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートの比率が8:2、増ちょう剤と基油の比率を2:8としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を27重量部、メラミンシアヌレートを3重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートの比率が9:1、増ちょう剤と基油の比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を21重量部、メラミンシアヌレートを9重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートの比率が7:3、増ちょう剤と基油の比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を15重量部、メラミンシアヌレートを15重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートの比率が5:5、増ちょう剤と基油の比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を5重量部、Li石鹸を5重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を90重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とLi石鹸の比率が5:5、増ちょう剤と基油の比率を1:9としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を25重量部、Li石鹸を25重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を50重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とLi石鹸の比率が5:5、増ちょう剤と基油の比率を5:5としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてメラミンシアヌレートを5重量部、Li石鹸を5重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を90重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてメラミンシアヌレートとLi石鹸の比率が5:5、増ちょう剤と基油の比率を1:9としたグリースの組成物評価を目的とした。
増ちょう剤としてメラミンシアヌレートを25重量部、Li石鹸を25重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を50重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてメラミンシアヌレートとLi石鹸の比率が5:5、増ちょう剤と基油の比率を5:5としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を12重量部、メラミンシアヌレートを12重量部、Li石鹸を6重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、増ちょう剤としてフッ素系とメラミンシアヌレートとLi石鹸の比率が4:4:2、増ちょう剤と基油の比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤として平均粒径が3.5μmのPTFE樹脂(商品名 ルブロン(登録商標) L-2、ダイキン社製)を30重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1とは異なるフッ素系樹脂L-2で基油との比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤として平均粒径が4μmのPTFE樹脂(商品名 DYNEON TF9207Z 3M社製)を30重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1とは異なるフッ素系樹脂 TF9207Zで基油との比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤として平均粒径が4μmのPTFE樹脂(商品名 ドライフィルムRA Chemours社製)を30重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1とは異なるフッ素系樹脂 ドライフィルムRAで基油との比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を24重量部、PTFE樹脂(ドライフィルムRA)を6重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、2種類のフッ素系樹脂で基油との比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を24重量部、平均粒径2.5μmのPTFE樹脂(商品名 KTL-2N、喜多村社製)を6重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-24とは異なる2種類のフッ素系樹脂で基油との比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を24重量部、平均粒径10μmのPTFE樹脂(商品名 KTL-10N、喜多村社製)を6重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-24とは異なる2種類のフッ素系樹脂で基油との比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE-PFPEの共重合体を30重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素系共重合体と基油との比率を3:7としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を29重量部、固体潤滑剤として黒鉛を1重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、固体潤滑剤として黒鉛を添加したグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を29重量部、固体潤滑剤として二硫化モリブデンを1重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、固体潤滑剤として二硫化モリブデンを添加したグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を29重量部、固体潤滑剤としてステアリン酸カルシウムを1重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、固体潤滑剤としてステアリン酸カルシウムを添加したグリースの組成物評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、防錆剤としてVanlube704S(VanderbiltChemicals)0.3重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(アデカカーポール(登録商標)MH-20)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、防錆剤を添加したグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が33mm2/sであるポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)M-30、ADEKA社製)、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1と基油が異なるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として25℃での動粘度が70mm2/sであるポリアルキレンポリオール(ポリエーテルジオール型油剤)(商品名 アデカポリエーテルP-400、ADEKA社製)70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1と基油が異なるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が105mm2/sであるポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)M-110、ADEKA社製)70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1と基油が異なるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が9mm2/sであるポリアルキレンアルコール(商品名 ニューポール(登録商標)LB-65、三洋化成社製)70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1と基油が異なるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が56mm2/sであるポリアルキレンアルコール(商品名 ユニルーブ(登録商標)MB-11、日油社製)70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1と基油が異なるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が24mm2/sであるポリアルキレンアルコール(商品名 プルラセーフ(登録商標)WI-135 BASFジャパン社製)70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、実施例1-1と基油が異なるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてLi石けんを10重量部、グリース基油としてポリアルキレンポリオール(商品名 アデカポリエーテルP-400)90重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、基油が異なるLi石けんでのグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてAl複合石けんを10重量部、グリース基油としてポリアルキレンポリオール(商品名 アデカポリエーテルP-400)を90重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、Al複合石けんを10重量部でのグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を35重量部、ポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)M-30)を35重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、複数分子炭化水素系アルコールの範疇内における2種類の基油によるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を35重量部、ポリアルキレンポリオール(商品名 アデカポリエーテルP-400)を35重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、複数分子炭化水素系アルコールの範疇内における2種類の基油によるグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を16重量部、Li石けんを4重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を40重量部、ポリアルキレンポリオール(商品名 アデカポリエーテルP-400)を40重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、2種類の増ちょう剤と、複数分子炭化水素系アルコールの範疇内における2種類の基油によるグリースの評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を23.3重量部、ポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)M-30)を23.3重量部、ポリアルキレンポリオール(商品名 アデカポリエーテルP-400)を23.3重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、複数分子炭化水素系アルコールの範疇内における3種類の基油によるグリースの評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を15重量部、グリース基油としてパーフルオロポリエーテル(商品名 デムナム(登録商標)S-65、ダイキン工業株式会社製)を35重量部秤量し、実施例1-1同様な工程でちょう度が280となるように微調節してフッ素グリース組成物を調製した。このフッ素グリース組成物に、実施例1-1で調整したグリース組成物を50重量部追加したものを再度実施例1-1同様に混合し、複数基油式グリース組成物を調整、評価した。
本実施例は、複数分子炭化水素系アルコールを基油とするグリース組成物とフッ素グリース組成物を5:5で混合した複数基油式グリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を27重量部、グリース基油としてパーフルオロポリエーテル(デムナム(登録商標)S-65)を63重量部秤量し、実施例1-1と同様な工程でちょう度が280となるように微調節してフッ素グリース組成物を調製した。このフッ素グリース組成物に、実施例1-1で調整したグリース組成物を10重量部追加し、再度実施例1-1同様に混合し、複数基油式グリース組成物を調整、評価した。
本実施例は、複数分子炭化水素系アルコールを基油とするグリース組成物とフッ素グリース組成物を1:9で混合した複数基油式グリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を3重量部、グリース基油としてパーフルオロポリエーテル(デムナム(登録商標)S-65)を7重量部秤量し、実施例1-1と同様な工程でちょう度が280となるように微調節してフッ素グリース組成物を調製した。このフッ素グリース組成物に、実施例1-1で調整したグリース組成物を90重量部追加し、再度実施例1-1同様に混合し、複数基油式グリース組成物を調整、評価した。
本実施例は、複数分子炭化水素系アルコールを基油とするグリース組成物とフッ素グリース組成物を9:1で混合した複数基油式グリース組成物の評価を目的とした。
実施例1-1で調整したグリース組成物10重量部に対し、エタノールを45重量部、イソプロピルアルコールを45重量部追加し、ホモジナイザー処理を行い、不揮発成分10重量%のグリース希釈溶液(潤滑剤組成物)を調整、評価した。
本試料のせん断応力測定は、揮発乾燥後の不揮発成分を回収し、それを試料とした。ポリプロピレンの影響度観察に関しては、グリース希釈溶液に浸漬塗布し、取り出し乾燥させ、80℃で24時間放置し、重量変化を算出、判断した。
本実施例は、有機溶媒による本実施例のグリース希釈溶液の評価を目的とした。
実施例1-1で調整したグリース組成物10重量部に対し、ハイドロフルオロクロロオレフィンを45重量部、ハイドロフルオロエーテルを45重量部追加し、実施例4-1同様に不揮発成分10重量%のグリース希釈溶液(潤滑剤組成物)を調整、評価した。
本実施例は、フッ素系溶媒による本実施例のグリース希釈溶液の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を10重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を90重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素樹脂と基油との比率を1:9としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を60重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を40重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素樹脂と基油との比率を6:4としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を8重量部、メラミンシアヌレートを2重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を90重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素樹脂とメラミンシアヌレートを混合した増ちょう剤と基油との比率を1:9としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を48重量部、メラミンシアヌレートを12重量部、グリース基油としてポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)MH-20)を40重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、フッ素樹脂とメラミンシアヌレートを混合した増ちょう剤と基油との比率を6:4としたグリース組成物の評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が220mm2/sであるポリアルキレンアルコール(商品名 アデカカーポール(登録商標)M-250C、ADEKA社製)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、動粘度が高いポリアルキレンアルコールを基油としたグリースの評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が8mm2/sであるエステル油(商品名 サンソサイザー DOA、新日本理化社製)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。本実施例は、動粘度が低いエステル油を基油としたグリースの評価を目的とした。
増ちょう剤とてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が28mm2/sであるポリオールエステル(商品名 Priolube(登録商標) 1800、クローダ社製)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、動粘度が低いアルコールエステル油を基油としたグリースの評価を目的とした。
増ちょう剤としてPTFE樹脂(TLP-10F-1)を30重量部、グリース基油として40℃での動粘度が19mm2/sであるポリアルキルオレフィン(商品名 SpectraSyn(登録商標)4、エクソンモービル社製)を70重量部秤量し、実施例1-1同様グリース組成物を調製、評価した。
本実施例は、動粘度が低いポリアルキルオレフィンを基油としたグリースの評価を目的とした。
以上の結果から明らかなように、本実施例での範囲内でのグリース組成物とグリース希釈溶液では、低温におけるせん断応力が9000Pa以下を安定して維持でき、ポリプロピレン樹脂への悪影響も観察されなかった。この事により、炭化水素系グリースでありながら、ポリプロピレンなどの結晶性樹脂用途に適した、低温特性も優れたグリース組成物およびグリース希釈溶液が提供可能となった。
なお、本発明のグリース組成物の組成は、任意の添加剤などを付与することにより、様々な機能を追加発揮することが可能である。一例として、酸化防止剤を添加した実施例1-31組成では、十分な効果を達成した上に、更に塩水浸漬での鉄への防錆効果を確認することができた。このことにより、金属部品にも潤滑および防錆用途で利用することが可能となり、樹脂と金属の両方に適切な潤滑剤として利用できる。従来、金属と結晶性樹脂の複合部品などに利用の場合、材料に応じ潤滑剤の使い分けをしたり、マスキングをして塗りわけたりしなければならなかったが、本発明を用いればその煩雑さが改善され、製造プロセスが簡略化できる。このように、本発明では機能付与により今まで利用しづらかった部位や新規領域や商品への展開も可能となる。
Claims (12)
- 40℃における動粘度が100mm2/s以下となるポリアルキルアルコール又はポリアルキレンアルコール(以下、複数分子炭化水素系アルコールと呼ぶ)と、
増ちょう剤と、を含有するグリース組成物であって、
前記複数分子炭化水素系アルコールが、前記グリース組成物の全体における50重量%以上となっており、
前記増ちょう剤は、前記フッ素樹脂及びメラミンシアヌレートを含有したもので構成される
ことを特徴とするグリース組成物。 - 前記複数分子炭化水素系アルコールにおけるアルキル基又はアルキレン基の主鎖数が2~5であることを特徴とする請求項1に記載のグリース組成物。
- 前記複数分子炭化水素系アルコールにおけるモノマーのアルキル基又はアルキレン基の主鎖炭素数が2~5であり、かつ複合分子炭化水素系アルコールの数平均分子量(Mn)が200~2000であることを特徴とする請求項1に記載のグリース組成物。
- -40℃の条件下におけるせん断速度30s-1時のせん断応力が9000Pa以下となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のグリース組成物。
- 前記複数分子炭化水素系アルコールの40℃における動粘度が33mm2/s以下となることを特徴とする、
請求項1乃至4のいずれかに記載のグリース組成物。 - -40℃の条件下におけるせん断速度30s-1時のせん断応力が7200Pa以下となることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のグリース組成物。
- 前記増ちょう剤は、金属石けんを含まないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のグリース組成物。
- NLGIグレードでのちょう度規格1号(325±15)から ちょう度規格3号(235±15)となることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のグリース組成物。
- 酸化防止剤が添加されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のグリース組成物。
- ポリプロピレン樹脂用のグリースとして使用することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のグリース組成物。
- 請求項10に記載のグリース組成物が塗布されていることを特徴とするポリプロピレン樹脂部材。
- 請求項10に記載のグリース組成物が塗布されていることを特徴とする、金属部材及びポリプロピレン樹脂部材の複合部材。
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