JP7323930B2 - 往復移動機構 - Google Patents
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Description
また、所望の位置でマッサージ装置を停止させて、その部位に対してマッサージを行いたいなどの要望も、使用者から上がってきている。すなわち、部分的にマッサージをしたいという要望が上がっている。
つまり、特許文献1のベッド型のマッサージ機は、近年使用者から挙がってきている要望に応えるものとなっていない。すなわち、上記の要望に応えるためには、マッサージ装置の往復移動の駆動と停止を切り替えることができる構成を備えることが必要となる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、施療装置や運動装置などの往復移動と停止を容易に切り替えることができる往復移動機構を提供することを目的とする。
本発明にかかる往復移動機構は、ケース体と、回転駆動力を発生する駆動部と、前記回転駆動力を往復移動に変換して、前記ケース体を一方側と他方側との間で往復移動させる
往復移動変換部と、を有している往復移動機構において、前記往復移動変換部は、前記回転駆動力を偏心回転に変換し、前記偏心回転を前記一方側と他方側との間での往復移動に変換する構成とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記往復移動変換部の動作を駆動状態と非駆動状態とで切り替え可能に構成されているとよい。
好ましくは、前記切替手段は、前記駆動部が発生する前記回転駆動力を前記回転部材へ伝達又は非伝達とするクラッチ部材を有し、前記クラッチ部材は、前記回転駆動力により回転する駆動軸が一方方向に回転した場合に前記第1軸体へ当該回転駆動力を伝達し、前記駆動軸が逆方向に回転した場合に前記第1軸体へ当該回転駆動力の伝達を規制する「一方向クラッチ」で構成されているとよい。
好ましくは、前記回転部材の回転角度を検出し、その検出結果に基づいて、前記ケース体の位置を検出する位置検出部を有しているとよい。
好ましくは、前記回転部材の周縁であって、当該回転部材を覆うカバー体との間に、滑り止めを配備しているとよい。
なお、本発明にかかる往復移動機構の最も好ましい実施の形態は、ケース体と、回転駆動力を発生する駆動部と、前記回転駆動力を往復移動に変換して、前記ケース体を一方側と他方側との間で往復移動させる往復移動変換部と、を有している往復移動機構において、前記往復移動変換部は、前記回転駆動力を偏心回転に変換し、前記偏心回転を前記一方側と他方側との間での往復移動に変換する構成とされていて、前記往復移動変換部は、前記ケース体に連結され、前記回転駆動力により回転する第1軸体と、前記第1軸体が取り付けられ、当該第1軸体の回転軸心周りに回転する回転部材と、前記回転部材に取り付けられ、前記第1軸体の回転軸心から外れた位置に設けられている第2軸体と、前記第2軸体を前記一方側と他方側を向く方向に対して交差する方向で往復移動させる第1スライダ部と、を有しており、前記ケース体を前記一方側と他方側との間で往復移動させる第2スライダ部が設けられていて、前記第1軸体の回転と前記回転部材の偏心回転とを、前記第1スライダ部での前記第2軸体の往復移動と前記第2スライダ部での前記ケース体の往復移動に置き換え、前記ケース体の側方には、軸心が前記一方側と他方側を向く方向に対して交差する方向を向き且つ外側に突出状の棒材が設けられ、該棒材の先端にはローラが取り付けられ、前記第2スライダ部は前記回転部材より前方向に設けられた所定の長溝を有し、前記長溝には前記ローラが前記一方側と他方側を向く方向に移動自在なように嵌まり込むことを特徴とする。
なお、本発明の往復移動機構5の構成を説明するにあたって、本明細書ではベッド型のマッサージ機1内の肩部マッサージ装置33(施療装置)に備えられた往復移動機構5を例に挙げて説明する。以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。すなわち、本発明の往復移動機構5は、様々なマッサージ装置や運動装置に適用可能である。
すなわち、マッサージ機1の長手方向において、枕体2側を上側(一方側)とし、下部体4側を下側(他方側)とする。またそのとき、使用者が床面Fから見上げた方向を、天井方向乃至は前方向とする。これは、マッサージ機1上に、仰向けに寝た使用者から見た方向と一致する。
図1に示すように、本実施形態のマッサージ機1は、床面Fやベッドなど平らな面上に敷設でき、例えば仰臥した使用者の首筋や肩部などの部位や、肩胛骨部から腰部にかけての背部、臀部、腿裏部などの下肢などの施療部に対して、マッサージ動作を付与することができるものである。
すなわち、本実施形態のマッサージ機1は、仰向けに寝た使用者の頭部、首筋、肩部などが接する枕体2と、この枕体2の下側に接続されていて、使用者の肩胛骨部~腰部にかけての背部が接する背部体3と、この背部体3の下側に接続されていて、使用者の臀部や腿裏部などの下肢が接する下部体4と、を有している。
肩部マッサージ装置33は、先端に施療子36を備えた肩部アーム部材34と、回転駆動力を出力する駆動部7と、出力された回転駆動力により回転する駆動軸9と、その駆動軸9の回転を揺動運動に変換して、肩部アーム部材34を揺動させる揺動変換部35と、を有している。なお、マッサージ機1の構成については、後ほど説明する。
図2~図6に、本発明にかかる往復移動機構5の構成及び、その往復移動機構5によるケース体6(肩部マッサージ装置33)の往復移動の様子を示す。
図2~図6に示すように、本発明の往復移動機構5は、枕体2内の肩部マッサージ装置33に備えられ、この肩部マッサージ装置33を一方側と他方側との間で、往復移動させる機構である。なお、本実施形態においては、一方側と他方側の方向を、上下方向(長手方向)としている。
図2に示すように、ケース体6は、枕体2内において、浮遊した状態で、上下方向(長手方向)に移動可能に備えられている。ケース体6は、矩形状の筐体であって、使用者の
首筋や肩部などの施療部に対してマッサージ動作を付与する肩部アーム部材34と、回転駆動力を出力する駆動部7と、回転駆動力により回転する駆動軸9と、その駆動軸9の回転を揺動運動に変換して、肩部アーム部材34を揺動させる揺動変換部35と、を収容する。
駆動軸9は、軸心が左右方向を向き且つ、ケース体6の左端部から右端部に掛け渡されるように配備されている。駆動軸9の左端部と右端部には、揺動変換部35が取り付けられている。なお、本実施形態の駆動軸9は、正回転と逆回転する軸となっている。
このギアケース12は、ケース体6に設けられている。すなわち、往復移動変換部8へ回転駆動力を伝達するギアケース12と、駆動部7のギアケース11は、ケース体6内において左右方向に並んで設けられている。
往復移動変換部8は、ケース体6に連結され、回転駆動力により回転する第1軸体15と、その第1軸体15に取り付けられ、当該第1軸体15の回転軸心周りに回転する回転部材16と、その回転部材16に取り付けられ、第1軸体15の回転軸心から外れた位置に設けられている第2軸体17と、その第2軸体17を一方側と他方側を向く方向に対して交差する方向において案内する第1スライダ部18と、を有している。
第1軸体15の前端部(天井側)には、ウォームホイール14が取り付けられている。一方で、第1軸体15の後端部(床面F側)には、回転部材16が取り付けられている。第1軸体15は、ウォームホイール14から伝達される回転駆動力により回転すると共に、回転部材16を回転させる。
回転部材16(円盤部材)の中心には、前後方向(鉛直方向)に貫通した孔部20が設けられている。この孔部20が、回転部材16の回転軸心となる。つまり、回転部材16の回転軸心と、第1軸体15の回転軸心は、同一軸心となる。
なお、回転部材16は、本実施形態のように円盤状の部材でもよいし、平板状の部材(例えば、多角形状の板材)であってもよいし、両端部に第1軸体15と第2軸体17を設けることができる棒状の部材(クランク形状となるロッド部材)であってもよい。
本実施形態においては、第2軸体17は、前端部(天井側)が孔部21に嵌入されることにより、回転部材16(円盤部材)に取り付けられている。つまり、第2軸体17は、回転部材16から後側(床面F側)に向かって突出するように設けられる。また、本実施形態においては、第2軸体17の後端部(床面F側)には、ベアリング22が取り付けられている。
なお、第1軸体15と回転部材16と第2軸体17に関して、本実施形態では別々の部材として説明したが、一体形成し一つの部材としてもよい。
本実施形態の長溝19は、左右方向(幅方向)に長いものとなっている。また、本実施形態においては、長溝19には、第2軸体17の後端部に取り付けられているベアリング22が、左右方向に摺動自在に嵌まり込むようになっている。つまり、ベアリング22は、長溝19内に摺動自在に嵌まり込むスライダといえる。
さて、第1軸体15と第2軸体17について着目すると、第2軸体17は第1軸体15の周りを周回するように回転する。一方で、第2軸体17と長溝19について着目すると、第2軸体17は長溝19内を左右方向に往復移動する。
その偏心回転する回転部材16により、第1軸体15が上下方向に往復移動するようになる。この第1軸体15の往復移動により、ケース体6(肩部マッサージ装置33)が上下方向に往復移動する。
ところで、ケース体6の側方には、軸心が左右方向を向き且つ、外側に突出状の棒材24が設けられている。棒材24は、ケース体6の略四隅のそれぞれに設けられている。その棒材24の先端には、回転自在のローラ25が取り付けられている。
すなわち、ケース体6は、枕体2内において、上下方向に長い長溝26(第2スライダ部23)に、ケース体6の左右側方に設けられたローラ25が上下方向に摺動自在に嵌まり込むことにより、浮遊した状態で、上下方向に移動可能に備えられている。
往復移動機構5は、往復移動変換部8の動作を駆動状態と非駆動状態とで切り替え可能とすべく、回転部材16を回転又は停止させる切替手段を有している。切替手段は、駆動部7が発生する回転駆動力を回転部材16へ伝達又は非伝達とするクラッチ部材27を有している。
本実施形態のクラッチ部材27は、駆動軸9の長手方向中央に取り付けられたウォームギア13の内部に設けられている。クラッチ部材27は、駆動軸9の回転方向によって、クラッチ部材27の内部に設けられたギアの噛み合いを切り替えることによって、ウォームギア13による第1軸体15への動力伝達を、伝達乃至は非伝達とする。
すなわち、クラッチ部材27は、駆動軸9とウォームギア13の動力伝達を繋げることで、第1軸体15を介して回転駆動力を回転部材16へ伝達し、ケース体6(肩部マッサージ装置33)を上下方向へ往復移動させる。
すなわち、クラッチ部材27は、駆動軸9とウォームギア13の動力伝達を切断することで、第1軸体15が回転しなくなることにより、回転駆動力が回転部材16へ非伝達となり、ケース体6(肩部マッサージ装置33)が上下方向へ往復移動することを停止する。
位置検出部は、図示はしないが、例えば回転部材16上に、回転部材16の円弧に沿うように湾曲した側壁部を設けておき、その側壁部が所望の位置を通過したとき、光センサでその位置を検出することで、その回転部材16の回転角度を検出する。検出された回転部材16の回転角度に基づいて、ケース体6の上下方向の位置を検出する。なお、位置検出部としては、ロータリーエンコーダなどを採用するとよい。
動範囲の一方端(上端)、又は、他方端(下端)に位置していると検出するとよい。
また、位置検出部は、回転部材16が所定の位置にきたとき、その回転角度を検出し、その検出結果に基づいて、ケース体6(肩部マッサージ装置33)の所定位置(例えば、上下方向の中間位置など)を検出するようにしてもよい。
図4、図5の(A)に示す、ケース体6が往復移動可能範囲の上端に位置するところから、(B)~(D)を経て一往復して(A)の位置に戻る、一往復の動作について説明する。
なお、この第2軸体17は、第1軸体15の回転軸心周りに回転しているようにも見える。つまり、回転部材16は、第1軸体15の回転軸心周りに偏心回転するようになる。
第1軸体15が下方へ移動することにより、ローラ25が長溝26(第2スライダ部23)に沿って下方へ移動し、ケース体6(肩部マッサージ装置33)が上下方向の中央に位置するようになる。
図4、図5の(C)に示すように、第2軸体17のベアリング22が長溝19内の左端から左右方向中央に移動すると、回転部材16がさらに下方に移動することにより、第1軸体15は往復移動可能範囲の下端に移動する。
その後、第1軸体15の回転によって、第2軸体17はさらに右方向に移動し、ベアリング22が長溝19内の右方向に移動する。これにより、回転部材16が上方に移動し、第1軸体15が上方に移動する。ローラ25が長溝26に沿って上方へ移動し、ケース体6(肩部マッサージ装置33)が上方へ移動する(上昇に転じる)。
第1軸体15が上方へ移動することにより、ローラ25が長溝26に沿って上方へ移動し、ケース体6(肩部マッサージ装置33)が上下方向の中央に位置するようになる。
第2軸体17のベアリング22が長溝19内の右端から左右方向中央に移動すると、回転部材16がさらに上方に移動することにより、第1軸体15がさらに上方に移動する。第1軸体15が上端側へ移動することにより、ローラ25が長溝26に沿って上方へ移動しケース体6(肩部マッサージ装置33)が往復移動可能範囲の上端(図4、図5に示す(A)の位置)に戻る。
以上述べた本発明の往復移動機構5によれば、肩部マッサージ装置33(ケース体6)の往復移動と停止を容易に切り替えることができる構成を備えることで、使用者の様々な部位の施療部に対してマッサージを行うことができる。
また、本発明の往復移動機構5を駆動させて、例えば使用者の首筋の長手方向中央あたりでマッサージ装置を停止させて、その停止させた位置に対応する首筋の施療部に対して、十分なマッサージ効果を付与することができる。
また、本発明の往復移動機構5を運動装置に備えた場合には、その往復移動機構5を駆動させて運動装置をより大きく往復移動させたり停止させることにより、使用者に対してより効果的なバランス運動を付与することができる。
図1に示すように、本実施形態のマッサージ機1は、ベッド型であって、枕体2と背部体3と下部体4とを有している。
枕体2は、使用者の頭部や首筋などに沿うように、床面F上に長手方向を向いて寝かせるように設置されるものである。この枕体2は、幅が使用者の肩幅よりやや広く且つ、天井方向(鉛直方向)の厚みが幅方向(左右方向)に比して薄い板形状(プレート形状)に形成された部材である。
開口部28には、肩部マッサージ装置33の肩部アーム部材34や施療子36が天井方向に突出するように配備される。なお、開口部28は、肩部アーム部材34や施療子36が使用者の頭部や首筋や肩部などの施療部に直接当たらないように、布状の表カバー体(
図示せず)などにより隙間なく覆われている。この枕体2の下側には、背部体3が配備されている。
背部体3は、幅が使用者の肩幅よりやや広く且つ、天井方向の厚みが幅方向に比して薄い板形状(プレート形状)に形成された部材である。また、背部体3は、内部が空洞となった筐体である。
開口部29には、背部マッサージ装置37の背部アーム部材38や施療子42が天井方向に突出するように配備される。なお、開口部29は、背部アーム部材38や施療子42が使用者の背部の施療部に直接当たらないように、布状の表カバー体(図示せず)などにより隙間なく覆われている。また、本実施形態においては、背部体3の側方に各マッサージ装置33,37を駆動させる操作部30(操作スイッチ)が設けられている。
下部体4は、使用者の臀部や裏腿部などの下肢に沿うように、床面F上に長手方向を向いて寝かせるように設置されるものである。また、下部体4は、床面F上において、下部体4の下側(他方側)に長手方向に沿って配備される。
背部体3の下端(他方端)と下部体4の上端(一方端)は、連結部材32を介して、折り曲げ自在に連結されている。この連結部材32は、背部体3と下部体4の長手方向における位置を調整可能とするものである。連結部材32は、布材などの折りたたみ自在の材料等、可撓性を有し且つ長手方向に伸縮可能な部材で形成されているとよい。
また、背が高い使用者の場合、連結部材32を長く伸ばして、背部体3と下部体4を離しておいて、背部に背部マッサージ装置37を合わせると共に、臀部に下部マッサージ装置を合わせるように使用することができる。このようにすると、背が高い使用者でも、本発明のマッサージ機1を使用することができる。
さて、肩部マッサージ装置33や背部マッサージ装置37などについては、様々なマッサージ装置を採用することができる。以下に、肩部マッサージ装置33及び背部マッサージ装置37の一例を挙げる。
図7に示すように、肩部マッサージ装置33は、長尺の板材で形成された肩部アーム部材34と、回転駆動力を出力する駆動部7と、出力された回転駆動力により回転する駆動軸9と、その回転軸の回転を揺動運動に変換して、肩部アーム部材34を揺動させる揺動変換部35と、を有している。肩部アーム部材34は、左右一対備えられている。
なお、このような肩部マッサージ装置33に関して、例えば、特開2018-029722号公報に記載の機構などを採用してもよい。
図8に示すように、背部マッサージ装置37は、長尺の板材で形成された背部アーム部材38と、回転駆動力を出力する駆動部39と、出力された回転駆動力により回転する回転軸40と、その回転軸40の回転を揺動運動に変換して、背部アーム部材38を揺動させる揺動変換部41と、を有している。背部アーム部材38は、左右一対備えられている。
揺動変換部41により回転駆動力が揺動運動に変換されることにより、背部アーム部材38が揺動し、それに伴って施療子42が左右方向に近接離反を繰り返す。これにより、使用者の肩部下側~肩胛骨部~腰部などの施療部に対して掴み揉みマッサージや叩きマッサージなどが行われることとなる。
特に、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。例えば、マッサージ装置33,37に備えられている揉みアーム34,38の長さや、揉みアーム34,38の回転軸9,40に対する傾斜角度、左右にある揉みアーム34,38の離間距離などは、施療範囲を鑑み適宜変更可能である。
本実施形態においては、ケース体6を上下方向に往復移動させる構成について説明したが、ケース体6を左右方向に往復移動させることもできる。すなわち、一方側と他方側の方向を、左右方向とし、一方側と他方側を向く方向に対して交差する方向を、上下方向とするとよい。
また、本発明の往復運動(図7に示すような往復運動)を如く、よりスムーズに動作させるために、回転部材16の周縁にゴム製のOリング50のような滑り止めを配置することは、非常に好ましい。
このOリング50の作用効果は、以下の通りである。
そこで、図7に示すように、回転部材16の周縁にゴム製のOリング50のような滑り止めを入れ、回転部材16の回転に対して抵抗を与え、例えば、図4の(B)や(D)のような場合になっても、施療子36が一瞬移動するような動作を防止することが可能となる。なお、回転部材16の周縁に設けられたゴム製のOリング50の、カバー体51に対する抵抗(滑り抵抗)は僅かであり、回転部材16の通常の回転には支障をきたすものとはなっていない。
この場合、往復移動機構5により、当該往復移動機構5上に配備された施療子や回転ローラを最先端に移動させ、同時にエアバックを膨張させると、足先が過剰に挟み込まれることとなり、刺激が強すぎるものとなる可能性がある。その対策の一例として、足ツボローラが使用者の足の先端に来た際には、エアバッグによる押圧マッサージ機構を制限する(エアバッグを膨らませない)ように制御することが好ましい。
2 枕体
3 背部体
4 下部体
5 往復移動機構
6 ケース体
7 駆動部
8 往復移動変換部
9 駆動軸
10 駆動モータ
11 ギアケース
12 ギアケース
13 ウォームギア
14 ウォームホイール
15 第1軸体
16 回転部材(円盤部材)
17 第2軸体
18 第1スライダ部
19 長溝
20 孔部
21 孔部
22 ベアリング
23 第2スライダ部
24 棒材
25 ローラ
26 長溝
27 クラッチ部材
28 開口部
29 開口部
30 操作部
31 揺動支持部
32 連結部材
33 肩部マッサージ装置
34 肩部アーム部材
35 揺動変換部
36 施療子
37 背部マッサージ装置
38 背部アーム部材
39 駆動部
40 回転軸
41 揺動変換部
42 施療子
50 Oリング
51 カバー体
Claims (9)
- ケース体と、回転駆動力を発生する駆動部と、前記回転駆動力を往復移動に変換して、前記ケース体を一方側と他方側との間で往復移動させる往復移動変換部と、を有している往復移動機構において、
前記往復移動変換部は、前記回転駆動力を偏心回転に変換し、前記偏心回転を前記一方側と他方側との間での往復移動に変換する構成とされていて、
前記往復移動変換部は、前記ケース体に連結され、前記回転駆動力により回転する第1軸体と、前記第1軸体が取り付けられ、当該第1軸体の回転軸心周りに回転する回転部材と、前記回転部材に取り付けられ、前記第1軸体の回転軸心から外れた位置に設けられている第2軸体と、前記第2軸体を前記一方側と他方側を向く方向に対して交差する方向で往復移動させる第1スライダ部と、を有しており、
前記ケース体を前記一方側と他方側との間で往復移動させる第2スライダ部が設けられていて、前記第1軸体の回転と前記回転部材の偏心回転とを、前記第1スライダ部での前記第2軸体の往復移動と前記第2スライダ部での前記ケース体の往復移動に置き換え、
前記ケース体の側方には、軸心が前記一方側と他方側を向く方向に対して交差する方向を向き且つ外側に突出状の棒材が設けられ、該棒材の先端にはローラが取り付けられ、前記第2スライダ部は前記回転部材より前方向に設けられた所定の長溝を有し、前記長溝には前記ローラが前記一方側と他方側を向く方向に移動自在なように嵌まり込む
ことを特徴とする往復移動機構。 - 前記回転駆動力が伝達されると、前記回転部材が前記第1軸体の回転軸心周りに回転し、
前記第2軸体は、前記第1軸体の周りを公転するように回転し、
前記第1スライダ部は、前記第2軸体を前記一方側と他方側を向く方向に対して交差する方向の間で往復移動させ、
前記回転部材は、前記第1スライダ部での前記第2軸体の往復移動により、当該第2軸体の軸心周りに偏心回転するようになり、
前記第1軸体は、前記回転部材が偏心回転することにより、前記一方側と他方側との間で往復移動し、
前記ケース体は、前記第1軸体を介して、前記一方側と他方側との間で往復移動する構成とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の往復移動機構。 - 前記往復移動変換部の動作を駆動状態と非駆動状態とで切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の往復移動機構。
- 前記往復移動変換部の動作を駆動状態と非駆動状態とで切り替え可能とすべく、前記回転部材を回転又は停止させる切替手段を有している
ことを特徴とする請求項3に記載の往復移動機構。 - 前記切替手段は、前記駆動部が発生する前記回転駆動力を前記回転部材へ伝達又は非伝達とするクラッチ部材を有し、
前記クラッチ部材は、前記回転駆動力により回転する駆動軸が一方方向に回転した場合に前記第1軸体へ当該回転駆動力を伝達し、前記駆動軸が逆方向に回転した場合に前記第1軸体へ当該回転駆動力の伝達を規制する「一方向クラッチ」で構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の往復移動機構。 - 前記駆動部には、駆動モータが一つ備えられていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の往復移動機構。
- 前記回転部材の回転角度を検出し、その検出結果に基づいて、前記ケース体の位置を検出する位置検出部を有している
ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の往復移動機構。 - 前記回転部材の周縁であって、当該回転部材を覆うカバー体との間に、滑り止めを配備していることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の往復移動機構。
- 前記往復移動変換部により施療子を移動させて当該施療子が所定の位置又は位相に来た際には、所定のマッサージ機構の動きを制限するように構成されている
ことを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の往復移動機構。
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JP3176336U (ja) | 2012-04-05 | 2012-06-14 | 翔天電子實業有限公司 | 按摩装置 |
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