JP2010213777A - 枕型マッサージ装置 - Google Patents

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震海 張
Koichi Numata
康一 沼田
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Abstract

【課題】寝姿勢にある使用者の首〜肩〜背中に亘る施療範囲内の適宜位置においてマッサージ施術を確実に行う。
【解決手段】本発明に係る枕型マッサージ装置1は、床面F上に載置されるベース部2と、ベース部2の後部側で上方に配設され且つ寝姿勢にある使用者Mの頭部を載置する枕部5と、ベース部2の前部側に配設され且つ枕部5に頭部を載置した使用者Mの首から背中に亘る施療部をマッサージする左右一対の施療子12,12と、この左右一対の施療子12,12を駆動するマッサージ機構3と、使用者Mの施療部内であって第1の施療部をマッサージ可能とする枕部5の第1位置P1と施療部内であって第2の施療部をマッサージ可能とする枕部5の第2位置P2とに枕部5の位置を切り換える枕位置調整機構6と、が備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用者の首や肩をマッサージ可能とする枕型のマッサージ装置に関するものである。
例えば、特許文献1などに開示されているように、枕型のマッサージ装置は公知である。この種のマッサージ装置は、寝ころんだ状態の使用者の首部を左右から挟み込んだ状態で相互接近及び離反する一対の施療子(揉み玉)を有し、これら一対の施療子のまわりをクッション材等によって枕型に形成させ、人体の頭部を支持できるようにしたものである。
特開2003−235919号公報
従来公知の枕型マッサージ装置では、寝姿勢の使用者の首部をマッサージするだけの機能しか備えていなかった。そのため、例えば肩部、或いは肩から背中にかけた部位などをマッサージしたいという要望に対しては、施療子と頭部を支持する部位(枕)との間の距離が固定されているために、簡単には対処できない問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、首から背中にかけた施療範囲内の適宜位置においてマッサージ施術が行える枕型マッサージ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る枕型マッサージ装置は、床面上に載置されるベース部と、このベース部の後部側で上方に配設され且つ寝姿勢にある使用者の頭部を載置する枕部と、ベース部の前部側に配設され且つ枕部に頭部を載置した使用者の首から背中に亘る施療部をマッサージする左右一対の施療子と、この左右一対の施療子を駆動するマッサージ機構と、使用者の施療部内であって第1の施療部をマッサージ可能とする枕部の第1位置と、前記施療部内であって第2の施療部をマッサージ可能とする枕部の第2位置とに、前記枕部の位置を切り換える枕位置調整機構と、が備えられていることを特徴とする。
このような構成であれば、マッサージ機構により第1の施療部(例えば首筋)をマッサージするときに頭部を支持するうえで最適な枕部の配置と、マッサージ機構により第2の施療部(例えば肩〜背中)をマッサージするときに頭部を支持するうえで最適な枕部の配置とを、枕位置調整機構によって変更可能である。言い換えれば、枕位置調整機構による枕部の位置変化に伴い、頭部を載置する場所が変わり、必然的に施療子が当接する人体部分も変化して、首から背中にかけた施療範囲内の適宜位置において、好適なマッサージ施術を行うことが可能となる。
好ましくは、前記枕部の第2位置は、枕部の第1位置に比して前記ベース部から高位に設定されているとよい。
さらに好ましくは、前記枕部の第2位置は、枕部の第1位置に比して前記ベース部から高位に設定されると共に前記施療子から離反する位置に設定されているとよい。
前記枕位置調整機構は、平行リンク機構で構成されているとよい。
また、前記マッサージ機構には、前記左右一対の施療子の左右方向間隔を可変とする幅位置調整機構が設けられているとよい。
こうすることで、第1の施療部(例えば首筋)をマッサージする際には、左右一対の施療子の間隔を狭くすることができ、第2の施療部(例えば肩〜背中)をマッサージするときには、肩や背中に合わせて左右一対の施療子の間隔を広くすることができる。また、使用者の好みにより、左右一対の施療子の間隔を可変とすることもできる。
本発明に係る枕型マッサージ装置では、寝姿勢の使用者の首〜肩〜背中にかけた施療範囲内の適宜位置においてマッサージ施術が確実に行える。
図1は、(A)は本発明に係る枕型マッサージ装置で第1の施療部をマッサージしている状況を示した側面図であり、(B)は第2の施療部をマッサージしている状況を示した側面図である。 図2は、本発明に係る枕型マッサージ装置の斜視図である。 図3は、本発明に係る枕型マッサージ装置の内部構造を示した斜視図である。 図4は、本発明に係る枕型マッサージ装置の内部構造を示した平面図である。 図5は、本発明に係る枕型マッサージ装置の内部構造を示した正面図である。 図6は、本発明に係る枕型マッサージ装置の内部構造を示した側面図である。 図7は、枕部を支持するために用いられた枕受け板の斜視図である。 図8は、本発明に係る枕型マッサージ装置の別実施形態を示した側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1〜図7は、本発明に係る枕型マッサージ装置の第1実施形態を示している。
枕型マッサージ装置1は、床面F上への据え置きに好都合なように形成されたベース部2と、このベース部2の前部にに設けられたマッサージ機構3と、ベース部2の後部側においてベース部2から上方へ所定高さに保持された枕部5(図1及び図2参照)とを有している。
そして、この枕型マッサージ装置1は、その左側部に、ベース部2に対する枕部5の位置を、使用者Mの所望に応じて切り換えられるようにした枕位置調整機構6を有している。
本実施形態においてベース部2には、マッサージ機構3の一部や枕部5を除いて当該ベース部2の上方を覆うようになった上部ケース8が被せられるようになっており、これらベース部2と上部ケース8とで、枕型マッサージ装置1のケーシング9が形成されるものとしてある。
なお、枕型マッサージ装置1の説明において使用する前後・左右・上下の各方向は、図2に記した通りである。なお、枕型マッサージ装置1の前後方向は、枕部5上に人体頭部を載せて仰向けになった使用者M(図1参照)からすれば、その身長方向に同じとなる。
まず、図3〜図5を用いてマッサージ機構3を説明する。
マッサージ機構3は、左右一対のマッサージ部材12(施療子)と、これら左右のマッサージ部材12における左右方向間隔を可変にする幅位置調整機構13と、左右のマッサージ部材12にマッサージ動作を行わせる駆動部14と、を有している。
左右のマッサージ部材12は、前方向へ突出する左右一対の支持アーム20と、これら支持アーム20の先端部(前端部)で互いに対向して設けられた肉厚な円盤型の揉み玉21とを有したものとしてある。揉み玉21は、例えば樹脂や硬質ゴムなどによって形成することができる。
また駆動部14は、左右のマッサージ部材12を相互に近接離反動作させる揉み駆動部23と、左右のマッサージ部材12に対して交互の叩き動作を行わせる叩き駆動部24とを有したものとしてある。
揉み駆動部23は、マッサージ部材12の支持アーム20に対してその基端部に設けられた傾斜回転部材25と、この傾斜回転部材25を貫通した状態で軸心を左右方向へ向けて架設された回転軸26と、この回転軸26を回転駆動する揉みモータ27と、支持アーム20の基端部下部に設けられてこの支持アーム20が回転軸26に伴って連れ回りすることを規制する振れ止め機構28とを有している。この触れ止め機構28には例えばボールジョイントやユニバーサルジョイント等の自在継ぎ手を採用可能である。
傾斜回転部材25は、回転軸26に対してその軸心に同心で且つ傾斜する状態で環状部材29を一体回転可能に取り付け、この環状部材29の外周部にベアリング等から成るスリップリングを回転自在に取り付け、このスリップリングを支持アーム20の基端部に埋め込んだ構造となっている。
なお、回転軸26には、環状部材29を貫通する部分の外周面に対してその軸方向に平行な溝が形成され、これによってスプライン軸部30が構成されている。これに対して環状部材29は、その内周面がスプライン軸部30に噛合するナット構造となっており、これによって回転軸26まわりでの回転が阻止されたまま、軸移動(左右移動)が自在となっている。この構造は、後述の幅位置調整機構13として必要とされる。
この揉み駆動部23では、揉みモータ27の駆動によって回転軸26を回転させると、その回転中心を軸として傾斜回転部材25のスリップリングがゆらぎ状の回転ブレを起こすようになり、この回転ブレが支持アーム20を介して揉み玉21へと伝えられるようになる。
支持アーム20は、触れ止め機構28によって回転軸26と供回りしない状態に保持されるが、前後方向・左右方向及び上下方向に沿った所定範囲の動作は許容されている。また、左右の支持アーム20間において、傾斜回転部材25の傾斜方向は回転軸26まわりで180°の位相差に保持されている。このようなことから、左右の支持アーム20は互いの揉み玉21を相互近接及び相互離反させることを繰り返すように動作することになり、これがマッサージ部材12としての揉み動作を発生させるものとなる。
一方、叩き駆動部24は、モータ軸を後方へ突出状態にして配置された揉みモータ32と、この揉みモータ32からの回転出力を左方及び右方へ突出する駆動軸へと伝達する駆動変換部33と、この駆動変換部33の左右の駆動軸に対して180°の位相差で偏心して設けられた左右の偏心カム34と、これら左右の偏心カム34を回転自在に抱持するカムハウジング35に対して前方へ突出して設けられたリンクレバー36とを有している。
偏心カム34は、ベアリングに対してその内輪側又は外輪側に偏心環状部材を装着することによって、駆動変換部33の駆動軸とカムハウジング35との軸心を不一致にさせたものである。またリンクレバー36の先端部は、マッサージ部材12が有する支持アーム20の基端部に連結されているが、この連結部分は、上記した触れ止め機構28(ボールジョイント等)を形成したものとなっている。すなわち、リンクレバー36の先端部に触れ止め機構28が設けられ、この触れ止め機構28を介して支持アーム20の基端部が連結されていることになる。
従ってこの叩き駆動部24では、揉みモータ32を駆動させると、偏心カム34の偏心回転を受けてカムハウジング35が円周移動するようにより、このカムハウジング35からリンクレバー36に対して前後方向の押引動作が伝えられるようになる。このようなことから、左右の支持アーム20は互いの揉み玉21を回転軸26のまわりで小刻みに揺動させることになることから、これがマッサージ部材12としての叩き動作を発生させることになる。
なお、左右の支持アーム20に生じる揺動は、左右の偏心カム34が逆位相で設けられていることから、交互に生じるようになっている。ただ、これは限定される事項ではなく、例えば左右の偏心カム34に対してそれらの位相差をゼロにさせるような適宜切換機構を設けておけば、左右の支持アーム20が同期して同じ向きに揺動するように、叩き動作の設定(叩きパターン)を変更可能にできることになる。
幅位置調整機構13は、上記したように回転軸26に対してマッサージ部材12の支持アーム20(環状部材29)が軸移動自在になった構造を利用して、左右のマッサージ部材12の相互間隔を狭めたり(相互近接させたり)、反対に広げたり(相互離反させたり)できるようにしてある。
この幅位置調整機構13の具体的構造は、環状部材29からその後方へ突出する状態で可動腕40が設けられており、この可動腕40の後端部に、軸心を左右方向へ向けつつ前後で平行する状態に架設されたネジ軸41とガイドバー42とが貫通されたものとなっている。ネジ軸41の一端部はベース部2の側面まで延ばされており、ベース部2から外部へ突出する状態で幅調節ハンドル45が取り付けられている。
ネジ軸41には、可動腕40を貫通する部分に互いに逆ネジ関係となる雄ねじ部が設けられており、可動腕40には、ネジ軸41の各雄ねじ部に螺合するナット部材43が設けられている。当然に、左右のナット部材43(左右のマッサージ部材12に設けられたもの)も互いに逆ネジの関係とされている。すなわち、ネジ軸41(幅調節ハンドル45)を左又は右の一方向へ回転させると、左右のマッサージ部材12は相互間隔を狭め、ネジ軸41をこれとは逆方向へ回転させると、左右のマッサージ部材12は相互間隔を広げるようになる。
次に、枕部5及び枕位置調整機構6について説明する。
図1及び図2に示すように、枕部5は、マッサージ機構3によるマッサージ時に人体頭部(寝状態となった使用者の頭部)を支持するもので、平面視した形状を例えば角の丸い長方形や楕円形などとして、扁平に形成されている。クッション材などを内蔵させて適度な柔らかさ(緩衝効果)が得られるようにしたり、通気性や保温機能を持たせたり、表面を汚れにくいレザーカバーなどで覆うようにするなど、形状や構造に関して何ら限定されるものではない。
枕位置調整機構6は、上記したようにベース部2に対する枕部5の配置を、使用者Mの所望に応じて切り換えるためのものである。枕部5の配置は、図1(A)に示すような第1枕位置P1(枕部の第1位置)と、図1(B)に示すような第2枕位置P2(枕部の第2位置)との2つの位置が含まれている。
第1枕位置P1は、施療範囲内に設定される第1の施療部(例えば首)をマッサージ機構3によりマッサージするときに、人体頭部を支持すべき好適位置として設定される。また第2枕位置は、第1の施療部よりも身長方向で上方(ベース部2の後方)となる第2の施療部(例えば肩)をマッサージ機構3によりマッサージするときに、人体頭部を支持すべき好適位置として設定される。
言い換えれば、枕部5の第2位置P2は、枕部5の第1位置P1に比してベース部2から高い位置すなわち上方に離れた位置にある。さらに、枕部5の第2位置P2は、枕部5の第1位置P1に比して、一対のマッサージ部材12,12から離反する位置すなわち一対のマッサージ部材12,12からの距離が遠くなる後方位置に設定されている。
なお、本実施形態では第1枕位置P1と第2枕位置P2との2つの位置だけとしているが、それを超える位置数を設定する構成としてもよい。
図5〜図7に示すように、この枕位置調整機構6の具体的構造は、ベース部2から上方へ突出する枕支持フレーム50と、この枕支持フレーム50の突出位置を変更させる位置可変部51とを有し、枕支持フレーム50の上部で枕部5を支持するようになっている。
枕支持フレーム50は、ベース部2上で左右方向に所定間隔を保持して設けられた左右一対の平行リンク機構53と、これら左右の平行リンク機構53の上部間を連結する枕受け板54とにより形成されている。
平行リンク機構53は、ベース部2上で前後に所定間隔をおいて前後揺動自在に設けられた前後一対の揺動レバー55と、これら揺動レバー55を互いに平行状態とさせながらそれらの各上端部に枢支された連結部材56とを有したものである。なお、本実施形態では、左右の平行リンク機構53における連結部材56により、それらの上部で枕受け板54を支持する構造としてあるが、枕受け板54に対して左右の連結部材56を一体形成することも可能である。
位置可変部51は、枕支持フレーム50の枕受け板54に対しその下面に設けられた動作入力部60と、この動作入力部60の下方で左右方向に移動可能に設けられた動作出力部61とを有して、板カムを構成させたものとなっている。
すなわち、動作入力部60は、左右方向で傾斜する下面を有した角柱状に形成されたもので、動作出力部61(図4参照)はスライド台62の上面に球状突起63を保持させたものとして形成されている。
図3及び図4に示すように、動作出力部61のスライド台62には、軸心を左右方向へ向けつつ前後で平行する状態に架設された3本の軸(41,42,65)が貫通されたものとなっている。これら3本の軸のうち、中央に配置された軸は、幅位置調整機構13のガイドバー42を利用したもので、この軸方向中央部が雄ねじ部66として形成されている。
またこのガイドバー42の前側に配置された軸は幅位置調整機構13のネジ軸41を利用したもので、この軸方向中央部(相対逆ネジ関係で形成された2箇所の雄ねじ部の相互間)がガイドバー67として形成されている。
ガイドバー42と、この後側に配置されたガイドバー65とは、歯車列68を介して相対逆回転する関係に保持されており、このうちガイドバー65の一端部は、ベース部2の側面(幅位置調整機構13の幅調節ハンドル45に対する隣)まで延ばされており、ベース部2から外部へ突出する状態で高さ調節ハンドル70が取り付けられている。
そして、スライド台62には、ガイドバー42の雄ねじ部66が貫通する部分に、この雄ねじ部66と螺合する雌ねじ部が設けられている。
従って、ガイドバー65(高さ調節ハンドル70)を左又は右の一方向へ回転させると、スライド台62が左右方向の一方向へ移動し、動作出力部61が動作入力部60を押し上げ、枕受け板54と共に枕部5が上昇するようになる。すなわち、枕部5は図1(A)に示した第1枕位置P1から図1(B)に示した第2枕位置P2へと位置変更される。
枕部5は、左右一対の平行リンク機構53を有した枕支持フレーム50によって支持されているので、このときの枕部5の上昇(第1枕位置P1から第2枕位置P2への位置変更)は、ベース部2に対する高位方向と身長方向の上方(ベース部2の後方)とで合成される斜め方向への移動となる。
反対に、ガイドバー65(高さ調節ハンドル70)を上記とは逆方向へ回転させると、スライド台62が左右方向の他方向へ移動し、動作出力部61による動作入力部60の押し上げ作用が徐々に弱められるようになるので、枕受け板54と共に枕部5が下降するようになる。
なお、本実施形態ではこのときの枕部5の下降を確実にさせるため、枕支持フレーム50の連結部材56とガイドバー65との間に引張バネ72(図3参照)を取り付けて、枕部5を常時下方へ引張付勢するようにしてある。これによって枕部5がどの位置にあっても安定する(ガタツキが生じない)という副次的効果も得られている。
以上のような構成を有する枕型マッサージ装置1の作動態様は、以下の通りである。
使用者Mはまず、首から背中にかけた施療範囲内でマッサージ部材12が当接する位置を所望に合わせるようにしながら仰向けになり、この枕型マッサージ装置1を、首後面と床面Fとの間に配置させる。
このとき使用者Mは、幅位置調整機構13の幅調節ハンドル45を必要に応じて操作して、左右のマッサージ部材12における左右方向間隔を調節する。またこれと共に、枕位置調整機構6の高さ調節ハンドル70を必要に応じて操作し、頭部が安定し、楽な姿勢を保持できるように、枕部5を頭部に合わせるように位置調節をする。
例えば図1(A)に示すように、マッサージ機構3により第1の施療部(例えば首)をマッサージするのであれば、この第1の施療部に対してマッサージ部材12を当接させた状態で、使用者Mの頭部を最適な状態に支持できるように、高さ調節ハンドル70を操作して枕部5を第1枕位置P1へ配置する。
このような位置調節ができた段階で、スタートスイッチをONにしてマッサージ機構3の揉み駆動部23と叩き駆動部24とのうち一方又は双方を作動させる。
その後、例えば図1(B)に示すように、マッサージ機構3により第2の施療部(例えば肩〜背中)をマッサージするのであれば、この第2の施療部に対してマッサージ部材12を当接させた状態で、使用者Mの頭部を最適な状態に支持できるように、高さ調節ハンドル70を操作して枕部5を第2枕位置P2へ配置する。
このような位置調節ができた段階で、スタートスイッチをONにしてマッサージ機構3の揉み駆動部23と叩き駆動部24とのうち一方又は双方を作動させる。かくして、使用者Mは、首から背中にかけた施療範囲内の適宜位置において、左右のツボ位置をマッサージ機構3によって同時進行でマッサージできるようになる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
枕部5を第1枕位置P1と第2枕位置P2とで位置変更させるときに、枕部5を斜め方向への移動ではなく垂直にのみ上下動させるような仕様としてもよい。図8に示すように、枕部を二重構造とし、下部枕部5Dに上部枕部5Uを重ねることで、第2枕位置P2を実現し、下部枕部5Dを上部枕部5Uから取り去る(下部枕部5Dの後方側に上部枕部5Uをひっくり返して移動させる)ことで、第1枕位置P1を実現してもよい。
この枕型マッサージ装置1は、床面Fへ据え置いた状態で使用するのはあくまでも一般的(代表的)な使用例であって、必ずしも限定されるわけではない。例えば、椅子の背もたれをリクライニング機構によってある程度、後傾させ、そのヘッドレストと人体頭部との間へ挟み込んで使用するといったことも可能である。
枕位置調整機構6や幅位置調整機構13は、電動モータによって駆動する機構として構成させることも可能である。
その他、細部の構造、部材形状、材質、採用機構などは、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
1 枕型マッサージ装置
2 ベース部
3 マッサージ機構
5 枕部
6 枕位置調整機構
12 マッサージ部材
13 幅位置調整機構
P1 第1枕位置
P2 第2枕位置

Claims (5)

  1. 床面上に載置されるベース部と、
    このベース部の後部側で上方に配設され且つ寝姿勢にある使用者の頭部を載置する枕部と、
    ベース部の前部側に配設され且つ枕部に頭部を載置した使用者の首から背中に亘る施療部をマッサージする左右一対の施療子と、
    この左右一対の施療子を駆動するマッサージ機構と、
    使用者の施療部内であって第1の施療部をマッサージ可能とする枕部の第1位置と、前記施療部内であって第2の施療部をマッサージ可能とする枕部の第2位置とに、前記枕部の位置を切り換える枕位置調整機構と、
    が備えられていることを特徴とする枕型マッサージ装置。
  2. 前記枕部の第2位置は、枕部の第1位置に比して前記ベース部から高位に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の枕型マッサージ装置。
  3. 前記枕部の第2位置は、枕部の第1位置に比して前記ベース部から高位に設定されると共に前記施療子から後方側へ離反する位置に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の枕型マッサージ装置。
  4. 前記枕位置調整機構は、平行リンク機構で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の枕型マッサージ装置。
  5. 前記マッサージ機構には、前記左右一対の施療子の左右方向間隔を可変とする幅位置調整機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の枕型マッサージ装置。
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