JP6936477B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者の臀部や下肢をマッサージするマッサージ機に関する。
近年、マッサージ機の開発が進むと共に、ユーザからはマッサージに関する様々な要望が挙がってきている。例えば、肩や背部に加えて、使用者の臀部から太ももに亘る部位をマッサージして欲しいとの要望もある。
このような要望に応えるものとして、例えば、特許文献1に示すマッサージ機が存在する。
特開2013−248144号公報
確かに、特許文献1のマッサージ機は、使用者の臀部から太ももに亘る部位をマッサージ可能なものとなっている。
しかし、特許文献1に開示されているマッサージ機に搭載されるマッサージ機構は、大型の椅子型マッサージ機向けのものである。大型の椅子型マッサージ機に対するニーズは従前より存在するものの、近年では、比較的コンパクトで小型なマッサージ機の需要も大きい。
この点、特許文献1のマッサージ機構は大型の椅子型マッサージ機に対応したものとなっており、収納スペースに制約がある小型なマッサージ機に対応したものとはなっていない。それゆえ、このような小型のマッサージ機に、特許文献1のマッサージ機構を搭載することは困難である。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、使用者の臀部や下肢をマッサージ可能なものでありながら、小型でコンパクトなマッサージ機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明のマッサージ機は、本体部の内部に設けられると共に、前記本体部に着座した使用者の臀部又は下肢を含む施療部をマッサージするマッサージ機構を備えたマッサージ機であって、前記マッサージ機構は、駆動モータと、前記駆動モータにより回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力により左右方向に揺動する揉みマッサージ機構と、を有しており、前記揉みマッサージ機構は、前後方向に延び前先端と後先端とを備えると共に基端を貫通する前記回転軸の回転駆動力により左右方向に揺動するマッサージアームと、前記マッサージアームの前先端と後先端との両方に設けられた連結アームと、前記連結アームの先端に設けられた揉み施療子と、を有しており、前記マッサージアームが、座部の上面に沿うように略水平方向に延び、前記連結アームの先端が上下方向に揺動自在となるように、前記マッサージアームの先端に連結アームの基端が連結されていて、前記マッサージアームの前先端と後先端との両方に連結アームの基端が水平軸芯回りに揺動自在に枢支されると共に、前記連結アームの先端が上方を向くように付勢する付勢手段が設けられており、前記付勢手段は、マッサージアームの前先端と後先端との両方と連結アームの基端とが枢支される枢支部に配備され、且つマッサージアームと連結アームとを弾性的に連結するバネ部材を有することを特徴とする。
好ましくは、前記マッサージアームの先端に連結アームの基端が水平軸芯回りに揺動自在に枢支されると共に、前記連結アームの先端が上方を向くように付勢する付勢手段が設けられているとよい。
好ましくは、前記付勢手段は、マッサージアームの先端と連結アームの基端とが枢支される枢支部に配備され、且つマッサージアームと連結アームとを弾性的に連結するバネ部材を有するとよい。
好ましくは、前記本体部の内部には、前記マッサージ機構を前後方向に移動可能とするガイド機構が配設されているとよい。
好ましくは、前記ガイド機構は、前記回転軸の回転駆動力を減速部を用いて減速して伝達することで前記本体部に形成されたガイドレールに沿ってマッサージ機構を移動する構成とされており、前記減速部は、前記ガイドレールに沿って移動可能とされたピニオンギヤと、当該ピニオンギヤに回転駆動力を伝達する複数のギヤと、を備えており、前記ピニオンギヤまたは複数のギヤのいずれか1つ以上が前記回転軸に対して回転自在に取り付けられているとよい。
好ましくは、前記マッサージ機構は、前記駆動モータ、前記回転軸、及び前記揉みマッサージ機構に加えて、前記回転軸の回転駆動力により左右方向に揺動すると共に施療部を側方から押圧する押圧マッサージ機構を有しているとよい。
好ましくは、前記押圧マッサージ機構は、使用者の施療部を幅方向外方から挟み込むように押圧する押圧マッサージ体と、前記回転軸の回転駆動力により左右一対の押圧マッサージ体を左右方向に沿って揺動させる押圧マッサージ変換部と、を有しているとよい。
本発明によれば、コンパクト且つ小型でありながら、使用者の臀部や下肢に効果的なマッサージを付与できるマッサージ機を提供できる。
本発明の臀部マッサージ機の全体を示す斜視図である(表カバー体を省略して描いている)。 本発明の臀部マッサージ機に搭載されたマッサージ機構の後方斜視図である。 臀部マッサージ機に搭載されたマッサージ機構の正面図である。 本発明のマッサージ機構を拡大して示した図であるである。 臀部マッサージ機に搭載されたマッサージ機構の左側図である(左側のガイドレールを省略して描いている)。 臀部マッサージ機に搭載されたマッサージ機構の使用態様を示した図である。
以下、本発明の実施形態を図を基に説明する。
図1〜図8は、本発明にかかるマッサージ機1の第1実施形態を示している。本実施形態では、使用者の臀部を中心としてマッサージを行うマッサージ機1を例示するため、このマッサージ機1を「臀部マッサージ機1」と呼ぶ。
図1及び図6に示すように、本実施形態の臀部マッサージ機1は、椅子の座面上に載置可能で且つ使用者Mが着座可能とされた本体部2と、この本体部2に内蔵されていて本体部2の上面に着座した使用者Mの臀部から太ももにかけてマッサージを付与するマッサージ機構3と、を有する。
以降では説明の便宜上、図面に適宜に記した方向を基に装置の説明を行う。この方向は、図6のように、臀部マッサージ機1を使用している使用者Mから見た方向と一致する。
次に、本実施形態の臀部マッサージ機1を構成する各部材について説明する。
図1に示すように、本体部2は、平面視で略矩形状に形成された部材であり、幅や長さに比して厚みが薄いものとされており、座布団のような形状を呈するものとなっている。具体的には、本体部2の幅や長さは本体部2の上面に着座する使用者Mの臀部(施療部)を下方から支持するに十分な広さを有するものとされ、また本体部2はその下面がほぼ水平方向に向く平坦な面状に形成されていて、椅子の座面などに載置した状態で使用可能とされている。
また、本体部2は、プラスチックなどで形成された下側プレート4(基盤プレート)と、この下側プレート4の上に組み合わされる上側プレート5(被覆プレート)と、を有している。
図1に示すように、下側プレート4は、平面視矩形であって、左右方向の中途側は水平方向に沿って平坦に形成されている。また、左右方向の中途側に対して、左右方向の両側は上方へ向かって立ち上がるように曲がった構造とされている。つまり、下側プレート4を前方や後方から見ると、下側プレート4の断面はちょうど上下の高さが低い(左右に横長な)U字形状となっている。
また、下側プレート4の内側には、マッサージ機構3を前後方向に自在に移動させるガイド機構6のガイドレール30が設けられている。そして、このガイドレール30の上には、ガイドレール30に沿って前後方向に移動自在とされた基台13が配備されており、さらに基台13の上には施療部をマッサージするマッサージ機構3が搭載されている。
一方、上側プレート5は、下側プレート4と同様に平面視矩形であって、下側プレート4に上方から嵌り込むものとなっている。つまり、上側プレート5を下側プレート4の上から嵌め合わせることで本体部2が形成されている。
具体的には、上側プレート5は、上述した下側プレート4と同様に左右方向の両端側に比べて中央側が下方に凹んだような形状とされており、この下方に向かって凹んだ部分に使用者が臀部(施療部)を差し入れて着座できるようになっている。つまり、上述した上側プレート5と下側プレート4とを上下に組み合わせることで、左右方向の中央部が下方に向かって凹んだ本体部2のケーシングが形成される。
また、下方に向かって凹んだ上側プレート5の中央部には、矩形乃至は長方形の開口部7が形成されている。具体的には、この開口部7は、本体部2の内部に収容されるマッサージ機構3の幅より広く、且つ上側プレート5の幅よりも狭いものとされている。そして、この開口部7からは、マッサージ機構3の施療子(揉み施療子8及び押圧マッサージ体48の先端)を外部に向かって突出可能とされている。
なお、この開口部7には、開口部7を隙間なく閉鎖する布状の表カバー体(図示せず)が設けられている。この布状の表カバー体により、マッサージ機構3が使用者Mの臀部(施療部)に直接当たらないように覆われている。
以上述べた臀部マッサージ機の本体部2の形状は、一例であり、この形状に限定されるものではない。
次に、本体部2に内蔵されるマッサージ機構3の詳細について述べる。
本実施形態のマッサージ機構3は、左右方向に駆動軸10aを向けて配備された1基の駆動モータ10と、この駆動モータ10により左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸11と、この回転軸11の回転駆動力により左右方向に揺動して臀部(施療部)に対して揉みマッサージを行う揉みマッサージ機構3aと、揉みマッサージ機構3aと同様に回転軸11の回転駆動力により左右方向に揺動して臀部(施療部)に対して幅方向外側から挟み込むように押圧する押圧マッサージを行う押圧マッサージ機構3bと、を有している。
具体的には、上述した揉みマッサージ機構3aは、回転軸11の回転駆動力により左右方向に揺動する揉みマッサージ体12と、揉みマッサージ体12の先端側に設けられた揉み施療子8と、を備えている。そして、揉みマッサージ機構3aは、施療部に押しつけられた揉み施療子8を押しつけたまま揺動させることで施療部に対する揉みマッサージを可能としている。
また、押圧マッサージ機構3bは、回転軸11の回転駆動力により左右方向に沿って近接・離反を繰り返すことで、施療部を幅方向側方から挟むように押圧マッサージする一対の押圧マッサージ体48を備えている。これら左右一対の押圧マッサージ体48は、互いに近接・離反を繰り返すように左右方向に沿って揺動し、一対の押圧マッサージ体48の間に施療部を挟み込んだまま押圧することで、臀部(施療部)に対する押圧マッサージを可能としている。
次に、本実施形態の臀部マッサージ機1の詳細について、図を基に説明する。
本実施形態の臀部マッサージ機1は、上述した基台13にマッサージ機構3を搭載しており、この基台13はガイド機構6により前後方向に案内可能とされている。
上述したガイド機構6は、本体部2に形成されたガイドレール30と、ガイドレール30に噛み合うことで基台13を移動させるピニオンギア35と、を有している。
具体的には、ガイドレール30は、下側プレート4の略平坦な部分に配備された2本の第1ガイドレール30aと、下側プレート4の左右両端の立ち上がり部4aに配備された2本の第1ガイドレール30aと、を有している。
第1ガイドレール30aは、上面に前後方向に沿ってラックギア歯31を有しており、基台13の下側に設けられたピニオンギア35を噛み合わせることができるようになっている。つまり、上述した駆動モータ10により回転駆動させられたピニオンギア35がラックギア歯31に噛み合って前後方向に移動し、基台13に載せられたマッサージ機構3が第1ガイドレール30aに沿って前後方向に移動するようになっている。
第2ガイドレール30bは、前後方向に沿って水平に伸びる案内溝44を有するレール部材である。この案内溝44は、幅方向の内側に向かって開口しており、基台13の左右両端を遊嵌しつつ前後方向に案内可能となっている。具体的には、左側の第2ガイドレール30bの右側面、右側の第2ガイドレール30bの左側面には、それぞれ案内溝が形成されており、基台13の左右両端と遊嵌しつつ基台13を前後方向に案内できるようになっている。
また、上述したガイド機構6により前後方向に案内される基台13(スライド台)は、平面視で矩形乃至は長方形とされた板体であり、下側プレート4の内部に格納可能な大きさに形成されている。この基台13上には、上述したラックギア歯31に噛み合うピニオンギア35が設けられている。なお、このラックギア歯31については、マッサージ機構3の箇所で改めて詳しく説明する。
本実施形態のマッサージ機構3を構成する部材のうち、まず、回転軸11は、マッサージ機構3の前後方向のほぼ中央で、基台13の右側の端部から左側の端部までの間に架け渡されている。回転軸11は、回転軸11の長手方向に複数設けられた軸受部14(後述する第1軸受部14a及び第2軸受部14b)にて回転自在に支持されている。
また、この回転軸11の後方側であって、基台13の幅方向略中央に、駆動モータ10が配備されている。この駆動モータ10は、回転駆動力を出力する出力軸の高さが回転軸11とほぼ同じになるように配備されており、上下方向の設置高さを回転軸11と揃えることでマッサージ機構3の上下方向に沿った厚みを薄くできるようになっている。
駆動モータ10の出力軸は、この出力軸と回転軸11との間に設けられた減速部15を介して回転軸11に連結されており、駆動モータ10の回転駆動力を減速部15で減速しつつ回転軸10に伝達可能とされている。
減速部15は、駆動モータ10の出力軸の先端に設けられた第1ウォームギア16と、この第1ウォームギア16が噛合する第1ウォームホイール17と、を有している。この第1ウォームホイール17は、上述した駆動モータ10の出力軸の下側に配備された減速軸45に取り付けられている。第1ウォームホイール17を介して減速軸45に伝えられた回転駆動力は、第1ウォームホイール17よりもさらに前側の減速軸45に配備された第2ウォームギア18に伝えられる。さらに、減速部15は、第2ウォームギア18と、この第2ウォームギア18に噛合し且つ回転軸11の中央部における左側寄りの位置に設けられた第2ウォームホイール19と、を有している。つまり、第2ウォームギア18(回転軸11)に伝達された回転駆動力は、駆動モータ10の出力軸よりも減速された状態で、回転軸11に伝達される。
図2〜図4に示すように、揉みマッサージ機構3aは、上述した回転軸11の回転運動を左右方向に沿った並進運動に変換して一対の揉みマッサージ体12に伝達する揉み変換部20を、回転軸11における第2ウォームギア18の左右両側に、それぞれ有している。揉み変換部20は、回転軸11における減速部15の左右両側に隣接した位置にそれぞれ配備されている。この揉み変換部20は、左右方向を向く軸回りに回転する回転軸11の回転駆動力を、左右方向に沿った揉みマッサージ体12の並進運動(揺動運動)に変換して、左右一対の揉みマッサージ体12を互いに近接離反させるものとされている。
具体的には、揉み変換部20は、回転軸11の軸心に対して傾斜した方向に軸心を向けて取り付けられると共に、外周面にカム面が形成された揉み傾斜ボス部21と、揉みマッサージ体12の基端に設けられ、揉み傾斜ボス部21のカム面に嵌り込んでいる揉み環状嵌合部と、回転軸11の回転に伴って、揉みマッサージ体12が回動することを規制する揉み規制部40と、を備えている。
揉み傾斜ボス部21は、回転軸11の左右両側であって幅方向で減速部15の幅方向両側にそれぞれ配備されている。揉み傾斜ボス部21の外周には、回転軸11に対して傾斜した軸心回りを周回する無端の円軌道(カム面)が形成されるものとなっている。
この揉み傾斜ボス部21のカム面には、ベアリングを介して、揉み環状嵌合部が摺動自在に外嵌されている。揉み環状嵌合部は、揉みマッサージ体12の基端側(下端側)に形成されていて、側面視がリング状となる部材である。揉み環状嵌合部は、揉み傾斜ボス部21のカム面上に嵌め込まれたベアリングに外嵌しており、回転軸11の回転運動を揉みマッサージ体12の右左方向に沿った並進運動(揺動運動)に変換するものである。そのため、揉み傾斜ボス部21と揉み環状嵌合部とは相対回動自在になっている。
加えて、揉み規制部40は、揉みマッサージ体12の基端側であって下側に突出状に設けられた揉み規制ピン41と、基台13上に左右方向に沿って形成された揉み規制溝42と、を有している。揉み規制溝42は、揉み規制ピン41の径よりもやや大きい溝幅で、左右方向に沿って直線的に形成されている。
すなわち、揉み規制部40は、揉み規制ピン41が揉み規制溝42に沿って摺動することで、揉みマッサージ体12が回転軸11回りに回動することを規制し、揉みマッサージ体12を左右方向に並進運動(揺動運動)させるようにしている。
図2〜図4に示すように、揉みマッサージ体12は、前方と後方との双方に伸びる棹状とされており、この揉みマッサージ体12の前後方向の略中央部に上述した揉み環状嵌合部が形成されている。つまり、揉みマッサージ体12の前側に着目すれば、揉み施療子8が設けられる前端が揉みマッサージ体12の先端部、揉み環状嵌合部が設けられる前後方向の略中央部が基端部となる。また、揉みマッサージ体12の後側に着目すれば、揉み施療子8が設けられる後端が揉みマッサージ体12の先端部、揉み環状嵌合部が設けられる前後方向の略中央部が基端部となる。つまり、揉み施療子8が設けられた側の反対側に位置する揉みマッサージ体12の基端部には、揉み傾斜ボス部21が嵌り込み可能な大きさの揉み環状嵌合部が形成されている。
揉みマッサージ体12は、揉み環状嵌合部が形成された基端部を基準として、前方と後方とのそれぞれにマッサージアーム26を延設する構成となっている。前側のマッサージアーム26及び後側のマッサージアーム26は、いずれも本体部2の上面に略沿うようになっていて、略水平方向に沿って前後方向に延びるものとなっている。このマッサージアーム26の先端部、つまりマッサージアーム26の前端と後端とのそれぞれには連結アーム27が連結されており、連結アーム27の先端に揉み施療子8がそれぞれ設けられている。
図5に示すように、連結アーム27は、この連結アーム27の基端がマッサージアーム26の先端部に左右方向軸心回りに揺動自在に枢支されるもの(枢支部)となっている。この枢支部には、マッサージアーム26と連結アーム27とを弾性的に連結して、連結アーム27の先端が常に上方を向くように付勢するバネ部材28(付勢手段)が設けられている。
なお、図5は、本実施形態の枢支部を示したものではないが、連結アーム27やバネ部材28の構造が理解しやすくなるものと考えて記載している。この図5の枢支部の構造も、本実施形態の枢支部の構造も実質的に同じであることは言うまでもない。
このバネ部材28により、連結アーム27は上方に約30°ほど傾斜するものとなり、連結アーム27の先端に設けられた揉み施療子8(詳細は後述)は、使用者Mの臀部にフィットするようになっている。また、揉み施療子8に対して臀部が強くあたり、揉み施療子8を下方に強く押すようなことがあったとしても、連結アーム27が下方を向くように揺動するだけであって、臀部からの押圧力はバネ部材28の弾性力により吸収され、回転軸11等に伝達しマッサージ機構3を破壊したりする不都合を回避することができる。また、バネ部材28の付勢力によって、連結アーム27は常に上方を向くようになっており、揉み施療子8が常に臀部にフィットするため、快適なマッサージを付与することが可能となる。
連結アーム27の先端(マッサージ体12の上端部と下端部のそれぞれ)には、臀部に接触し揉みマッサージを施す揉み施療子8が取り付けられている。揉み施療子8の形としては様々なものが採用可能であるが、本実施形態の場合、揉み施療子8は、ボール形状とされている。このようなボール形状の揉み施療子8を採用することで、揉み施療子8が臀部に広い面積で接触し、好適な揉みマッサージを付与することが可能となる。
上述した揉み傾斜ボス部21のさらに幅方向外側には、回転軸11の回転駆動力を変速しつつピニオンギア35に伝達するギア機構32が設けられている。このギア機構32は、回転軸11の回転駆動力を用いて正逆双方に回転可能となっており、ラックギア歯31上を噛み合いながら走行することでマッサージ機構3を前後方向に案内可能としている。
具体的には、ギア機構32は、第1ギア33、第1従動軸54、第2ギア34、第3ギア47、及び上述したピニオンギア35を備えている。第1ギア33は、揉み傾斜ボス部21の幅方向外側の回転軸11に、回転軸11と一体回転するように取り付けられたギアである。この第1ギア33は、回転軸11の後方に、回転軸11と同じ高さで平行となるように配備された第1従動軸54の第2ギア34に噛み合っている。第1従動軸54も回転軸11と同様に軸受などを用いて左右方向を向く軸回りに回動自在とされており、この第1従動軸54に取り付けられた第2ギア34及び第3ギア47も回転自在とされている。また、第2ギア34は第1ギア33よりもギア比が小さくなっており、第2ギア34を第1ギア33に噛み合わせることで回転軸11の回転駆動力が減速されて第1従動軸54に伝達される。一方、第2ギア34の幅方向外側の第1従動軸54には、第3ギア47が設けられている。この第3ギア47は、第1ギア33の幅方向外側の回転軸11に設けられたピニオンギア35に噛み合っている。このピニオンギア35は、ベアリングなどを用いて回転軸11に対して回動自在に取り付けられており、また第3ギア47よりもギア比が小さなギアで形成されている。そのため、ピニオンギア35には、回転軸11の回転駆動力が第1従動軸54に比べてさらに減速された状態で伝達される。このようにしてギア機構32では、回転軸11の回転駆動力が減速して伝達されたピニオンギア35が、下側プレート5に取り付けられた第1ガイドレール33のラックギア歯31に噛み合うことで、基台13に搭載されたマッサージ機構3が前後方向に移動可能となる。
このような構成を採用すれば、回転軸11にピニオンギア35を回転自在に支持する支持軸としての機能を兼備させることができ、マッサージ機構3に用いられる軸などの部材の数を減らしてマッサージ機構3の大きさを前後方向(長さ方向)や上下方向(厚み方向)に薄くすることが可能となる。なお、上記の構成において、回転軸11の回転方向を正逆で切り替えた場合には、マッサージ機構3を搭載した基台13を前方向乃至は後方向に移動させることも可能となる。
図4に示すように、押圧マッサージ機構3bは、使用者Mの施療部を幅方向外方から挟み込むように押圧する押圧マッサージ体48を有している。また、押圧マッサージ機構3bは、上述した回転軸11の回転運動を左右方向に沿った並進運動に変換して一対の押圧マッサージ体48に伝達する押圧マッサージ変換部49を有している。これらの押圧マッサージ体48及び押圧マッサージ変換部49は、左側の揉みマッサージ体12のさらに左側と、右側の揉みマッサージ体12のさらに右側とにそれぞれ設けられており、左右一対設けられている。
つまり、回転軸11の左右両側には、回転軸11を回転自在に支持する軸受部14がそれぞれ設けられている。具体的には、回転軸11の両端は、減速部15の左右方向両側に配設された第1軸受部14aにて回転自在に支持されると共に、第1軸受部14aのさらに幅方向外側に配備された第2軸受部14bにより回転自在に支持されている。この第1軸受部14aと第2軸受部14bとの間の回転軸11に、上述した押圧マッサージ変換部49がそれぞれ設けられている。
次に、本実施形態の臀部マッサージ機1の押圧マッサージ機構3bを構成する押圧マッサージ体48及び押圧マッサージ変換部49について説明する。
押圧マッサージ体48は、下方から上方に向かって起立するように伸びる棒状の部材である。押圧マッサージ体48の先端(上端側)は前後方向に長径が向く楕円形状(俵状)となっており、使用者Mの施療部(腰〜太ももの側部)を広範囲に亘って効果的に押圧マッサージすることができるようになっている。押圧マッサージ体48の先端は、幅方向内側に向かって膨らむように張り出しており、張り出された部分で使用者Mの施療部を挟み込めるようになっている。
なお、押圧マッサージ体48の先端には、施療部に対する当たりを柔らかくするために弾性部材などを設けることは好ましい。また、押圧マッサージ体48の下端側には、後述する押圧マッサージ変換部49の押圧環状嵌合部が形成されている。
押圧マッサージ変換部49は、揉み傾斜ボス部21と同様に、回転軸11の軸心に対して傾斜した方向に軸心を向けて取り付けられると共に、外周面にカム面が形成された押圧傾斜ボス部50と、押圧マッサージ体48の基端に設けられ、押圧傾斜ボス部50のカム面に嵌り込んでいる押圧環状嵌合部と、回転軸11の回転に伴って、押圧マッサージ体48が回動することを規制する押圧規制部51と、を備えている。
押圧傾斜ボス部50にも、揉み傾斜ボス部21と同様に、回転軸11に対して傾斜した軸心回りを周回する無端の円軌道(カム面)が外周面に形成されるものとなっている。この押圧傾斜ボス部50のカム面には、ベアリングを介して、押圧環状嵌合部が摺動自在に外嵌されている。
なお、上述した押圧傾斜ボス部50のカム面の傾斜方向は、左側の押圧傾斜ボス部50と右側の押圧傾斜ボス部50とで相反する方向とされている。例えば、左側の押圧傾斜ボス部50のカム面が右上がりに傾斜している場合には、右側の押圧傾斜ボス部50のカム面は左上がりに傾斜するようになっている。このように押圧傾斜ボス部50のカム面の傾斜方向を左右で相反させれば、左側の押圧マッサージ体48が右方に揺動している場合に右側の押圧マッサージ体48が左方に揺動し、左側の押圧マッサージ体48が左方に揺動している場合に右側の押圧マッサージ体48が右方に揺動するため、左右の押圧マッサージ体48を互いに近接させたり、離反させたりすることが可能となる。
また、押圧傾斜ボス部50のカム面の傾斜方向は、本実施形態では揉み傾斜ボス部21のカム面と同じ方向に傾斜しているが、異なる方向に傾斜していても良い。押圧傾斜ボス部50のカム面を揉み傾斜ボス部21と異った方向に傾斜させれば、揉みマッサージ体12の揺動運動に対して位相差をもって押圧マッサージ体48を揺動させることが可能となり、より多様なマッサージ感を使用者に付与することが可能となる。
押圧環状嵌合部は、押圧マッサージ体48の基端側(下端側)に形成されていて、側面視がリング状となる部材である。押圧環状嵌合部は、押圧傾斜ボス部50のカム面上に嵌め込まれたベアリングに外嵌しており、回転軸11の回転運動を押圧マッサージ体48の右左方向に沿った並進運動(揺動運動)に変換するものである。そのため、押圧傾斜ボス部50と押圧環状嵌合部とは相対回動自在になっている。
押圧規制部51は、押圧マッサージ体48の基端側から突出状に設けられた押圧規制ピン52と、この押圧規制ピン52が嵌り込むことで押圧マッサージ体48の回動を規制する押圧規制体53と、を有している。また、押圧規制ピン52は、押圧マッサージ体48の基端側から前側に向かって略水平方向に突出する前側規制ピン52aと、押圧マッサージ体48の基端側から前側に向かって略水平方向に突出する後側規制ピン52bと、を有している。
さらに、押圧規制体53は、押圧マッサージ体48の基端側に対して、前方と後方とにそれぞれ配備された長尺の部材である。前側の押圧規制体53aの後側には、前側に向かって突出する前側規制ピン52aが遊嵌する前側規制溝が設けられている。また、後側の押圧規制体53bの前側には、後側に向かって突出する後側規制ピン52bが遊嵌する後側規制溝が形成されている。これらの前側規制溝及び後側規制溝は、いずれも左右方向に沿って水平に形成されており、それぞれの溝内に挿し込まれた規制ピン52a、52bを左右方向に沿って水平に案内可能になっている。一方、前側規制溝及び後側規制溝は、挿し込まれた押圧規制ピン52が上下方向に移動することは規制する。つまり、押圧規制部51では、押圧マッサージ体48の先端側が基端側を中心に上下方向に揺動することは規制されるが、左右方向に移動することは許容される。
そのため、押圧マッサージ機構3bでは、押圧規制部51により回転軸11の回転に伴って同伴回転することが規制された押圧マッサージ体48が左右方向に沿ってのみ揺動し、押圧マッサージ体48を左右方向に近接離反させて施療部に対する押圧マッサージが可能となる。
なお、回転軸11が正転及び逆転する際には、前述した揉みマッサージ体12による揺動動作と、押圧マッサージ体21による揺動動作とが、マッサージ機構3の前後移動に合わせて行われるため、本実施形態の臀部マッサージ機1では、揉みマッサージや押圧マッサージを行いつつ、マッサージ機構3が、本体部2内(下側プレート4内)を前方向乃至は後方向に移動することとなる。
マッサージ機構3を前方向へ移動させるか、後ろ方向へ移動させるかは、使用者Mがスイッチ等で切り替えることで選択してもよいし、ガイドレール30の所定位置に設けられたセンサ(近接センサやリミットスイッチ)の出力を基に、マッサージ機構3を自動で前後方向へ往復移動させるようにしてもよい。
以下に、上記した本実施形態の臀部マッサージ機1の作動態様について、説明する。
本実施形態の臀部マッサージ機1は、椅子などの座面上に載置して使用するのが好適である。使用者Mは、椅子の座面上に載置した臀部マッサージ機1の上面に臀部が乗るように、椅子に腰掛けるとよい。
その後、臀部マッサージ機1の操作スイッチをONとすることで、マッサージ機構3が作動し、臀部へのマッサージが付与されることになる。
すなわち、操作スイッチをONとすると、駆動モータ10の出力軸が回転し、その回転駆動力は、減速部15(第1ウォームギア16、第1ウォームホイール17、第2ウォームギア18、第2ウォームホイール19)を介した上で回転軸11に伝達される。回転軸11に伝達された回転駆動力は、揉み変換部20に伝達され、揉み変換部20の揉み傾斜ボス部21が回転し、揉みマッサージ体12に動きが伝えられる。揉みマッサージ体12の基端部には、揉み規制部40が設けられているため、揉みマッサージ体12が回転軸11回りに回動することを規制して、揉みマッサージ体12を左右方向のみに揺動運動させる。
これにより、揉みマッサージ体12の先端部に設けられた揉み施療子8が左右に揺動し、使用者Mの臀部に対して好適なマッサージを付与することとなる。
加えて、駆動モータ10により発生する回転駆動力は、ガイド機構6に備えられたピニオンギア35に伝達され、このピニオンギア35は、ガイドレール30上のラックギア歯31と■み合うことにより、マッサージ機構3(揉みマッサージ機構3a)が本体部2内を前後方向に移動するようになる。すなわち、マッサージ機構3による揉みマッサージが、使用者Mの臀部から太ももに亘って移動しつつ付与されることとなり、コンパクト且つ小型のマッサージ機構を採用していながら、使用者Mの臀部に効果的なマッサージを効果的に付与できるようになる。
一方、押圧マッサージ体48による押圧マッサージ機構(横揉みの機構)は以下の手順で行われる。
すなわち、まず回転軸11を左右方向を向く軸回りに回転させる。そうすると、軸受部14(第1軸受部14a)と第2軸受部14bとの間に配設された押圧マッサージ変換部49により、回転軸11の回転駆動力が揺動運動に変換されて、左右一対の押圧マッサージ体48に伝達される。
具体的には、押圧マッサージ変換部49は、回転軸11に対して傾斜した状態で取り付けられた押圧傾斜ボス部50を左右一対有しており、この押圧傾斜ボス部50の外周面にはカム面が形成されていて、カム面には押圧マッサージ体48の基端に設けられた環状嵌合部が回動自在に嵌り込んでいる。
それゆえ、回転軸11をある方向に回転させると、押圧傾斜ボス部50も同じ方向へ回転しようとする。しかし、押圧マッサージ変換部49には、回転軸11の回転に伴って、押圧マッサージ体48が回動することを規制する押圧規制部51が設けられている。そのため、回転軸11が回転しても押圧傾斜ボス部50が同伴して回転することはない。
一方、押圧傾斜ボス部50の外周面は回転軸11の軸心に対して傾斜した軸回りを周回する構成となっており、回転軸11を回転させると押圧傾斜ボス部50の外周面は左右方向に蛇行しつつ回転軸11の軸心回りを周回する軌道を描く。つまり、押圧規制部51により左右方向の移動を許容しつつ回転のみを規制すれば、回転軸11の回転運動を押圧マッサージ体48を左右方向に揺動させる並進運動に変換することが可能となる。
具体的には、押圧規制部51では、押圧マッサージ体48側に形成された押圧規制ピン52が押圧規制体52の溝に摺動自在に嵌り込み、押圧規制体52の溝に沿って摺動することで、左右方向への揺動を許容しつつ押圧マッサージ体48が回転軸11回りに回動することが規制される。
このような構成により、回転軸11が回転した場合、マッサージ体12の揺動運動に同期して、押圧マッサージ体48も左右方向へ揺動運動する。言い換えれば、マッサージ体12の揺動運動に同期して、押圧マッサージ体48は、施療部を押圧し且つ左右一対の押圧マッサージ体48で施療部を挟み込むような運動を行うこととなる。
以上述べた押圧マッサージ体48を有することで、使用者Mの臀部から太ももにかけての左右両側部を挟み込むように押圧マッサージを施すことが可能となる。
なお、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
また、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、上記した実施形態では、施療部として臀部をマッサージする臀部マッサージ機を例にして説明を行ったが、施療部は、下肢であっても背部であっても何ら問題はない。
また、本発明の臀部マッサージ機は、椅子型マッサージ機の座部内に搭載されてもよい。すなわち、座部と、当該座部の後側に設けられた背もたれ部と、前記背もたれ部内に配備された背部マッサージ機と、を有する椅子型マッサージ機において、前記座部内に臀部マッサージ機1が配設されていてもよい。
また、本発明の臀部マッサージ機は、シート型マッサージ機(座椅子型マッサージ機)の座部内に搭載されてもよい。すなわち、使用者の背部をマッサージするマッサージ機構と、床面上に載置可能で且つ使用者の臀部が着座可能とされたシート状の座部と、前記座部の後部に配備されて使用者の背部を支持可能に設けられ、前記マッサージ機構を内蔵するシート状の背もたれ部と、を有するシート型マッサージ機において、前記座部内に臀部マッサージ機1が配設されていてもよい。
1 臀部マッサージ機
2 本体部
3 マッサージ機構
3a 揉みマッサージ機構
3b 押圧マッサージ機構
4 下側プレート
5 上側プレート
6 ガイド機構
7 開口部
8 揉み施療子
10 駆動モータ
11 回転軸
12 揉みマッサージ体
13 基台
14 軸受部
14a 第1軸受部
14b 第2軸受部
15 減速部
16 第1ウォームギア
17 第1ウォームホイール
18 第2ウォームギア
19 第2ウォームホイール
20 揉み変換部
21 揉み傾斜ボス部
26 マッサージアーム
27 連結アーム
28 バネ部材
30 ガイドレール
30a 第1ガイドレール
30b 第2ガイドレール
31 ラックギア歯
32 ギア機構
33 平ギア
34 減速ギア
35 ピニオンギア
36 リミットスイッチ
40 揉み規制部
41 揉み規制ピン
42 揉み規制溝
44 案内溝
45 減速軸
46 従動軸
47 第3ギア
48 押圧マッサージ体
49 押圧マッサージ変換部
50 押圧傾斜ボス部
51 押圧規制部
52 押圧規制ピン
53 押圧規制体
M 使用者

Claims (5)

  1. 本体部の内部に設けられると共に、前記本体部に着座した使用者の臀部又は下肢を含む施療部をマッサージするマッサージ機構を備えたマッサージ機であって、
    前記マッサージ機構は、駆動モータと、前記駆動モータにより回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力により左右方向に揺動する揉みマッサージ機構と、を有しており、前記揉みマッサージ機構は、前後方向に延び前先端と後先端とを備えると共に基端を貫通する前記回転軸の回転駆動力により左右方向に揺動するマッサージアームと、前記マッサージアームの前先端と後先端との両方に設けられた連結アームと、前記連結アームの先端に設けられた揉み施療子と、を有しており、前記マッサージアームが、座部の上面に沿うように略水平方向に延び、前記連結アームの先端が上下方向に揺動自在となるように、前記マッサージアームの先端に連結アームの基端が連結されていて、
    前記マッサージアームの前先端と後先端との両方に連結アームの基端が水平軸芯回りに揺動自在に枢支されると共に、前記連結アームの先端が上方を向くように付勢する付勢手段が設けられており、
    前記付勢手段は、マッサージアームの前先端と後先端との両方と連結アームの基端とが枢支される枢支部に配備され、且つマッサージアームと連結アームとを弾性的に連結するバネ部材を有する
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記本体部の内部には、前記マッサージ機構を前後方向に移動可能とするガイド機構が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記ガイド機構は、前記回転軸の回転駆動力を減速部を用いて減速して伝達することで前記本体部に形成されたガイドレールに沿ってマッサージ機構を移動する構成とされており、
    前記減速部は、前記ガイドレールに沿って移動可能とされたピニオンギヤと、当該ピニオンギヤに回転駆動力を伝達する複数のギヤと、を備えており、
    前記ピニオンギヤまたは複数のギヤのいずれか1つ以上が前記回転軸に対して回転自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 前記マッサージ機構は、前記駆動モータ、前記回転軸、及び前記揉みマッサージ機構に加えて、前記回転軸の回転駆動力により左右方向に揺動すると共に施療部を側方から押圧する押圧マッサージ機構を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 前記押圧マッサージ機構は、使用者の施療部を幅方向外方から挟み込むように押圧する押圧マッサージ体と、前記回転軸の回転駆動力により左右一対の押圧マッサージ体を左右方向に沿って揺動させる押圧マッサージ変換部と、を有していることを特徴とする請求項4に記載のマッサージ機。
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