JP2003310689A - 可搬型マッサージ機 - Google Patents
可搬型マッサージ機Info
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- A61H7/00—Devices for suction-kneading massage; Devices for massaging the skin by rubbing or brushing not otherwise provided for
- A61H7/007—Kneading
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- A61H2201/16—Physical interface with patient
- A61H2201/1657—Movement of interface, i.e. force application means
- A61H2201/1676—Pivoting
- A61H2201/1678—Means for angularly oscillating massage elements
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Massaging Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対をなす施療子の水平、垂直両方向の運動変
位量が大きく、施療範囲が拡大して手揉み感覚に近い、
減り張りのあるマッサージ感が得られる可搬型マッサー
ジ機を提供する。 【解決手段】 基端側から先端側に向けて相互の間隔が
拡がるように互いに傾けて対向配置された一対の駆動軸
１１、１２と、それぞれの駆動軸の先端から斜め方向に
略同一角度傾けて延設された一対の傾斜軸５、６と、こ
れらの傾斜軸の先端側にそれぞれ回転自在に設けられた
一対の施療子３、４と、前記一対の傾斜軸が略鏡像対称
的に同期して動くように、一対の駆動軸を互いに反対向
きに同速で回転させる駆動機構とを備え、それぞれの傾
斜軸が対応する駆動軸の中心軸線上に頂点を有する仮想
的な倒立円錐の錐面に沿って旋回して施療子が首振り運
動する。
位量が大きく、施療範囲が拡大して手揉み感覚に近い、
減り張りのあるマッサージ感が得られる可搬型マッサー
ジ機を提供する。 【解決手段】 基端側から先端側に向けて相互の間隔が
拡がるように互いに傾けて対向配置された一対の駆動軸
１１、１２と、それぞれの駆動軸の先端から斜め方向に
略同一角度傾けて延設された一対の傾斜軸５、６と、こ
れらの傾斜軸の先端側にそれぞれ回転自在に設けられた
一対の施療子３、４と、前記一対の傾斜軸が略鏡像対称
的に同期して動くように、一対の駆動軸を互いに反対向
きに同速で回転させる駆動機構とを備え、それぞれの傾
斜軸が対応する駆動軸の中心軸線上に頂点を有する仮想
的な倒立円錐の錐面に沿って旋回して施療子が首振り運
動する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子や座椅子、あ
るいはソファなどの背もたれにもたせ掛けたり、床面や
畳の上などに置いて、腰や首などの体の特定の部位をマ
ッサージするための小型の可搬型マッサージ機に関し、
特に、一対の施療子（揉み玉）を備えた可搬型マッサー
ジ機に関する。
るいはソファなどの背もたれにもたせ掛けたり、床面や
畳の上などに置いて、腰や首などの体の特定の部位をマ
ッサージするための小型の可搬型マッサージ機に関し、
特に、一対の施療子（揉み玉）を備えた可搬型マッサー
ジ機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の小型の可搬式マッサージ
機としては、例えば、特開平５−１８４６３９号に記載
されているように、駆動源の駆動力を歯車伝導機構を介
して出力軸に伝達し、その駆動軸の先端に取り付けられ
た施療子を旋回動作させるようにしたものがある。
機としては、例えば、特開平５−１８４６３９号に記載
されているように、駆動源の駆動力を歯車伝導機構を介
して出力軸に伝達し、その駆動軸の先端に取り付けられ
た施療子を旋回動作させるようにしたものがある。
【０００３】また、特開昭６２−１９４８５６号公報、
特許第２９２８４６９号明細書、特許第３２３５６０号
明細書等に記載されているものは、身体の特定の施療部
位に対して、施療子を上下動させて押圧力が変動するよ
うなマッサージ感を与えるようにしている。
特許第２９２８４６９号明細書、特許第３２３５６０号
明細書等に記載されているものは、身体の特定の施療部
位に対して、施療子を上下動させて押圧力が変動するよ
うなマッサージ感を与えるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、この種のマ
ッサージ機においては、マッサージ師の手揉みによるマ
ッサージ感に近い施療子の動きとしては、施療部位に対
して互いに離反した位置から力を徐々に加えながら接近
していき、次に、特定部位から徐々に力を抜きながら離
反して開放させるといった、３次元的な動きが理想とさ
れている。
ッサージ機においては、マッサージ師の手揉みによるマ
ッサージ感に近い施療子の動きとしては、施療部位に対
して互いに離反した位置から力を徐々に加えながら接近
していき、次に、特定部位から徐々に力を抜きながら離
反して開放させるといった、３次元的な動きが理想とさ
れている。
【０００５】しかしながら、前述したような、従来の小
型マッサージ機の施療子の動きとしては、単に水平面内
で旋回動作するか、或いは、同一位置で垂直方向に変位
して押圧力を変動させるだけの２次元的な単調なもので
あるため、マッサージ師の手揉みによるマッサージ感が
得られない問題があった。
型マッサージ機の施療子の動きとしては、単に水平面内
で旋回動作するか、或いは、同一位置で垂直方向に変位
して押圧力を変動させるだけの２次元的な単調なもので
あるため、マッサージ師の手揉みによるマッサージ感が
得られない問題があった。
【０００６】そこで、本発明は、前述したような、従来
技術における問題を解消し、対をなす施療子の水平、垂
直両方向の運動変位量が大きく、施療範囲が拡大して手
揉み感覚に近い、減り張りのあるマッサージ感が得られ
る可搬型マッサージ機を提供することを目的とする。
技術における問題を解消し、対をなす施療子の水平、垂
直両方向の運動変位量が大きく、施療範囲が拡大して手
揉み感覚に近い、減り張りのあるマッサージ感が得られ
る可搬型マッサージ機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の可搬型マッサージ機は、前記支持枠に回転
自在に軸受支持され、中心軸線間の間隔がそれぞれの基
端側から先端側に向けて拡がるように互いに傾けて対向
配置された一対の駆動軸と、各駆動軸の先端側から、こ
れらの中心軸線に対してそれぞれの中心軸線を斜め方向
に略同一角度傾けて延設された一対の傾斜軸と、これら
の傾斜軸の先端側に設けられ、各傾斜軸の中心軸線回り
にそれぞれ回転自在な一対の施療子と、前記一対の傾斜
軸が略鏡像対称的に同期して動くように、一対の駆動軸
を互いに反対向きに同速で回転させる駆動機構とを備え
ており、各駆動軸の回転により、それぞれの傾斜軸が対
応する駆動軸の中心軸線上に頂点を有する仮想的な倒立
円錐の錐面に沿って旋回して施療子が首振り運動するよ
うにしたものである。
め、本発明の可搬型マッサージ機は、前記支持枠に回転
自在に軸受支持され、中心軸線間の間隔がそれぞれの基
端側から先端側に向けて拡がるように互いに傾けて対向
配置された一対の駆動軸と、各駆動軸の先端側から、こ
れらの中心軸線に対してそれぞれの中心軸線を斜め方向
に略同一角度傾けて延設された一対の傾斜軸と、これら
の傾斜軸の先端側に設けられ、各傾斜軸の中心軸線回り
にそれぞれ回転自在な一対の施療子と、前記一対の傾斜
軸が略鏡像対称的に同期して動くように、一対の駆動軸
を互いに反対向きに同速で回転させる駆動機構とを備え
ており、各駆動軸の回転により、それぞれの傾斜軸が対
応する駆動軸の中心軸線上に頂点を有する仮想的な倒立
円錐の錐面に沿って旋回して施療子が首振り運動するよ
うにしたものである。
【０００８】本発明の可搬型マッサージ機のおいては、
駆動機構がそれぞれの駆動軸に固定された一対のウォー
ムホイールと、これらのウォームホイールの間で両者に
噛み合うように配置されたウオームと、前記ウオームを
回転駆動するモータとを有するとともに、支持枠がウオ
ームの回転軸線回りに相対的に回動可能に相互に連結さ
れて、一方の駆動軸を軸受け支持する第１の部分と、他
方の駆動軸を軸受け支持する第２の部分とを含み、第１
の部分と第２の部分との間の相対回動により、一対の駆
動軸の中心軸線間の傾きを変えられるようにしているこ
とが望ましい。
駆動機構がそれぞれの駆動軸に固定された一対のウォー
ムホイールと、これらのウォームホイールの間で両者に
噛み合うように配置されたウオームと、前記ウオームを
回転駆動するモータとを有するとともに、支持枠がウオ
ームの回転軸線回りに相対的に回動可能に相互に連結さ
れて、一方の駆動軸を軸受け支持する第１の部分と、他
方の駆動軸を軸受け支持する第２の部分とを含み、第１
の部分と第２の部分との間の相対回動により、一対の駆
動軸の中心軸線間の傾きを変えられるようにしているこ
とが望ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
１実施形態を説明する。図１は、本発明の可搬型マッサ
ージ機の１実施形態を示す斜視図であって、可搬型マッ
サージ機１（以下、マッサージ機という。）は、本実施
形態では、円形の輪郭を有する本体１Ａを有しており、
その上面１Ｂに長円形状の開口部１Ｃが形成されてい
る。
１実施形態を説明する。図１は、本発明の可搬型マッサ
ージ機の１実施形態を示す斜視図であって、可搬型マッ
サージ機１（以下、マッサージ機という。）は、本実施
形態では、円形の輪郭を有する本体１Ａを有しており、
その上面１Ｂに長円形状の開口部１Ｃが形成されてい
る。
【００１０】開口部１Ｃには、柔軟性のあるポリプロピ
レン素材からなる布カバー２が装着されていて、この布
カバー２によって、この開口部１Ｃから突き出ている一
対の施療子３、４が覆われている。
レン素材からなる布カバー２が装着されていて、この布
カバー２によって、この開口部１Ｃから突き出ている一
対の施療子３、４が覆われている。
【００１１】図２は、マッサージ機１の要部構造を示す
部分側面図、図３は、その部分平面図、図４は施療子の
形状を示す斜視図であって、図２及び図４に示すよう
に、これらの施療子３，４は、上部が半球状で下部が円
柱形の施療子本体３Ａ、４Ａと、これらの施療子３Ａ、
４Ａの中心部に一体にインサート成形された硬質樹脂製
のスリーブ３Ｂ、４Ｂから構成されている。
部分側面図、図３は、その部分平面図、図４は施療子の
形状を示す斜視図であって、図２及び図４に示すよう
に、これらの施療子３，４は、上部が半球状で下部が円
柱形の施療子本体３Ａ、４Ａと、これらの施療子３Ａ、
４Ａの中心部に一体にインサート成形された硬質樹脂製
のスリーブ３Ｂ、４Ｂから構成されている。
【００１２】施療子本体３Ａ、４Ａは、柔軟な弾力性に
富むゴム材料あるいはポリウレタン等の樹脂材料で作ら
れており、また、スリーブ３Ｂ、４Ｂにはそれぞれ、図
１に示す開口部１Ｃを通して本体１Ａ内から上面１Ｂ側
に突出している傾斜軸５、６の先端部分が嵌挿されて接
着剤により固定されている。
富むゴム材料あるいはポリウレタン等の樹脂材料で作ら
れており、また、スリーブ３Ｂ、４Ｂにはそれぞれ、図
１に示す開口部１Ｃを通して本体１Ａ内から上面１Ｂ側
に突出している傾斜軸５、６の先端部分が嵌挿されて接
着剤により固定されている。
【００１３】一方、これらの傾斜軸５、６の下端部は、
ベアリング７、８によって軸筒９、１０対して回転自在
に取り付けられている。これらの軸筒９、１０は、傾斜
軸５、６がそれぞれ垂直になっている各上端面に対して
傾斜した下端面９Ａ、１０Ａを有していて、これらの下
端面９Ａ、１０Ａに対して垂直に駆動軸１１、１２が固
定されている。
ベアリング７、８によって軸筒９、１０対して回転自在
に取り付けられている。これらの軸筒９、１０は、傾斜
軸５、６がそれぞれ垂直になっている各上端面に対して
傾斜した下端面９Ａ、１０Ａを有していて、これらの下
端面９Ａ、１０Ａに対して垂直に駆動軸１１、１２が固
定されている。
【００１４】これら２つの駆動軸１１、１２は、支持枠
１３の第１の部分１３Ａと第２の部分１３Ｂに、それぞ
れ各一対のベアリング１４、１５によって、回転自在に
支持されている。
１３の第１の部分１３Ａと第２の部分１３Ｂに、それぞ
れ各一対のベアリング１４、１５によって、回転自在に
支持されている。
【００１５】支持枠１３の第１の部分１３Ａと第２の部
分１３Ｂはギヤケースとして構成されていて、これらの
内部には、それぞれ駆動軸１１、１２に固定されている
ウォームホイール１６、１７が収容されている。
分１３Ｂはギヤケースとして構成されていて、これらの
内部には、それぞれ駆動軸１１、１２に固定されている
ウォームホイール１６、１７が収容されている。
【００１６】図３に示すように、前記第１の部分１３Ａ
と第２の部分１３Ｂは、第２の部分１３Ｂ側に取付られ
たモータ１８によって回転駆動されるウォーム軸１９に
それぞれ各一対のベアリング２０Ａ、２０Ｂを介して回
動自在に取り付けられて相互に連結されている。
と第２の部分１３Ｂは、第２の部分１３Ｂ側に取付られ
たモータ１８によって回転駆動されるウォーム軸１９に
それぞれ各一対のベアリング２０Ａ、２０Ｂを介して回
動自在に取り付けられて相互に連結されている。
【００１７】前記ウォーム軸１９には、一対の同サイズ
のウォームホイール１６、１７の双方に共通に噛み合う
ウォーム２１が固定されていて、モータ１８によってウ
ォーム軸１９を回転駆動すると、これらのウォームホイ
ール１６、１７は、それぞれが固定された駆動軸１１、
１２とともに互いに反対向きに同期して回転するように
なっている。
のウォームホイール１６、１７の双方に共通に噛み合う
ウォーム２１が固定されていて、モータ１８によってウ
ォーム軸１９を回転駆動すると、これらのウォームホイ
ール１６、１７は、それぞれが固定された駆動軸１１、
１２とともに互いに反対向きに同期して回転するように
なっている。
【００１８】一方、図２に示すように、支持枠１３の第
１の部分１３Ａと第２の部分１３Ｂは、本実施形態のも
のにおいては、本体１Ａ内側の基板２２上に固定されて
いる支持枠１３の第３の部分１３Ｃに取り付けられてい
る。
１の部分１３Ａと第２の部分１３Ｂは、本実施形態のも
のにおいては、本体１Ａ内側の基板２２上に固定されて
いる支持枠１３の第３の部分１３Ｃに取り付けられてい
る。
【００１９】本実施形態においては、支持枠１３の第１
の部分１３Ａと第２の部分１３Ｂは前述したように、ウ
ォーム軸１９によって対向側の端部どうしが相互に連結
されているとともに、それぞれの反対側の端部が、第３
の部分１３Ｃの長手方向に沿って互いに固定位置を接近
・離間調整可能に固定されるようになっている。
の部分１３Ａと第２の部分１３Ｂは前述したように、ウ
ォーム軸１９によって対向側の端部どうしが相互に連結
されているとともに、それぞれの反対側の端部が、第３
の部分１３Ｃの長手方向に沿って互いに固定位置を接近
・離間調整可能に固定されるようになっている。
【００２０】前記固定位置の調整を可能にするために、
第１の部分１３Ａと第２の部分１３１３Ｂは、それぞれ
第３の部分１３Ｃに対してスライド自在に案内支持され
ている一対のスライドブロック２３、２４の上端部にウ
ォーム軸１９と水平且つ平行な連結軸２５、２６により
回転自在に軸着されている。
第１の部分１３Ａと第２の部分１３１３Ｂは、それぞれ
第３の部分１３Ｃに対してスライド自在に案内支持され
ている一対のスライドブロック２３、２４の上端部にウ
ォーム軸１９と水平且つ平行な連結軸２５、２６により
回転自在に軸着されている。
【００２１】これらのスライドブロック２３、２４に
は、ねじ孔２３Ａ、２４Ａが形成されていて、これらの
ねじ孔２３Ａ、２４Ａには、支持枠１３の第３の部分１
３Ｃに固定された一対の軸受駒２７、２８間で回転自在
に支持されている調節軸２９のねじ部２９Ａ、２９Ｂが
螺合している。
は、ねじ孔２３Ａ、２４Ａが形成されていて、これらの
ねじ孔２３Ａ、２４Ａには、支持枠１３の第３の部分１
３Ｃに固定された一対の軸受駒２７、２８間で回転自在
に支持されている調節軸２９のねじ部２９Ａ、２９Ｂが
螺合している。
【００２２】これらのねじ部２９Ａ、２９Ｂは、互いに
逆向きのねじで構成されていて、調節軸２９を一方の向
きに回すと、一対のスライドブロック２３、２４どうし
は互いに接近し、また、調節軸２９を反対の向きに回す
と、これらのスライドブロック２３，２４どうしは互い
に離間するようになっている。
逆向きのねじで構成されていて、調節軸２９を一方の向
きに回すと、一対のスライドブロック２３、２４どうし
は互いに接近し、また、調節軸２９を反対の向きに回す
と、これらのスライドブロック２３，２４どうしは互い
に離間するようになっている。
【００２３】そして、スライドブロック２３、２４どう
しが接近する向きに移動すると、支持枠１３の第１の部
分１３Ａと第２の部分１３Ｂは、ウォーム軸１９回りに
上方へ山形に折れ曲がって、駆動軸１１、１２の軸線は
上方へ向かって互いに外側に開くように傾きが増加す
る。
しが接近する向きに移動すると、支持枠１３の第１の部
分１３Ａと第２の部分１３Ｂは、ウォーム軸１９回りに
上方へ山形に折れ曲がって、駆動軸１１、１２の軸線は
上方へ向かって互いに外側に開くように傾きが増加す
る。
【００２４】また、スライドブロック２３、２４どうし
が離間する向きに移動すると、第１の部分１３Ａと第２
の部分１３Ｂどうしが平らに近くなり、駆動軸１１、１
２の軸線は垂直に近づき、このようにして、施療子３、
４どうしの対向間隔を調整することができる。
が離間する向きに移動すると、第１の部分１３Ａと第２
の部分１３Ｂどうしが平らに近くなり、駆動軸１１、１
２の軸線は垂直に近づき、このようにして、施療子３、
４どうしの対向間隔を調整することができる。
【００２５】次に、前述したように構成されている、マ
ッサージ機１の使用方法について説明する。先ず、マッ
サージ機１で腰部のマッサージを行う場合には、マッサ
ージ機１を椅子や座椅子、或いはソファの上に背もたれ
にも垂れかけて載せる。
ッサージ機１の使用方法について説明する。先ず、マッ
サージ機１で腰部のマッサージを行う場合には、マッサ
ージ機１を椅子や座椅子、或いはソファの上に背もたれ
にも垂れかけて載せる。
【００２６】マッサージ機１の使用者は、この状態で椅
子やソファに座って、腰部の施療部位を布カバー２の上
から一対の施療子３、４に当てる。この際、一対の施療
子３、４の間隔が狭すぎたり開き過ぎたりしていて適当
でない場合には、前述したように、調節軸２９を回して
調整する。
子やソファに座って、腰部の施療部位を布カバー２の上
から一対の施療子３、４に当てる。この際、一対の施療
子３、４の間隔が狭すぎたり開き過ぎたりしていて適当
でない場合には、前述したように、調節軸２９を回して
調整する。
【００２７】なお、調節軸２９は、その一方の端部に六
角レンチ等の工具に係合する係合部を形成し、本体１Ａ
に設けた孔から工具を差し込んで回転操作したり、ま
た、本体１Ａの外側に突出させて回転操作用の摘みを取
り付け、この摘みを手で回して回転操作する構造とする
ことができる。また、調整軸２９は、別途設けたモータ
によって電動で調整するようにしてもよい。
角レンチ等の工具に係合する係合部を形成し、本体１Ａ
に設けた孔から工具を差し込んで回転操作したり、ま
た、本体１Ａの外側に突出させて回転操作用の摘みを取
り付け、この摘みを手で回して回転操作する構造とする
ことができる。また、調整軸２９は、別途設けたモータ
によって電動で調整するようにしてもよい。
【００２８】次に、モータ１８を駆動するとウォーム軸
１９が回転し、これに噛み合う一対のウォームホイール
１６、１７が同期して互いに反対向きに回転する。これ
らのウォームホイール１６、１７の回転は、それぞれが
固定されている駆動軸１１、１２に伝達される。そし
て、これらの駆動軸１１、１２とともに、軸筒９、１０
が回転する。
１９が回転し、これに噛み合う一対のウォームホイール
１６、１７が同期して互いに反対向きに回転する。これ
らのウォームホイール１６、１７の回転は、それぞれが
固定されている駆動軸１１、１２に伝達される。そし
て、これらの駆動軸１１、１２とともに、軸筒９、１０
が回転する。
【００２９】これらの軸筒９、１０に、それぞれベアリ
ング７、８を介して回転自在に支持されている傾斜軸
５、６の中心軸線は、駆動軸１１、１２の中心軸線と軸
筒９、１０の取付位置より下方、すなわち、本実施形態
においては、ウォームホイール１６、１７の位置近傍で
交わるように傾斜している。
ング７、８を介して回転自在に支持されている傾斜軸
５、６の中心軸線は、駆動軸１１、１２の中心軸線と軸
筒９、１０の取付位置より下方、すなわち、本実施形態
においては、ウォームホイール１６、１７の位置近傍で
交わるように傾斜している。
【００３０】駆動軸１１、１２の回転によって、図５に
示すように、それぞれの傾斜軸５、６の中心軸線Ｘは、
対応する駆動軸１１、１２の中心軸線Ｙ上に頂点Ｐを有
する仮想的な倒立円錐の錐面Ｃに沿って旋回運動し、こ
れらの傾斜軸５、６の上端部に固定されている施療子
３、４は、首振り運動をおこなう。
示すように、それぞれの傾斜軸５、６の中心軸線Ｘは、
対応する駆動軸１１、１２の中心軸線Ｙ上に頂点Ｐを有
する仮想的な倒立円錐の錐面Ｃに沿って旋回運動し、こ
れらの傾斜軸５、６の上端部に固定されている施療子
３、４は、首振り運動をおこなう。
【００３１】一対の施療子３、４は、このような首振り
運動によって、腰部の施療部位に対して、互いに離間し
た位置から接近して、施療部位を両側から挟みながら押
し、さらに、施療部位から両側に離れていくときに施療
部位から後退して押圧力を次第に弱めていくので、マッ
サージ師の手による手揉みに近い感触でマッサージが行
われる。
運動によって、腰部の施療部位に対して、互いに離間し
た位置から接近して、施療部位を両側から挟みながら押
し、さらに、施療部位から両側に離れていくときに施療
部位から後退して押圧力を次第に弱めていくので、マッ
サージ師の手による手揉みに近い感触でマッサージが行
われる。
【００３２】なお、マッサージの開始時と終了時の使用
感をより向上させるために、ウォーム軸１９や駆動軸１
１、１２の回転位置を検出する手段を設けて、モータ１
８を停止させるときに、一対の施療子３、４が常に互い
に両外側に離れた位置にくるようにしてもよい。
感をより向上させるために、ウォーム軸１９や駆動軸１
１、１２の回転位置を検出する手段を設けて、モータ１
８を停止させるときに、一対の施療子３、４が常に互い
に両外側に離れた位置にくるようにしてもよい。
【００３３】また、マッサージ機１によって、頚部のマ
ッサージを行う場合には、マッサージ機１を床面やマッ
トレス上に置いて、使用者は頚部が一対の施療子３、４
に布カバー２の上から当たるようにして仰向けに横たわ
り、この状態で、マッサージ機１を動作させて、施療部
位のマッサージを行う。
ッサージを行う場合には、マッサージ機１を床面やマッ
トレス上に置いて、使用者は頚部が一対の施療子３、４
に布カバー２の上から当たるようにして仰向けに横たわ
り、この状態で、マッサージ機１を動作させて、施療部
位のマッサージを行う。
【００３４】次に、図６は、本発明の可搬型マッサージ
機の別の実施形態における要部構造を示す部分側面図で
あって、図２中の番号と同じ番号の部材は、前述した実
施形態のものと共通の部材が用いられている。
機の別の実施形態における要部構造を示す部分側面図で
あって、図２中の番号と同じ番号の部材は、前述した実
施形態のものと共通の部材が用いられている。
【００３５】すなわち、本実施形態のマッサージ機１’
においては、一対の駆動軸１１’、１２’の相互の向き
が固定されていて、一対のウォームホイール１６、１７
は、一体となった支持枠１３’内に収容されている。
においては、一対の駆動軸１１’、１２’の相互の向き
が固定されていて、一対のウォームホイール１６、１７
は、一体となった支持枠１３’内に収容されている。
【００３６】本実施形態においては、モータ１８の軸を
ウォーム軸１９としてこれに直接ウォーム２１を取り付
けている。なお、ウォーム２１は、ウォーム軸１９の外
周に一体に形成してあってもよい。
ウォーム軸１９としてこれに直接ウォーム２１を取り付
けている。なお、ウォーム２１は、ウォーム軸１９の外
周に一体に形成してあってもよい。
【００３７】そして、前記支持枠１３’は、本体１’Ａ
の底部に配置された基板２２Ａ上に直接固定されている
構造になっている。また、軸筒９Ａ、１０Ａは、前述し
た実施形態における軸筒９、１０が２つの部分から組み
立てられているものであるのに対して、本実施形態のも
のは、製作コストを低減するために、樹脂又はダイカス
トの一体成形によって製作されている。
の底部に配置された基板２２Ａ上に直接固定されている
構造になっている。また、軸筒９Ａ、１０Ａは、前述し
た実施形態における軸筒９、１０が２つの部分から組み
立てられているものであるのに対して、本実施形態のも
のは、製作コストを低減するために、樹脂又はダイカス
トの一体成形によって製作されている。
【００３８】また、図７は、さらに別の実施形態として
の施療子の構造を示す縦断面図であって、同図に示す施
療子３’（４’）は、施療子本体３’Ａ（４’Ａ）、ス
リーブ３’Ｂ（４’Ｂ）は前述した各実施形態で用いて
いる施療子３、４と同じであるが、本実施形態のもの
は、外表面に汚れが付着しにくく、また、柔軟で摩耗し
たり破断しにくい素材、例えば、ポリアミド（外側）と
ポリウレタン（内側）のラミネート層Ｃを被覆して耐久
性を向上させている。
の施療子の構造を示す縦断面図であって、同図に示す施
療子３’（４’）は、施療子本体３’Ａ（４’Ａ）、ス
リーブ３’Ｂ（４’Ｂ）は前述した各実施形態で用いて
いる施療子３、４と同じであるが、本実施形態のもの
は、外表面に汚れが付着しにくく、また、柔軟で摩耗し
たり破断しにくい素材、例えば、ポリアミド（外側）と
ポリウレタン（内側）のラミネート層Ｃを被覆して耐久
性を向上させている。
【００３９】なお、前述した各実施形態においては、駆
動軸１１、１２，１１’、１２’の先端に軸筒９、１
０、９Ａ、１０Ａを取付け、これらの軸筒９、１０、
９’、１０’に傾斜軸５、６をベアリング７、８を介し
て回転自在に支持しているが、軸筒を省略し、駆動軸と
傾斜軸とを一体の部品として製作して、傾斜軸先端部に
施療子を回転自在に取り付けた構造にしてもよい。
動軸１１、１２，１１’、１２’の先端に軸筒９、１
０、９Ａ、１０Ａを取付け、これらの軸筒９、１０、
９’、１０’に傾斜軸５、６をベアリング７、８を介し
て回転自在に支持しているが、軸筒を省略し、駆動軸と
傾斜軸とを一体の部品として製作して、傾斜軸先端部に
施療子を回転自在に取り付けた構造にしてもよい。
【００４０】また、施療子の形状や素材も、前述した各
実施形態のものに限定されるものではなく、腰部や頸部
のマッサージに適した種々の形状や素材を用いることが
できる。
実施形態のものに限定されるものではなく、腰部や頸部
のマッサージに適した種々の形状や素材を用いることが
できる。
【００４１】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項１記載の
発明によれば、それぞれの傾斜軸が対応する駆動軸の中
心軸線上に頂点を有する仮想的な倒立円錐の錐面に沿っ
て旋回してこれらに取り付けられている施療子が首振り
運動することで、対をなす施療子の水平、垂直両方向の
運動変位量が大きく、施療範囲が拡大して、手揉み感覚
に近い。減り張りのあるマッサージ感を得ることができ
る。
発明によれば、それぞれの傾斜軸が対応する駆動軸の中
心軸線上に頂点を有する仮想的な倒立円錐の錐面に沿っ
て旋回してこれらに取り付けられている施療子が首振り
運動することで、対をなす施療子の水平、垂直両方向の
運動変位量が大きく、施療範囲が拡大して、手揉み感覚
に近い。減り張りのあるマッサージ感を得ることができ
る。
【００４２】また、請求項２記載の発明によれば、駆動
軸どうしの互いの傾斜角度を調整することができるた
め、最適なマッサージ効果を得ることができる。
軸どうしの互いの傾斜角度を調整することができるた
め、最適なマッサージ効果を得ることができる。
【図１】 本発明の可搬型マッサージ機の１実施形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】 本発明の可搬型マッサージ機の１実施形態に
おける要部構造を示す部分側面図である。
おける要部構造を示す部分側面図である。
【図３】 本発明の可搬型マッサージ機の１実施形態に
おける要部構造を示す部分平面図である。
おける要部構造を示す部分平面図である。
【図４】 本発明の可搬型マッサージ機に用いる施療子
の斜視図である。
の斜視図である。
【図５】 施療子の首振り運動の軌跡を示す模式図であ
る。
る。
【図６】 本発明の可搬型マッサージ機の別の実施形態
における要部構造を示す部分側面図である。
における要部構造を示す部分側面図である。
【図７】 本発明の可搬型マッサージ機のさらに別の実
施形態における施療子の縦断面図である。
施形態における施療子の縦断面図である。
１ 可搬型マッサージ機
１Ａ 本体
１Ｂ 上面
１Ｃ 開口部
２ 布カバー
３、３’、４、４’ 施療子
３Ａ、４Ａ、３’Ａ、４’Ａ 施療子本体
３Ｂ、４Ｂ、３’Ａ、４’Ａ スリーブ
５、６ 傾斜軸
７、８ ベアリング
９、９’１０、１０’ 軸筒
９Ａ、１０Ａ 傾斜面
１１、１２ 駆動軸
１３ 支持枠
１３Ａ 第１の部分
１３Ｂ 第２の部分
１３Ｃ 第３の部分
１４、１５ ベアリング
１６、１７ ウォームホイール
１８ モータ
１９ ウォーム軸
２０Ａ、２０Ｂ ベアリング
２１ ウォーム
２２、２３ スライドブロック
２２Ａ、２３Ａ ねじ部
２４、２５ 連結軸
２６、２７ 軸受駒
２８ 調節軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 4C100 AE02 AE03 AE06 AE07 AE11
AE14 AE18 AE19 AF03 AF05
AF11 BA01 BB03 BC03 CA03
DA04 DA06 EA10
Claims (2)
- 【請求項１】 支持枠と、 前記支持枠に回転自在に軸受支持され、中心軸線間の間
隔がそれぞれの基端側から先端側に向けて拡がるように
互いに傾けて対向配置された一対の駆動軸と、 各駆動軸の先端側から、これらの中心軸線に対してそれ
ぞれの中心軸線を斜め方向に略同一角度傾けて延設され
た一対の傾斜軸と、 これらの傾斜軸の先端側に設けられ、各傾斜軸の中心軸
線回りにそれぞれ回転自在な一対の施療子と、 前記一対の傾斜軸が略鏡像対称的に同期して動くよう
に、一対の駆動軸を互いに反対向きに同速で回転させる
駆動機構とを備え、 各駆動軸の回転により、それぞれの傾斜軸が対応する駆
動軸の中心軸線上に頂点を有する仮想的な倒立円錐の錐
面に沿って旋回して施療子が首振り運動するようにした
ことを特徴とする可搬型マッサージ機。 - 【請求項２】 駆動機構がそれぞれの駆動軸に固定され
た一対のウォームホイールと、これらのウォームホイー
ルの間で両者に噛み合うように配置されたウオームと、
前記ウオームを回転駆動するモータとを有するととも
に、 支持枠がウオームの回転軸線回りに相対的に回動可能に
相互に連結されて、一方の駆動軸を軸受け支持する第１
の部分と、他方の駆動軸を軸受け支持する第２の部分と
を含み、第１の部分と第２の部分との間の相対回動によ
り、一対の駆動軸の中心軸線間の傾きを変えられるよう
にしたことを特徴とする請求項１記載の可搬型マッサー
ジ機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002115694A JP2003310689A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 可搬型マッサージ機 |
| TW091117000A TW526057B (en) | 2002-04-18 | 2002-07-30 | Mobile massage device |
| CN02141829A CN1451365A (zh) | 2002-04-18 | 2002-08-22 | 可移动型按摩机 |
| US10/266,644 US20030199796A1 (en) | 2002-04-18 | 2002-10-09 | Portable massaging apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002115694A JP2003310689A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 可搬型マッサージ機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003310689A true JP2003310689A (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=28449999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002115694A Withdrawn JP2003310689A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 可搬型マッサージ機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030199796A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003310689A (ja) |
| CN (1) | CN1451365A (ja) |
| TW (1) | TW526057B (ja) |
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| JP2019103650A (ja) * | 2017-12-13 | 2019-06-27 | アルインコ株式会社 | マッサージ装置 |
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-
2002
- 2002-04-18 JP JP2002115694A patent/JP2003310689A/ja not_active Withdrawn
- 2002-07-30 TW TW091117000A patent/TW526057B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-08-22 CN CN02141829A patent/CN1451365A/zh active Pending
- 2002-10-09 US US10/266,644 patent/US20030199796A1/en not_active Abandoned
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