JP2019103650A - マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】施療部が押圧力を変化させながら所定の軌跡上を移動することにより、広い面積範囲に及ぶ施療部位をマッサージすることができるマッサージ装置を提供する。【解決手段】身体の施療部位に向けて突設された垂直軸(12)に対し、該垂直軸の軸線に斜交する環状の傾斜カム面(17)を備えた前記カム手段(14)を固着すると共に、前記垂直軸に回転自在に外挿した施療手段(15)の座部(21)に設けた環状の受面(24)を前記傾斜カム面に沿わせ、駆動源により駆動回転される垂直軸(12)に同行回転する前記カム手段の傾斜カム面(17)と前記座部の受面(24)を介して、前記座部(21)を該回転方向に追従して傾斜させ、これにより座部から延設したアーム部(22)を揺動させ、該アーム先端の施療部(23)の高さを変えながら円運動させる構成である。【選択図】図11

Description

本発明は、主として身体の僧帽筋をマッサージするためのマッサージ装置に関する。
従来、身体の後頭部の下側に位置して、首から両肩にかけて沿わせた状態で保持し、首と肩の一方又は両方を揉むためのマッサージ装置が提供されている。
特開2012−40175号公報 特開2016−123851号公報
特許文献1のマッサージ装置は、ソレノイドにより軸方向に往復運動する指圧手段を設けている。
しかしながら、特許文献1の場合、施療部位を点として狭い面積で指圧するだけであるから、首の凝りや、肩の凝り等に対する広い面積範囲に及ぶマッサージを行うことができない。
特許文献2のマッサージ装置は、駆動回転される横軸に対して、回転ボスの外周に軸線に斜交して回転自在に外挿された左右一対の傾斜アームを延設し、該傾斜アームの先端部に施療子を設けている。また、前記傾斜アームに下方から対向するL形アームを設け、横軸の回転によりL形アームを揺動させる構成とされている。これによれば、横軸の回転により前記傾斜アームを揺動させ、左右の施療子の離間距離を拡縮させることにより、首の施療部位を挟着しながらマッサージが行われる。また、前記L形アームの先端を施療部位に押し付け、上下から傾斜アームの施療子とL形アームの先端により肩を掴むようなマッサージが行われる。
しかしながら、特許文献2の場合、挟着や掴みとは異なるマッサージ、例えば、僧帽筋の広い面積範囲を施療部位として、所定軌跡上を移動しつつ、しかも、施療部位に対する押圧力を変化させながら揉み解すようなマッサージを行うことができない。
本発明は、マッサージユニットの施療部が押圧力を変化させながら所定の軌跡上を移動することが可能であり、これにより、僧帽筋等の広い面積範囲に及ぶ施療部位に対して、好適にマッサージを行うように構成したマッサージ装置の提供を目的としている。
そこで、本発明が手段として構成したところは、機体から身体の施療部位に向けて突設されると共に駆動源により駆動回転される垂直軸と、該垂長軸に設けられた施療機構により構成されたマッサージユニットを備えるマッサージ装置であり、前記施療機構は、カム手段と、施療手段と、姿勢保持手段により構成され、前記カム手段は、前記垂直軸に固着されると共に、前記垂直軸の軸線に斜交する環状の傾斜カム面を備え、前記施療手段は、前記カム手段の傾斜カム面に沿う環状の受面を有して前記垂直軸に回転自在に外挿された座部と、前記座部から施療部位に向けて延びるアーム部と、前記アーム部の先端に設けられた施療部を備え、前記姿勢保持手段は、前記施療手段の座部から延設された保持片と、前記座部を垂直軸の軸廻りに回動させないように前記保持片を保持する拘束部材により構成されており、前記垂直軸に同行回転する前記カム手段のカム面と前記座部の受面を介して、前記座部を該回転方向に追従して傾斜させることによりアーム部を揺動させ、施療部を機体からの高さを変えながら円運動させるように構成して成る点にある。
好ましくは、前記カム手段の傾斜カム面は、垂直軸に対し相互に離間空間を介して平行に対面する上部カム面と下部カム面により構成され、前記座部は、前記離間空間に介装され、上部カム面に沿う上部受面と、下部カム面に沿う下部受面を備えている。
本発明の好ましい実施形態は、身体の僧帽筋をマッサージするマッサージ装置であり、身体の中心線Cの両側にマッサージユニットを左右対称に配置すると共に、左右のマッサージユニットの垂直軸と前記駆動源を連絡する伝動機構を左右対称に配置し、左右の伝動機構の間に1つの駆動軸を設けており、前記1つの駆動軸により、左右のマッサージユニットの垂直軸を相互に逆方向に回転駆動させるように構成している。
この際、身体の中心線Cの左右両側に位置して、僧帽筋の上部線維と中部線維と下部線維のうち、少なくとも上部線維をマッサージする左右の上部マッサージユニットと、少なくとも中部線維をマッサージする左右の下部マッサージユニットを配置することが好ましく、左右の上部マッサージユニットは、中心線Cを直交するY軸に関して、各マッサージユニットから中心線に向かう方向をY1方向、その反対方向をY2方向としたとき、それぞれの施療手段の座部から、Y2方向で斜め上向きに延びる第1アーム部と、Y2方向で斜め下向きに延びる第2アーム部を延設し、それぞれのアーム部の先端に第1施療部と第2施療部を設けており、前記第2アーム部は、座部の径方向に延びる基部と、該基部から屈折して僧帽筋の施療部位に向けて延びる延長部と、延長部の先端を丸めることにより形成された第2施療部を有するフィンガー形状に構成されている。
本発明によれば、カム手段14が施療手段15の座部21に対してうねり運動を与えることにより、アーム部22の施療部23がユーザの施療部位に向けて押圧力の変化を伴いながら所定の軌跡上を移動するので、これにより、僧帽筋等の広い面積範囲に及ぶ施療部位を好適にマッサージすることができる効果がある。
本発明の1実施形態を示しており、(A)は平面図、(B)は正面図である。 施療部位としての僧帽筋とマッサージユニットの関係を例示する説明図である。 本発明の1実施形態に関して、駆動源と、垂直軸と、伝動機構を分解状態で示す斜視図である。 本発明の1実施形態に関して、マッサージユニットを分解状態で示す斜視図である。 本発明の1実施形態におけるマッサージユニットの配置形態を示す正面図である。 上部マッサージユニットを分解状態で示す断面図である。 図5のA−A線に沿う断面図であり、左右に配置された上部マッサージユニットの作用に関して、カム手段の傾斜カム面が左外側に向けて下向き傾斜させられた状態を示す断面図である。 図7に示す状態からカム手段が180度回転することにより傾斜カム面が左右外側に向けて上向き傾斜させられた状態を示す断面図である。 下部マッサージユニットを分解状態で示す断面図である。 下部マッサージユニットの作用に関して、図5のB−B線に沿う断面図であり、(A)はカム手段の傾斜カム面が下側に向けて上向き傾斜させられた状態を示す断面図、(B)はカム手段が180度回転することにより傾斜カム面が下側に向けて下向き傾斜させられた状態を示す断面図である。 垂直軸を駆動回転することによりカム手段を回転したときの上部マッサージユニットと下部マッサージユニットにおける施療部の移動軌跡を示す説明図である。 駆動源を正転させたときの各マッサージユニットの作用を示す説明図である。 駆動源を逆転させたときの各マッサージユニットの作用を示す説明図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1に示すように、マッサージ装置1は、機体2の正面側に4個のマッサージユニット3を設けており、機体2は、背面側からパッド4により被われ、パッド4の左右両側から把持部5、5を延設している。従って、ユーザは、マッサージ装置1を身体の後頭部の下側に位置させ、両手で把持部5、5を把持することにより、マッサージユニット3を首並びに両肩及び肩甲骨に臨ませた状態で保持し、僧帽筋のマッサージを行うことができる。
図示実施形態の場合、身体の中心線Cの両側に位置して、左側の上部マッサージユニット3UL及び左側の下部マッサージユニット3DLと、右側の上部マッサージユニット3UR及び右側の下部マッサージユニット3DRが左右対称に配置されている。これにより、図2に示すように、僧帽筋の上部線維M1と中部線維M2と下部線維M3のうち、上部マッサージユニット3UL、3URが少なくとも上部線維M1(好ましくは上部線維M1と中部線維M2の両方)をマッサージし、下部マッサージユニット3DL、3DRが少なくとも中部線維M2(好ましくは中部線維M2と下部線維M3の両方)をマッサージするように構成されている。尚、以下の説明において、左側の上部マッサージユニット3ULと右側の上部マッサージユニット3URを区別しないときは、単に上部マッサージユニット3Uと称し、左側の下部マッサージユニット3DLと右側の下部マッサージユニット3DRを区別しないときは、単に下部マッサージユニット3Dと称する。更に、上部マッサージユニット3Uと下部マッサージユニット3Dを区別しないときは、単にマッサージユニット3と称する。
図3及び図4に示すように、機体2は、ハウジング2aとカバー2bにより構成され、ハウジング2aの中央部に電動モータから成る駆動源6が格納され、その両側に左右対称に構成されたギヤトレインから成る伝動機構7L、7Rが配置される。左右の伝動機構7L、7Rは、それぞれ、駆動源6の駆動軸6aに設けられたウォームに対して左右両側から噛合する減速ギヤ8と、該減速ギヤ8に噛合する上部駆動ギヤ9と、該上部駆動ギヤ9に伝動ギヤ10を介して噛合する下部駆動ギヤ11により構成され、上部駆動ギヤ9の中心に上部垂直軸12Uが設けられ、下部駆動ギヤ11の中心に下部垂直軸12Dが設けられている。従って、上述した一対の上部マッサージユニット3Uと一対の下部マッサージユニット3Dの動力源を構成する4本の垂直軸、つまり、左右の上部垂直軸12UL、12URと、左右の下部垂直軸12DL、12DRが左右対称に配置されている。尚、以下の説明において、左側の上部垂直軸12ULと右側の上部垂直軸12URを区別しないときは、単に上部垂直軸12Uと称し、左側の下部垂直軸12DLと右側の下部垂直軸12DRを区別しないときは、単に下部垂直軸12Dと称する。更に、上部垂直軸12Uと下部垂直軸12Dを区別しないときは、単に垂直軸12と称する。
このため、駆動源6の駆動軸6aが回転するとき、左側の上部垂直軸12ULと右側の上部垂直軸12URは相互に逆方向に回転し、左側の下部垂直軸12DLと右側の下部垂直軸12DRは、相互に逆方向に回転するように構成されている。
上部垂直軸12Uと下部垂直軸12Dは、上部駆動ギヤ9と下部駆動ギヤ11の間に伝動ギヤ10を介装しており、3枚のギヤの歯数を同数とすることにより、相互に同一回転速度で同一方向に回転するように構成されている。
前記駆動源6と伝動機構7L、7Rをハウジング2aに格納した状態でカバー2bを装着すると、図4に示すように、カバー2bから垂直軸12が突出する。そこで、それぞれの垂直軸12に施療機構13を設けることにより、上述したマッサージユニット3が構成される。従って、図1に示すようにマッサージ装置1を使用するとき、垂直軸12の突出方向が身体の施療部位に向けられ、該垂直軸12に設けた施療機構13が身体の施療部位に沿って臨まされる。
施療機構13は、後述するようなカム手段と、施療手段と、姿勢保持手段により構成され、これらの手段が組付けられることにより、図5に示すように、中心線Cに対して、左側の上下マッサージユニット3UL、3DLを構成する左側の上下施療機構13UL、13DLと、右側の上下マッサージユニット3UL、3DRを構成する右側の上下施療機構13UR、13DRが左右対称に配置される。尚、以下の説明において、左側の上部施療機構13ULと右側の上部施療機構13URを区別しないときは、単に上部施療機構13Uと称し、左側の下部施療機構13DLと右側の下部施療機構13DRを区別しないときは、単に下部施療機構13Dと称する。更に、上部施療機構13Uと下部施療機構13Dを区別しないときは、単に施療機構13と称する。
図6に示す上部施療機構13Uと、図9に示す下部施療機構13Dは、施療機構13として基本的に共通する構成を備えており、垂直軸12に固着されるカム手段14と、該カム手段14に連結される施療手段15と、姿勢保持手段16により構成されている。
カム手段14は、垂直軸12に外挿固着された状態で該垂直軸12の軸線に交差する環状の傾斜カム面17を備えている。図示実施形態の場合、カム手段14は、垂直軸12の上側位置に外挿される上部カム部材14aと、下側位置に外挿される下部カム部材14bにより構成され、それぞれのカム部材に垂直軸12の軸線に斜交する上部カム面17aと下部カム面17bを形成している。
上部カム部材14aと下部カム部材14bは、上部カム面17aと下部カム面17bを相互に離間空間を介して平行に対面させるように配置され、両カム部材14a、14bを相互に回動不能に固定する連結固定手段18a、18bを設けており、前記離間空間を形成した状態で垂直軸12に固着される。図示実施形態の場合、上部カム部材14aは、垂直軸12の軸端に螺着したボルト19の頭部により固着され、下部カム部材14bは、該カム部材と垂直軸を横断して挿着されるピン20により固着されるが、これらの構成に限定されるものではない。要するに、上部カム面17aと下部カム面17bを相互に離間空間を介して平行に対面させた状態で、上部カム部材14aと下部カム部材14bが垂直軸12と同行回転されるように構成するものであれば良い。
施療手段15は、垂直軸12に回転自在に外挿される座部21と、座部21からユーザの施療部位に向けて延びるアーム部22と、アーム部22の先端に設けられた施療部23を備え、前記座部21に前記カム手段14の傾斜カム面17に沿う環状の受面24を形成している。
図示実施形態の場合、座部21は、上述した上部カム面17aと下部カム面17bの間に形成される離間空間に介装され、上部カム面17aに沿わされる上部受面24aと、下部カム面17bに沿わされる下部受面24bを形成している。
上述のように垂直軸12を回転したとき、カム手段14は垂直軸12に同行して回転させられるが、施療手段15の座部21を垂直軸12及びカム手段に同行回転させないように構成するため、姿勢保持手段16が設けられている。
姿勢保持手段16は、座部21から延設された保持片25と、該保持片25を垂直軸12の軸廻りに回動させないように保持するために機体2に固定された拘束部材26により構成されている。これにより、座部21の回転が阻止されるが、後述するように、回転する傾斜カム面17が受面24を摺動することにより、座部21と共に保持片25に捻じり方向の運動が生じるので、このような運動を許容できるように、拘束部材26は保持片25を抱持するポケット形状に形成することが好ましい。
図示のように、上部施療機構13Uの施療手段15と、下部施療機構13Dの施療手段15は、相互に、アーム部22と施療部23の形態が異なるものとして構成されている。この点に関して、図5に示すように、X軸を成す中心線Cに直交する水平方向のY軸に関して、各マッサージユニット3から中心線Cに向かう方向をY1方向、その反対方向をY2方向として、以下に説明する。
(上部施療機構)
上部施療機構13Uの施療手段15は、図5及び図6に示すように、座部21から、Y2方向で斜め上向き方向S1に延びる第1アーム部22Aと、Y2方向で斜め下向き方向S2に延びる第2アーム部22Bを延設し、それぞれのアーム部の先端に第1施療部23Aと第2施療部23Bを設けている。
第1アーム部22Aは、座部21の上部受面24aに対する垂線よりも前記方向S1に向けて傾斜させられており、該第1アーム部22Aの先端に取付けた揉み玉の半球状の頂面を該第1アーム部22Aの延長線方向に臨ませることにより第1施療部23Aを形成している。
これに対し、前記第2アーム部22Bは、座部21の径方向に延びる基部22aと、該基部22aから屈折してユーザの施療部位に向けて延びる延長部22bを備え、該延長部22bの先端を丸めることにより第2施療部23Bを形成したフィンガー形状に構成されている。
図7、図8及び図11は、上部施療機構13Uの作用に関して、垂直軸12と共に傾斜カム面17の最低点Vが反時計回り方向に回転したときの動作を示している。図11に示すように、最低点Vが前記方向S2に向かう点P1に位置するとき、図7に示すように、座部21は、該方向S2に向けて角度θ1で示すように下向き傾斜姿勢とされる。このとき、第1アーム部22Aと共に第1施療部23Aの頂面は、Y2方向で前記方向S1に傾斜させられている。フィンガー形状の第2アーム部22Bは、垂直軸12の軸線から距離L1で示すように大きく離れ、第2施療部23Bは、高さH1で示すように比較的低い(機体に近い)高さに位置させられている。
図11に示すように、垂直軸12の回転により、傾斜カム面17の最低点Vは、前記点P1から、反時計回り方向に順次、点P2、点P3、点P4のように移動する。前記点P1から180度だけ回転移動し、点P3に位置したときの状態を図8に示している。このとき、座部21は、前記方向S1に向けて角度θ2で示すように上向き傾斜姿勢とされる。これにより、第1アーム部22Aと共に第1施療部23Aの頂面は、Y1方向に向けて姿勢を変更する。フィンガー形状の第2アーム部22Bは、垂直軸12の軸線に向けて距離L2で示すように近づき、第2施療部23Bは、高さH2で示すように高い(機体から離れた)位置まで上昇する。
傾斜カム面17の最低点Vが前記点P1とP3の間の点P2又は点P4に移動したとき、座部21は、最低点Vに向けて下降傾斜するように姿勢を変更させられる。その結果、図11に鎖線で示すように、垂直軸12と共に傾斜カム面17が1回転する間に、第1施療部23Aと第2施療部23Bは、前記距離Lと高さHを変化させつつ、所定の軌跡上を移動しながら円運動又は楕円運動を行う。このため、図2に示す僧帽筋の上部線維M1の所望の範囲を面的にマッサージすることができる。
(下部施療機構)
次に、X軸に関して、上向き方向をX1、下向き方向をX2として、下部施療機構13Dの施療手段15を説明する。図10及び図11に示すように、該施療手段15のアーム部22は、座部21の下向き方向X2の部位に位置して上部受面24aからほぼ直角に起立する第3アーム部22Cを構成し、該アーム部の先端に取付けた揉み玉の半球状の頂面を上向き方向X1に臨ませることにより第3施療部23Cを形成している。
図示実施形態の場合、上部施療機構13Uと下部施療機構13Dの相互に関して、図11に示すように、上部施療機構13Uの傾斜カム面17の最低点Vが前記方向S2に向かう点P1に位置するとき、下部施療機構13Dの傾斜カム面17の最低点Wは、上向き方向X1に向かう点Q1に位置させられるように設定されている。
傾斜カム面17の最低点Wが上向き方向X1に向かう点Q1に位置するとき、図10(A)に示すように、座部21は、下向き方向X2に向けて角度θ3で示すように上向き傾斜姿勢とされ、第3アーム部22Cと共に第3施療部23Cを上向き方向X1に向けて傾斜させている。
図11に示すように、垂直軸12の回転により、傾斜カム面17の最低点Wは、前記点Q1から、反時計回り方向に順次、点Q2、点Q3、点Q4のように移動する。前記点Q1から180度だけ回転移動し、点Q3に位置したとき、図10(B)に示すように、座部21は、下向き方向X2に向けて角度θ4で示すように下向き傾斜姿勢とされ、第3アーム部22Cと共に第3施療部23Cを下向き方向X2に向けて傾斜させる。
傾斜カム面17の最低点Wが前記点Q1とQ3の間の点Q2又は点Q4に移動したとき、座部21は、最低点Wに向けて下降傾斜するように姿勢を変更させられる。その結果、図11に鎖線で示すように、垂直軸12と共に傾斜カム面17が1回転する間に、第3施療部23Cは、高さを変化させつつ、所定の軌跡上を移動しながら円運動又は楕円運動を行う。このため、図2に示す僧帽筋の中部線維M2と下部線維M3の所望の範囲を面的にマッサージすることができる。
(マッサージ例)
図示省略しているが、マッサージ装置1は、駆動源6を構成する電動モータを制御する制御回路を備えており、駆動軸6aの正転と逆転を切換えることが可能であり、正転中又は逆転中に間欠的回転を行うことも可能とされている。
(正転によるマッサージ)
図12は、駆動源6の駆動軸6aを連続的に正転させることにより、僧帽筋をマッサージするときの作用を示している。
このとき、図示の矢印で示すように、左側の上部マッサージユニット3ULと左側の下部マッサージユニット3DLは、第1施療部23Aと第2施療部23Bと第3施療部23Cを時計針方向に円運動(又は楕円運動)させられ、右側の上部マッサージユニット3URと右側の下部マッサージユニット3DRは、第1施療部23Aと第2施療部23Bと第3施療部23Cを反時計針方向に円運動(又は楕円運動)させられる。
上述のように傾斜カム面17の最低点Vが点P1から360度回転する間、左右の第1施療部23A、23Aが中心線Cに向けて押圧力を次第に増強しながら対向して上部線維M1を揉み下げた後、Y2方向に向けて移動する際に次第に押圧力を軽減し、同時に、左右それぞれの第2施療部23Bが外側(Y2)から内側(Y1)に向けて上側(X1)から下側(X2)に移動するとき次第に押圧力を増強し、その後は次第に押圧力を軽減しながら移動する。
左側の下部マッサージユニット3DLと右側の下部マッサージユニット3DRは、上述のように傾斜カム面17の最低点Wが点Q1から360度回転する間に、最初の半回転時に押圧力を軽減した後、次の半回転時に押圧力を次第に増強しながら移動する。
上部マッサージユニット3Uの第2施療部23Bと、下部マッサージユニット3Dの第3施療部23Cは、それぞれ半回転した後に次の半回転を行うときに、図示矢印で示すように上下から対向して移動し、中部線維M2を強力に掴み揉みする。
制御回路により駆動軸6aの正転に関して間欠回転を実施するときは、前記第2施療部23Bと第3施療部23Cにより中部線維M2を掴んだときに一時停止させる動作を含ませることにより、掴み揉み効果が格段に向上する。
(逆転によるマッサージ)
図13は、駆動源6の駆動軸6aを連続的に逆転させることにより、僧帽筋をマッサージするときの作用を示している。
このとき、図示の矢印で示すように、左側の上部マッサージユニット3ULと左側の下部マッサージユニット3DLは、第1施療部23Aと第2施療部23Bと第3施療部23Cを反時計針方向に円運動(又は楕円運動)させられ、右側の上部マッサージユニット3URと右側の下部マッサージユニット3DRは、第1施療部23Aと第2施療部23Bと第3施療部23Cを時計針方向に円運動(又は楕円運動)させられる。
この場合、上述した上部マッサージユニット3Uの傾斜カム面17の最低点Vは、順次、点P1から点P4、P3、P2を経て回転し、下部マッサージユニット3Dの傾斜カム面17の最低点Wは、順次、点Q1から点Q4、Q3、Q2を経て回転する。
上部マッサージユニット3Uにおける左右の第1施療部23A、23Aが中心線Cに向けて押圧力を次第に増強しながら対向して上部線維M1を揉み上げた後、Y2方向に向けて移動する際に次第に押圧力を軽減し、同時に、左右それぞれの第2施療部23Bが外側(Y2)から内側(Y1)に向けて下側(X2)から上側(X1)に移動するとき次第に押圧力を増強し、その後は次第に押圧力を軽減しながら移動する。
下部マッサージユニット3Dにおける左右の第3施療部23C、23Cは、最初の半回転を終えて次の半回転を開始するとき、
中心線Cに向けて押圧力を次第に増強しながら対向して中部線維M2と下部線維M3を揉み上げた後、X2方向に向けて移動する際に次第に押圧力を軽減する。
上部マッサージユニット3Uの第2施療部23Bと、下部マッサージユニット3Dの第3施療部23Cは、図示矢印で示すように上下から、第3施療部23CがX2方向に移動中に第2施療部23Bが押圧力を増しながらX2方向に追跡移動し、中部線維M2の適度な掴み揉みを行う。
制御回路により駆動軸6aの正転に関して間欠回転を実施するときは、上部マッサージユニット3Uの第1施療部23A、23Aが相互に近接したときや、下部マッサージユニット3Dの第3施療部23C、23Cが相互に近接したときに一時停止させる動作を含ませることにより、中心線Cに向けて僧帽筋を対向方向から押圧する揉み効果が格段に向上する。
1 マッサージ装置
2 機体
2a ハウジング
2b カバー
3 マッサージユニット
3U 上部マッサージユニット
3UL 左側の上部マッサージユニット
3UR 右側の上部マッサージユニット
3D 下部マッサージユニット
3DL 左側の下部マッサージユニット
3DR 右側の下部マッサージユニット
4 パッド
5 把持部
6 駆動源
6a 駆動軸
7L、7R 伝動機構
8 減速ギヤ
9 上部駆動ギヤ
10 伝動ギヤ
11 下部駆動ギヤ
12 垂直軸
12U 上部垂直軸
12UL 左側の上部垂直軸
12UR 右側の上部垂直軸
12D 下部垂直軸
12DL 左側の下部垂直軸
12DR 右側の下部垂直軸
13 施療機構
13U 上部施療機構
13UL 左側の上部施療機構
13UR 右側の上部施療機構
13D 下部施療機構
13DL 左側の下部施療機構
13DR 右側の下部施療機構
14 カム手段
14a 上部カム部材
14b 下部カム部材
15 施療手段
16 姿勢制御手段
17 傾斜カム面
17a 上部カム面
17b 下部カム面
18a、18b 連結固定手段
19 ボルト
20 ピン
21 座部
22 アーム部
22A 第1アーム部
22a 基部
22b 延長部
22B 第2アーム部
22C 第3アーム部
23 施療部
23A 第1施療部
23B 第2施療部
23C 第3施療部
24 受面
24a 上部受面
24b 下部受面
25 保持片
26 拘束部材

Claims (4)

  1. 機体から身体の施療部位に向けて突設されると共に駆動源(6)により駆動回転される垂直軸(12)と、該垂長軸に設けられた施療機構(13)により構成されたマッサージユニット(3)を備えるマッサージ装置であり、前記施療機構(13)は、カム手段(14)と、施療手段(15)と、姿勢保持手段(16)により構成され、
    前記カム手段(14)は、前記垂直軸(12)に固着されると共に、前記垂直軸の軸線に斜交する環状の傾斜カム面(17)を備え、
    前記施療手段(15)は、前記カム手段の傾斜カム面に沿う環状の受面(24)を有して前記垂直軸に回転自在に外挿された座部(21)と、前記座部から施療部位に向けて延びるアーム部(22)と、前記アーム部の先端に設けられた施療部(23)を備え、
    前記姿勢保持手段(16)は、前記施療手段の座部から延設された保持片(25)と、前記座部を垂直軸の軸廻りに回動させないように前記保持片を保持する拘束部材(26)により構成されており、
    前記垂直軸(12)に同行回転する前記カム手段の傾斜カム面(17)と前記座部の受面(24)を介して、前記座部(21)を該回転方向に追従して傾斜させることによりアーム部(22)を揺動させ、施療部(23)を機体(2)からの高さを変えながら円運動させるように構成して成ることを特徴とするマッサージ装置。
  2. 前記カム手段の傾斜カム面(17)は、垂直軸に対し相互に離間空間を介して平行に対面する上部カム面(17a)と下部カム面(17b)により構成され、
    前記座部(21)は、前記離間空間に介装され、上部カム面に沿う上部受面(24a)と、下部カム面に沿う下部受面(24b)を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。
  3. 身体の僧帽筋をマッサージするマッサージ装置であり、
    身体の中心線Cの両側にマッサージユニットを左右対称に配置すると共に、左右のマッサージユニットの垂直軸(12)(12)と前記駆動源(6)を連絡する伝動機構(7L,7R)を左右対称に配置し、左右の伝動機構の間に1つの駆動軸(6a)を設けており、
    前記1つの駆動軸(6a)により、左右のマッサージユニットの垂直軸(12)(12)を相互に逆方向に回転駆動させるように構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ装置。
  4. 身体の中心線Cの左右両側に位置して、僧帽筋の上部線維と中部線維と下部線維のうち、少なくとも上部線維をマッサージする左右の上部マッサージユニット(3UL)(3UR)と、少なくとも中部線維をマッサージする左右の下部マッサージユニット(3DL)(3DR)を配置しており、
    左右の上部マッサージユニット(3UL)(3UR)は、中心線Cを直交するY軸に関して、各マッサージユニットから中心線に向かう方向をY1方向、その反対方向をY2方向としたとき、それぞれの施療手段(15)の座部(21)から、Y2方向で斜め上向きに延びる第1アーム部(22A)と、Y2方向で斜め下向きに延びる第2アーム部(22B)を延設し、それぞれのアーム部の先端に第1施療部(23A)と第2施療部(23B)を設けており、
    前記第2アーム部(22B)は、座部の径方向に延びる基部(22a)と、該基部から屈折して僧帽筋の施療部位に向けて延びる延長部(22b)と、該延長部の先端を丸めることにより形成された第2施療部(23B)を有するフィンガー形状に構成されて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のマッサージ装置。
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