JP2566275B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2566275B2
JP2566275B2 JP63061551A JP6155188A JP2566275B2 JP 2566275 B2 JP2566275 B2 JP 2566275B2 JP 63061551 A JP63061551 A JP 63061551A JP 6155188 A JP6155188 A JP 6155188A JP 2566275 B2 JP2566275 B2 JP 2566275B2
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幸三 河井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は施療子を上下左右に施療子を移動自在として
施療部位を可変としているマッサージ機に関するもので
ある。
【従来の技術】
背筋に沿った上下方向と幅方向である左右方向とに施
療子を移動自在として、使用者の好みの部位に施療子を
位置させることができるマッサージ機は、これまで多種
のものが提案されているが、従来のこの種のマッサージ
機における操作部は、上記各方向についての操作子が夫
々個別に設けられていた。 一例を第13図に示す。この操作器60は、その表面に各
種のスイッチSW2,SW4〜SW9,SW30〜SW36や発光表示素
子L1,L2,L30〜L36が設けられており、施療子5の上下
左右方向への移動指は、各移動方向について個別に設け
られているスイッチSW4〜SW7で行なう。
【発明が解決しようとする課題】
この場合、使用者が要求する場所に施療子を移動させ
るために、操作器60を見て確認しながら対応するスイッ
チSW4〜SW7を操作しなくてはならず、非常に煩わしい。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは施療子の求める場所への移動指示
を容易に行なうことができるマッサージ機を提供するに
ある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、マッサージ用の施療子を少なくと
も上下左右に移動自在として施療部位を可変としている
マッサージ機において、上下左右の各移動方向指示用の
操作部が、単一の操作子を有するものとしていることに
特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、単一の操作子を操作するだけで求め
る方向への施療子の移動を行なうことができる。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する。ま
ず、マッサージ機の機構的な点について説明すると、こ
のマッサージ機は椅子の背もたれやベッド等の施療台内
に組み込まれて背もたれやベッドに沿った施療子の移動
を自在としているもので、ここでは第11図に示すよう
に、椅子のリクライニング自在とされている背もたれ内
に組み込んだものを示している。 この椅子はパイプで枠組みした下部枠81に座部82とひ
じ掛け83とを設けるとともに、背もたれ84のフレーム85
の下部を下部枠81に枢着し、フレーム85の下端と下部枠
81間にガススプリング86を取り付けて、ひじ掛け83側面
に設けたレバー87の操作によるガススプリング86の伸縮
で背もたれ84をリクライニングさせ得るようにしたもの
で、背もたれ84の両側フレーム85には夫々断面コ字型で
開口面が対向する一対のレール90,90が固着されてい
る。また背もたれ84の上端にはヘッドレスト88が設けら
れ、背もたれ84の前面にヘッドレスト88に至るまで設け
られているカバーシートの背面両側には、支持帯89が上
下方向に夫々配設されている。前記一対のレール90,90
の開口縁には夫々ラック91,91が長手方向に沿って固着
されており、両レール90,90間にこのレール90内を転動
するころ18と、ラック91に噛み合うピニオン17とを備え
ているマッサージ機が架設されている。 マッサージ機は、第12図に示すように、一端にモータ
ブロック20を、他端に減速機ブロック19を備えて、これ
ら両ブロック20,19から上記ころ18や回転駆動されるピ
ニオン17を突設したもので、両ブロック20,19間には主
軸1とねじ軸14と補助軸13とが架設されている。そして
両ブロック20,19によって両端が支持されている補助軸1
3には、この補助軸13に対して回転自在とされている一
対の回転板15,15を介して、主軸1やねじ軸14並びに補
助軸13と平行な回転軸12が取り付けられて、補助軸13の
まわりを回転軸12が回転自在となるようにされている。
一対の回転板15,15で両端が支持されているとともに回
転板15に対して回転自在とされている回転軸12は、偏心
方向が互いに逆とされている一対のクランク軸12a,12b
を軸方向につないだものとして形成されて偏心部材7と
して機能するものであり、両端の非偏心部12d,12eが回
転板15で支持されている。 モータブロック20に納められたモータは、主軸1、ね
じ軸14、回転軸12、ピニオン17の各回転駆動を行なう
他、補助軸13のまわりの回転軸12の回転駆動を行なう。
すなわち、モータブロック20の下方に突出するモータの
出力軸に装着されたプーリ28に、減速機ブロック19外面
に配設された被駆動軸31がベルト29とプーリ30とを介し
て接続されており、また被駆動軸31と減速機ブロック19
内の減速機構部とが、クラッチ33と、プーリ34,36及び
ベルト35とで接続されている。減速機ブロック19内の減
速機構部(図示せず)は、減速部と、複数のクラッチ部
とで構成されており、クラッチ33が接続されている際、
主軸1、ねじ軸14、あるいはピニオン17にモータ出力を
選択的に伝達する。また被駆動軸31にはクラッチ32とプ
ーリ37、ベルト38、プーリ39、ウォーム40とを介して、
補助軸13に装着されたウォームホイール41が接続されて
おり、ウォームホイール41と一体のギア42が回転軸12の
非偏心部12dに固着されたギア43に噛み合っている。ク
ラッチ32が接続されると、モータ出力は上記の各部材を
介して回転軸12に伝えられ、回転軸12はその軸まわりの
回転を行なう。 更にモータブロック20の外面には、プーリ21,23とベ
ルト22とクラッチ24とを介してモータに接続された送り
ねじ25が配設されており、この送りねじ25に螺合する送
りナット26と、前記一対の回転板15,15のうちの一方と
がリンク16にて連結されている。送りねじ25がモータ出
力で回転する時、送りねじ25の軸方向に移動する送りナ
ット26は、リンク16を介して回転板15を動かすものであ
り、この結果、回転板15で支持されている回転軸12は、
補助軸13のまわりの回転を行なう。 前記主軸1には一対の内輪2,2が間隔をおいて取り付
けられている。両内輪2,2は主軸1に対して同方向に同
量だけ偏心し且つ互いに逆方向に傾斜しているもので、
主軸1に形成された突条11との係合により、主軸1と共
に回転するように、そして主軸1の軸方向にスライド自
在となるようにされており、外周面には夫々外輪3,3が
逆転自在に装着されている。また各内輪2,2における非
偏心部の外周面には、夫々連結アーム6,6の各一端が遊
転自在に連結されている。内輪2と共に主軸1の軸方向
へのスライドを行なうようにされているこの連結アーム
6は、前記ねじ軸14と螺合している。また、各連結アー
ム6,6は、ねじ軸14におけるねじ方向が逆とされている
部分に夫々螺合していることから、ねじ軸14の回転に伴
なって、両連結アーム6,6は一対の内輪2,2を互いに接近
させたり遠ざけたりする。 上記各外輪3,3には、夫々アーム4,4の中程が固着され
ている。そして各アーム4先端の屈曲部には、アーム4
に対して遊転自在とされたローラ状の施療子5が夫々取
り付けられており、一方のアーム4の他端は、連結リン
ク8と球体70とを介して回転軸12のクランク軸12aに、
他方のアーム4の他端は連結リンク8と球体70とを介し
て回転軸12のクランク軸12bに連結されている。ここに
おける球体70は、回転軸12に対して軸方向にスライド自
在に取り付けられたもので、連結リンク8とクランク軸
12a,12bとの係合は連結リンク8の一端で球体70をつつ
むことによりなされている。このために、連結リンク8
はクランク軸12a,12bに対して3次元的回動が自在とな
っており、更に連結リンク8他端とアーム4との連結部
もボールジョイント44として形成されていることから、
同じく3次元的回動が自在となっている。また、回転軸
12中央部の非偏心部12cと補助軸13とが、これらに対し
て夫々遊転自在となっている連結板9によって連結され
ている。 次に動作の概略について説明する。モータによって主
軸1を回転させた場合、主軸1と共に回転する内輪2が
主軸1に対して偏心且つ傾斜したものとなっているため
に、この内輪2に遊転自在に装着されている外輪3にア
ーム4を介して取り付けられた施療子5は、連結リンク
8によってアーム4の動きに制限が加えられていること
もあって、主軸1の回転に伴ない、3次元的な軌跡を描
く運動、すなわち上下方向と主軸1の軸方向と主軸1か
らの突出方向とに位置を変化させる運動を行なう。この
ような動きを対称に行なう一対の施療子5,5は、使用者
の背面にいわゆる「ねりもみ」のマッサージを与える。
尚、この「ねりもみ」のマッサージは、主軸1の回転方
向に応じて、後述の「もみ上げ」のマッサージと、「も
み下げ」のマッサージとの2種の形態を呈する。またア
ーム4にボールジョイント44を介して連結された連結リ
ンク8は、内輪2の回転に伴なって上下左右に振られる
ことになるが、連結リンク8と回転軸12とはボールジョ
イントを構成する球体70で連結されているために、上記
施療子5の動作は円滑に行なわれる。 モータによって送りねじ25を回転させることで、リン
ク16と回転板15とを介して、補助軸13のまわりに回転軸
12を回転させると、これに伴なってアーム4及び外輪3
が内輪2のまわりを回転し、そして施療子5は使用者の
背面が位置することになる正面方向への突出量を変化さ
せることから、主軸1を回転させてマッサージを得るに
あたり、施療子5の突出量を大きくしている時には、強
い「ねりもみ」のマッサージを、突出量を小さくしてい
る時には、弱い「ねりもみ」のマッサージを行なう。強
弱の調節を行なえるようになっているわけであり、また
突出量を大きくすることによって、肩に対するマッサー
ジを背方からではなく、上方から行なえるものとなって
いる。 モータによってピニオン17を回転させた場合には、ラ
ック91とピニオン17との噛み合いにより、このマッサー
ジ機は施療台である椅子の背もたれ84をレール90に沿っ
て上下に移動する。従って、施療子5の位置を上下に変
えることができる。また、この時にはローラ状の施療子
5が人体背面に沿って転がるために、人体背面を施療子
5がさするローリングマッサージを得ることができる。 更にねじ軸14を回転させた時には、施療子5は主軸1
の軸方向に移動し、一対の施療子5,5間の間隔を変える
ために、施療すべき部位が肩であるか、首であるか等に
よって、施療子5の軸方向の位置、つまり幅方向の位置
を変えることができる。 次に、このマッサージ機に対して動作指令を与える操
作器60について説明する。この操作器60は第1図に示す
ように、細長い矩形状とされた本体61の表面に「動作/
停止」スイッチSW2と、「収納」スイッチSW3と、施療子
5の動作モードを「ローリング」と「部分ローリング」
と「もみ上げ」と「もみ下げ」とに切換指定するための
スイッチSW21〜SW24とを、前記施療子5の突出量を変化
させることによる強弱調整のためのスイッチSW8,SW
3と、移動方向指示用のスイッチSとが設けられたもの
で、ここにおけるスイッチSは、その操作子61の押圧部
分をずらすだけで、上下左右の各移動方向を指示できる
ものとなっている。 すなわちスイッチSは、第2図に示すように、略菱形
をなしている操作子61と、操作器60の内部に配されたプ
リント基板62の表面に設けた総計4組の導電パターン部
65,65と、プリント基板62と操作子61との間に配されて
操作子61をプリント基板61から浮かしているゴムシート
63と、ゴムシート63におけるプリント基板62側の面に設
けられた凹所内に夫々取り付けられた導電ゴム64とから
なり、導電ゴム64並びに各組の導電パターン部65,65
は、操作子61の各角部に位置するようにされている。 しかして、操作子61の任意の角部を押し込めば、ゴム
シート63の対応する箇所が押し込まれて導電ゴム64が対
応する導電パターン部65,65を短絡させるものであり、
これによって上下左右の四方向のうちの一方向について
の移動指示出力がマッサージ機側に送られる。操作子61
のいずれかの角部を押し込むだけで、求める方向への施
療子5の移動を行なわせることができるものである。 この時、操作子61の中央に指をおき、そして求める方
向に指をずらしたり傾けたりするだけで求める方向への
移動指示の出力を出すことができ、操作器60を見なくと
も、容易に求める操作を行なうことができる。 操作子61としては、第3図に示すように、棒状の握り
部66を設けたいわゆるジョイスティックとしてもよい。
この場合、第4図に示すように、強弱調整のためのスイ
ッチSW8,SW9を握り部66に配置すると、強弱調整のため
の操作を、握り部66から手を離すことなく行なうことが
できる。 また、この種の操作器60は、椅子型のマッサージ機で
あれば、通常第5図に示すように、ひじ掛け83の上面に
置き、ひじ掛け83に腕を置いた状態で操作できるように
して、腕を不自然に曲げたりしなくてもよいようにする
が、椅子がリクライニングできるものである時は、第6
図に示すように、背もたれ84を後方に倒した時、手が操
作器60に届かなくなってしまう。このために、第7図に
示すように、背もたれ84から延出した取付アーム95に取
り付けて、背もたれ84をリクライニングさせる時、操作
器60も背もたれ84と共に移動するようにしておくとよ
い。 また、第8図に示すように、操作子61の握り部66の上
端にスイッチSW02を配置し、このスイッチSW02を押すご
とに、マッサージ機における動作モードがサイクリック
に切り換えられるようにしておけば、操作子61から手を
離すことなく、重立ったすべての操作を行なうことがで
きる。そして、第9図及び第10図に示すように、別途表
示器67を設けて、これを見やすい場所に設けるとよい。
第10図中のL21〜L27は上記スイッチSW02によって切り換
えられる動作モードが現在どれなのかを表示する発光表
示素子である。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、単一の操作子を操作
するだけで、上下左右の各移動方向の指示を行なえるも
のであり、このために操作器に目を向けていなくとも、
求める方向への移動指示を出せるものであって、操作が
非常に容易なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例に係る操作器の正面図、第2図
(a)(b)は同上のスイッチの正面図と断面図、第3
図は他の実施例の破断側面図、第4図は更に他の実施例
の部分側面図、第5図は操作器を備えた椅子の斜視図、
第6図(a)(b)は同上の側面図、第7図(a)
(b)は操作器を備えた他の椅子の側面図、第8図は操
作子の別の実施例の部分断面図、第9図は操作器と表示
器とを備えた椅子の斜視図、第10図は表示器の部分正面
図、第11図及び第12図はマッサージ機の機構部分を示す
斜視図、第13図は従来の操作器の正面図であって、5は
施療子、60は操作器、61は操作子を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マッサージ用の施療子を少なくとも上下左
    右に移動自在として施療部位を可変としているマッサー
    ジ機において、上下左右の各移動方向指示用の操作部
    が、単一の操作子を有するものとしていることを特徴と
    するマッサージ機。
JP63061551A 1988-03-15 1988-03-15 マッサージ機 Expired - Lifetime JP2566275B2 (ja)

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WO2006137236A1 (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Family Co., Ltd. 椅子型マッサージ機、マッサージ機、椅子型マッサージ機の操作装置、及び椅子型マッサージ機用のリモートコントロール装置
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