JP4507702B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、施療子を用いてマッサージを行うマッサージ機に関し、詳しくは被施療者への施療子の接触面を変更する為の技術に関するものである。
従来から、椅子の背凭れ部から前方に突出させた施療子を着座状態にある被施療者の肩や背中に当て、この施療子を駆動させることで叩きや揉み等のマッサージを施すマッサージ機が提供されている。これらマッサージ機においては施療子の接触面積により被施療者に与えるマッサージ感が異なることから、この接触面積が変更可能であることが好ましい。そこで、アームの先端に複数の施療子を上下方向に並設した構造を備え、アームを回転させることで被施療者に当る施療子を変化させ、被施療者に対する施療子の接触面積を変更するマッサージ機が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、上記構造のマッサージ機にあっては接触面積を変更する際にアームが回転するので、各施療子の突出量が夫々変化してマッサージ強度が変更されてしまうという問題があった。
特開2001−190618号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、施療子の接触面積が変更可能であるとともに、接触面積を変更する際に施療子の突出量が変化してマッサージ強度が変更されてしまうことが防止されたマッサージ機を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るマッサージ機を、被施療者に接触させる主施療子と、主施療子を進退駆動させる主駆動ユニットと、主施療子の近傍位置に配される副施療子と、副施療子を主施療子の近傍位置で進退駆動させる副駆動ユニットとを備えたものであって、主駆動ユニットと副駆動ユニットとが、それぞれ主施療子の突出方向に進退駆動されるものであり、主施療子は、主駆動ユニットに連結される本体アームに支持されて該主駆動ユニットと一体に往復動されるものであり、副施療子は、主駆動ユニットと副駆動ユニットとに回動自在に連結されるリンク状の支持アームに取付けられるものであり、支持アームは、本体アームを介して主駆動ユニットに回動自在に連結されることを特徴としたものとする。上記構成のマッサージ機において、主施療子を被施療者に接触させた状態を保持しながら、副施療子を被施療者に接触する位置と被施療者に接触しない位置との間で進退駆動させれば、主施療子のみが被施療者に接触する場合と、主施療子と副施療子が共に被施療者に接触する場合とを切換えて、接触面積を容易且つ確実に変更することができる。そして、この接触面積変更の際に継続的に接触することとなる主施療子自体は突出量が変化しないので、マッサージ強度が変更されてしまうことは防止されるものである。
上記マッサージ機においては、主駆動ユニットと副駆動ユニットとがそれぞれ主施療子の突出方向に進退駆動されるものであり、副施療子が主駆動ユニットと副駆動ユニットとに回動自在に連結されるリンク状の支持アームに取付けられるものであることから、主駆動ユニットと副駆動ユニットとの相対位置を変更すると支持アームはその姿勢を変えることとなる。したがって、支持アームに取付けられる副施療子の姿勢を変更させて多彩なマッサージ感を実現することができる。
更に、上記主駆動ユニットは、主施療子を一体に進退駆動させるものであることから、主駆動ユニットを突出方向に移動させると主施療子が被施療者を垂直方向に押圧することとなるので、効果的な指圧マッサージを行うことができる。
また、上記マッサージ機は、副駆動ユニットを二つ備え、一方の副駆動ユニットと主駆動ユニットとに回動自在に連結される支持アームと、他方の副駆動ユニットと主駆動ユニットとに回動自在に連結される支持アームとに、それぞれ副施療子を取付けたものであることが好ましい。このようにすることで、各支持アームに取付けられた副施療子と主施療子との組合せによって多彩な接触面積を実現することができる。
更に、上記支持アームの、主駆動ユニット及び副駆動ユニットとの連結箇所を挟む両端側に副施療子を取付けていることも好ましい。このようにすることで、各支持アームの両端側に取付けられた副施療子と主施療子との組合せによって更に多彩な接触面積を実現することができる。
また、上記主施療子の突出方向の端面を凹凸形状に設けることも好ましく、このようにすることで、主施療子の接触により被施療者に効果的な指圧マッサージを行うことができる。
本発明は、施療子の接触面積が変更可能であるとともに、接触面積を変更する際に施療子の突出量が変化してマッサージ強度が変更されてしまうことが防止されるという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1〜図10には、本発明の実施の形態における一例のマッサージ機を示している。図1は前面カバー3を外した状態のマッサージ機の主要部正面図であり、図2、図3、図4はそれぞれ図1のA−A線、B−B線、C−C線断面図、図5は図2におけるD−D線断面図である。
本例のマッサージ機は椅子型のマッサージ機であって、座部(図示せず)に着座した状態の被施療者が凭れ掛かる背凭れ部1から前方に突出させた施療子2を駆動させることにより、被施療者の肩や背中に対して揉みや叩き等の各種マッサージを施すものである。なお、本文中に用いる前後、左右、上下方向は着座状態にある被施療者を基準とした方向であり、施療子2の突出方向が前方となり、施療子2が並設される幅方向が上記突出方向と直交する左右方向となるように設けている。図1においては図中左側を向く方向が下方であり、図中右側を向く方向が上方である。また、図2〜図5においては図中左側を向く方向が前方即ち施療子2の突出方向であり、図中右側を向く方向が後方即ち施療子2の突出方向と逆の方向である。
本例の背凭れ部1は前面カバー3と背面カバー4とで外殻を形成するものであり、その内部には上下方向に伸びる一対の上下走行ガイド6,6を立設させている。上下走行ガイド6,6は互いの対向面側が開口するように平行に配した断面コ字状のレールであり、施療子2やこれを駆動させる機構を備えた施療ブロック41全体が後述する上下調整機構により上下走行ガイド6,6に沿って上下方向に進退駆動されるようになっている。上記施療ブロック41は、その骨格を成す本体フレーム7に対して前後方向に独立して進退駆動される駆動ユニット8を複数(本例の場合は三つ)備えたものであり、更に、上記複数の駆動ユニット8にリンク状に連結される左右一対の支持アーム9,9や本体アーム10や各アーム9,10に取付けられる各種の施療子2により一つの施療子ブロック40を形成している。施療子ブロック40は左側と右側に一つずつ設置されており、後述の幅調整機構を介して施療子ブロック40,40間の距離が変更可能になっている。
図5に示すように、一つの施療子ブロック40内に近接して備えられる一対の支持アーム9,9は共に、側面視く字状に屈曲させた形状を有しており、中央の屈曲部分9aを、三つ備えてある駆動ユニット8のうちの一つ(以下、これを主駆動ユニット8aという)に本体アーム10を介して回動自在に連結させるとともに、中央の屈曲部分9aが後側に位置し、屈曲部分9aから上側に伸びる上側アーム部分9bが上方斜め前方に突出し、屈曲部分9aから下側に伸びる下側アーム部分9cが下方斜め前方に突出するように位置させている。そして、並設される支持アーム9,9のうち外側の(即ち、図5に示すような右側の施療子ブロック40においては右側であり、左側の施療子ブロック40においては左側である)支持アーム9(以下、これを支持アーム45という)の上側アーム部分9bには、長板状の補助アーム21の長手方向の一端側を回動自在に連結させており、この補助アーム21の長手方向の他端側を、三つ備えてある駆動ユニット8のうち主駆動ユニット8a以外の一つ(以下、これを第一副駆動ユニット8bという)と回動自在に連結させている。また、内側の(即ち、図5に示すような右側の施療子ブロック40においては左側であり、左側の施療子ブロック40においては右側である)支持アーム9(以下、これを支持アーム46という)の下側アーム部分9cにも同様の補助アーム21の一端側を回動自在に連結させており、この補助アーム21の他端側を、三つ備えてある駆動ユニット8のうち主駆動ユニット8aと第一副駆動ユニット8b以外の一つ(以下、これを第二副駆動ユニット8cという)と回動自在に連結させている。第一副駆動ユニット8bと第二副駆動ユニット8cは主駆動ユニット8aを上下に挟んで共に前後方向に進退駆動されるように本体フレーム7に支持されている。
図2、図5に示すように主駆動ユニット8aは、前後方向に並設される二本のスライド軸11,11と、両スライド軸11,11が回動自在に貫通接続される走行フレーム12とで主体を成している。後側のスライド軸11の左右両端には夫々ピニオン13,13を固定しており、本体フレーム7の左右両側に互いの対向面側が開口するように固定してある断面コ字状の強弱走行ガイド14,14内に夫々ピニオン13,13を位置させている。強弱走行ガイド14には前後方向をピッチ方向とするラック15を突設しており、このラック15とピニオン13とが噛合うように設けている。また、前側のスライド軸11の左右両端には夫々走行コロ20,20を固定しており、各走行コロ20,20が強弱走行ガイド14,14内に位置し、且つ、強弱走行ガイド14,14にガイドされながら前後方向に回転移動するようになっている。
更に、後側のスライド軸11にはウォームホイール16を固定しており、このウォームホイール16にウォーム軸17を螺合させるとともに、ウォーム軸17と同軸上に強弱調整用モータ38を連結させている。ウォームホイール16とウォーム軸17から成るウォーム減速機18は走行フレーム12に固定されたギアボックス19内に支持されており、また、強弱調整用モータ38は走行フレーム12に固定されている。
上記構造により、強弱調整用モータ38を正逆方向に回転駆動させると、ウォーム減速機18を介して後側のスライド軸11が回転駆動され、スライド軸11の両端のピニオン13がラック15と噛合いながら本体フレーム7に対して前後方向に回転移動するので、このスライド軸11を回動自在に貫通接続させている走行フレーム12即ち主駆動ユニット8a全体が本体フレーム7に対して前後方向に進退駆動されることとなる。なお、前側のスライド軸11の走行コロ20,20や後側のスライド軸11のピニオン13,13が強弱走行ガイド14,14に沿って移動することから、主駆動ユニット8aの移動は前後方向にのみ規制されている。
第一、第二副駆動ユニット8b,8cは、図3〜図5に示すように主駆動ユニット8aと同様の構成を備え、強弱調整用モータ38からの動力伝達により後側のスライド軸11を回転駆動させて各駆動ユニット8b,8c全体を本体フレーム7に対して前後方向に進退駆動させるものである。これら第一、第二副駆動ユニット8b,8cの構成のうち主駆動ユニット8aと同一の構成については同一符号を付して説明を省略するが、主駆動ユニット8aとの主要な相違点としては、前側のスライド軸11を、走行コロ20,20が固定され且つ走行フレーム12と回動自在に貫通接続されるように両端に形成される回転中心軸22b,22bと、この回転中心軸22b,22bから偏心するように中央に形成された偏心軸22aとから成るクランク軸22で形成し、このクランク軸22の偏心軸22aに補助アーム21の端部を回動自在に連結させている点である。クランク軸22は、プーリやベルトから成るプーリ減速機23を介して、走行フレーム12に固定してある叩き発生用モータ24と連結させており、叩き発生用モータ24を回転駆動させるとプーリ減速機23を介してクランク軸22が回転駆動され、中央の偏心軸22aが偏心回転運動を行うとともに、該偏心軸22aに連結される補助アーム21を介して対応する支持アーム45,46が前後方向に揺動運動を行うものである。
本例においては支持アーム45,46に取付けられる施療子2として、上側アーム部分9bの先端に備えられる施療子2(以下、これを第一副施療子2bという)を左右方向の軸を中心に回動自在なローラ型のものとし、下側アーム部分9cの先端に備えられる施療子2(以下、これを第二副施療子2cという)を前方に凸状であり且つ該下側アーム部分9cに固定されるものとする。第一副施療子2bの前端面は人体の四指先端の接触面積と同程度の面積としており、第二副施療子2cの前端面は人体の拇指先端の接触面積と同程度の面積としている。
また、主駆動ユニット8aには、前後方向に伸びる本体アーム10を一対のスライド軸11,11と貫通接続されるように左右に二本連結させるとともに、各本体アーム10前端に、平坦な前端面を有する施療子2(以下、これを主施療子2aという)を固定させている。ここで、本体アーム10は、主施療子2aの前後位置と第一、第二副施療子2b,2cの前後位置とが同程度になるように設けている。また、主施療子2aの前端面は人体の掌の接触面積と同程度の面積としており、左右方向の軸を中心に回動自在なローラ25をこの前端面に上下方向に三つ並設している。
しかして、上記構成の施療ブロック41において以下のように主駆動ユニット8aや第一、第二副駆動ユニット8b,8cを前後方向に進退駆動させ、支持アーム45,46の姿勢を変化させることで、各施療子2a〜2cの姿勢や突出量を変化させることができる。
図6には、第一副施療子2bの姿勢及び突出量を変更する場合を示している。図6(a)に示すように、主駆動ユニット8aに対して第一副駆動ユニット8bを前方に移動させると、第一副駆動ユニット8bと(本例の場合は介在させてある補助アーム21と)これに連結される外側の支持アーム45との連結個所が力点、主駆動ユニット8aと支持アーム45との連結箇所が支点として働き、上側アーム部分9bが真直ぐ前方に突出するように支持アーム45が回転駆動され、これにより外側の第一副施療子2bの姿勢が変更されるとともに突出量が増加する。また、図6(b)に示すように、主駆動ユニット8aに対して第二副駆動ユニット8cを後方に移動させると、第二副駆動ユニット8cと(本例の場合は介在させてある補助アーム21と)これに連結される内側の支持アーム46との連結個所が力点、主駆動ユニット8aと支持アーム46との連結箇所が支点として働き、上側アーム部分9bが真直ぐ前方に突出するように支持アーム46が回転駆動され、これにより内側の第一副施療子2bの姿勢が変更されるとともに突出量が増加するものである。そして、図6(c)に示すように主駆動ユニット8aに対して第一副駆動ユニット8bを前方に移動させるとともに第二副駆動ユニット8cを後方に移動させると、外側と内側の支持アーム45,46は共に上側アーム部分9b,9bが真直ぐ前方に突出するように回転駆動され、これにより外側と内側の第一副施療子2b,2bが共に姿勢を変更するとともに突出量を増加させるものである。
同様に、図7(a)に示すように、主駆動ユニット8aに対して第一副駆動ユニット8bを後方に移動させると、下側アーム部分9cが真直ぐ前方に突出するように外側の支持アーム45が回転駆動され、これにより外側の第二副施療子2cの姿勢が変更されるとともに突出量が増加する。また、図7(b)に示すように、主駆動ユニット8aに対して第二副駆動ユニット8cを前方に移動させると、下側アーム部分9bが真直ぐ前方に突出するように内側の支持アーム46が回転駆動され、これにより内側の第二副施療子2cの姿勢が変更されるとともに突出量が増加するものである。そして、図7(c)に示すように主駆動ユニット8aに対して第一副駆動ユニット8bを後方に移動させるとともに第二副駆動ユニット8cを前方に移動させると、外側と内側の支持アーム45,46は共に下側アーム部分9c,9cが真直ぐ前方に突出するように回転駆動され、これにより外側と内側の第二副施療子2c,2cが共に姿勢を変更するとともに突出量を増加させるものである。
また、図8に示すように主駆動ユニット8aと第一、第二副駆動ユニット8b,8cとを互いの相対位置を維持したまま前後方向に進退駆動させると、支持アーム45,46や主施療子2aや第一、第二副施療子2b,2cはその姿勢を維持したまま前後位置即ち突出量を変えるものである。
ここで、図6や図7に示したような第一、第二副駆動ユニット8b,8cの進退駆動においては、第一、第二副施療子2b,2cの姿勢や突出量を変更することが可能である一方で、突出量はその姿勢に応じて決定されてしまう。また、図8に示したような主駆動ユニット8aや第一、第二副駆動ユニット8b,8cの進退駆動においては、主施療子2aや第一、第二副施療子2b,2cの突出量が変更可能である一方で、姿勢を制御することはできない。そこで、主駆動ユニット8aや第一、第二副駆動ユニット8b,8cの、図6や図7に示したような進退駆動と図8に示したような進退駆動とを組合せれば、主施療子2aの突出量や、第一、第二副施療子2b,2cの姿勢や突出量を自在に変更することができる。このように、本例のマッサージ機にあっては上記の支持アーム45,46と、本体アーム10を介して支持アーム45,46の両方に連結される主駆動ユニット8aと、補助アーム21を介して支持アーム45にのみ連結される第一副駆動ユニット8bと、別の補助アーム21を介して支持アーム46にのみ連結される第二副駆動ユニット8cとで、主施療子2aの突出量や、第一、第二副施療子2b,2cの突出量や姿勢を調整する強弱調整機構が形成されている。
そして、本発明のマッサージ機においては上記のように主施療子2aや第一、第二副施療子2b,2cの姿勢や前後位置が変更自在であることを利用して、図9に示すように、施療子ブロック40の被施療者に対する接触面積をその突出量を変化させることなく自在に変更することができる。具体的には、主駆動ユニット8aに本体アーム10を介して固定されて前後方向に一体に進退駆動される主施療子2aの前端面を被施療者に接触させておくとともに、この主施療子2aの近傍位置に配される第一、第二副施療子2a,2bを被施療者と接触する前後位置と接触しない前後位置との間で進退駆動させる。即ち、主施療子2aの前後位置を一定に保持したうえで、第一、第二副施療子2b,2cを主施療子2aと同程度の前後位置に位置させるか又は主施療子2aよりも後退した前後位置に位置させるかを選択することで、多彩な接触面積が選択可能である。この接触面積変更の際に施療子ブロック40全体としての突出量は主施療子2aの突出量に統一されており、したがってマッサージ強度が変更される心配がない。
本例においては上記したように一つの施療子ブロック40内に一対の支持アーム45,46を外側と内側に近接して備えるとともに、各支持アーム45,46において上下に第一、第二副施療子2b,2cを取付けてあるので、主施療子2aと、外側の支持アーム45の第一、第二施療子2b,2cと、内側の支持アーム46の第一、第二施療子2b,2cとの表1に示す組合せにより多彩な接触面積が得られるようになっている。なお、表1中において「○」印は被施療者に接触する場合を示し、「×」印は被施療者に接触しない場合を示している。
Figure 0004507702
また、主施療子2a自体は前後方向に向けて主駆動ユニット8aと一体に進退駆動されるので、被施療者に対して主施療子2aを垂直方向に押して確実な指圧マッサージを行うことができる。主施療子2aは上記したようにローラ25を備えた凹凸形状の前端面を有するものであり、この前端面の凸状部分即ちローラ25が被施療者のツボに入ることで、第一、第二副施療子2b,2cが被施療者に接触するか否かに関わらず、主施療子2aによる高い指圧効果が期待できる。
更に、本例のマッサージ機においては、上記のように各支持アーム45,46の主駆動ユニット8aとの連結箇所を挟む上下両端側に夫々第一、第二副施療子2b,2cを取付けてあるので、図10(a)に示すように主駆動ユニット8aに対して第一副駆動ユニット8bと第二副駆動ユニット8cを共に前方に移動させることで、外側の支持アーム45をその第一副施療子2bが下方斜め前方に移動するように回転駆動させると同時に、内側の支持アーム46をその第二副施療子2cが上方斜め前方に移動するように回転駆動させ、外側の第一副施療子2bと内側の第二副施療子2cが接近する際に両施療子2b,2cで被施療者の肩を掴ませることが可能である。図10(b)には、主駆動ユニット8aに対して第一副駆動ユニット8bと第二副駆動ユニット8cを共に後方に移動させた場合を示しており、この場合は内側の第一副施療子2bと外側の第二副施療子2cが接近する際に両施療子2b,2cで被施療者の肩を掴ませることができる。
図10(a)、図10(b)のいずれの場合も、肩掴みの際の被施療者の感覚はローラ状であり四指のような接触面を有する第一副施療子2bにより上方から肩を掴れ、凸状であり拇指のような接触面を有する第二副施療子2cにより下方から肩を掴れる感覚となるが、第一副施療子2bや第二副施療子2cの形状を外側の支持アーム45と内側の支持アーム46とで違えることで図10(a)の場合と図10(b)の場合とでマッサージ感に変化を持たせることができる。また、支持アーム45と支持アーム46とで、主駆動ユニット8aとの連結箇所から第一副施療子2bや第二副施療子2cまでの距離を違えた場合には、図10(a)の場合と図10(b)の場合とで施療部位に変化を持たせることができ、広範な施療範囲での肩掴みが可能となる。
更に、本例においては中央部に偏心軸22aを有するクランク軸22と、該クランク軸22を回転駆動させて偏心軸22aを偏心回転駆動させる叩き発生用モータ24とから成る叩き発生機構を、各支持アーム45,46が補助アーム21,21を介して連結される第一、第二副駆動ユニット8b,8c毎に備えてあるので、支持アーム45側の叩き発生機構と支持アーム46側の叩き発生機構の両方において叩き発生用モータ24,24を回転駆動させて両支持アーム45,46を揺動させた場合と、一方の叩き発生機構においてのみ発生用モータ24を回転駆動させて支持アーム45と支持アーム46の一方を揺動させた場合とで、叩きマッサージの施療面積を違えさせることができる。また、発生させる揺動運動の位相を叩き発生機構毎に違えさせた場合には、更に多彩な叩きマッサージが実現されるものである。
次に、施療ブロック41全体を上下方向に進退駆動させる上下調整機構と、施療ブロック41内において左右方向に並設される一対の施療子ブロック40,40間の距離即ち幅を可変とする幅調整機構について説明する。
図1に示すように、上下調整機構の主要部として、施療ブロック41の骨格を成す本体フレーム7の上端部に左右方向に伸びるスライド軸26を回動自在に貫通接続させ、このスライド軸26の左右両端に固定したピニオン27,27を断面コ字状の上下走行ガイド6,6内に夫々位置させるとともに、上下走行ガイド6,6の内面に突設してある上下方向をピッチ方向とするラック28,28に上記ピニオン27,27を噛合わせ、更に、このスライド軸26を回転駆動させる機構として、該スライド軸26に固定されるウォームホイールや該ウォームホイールと螺合するウォーム軸から成るウォーム減速機29と、ウォーム減速機29のウォーム軸と同軸で連結される上下調整用モータ30とを備えている。ウォーム減速機29は本体フレーム7に固定されたギアボックス(図示せず)内に支持されており、上下調整用モータ30は本体フレーム7に固定されている。また、本体フレーム7の下端部には左右方向に伸びる支持軸31を固定しており、この支持軸31の左右両端には走行コロ32,32を回動自在に連結させている。走行コロ32,32は上下走行ガイド6,6内に位置し、且つ、上下走行ガイド6,6にガイドされながら上下方向に回転移動するようになっている。
上記構成の上下調整機構を備えることで、上下調整用モータ30を正逆方向に回転駆動させると、ウォーム減速機29を介してスライド軸26が回転駆動され、スライド軸26の両端のピニオン27,27がラック28,28と噛合いながら上下走行ガイド6,6内を上下方向に回転移動するので、このスライド軸26を回動自在に貫通接続させている本体フレーム7即ち施療ブロック41全体が背凭れ部1内で上下方向に進退駆動されることとなる。なお、支持軸31の走行コロ32,32やスライド軸26のピニオン27,27が上下走行ガイド6,6に沿って移動することから、施療ブロック41の移動は上下方向にのみ規制されている。
また、幅調整機構としては以下の通りである。図2や図5に示すように、主駆動ユニット8aの走行フレーム12には、左右方向に伸びる送りねじ軸33を一対のスライド軸11,11に前後方向に挟まれる位置にて回動自在に貫通接続させている。送りねじ軸33はその左側半部と右側半部とが左右逆巻きのねじに形成されており、左側の施療子ブロック40の本体アーム10に固定してある送りナット34に上記送りねじ軸33の左側半部を螺合させるとともに、右側の施療子ブロック40の本体アーム10に固定してある送りナット35に上記送りねじ軸33の右側半部を螺合させている。走行フレーム12には幅調整用モータ37を固定しており、上記送りねじ軸33と幅調整用モータ37とをプーリやベルトから成るプーリ減速機36を介して連結させている。
上記構成の幅調整機構を備えることで、幅調整用モータ37を正逆方向に回転駆動させると、プーリ減速機36を介して送りねじ軸33が回転駆動される。左右の施療子ブロック40,40の本体アーム10,10は夫々一対のスライド軸26,26により回転規制されており、左右方向以外には移動不能となっているので、送りねじ軸33の回動に伴って本体アーム10,10は互いに接近する方向若しくは離反する方向に移動することとなる。ここで、左右の施療子ブロック40,40の補助アーム21,21はそれぞれ対応する駆動ユニット8b,8cに左右方向にスライド自在に連結されているので、左右の施療子ブロック40,40は、上記本体アーム10を介して、送りねじ軸33の回動に伴って互いに接近する方向若しくは離反する方向に移動することとなる。なお、幅調整用モータ37を停止させると本体アーム10,10はその停止時の位置で仮固定され、施療子ブロック40,40間の幅が決定される。即ち、上記幅調整機構は、幅調整モータ37の回転方向を正逆切換えることで、左右の施療子ブロック40,40間の幅を縮小又は拡大するかが選択可能なものである。
本発明の実施の形態における一例のマッサージ機の前面カバーを外した状態の主要部正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図2のD−D線断面図である。 同上の施療子ブロックに備えられる第一副施療子の姿勢及び突出量変更を示す説明図であり、(a)、(b)は一方の第一副施療子の姿勢を変更して突出量を増加させる場合、(c)は両方の第一副施療子の姿勢を変更して突出量を増加させる場合である。 同上の施療子ブロックに備えられる第二副施療子の姿勢及び突出量変更を示す説明図であり、(a)、(b)は一方の第二副施療子の姿勢を変更して突出量を増加させる場合、(c)は両方の第二副施療子の姿勢を変更して突出量を増加させる場合である。 同上の施療子ブロック全体の突出量を変更する場合を示す説明図である。 同上の施療子ブロック全体の接触面積を変更する場合を示す説明図である。 同上の施療子ブロックで行う肩掴みマッサージの説明図であり、(a)は外側の第一副施療子と内側の第二副施療子とで行う場合、(b)は内側の第一副施療子と外側の第二副施療子とで行う場合である。
符号の説明
2 施療子
2a 主施療子
2b 第一副施療子
2c 第二副施療子
8 駆動ユニット
8a 主駆動ユニット
8b 第一副駆動ユニット
8c 第二副駆動ユニット
21 補助アーム

Claims (4)

  1. 被施療者に接触させる主施療子と、主施療子を進退駆動させる主駆動ユニットと、主施療子の近傍位置に配される副施療子と、副施療子を主施療子の近傍位置で進退駆動させる副駆動ユニットとを備えたマッサージ機であって、主駆動ユニットと副駆動ユニットとが、それぞれ主施療子の突出方向に進退駆動されるものであり、主施療子は、主駆動ユニットに連結される本体アームに支持されて該主駆動ユニットと一体に往復動されるものであり、副施療子は、主駆動ユニットと副駆動ユニットとに回動自在に連結されるリンク状の支持アームに取付けられるものであり、支持アームは、本体アームを介して主駆動ユニットに回動自在に連結されることを特徴とするマッサージ機。
  2. 副駆動ユニットを二つ備え、一方の副駆動ユニットと主駆動ユニットとに回動自在に連結される支持アームと、他方の副駆動ユニットと主駆動ユニットとに回動自在に連結される支持アームとに、それぞれ副施療子を取付けることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 両支持アームの、主駆動ユニット及び副駆動ユニットとの連結箇所を挟む両端側に、副施療子を取付けていることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 主施療子の突出方向の端面を、凹凸形状に設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ機。
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