JP2566273B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2566273B2
JP2566273B2 JP63061549A JP6154988A JP2566273B2 JP 2566273 B2 JP2566273 B2 JP 2566273B2 JP 63061549 A JP63061549 A JP 63061549A JP 6154988 A JP6154988 A JP 6154988A JP 2566273 B2 JP2566273 B2 JP 2566273B2
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幸三 河井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は施療子を上下方向と幅方向とに移動自在とす
るとともに、施療子の突出量も可変としたマッサージ機
であり、しかも予め設定されたプログラムに基づいて複
数箇所での施療動作を順次実行する自動施療機能を備え
ているマッサージ機に関するものである。
【従来の技術】
予め設定されたプログラムに基づいて自動的に複数箇
所での施療動作を順次実行していく自動施療機能を有す
るマッサージ機では、繁雑な操作を要することなく、各
部のマッサージを得ることができるために、施療効果の
高いものとなる。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、使用者の座高によって変化する肩位置に応じ
て動作位置の補正がなされるようにしておかなくては、
使用者の肩位置が変化した時、適切なマッサージが得ら
れなくなってしまう。殊に、施療子の突出量を可変とし
て、肩に対するマッサージを上方から行なえるようにし
たものでは、少しでも施療子の上下位置がずれると良好
なマッサージを得ることができない。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは肩位置合わせを的確に行なうこと
ができて、自動施療の機能を有効に発揮させることがで
きるマッサージ機を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、一対の施療子と、両施療子を上下
移動させる移動手段と、両施療子の間隔を変更する幅変
更手段と、両施療子の突出量を変更する突出量変更手段
とを備えるとともに、予め設定されたプログラムに従っ
た動作位置や動作時間等で施療子による施療動作を順次
実行させる自動施療機能と、使用者の肩位置の設定手段
の出力に応じて施療子の上下方向における動作位置を補
正する補正機能とを有する制御回路を備えているマッサ
ージ機において、制御回路は肩位置の設定手段によって
設定される上下位置で且つ幅が広く、突出量が最大の位
置に施療子を位置させる肩位置確認機能を具備している
ことに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、施療子の肩位置合わせが、施療子の
突出量が最大で且つ幅が広い状態でなされるために、施
療子の位置が適切かどうかを使用者が的確に認識するこ
とができる。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する。ま
ず、マッサージ機の機構的な点について説明すると、こ
のマッサージ機は椅子の背もたれやベッド等の施療台内
に組み込まれて背もたれやベッドに沿った施療子の移動
を自在としているもので、ここでは第8図に示すよう
に、椅子のリクライニング自在とされている背もたれ内
に組み込んだものを示している。 この椅子はパイプで枠組みした下部枠81に座部82とひ
じ掛け83とを設けるとともに、背もたれ84のフレーム85
の下部を下部枠81に枢着し、フレーム85の下端と下部枠
81間にガススプリング86を取り付けて、ひじ掛け83側面
に設けたレバー87の操作によるガススプリング86の伸縮
で背もたれ84をリクライニングさせ得るようにしたもの
で、背もたれ84の両側フレーム85には夫々断面コ字型で
開口面が対向する一対のレール90,90が固着されてい
る。また背もたれ84の上端にはヘッドレスト88が設けら
れ、背もたれ84の前面にヘッドレスト88に至るまで設け
られているカバーシートの背面両側には、支持帯89が上
下方向に夫々配設されている。前記一対のレール90,90
の開口縁には夫々ラック91,91が長手方向に沿って固着
されており、両レール90,90間にこのレール90内を転動
するころ18と、ラック91に噛み合うピニオン17とを備え
ているマッサージ機が架設されている。 マッサージ機は、第9図に示すように、一端にモータ
ブロック20を、他端に減速機ブロック19を備えて、これ
ら両ブロック20,19から上記ころ18や回転駆動されるピ
ニオン17を突設したもので、両ブロック20,19間には主
軸1とねじ軸14と補助軸13とが架設されている。そして
両ブロック20,19によって両端が支持されている補助軸1
3には、この補助軸13に対して回転自在とされている一
対の回転板15,15を介して、主軸1やねじ軸14並びに補
助軸13と平行な回転軸12が取り付けられて、補助軸13の
まわりを回転軸12が回転自在となるようにされている。
一対の回転板15,15で両端が支持されているとともに回
転板15に対して回転自在とされている回転軸12は、偏心
方向が互いに逆とされている一対のクランク軸12a,12b
を軸方向につないだものとして形成されて偏心部材7と
して機能するものであり、両端の非偏心部12d,12eが回
転板15で支持されている。 モータブロック20に納められたモータは、主軸1、ね
じ軸14、回転軸12、ピニオン17の各回転駆動を行なう
他、補助軸13のまわりの回転軸12の回転駆動を行なう。
すなわち、モータブロック20の下方に突出するモータの
出力軸に装着されたプーリ28に、減速機ブロック19外面
に配設された被駆動軸31がベルト29とプーリ30とを介し
て接続されており、また被駆動軸31と減速機ブロック19
内の減速機構部とが、クラッチ33と、プーリ34,36及び
ベルト35とで接続されている。減速機ブロック19内の減
速機構部(図示せず)は、減速部と、複数のクラッチ部
とで構成されており、クラッチ33が接続されている際、
主軸1、ねじ軸14、あるいはピニオン17にモータ出力を
選択的に伝達する。また被駆動軸31にはクラッチ32とプ
ーリ37、ベルト38、プーリ39、ウォーム40とを介して、
補助軸13に装着されたウォームホイール41が接続されて
おり、ウォームホイール41と一体のギア42が回転軸12の
非偏心部12dに固着されたギア43に噛み合っている。ク
ラッチ32が接続されると、モータ出力は上記の各部材を
介して回転軸12に伝えられ、回転軸12はその軸まわりの
回転を行なう。 更にモータブロック20の外面には、プーリ21,23とベ
ルト22とクラッチ24とを介してモータに接続された送り
ねじ25が配設されており、この送りねじ25に螺合する送
りナット26と、前記一対の回転板15,15のうちの一方と
がリンク16にて連結されている。送りねじ25がモータ出
力で回転する時、送りねじ25の軸方向に移動する送りナ
ット26は、リンク16を介して回転板15を動かすものであ
り、この結果、回転板15で支持されている回転軸12は、
補助軸13のまわりの回転を行なう。 前記主軸1には一対の内輪2,2が間隔をおいて取り付
けられている。両内輪2,2は主軸1に対して同方向に同
量だけ偏心し且つ互いに逆方向に傾斜しているもので、
主軸1に形成された突条11との係合により、主軸1と共
に回転するように、そして主軸1の軸方向にスライド自
在となるようにされており、外周面には夫々外輪3,3が
逆転自在に装着されている。また各内輪2,2における非
偏心部の外周面には、夫々連結アーム6,6の各一端が遊
転自在に連結されている。内輪2と共に主軸1の軸方向
へのスライドを行なうようにされているこの連結アーム
6は、前記ねじ軸14と螺合している。また、各連結アー
ム6,6は、ねじ軸14におけるねじ方向が逆とされている
部分に夫々螺合していることから、ねじ軸14の回転に伴
なって、両連結アーム6,6は一対の内輪2,2を互いに接近
させたり遠ざけたりする。 上記各外輪3,3には、夫々アーム4,4の中程が固着され
ている。そして各アーム4先端の屈曲部には、アーム4
に対して遊転自在とされたローラ状の施療子5が夫々取
り付けられており、一方のアーム4の他端は、連結リン
ク8と球体70とを介して回転軸12のクランク軸12aに、
他方のアーム4の他端は連結リンク8と球体70とを介し
て回転軸12のクランク軸12bに連結されている。ここに
おける球体70は、回転軸12に対して軸方向にスライド自
在に取り付けられたもので、連結リンク8とクランク軸
12a,12bとの係合は連結リンク8の一端で球体70をつつ
むことによりなされている。このために、連結リンク8
はクランク軸12a,12bに対して3次元的回動が自在とな
っており、更に連結リンク8他端とアーム4との連結部
もボールジョイント44として形成されていることから、
同じく3次元的回動が自在となっている。また、回転軸
12中央部の非偏心部12cと補助軸13とが、これらに対し
て夫々遊転自在となっている連結板9によって連結され
ている。 次に動作の概略について説明する。モータによって主
軸1を回転させた場合、主軸1と共に回転する内輪2が
主軸1に対して偏心且つ傾斜したものとなっているため
に、この内輪2に遊転自在に装着されている外輪3にア
ーム4を介して取り付けられた施療子5は、連結リンク
8によってアーム4の動きに制限が加えられていること
もあって、主軸1の回転に伴ない、3次元的な軌跡を描
く運動、すなわち上下方向と主軸1の軸方向と主軸1か
らの突出方向とに位置を変化させる運動を行なう。この
ような動きを対称に行なう一対の施療子5,5は、使用者
の背面にいわゆる「ねりもみ」のマッサージを与える。
尚、この「ねりもみ」のマッサージは、主軸1の回転方
向に応じて、後述の「もみ上げ」のマッサージと、「も
み下げ」のマッサージとの2種の形態を呈する。またア
ーム4にボールジョイント44を介して連結された連結リ
ンク8は、内輪2の回転に伴なって上下左右に振られる
ことになるが、連結リンク8と回転軸12とはボールジョ
イントを構成する球体70で連結されているために、上記
施療子5の動作は円滑に行なわれる。 モータによって送りねじ25を回転させることで、リン
ク16と回転板15とを介して、補助軸13のまわりに回転軸
12を回転させると、これに伴なってアーム4及び外輪3
が内輪2のまわりを回転し、そして施療子5は使用者の
背面が位置することになる正面方向への突出量を変化さ
せることから、主軸1を回転させてマッサージを得るに
あたり、施療子5の突出量を大きくしている時には、強
い「ねりもみ」のマッサージを、突出量を小さくしてい
る時には、弱い「ねりもみ」のマッサージを行なう。強
弱の調節を行なえるようになっているわけであり、また
突出量を大きくすることによって、肩に対するマッサー
ジを背方からではなく、上方から行なえるものとなって
いる。 そして、主軸1ではなく、回転軸12を回転させた場
合、回転軸12の偏心部であるクランク軸12a,12bに各ア
ーム4が連結リンク8を介して連結されているために、
この場合にはクランク軸12a,12bの偏心回転につれて動
かされる連結リンク8が、ボールジョイント44で連結さ
れているアーム4を動かすものであり、この時のアーム
4の動きは止まっている内輪2のまわりを外輪3と共に
回動する動きとなることから、アーム4先端の施療子5
は、内輪2の位置にもよるが、正面から見て、ほぼ上下
方向の直線往復運動となり、たたきマッサージを行なう
ことになる。また、偏心部材7である回転軸12の両クラ
ンク軸12a,12bの偏心方向が180°逆となっているため
に、たたきマッサージ動作は両施療子5,5において交互
になされる。 モータによってピニオン17を回転させた場合には、ラ
ック91とピニオン17との噛み合いにより、このマッサー
ジ機は施療台である椅子の背もたれ84をレール90に沿っ
て上下に移動する。従って、施療子5の位置を上下に変
えることができる。また、この時にはローラ状の施療子
5が人体背面に沿って転がるために、人体背面を施療子
5がさするローリングマッサージを得ることができる。 更にねじ軸14を回転させた時には、施療子5は主軸1
の軸方向に移動し、一対の施療子5,5間の間隔を変える
ために、施療すべき部位が肩であるか、首であるか等に
よって、施療子5の軸方向の位置、つまり幅方向の位置
を変えることができる。 そして、回転軸12をその軸まわりに回転させることに
よるたたきマッサージ動作を、ピニオン17の回転による
移動動作と並行して実行させた時には、施療子5が上下
動しながらたたき動作を行なう「たたきローリングマッ
サージ」、つまりはたたき動作を与える部位が順次上下
に変化するマッサージを得ることができる。 次に、このマッサージ機に対して動作指令を与える操
作器60について説明する。この操作器60は第1図に示す
ように、細長い矩形状とされた本体61と、本体61の前面
に配されて本体61の長手方向にスライド自在とされてい
るカバー62とからなり、カバー62のスライド方向の長さ
は、本体61の長手方向の長さの半分より短いものとされ
ている。 そして本体61表面の一端側には、カバー62のスライド
領域に含まれない部分を設けて、この部分に自動施療モ
ードと手動施療モードの両施療モードにおいて共通に使
用される「動作/停止」スイッチSW01と、収納スイッチ
SW02とを配設してある。また、本体61表面の中央から一
端寄りの部分には、自動施療モードにおいて使用される
「上半身コース」、「首・肩コース」、「腰コース」、
「短縮」、「肩位置合わせ」の各スイッチSW11〜SW15
配設してあり、他端寄りの部分には手動施療モードにお
いて使用される「動作選択」、「強く」、「弱く」、
「上へ」、「下へ」、「広く」、「狭く」の各スイッチ
SW21〜SW27を配設してあり、更に本体61の長手方向中央
部には、「脚振動」のスイッチSW03を配設してある。こ
のスイッチSW03は、前記マッサージ機に付加的に使用さ
れる足載せ台が備える脚用振動マッサージ機のためのも
のであり、両施療モードで共通に付加される付加機能で
あるために、カバー62をいずれの方向にスライドさせた
時にも、カバー62で覆われることがないようにしてあ
る。 また、本体61の一端側の部分には、発光素子と受光素
子とからなる反射型の光電スイッチで形成した動作モー
ド判別用スイッチSを配設してあり、そしてスイッチSW
01、スイッチSW03、スイッチSW11〜SW15に夫々対応する
発光素子L01,L03,L11〜L15と、手動施療モードにおい
て「動作選択」のスイッチSW21により選択される「もみ
上げ」、「もみ下げ」、「ローリング」、「部分ローリ
ング」、「たたき」、「たたきローリング」及び「部分
たたきローリング」の各動作に対応する発光素子L21〜L
27、並びに自動施療モードにあることを示す発光素子L1
と手動施療モードにあることを示す発光素子L2とを設け
てある。尚、上記の「部分ローリング」及び「部分たた
きローリング」は、施療子の移動範囲を小範囲内に限定
したローリングマッサージ及びたたきローリングマッサ
ージを意味している。 そして、この操作器60は、押されたスイッチの種別に
応じて所要のコードをマッサージ機の本体側に設けられ
た制御回路CPUに送り出す。 この制御回路CPUは、前記モータMやクラッチ24,31,3
2等のための駆動回路DC1,DC2の制御を行なうととも
に、施療子5の上下位置を検出する上下位置センサS
1と、施療子5の幅方向の位置を検出する幅位置センサS
2と、施療子5の突出量を検出する突出位置センサS3
が接続されたものとなっており、自動施療モードにおけ
る「上半身コース」、「首・肩コース」、「腰コース」
の各コースに応じたコーステーブルCTを備えている。 上記の各位置センサS1,S2,S3は、たとえばロータリ
ーエンコーダや光電スイッチ等によって構成されたもの
で、ここでは上下位置センサS1として、5ビットでY1
Y32の32段階の位置検出を行なえるものを、幅位置セン
サS2として、3ビットでX1〜X8の8段階の位置検出を行
なえるものを、突出位置センサS3として、2ビットでZ1
〜Z4の4段階の位置検出を行なえるものを使用してい
る。 上記制御回路CPUにおけるコーステーブルCTは、各コ
ースについて、どの位置でどのような種類のマッサージ
をどれだけの時間(回数)行なわせるかという動作情報
が多数書き込まれているもので、このコーステーブルCT
の動作情報を順次読み出しては施療子5に実行させるこ
とによって、自動施療モードを実現している。ただし、
このコーステーブルCTに書き込まれた動作情報のうちの
上下位置に関しては、そのまま施療子5の上下位置に反
映されるのではなく、肩位置合わせのスイッチSW15の出
力に応じて補正された位置となるようになっている。第
2図中のTPは現在どの段階の動作情報に基づく動作を行
なっているかを示すテーブルポインタ、SCFは短縮スイ
ッチSW14の操作に基づいて反転する短縮フラッグ、C1
C2は夫々もみ回路とたたき時間とを計数するカウンタで
ある。 しかして、この操作器60によって自動施療モードでの
動作を行なわせるには、第1図(a)に示すように、カ
バー62を図中下方にスライドさせて、手動施療モードに
対応したスイッチ群をカバー62で覆った後、「動作/停
止」スイッチSW01を押せばよい。この操作に伴ない、動
作モード判別用スイッチSの出力によって自動施療モー
ドに設定されて、発光素子L1の点灯表示がなされるとと
もに、「肩位置合わせ」スイッチSW15に隣接する発光素
子L15が点滅する。そして施療子を「肩位置合わせ」ス
イッチSW15の設定に応じた上下位置まで移動させ、この
移動が完了したならば、発光素子L15を点灯させて、施
療子5にその場でもみ下げ動作を行なわせる。この後、
自動施療モードにおいて設定されている三種のコースの
うちのいずれかがスイッチSW11〜SW13によって選定され
たならば、対応するコースの一連のマッサージ動作を順
次実行していく。「短縮」スイッチSW14が押された時に
は、現在実行しているステップのマッサージ動作、ある
いは次に指定されるステップのマッサージ動作が、一部
省略した状態でなされる。 第1図(b)に示すように、カバー62を移動させて、
自動施療モードに対応するスイッチ群をカバー62で覆っ
た状態で「動作/停止」スイッチSW01を押したならば、
カバー62における動作モード判別用スイッチSの出力が
変化して手動施療モードに設定され、発光素子L2が点灯
するとともに、発光素子L21を点灯させて、施療子にそ
の場で「もみ上げ」動作を開始させる。そして「動作選
択」スイッチSW21が押されて、図示例では七種用意され
ている形式のマッサージ動作の選択がなされたならば、
指定された種類の発光素子L21〜L27を点灯させるととも
にマッサージ動作を施療子に行なわせる。この時、スイ
ッチSW22〜SW27によってマッサージの強弱やマッサージ
位置の調整を行なうことができる。 また、手動施療モードの動作がなされている時にカバ
ー62を動かして自動施療モードにした時、あるいは逆に
自動施療モードの動作がなされている時にカバー62を動
かして手動施療モードにした時には、上述の各施療モー
ドの動作説明において、「動作/停止」スイッチSW01
操作した時と同じ動作が開始される。更に動作中には
「動作/停止」スイッチSW01を押せば、施療子はその場
で停止し、「収納」スイッチSW02を押した時には施療子
を収納位置へと移動させる収納動作がなされる。 次に、自動施療モードの際に実行される前記肩位置合
わせの動作について詳述する。この肩位置合わせの動作
は、自動施療モードに設定された時点と、自動施療モー
ドにあり肩位置合わせのスイッチSW15が操作された時点
でなされる。そして肩位置合わせの動作は、7段階に調
節可能な肩位置合わせのスイッチSW15の位置に応じて、
制御回路CPUがたとえばY5からY11までのいずれかの位置
に施療子5を位置させるとともに、もみ下げ動作を施療
子5に行なわせることで、使用者に対する確認を問うも
のであるが、この時、制御回CPUは単に上下位置を合わ
せるだけではなく、施療子5,5の幅が最大幅X8に近い
X7、突出量が最大値であるZ4となる位置に施療子5を位
置させ、この後、施療子5にもみ下げ動作を行なわせ
る。尚、上記の幅位置X7と突出位置Z4とは、上下位置の
場合と異なり、スイッチSW15の設定にかかわらず、一定
としている。上記幅位置X7及び突出位置Z4は、使用者の
肩に対するマッサージが最も効果的になしうる位置であ
り、マッサージ機が以後の自動施療動作において定める
肩位置が適切かどうかを使用者が的確に認識できるよう
にしているわけである。 また、このスイッチSW15に応じた上下位置まで施療子
5を移動させるにあたっては、まず施療子5の突出量を
最小Z1とし、この後、スイッチSW15に応じた上下位置Y5
〜Y11まで上下移動させ、そして所定の上下位置まで来
たならば、次いで幅X7の設定を、最後に突出量Z4の設定
を行なうようにしてある。第3図に肩位置合わせの動作
のフローチャートを示す。 上下移動にあたり、いったん突出量を最小Z1とするの
は、たとえば手動施療モードにおいて突出量が最大Z4
なるようにしていた状態から、自動施療モードに移るこ
とで肩位置合わせ動作が開始された場合、突出量が最大
Z4のままで上下移動乃至幅変更がなされると、その移動
経路中に使用者が非常な傷みを感じる部位が存在するお
それを有するとともに、圧迫しすぎて危険であるおそれ
を有しているからである。ただし、肩位置合わせが一旦
完了している時点ではその調整のために肩位置合わせの
スイッチSW15が操作された場合については、上下移動距
離が少ないにもかかわらず、突出量を最小Z1にし、更に
突出量を最大Z4に戻すという動作を行なうと、使用者に
してみれば応答性が非常に悪いという感を受けるため
に、この場合は突出量を最大Z4にしたまた上下移動させ
るとともに、上下移動時、殊に下降時にブザー等による
注意喚起がなされるようにしておくとよい。使用者の操
作に基づいて施療子5が移動することもあって、危険性
はなく、応答性も良好となる。 また、すでに一度自動施療を完了しているといった理
由で、肩位置合わせを行なわなくとも、施療子5の肩位
置が使用者に合っていることが明らかな場合を考えて、
肩位置合わせ動作が完了する以前に自動施療コースの選
択スイッチSW11,SW12,SW13が操作された時には、肩位
置合わせ動作を中止して直ちに選択されたコースの自動
施療動作に移るようにしてある。自動施療動作に入るま
での時間を短くできるようにしているわけである。そし
て、マッサージにおいてはいきなり強い刺激のマッサー
ジを行なうのではなく、まず軽い刺激のマッサージで身
体をほぐすことが好ましいことから、このように肩位置
合わせを中断して自動施療動作に入った時、たとえば肩
位置合わせ動作中における突出量が増加中にスイッチSW
11,SW12,SW13が押された時には、この時の上下位置Y
と幅位置Xの状態で突出量を最小Z1とし、この後、X2
幅にして、ローリングマッサージが開示されるようにし
てある。更に、手動施療モードから自動施療モードに変
更されることによって肩位置合わせ動作が開始される場
合で、施療子5が肩位置まで上下移動している時にスイ
ッチSW11,SW12,SW13が操作された時には、その時の上
下位置Yと幅位置Xの状態で突出量を最小Z1としてロー
リングマッサージ動作に移るようにしてある。 肩位置合わせ動作をスキップできるようにしているわ
けであり、またこのように肩位置合わせ動作をスキップ
した場合、実際には肩位置が合っていない場合も考えら
れることから、第4図に示すように、必ず突出量を最小
Z1とした後、自動施療動作に移るようにすることで、突
出量が大きい状態のままで施療子5が思わぬ場所を移動
するという事態が生じるのを防いでいるわけである。 尚、自動施療動作中で一つの施療動作から次の施療動
作に移る場合、上下位置や幅位置並びに突出位置が変更
されることになるが、制御回路CPUはこれらの位置の変
更について、“突出量小さく>幅狭く>上下移動>幅広
く>突出量大きく”という順に優先度を定め、優先度の
高いものをまず実行するようにしている。現在の施療動
作における施療子5の突出量よりも、次の施療動作にお
ける施療子5の突出量が大きい場合には、X,Yの移動完
了後に突出量Zを大きくするわけである。一例をあげる
と、X5,Y8,Z2の位置からX2,Y12,Z4の位置に動く場
合には、X5,Y8,Z2からX2,Y8,Z2へと幅を狭め、次い
でX2,Y12,Z2の位置に上下移動し、最後にX2,Y12,Z4
の位置まで突出量を大きくする。 一方、肩位置合わせの確認が完了した後、使用者がい
ずれかの自動施療コースを選んだ時には、いったん突出
量を最小Z1とした後に自動施療動作に移ると、使用者に
してみれば、突出量が最大Z4の状態でなされていた肩位
置合わせの確認状態から突出量が最小Z1になってしま
い、軽刺激のローリングマッサージで身体をほぐした
後、強刺激のもみマッサージに移るのが好ましいとはい
え、施療感が乏しくなってしまう。このために、肩位置
合わせの確認が完了している場合には、突出量を最大Z4
に保ったまま、幅を狭くする動作を行ない、しかる後に
自動施療動作の第1ステップであるローリングマッサー
ジに移るようにしている。もっとも、肩は外側にいくほ
ど下がっており、従ってX7の位置で肩合わせ動作を行な
った後、そのままの上下位置Yで幅を狭くすると、施療
子5が肩にくいこんでしまうおそれがある。このため
に、第5図に示すように、肩の稜線に沿う形で幅を狭く
する動作の途中でいったん上方移動Y+1動作が入るよう
にしている。第6図にこの時の動作のフローチャートを
示す。 更に、肩位置合わせ動作の最終段階であるもみ下げの
マッサージ動作を、自動施療動作の第1ステップに移る
ために幅を狭く動作中も行なうようにしている時には、
肩の稜線に沿うように幅を狭くしたところで、首のつけ
根付近を施療子5が締め付けてしまうおそれがある。こ
れを防ぐには、第7図に示すように、幅を狭くする動作
の途中に、一時的なモータの反転によって、もみ上げ動
作を行なって、締め付けがあってもこれを解放すること
ができるようにしておくとよい。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、肩位置の設定手段に
よって設定される上下位置で且つ幅が広く、突出量が最
大の位置に施療子を位置させる肩位置確認機能を制御回
路に持たせているものであり、施療子の肩位置合わせ
が、施療子の突出量が最大で且つ幅が広い状態でなされ
るために、施療子の位置が適切かどうかを使用者が的確
に認識することができ、これ故に、自動施療動作による
マッサージを効果的に行なわせることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明一実施例における操作器の
正面図、第2図は同上のブロック回路図、第3図は肩位
置合わせ動作のフローチャート、第4図は他の動作のフ
ローチャート、第5図は施療子の動作経路の説明図、第
6図及び第7図は夫々他の動作のフローチャート、第8
図及び第9図はマッサージ機の外観を示す斜視図であっ
て、5は施療子、CPUは制御回路を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の施療子と、両施療子を上下移動させ
    る移動手段と、両施療子の間隔を変更する幅変更手段
    と、両施療子の突出量を変更する突出量変更手段とを備
    えるとともに、予め設定されたプログラムに従った動作
    位置や動作時間等で施療子による施療動作を順次実行さ
    せる自動施療機能と、使用者の肩位置の設定手段の出力
    に応じて施療子の上下方向における動作位置を補正する
    補正機能とを有する制御回路を備えているマッサージ機
    において、制御回路は肩位置の設定手段によって設定さ
    れる上下位置で且つ幅が広く、突出量が最大の位置に施
    療子を位置させる肩位置確認機能を具備していることを
    特徴とするマッサージ機。
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