JP2776869B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2776869B2
JP2776869B2 JP1035268A JP3526889A JP2776869B2 JP 2776869 B2 JP2776869 B2 JP 2776869B2 JP 1035268 A JP1035268 A JP 1035268A JP 3526889 A JP3526889 A JP 3526889A JP 2776869 B2 JP2776869 B2 JP 2776869B2
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cycle
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treatment
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和己 大川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は人体に対して周期的な刺激を与えることで施
療を行うマッサージ機に関する。
【従来の技術】
人体に対して周期的な刺激を与えるマッサージ機とし
ては各種のものが提供されているが、ここにおける刺激
の周期は、動力としてのモータの回転数やトルクといっ
た機械的な点から設定されていた。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような周期的刺激を人体に与えるにあ
たっては、使用者の呼吸周期に合わせて刺激を与えるこ
とが、使用者にとって心地良く、また効果的なマッサー
ジを得られることが判明している。しかも、従来のもの
ではその刺激周期が呼吸周期に合致していない上に、呼
吸周期に合致した刺激周期をもっているとしても、呼吸
周期は人体によって差があるために、どの使用者にも心
地良いマッサージを与えることはできない。 また、常に呼吸周期に合致した周期で刺激を与えれば
よいというものでもなく、人体の状態によって呼吸周期
より少し早い周期や少し遅い周期で刺激が生じるように
した方がよい場合もある。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは呼吸周期に合致した心地良いマッ
サージを的確に得ることができる上に、意識的に呼吸周
期からずらした刺激を人体に与えることもできるマッサ
ージ機を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、施療台と、この施療台で支持され
た人体に対して刺激を周期的に与える施療手段とを備え
ているマッサージ機において、人体の呼吸周期を設定す
る設定手段もしくは人体の呼吸周期を検出する検出手段
を備えるとともに、設定手段で設定された呼吸周期もし
くは検出手段で検出された呼吸周期に応じて施療手段が
人体に与える刺激の周期を変更する制御手段と、制御手
段が人体に与える刺激周期を呼吸周期からずらすための
調整操作部とを備えていることに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、施療手段による人体に対する刺激
を、人体の呼吸周期に応じた周期で与えることができる
上に、制御操作部の操作によって、呼吸周期から意識的
にずらして刺激を与えることもできる。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、こ
こでは施療台がリクライニング自在な背もたれを有する
椅子1として形成されている。この椅子1は、パイプで
枠組みした下部枠2に座部とひじ掛けとを設けるととも
に、背もたれのフレームの下部を下部枠2に枢着し、背
もたれの下端と下部枠2との間にガススプリング15を取
り付けて、ガススプリング15の伸縮で背もたれをリクラ
イニングさせ得るようにしたものとなっており、背もた
れの背面側にマッサージ機構が配設されている。 マッサージ機構は、両端に上記椅子1の背もたれ内に
配されたレール12内を転動するころ19,19と、レール12
に付設されたラック11と噛合してその回転によってマッ
サージ機構をレール12に沿って上下移動させるピニオン
18とが配設されたもので、施療手段として、ここではモ
ータMで回転駆動される主軸4に装着された一対のもみ
輪3,3を備えている。ここにおけるもみ輪3は、主軸4
に固着された内輪20と、内輪20の外周にボール22を介し
て遊転自在に配された外輪21とからなるもので、両もみ
輪3,3は主軸4に対して共に同方向に偏心し且つ互いに
逆方向に傾斜したものとなっている。 今、主軸4を一方向に回転させる時、偏心且つ傾斜し
ている両もみ輪3,3は、背もたれの前面側に向けての突
出量を周期的に変化させるとともに、両もみ輪3,3間の
間隔も周期的に変化させるものであり、この動きによっ
て背もたれにもたれている人体の背面に対してもみマッ
サージを行う。尚、このもみマッサージは、主軸4の回
転方向によって、「もみ上げ」と「もみ下げ」の異なっ
た形態のもみマッサージを行う。またモータMによって
主軸4内に挿通されている駆動軸5を回転させる時、駆
動軸5の両端に前記ピニオン18が固着されていることか
ら、マッサージ機構全体が背もたれに沿って上下動を行
うものであり、この時のもみ輪3,3はその外輪21が転が
りつつ人体背面を上下にさするローリングマッサージを
行うことになる。 このマッサージ機構は、第5図に示す操作器6からの
指令に基づいて、モータMと反対側のところに設置され
ている制御回路7が,モータMの回転数や回転方向を制
御するとともに、モータMと主軸4及びモータMと駆動
軸5との間に設置されたクラッチ用ソレノイドSLを制御
することによって、施療動作を行う。 操作器6は第5図に示すように、「最下部停止」と
「動作」「停止」の三位置切換型のメインスイッチSW
と、「ローリング」,「部分ローリング」,「もみ上
げ」,「もみ下げ」の各施療動作を指示するための指示
スイッチSW1〜SW4と、呼吸周期の設定入力を行うための
設定スイッチS1と、周期調整スイッチS2とが設けられた
もので、これらのスイッチが操作された時、その内容を
第4図に示す副制御回路60が制御回路7側へと送り出
す。尚、操作器6内には、このほかに、動作表示のため
の表示ランプ点灯回路61と、ブザー回路62とが設けられ
ている。 一方、制御回路7は、第4図に示すように、副制御回
路60が接続された主制御回路70と、モータ駆動回路71及
びソレノイド駆動回路72を備えたものとして形成されて
おり、副制御回路60から送られてくる指示内容に応じて
モータMとソレノイドSLを作動させて、指示内容のマッ
サージをもみマッサージに実行させる。今、メインスイ
ッチSWを「動作」とした状態で指示スイッチSW1〜SW4
いずれかを押せば、制御回路7は指示された内容のマッ
サージをもみ輪3,3が行うように、モータMとソレノイ
ドSLとを制御する。尚、ローリングマッサージでは、背
もたれの全上下範囲においてもみ輪3,3が上下動を繰り
返すのに対して、部分ローリングマッサージでは、ある
上下範囲内だけでローリングマッサージを繰り返す。 さて、このマッサージ機では、上述の「もみ上げ」と
「もみ下げ」の両マッサージが人体背面に対して周期的
な刺激を与えるものとなっているのであるが、このもみ
マッサージにおける刺激周期は、操作器6における設定
スイッチS1と調整スイッチS2との指示内容に応じてモー
タMの回転数が制御されることで、調整自在とされてい
る。 すなわち、指示スイッチSW3,SW4によってもみマッサ
ージを選択した時点では、制御回路7は予め設定されて
いる標準的な速度でモータMを回転させてもみマッサー
ジを開始するのであるが、操作器6における設定スイッ
チS1を、使用者が自己の呼吸に合わせて数回押せば、こ
の間隔に基づいて呼吸周期(所要時間あたりの呼吸数)
を副制御回路60が判別して、これを主制御回路70に送
る。主制御回路70では、この信号に基づき、もみ輪3,3
による人体の刺激周期が呼吸周期と一致するように、モ
ータMの回転数を調整する。第6図にこの調整動作のフ
ローチャートを示す。 そして、調整スイッチS2を操作したならば、この時に
は呼吸周期と一致した状態にある刺激周期を意識的にず
らすことができるものであり、呼吸周期よりもやや早い
周期で刺激が生ずるようにすることで人体の活性化を、
あるいは呼吸周期よりもやや遅い周期で刺激が生ずるよ
うにすることで、人体の沈静化を図ることができる。 第7図以下に他の実施例を示す。ここでは人体の呼吸
周期を、センサーベルト8を用いて自動検出できるよう
にしている。椅子1に装着されて背もたれにもたれてい
る人体の胸部にまわされるセンサーベルト8は、伸縮性
を有するものとして形成され、第8図に示すように、両
端に椅子1への取付用の面状ファスナー80を備えるとと
もに中央部に圧電素子81、あるいは歪みゲージ82が取り
付けられたり、あるいは第8図(c)に示すように、伸
縮性を有する導電性ゴムベルト83にて形成される。人体
が呼吸を行う場合の胸の膨張収縮に伴うセンサーベルト
8の伸縮で、呼吸を検出できるようにしているわけであ
る。図中84は増幅器、85は抵抗−電圧変換回路である。 この場合、もみマッサージを開始すれば、センサーベ
ルト8の伸縮から呼吸周期検出回路75が検出した呼吸周
期に応じて、モータMの速度が調整され、刺激周期が呼
吸周期と一致するようにされる。第10図はこの場合のフ
ローチャートを示す。もちろん、このものにおいても第
9図に示すように調整スイッチS2を備えており、該調整
スイッチS2の操作により、検出された呼吸周期から刺激
周期を人体の活性化や沈静化に応じて意識的に早くした
り遅くしたりすることができるものとなっている。 施療手段として、ここでは回転駆動されることによっ
てもみマッサージを行うもみ輪を示したが、たとえば出
没駆動される指圧子のように、人体に対する刺激を周期
的に与えるものであれば、他のものであってもよいのは
もちろんである。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、人体の呼吸周期を設
定する設定手段もしくは人体の呼吸周期を検出する検出
手段を備えるとともに、設定手段で設定された呼吸周期
もしくは検出手段で検出された呼吸周期に応じて施療手
段が人体に与える刺激の周期を変更する制御手段を備え
ていることから、施療手段による人体に対する刺激を、
使用者の呼吸周期に応じた周期で与えることができるも
のであり、このために心地良く且つ効果的なマッサージ
を的確に得ることができるものであり、しかも制御手段
が人体に与える刺激周期を呼吸周期からずらすための調
整操作部に備えていることから、呼吸周期よりもやや早
い周期で刺激が生ずるようにすることで人体の活性化を
図ったり、呼吸周期よりもやや遅い周期で刺激が生ずる
ようにすることで人体の沈静化を図ったりすることもで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明一実施例の斜視図、第3図は
同上のマッサージ機構の破断平面図、第4図は同上のブ
ロック回路図、第5図は同上の操作器の正面図、第6図
は同上のフローチャート、第7図は他の実施例の斜視
図、第8図(a)(b)(c)は夫々センサーベルトの
異なる例を示す正面図、第9図は同上のブロック回路
図、第10図は同上のフローチャートであって、3はもみ
輪、7,60,70は制御回路、8はセンサーベルト、S1は呼
吸周期設定スイッチを示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 15/00 370 A61H 7/00 323

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施療台と、この施療台で支持された人体に
    対して刺激を周期的に与える施療手段とを備えているマ
    ッサージ機において、人体の呼吸周期を設定する設定手
    段と、この設定手段で設定された呼吸周期に応じて施療
    手段が人体に与える刺激の周期を変更する制御手段と、
    制御手段が人体に与える刺激周期を呼吸周期からずらす
    ための調整操作部とを備えていることを特徴とするマッ
    サージ機。
  2. 【請求項2】施療台と、この施療台で支持された人体に
    対して刺激を周期的に与える施療手段とを備えているマ
    ッサージ機において、人体の呼吸周期を検出する検出手
    段と、この検出手段で検出される呼吸周期に応じて施療
    手段が人体に与える刺激の周期を変更する制御手段と、
    制御手段が人体に与える刺激周期を呼吸周期からずらす
    ための調整操作部とを備えていることを特徴とするマッ
    サージ機。
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