JP2511451B2 - マツサ−ジ機 - Google Patents

マツサ−ジ機

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JP2511451B2
JP2511451B2 JP9246687A JP9246687A JP2511451B2 JP 2511451 B2 JP2511451 B2 JP 2511451B2 JP 9246687 A JP9246687 A JP 9246687A JP 9246687 A JP9246687 A JP 9246687A JP 2511451 B2 JP2511451 B2 JP 2511451B2
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massage
shoulder
control circuit
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treatment
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新平 大塚
晃秀 須川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
本発明はマッサージ機、殊に椅子の背もたれやベッド
のような施療台に施療子を移動自在に組み込むととも
に、この施療子に対して予め設定したプログラムに基づ
く一連のマッサージ動作を実行させることができるマッ
サージ機に関するものである。
【背景技術】
椅子の背もたれやベッド等の施療台に組み込む施療子
の移動により、たとえば人体の首位置から腰位置までマ
ッサージを行なえるようにしたマッサージ機は従来より
多種提供されており、また特開昭60−24841公報に示さ
れているように施療子の移動や施療子の動作形態等を予
めプログラムとして保有して、このプログラムに基づく
一連のマッサージ動作を自動実行する自動施療機能を備
えたものも提供されている。 ところでマッサージ機の使用者の体格は個人差が大き
く、各人がすべて首から腰までマッサージできるものを
提供するには最も体格が大きい人に合わせて施療子の移
動可能範囲を設定しておくことになる。このために施療
子を椅子の背もたれ内に組み込んだものにおいては、体
格の小さい人が使用すると、上限まで施療子を移動させ
た場合上方に移動しすぎることになる。このことは、上
記自動施療機能を備えたものを提供する場合、使用者の
体格に応じた補正を行なえるようにしておかなくてはな
らないことを意味する。 このために、上記公報に示されたものでは、椅子の背
もたれに施療子を組み込んだものにおいて、椅子の座面
からの使用者の肩の高さを入力することができる手動ス
イッチを設けて、この入力値に基づいて補正がなされる
ようにすることが提案されている。 しかし、自動施療を行なわせるに先立って、このよう
な肩位置合わせの設定を手動で行なわなくてはならない
ために、操作が煩わしく、また補正値をバッテリーバッ
クアップされたメモリで保持することができるようにし
たとしても、使用者が変わる時には補正値も変わるので
あるから、やはり再設定を行なう必要があり、操作性の
改善に対する根本的な解決とはならない。
【発明の目的】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは予め設定されたプログラムに基づ
く一連のマッサージ動作の自動実行による施療を、操作
の煩わしさを伴なうことなく行なせることができる使い
勝手の優れたマッサージ機を提供するにある。
【発明の開示】
しかして本発明は、施療台に組み込んだ移動自在な施
療子を備えるとともに、予め設定されたプログラムに基
づく一連のマッサージ動作を上記施療子に自動実行させ
る制御回路を備えた自動施療機能付きのマッサージ機に
おいて、被施療者の肩位置を検出する検出手段を備える
とともに、上記制御回路は上記自動施療に先立って検出
手段を作動させてこの検出手段の出力値に対応した自動
施療を施療子に行なわせるものであることに特徴を有し
て、自動施療を行なわせれば、その初期において、被施
療者の肩位置が自動的に取り込まれて、この肩位置に応
じた自動施療がなされるようにしたものである。 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する。まず
構造上の点であるが、図示例は椅子の背もたれにマッサ
ージ機構を組み込んだもので、検出手段を除けば前記特
開昭60−24841号公報に示されたものと同じであること
から、簡単に説明する。椅子はパイプで組み込まれると
ともに座部とひじ掛けとを備えたアンダーフレーム2
と、同じくパイプで組まれた背もたれのフレーム1とで
枠組みされたものであり、アンダーフレーム2に枢支さ
れたフレーム1とアンダーフレーム2との間にガススプ
リング15が取り付けられて、背もたれがリクライニング
自在とされている。背もたれのフレーム1両側には夫々
断面がコ字型で開口面が対向する一対のガイドレール1
2,12が固着されており、またフレーム1の上端にはヘッ
ドレスト13が取り付けられ、フレーム1の前面にはカバ
ーシート14が取り付けられており、更にカバーシート14
の背面両側には上下に長い支持ベルト99が配されてい
る。 マッサージ機構は第2図にも示すように、一方に制御
ボックス26を、他方に制御ボックス26と連結プレート28
で連結されたギアボックス27を備え、そして施療子とし
て回転軸4に同方向に偏心し且つ逆方向に傾斜した状態
で取り付けられた一対の輪体3,3を備えている。各輪体
3は回転軸4に固着される偏心内輪20とこの外周に遊転
自在に配された外輪21とから構成されたもので、外輪21
の内周部と外周部とは多数本のリブ23によって接続され
ている。回転軸4は中空のパイプであって駆動軸5が貫
挿され、また両端には筒体62が遊転自在に嵌合してい
る。駆動軸5はその両端に各々筒体62が連結されたもの
であり、筒体62には前記ガイドレール12を走行するころ
19と、各ガイドレール12に付設されているラック11と噛
み合うピニオン18とが設けられている。ころ19は制御ボ
ックス26とギアボックス27との両者にも設けられてい
る。 駆動源であるモータMは、ギアボックス27の側面に取
り付けられた正逆転自在なものであり、ギアボックス27
内の減速装置を介して回転軸4と駆動軸5とを選択的に
駆動する。回転軸4を回転駆動する時には偏心傾斜した
輪体3,3も同時に回転し、輪体3が偏心していることに
よって輪体3のカバーシート14側へ突出量を周期的に変
化させる。また輪体3が互いに逆方向に傾斜しているこ
とによって一対の輪体3,3のカバーシート14との接触部
における間隔を周期的に変化させる。この2つの動きの
組み合わせが人体に対するもみマッサージとなっている
ものである。 尚、輪体3の回転方向によってこのもみマッサージは
異なった施療を行なう。すなわち輪体3の回転軸4から
の突出量の大きい部分がカバーシート14を介して人体の
背部を上方から下方へと押圧しつつ移行していく場合
(もみ下げ)と、逆に下方から上方へと移行していく場
合(もみ上げ)との2種のもみマッサージを回転方向に
応じて行なうものである。 回転軸4に代えて駆動軸5を回転させれば、フレーム
1のラック11と噛み合うピニオン18の回転ところ19によ
る走行ガイドによって、マッサージ機構全体が背もたれ
の上下方向に自走する。この自走により施療子である輪
体3,3の移動がなされるものであり、またある所定の範
囲内を住復移動させることによって輪体3の遊転する外
輪21が人体の背面をカバーシート14を介して人体にさす
りマッサージを行なうものである。 更にこのマッサージ機においては輪体3の軸方向の位
置を、つまりは一対の輪体3の間の幅を可変とする機構
を備えている。これは回転軸4及び駆動軸5に平行な送
りねじ6と、この送りねじ6と各輪体3の内輪20とを連
結する一対の連結アーム25,25とから構成されたもの
で、回転駆動される送りねじ6は軸方向中央から一方が
右ねじ部、他方が左ねじ部とされたものであり、各ねじ
部に連結アーム25が一端を螺合させている。両連結アー
ム25,25の他端は各輪体3の内輪20に連結され、そして
両輪体3,3の各輪体20は回転軸4に図に示すキー等によ
って軸方向に摺動自在に結合していることから、送りね
じ6の回転により一対の輪体3,3が互いに接近したり互
いに離れたりするものである。尚、この送りねじ6の回
転駆動も、上記モータMによってクラッチ10を介して行
なわれる。 第1図に示したカバー41は、椅子の背もたれの背面に
おいて上下に自走する上記マッサージ機構を覆うもので
あって、制御ボックス26及びギアボックス27の下面に形
成されているフック45,45に係止孔43,43を係止させると
ともに、カバー41に形成されている仮り止めフック42を
連結フレーム28に設けた第2図に示す仮り止め孔46に係
止させた状態で、ビス47をカバー41を通じて連結フレー
ム28にねじ込むことにより、マッサージ機構に固着され
ている。 また第1図に示すように、椅子のアンダーフレーム2
の後端両端には、夫々キャスター51が取り付けられてい
るが、第14図に示すように、キャスターボディー52とこ
のキャスターボディー52の軸受け部53に圧入されて取り
付けられるころ55からなるこのキャスター51は、キャス
ターボディー52における軸受け部53の周面に形成されて
いるころ55の圧入用開口部が、直下方向よれも角度θだ
け傾いて斜め後方に向けて開口するものとされており、
第15図の示すように、背もたれを持って椅子を後方に傾
けることでキャスター51を接地させて移動させるにあた
り、ころ55が軸受け部53から外れてしまうことがないよ
うにされている。 以上のように構成されたこのマッサージ機は、予め設
定されたプログラムに基づく一連のマッサージ動作を自
動実行するために、施療子である一対の輪体3,3の位置
を検出する必要がある。このための位置検出手段とし
て、第8図に示すように、上下位置検出部Jと、上記送
りねじ6によるところの幅位置検出部Hと、輪体3が偏
心していることによるカバーシート14側への突出量を検
出するための突出量検出部Tとの3つの検出部を備えて
いる。 これら検出部は例えばロータリーエンコーダーや光電
スイッチや磁気センサを利用することで構成されたもの
で、具体的構造についての説明は省略するが、上下位置
検出部Jは駆動軸5の減速出力をロータリーエンコーダ
ーに入力することで、第10図あるいは第13図に示すよう
に、上下の移動領域をY0からY30までの総計31ポイント
を検出するものとして構成されており、幅位置検出部H
は連結アーム25の位置を光学的に検出することで、第13
図に示すようにX0〜X6の総計7ポイントを検出するもの
として構成されており、更に突出量検出部Tは、第2図
に示すように回転軸4に取り付けられた回転板77に設け
られている永久磁石76の磁気を、制御ボックス26の外面
に配した一対の磁気感応型のセンサSH,SLで検出するも
のとして構成されている。センサSHは輪体3のカバーシ
ート14側へ突出量が最大となる時にオンし、センサSL
上記突出量が最小となる時にオンするようになってい
る。尚、最小突出量の検出は、後述する「収納」の状態
とする際に輪体3を最小突出量の状態とし、椅子に腰掛
ける時に輪体3が人体にぶつかることがないようにする
ために行なうものである。 そして、被施療者の肩位置を検出する検出手段とし
て、このマッサージ機では荷重検出部Kと上記上下位置
検出部Jとを備えている。この荷重検出部Kは第2図乃
至第4図に示すように、輪体3における外輪21内に配設
した復数個の圧力センサ31によって形成されたもので、
圧力センサ31の外周側と内周側とに配された電極32,32
は、両電極32,32と一体に設けられて輪体3の側面に突
出する環状の端子レール33,33と、両端子レース33,33に
夫々摺動接触するたわみ自在な一対の刷子34,34からな
るスリップリング35を介して、後述する制御回路Cに接
続されている。荷重検出部Kが被施療者の肩を検出した
時の上下位置検出部Jの出力データが、被施療者の肩位
置データとなるようにしているわけである。 荷重検出部Kとしては、第7図に示すように、輪体3
が装着される回転軸4に取り付けられて輪体3に回転軸
4の軸方向と直交する方向の負荷Fが加わった際の回転
軸4のたわみを検出する歪ゲージ36を利用することもで
きる。 さてこのマッサージ機においては上述のように偏心傾
斜した輪体3の回転によるもみマッサージと、輪体3の
移動によるさすりマッサージとの2種のマッサージを行
なえるものであり、またもみマッサージにおいては輪体
3の回転方向によって異なるもみマッサージ(もみ上げ
ともみ下げ)を得られるものであるが、これらのうちど
のマッサージを行なわせるかを指示するための操作器A
は第9図に示すように、制御ボックス26内のマイクロコ
ピュータで構成されている制御回路Cにカールコードを
介して接続されたものであって、「収納」と「動作」と
「停止」との3つの動作モードを切り換えるための3位
置切換型のモードスイッチSW2と、制御回路Cにおいて
設定されている「全身」「首・肩」「腰」の3つの動作
プログラムパターンを切り換えるためのパターン切換ス
イッチSW4、そして上記動作プログラムパターンによる
動作を開始させるためのスタートスイッチSW5、上下の
全移動領域内でさすりマッサージを行なうとともに上下
端で移動方向を自動反転する背筋伸ばし動作を指定する
ためのスイッチSW6、特定量の上下範囲内における自動
反転さすりマッサージを任意の位置で行なわせる部分ロ
ーリングを指定するスイッチSW13、もみ上げマッサージ
を指定するためのスイッチSW7、もみ下げマッサージを
指定するためのスイッチSW8、更に部分ローリングにお
けるさすりマッサージ及びもみマッサージの位置変更の
ために操作期間中だけ輪体3を上方に移動させることと
なるスイッチSW12及び下方に移動させることとなるスイ
ッチSW11、操作期間中だけ輪体3を回転軸4の軸方向に
移動させて一対の輪体3,3の間隔を広くするスイッチSW9
及び狭くするスイッチSW10を備え、また各種動作モード
を表示するための発光素子L2〜L6を備えているものであ
る。尚スイッチSW5〜SW13はいずれもプッシュ時にのみ
オンするものである。 そしてこの操作器Aは、第8図に示すように制御回路
Cとの間の接続線の数を少なくするために制御回路Cと
同じくマイクロコンピュータからなる補助制御回路SCを
具備し、各スイッチSW2〜SW13の状態は補助制御回路SC
における信号形成回路SC1及び送信回路SC2を通じて制御
回路Cに送られ、各発光素子L2〜L6の駆動は制御回路C
からの認識信号を受ける受信回路SC3及び信号判別回路S
C4と発光素子駆動回路LDとでなされる。この補助制御回
路SCにおけるタイマー回路SC5は、1回のマッサージを
たとえば15分程の時間に制限することで、使用者がマッ
サージを受けている最中に眠ってしまった場合の過剰マ
ッサージを防ぐためのものであり、タイムアップ時には
信号形成回路SC1がモードスイッチSW2を「収納」とした
時と同じ信号を出力する。RSはリセット回路である。 制御回路Cは上記操作器Aの補助制御回路SCからの入
力に基づいて、モータMやクラッチ10等を制御するもの
であって、第8図に示すように補助制御回路SCからの信
号を受ける受信回路C1と信号判別回路C2、受けた信号に
対する認識信号を補助制御回路SCに送るための信号形成
回路C3及び送信回路C4、輪体3の回転数及び上下動の回
数をカウントするカウント回路C5、各回路からの信号を
受けてモータMや電磁クラッチ10等の各負荷をどのよう
に動かすかを指示する動作指示回路C6、そして動作指示
回路C6の指示をモータ駆動回路MD及び電磁部材駆動回路
EDに送るにあたって各負荷の動作タイミングを管理する
タイミング設定回路C7で構成されており、前記上下位置
検出部Jと幅位置検出部Hと突出量検出部T、そして荷
重検出部Kが接続されている。図中Vは定電圧回路、SS
はサージ吸収回路、RSはリセット回路を示す。 しかしてこのマッサージ機においては操作器Aのスイ
ッチSW2を「収納」もしくは「停止」から「動作」に切
り換えれば、制御回路Cは予め設定されている動作、例
えば所定位置におけるもみ上げマッサージ動作を輪体3
に行なわせる。このもみ上げ動作の位置をもっと下方
に、たとえば腰の位置にしたければ「下へ」を指定する
スイッチSW11を押せばよく、逆に上方に変更したければ
スイッチSW12を押せばよい。スイッチSW11あるいはスイ
ッチSW12を押し続ける間、輪体3、3は下降乃至上昇を
続け、スイッチSW11,SW12のオフによってその位置での
もみ上げ動作を再開する。ところでもみ上げ動作は下方
から上方へと力を人体に加える動作であるから、腰や背
中に対して有効なもみマッサージであるものの、肩につ
いては上方から下方へと人体に力を加える動作であるも
み下げのもみマッサージの方が有効である。従ってこの
時にはもみ下げを指示するスイッチSW8を押せば良い。
一旦スイッチSW8をオンとすれば以後はモータMの回転
方向が反転してももみ下げの動作を始めると共にスイッ
チSW8に隣接する発光素子L6を点灯させる。 一対の輪体3,3の間隔をもっと広くしたい時にはスイ
ッチSW9を押せば良い。スイッチSW9を押している間、ク
ラッチ10が接続されて一対の輪体3,3は互いに離れる方
向に動き、スイッチSW9のオフの後にもみ動作に復帰す
る。一対の輪体3の間隔を狭くしたい時にはスイッチSW
10を押せば良い。 背筋伸ばしのさすりマッサージを指示するスイッチSW
6を投入すると、制御回路Cはまず一対の輪体3の間隔
を最も狭く(X0の位置)した後、一旦輪体3,3をセンサS
Hがオンするまで回転させて突出量を最大とし、ついで
上限と下限との間で自動反転上下動を行なわせて、輪体
3の外輪21が人体背面の背筋に沿って転動するさすりマ
ッサージ動作を開始させると共に発光素子L4を点灯させ
る。 部分ローリングを指定するスイッチSW13を投入した場
合には、一対の輪体3間隔を最も狭く(X0)また突出量
を最大(センサSHオン)とした後に、スイッチSW13を投
入した時点における輪体3の上下ポイントYnから上方に
数ポイント、下方に数ポイントの上下範囲内の自動反転
上動を輪体3に開始させると共に発光素子L7を点灯させ
る。たとえば上下に夫々4ポイントに設定されている状
態で且つスイッチSW13の投入時に輪体3がY17とY18との
両ポイント間に位置していた時には、自動反転する範囲
はY14とY21の間の8区間である。この上下動範囲を変更
したい時にはスイッチSW12またはスイッチSW11を投入す
ればよく、この時にはスイッチSW11またはスイッチSW12
のオンによって上昇もしくは下降した区間だけ上記上下
範囲の中心を上方または下方にずらせた状態で部分ロー
リングのさすりマッサージ動作に復帰する。一対の輪体
3の間隔を変えたい時にはスイッチSW9もしくはスイッ
チSW10を投入すればよい。 モードスイッチSW2を「停止」とした場合には制御回
路Cはその場で輪体3を停止させる。スイッチSW2
「収納」とした場合にはまず輪体3を最上限Y0まで上昇
させ、ついで最大間隔(X6)をとるように輪体3を移動
させてこの後輪体3の突出量を最小(センサSLがオン)
とし、然る後にモータM等をオフとする。モードスイッ
チSW2を「動作」としてから15分程が経過し、補助制御
回路SCのタイマー回路SC5がタイムアップした時もこの
収納動作を行なう。 次に、制御回路Cが保持する動作プログラムパターン
に基づいて輪体3や駆動軸5等が駆動されることで行な
われる自動施療について説明する。ここにおける動作プ
ログラムパターンは、制御回路Cに上下方向及び幅位置
の動作位置(上下の動作範囲)、もみ上げやもみ下げあ
るいはさすりマッサージのいずれかの動作内容、輪体3
の回転回数または上下動の回数である動作回数とからな
るデータを実行させる順に書き込んだパターンテーブル
として予め記憶させたものであり、パターン切換スイッ
チSW4の切換にて「全身」「首・肩」「腰」の各パター
ンに対応するパターンテーブルが呼び出され、そしてス
タートスイッチSW5の投入により、パターンテーブルに
書き込まれていいるデータが順次読み込まれて実行され
るものである。ただし、これらのデータのうち上下の動
作位置についてはスタートスイッチSW5を投入すること
によって最初に行なわれる肩位置検出動作によって得ら
れるデータに応じて動作実行位置が演算補正され、この
補正値に基づいた位置での動作が実行さるれものであ
る。 すなわち、パターン切換スイッチSW4によってどのよ
うなパターンのマッサージを行なわせるかを選択し、つ
いでスタートスイッチSW5を押せば、まず被施療者の肩
位置の検出動作が実行され、ついで選択された動作プロ
グラムパターに登録されている動作が順次行なわれてい
くものであって、選択された動作プログラムパターンが
「全身」である場合の具体動作について説明すると、こ
の場合のフローチャートを第11図及び第12図に、輪体3
の移動軌跡を第13図に示す。第12図は第11図に示すフロ
ーチャート中において実行されるサブルーティンのフロ
ーチャートである。また第13図中の○で囲んだ英記号及
び数字は動作順序を示し、フローチャート中の○で囲ん
だ英記号及び数字と対応している。尚、両図は最も座高
が高くて肩位置がY3ポイントとなる人が被施療者である
場合を示している。 しかしてスタートスイッチSW5のオンにより制御回路
Cはまず輪体3,3をその移動上限までY0まで移動させた
後、両輪体3,3の間隔が最大値X6となるようにその軸方
向に移動させるとともに負荷検出部Kのリセットを行な
う。この後輪体3,3を下方へと移動させる。この際、輪
体3が被施療者の肩位置に達するまでは、第5図に示す
ように、輪体3にはその軸方向と直交する径方向につい
てなんらの負荷もかからないが、第6図に示すように、
肩位置に達したならば、この時には肩との接触によって
輪体3の下降に対して強い抵抗が働き、この負荷がり輪
体3の外輪に設けられた圧力センサ31で検出される。制
御回路Cは両輪体3,3に設けられている一対の圧力セン
サ31が共にオンとなった時点、つまり負荷検出部Kから
の肩検出信号が入力された時点で、その時の上下位置デ
ータを上下位置検出部Jから取り込む。一対の輪体3,3
の間隔を広げてから下方に移動させるのは、下方移動時
に輪体3,3が首に当たるのを防ぐとともに、頭や首や肩
と誤判断することがないようにするためであり、また両
輪体3,3の圧力センサ31の論理積をとるようにしている
のも、被施療者の座る位置のずれ等によって誤判断を招
くことがないようにして、肩検出の精度を高めるためで
ある。 上記肩位置検出動作によって、被施療者の肩位置がY3
であることを検出したならば、制御回路Cは本来のマッ
サージ動作に移行する。つまり、輪体3,3の間隔がX1
なるように輪体3をその軸方向に移動させ、ついで輪体
3のカバーシート14側への突出量を最大とするべくセン
サSHがオンするまで輪体3を回転させ、然る後に上限
(この場合はY0)から下限Y30の間での背筋伸ばしのさ
すりマッサージを開始する。いきなりもみマッサージと
いう強い刺激を人体に与えるのではなく、さすりマッサ
ージという弱い刺激からマッサージを始めるわけであ
る。さすりマッサージにおける上下動は上限に達したこ
とを検出する信号を前記制御回路Cにおけるカウント回
路C5においてカウントすることでその回数がカウントさ
れ、所定回数に達すれば次のX0・Y0位置、つまり首位置
におけるもみ上げ動作に移り、センサSHによって検出さ
れる輪体3の回転回数が所定回数に達すれば、更にX0
Y1位置でのもみ上げ動作を、これが所定回数に達すれば
X1・Y3位置でのもみ下げ、ついでX5・Y3位置でのもみ下
げを行なう。これら一連の首位置及び肩位置におけるも
みマッサージ動作の後は、さすりマッサージを1回行な
って再度X0・Y0及びX0・Y1位置でのもみ上げ動作を行な
い、この後肩位置から下方の背筋に沿って部位に対して
順次動作位置を下方に移しながらのもみ上げのマッサー
ジが行なわれる。そしてX1・Y30位置におけるもみ上げ
のマッサージの後は、X3で且つY23,Y26,Y29である位置
におけるもみ上げのマッサージが行なわれる。こうして
強い刺激を人体に与えるもみマッサージが、上方の部位
から下方の部位へ、また身体の中心部から外側の部位へ
と移行しつつ首や肩、腰等の各部位においてなされた後
は、身体を整える意味で再度X1位置でのさすりマッサー
ジが所定回数行なわれて弱い刺激を身体全体に加えてマ
ッサージを終了する。そして最後はモードスイッチSW2
を「収納」とした時と同様に輪体3をX6・Y0位置に移動
させて突出量を最小とした状態で輪体3の動きを停止さ
せる。 以上は前述のように被施療者の座高が高く、肩位置が
Y3となっている場合、つまり肩位置として扱う上下位置
範囲Y3〜Y9の7段階のなかの上限となっている場合であ
り、自動施療の初期動作としてなされる肩位置検出動作
において検出される肩の高さがたとえばY6であった時に
は、第10図にivで示すように上記動作説明における上下
位置はY0がY1に、Y1がY4に、Y15がY16にというようにす
べて下方へとシフトされた状態で実行される。つまり、
Y3ポイントが上限に設定され、輪体3はY3より上方に移
動することはなくなる。また、検出された肩位置がY9
あった時には、第10図にiで示すように、Y0がY6に、Y1
がY7に、Y15がY17にというように下方へシフトされた状
態で実行される。 人体の座高レベルは各人によって大きな差異があり、
そして座高レベルが異なれば肩の位置はもちろんマッサ
ージを与えるべき腰の位置も異なってくる。しかし、人
体の肩の位置と腰の位置あるいは他の位置とほぼ一定の
比率関係にあり、このために肩の位置さえ認識できれば
腰の位置も上記比率から導きだせる。このような点に着
目し、第10図に示すように検出された被施療者の肩位置
の変化にも応じて、他の各ポイトも自動的にずらしてい
るものである。 パターン切換スイッチSW4を「首・肩」、あるいは
「腰」としてスタートスイッチSW5をオンさせた場合に
も、同じく肩位置検出動作がまず実行され、その後、夫
々首や肩に対する重点的マッサージ、あるいは腰に対す
る重点的マッサージが、夫々検出された肩位置のデータ
に基づく補正位置において実行される。 尚、負荷検出部Kと上下位置検出部Jとから得られた
肩位置のデータに応じて、制御回路Cが自動施療に際し
ての上限位置及び各動作位置の変更を行なう構成として
は、上述のように、ある肩位置の場合のデータ基準とし
て保持し、そして得られた実際の肩位置データに応じて
上記のデータを補正して、この補正データによって実際
に輪体3を動作させる位置を求める他に、予想される肩
位置に応じて各々上下ポイントのマップを予め作成して
おき、制御回路Cがこのマップを参照して上下位置を決
めるようにしてもよく、どのようにして上限及び各動作
位置を得られた肩位置データに応じてシフトするかは任
意である。
【発明の効果】
上述のように本発明においては予め設定されたプログ
ラムに基づく一連のマッサージ動作が自動実行される自
動施療を選択したならば、その初期において、自動的に
被施療者の肩位置データが取り込まれて、この肩位置に
応じた自動施療が行なわれるものであって、被施療者が
自身の体格に応じて肩位置の設定を行なう必要がなく、
また設定忘れによるところの施療子の動作位置のずれを
招くこともないものであり、自動施療においても施療子
が的確な位置で動作するという高いマッサージ効果を、
良好な使い勝手のもとに得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の斜視図、第2図は同上のマッ
サージ機構の斜視図、第3図及び第4図は同上の検出手
段の斜視図と断面図、第5図及び第6図は同上の検出手
段の動作を示す側面図、第7図は検出手段の他の例を示
す斜視図、第8図は同上のブロック回路図、第9図は同
上の操作器の正面図、第10図は同上の動作位置のシフト
の説明図、第11図及び第12図(a)(b)は同上の動作
のフローチャート、第13図は同上の輪体の移動軌跡を示
す説明図、第14図はキャスターの分解斜視図、第15図は
同上の動作を示す側面図であって、3は輪体、4は回転
軸、Cは制御回路、Jは上下位置検出部、Kは肩検出用
の負荷検出部を示す。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施療台に組み込んだ移動自在な施療子を備
    えるとともに、予め設定されたプログラムに基づく一連
    のマッサージ動作を上記施療子に自動実行させる制御回
    路を備えた自動施療機能付きのマッサージ機において、
    被施療者の肩位置を検出する検出手段を備えるととも
    に、上記制御回路は上記自動施療に先立って検出手段を
    作動させてこの検出手段の出力値に対応した自動施療を
    施療子に行なわせるものであることを特徴とするマッサ
    ージ機。
  2. 【請求項2】検出手段は施療子にかかる負荷で肩の検知
    を行なうものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】施療子は一対の輪体で形成されており、検
    出手段は各輪体に設けられた圧力センサで肩の検知を行
    なうものであり、肩検知出力は両圧力センサの論理積出
    力であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    マッサージ機。
  4. 【請求項4】検出手段は施療子としての一対の輪体が間
    隔をおいて取り付けられた回転軸に設けた歪ゲージで肩
    検知を行なうものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】制御回路は施療子を被施療者の頭部側であ
    る一端まで移動させた後、他端に向けて移動させること
    で、検出手段を作動させるものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】施療子は一対の輪体で形成されており、制
    御回路は施療子を他端に向けて移動させるにあたって、
    一対の輪体の間隔を広げてから移動させるものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のマッサージ
    機。
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