JP2001161767A - マッサージ機及びマッサージ機用操作装置 - Google Patents

マッサージ機及びマッサージ機用操作装置

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JP2001161767A
JP2001161767A JP34523999A JP34523999A JP2001161767A JP 2001161767 A JP2001161767 A JP 2001161767A JP 34523999 A JP34523999 A JP 34523999A JP 34523999 A JP34523999 A JP 34523999A JP 2001161767 A JP2001161767 A JP 2001161767A
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massage
acupoint
unit
massage machine
machine
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JP34523999A
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English (en)
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Nichimu Inada
二千武 稲田
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Family Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマッサージ機では、使用者の望むツボ
の位置をマッサージするのは実質的に不可能であり、マ
ッサージによる治療効果を発揮することはできなかっ
た。 【解決手段】 身体へのマッサージ箇所を制御できるマ
ッサージ機において、マッサージを施す位置としてツボ
を選択するためのツボ入力部と、選択されたツボに対応
する身体の箇所へマッサージを施すための位置制御を行
う制御部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマッサージ機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】椅子型のマッサージ機においては、背も
たれ内部に上下方向(使用者の身長方向)へ移動するマ
ッサージ動作ユニットを備えて、使用者の首から腰まで
の任意の箇所をマッサージ可能なものがある。また、ベ
ッド型及びマット型のマッサージ機でも、ベッド又はマ
ットの内部に使用者の身長方向に移動するマッサージ動
作ユニットを備えて、使用者の全身の任意の箇所をマッ
サージ可能なものがある。
【0003】さらに、椅子型、ベッド型及びマット型の
マッサージ機においては、マッサージ動作ユニットを移
動させるのではなく、空気の給排気で膨張収縮する空気
袋(エアセルともいう)を、椅子、ベッド、又はマット
として構成されたマッサージ機本体の適所に複数設け
て、各空気袋の動作を制御することによって、上半身乃
至全身の任意の箇所をマッサージ可能なものがある。こ
のようなマッサージ機において、使用者によるマッサー
ジする部位のコントロールは、次のようにして行われ
る。
【0004】例えば、マッサージ動作ユニットが移動自
在なマッサージ機では、マッサージ機の操作部に設けら
れた上下移動スイッチを押して、マッサージ動作ユニッ
トを使用者の好きな位置に移動させる。また、空気袋が
マッサージ機本体に複数個設けられているマッサージ機
では、肩、腰、お尻、脚といった部位を指定するスイッ
チを押して、選択された部位に対応する空気袋を動作さ
せてマッサージを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなマッサージ
する部位のコントロールは、単に使用者がマッサージし
たい部位をマッサージできればよい、という発想に基づ
いている。すなわち、肩が凝っていれば肩を揉み、腰が
痛ければ腰を揉むという発想である。この発想の下で
は、マッサージする部位の使用者によるコントロールに
はあまり問題がない。すなわち、肩が凝っている場合で
あれば、その凝っている場所に、マッサージ動作ユニッ
トを移動させ、又はその場所の空気袋を動作させればよ
い。凝りや痛みの有る場所は使用者の痛覚により使用者
が認知できるから、凝りや痛みのある場所とマッサージ
を施す場所とを手動操作で一致させるのは比較的容易で
ある。
【0006】ここで、マッサージには、適切なツボ(経
穴)をマッサージすることにより、疲労回復、血行の促
進、神経痛緩和といった治療効果があることが東洋医学
上認められている。ところが、従来のマッサージ機で、
このように適切なツボをマッサージして治療効果を達成
することは困難であった。すなわち、従来のマッサージ
機において、このようなツボマッサージによる治療を行
おうとすると、ツボの位置に関する知識と、マッサージ
動作ユニットを手動操作でツボ位置に位置決めする等の
操作技術が要求される。
【0007】しかし、一般の消費者がそのような知識や
技術を持っていることは希である。また、仮に、使用者
がツボに関する解説書を持っていて、ツボの位置に関す
る知識を持っていたとしても、あるツボが自分の身体の
どの位置にあるのかを見極めて、その位置に手動操作で
マッサージ動作ユニットを移動させて位置決めしたり、
ツボの位置に対応する空気袋を使用者自ら見つけてその
空気袋を作動させるということは至難の業であり、また
煩雑である。すなわち、凝りや痛みのある場所と異な
り、ツボの位置は使用者が痛覚等の感覚で認識できると
は限らないから、手動操作によってマッサージを施す場
所をツボの位置に一致させるのは、非常に困難である。
【0008】結局、従来のマッサージ機では、使用者の
望むツボの位置をマッサージするのは実質的に不可能で
あり、マッサージによる治療効果を発揮することはでき
なかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解決するためになされたものであり、このため、次
の技術的手段を採用している。すなわち、本発明に係る
マッサージ機は、身体へのマッサージ箇所を制御できる
マッサージ機において、マッサージを施す位置としてツ
ボを選択するツボ入力部と、選択されたツボに対応する
身体の箇所へマッサージを施すための位置制御を行う制
御部とを備えていることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、マッサージを施す位置と
してツボを入力でき、そのツボの位置にマッサージが施
されるので、使用者の望むツボの位置をマッサージする
ことができる。したがって、使用者が、例えば、頭痛を
治したい場合には、ツボに関する解説書を見るなどし
て、頭痛を解消するツボを見つけ、そのツボをツボ入力
部から入力すれば、制御部がそのツボに対応する身体の
箇所へマッサージを施すように制御を行う。よって、使
用者は、ツボをマッサージするのに、マッサージ箇所を
手動操作で決める必要がなく、簡単に治療を行うことが
できる。
【0011】このようなマッサージ機としては、例え
ば、マッサージ機本体と、当該マッサージ機本体内で移
動自在に設けられていると共に使用者にマッサージを施
すためのマッサージ動作ユニットと、当該マッサージ動
作ユニットを移動させる移動駆動部と、当該移動駆動部
の動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機にお
いて、マッサージを施す位置としてツボを選択するツボ
入力部を備え、前記制御部は、選択されたツボに対応す
る特定の位置へマッサージ動作ユニットを移動させるよ
うに移動駆動部を制御するものが好適である。
【0012】ここで、マッサージ機本体は、椅子型、マ
ット型、ベッド型に構成されているのが好適である。ま
た、他の例としては、マッサージ機本体と、当該マッサ
ージ機本体に設けられて使用者の身体にマッサージを施
すための複数の施療体と、各施療体の動作を制御するた
めの制御部と、を備えたマッサージ機において、マッサ
ージを施す位置としてツボを選択するツボ入力部を備
え、前記制御部は、選択されたツボに対応する位置にあ
る施療体を動作させるものが好適である。
【0013】ここで、施療体は、例えば、空気の給排気
で膨張収縮するエアセルが好適である。また、モータの
回転によって駆動されるローラであってもよい。また、
前記ツボ入力部によって選択された1又は複数のツボを
記憶する記憶部を備え、前記制御部は、当該記憶部に記
憶されたツボに対応する身体の箇所へマッサージを施す
べく制御を行うのが好適である。このように、ツボを記
憶可能にしておけば、予めツボを入力しておいて、その
後実行ということが可能となり、使用者がツボの解説書
を参照しながら、ツボを選択する場合に使いやすくな
る。また、記憶部がROMやハードディスク等、記憶保
持に電源を要しないものであれば、頻繁にマッサージす
るツボを一度入力しておけば、再度の入力が不要で便利
である。
【0014】また、治療内容によっては、複数のツボを
マッサージすることが必要なことも多いので、複数のツ
ボを予め記憶させることで、一連のマッサージ手順から
なる治療内容を使用者が自分で予めプログラムできるこ
とになり、一層便利である。また、マッサージ機用操作
装置としてみた本発明は、身体へのマッサージ箇所を制
御できるマッサージ機に用いられるマッサージ機用操作
装置であって、マッサージを施す位置としてツボを選択
するためのツボ入力部を備えていることを特徴とする前
記ツボ入力部は、ツボの名称が記されたスイッチを複数
備え、当該スイッチを操作することで記された名称のツ
ボが選択されるものとするのが好適である。ここで、ツ
ボの名称は、スイッチに直接記されていても良いし、ス
イッチの近傍に記されていてもよい。また、ツボの名称
は、東洋医学上の正式名称ではなく、使用者にわかり易
い別の名前を使用してもよい。
【0015】また、ツボの名称を記す代わりに又はそれ
に加えて、複数のツボの名称を表示可能なディスプレイ
部を備え、前記ツボ入力部は、当該ディスプレイの表示
に基づいてツボを選択するものとすることもできる。ま
た、ツボに施すべきマッサージの内容を入力するための
内容入力部を備えているのが好適である。このようにマ
ッサージの内容を指定できれば、治療効果が一層高ま
る。マッサージの内容としては、例えば、マッサージの
強さ、揉み、叩き等のマッサージの種類、マッサージの
回数、マッサージの時間等が挙げられるが、これをすべ
て入力できるようにしておく必要はない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係るマッサージ機1
の外観を示しており、このマッサージ機1は、椅子型に
構成されたマッサージ機本体2を有している。マッサー
ジ機本体2は、背もたれ部3、座部4及び脚載部(フッ
トレスト)5を有している。背もたれ3は、図示しない
リクライニング機構により、手動又は自動でリクライニ
ング可能である。また、フットレスト5は横方向の軸廻
りに回動自在となるように座部4と連結されており、図
示しないフットレスト昇降機構により、フットレストを
上方移動させることができる。
【0017】背もたれ部3の内部には、背もたれ部3の
上下方向(使用者の身長方向)に移動自在なマッサージ
動作ユニット7を備えている。このマッサージ動作ユニ
ット7は移動駆動部8によって背もたれ部3内を上下移
動し、首から腰の範囲の任意の位置で停止することがで
きる。移動駆動部8は、ネジ移動機構と昇降モータ9と
から主構成されている。ネジ移動機構は、背もたれ部3
の上下方向に延びるネジ軸10に、動作ユニット7の背
面側に設けられたナット部11を螺合させて構成されて
いる。前記昇降モータ9は、ネジ軸の下端に配置されて
おり、昇降モータ9の回転によりネジ軸10が回転し、
動作ユニット7が昇降する。なお、動作ユニット7の左
右両側は図示しない昇降レールによってガイドされてい
る。
【0018】動作ユニット7は、マッサージ駆動モータ
13と、施療子14と、モータ13の回転を施療子14
のマッサージ動作に変換するためのマッサージ機構15
とを備えている。本実施形態でのマッサージ機構15
は、叩き動作と揉み動作を発生させるものであるが、他
の様々な公知の機構を採用できる。また、動作ユニット
7は、マッサージ機本体に着座した使用者の肩位置を検
出するための肩位置検出手段(図示省略)を備えてい
る。肩位置の検出は、より正確にツボをマッサージする
ために行われる。
【0019】肩位置を検出するための原理としては、例
えば、次のようなものがある。まず、動作ユニットを背
もたれ部3の上端から下端まで(又は下端から上端ま
で)移動させて、施療子14を使用者の背中に沿って移
動させる。施療子14が肩より下に位置している場合
は、身体によって施療子若しくはその支持アームへ負荷
がかかる。一方、施療子14が肩より上に位置している
場合は、施療子14が身体と接触しないので負荷はかか
らない。この負荷の差を施療子やその支持アームその他
の位置に設けた圧力センサや歪みゲージ等の負荷検出手
段で検出して、肩位置とすることができる。
【0020】また、施療子14への負荷によって施療子
14又はその支持アームが移動を生ずる場合には、その
位置の変化をリミットスイッチ等で検出してもよい。な
お、動作ユニット7の位置の制御は、モータの回転数を
検出するロータリーエンコーダ等を設けて数値制御を行
うことの他、公知の制御技術が採用できる。前記座部4
とフットレスト5には、マッサージを施すための施療体
としてエアセル17,18,20〜31が設けられてい
る。これらのエアセルは、空気の給排気により膨張収縮
するものであり、その膨張によって身体に押圧マッサー
ジを施す。
【0021】座部4に設けられたエアセルは、お尻から
大腿(下肢の膝から上)の範囲に対してマッサージする
ためのものであり、本実施形態では、座部4の後側に設
けられた第1エアセル17と、前側に設けられた第2エ
アセル18の2つが配置されている。第1及び第2エア
セル17,18は横方向に長く形成されているが、左右
中央で分離したものとすることもできる。フットレスト
5に設けられたエアセルは、ふくらはぎから足首(下肢
の膝から下)の範囲に対してマッサージするためのもの
であり、本実施形態では、左右の脚をそれぞれ入れるこ
とができる2つの溝33の底面と両側壁にエアセル20
〜31が12個設けられている。
【0022】なお、座部4とフットレスト5に設けられ
るエアセルの数、大きさ、配置は、目的とするツボに応
じて適宜設計変更できる。図2は、主にエア回路を示し
ており、このエア回路には、エアポンプ35、アキュム
レータ36、電磁弁37,エアセル17,18,20〜
31が含まれ、これらはエアチューブによって接続され
ている。エアポンプ35と電磁弁37は制御部40によ
ってその動作が制御される。エアセル17,18,20
〜31の膨張・収縮は電磁弁の切替制御によって行われ
る。ここで、エアセル17は1つの電磁弁37で給排切
替が行われ、エアセル18も1つの電磁弁37で給排切
替が行われるが、エアセル20,21,22,23はま
とめて1つの電磁弁37で給排切替が行われ、エアセル
24,25,26,27もまとめて1つの電磁弁37で
給排切替が行われ、エアセル28,29もまとめて1つ
の電磁弁37で給排切替が行われ、エアセル30,31
もまとめて1つの電磁弁37で給排切替が行われる。な
お、電磁弁の数を増やしてすべてのエアセルを個々に膨
張・収縮できるような回路を構成してもよい。
【0023】また、制御部40は、前記昇降モータ9及
びマッサージ駆動モータ13の動作も制御し、前述の肩
位置検出に必要な処理も行う。さらに、制御部40に
は、操作装置41から必要な指示が与えられる。操作装
置41は、マッサージ機本体2に一体的に組み込まれた
もの又は別体として設けられたものであり、この操作装
置41には、図3に示すように、操作装置本体46にツ
ボの名称が記されたボタンスイッチ(以下、ツボスイッ
チともいう)43が16個設けられ、ツボを選択できる
ようになっている。これら16個のツボスイッチ43が
ツボ入力部45を構成している。操作装置本体46には
人体図47が描かれ、この人体図中にツボの位置が点で
示されている。また、ツボ位置を示す「点」と各スイッ
チ43とは本体46に描かれた線によって結ばれてお
り、スイッチ43と対応するツボの位置がわかるように
なっている。なお、ツボ位置を示す「点」は、LEDな
どの点灯手段に置換してもよい。この場合、スイッチ4
3によって選択されたツボに対応するLEDを点灯させ
ることで、そのツボが選択されていることを使用者に伝
えることができる。
【0024】通常、ツボスイッチ43を押すと、ツボス
イッチ43によって選択されたツボに対応する身体の箇
所へマッサージが施されるが、「プロクラム設定」のボ
タンスイッチ(以下、プログラムスイッチともいう)4
9をツボスイッチ43に先立って押すと、プログラムモ
ードになる。このプログラムモードでは、ツボスイッチ
43によって選択されたツボが制御部40の記憶部51
に記憶される。この記憶部51は、図4に示すように、
選択されたツボが記憶されるツボ領域52と、そのツボ
へのマッサージの強さを記憶する強さ領域53とを有し
ている。
【0025】プログラムモードでは、ツボスイッチ43
を使って1又は複数のツボを選択入力し(図4では、肩
中喩、心喩、隔喩が選択入力されている)、必要であれ
ば、マッサージの内容を入力する内容入力スイッチであ
る強弱スイッチ55を使ってそのツボのマッサージの強
さを入力する(図4では、肩中喩が弱、心喩が強、隔喩
が弱とされている)。このような入力の際の決定入力や
入力修正は、決定スイッチ56やクリアスイッチ57を
使って行われる。決定スイッチ56が押されることで、
プログラムが完了して、マッサージ動作が実行される。
図4の場合、最初に肩中喩に対して弱いマッサージを行
い、その次に心喩に強いマッサージを行い、最後に隔喩
に弱いマッサージを行う。
【0026】なお、図示は省略したが、操作装置41に
は、公知の操作装置にみられる機能のスイッチを設ける
ことも当然可能である。例えば、マッサージ動作ユニッ
ト7を手動で昇降させるための昇降スイッチ、自動マッ
サージコースが設けられている場合にはコース選択スイ
ッチ、マッサージの種類(揉み、叩き)を選択するため
のスイッチなどを設けることができる。マッサージを施
すべき位置としてのツボ位置は、次のようにして求めら
れる。まず、ツボの位置分布は、体型によって個人差が
あるが、身体の大きさが違っていても、上半身について
は、胸椎、腰椎、仙椎の位置を基準として、ツボの位置
を求めることができる。したがって、使用者の各胸椎、
腰椎、仙椎の位置が求まれば、ツボ位置も正確に求める
ことができる。そして、使用者の各胸椎、腰椎、仙椎の
位置は、肩位置を求めることによって得られる。
【0027】図5の人体の体幹後面図に示すように、人
体の脊柱部には、12個の胸椎と、5個の腰椎と、4個
の仙椎とが略等間隔に並んでおり、使用者がマッサージ
機本体2に座った状態で、前述の肩位置検出手段により
判別した肩位置は、第1胸椎T1の上端に位置する。こ
の肩位置は、座部4から使用者の肩の位置までの距離A
として求められる。また、使用者がマッサージ機本体2
に座った状態で、座部4から第5腰椎L5の下端までの
距離Dは、使用者の身長の相違等の体型に拘わらず一定
であって、約15cmと考えられる。よって、肩位置か
ら第5腰椎L5までの距離B(=距離[A−D])に、
12個の胸椎と5個の腰椎が等間隔で並んでいることに
なる。
【0028】従って、肩位置検出手段により肩位置とし
て距離Aを求めれば、距離Aから距離D(15cm)を
減算して距離Bを求め、[B÷(12+5)=ΔB]の
計算によって、使用者の胸椎、腰椎又は仙椎の1個分の
上下幅ΔBを算出することができる。上半身の各ツボ
(肩中喩〜次りょう)の位置、例えば、肺喩の位置は、
第4胸椎T4の近傍であり、肩位置とΔBとから肺喩の
位置を計算できる。制御部40はこの計算値に基づいて
マッサージ動作ユニット7を上下動させ、施療子14を
ツボの位置に位置決めして、マッサージを行う。
【0029】図6及び図7に示す下半身の各ツボ(環跳
〜三陰交・陽輔)については、エアセル17が環跳に、
エアセル18が承扶に、エアセル28,29が承筋に、
エアセル24,25,26,27が三陰交・陽輔に対応
して配置されているので、下半身のツボが選択された場
合には、制御部40は、これらのエアセルを動作させて
ツボへのマッサージを行う。図8は、操作装置41の変
形例を示している。この操作装置41は、液晶ディスプ
レイ部59を備えている。このディスプレイ部59に
は、選択できるツボの名称が上下にスクロール可能に表
示され、選択スイッチ60によって、表示されている複
数のツボの中からマッサージしたいツボを選択する。選
択されたツボは反転表示によって強調表示されている
(図8では、三焦喩が反転表示されている)。また、デ
ィスプレイ部59には、その他マッサージのコントロー
ルのために必要な各種表示もなされ、表示された案内に
従って、選択スイッチ60等を操作することで、様々な
マッサージの機能設定が行える。
【0030】したがって、選択スイッチは、本発明にお
けるツボ入力部45と内容入力部55の機能の両方を果
たしている。なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、肩位置の検出は、上述のもの
に限られない。他の肩位置検出の仕方としては、例え
ば、本出願人により特開平11ー42263号として先
に提案されたもの、すなわち、マッサージ機本体2の肩
位置付近に、使用者の高さ方向に複数の静電容量検出体
を設けて、各静電容量検出体によって検出される静電容
量の違いに基づいて肩位置を検出するもの、を採用して
もよい。
【0031】また、肩位置は自動的に検出するものでな
くともよく、手動で入力してもよい。例えば、使用者に
身長(又は座高)を入力してもらい、その身長から肩位
置を推定してもよい。また、上述の実施形態では、ツボ
位置を肩位置を基準として「算出」したが、一定の肩位
置範囲毎のツボ位置の分布を変換テーブルとして記憶部
に保持しておき、与えられた肩位置範囲からテーブルに
基づいて各ツボ位置を求めるというような方法で行って
もよい。
【0032】さらに、使用者の身長の違いを考慮する必
要は必ずしも無く。想定される使用者の平均身長を基準
として、予め各ツボの位置を設定しておいてもよい。ま
た、上述の実施形態では、背もたれ部には、昇降する動
作ユニット7を設けたが、多数の固定されたエアセル
(施療体)を配置しておいてもよい。さらに、実施形態
では、上半身と下半身の双方をマッサージできるものを
開示したが、上半身だけマッサージできるものであって
もよい。また、本発明は、椅子型のマッサージ機に限定
されるものではなく、マッサージ機本体としては、ベッ
ド型、マット型を採用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明のマッサージ機によれば、使用者
がツボを入力すれば、身体のそのツボ位置にマッサージ
を施してもらえるので、マッサージによる治療効果が得
られる。また、本発明のマッサージ機用操作装置によれ
ば、マッサージを施す箇所として直接ツボの入力ができ
るので、治療目的でマッサージを行う場合の操作が非常
に容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマッサージ機の外観図である。
【図2】マッサージ機の制御回路である。
【図3】操作装置の平面図である。
【図4】記憶部の内容の例示である。
【図5】人体の脊柱部の胸椎、腰椎、仙椎とツボ位置と
を示す体幹後面図である。
【図6】脚部のツボ位置を示す大腿前面及び大腿後面の
図である。
【図7】脚部のツボ位置を示す下腿前面及び下腿後面の
図である。
【図8】操作装置の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 マッサージ機 2 マッサージ機本体 7 マッサージ動作ユニット 8 移動駆動部 17,18 エアセル 20〜31 エアセル 40 制御部 43 ツボスイッチ 45 ツボ入力部 55 内容入力部(強弱スイッチ) 59 ディスプレイ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体へのマッサージ箇所を制御できるマ
    ッサージ機において、 マッサージを施す位置としてツボを選択するためのツボ
    入力部(45)と、 選択されたツボに対応する身体の箇所へマッサージを施
    すための位置制御を行う制御部(41)とを備えている
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 マッサージ機本体(2)と、当該マッサ
    ージ機本体(2)内で移動自在に設けられていると共に
    使用者にマッサージを施すためのマッサージ動作ユニッ
    ト(7)と、当該マッサージ動作ユニット(7)を移動
    させる移動駆動部(8)と、当該移動駆動部(8)の動
    作を制御する制御部(40)と、を備えたマッサージ機
    において、 マッサージを施す位置としてツボを選択するツボ入力部
    (45)を備え、 前記制御部(40)は、選択されたツボに対応する特定
    の位置へマッサージ動作ユニット(7)を移動させるよ
    うに移動駆動部(8)を制御することを特徴とするマッ
    サージ機。
  3. 【請求項3】 マッサージ機本体(2)と、当該マッサ
    ージ機本体(2)に設けられて使用者の身体にマッサー
    ジを施すための複数の施療体(17,18,20〜3
    1)と、各施療体(17,18,20〜31)の動作を
    制御するための制御部(40)と、を備えたマッサージ
    機において、 マッサージを施す位置としてツボを選択するツボ入力部
    (45)を備え、 前記制御部(40)は、選択されたツボに対応する位置
    にある施療体(17,18,20〜31)を動作させる
    ことを特徴とするマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記ツボ入力部(45)によって選択さ
    れた1又は複数のツボを記憶する記憶部(51)を備
    え、 前記制御部(40)は、当該記憶部(51)に記憶され
    たツボに対応する身体の箇所へマッサージを施すべく制
    御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 身体へのマッサージ箇所を制御できるサ
    ージ機に用いられるマッサージ機用操作装置であって、 マッサージを施す位置としてツボを選択するためのツボ
    入力部(45)を備えていることを特徴とするマッサー
    ジ機用操作装置。
  6. 【請求項6】 前記ツボ入力部(45)は、ツボの名称
    が記されたスイッチ(43)を複数備え、当該スイッチ
    (43)を操作することで記された名称のツボが選択さ
    れることを特徴とするマッサージ機用操作装置。
  7. 【請求項7】 複数のツボの名称を表示可能なディスプ
    レイ部(59)を備え、前記ツボ入力部(45)は、当
    該ディスプレイ部(59)の表示に基づいてツボを選択
    するものであることを特徴とするマッサージ機用操作装
    置。
  8. 【請求項8】 ツボに施すべきマッサージの内容を入力
    するための内容入力部(55)を備えていることを特徴
    とするマッサージ機用操作装置。
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