JP3400754B2 - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

椅子型マッサージ機

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JP3400754B2
JP3400754B2 JP25592999A JP25592999A JP3400754B2 JP 3400754 B2 JP3400754 B2 JP 3400754B2 JP 25592999 A JP25592999 A JP 25592999A JP 25592999 A JP25592999 A JP 25592999A JP 3400754 B2 JP3400754 B2 JP 3400754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子型マッサージ
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、椅子型のマッサージ機として、使
用者に対してマッサージ動作する高さを、使用者の座高
レベルに応じて自動的に変更できるようにしたものが開
発されている(特許第2511451号公報参照)。こ
のマッサージ機は、「施療子」と呼ぶ、モミやさすり等
を行うための動作部分を、マッサージ動作を始めるのに
先立って一旦、上限高さまで上昇させ、その後、下降さ
せて使用者の肩へ当接させ、このとき施療子に内蔵させ
た圧力センサからの検出信号によって肩との当接高さ位
置を判断し、この当接高さ位置をその後に行う一連のマ
ッサージ動作の原点として設定し、この原点(即ち、肩
位置)から上方又は下方へ向けてプログラムされたマッ
サージ動作を順次、実行してゆくという構成になってい
る。
【0003】すなわち、ヒトの座高レベルには、身長差
等によって各人に大きな差異があるものの、肩レベルか
ら首レベルまでの距離や腰レベルまでの距離自体は、仮
令、座高レベルが異なった場合でも略一定の比率関係に
あるという認識のもとに、上記した原点から首位置まで
の予想距離や、原点から肩周辺又は腰位置までの予想距
離を画一的な数値データ、即ち、上下方向に設定した複
数のポイントの列に対して占有する所要ポイント数とし
て記憶させ、これを原点の設定後に、必要に応じてポイ
ント列中でシフトさせるというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、種々様々な身
長差を有した多数の者によって実際にこのマッサージ機
を使用した結果、必ずしも一様に十分且つ満足したマッ
サージによる治療効果を得られるというものではなかっ
た。上記従来のマッサージ機を開示した公報には、数値
データを決定した根拠の説明が無いので明らかではない
が、本出願人の推察によれば、この数値データは、原点
(肩位置)から首位置や肩周辺又は腰位置等までの漠然
とした予想距離であって、単に「そのあたり」へ施療子
を到達させればよい、という程度の技術思想であったか
らに他ならないためと思われる。
【0005】ヒトの体型は、上記認識に基づくほど単純
・明快なものではなく、ただ単に、上記のような漠然と
した数値制御を行っても、あまり意義をもたない。つま
り、マッサージによる治療効果を発揮させるには、ツボ
を適切に刺激することが必要であり、漠然とした数値制
御は十分でない。本発明は、上記事情に鑑みてなされた
ものであって、適切なツボを刺激して治療効果を得るこ
とができる椅子型マッサージ機を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る椅子型マッサージ機では、マッサージ動作をす
る動作子(この動作子は、モミ玉だけでなく、指圧、タ
タキ、さすり等を行うための動作部分を含む)を備えた
背凭れ部と、該背凭れ部の高さ方向に沿って前記動作子
を移動させる移動駆動部とを有した椅子型マッサージ機
において、治療コースを選択するためのコース選択部を
備え、該選択部によって選択された治療コース毎のツボ
情報に基づき、該ツボの位置に動作子を移動させてマッ
サージすることを特徴とする。
【0007】例えば、治療コースとして、疲労回復コー
ス、胃腸改善コース、便通改善コース、肝臓障害改善コ
ース、腰痛改善コース、神経痛改善コースが用意され、
コース選択部でいずれかのコースを選択する。疲労回復
コースが選択された場合、疲労回復のためのツボ情報に
基づき、ツボがマッサージされる。これにより、適切な
ツボが刺激されマッサージによる治療効果が発揮され
る。また、前記位置制御部は、動作子をツボ位置に移動
させた後に、当該ツボ位置から背凭れ部の高さ方向に微
動可能になっていることを特徴とする。この場合、実際
のツボ位置との間にわずかな違いがあっても、確実にツ
ボ位置を刺激することができる。
【0008】さらに、前記微動の範囲はおおよそ40m
m程度が好ましい。また、本発明を他の観点からみた場
合の椅子型マッサージ機では、マッサージ動作をする動
作子を備えた背凭れ部と、該背凭れ部の高さ方向に沿っ
て前記動作子を移動させる移動駆動部とを有し、且つ移
動駆動部に対して、ツボ位置である使用者の背側におけ
る特定位置へ動作子を停止させるための位置制御部が設
けられている。この場合の特定位置は、各ツボの位置で
あって、肩位置を基準として表されるものであるが、基
準となる位置は、肩位置に限らず、腰位置等の身体の背
側であれば、どの部位であってもよい。但し、この特定
位置を決定させるための特定位置情報は、予め多数のヒ
トを対象に身長測定と、身体の所定部位間(例えば肩と
腰との間の寸法)の距離測定とを行い、それらを所定の
身長範囲ごとに集計して平均値を算出することにより求
めた平均位置データである。
【0009】即ち、この特定位置情報は、統計に基づい
たものである。このような特定位置情報は、使用者が始
動操作のなかで自己身長を位置制御部へ選択・入力した
ときに、位置制御部が、記憶した複数の特定位置情報の
中からその身長に適合したものを選出して読み出すよう
になっている。そして、位置制御部は、この読み出した
特定位置情報に基づいて移動駆動部による動作子の移動
量を制御するものである。すなわち、ここでの発明は、
座高レベルに差異がある場合はもとより、年齢や性別等
の違い、或いは体型の特徴等として多種多彩なものがあ
り、またそれらの組み合わせ等をも考え合わせた場合、
漠然と決定したような画一的な数値データだけでは、と
ても万人に適応させた制御は不可能であるとの知見に基
づいたものであって、そのために、実際に身長差だけで
なく、年齢、性別、体型等が異なる多くのヒトからデー
タ採取を行っているのである。
【0010】特に、ここでは、心身の凝りをほぐすには
ツボをマッサージするという原則を重視すると共に、こ
のためのツボが、背骨に沿った両側に並んでいることに
着目して、位置制御部に記憶させる特定位置情報を、背
骨に沿って並んだ複数のツボ位置を示すものとされてい
る。従って、上記ように多数のヒトからデータ採取を行
う場合には、所定のツボの位置データを採取することに
なる。このツボ位置に対するデータ採取は、医学的資料
に依存して測定してもよいが、指圧師や鍼灸師、或いは
マッサージ業に携わる者等の経験則に基づく指示、触
感、場合によってはデータ採取対象者らの感想をも考慮
しながら行うのが好適である。
【0011】特に、指圧師等の専門家であれば、マッサ
ージに求める目的(例えば一般的な筋肉疲労の回復、内
蔵機能の改善、便通の向上、腰痛の改善等)や、これと
身長、性別、年齢、体型、病歴等との組み合わせ等に起
因するツボ位置の微妙な違いも熟知しているため、マッ
サージ効果として極めて良好なものを得ることができ
る。なお、特定位置情報を全てツボ位置とする必要はな
く、例えば肩近傍の所定位置に「原点」を示す特定位置
情報を設定し、この他の特定位置情報をツボ位置とし
て、上記原点に基づいて他の特定位置情報を距離測定す
るようなかたちとすればよい。
【0012】位置制御部に対し、動作子を所定の特定位
置情報に基づいて移動させた後に、当該特定位置から背
凭れ部の高さ方向に微動可能な構成(即ち、人為的スイ
ッチ操作によって動作子を任意量だけ作動できたり、特
定位置から一定の範囲で動作子を微動させながらマッサ
ージを行える構成)を持たせておくと、平均ツボ位置と
実際のツボ位置にわずかな違いがある場合にも対応でき
る。また、使用者が姿勢を変えたとき、凝り位置に微妙
なズレがあったとき、特定位置情報に該当する身体部分
に傷口があったとき、個人的な好みに合わせるとき等の
場合において、確実にツボ位置をマッサージできる。
【0013】位置制御部に対して、動作子が現在どの位
置にあるかを使用者に知らせる位置表示部を設けておく
ことにより、使用者にとってマッサージの進捗状況を把
握でき、凝りが特に強い場合等に自らの健康管理ができ
るし、またその部位を重点的にマッサージする場合等に
便利となる。この場合、位置表示部としては、音声、音
(ブザー)、光等によるものとすることができる。一
方、椅子型マッサージ機の運転制御方法では、背骨に沿
って並んだ複数のツボにおける位置データを身長の異な
る多数のヒトから採取すると共に、これらを所定の身長
範囲ごとに区分したうえで各別に平均位置データとして
算出し、この平均位置データを予め特定位置情報として
記憶させておく。
【0014】そして、始動操作のなかで身長の入力があ
ったときに、この身長に適合する身長範囲区分を選び、
この中に書き込まれている複数の特定位置情報、即ち、
ツボ位置から一部又は全部を読み出して、この読み出し
た一つ一つの特定位置情報ごとに、マッサージ動作を行
うための所定時間を保持させつつ、移動駆動部を作動さ
せてゆくようにしたものである。従って、使用者の全身
又は部分領域に対して効果の高いマッサージが自動運転
のもとに行われることになる。
【0015】なお、特定位置情報の相互間で動作子(マ
ッサージ駆動部)を移動させる時間の間隔やその移動
順、及び特定位置情報自体の組み合わせは、マッサージ
の目的等に応じて適宜変更可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。本発明に係る椅子型マッサージ機
1は、図1に例示した外観図をもとに説明すると、その
基本構成として、椅子本体2と、この椅子本体2の背凭
れ部3に設けられた動作子4をマッサージ動作させるマ
ッサージ駆動部5と、このマッサージ駆動部5を背凭れ
部3の高さ方向に沿って移動させる移動駆動部6とを有
している。
【0017】そして、移動駆動部6に対しては、図示は
省略するがその作動状態を制御する回路としての位置制
御部が設けられている。この位置制御部による制御は、
使用者の背側における特定位置、例えば図2に示すよう
なツボ位置(東洋医学的に言えば「経穴」である)に対
して動作子4を一致させるべく、マッサージ駆動部5を
停止させるようにするものである。なお、本発明に係る
マッサージ機1の装置構成としては、上記基本構成を具
備したものであれば、その他は特に細かく限定されるも
のではない。従って以下では、特願平8−185258
号に係る出願明細書に記載のものと略同じ構成のものを
適用した場合について説明する。
【0018】図例の椅子本体2では、座面部8が、肘掛
け部9を一体的に具備した左右両側の脚体10によって
支持され、また、この座面部8の前部にはフットレスト
11が設けられたものとなっている。そして、このフッ
トレスト11や背凭れ部3は、リクライニングのため、
適宜電動機構又は流体圧駆動機構(図示略)等によって
座面部8に対する角度変更が可能になっていると共に、
この座面部8自体も、フットレスト11や背凭れ部3の
角度変更に伴って、ある程度の前後動や上下動等が可能
になっている。
【0019】上記移動駆動部6は、背凭れ部3の高さ方
向に沿って設けた送りねじ14をマッサージ駆動部5に
対して螺合関係にさせると共に、この送りねじ14を電
動モータ等を具備した原動部15で正・逆回転させるこ
とによって、マッサージ駆動部5を使用者の首側又は腰
側へ移動可能にしたものである。なお、この移動駆動部
6には、他に巻き掛け駆動機構や、ラックとピニオンと
の噛合構造、又は流体圧シリンダ等を用いた直線移動手
段等を採用することも可能である。
【0020】上記マッサージ駆動部5は、図3乃至図5
に示すように移動駆動部6によって直接的に移動可能と
されるベースフレーム17と、このベースフレーム17
に左右一対の側部リンク機構18を介して設けられて上
下両端を前後に揺動可能にされた揺動板19と、これら
ベースフレーム17と揺動板19との間に介設された揺
動板原動部21と、揺動板19に対して設けられた上下
のリンク機構23,24と、これら各リンク機構23,
24に各別に設けられたリンク原動部25とを有してい
る。
【0021】そして、各リンク機構23,24に対し
て、上記した動作子4が設けられている。これら動作子
4は、いずれも横軸まわりで回転自在なローラとして形
成されているが、上部リンク機構23によって保持され
る動作子4は、下部リンク機構24によって保持される
動作子4に比べて径大とされており、背凭れ部3におい
て突出する高さが大きく、また左右間隔も広くなってい
る。上下のリンク機構23,24は略同じ構造であるの
で、図3及び図4に基づいて上部リンク機構23だけを
説明する。
【0022】この上部リンク機構23は、左右両外側に
設けられた縦軸26を中心として互いに交差揺動可能に
設けられた動作子支持枠27,28と、これらの揺動範
囲を規制するリンク29,30とを有している。そし
て、これら各動作子支持枠27,28と揺動板19との
間に、上記したリンク原動部25が設けられている。こ
のリンク原動部25には、蛇腹ポンプ構造又はバルーン
構造を有したエアーセルを用いてある。即ち、このリン
ク原動部25へ加圧空気を供給することによって軸方向
膨張が生じ、動作子4は縦軸26を中心として斜め前方
へ突出することになり、反対にリンク原動部25から加
圧空気を排気又は吸引することによって軸方向収縮が生
じ、動作子4は元の状態に戻る。
【0023】従って、左右のリンク原動部25に対して
加圧空気の給排制御を同期的に行うことで、左右の動作
子4が相互近接・相互離反を繰り返すようになり、これ
がモミ動作を生起させることになる。一方、ベースフレ
ーム17と揺動板19との間に設けられる揺動板原動部
21は、図4及び図5から明らかなようにリンク原動部
25と略同じ位置付けで4個用いられている。そして、
この4個のうち、上部リンク機構23のリンク原動部2
5に対応する左右2個、即ち上列のものと、下部リンク
機構24のリンク原動部25に対応する左右2個、即ち
下列のものとが、互いに同期又は交替して、加圧空気の
給排を受けるようになっている。
【0024】従って、上列の揺動板原動部21と下列の
揺動板原動部21とに対して上下交替状に加圧空気を給
排することで、揺動板19の揺動を介して上下の動作子
4が上下交替状の出退動作をするようになる。これが指
圧動作や叩き動作を生起させるものとなる。また、上列
及び下列の揺動板原動部21に対して一斉に加圧空気を
給排することで、全ての動作子4が同期的に出退動作を
するようになる。これにより、上記とはややパターンの
異なる指圧動作や叩き動作を生起させるものとなる。
【0025】さて、このような装置構成を有したマッサ
ージ機1において、移動駆動部6を作動させるための上
記位置制御部は、前記したように背凭れ部3にもたれか
かった使用者に対して、その背側の特定位置へ動作子4
を一致させることができる。そのため位置制御部は、こ
れら特定位置(これは使用者側の寸法情報である)に合
わせて移動駆動部6へ作動を指示するための特定位置情
報(これは装置側の寸法情報である)を予め記憶したも
のとなっている。特定位置を、図2に示したように背骨
に沿って並んだ個々のツボ位置とする場合において、特
定位置情報を求めるには次のようにする。
【0026】すなわち、まず、身長の異なる多数のヒト
を対象として、身長測定と座高(Y1寸法)測定、及び
この座高測定で用いた肩側の測定点Pを原点としたとき
の各ツボ位置までの距離測定(肺兪に対応するY2、隔
兪に対応するY3、脾兪に対応するY4、…等)とを行
う。なお、本実施形態においてY2より下方の距離は、
それぞれ上位側に隣接する位置を基準に測定した部分的
なものとしているが、これに限らず、常にP点からの通
し距離として測定してもよい。
【0027】また、Y2〜Y7で示した各寸法は代表的
なツボ位置に対するものを例に挙げたにすぎず、これら
には含めていないツボ位置(肩中兪、厥陰兪、心兪、…
等)をも対象として距離測定を行ってもよいし、また図
示はしていないがヒトの背側には更に多くのツボがあ
り、必要に応じてそれらに対する距離測定を行ってもよ
い。次に、このようにして採取した個々のデータを、所
定の身長範囲ごとに区分し、そのうえで各区分ごとに平
均値を算出する。そして、このようにして得られた平均
位置データを、特定位置情報とするものである。
【0028】従って、本実施形態で言えば、特定位置情
報は、表1に示すように身長範囲を大略3cmから5c
m程度の間隔でA〜Fに区分したときに、各区分につい
てY1,Y2,…Y7にわたって求められることにな
る。なお、この表1は、A〜Fの各区分それぞれについ
て、いずれもデータ採取対象者を100人以上としてデ
ータ採取した結果のものである。
【0029】
【表1】
【0030】このような特定位置情報を記憶した位置制
御部では、使用者が椅子本体2に腰掛けて始動操作をす
るなかで、自己の身長を入力したときに、上記A〜F区
分の中からその身長に適合した区分を選出し、この区分
の中に書き込まれているY1,Y2,…Y7の各特定位
置情報を読み出すようになっている。そして、位置制御
部は、この読み出した一つ一つの特定位置情報に基づい
て、順次、移動駆動部6に対して所定の作動を指示す
る。
【0031】例えば、入力された身長がA区分に適合す
るとき、位置制御部はこのA区分を選出することによっ
て、椅子本体2の座面部8から上方へY1(即ち、5
3.4cm)だけ離れた位置にP点(原点)があると判
断する。そして、マッサージ駆動部5における上部又は
下部の動作子4が、上記P点から、所要されるツボ位置
(例えば肺兪とする)まで移動するのに必要な距離Y2
(即ち、6.4cm)とその移動方向とを、移動駆動部
6に対して指示する。勿論、この段階で動作子4がどの
位置で停止しているかは考慮に入れる必要があり、位置
合わせのための必要な演算がなされる。
【0032】このとき、動作子4の現在位置や移動距離
を検出するには、移動駆動部6の送りねじ14又は原動
部15の回転部分に、ロータリーエンコーダや回転型ポ
テンショメータ等の回転数検出器(図示略)を設けてお
き、その回転数からマッサージ駆動部5の移動距離を算
出させる方法を採用すればよい。またこれに代えて、マ
ッサージ駆動部5の移動をガイドするレール部材(図4
の符号32参照)や送りねじ14に沿って直線型ポテン
ショメータ等の距離検出器(図示略)を設けると共に、
マッサージ駆動部5側に検出子(図示略)を設けて、そ
の移動距離を直接的に計測するようにしてもよい。
【0033】上記のように動作子4を目的位置へ移動さ
せた後、マッサージ駆動部5が所定時間のマッサージ動
作をすることによって、肺兪に対するマッサージが行わ
れることになる。なお、位置制御部には、動作子4が目
的位置に到達した後において、移動駆動部6を高さ方向
に微動可能にしておくのが好適である。すなわち、人為
的スイッチ操作により動作子を任意量だけ作動させた
り、特定位置から一定の範囲内で動作子を移動させなが
らマッサージを行えるようにするとよい。この微動の範
囲は、おおよそ40mm程度とするのが妥当である。
【0034】このようにすると、ツボの平均位置と、実
際のツボ位置との間にわずかな違いがあっても、確実に
ツボ位置を刺激することができる。また、P点(原点)
設定後に使用者が姿勢を変えたとき、凝り位置に微妙な
ズレがあったとき、特定位置情報に該当する身体部分に
傷口があったとき、或いは個人的な好みに合わせるとき
等々においても、柔軟な対応が可能になる。次に、位置
制御部は、動作子4が現在位置から、次に所要されるツ
ボ位置(例えば隔兪とする)まで移動するのに必要な距
離Y3(即ち、9.3cm)とその移動方向とを、移動
駆動部6に対して指示する。
【0035】その後、マッサージ駆動部5が所定時間の
マッサージ動作をすることによって、隔兪に対するマッ
サージが行われることになる。位置制御部が、一つの特
定位置情報から次の特定位置情報へ向けて移動駆動部6
に作動を指示する時間の間隔は、上記説明から明らかな
ようにマッサージ駆動部5の動作時間を考慮したものと
なっている。このような動作を繰り返すことにより、使
用者の全身又は部分領域に対して効果の高いマッサージ
が自動運転のもとに行われることになる。
【0036】
【実施例】次に、具体的なマッサージプラグラムの一例
を説明する。図6乃至図8は、位置制御部に対して使用
者が始動操作をするのと同時に、位置制御部が所定のマ
ッサージプログラムを選出し実行させるまでの手順を示
したフローチャートであり、図9は、使用者が始動操作
等をするためのコントローラ40を示したものである。
このコントローラ40は、操作面に開閉可能な蓋41が
設けられており、図9(a)に示すように蓋41を開い
た状態では使用者の好みに応じた各種のマニュアル操作
が可能となっており、また図9(b)に示すように蓋4
1を閉じた状態では自動治療コースが複数通りの中から
選択できるようになっている。
【0037】以下では、蓋41を閉じた状態を主として
説明する。蓋41の表面側には、その下半部にコース選
択部42が設けられ、上半部には透明カバー部43を介
して表示面部44が透けて見えるようになっている。コ
ース選択部42では、自動治療コースの実行パターンと
して、外輪状に配された1番〜6番の番号キーの単独に
よって計6パターンの標準コースを選択することができ
ると共に、これら番号キーの中央に配された短縮モード
キーと各番号キーとの組み合わせ操作によって更に計6
パターンの短縮コースを選択することができる。
【0038】標準コースは、移動駆動部6によってマッ
サージ駆動部5を2往復させる間に、各ツボ位置での指
圧を3回繰り返すものであり、また、座面部8やフット
レスト11等に設けた適宜機構により下肢外側に対して
指圧等を加えられるようにしてある。所要時間は約15
分である。これに対して短縮コースは、移動駆動部6に
よるマッサージ駆動部5の往復を1回だけとし、各ツボ
位置での指圧も1回だけとし、更に下肢等に対する指圧
は省略してある。ただ、マッサージ動作の内容自体は、
標準コースの同番のものと基本的に同じである。所要時
間は約5分である。
【0039】ここで、各コースについて概説すると次の
ようなものである。コース1は、疲労回復コースであ
り、肩中兪、心兪、肝兪の順に通常圧法でマッサージし
た後、腎兪を緩圧法でマッサージする。コース2は、胃
腸改善コースであり、厥陰兪及び隔兪を通常圧法でマッ
サージした後、肝兪及び胃兪を緩圧法でマッサージす
る。コース3は、便通改善コースであり、三焦兪を通常
圧法でマッサージした後、大腸兪及び小腸兪を緩圧法で
マッサージする。
【0040】コース4は、肝臓障害改善コースであり、
厥陰兪及び隔兪を通常圧法でマッサージした後、肝兪及
び三焦兪を緩圧法でマッサージする。コース5は、腰痛
改善コースであり、脾兪を通常圧法でマッサージした
後、腎兪、大腸兪、小腸兪を緩圧法でマッサージする。
コース6は、神経痛改善コースであり、例えば坐骨神経
痛では、大腸兪に通常圧法でマッサージし、小腸兪に緩
圧法でマッサージした後、脚等を指圧する。助間神経痛
では心兪に緩圧法でマッサージし、隔兪に通常圧法でマ
ッサージした後、脚等を指圧する。
【0041】一方、上記表示面部44には、自動治療コ
ースを選択中であることや選択したコースが何番である
か等について表示するコース表示部45と、動作子4の
現在位置を発光点として表示する位置表示部46と、動
作時間の残りを表示する経時表示部47と、マッサージ
力の強弱を表示する強さ表示部48等が設けられてい
る。ここで、位置表示部46としては、音声、音(ブザ
ー)、光等により位置を使用者に表示する(知らせる)
ものとしてもい。なお、コントローラ40において蓋4
1を開くと、上記コース表示部45は消灯し、これと入
れ代わって「お好み手動コース」の表示が点灯するよう
になっている。また、コース選択部42も実質的に機能
停止状態とされる。
【0042】そして、蓋41によって隠されていた部位
(コース選択部42に対応する部位)には、上昇歩進釦
49と下降歩進釦50とが設けられている。これら上昇
歩進釦49及び下降歩進釦50は、押し操作している間
だけ、移動駆動部6を作動させることができるようにな
ったもので、これによって動作子4を任意量だけ歩進で
きることになる。このコントローラ40には、更に蓋4
1の上部側に電源投入部52と、これに隣接して身長選
択部53とが設けられている。この身長選択部53は、
身長設定釦54と複数の表示LED55とを有し、表示
LED55は身長設定釦54の操作によって選択された
身長範囲の点灯表示が可能になっている。
【0043】ここでは身長の選択は3つの範囲から行う
ものであり、その範囲の一つは使用者の身長が165c
m以下である場合(表1のA,B,C区分に略対応して
いる)、次の一つは使用者の身長が165cmを超え1
75cm以下である場合(表1のD,E区分に略対応し
ている)、残る一つは使用者の身長が175cmを超え
190cm以下である場合(表1のF区分に略対応して
いる)である。かかる範囲分けにより、ツボ位置の個人
差にほぼ対応することができ、必要な場合は動作子4の
微動により、確実にツボ位置を刺激することができる。
【0044】前記表示LED55は、これらの範囲に対
応して設けられたものであり、身長設定釦54によって
選択された範囲に対応するLED55が点灯する。コン
トローラ40の下端部には、マッサージ力の強弱を選択
する強さ選択部57と椅子本体2のリクライニング調節
部58とが設けられている。次に、このコントローラ4
0を使って自動治療コースを設定する手順を図6乃至図
8に基づいて説明する。このコントローラ40は、使用
に不慣れな者にも簡単に操作できるようにするため、入
力手順を順次、表示部の点灯によって導くようになって
いる。従って、最初に電源を投入すると、まず使用者に
対して身長選択を行うように促す(ステップ101)。
【0045】そこで使用者は、ステップ102〜104
に示すように身長選択部53の身長設定釦54を適当な
回数押し、自己の身長に適合する範囲を選択する。これ
によって所定の特定位置情報が読み出される(ステップ
105、108、107参照)。なお、統計的にみて1
65cmを超え175cm以下の身長を有する者が多い
という事情を考慮すると共に、操作に不慣れな者が身長
設定釦54を押さなかった場合に対処できるようにする
ため、身長設定釦54が操作されなかったときには、自
動的に165cmを超え175cm以下が選択されたも
のとみなして、所定の特定位置情報が読み出されるよう
にプログラムされている。
【0046】この後、使用者の好みでマッサージ力の強
弱を設定させる(ステップ109〜ステップ115参
照)。この設定をしない場合は、自動的に中程度が選択
される。次に、コントローラ40はコース選択を要求す
る表示を行って、使用者に所要操作を促す(ステップ1
16)。ここで短縮コースを選ぶには、始めに短縮モー
ドキーを押し、続けて1〜6の中の所望する番号キーを
押せばよく(ステップ118〜124参照)、また標準
コースを選ぶには、短縮モードキーを押さずにそのまま
1〜6の中の所望する番号キーを押せばよい(ステップ
131〜136参照)。
【0047】従って、所定の動作プログラムが読み出さ
れ、実行されることになる。その後におけるプログラム
の実行は、前記した各コースに沿って行われるものであ
り、ここでの詳説は省略する。ところで、本発明は、上
記実施形態に限定されるものではない。例えば、マッサ
ージ駆動部5の細部構造や動作子4の形状、個数、及び
移動駆動部6の細部構造等は、適宜変更可能である。す
なわち、マッサージ駆動部5等に関して言えば、エアー
セルを用いたものだけでなく、機械的に動作する構成と
してもよい。また、本発明に係る椅子型マッサージ機と
は、全体が椅子の形態を有するもののみならず、椅子の
背凭れ部に装着させることにより、椅子に座った状態で
使用できるものを含むものである。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る椅子型マッサージ機では、選択された治療コース
毎のツボ情報に基づき、該ツボの位置に動作子を移動さ
せてマッサージするので、治療目的に応じたツボを刺激
することができ、マッサージによる治療効果を発揮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子型マッサージ機の外観を示す
斜視図である。
【図2】本発明においてマッサージの対象とするツボ位
置を例示した人体の背面図である。
【図3】マッサージ駆動部を示す正面図である。
【図4】図3のW−W線拡大断面図である。
【図5】図3のH−H線拡大断面図である。
【図6】位置制御部に対して使用者が始動操作をするの
と同時に位置制御部が所定のマッサージプログラムを選
出し実行させるまでの手順を示したフローチャートの前
段部である。
【図7】図6に続くフローチャートの中段部である。
【図8】図7に続くフローチャートの終段部である。
【図9】使用者が始動操作等をするためのコントローラ
を示したもので、(a)は蓋を開いた状態であり、
(b)は蓋を閉じた状態である。
【符号の説明】
1 椅子型マッサージ機 2 椅子本体 3 背凭れ部 4 動作子 5 マッサージ駆動部 6 移動駆動部 40 コントローラ 46 位置表示部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−24841(JP,A) 特開 昭61−45760(JP,A) 特開 平3−193053(JP,A) 特開 昭59−200648(JP,A) 特開 昭64−83262(JP,A) 特開 昭63−257567(JP,A) 特開 昭61−45758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00 A61H 15/00 A61H 39/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッサージ動作をする動作子(4)を備
    えた背凭れ部(3)と、該背凭れ部(3)の高さ方向に
    沿って前記動作子(4)を移動させる移動駆動部(6)
    とを有した椅子型マッサージ機において、 治療コースを選択するためのコース選択部(42)を備
    え、 前記移動駆動部(6)に、使用者の背側における特定位
    置に動作子(4)を移動させるための位置制御部が設け
    られ、 該位置制御部は、上記特定位置に関して、複数の身長範
    囲ごとのツボの平均位置データを特定位置情報として予
    め記憶しており、身長範囲の選択に基づき、その身長範
    囲に対応した特定位置情報を読み出して実行し、身長範
    囲の選択がなされなかったときには、複数の身長範囲の
    うちでその範囲の身長を有するものが多い身長範囲が選
    択されたものとみなして、その身長範囲に対応した特定
    位置情報を読み出して実行し、 前記選択部(42)によって選択された治療コース毎の
    ツボ情報に基づき、該ツボの位置に動作子(4)を移動
    させてマッサージすることを特徴とする椅子型マッサー
    ジ機。
  2. 【請求項2】 前記位置制御部は、動作子(4)をツボ
    位置に移動させた後に、当該ツボ位置から背凭れ部
    (3)の高さ方向に微動可能になっていることを特徴と
    する請求項1記載の椅子型マッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記微動の範囲はおおよそ40mm程度
    であることを特徴とする請求項2記載の椅子型マッサー
    ジ機。
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