JP2002291825A - マッサージ条件決定装置 - Google Patents

マッサージ条件決定装置

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JP2002291825A
JP2002291825A JP2001104746A JP2001104746A JP2002291825A JP 2002291825 A JP2002291825 A JP 2002291825A JP 2001104746 A JP2001104746 A JP 2001104746A JP 2001104746 A JP2001104746 A JP 2001104746A JP 2002291825 A JP2002291825 A JP 2002291825A
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JP
Japan
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massage
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user
massager
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JP2001104746A
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English (en)
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Tomonori Ikumi
智則 伊久美
Mika Watanabe
美香 渡辺
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッサージ器の使用者に適したマッサージ条
件を組込んでマッサージ器を販売できるようにマッサー
ジ器に組込むマッサージ条件を決定し出力する。 【解決手段】 マッサージ器使用希望者の身体的状況に
関する情報を取込む情報取込み手段4と、身体的状況に
よって分類した複数の類型とこの各類型に対応するマッ
サージ条件を記憶した記憶手段5と、情報取込み手段が
取込んだマッサージ器使用希望者の身体的状況に関する
情報に基づいてこの使用希望者の身体的状況を、記憶手
段に記憶してある複数の類型中の1つに関連付ける関連
付け手段6と、関連付けされた類型に基づいて記憶手段
に記憶してある各類型に対応するマッサージ条件から該
当する類型のマッサージ条件を使用希望者のマッサージ
条件として決定する決定手段7と、決定したマッサージ
条件をマッサージ器10に組込むためにデータとして外
部出力する出力手段8とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ器を購
入した使用者が購入直後から自分に適したマッサージ条
件でマッサージができるようにマッサージ器のマッサー
ジ条件を決定するマッサージ条件決定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】肩凝りなどの治療やリラクゼーション効
果を目的としたマッサージ器にはリクライニング機構を
有する椅子型のものや、使用者が仰向けに寝た状態で使
用するベッド型のものがある。これらのマッサージ器
は、マッサージ刺激の発生原理から、一対あるいは二対
以上のもみ球がクランク機構により機械的に動作するも
み球式、マッサージ器内部に設置されたエアーバッグの
収縮によって人体を押したり挟み込んだりするエアー
式、及び偏芯おもり付のモータを回転させ得られた振動
で人体を刺激するバイブ式に分類される。また、これら
を組合せた高機能な製品も実用化されている。
【0003】これらのマッサージ器の多くは、マッサー
ジ刺激の位置や種類、強さなどのマッサージ条件を使用
者自身が決定するためのリモコン装置を有しており、マ
ッサージ器使用者はこのリモコン装置を操作することに
よって好みのマッサージを受けることができるようにな
っている。また、マッサージ器のうち、比較的高価で高
機能のものでは、リモコン操作により刺激する位置を人
体中でマッサージ効果が高い部分、いわゆるツボにあた
るように微動させることが可能なものもある。
【0004】さらに、予めプログラムされた手順で首や
肩、腰など人体のいろいろな部分を自動的にマッサージ
する機能を有するものもある。この機能はお薦めコー
ス、あるいは自動コースなどと呼ばれているもので、多
くの使用者が気持ちよいと感じるであろうマッサージ条
件となっている。
【0005】しかしながら、マッサージ刺激の位置の調
整は使用者が毎回行う必要があり、操作が煩雑で面倒で
あった。これを解消するために特開2000−6091
2号公報では、マッサージ動作をする動作子を備えた背
もたれ部と、この背もたれ部の高さ方向に沿って動作子
を移動させる移動部を有する椅子型マッサージ器におい
て、使用者の身長を入力する入力手段を設け、この入力
手段から入力された身長から、身長ごとに求められたツ
ボ位置情報を参照して、使用者のツボ位置を決定し、こ
れにより、使用者が細かな設定することなく快適なマッ
サージを受けることができるようにしている。また、特
開平10−337314号公報では、使用者の症状を入
力する症状入力手段を設け、この症状入力手段によって
入力された症状に基づいてマッサージ方法を決定し、決
定された方法でマッサージを行うことで、使用者が細か
な設定を行うことなく、快適で使用者の症状にあったマ
ッサージを受けることができるようにしている。
【0006】また、マッサージ機能を有してはいない
が、個人別に症状・状態を診断することにより各人の状
況に併せて最適な音と映像など提供し、リラクゼーショ
ン効果を得ることを目的としたものとして、特開平10
−118185号公報のものが知られている。これは、
端末装置を用いてリラクゼーション・セラピ用の制御プ
ログラムを実行し、診断項目を通信ネットワークを介し
てホスト装置側へ転送することで、ホスト装置内の診断
プログラムが実施されて使用者の状態を診断し、診断結
果に対応する音と映像などを選択して、再びネットワー
クを介して使用者に提供するというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−60912号公報のものは、身長の入力結果に
よってマッサージする場所を決定するため、使用者が自
分にあったマッサージを行うには少なくとも使用前に身
長を入力しなければならない面倒があった。また、マッ
サージ器自体に身長の入力手段及びこの入力手段から入
力された身長に基づいて使用者に適したマッサージ方法
を決定する手段を設けることになりマッサージ器のコス
トが高くなるという問題があった。
【0008】また、特開平10−337314号公報の
ものは、使用者が自分の症状を入力しなければ自分にあ
ったマッサージを行うことができず、やはり面倒な入力
操作が必要であった。また、マッサージ器自体に症状の
入力手段及びこの入力手段から入力された症状に基づい
て使用者に適したマッサージ方法を決定する手段を設け
ることになりマッサージ器のコストが高くなるという問
題があった。
【0009】さらに、特開平10−118185号公報
のリラクゼーション・セラピ・システムではネットワー
クを介して端末装置やホストを接続する大規模なシステ
ムを構築する必要があり、また、音や映像にかかわる情
報などもネットワークを介して送受信されるため、シス
テム構築費や通信費など多くの費用が発生し、手軽に使
用できない問題があった。
【0010】そこで、本発明は、マッサージ器を使用す
る使用者に適したマッサージ条件を組み込んだ状態でそ
の使用者にマッサージ器を販売できるように、その使用
者に適したマッサージ条件を決定しそのデータをマッサ
ージ器に組み込むために外部出力できるマッサージ条件
決定装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
予め設定されたフォーマットに従って外部から収集し
た、マッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報
を取り込む情報取込み手段と、身体的状況によって分類
した複数の類型とこの各類型に対応するマッサージ条件
を記憶した記憶手段と、情報取込み手段が取り込んだマ
ッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報に基づ
いてこの使用希望者の身体的状況を記憶手段に記憶して
ある複数の類型中の1つに関連付ける関連付け手段と、
この関連付け手段によって関連付けされた類型に基づい
て記憶手段に記憶してある各類型に対応するマッサージ
条件から該当する類型のマッサージ条件をマッサージ器
使用希望者のマッサージ条件として決定する決定手段
と、この決定手段が決定したマッサージ条件をデータと
して外部出力する出力手段とを設けたマッサージ条件決
定装置にある。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
ッサージ条件決定装置において、情報取込み手段が取り
込むマッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報
はマッサージ器使用希望者の少なくとも身長を含む体型
に関する情報であり、関連付け手段はこのマッサージ器
使用希望者の少なくとも身長を含む体型に関する情報に
基づいてマッサージを行う位置を決定することにある。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載のマ
ッサージ条件決定装置において、情報取込み手段が取り
込むマッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報
は撮影されたマッサージ器使用希望者の画像とこの画像
の縮尺度を判定するための縮尺度判定部材の画像からな
る画像情報であり、関連付け手段はこの画像情報の縮尺
度判定部材の画像から縮尺度を算出し、この算出した縮
尺度からマッサージ器使用希望者の体型を推定し、この
推定した体型に基づいてマッサージを行う位置を決定す
ることにある。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載のマ
ッサージ条件決定装置において、情報取込み手段が取り
込むマッサージ器使用希望者の画像を、シルエット画像
もしくは後から撮影した画像としたことにある。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載のマ
ッサージ条件決定装置において、情報取込み手段が取り
込むマッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報
を、肩凝り、腰痛などの身体的症状に関する情報とした
ことにある。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1記載のマ
ッサージ条件決定装置において、情報取込み手段が取り
込むマッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報
を、使用希望者が現在行っているあるいは過去に行った
スポーツや趣味などの行動様式に関する情報としたこと
にある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、使用者に適したマッサー
ジ条件を決定し出力しマッサージ器に組み込む全体のシ
ステムを示すブロック図で、1はこれからマッサージ器
を購入しようという使用者が所持しているパーソナルコ
ンピュータ等の入力手段である。この入力手段1はイン
ターネット等のネットワーク2に接続している。
【0018】3はマッサージ器の製造メーカが備えてい
るマッサージ条件決定装置である。前記マッサージ条件
決定装置3は、予め設定されたフォーマットに従って前
記入力手段1からネットワーク2を経由して収集した、
マッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報を取
り込む情報取込み手段4と、身体的状況によって分類し
た複数の類型とこの各類型に対応するマッサージ条件を
記憶した記憶手段5と、前記情報取込み手段4が取り込
んだマッサージ器使用希望者の身体的状況に関する情報
に基づいてこの使用希望者の身体的状況を前記記憶手段
5に記憶してある複数の類型中の1つに関連付ける関連
付け手段6と、この関連付け手段6によって関連付けさ
れた類型に基づいて前記記憶手段5に記憶してある各類
型に対応するマッサージ条件から該当する類型のマッサ
ージ条件をマッサージ器使用希望者のマッサージ条件と
して決定する決定手段7と、この決定手段7が決定した
マッサージ条件をマッサージ器10に組み込むためにデ
ータとして外部出力する出力手段8とで構成されてい
る。
【0019】このシステムにおいては、先ず、入力手段
1から使用者自身のマッサージに関わる身体的状況を入
力し、この入力情報をネットワーク2を介してマッサー
ジ器の製造メーカに備えられたマッサージ条件決定装置
3に伝えられる。マッサージ条件決定装置3は、前記情
報受取手段4でこの身体的状況に関わる情報を受け取
る。
【0020】一方、マッサージ器製造メーカにおいて
は、予め複数のモニタを対象にした身体的状況およびマ
ッサージ器を使った後の効果に関わるアンケートを実施
し、身体的状況によって分類した類型とその類型に属す
る人がマッサージ器を使った場合に効果のあったとされ
るマッサージ条件の対応を前記記憶手段5に記憶してお
く。
【0021】そして、前記情報受取手段4が受け取った
身体的状況に関わる情報に基づいて前記関連付け手段6
が使用希望者の身体的状況を前記記憶手段5に記憶して
ある複数の類型中の1つに関連付け、続いて、前記決定
手段7がこの関連付け手段6によって関連付けされた類
型に基づいて前記記憶手段5に記憶してある各類型に対
応するマッサージ条件から該当する類型のマッサージ条
件をマッサージ器使用希望者のマッサージ条件として決
定する。
【0022】こうして決定されたマッサージ条件は前記
出力手段8によってデータとして出力される。このとき
の出力は、例えば、メモリなどの記録媒体に行い、この
記録媒体を介してマッサージ器10に組み込まれる。ま
た、ネットワークやLANなどに行い、マッサージ器1
0に直接組み込むようにしてもよい。
【0023】このような処理によってマッサージ器10
に組み込まれたマッサージ条件を、例えば、おすすめコ
ースとして、マッサージ器に付属するリモコン部にある
ボタンを押すだけで再現できるようにする。従って、マ
ッサージ器10を購入した使用者は、自分自身の体格、
体型あるいは好みや症状にあったマッサージを購入直後
から受けることが可能になる。
【0024】ところで、使用者が入力手段1から発信す
る身体的状況に関わる情報としては、使用者自身の体型
に関する情報、身体の症状に関する情報、マッサージの
好みに関わる情報などがある。
【0025】例えば、身体的状況に関わる情報が使用者
自身の体型に関する情報の場合は、マッサージ条件から
マッサージ刺激を行う位置を決定することができる。例
えば、体型に関する個人情報で有効なものに使用者自身
の身長がある。そして、身長が分かれば例えば肩の位置
を容易に推定することができる。すなわち、肩の位置の
推定は日本人の標準体型に関する統計データを用いるこ
とで実現できる。ある統計では日本人の成人男子の平均
身長は168.8cmとされており、同じ統計で肩の高
さは135.8cmとなっている。
【0026】これらの値を用いて、 使用者の肩の位置=使用者の身長×(肩の位置の平均値
/身長の平均値) の単純比例計算式で使用者の肩の位置を推定することが
できる。
【0027】肩の位置の推定ができれば、例えば、使用
者が寝て使用するベッド型のマッサージ器ならば、脚先
の位置を基準にしてマッサージを行う肩の位置を決めれ
ばよい。このとき、図2に示すように、使用者11の脚
先の位置がいつも同じになるようにマッサージ器12に
脚を突き当てる基準板13を設けておくと使用者は常に
同じ肩位置でマッサージを受けることが可能になる。
【0028】なお、ここでは日本人の体型の平均を用い
ているが、身長と肩の位置の関係は男女で差がある。ま
た、日本人と外国人とでも差があり、同じ日本人でも世
代によって身長と体型の相関関係が異なっている。 そ
こで、使用者の性別や年齢、生まれた国などの情報を身
長の情報と同時に得るようにすれば、これらの属性にあ
った統計値を用いることでさらに細かく使用者自身の体
型にあったマッサージ位置を決めることができる。ま
た、身長以外に座高などの他の身体形状に関わる数値を
体型に関する情報として使用者から得ることもマッサー
ジ位置決定の精度を高めるのに有効な方法である。この
場合も同様に統計データから比例計算で使用者にあった
マッサージの位置を決定すればよい。
【0029】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について述べる。なお、全体のシステム構成は図1
と同様である。第1の実施の形態では、マッサージ器使
用者からメーカへ送られる身体的状況に関する情報は、
使用者自身の体型に関わる数値であったが、ここでは身
体的状況に関する情報を撮影されたマッサージ器使用者
の画像情報としている。
【0030】図3はマッサージ器使用者からメーカへ送
信される画像情報の一例を示している。画像には使用者
の画像21と共にこの画像21の縮尺度を判定するため
の縮尺度判定部材である基準スケールの画像22があ
り、使用者と基準スケールは同時に撮影されたものであ
る。使用者の画像としては、図3に示すように、使用者
の全身が起立姿勢で撮影されているものが望ましい。
【0031】なお、マッサージ器が椅子タイプのマッサ
ージ器であれば、椅子に座った姿勢の画像でもよい。こ
の場合も縮尺の目安となる基準スケールと同時に撮影す
る必要がある。
【0032】縮尺度判定部材としては、物差しのような
基準スケールが適当であるが、必ずしもこれに限るもの
ではなく、例えば、テレビのような家電製品で一般的に
大きさが推測できるものであれば何でも良い。但し、撮
影時にカメラからの距離が使用者と縮尺度判定部材とが
概ね等しくなっている必要がある。
【0033】図3の寸法線は画像を受取ったメーカ側が
画像から使用者のマッサージする部位の位置、すなわ
ち、肩や腰などを推定する方法を説明するための寸法線
で、使用者自身がこれらの寸法線を画像に書き込む必要
は無い。
【0034】メーカでは情報受取手段4がネットワーク
2から受取った画像から使用者の体型、すなわち、腰の
位置(X1)や肩の位置(X2)を推定し、基準スケールの
画像22のサイズ(X0)と予め使用者から受取った情報
に含まれている実際の長さから、比例計算で腰の位置や
肩位置の実際のサイズを算出し、マッサージを行う位置
を決定する。
【0035】なお、使用者によってはプライバシー保護
の観点から自分自身の画像を送信することを好まない場
合がある。このような場合には、図4に示すように、使
用者の画像をシルエット画像23にして送信する。ある
いは、使用者を後から撮影した画像を送信してもよい。
この場合も画像の縮尺度の目安となる基準スケールがあ
れば、比例計算によって腰や肩などの位置が推定でき
る。なお、シルエット画像の作成は市販のフォトレタッ
チソフトを用いれば容易にできる。また、メーカ側がこ
の種のソフトウェアを提供しても良い。
【0036】以上のように使用者自身の画像をメーカ側
に提供すれば、単に身長や座高という数値データを提供
し、メーカ側でマッサージ位置の推定を行う場合に比べ
て、的確にマッサージ位置の決定を行うことが可能にな
る。
【0037】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について述べる。なお、全体のシステム構成は図1
と同様である。第1の実施の形態では、マッサージ器使
用者からメーカへ送られる身体的状況に関する情報は、
使用者自身の体型に関わる数値であったが、ここでは身
体的状況に関する情報を身体的症状に関する情報として
いる。
【0038】図5は使用者の身体的症状に関する情報を
得るために用意されたアンケートの一例で、メーカから
使用者に対して電子メールによりこのようなアンケート
を送信し、使用者はこのアンケートに回答してメーカに
発信する。
【0039】アンケートの内容は、年齢、性別など使用
者の特徴を特定するための一般的設問と、例えば最近の
使用者の体調など身体的症状を特定するための設問など
からなる。体調に関わる設問は、肩こりや腰痛などの症
状の程度を、「いつも」、「ときどき」、「たまに」、
「ほとんどない」の4つの選択肢のうちから1つを選ぶ
方式などでよく、メーカはこの結果をもとに使用者の状
態にあったマッサージ条件を決定する。また、アンケー
トの内容に身長を問う設問を加えても良い。
【0040】図6及び図7はマッサージ条件を決定する
ために行われる作業の流れを示す図で、四角形のブロッ
クはメーカ側の作業を示し、長円のブロックは使用者側
の作業を示している。先ず、メーカではデータベースを
作成するために、図6のS1にて、図5に示すアンケー
トを作成し、マッサージ器の使用者層の中から抽出した
モニタになってくれる人に電子メールで送信する。
【0041】モニタになった使用者は、S2にてアンケ
ートへの回答を行い、続いて、S3にて実際にマッサー
ジ器を使用する。すなわち、使用者に対象となるマッサ
ージを体験してもらう。そして、S4にてマッサージの
体験後にどの条件設定のマッサージが良かったのか評価
する。この評価結果をメーカ側は受取り、S5にてデー
タベースを作成する。例えば、「肩こり」が「時々」あ
る使用者はどのようなマッサージ条件を好んでいるのか
等をアンケート結果と使用後の評価結果の対応を取って
データベースを作成する。
【0042】こうしてメーカ側では抽出したモニタから
のアンケート及び実際にマッサージを行ったときの評価
結果を基にデータベースを作成すると、続いて、図7の
S11にて、マッサージ器購入の意思のある使用者に対
しアンケートを配信する。使用者は、S12にて、受信
したアンケートへの回答を行い、S13にて、マッサー
ジ器の発注を行う。
【0043】メーカ側では、S14にて、アンケートの
回答結果と図6のモニタ試験で作成したデータベースを
参照して使用者に対応するデータを抽出し、S15に
て、マッサージする場所や強さ、時間や、それらの組み
合わせ等のマッサージ条件についてどのマッサージ条件
がその使用者に合っているかを決定し、その結果をマッ
サージ器に組み込む。
【0044】図8はアンケートの結果から作成されるデ
ータベースの一例を示す。この例では項目として図5の
アンケート例の設問で挙げられている肩がこる、腰が痛
いなどがあり、その項目ごとの回答によって分類される
表形式になっている。そして各項目の回答毎にその回答
を行ったモニタが気に入ったマッサージの仕方が記され
ている。
【0045】メーカではマッサージ器の使用者から回収
したアンケート結果がどの分類に当てはまるかを調べ、
使用者が気に入ったマッサージを実施できるマッサージ
条件をおすすめコースとしてマッサージ器に設定する。
この時、使用者が気に入ったマッサージを実施するマッ
サージ条件としては、アンケート結果で1位に挙げられ
たものだけを集中的に設定しても、また、アンケート結
果の上位に挙げられたものを組み合わせても設定しても
良い。
【0046】なお、データベースは性別や年代別にそれ
ぞれ用意すれば、より的確に使用者の希望にあったマッ
サージ条件を設定できるようになる。また、アンケート
の使用者への配信方法および使用者からメーカへの発信
方法はインターネット等のネットワークを用いても、紙
に印刷されたものを媒介に郵便やファクシミリなどでや
り取りしてもよい。
【0047】また、アンケートの内容は最近の体調に関
わるものだけでなく、例えば、マッサージ器を購入しよ
うとしている使用者が最近良く行っている、あるいは過
去に行っていた趣味やスポーツなどでもよいし、体調と
趣味、スポーツの両方を含んでも良い。この場合も図6
及び図7に示した流れ図の場合と同様に、モニタ試験を
行って各回答に対応するマッサージ条件をそれぞれ用意
しておき、それを参照してマッサージ器購入者のマッサ
ージ条件を決定すればよい。
【0048】なお、前述した各実施の形態では、使用者
がマッサージ器の購入前にアンケート形式で自身のマッ
サージの好みに関わる情報をメーカに提供し、メーカが
この情報から作成したマッサージ条件を組み込んだマッ
サージ器を購入者に発送する場合を例として述べたが必
ずしもこれに限定されるものではない。例えば、使用者
が既に購入しているマッサージ器に対して、同様なアン
ケートで好みのマッサージ条件を決定し、そのマッサー
ジ器に設定することで使用中のマッサージ器のマッサー
ジ条件を変えるようにしてもよい。この場合、マッサー
ジ条件はネットワークを経由して、あるいはフロッピデ
ィスクやメモリカードなどの記憶媒体に書き込まれた形
で使用者側に配信され、使用者自身が、あるいはメーカ
側のサービスマンが、マッサージ器に設定されている既
存の最適条件を書き換える。このように購入後にも最適
条件が変更できるようにすることで、例えば、肩こりが
治癒した場合など、使用者の状況が変化し、使用者にと
って必要なマッサージ条件が変化した場合にも、それに
応じたマッサージ条件を設定し直すことで常に要求にあ
ったマッサージが受けられるようになる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように各請求項記載の発明
によれば、マッサージ器を使用する使用者に適したマッ
サージ条件を組み込んだ状態でその使用者にマッサージ
器を販売できるように、その使用者に適したマッサージ
条件を決定しそのデータをマッサージ器に組み込むため
に外部出力できる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、さらに、使
用者の身長など体型に適したマッサージ条件を決定でき
る。請求項3記載の発明によれば、さらに、使用者が自
己の体型に関わる細かな数値を知らなくても使用者の体
型に適したマッサージ条件を決定できる。請求項4記載
の発明によれば、さらに、画像を提供する使用希望者の
プライバシーを保護できる。請求項5記載の発明によれ
ば、さらに、使用者の身体的症状に適したマッサージ条
件を決定できる。請求項6記載の発明によれば、さら
に、使用者のスポーツや趣味などの行動様式に適したマ
ッサージ条件を決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシステム全体
の構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態においてマッサージ器使用時の肩
の位置を決める一例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態においてマッサージ
器使用者から送信される画像情報の一例を示す図。
【図4】同実施の形態においてマッサージ器使用者から
送信される画像情報の他の例を示す図。
【図5】本発明の第3の実施の形態においてマッサージ
器使用者にメール送信するアンケート例を示す図。
【図6】同実施の形態においてデータベースを作成する
ための作業の流れを示す図。
【図7】同実施の形態においてマッサージ条件を決定し
組み込むための作業の流れを示す図。
【図8】同実施の形態においてアンケートの結果から作
成されるデータベースの一例を示す図。
【符号の説明】
3…マッサージ条件決定装置 4…情報受取手段 5…記憶手段 6…関連付け手段 7…決定手段 8…出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C074 AA03 AA05 CC01 CC11 CC17 DD01 DD04 GG02 GG03 GG05 HH08 4C100 AD00 AD01 AE00 BA00 BB00 CA03 CA06 CA07 CA08 CA13 DA05 DA06 DA08 DA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されたフォーマットに従って外
    部から収集した、マッサージ器使用希望者の身体的状況
    に関する情報を取り込む情報取込み手段と、身体的状況
    によって分類した複数の類型とこの各類型に対応するマ
    ッサージ条件を記憶した記憶手段と、前記情報取込み手
    段が取り込んだマッサージ器使用希望者の身体的状況に
    関する情報に基づいてこの使用希望者の身体的状況を前
    記記憶手段に記憶してある複数の類型中の1つに関連付
    ける関連付け手段と、この関連付け手段によって関連付
    けされた類型に基づいて前記記憶手段に記憶してある各
    類型に対応するマッサージ条件から該当する類型のマッ
    サージ条件をマッサージ器使用希望者のマッサージ条件
    として決定する決定手段と、この決定手段が決定したマ
    ッサージ条件をデータとして外部出力する出力手段とを
    設けたことを特徴とするマッサージ条件決定装置。
  2. 【請求項2】 情報取込み手段が取り込むマッサージ器
    使用希望者の身体的状況に関する情報は、マッサージ器
    使用希望者の少なくとも身長を含む体型に関する情報で
    あり、関連付け手段は、このマッサージ器使用希望者の
    少なくとも身長を含む体型に関する情報に基づいてマッ
    サージを行う位置を決定することを特徴とする請求項1
    記載のマッサージ条件決定装置。
  3. 【請求項3】 情報取込み手段が取り込むマッサージ器
    使用希望者の身体的状況に関する情報は、撮影されたマ
    ッサージ器使用希望者の画像とこの画像の縮尺度を判定
    するための縮尺度判定部材の画像からなる画像情報であ
    り、関連付け手段は、この画像情報の縮尺度判定部材の
    画像から縮尺度を算出し、この算出した縮尺度からマッ
    サージ器使用希望者の体型を推定し、この推定した体型
    に基づいてマッサージを行う位置を決定することを特徴
    とする請求項1記載のマッサージ条件決定装置。
  4. 【請求項4】 情報取込み手段が取り込むマッサージ器
    使用希望者の画像は、シルエット画像もしくは後から撮
    影した画像であることを特徴とする請求項3記載のマッ
    サージ条件決定装置。
  5. 【請求項5】 情報取込み手段が取り込むマッサージ器
    使用希望者の身体的状況に関する情報は、肩凝り、腰痛
    などの身体的症状に関する情報であることを特徴とする
    請求項1記載のマッサージ条件決定装置。
  6. 【請求項6】 情報取込み手段が取り込むマッサージ器
    使用希望者の身体的状況に関する情報は、使用希望者が
    現在行っているあるいは過去に行ったスポーツや趣味な
    どの行動様式に関する情報であることを特徴とする請求
    項1記載のマッサージ条件決定装置。
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