JP2016209678A - 液圧マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不必要な部位をマッサージし、あるいは、脚が存在しない部位をマッサージするなどの無駄な作動を抑制すること。【解決手段】液体を満たした槽1の開口部に張設した柔軟な膜に向けてノズル4から液体を噴射してその液圧で膜3の上の利用者をマッサージする液圧マッサージ装置において、利用者の足底部を当接する足底当接部Kと、膜3の上で仰臥位となった利用者の足部を足底当接部Kに固定するための固定手段とを設け、足底当接部Kを前記利用者の装置上の位置の基準点としつつ、前記基準点を用いてノズル4の移動範囲を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は液圧式マッサージ装置のノズル制御に関するものである。
従来の液圧式マッサージ装置の例を図7に示す。図7(A)は利用者Mが載ってマッサージをおこなっているときの装置の側面断面図、図7(B)は槽内部の平面図である。
装置は、槽1と、槽1に満たした液体2と、槽1の上部開口部に水密に張設した柔軟な膜3と、槽1の長手方向(利用者の身長方向)に移動可能な台車18と、台車18を移動させる台車駆動軸6と、台車駆動軸6を駆動する台車駆動モータ7と、台車18に回転軸Oを中心に回転可能に載置した左右(槽1の短手方向)1対の回転台19と、回転台19に偏心して設けたノズル4と、回転台19を駆動する回転台駆動軸20と、回転台駆動軸20を駆動する回転台駆動モータ21と、槽1を支持するフレーム8と、装置全体の外装9を有する。
図には記載していないが、装置は、以上のようなノズル4の位置の制御を含む装置全体の制御をおこなう制御部と、治療条件の設定などを行う入力部と、治療の様子などを表示する表示器を有する
台車18と台車駆動軸6は螺子又は歯車で接続しており、台車駆動モータ7で台車駆動軸6を回転又は逆回転させると、台車18を槽1の長手方向に移動させることができる。
回転台19は、台車18に、回転軸Oを中心に回転可能に、左右(槽1の短手方向)1対、設け、2つの回転台19は歯車結合している。
また、対の回転台19の一端は、回転台駆動軸20と螺子又は歯車で接続している。
このため、回転台駆動モータ21で回転台駆動軸19を回転又は逆回転させると、一方の回転台を回転させ、もう一方の回転台を逆方向に回転させる。
ノズル4は回転台19の回転軸Oから偏心して設けており、回転台19を回転させるとノズル4は円運動をおこなう。
槽1内部とポンプ5、及び、ポンプ5とノズル4は可撓性のあるパイプで接続しており、装置を作動させると、ポンプ5で槽1内部の液体2をノズル21に圧送し、ノズル4から膜3に向けて液体を噴射し、この液圧で膜3に乗った利用者Mをマッサージする。
装置の外装9には利用者の載置位置決めの基準となる基準点22を設けており、使用する場合は、利用者の基準部位を基準点22に合わせて膜3の上に載る。通常、基準点22は肩をとることが多い。
利用者が基準部位を基準点22に合わせて膜3の上に載り、身長情報を入力すると、体型に関する統計データから身長に対する首筋(以下、肩項部という)から足先までの長さLが得られる。
マッサージを開始すると、この範囲でノズルを制御し、ノズルは回転運動しながら身長方向に移動し、肩項部から足までを(以下、全身という)マッサージする。
(例えば特許文献1など)。
しかし、脚は体幹部に比して軽いため、脚マッサージ時に、利用者の脚が持ち上げられて、マッサージ圧が低下する。
また、脚が持ち上げられた状態でノズルは回転運動をおこなうため、両脚が徐々に左右に押し広げられ、マッサージ範囲の外部に移動してしまうことがある。
このため、マッサージ効果が低下する、又は得られない、という問題があった。
脚が持ち上げられ、マッサージ圧が低下する、という問題に対しては、脚に重錘を載せて、水圧で脚が持ち上がらないようにして、対応している。
しかし、重錘は圧迫感を与え利用者が不快感を覚えることがある。また、介助者にとっては、重錘を載せたり取ったりする手間を要することになる。さらに、重錘の管理という手間も余分に必要である。
また、重錘を載せると、一見、脚が左右に開くことを防止できるように見えるが、実際には脚が開くことを十分に防止することはできない。
身長を入力して得られる肩項部から足までの距離Lが、利用者の実際の肩項部から足までの距離Lrと一致すると、肩甲部から足まで、正確にマッサージすることができる。
しかし、利用者の体型が統計の平均値から外れていると、身長を入力して得られる肩項部から足までの距離Lが、利用者の実際の肩項部から足までの距離Lrと一致しない。
距離Lが距離Lrよりも小さいと脚の途中までしかマッサージできないし、距離Lが距離Lr大きいと利用者の脚が存在しない部位までノズルが移動して無駄な噴流をする。このように、距離Lが距離Lrと異なると、十分なマッサージ効果が得られなかったり、無駄が生じたりしていた。
また、基準部位が基準位置からずれて載ると、不必要な部位(頭部などマッサージをおこないたくない部分)をマッサージしたり、脚の途中までしかマッサージしなかったり、脚が存在しない部位に噴流を出したりすることがある。このため、利用者に悪影響を及ぼしたり、十分なマッサージ効果が得られなかったり、無駄な作動が生じたりする。
WO97/29728
前述のように、従来の液圧マッサージ装置は、脚マッサージ時に噴流で利用者の脚が持ち上げられ、また、脚が左右に開いて、マッサージ効果が低下する、又はマッサージ効果が得られない、といった問題や、不必要な部位をマッサージする等の問題があった。本発明は、このような問題を解決し、より効果的な液圧マッサージ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、液体を満たした槽の開口部に張設した柔軟な膜に向けてノズルから液体を噴射してその液圧で膜の上の利用者をマッサージする液圧マッサージ装置において、前記利用者の足底部を当接する足底当接部と、前記膜の上で仰臥位となった前記利用者の足部を前記足底当接部に固定するための固定手段とを設け、前記足底当接部を前記利用者の装置上での位置の基準点とし、前記基準点を用いて前記ノズルの移動範囲を決定するとともに、前記利用者の足部を前記固定手段により前記足底当接部に固定しつつ、少なくとも前記利用者の脚を前記ノズルによりマッサージしてなるものである。
本発明によれば、マッサージ時に噴流で利用者の脚が持上げられ、あるいは、脚が左右に開いて、マッサージ効果が低下する、又はマッサージ効果が得られない、という問題を解決し、より治療効果の高いマッサージをおこなうことができるとともに、不必要な部位をマッサージしたり、脚が存在しない部位に噴流を出したりするような無駄を省くことができる。
本発明の第1の実施例を示した図である。 本発明の第1の実施例を示した図である。 本発明の第2の実施例を示した図である。 本発明の第3の実施例を示した図である。 本発明の第4の実施例を示した図である。 本発明の第5の実施例を示した図である。 従来の液圧マッサージ装置の例である。
本発明は、液体を満たした槽の開口部に張設した柔軟な膜に向けてノズルから液体を噴射してその液圧で膜の上の利用者をマッサージする液圧マッサージ装置において、前記利用者の足底部を当接する足底当接部と、前記膜の上で仰臥位となった前記利用者の足部を前記足底当接部に固定するための固定手段とを設け、前記足底当接部を前記利用者の装置上での位置の基準点とし、前記基準点を用いて前記ノズルの移動範囲を決定するとともに、前記利用者の足部を前記固定手段により前記足底当接部に固定しつつ、少なくとも前記利用者の脚を前記ノズルによりマッサージしてなるものである。
(実施例1)
本発明の第1の実施例は、液体を満たした槽の開口部に張設した柔軟な膜に向けてノズルから液体を噴射してその液圧で膜の上の利用者をマッサージする液圧マッサージ装置において、前記利用者の足底部を当接する足底当接部を設けたことを特徴とする、液圧マッサージ装置である。
本実施例を図1に示す。
図1の1は槽、2は槽に満たした液体、3は槽1の開口部に水密に張設した膜、4は膜3に向けて液体2を噴出するノズル、5は槽1の内部の液体2をノズル4に圧送するポンプ、6はノズル4を載置する台車を槽1の長手方向に移動させる台車駆動軸、7は台車駆動軸6を駆動する台車駆動モータ、8は槽1を支持するフレーム、9を装置の外装である。
図1には記載していないが、図7と同様、ノズル4の駆動機構部は、台車18と台車駆動軸6、台車駆動モータ7、回転台19、回転台駆動軸20、回転台駆動モータ21、ノズル4を有する。
台車18は台車駆動軸6と螺子又は歯車で接続しており、台車駆動モータ7で台車駆動軸6を回転又は逆回転させると、台車18を槽1の長手方向に移動させることができる。
回転台19は台車18に左右(槽1の短手方向)1対、回転軸Oを中心に回転可能に設けており、2つの回転台19は歯車結合している。
回転台19の一端は回転台駆動軸20と螺子又は歯車で接続しており、回転台駆動モータ21で回転台駆動軸19を回転又は逆回転させると、一方の回転台を回転させ、もう一方の回転台を逆方向に回転させる。
ノズル4は回転台19の回転軸Oから偏心して設けており、回転台19を回転させるとノズル4は円運動をおこなう。
装置を作動させると、ノズル4はお互いに逆方向に回転しながら、槽の長手方向に移動し、利用者の全身を、ノズルからでる噴流でマッサージする。
以上の構成は従来の液圧マッサージ装置と同様であるが、本実施例では、さらに、足底当接部Kを設けた。
前述のように、液圧マッサージ装置では、利用者は基準部位を基準点22に合わせて膜3の上に載り、身長情報を入力すると、体型に関する統計データと利用者の身長から利用者の肩項部から足底部までの距離Lを得て、基準点から距離Lまでの範囲で、ノズル4は回転しながら槽の長手方向に移動し、利用者の全身をマッサージする。
しかし、前述のように、利用者が基準点22からδLだけずれた位置に載ると、ノズル4の移動範囲と利用者の肩項部から足底部までの範囲はδLだけずれる。このため、マッサージをおこないたくない部分をマッサージしたり、脚の途中までしかマッサージしなかったり、脚が存在しない部位に噴流を出したりし、利用者に悪影響を及ぼしたり、十分なマッサージ効果が得られなかったり、無駄な作動が生じたりする。
本実施例によると、槽1に足底当接部Kを設け、足底当接部Kの位置を基準点とする。
このため、足底当接部Kに足底を当接して装置に載ると、位置のズレが生じることはなく、前述のような、利用者が基準点22からずれて載ったときに生じる不都合を防止することができる。
以上の例では、台車18に載置した回転台19にノズル4を偏心して設け、台車18は台車駆動軸6と台車駆動モータ7を組み合わせて槽1の長手方向に移動させ、ノズル4は回転台駆動軸20と回転台駆動モータ21を組み合わせて回転させ、全身をマッサージする例を示したが、ノズル4を槽1の内部で長手方向と短手方向に制御できるものであれば、どのような構造のものでもよい。
また、図2の10は足底当接部、Fは利用者の足である。
利用者が足Fを足底当接部10の凹部に足底部を当接すると、足部は左右に移動しないため、液圧マッサージをおこなっても、脚は左右には開かない。
従来は、噴流により両脚が徐々に左右に押し広げられ、マッサージ範囲の外部に移動してしまい、マッサージ効果が得られなくなるという問題があった。
本実施例により、この問題を解決することができる。
なお、図2の実施例では、脚が左右に開くのを防止する構造にしているが、上下に移動しない構造にすると、噴流により両脚が持ち上げられて押圧が低下しマッサージ効果が低下するという不都合も防止することができる。
脚が左右に及び上下ともに移動しないようにすることが望ましい。
また、図3(A)の11は空気袋、12はエアポンプである。空気袋11に空気を満たして足部を圧迫すると、足部を足底当接部に固定し、脚が上下及び左右ともに移動しないようにすることができる。
図3(A)には空気圧で足部を固定する例を示したが、空気の代わりに液体を用いてもよい。本実施例の脚移動制限手段は脚の移動を防止するものであればよく、どのような手段を用いてもよい。
図2と図3には足部のみを保持する脚移動制限手段の例を述べたが、脚の一部又は全部を保持する構造にしてもよい。
(実施例2)
本発明の第2の実施例は、液体を満たした槽の開口部に張設した柔軟な膜に向けてノズルから液体を噴射してその液圧で膜の上の利用者をマッサージする液圧マッサージ装置において、液圧マッサージとは別に、下肢の一部又は全部のマッサージをおこなう脚マッサージ手段を設けたことを特徴とする、液圧マッサージ装置である。
脚部のマッサージは、ブーツ状の空気袋に空気を入れて加圧し、あるいは、振動刺激やローラによる圧刺激によりおこなう。
図3(A)の10は足底当接部、11は空気袋、12は空気袋11に空気を送り込むエアポンプ、Fは利用者の足部である。足底当接部10に、空気袋11とエアポンプ12を有する脚マッサージを設けている。
足底Fを足底当接部10に当接して、エアポンプ12で空気袋11に空気を送り込んで膨張させると、足Fを足底当接部10に押し付け、足部は移動しないように固定される。さらに、エアポンプ12で空気袋11の空気を増減させて足底Fにかかる圧力を変化させて、足のマッサージをするようにしている。
脚マッサージには、空気圧の代わりに、液圧、振動、機械的押圧など、どのような手段を用いてもよい。
また、図3(B)の13はローラ、14はローラ用モータ14である。足底当接部10の足底当接部にローラ13を設けてローラ用モータ14で駆動し、足底部のマッサージをおこなうようにしている。足底部のマッサージには、ローラの代わりに突起物、機械的振動体、空気又は液体の袋体その他どのようなマッサージ手段を用いてもよい。
図3(A)と図3(B)の2つの脚マッサージ手段を組み合わせてもよい。
加圧には空気圧やローラの他、液圧や機械的な力、振動など、どのようなマッサージ法を用いてもよいし、これらを組み合わせて使用してもよい。
また、脚マッサージ手段は、図3のような足部だけのマッサージだけでなく、脚部の一部又は全部をマッサージするようにしてもよい。
(実施例3)
本発明の第3の実施例は、前記足底当接部を利用者の装置上での位置の基準点としたことを特徴とする液圧マッサージ装置である。
利用者が足底当接部に足底部を当接して装置に載ると、全ての利用者は基準の位置に位置することができる。
また、従来の装置でも基準点をノズルの移動範囲の端部としているが、本実施例でも基準点をノズルの移動範囲の端部とし、基準点よりも遠方にノズルが移動することはないようにしている。このため、利用者の足部よりも遠方までノズルは移動しないので、無駄をなくすことができる。
前述のように、利用者が基準位置からずれて載って液圧マッサージをおこなうと、不必要な部位(頭部などマッサージをおこないたくない部分)をマッサージしたり、脚の途中までしかマッサージしなかったり、脚が存在しない部位に噴流を出したりすることがある。このため、利用者に悪影響を及ぼしたり、十分なマッサージ効果が得られなかったり、無駄な作動が生じたりする。
本実施例により、足底当接部に足底部を当接するだけで、全ての利用者を基準点に合わせることができるため、基準位置からずれてマッサージするときに生じる問題を解決することができる。
本実施例を図4に示す。図は利用者が装置に仰臥位で載ったときの平面図である。図4の15は利用者の頭側に設けた反射式の位置センサ、16は槽の長手方向に配列した反射式又は透過式の位置センサ、Kは足底当接部である。
図4(A)では、利用者は足底を足底当接部Kに当接して装置の上で仰臥位になり、反射式の位置センサ15で頭頂部の位置を検出し、足底部から頭頂部までの距離、すなわち、利用者の身長が得られる。この身長データと体格に関する統計データから、肩項部から足底部までの距離Lが得られ、この間でノズルの位置を制御して、液圧マッサージをおこなう。
図4(B)は図4(A)と頭頂位置検出手段の位置センサのみが異なる。利用者は足底を足底当接部Kに当接して装置の上で仰臥位になり、透過式の位置センサ16で頭頂部の位置を検出し、足底部から頭頂部までの距離、すなわち、利用者の身長が得られる。この身長データと体格に関する統計データから、肩項部から足底部までの距離Lが得られ、この間でノズルの位置を制御して、液圧マッサージをおこなう。
位置センサ16は反射式位置センサを用いて、肩や首までの距離を測定して、距離の違いから肩項部を認識しても良い。
このようにして得られた肩項部から足底部までの距離Lは実際の利用者の肩項部から足底部までのながさLrと一致するため、不要な部位をマッサージすることはなく、マッサージしない部位もなく、体が存在しない不要な位置までノズルを移動させることはない。つまり、安全で、効果的で、効率的なマッサージをおこなうことができる。また、身長入力等のマッサージ範囲設定の手間を省力化することができる。
(実施例4)
本発明の第4の実施例は、前記槽に設けた前記利用者の肩又は首の位置を検出する肩甲部検出手段と、前記肩甲部検出手段で検出した前記肩又は首の位置から前記基準点までの範囲内で前記ノズルを作動させるノズル制御手段と、を設けたことを特徴とする液圧マッサージ装置である。
本実施例を図5に示す。図は利用者が装置に仰臥位で載ったときの平面図であり、15は利用者の頭側に設けた肩の位置を検出する反射式の位置センサ、Kは足底当接部である。
この実施例では、頭側に設けた反射式の位置センサ15で、肩位置を求め、足底部から肩位置までの距離を求め、この範囲でノズルを制御して、全身マッサージをおこなう。
以上の例では、頭側に設けた反射式の位置センサ15で肩位置を測定する例を示したが、肩位置を求めることができればどのようなセンサを用いても良い。例えば図4(B)の透過式の位置センサ16などを用いることができる。
肩位置は肩の先端部の位置である。従来の液あるマッサージ装置では、前述のように、肩位置を基準点22に合わせて、基準点から足部までの全身をマッサージしていた。実際には、肩よりも少し上側の首筋までマッサージできるように、ノズルは基準点よりも少し頭側から制御するようにしていた。
本実施例では、足部のノズル移動端部は足底当接部であり、首筋側のノズル移動端部は、身長データから得られる位置である。この点は体格差により多少の誤差がでてくる。この僅かな誤差を有するという意味で、肩項部という用語を用いている。一般的に用いられる肩から甲部までの広い範囲を指すものではない。実際には、頚部の中間あたりや、頚部の下部辺りまでをマッサージするように補正して使用している。
以上のように、肩甲部のマッサージ範囲が利用者によって、多少、誤差を有する。
しかし、本実施例は、直接、肩位置を測定してマッサージ範囲を決定するため、マッサージ範囲に個人差はなく、より正確な範囲をマッサージすることができる。
(実施例5)
本発明の第5の実施例は、前記槽の長手方向の位置を検出する長手方向位置検出手段と、前記長手方向位置検出手段で検出した前記槽の長手方向の位置の情報からマッサージ範囲を決定するマッサージ範囲設定手段と、前記マッサージ範囲設定手段で設定した範囲で前記ノズルを制御する前記ノズル制御手段を設けたことを特徴とする液圧マッサージ装置である。
本実施例を図6に示す。図の17は槽1の長手方向に配列した位置検出手段のキースイッチである。
キースイッチ17の中のあるスイッチaを押すと、足底部からスイッチaに対応する位置Aまでの範囲でノズルを制御してこの間をマッサージすることができる。
キースイッチ17の中のaとbのスイッチを押すと、スイッチaに対応する位置Aからスイッチbに対応する位置Bまでの範囲内でノズルを制御して、位置AからBまでの範囲をマッサージすることができる。
以上の例ではキースイッチを配列した例を示したが、所望のマッサージ範囲を指定できる手段であれば何を用いてもよい。
本実施例により、所望の位置を指定してその範囲をマッサージすることができるので、効果的で効率的なマッサージをおこなうことができる。
1:槽 2:液体
3:膜 4:ノズル
5:ポンプ 6:台車駆動軸
7:台車駆動モータ 8:フレーム
9:外装 10:脚移動制限手段を設けた足底当接部
11:空気袋 12:エアポンプ
13:ローラ 14:ローラ用モータ
15:反射式頭頂位置センサ 16:透過式頭頂位置センサ
17:スイッチ 18:台車
19:回転台 20:回転台駆動軸
21:回転台駆動モータ 22:肩位置基準点
K: 足底当接部
M:利用者
O:回転台の回転軸 F:足部
A:スイッチaに対応する位置 B:スイッチbに対応する位置

Claims (3)

  1. 液体を満たした槽の開口部に張設した柔軟な膜に向けてノズルから液体を噴射してその液圧で膜の上の利用者をマッサージする液圧マッサージ装置において、前記利用者の足底部を当接する足底当接部と、前記膜の上で仰臥位となった前記利用者の足部を前記足底当接部に固定するための固定手段とを設け、前記足底当接部を前記利用者の装置上での位置の基準点とし、前記基準点を用いて前記ノズルの移動範囲を決定するとともに、前記利用者の足部を前記固定手段により前記足底当接部に固定しつつ、少なくとも前記利用者の脚を前記ノズルによりマッサージしてなる液圧マッサージ装置。
  2. 前記利用者の頭または肩の位置を検出する位置検出手段を備え、前記位置検出手段による検出位置から前記基準点までの距離を用いて、前記ノズルの移動範囲を決定してなる請求項1記載の液圧マッサージ装置。
  3. 前記位置検出手段により頭頂部を検出するとともに、前記基準点から頭頂部までの距離と体格に関する統計データを用いて、前記ノズルの移動範囲を決定してなる請求項2記載の液圧マッサージ装置。

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