JPH042666Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH042666Y2
JPH042666Y2 JP1988143881U JP14388188U JPH042666Y2 JP H042666 Y2 JPH042666 Y2 JP H042666Y2 JP 1988143881 U JP1988143881 U JP 1988143881U JP 14388188 U JP14388188 U JP 14388188U JP H042666 Y2 JPH042666 Y2 JP H042666Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid cylinder
fluid
pressure value
moving
bed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1988143881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0263843U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988143881U priority Critical patent/JPH042666Y2/ja
Publication of JPH0263843U publication Critical patent/JPH0263843U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH042666Y2 publication Critical patent/JPH042666Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)
  • Finger-Pressure Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はベツド式マツサージ装置、即ちベツ
ドのマツト台上に身体を横たえてマツサージを施
すように構成したベツド式マツサージ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来より、身体の腰、背中、肩及び首等をマツ
サージする方法は種々提案されているが、近年、
人間の手作業によるマツサージ方法に代えて、機
械的或いは電気的方法を採用したマツサージ装置
の実用化が図られている。
この種のマツサージ装置としては、所謂肩揉み
機のように開閉運動を行う一対のマツサージ部材
を用いて背中や肩等を揉みほぐす型式のものや、
ベツドのマツト台上に横たえた身体の背中等に沿
つてローラを押圧移動させていく型式のものが存
在する。
また、これ以外にも、モータ等の回転運動を往
復運動に変換して得られる振動、或いは電磁的方
法により得られる振動を背中や肩等に伝播させる
ことによりマツサージ効果を得るようにしたハン
デイタイプのバイブレータも周知の装置である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の肩揉み機のような型式の
マツサージ装置によれば、開閉運動を行う一対の
マツサージ部材によつて背中や肩等を単に揉みほ
ぐすだけの作用しか行われず、背中や肩における
特定箇所(例えばツボ)に対して指圧を施す場合
のような指圧的作用を行わせることが不可能であ
ると共に、マツサージ部材から身体に作用する押
圧力がその押圧箇所に応じて変動し、均一なマツ
サージ効果が得られないという難点がある。ま
た、この型式のものは、身体を適宜移動させね
ば、十分なマツサージ効果が得られるのは極めて
狭い範囲内に限られることになる。
一方、上述のローラを押圧移動させていく型式
のものによるにしても、指圧的作用を行わせるこ
とが不可能であるのは勿論のこと、背中や肩等に
は人それぞれ異なる凹凸が存在しているにも拘わ
らずローラが一定軌道上を運動するだけの構成で
あるので、ローラの移動軌跡がこの凹凸に対応せ
ず、従つてこの場合においても背中や肩等に対し
て均一な押圧力でマツサージを施すことが不可能
となる。
更に、上述のハンデイタイプのバイブレータを
用いる手法によるにしても、当然の事ながら指圧
的作用は行い得ず、また均一な押圧力で背中や肩
等に沿つて当該バイブレータを移動させていくこ
とは極めて面倒且つ困難な事である。
尚、身体の頭部両側(例えばこめかみの近傍)
を適度な圧力で押圧する事は、指圧熟練者の手作
業によつてのみ行われているのが実情であつて、
この作業を自動化させるといつた技術に対して
は、何ら対策が講じられていないのが実情であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記事情に鑑み、身体の腰、背中、
肩及び首に対して指圧的作用を施すことが可能で
あり且つ身体に存在する凹凸に対して常に均一な
押圧力でマツサージが行われ而もベツドのマツト
台上に身体を横たえておくだけで自動的にマツサ
ージが行われ更に身体の頭部両側に対して適度な
押圧力で指圧的作用が施され得る新規な構成のベ
ツド式マツサージ装置を提供することを技術的課
題としてなされたものである。
この技術的課題を達成するための第1の手段と
するところは、マツト台における身体の腰、背
中、肩及び首に相当する位置に所定形状の開口部
を設けると共に、該マツト台の下方に、出退ロツ
ド先端に押圧部を有してなる流体シリンダと、該
流体シリンダを前後方向に移動させる第1駆動手
段と、該流体シリンダを左右方向支軸を中心とし
て回転させる第2駆動手段と、該流体シリンダを
左右方向に移動させる第3駆動手段とを設け、該
流体シリンダの回転中心及び回転半径を、流体シ
リンダがマツト台の下方位置にある時には上下方
向に延びる状態となり流体シリンダがマツト台の
上面近傍位置にある時には前後方向に延びる状態
となるように設定し、且つ、該流体シリンダに作
動流体を給排する流体給排回路と、該流体給排回
路に設置されて前記流体シリンダに供給される作
動流体の最大圧力値を制御する圧力値制御手段と
を備えたところにある。この場合において、前記
圧力値制御手段を、流体シリンダに供給される作
動流体の最大圧力値を手動により調節することが
可能な減圧弁で構成すると共に、該減圧弁により
調節された作動流体の圧力値を表示する圧力計を
設けることが好ましい。
また、上記技術的課題を達成するための第2の
手段とするところは、マツト台における身体の
腰、背中、肩及び首に相当する位置に所定形状の
開口部を設けると共に、該マツト台の下方に、前
後方向に延びるレールと、該レールに沿つて移動
可能に保持された移動台と、該移動台を移動させ
る第1駆動手段と、前記移動台に左右方向支軸を
中心として回転可能に保持された回転ユニツト
と、該回転ユニツトを回転させる第2駆動手段
と、前記回転ユニツトに左右方向に移動可能に保
持され且つ出退ロツド先端に押圧部を有してなる
流体シリンダと、該流体シリンダを回転ユニツト
内において移動させる第3駆動手段とを設け、前
記回転ユニツトの回転中心及び回転半径を、流体
シリンダがマツト台の下方位置にある時には上下
方向に延びる状態となり流体シリンダがマツト台
の上面近傍位置にある時には前後方向に延びる状
態となるように設定し、且つ、前記流体シリンダ
に作動流体を給排する流体給排回路と、該流体給
排回路に設置されて前記流体シリンダに供給され
る作動流体の最大圧力値を制御する圧力値制御手
段とを備えたところにある。この場合において、
マツト台の上方における身体頭部両側方に対応す
る位置に、弾性体を有してなる弾性押圧部を配置
し、この弾性押圧部を、前後方向支軸を中心とし
て回転可能に保持された回転ロツドに取り付ける
と共に、この回転ロツドは、流体シリンダにおけ
る出退ロツドの進退動に連動して回転するように
構成してもよい。
〔作用〕
上記第1の手段によると、当該ベツド式マツサ
ージ装置のマツト台上に使用者が仰向けになつた
状態で寝ておけば、流体給排回路の動作により流
体シリンダの出退ロツドが進退動して、該出退ロ
ツドの先端に設けられた押圧部がマツト台の開口
部を介して当該使用者の腰、背中、肩及び首を所
定の周期で間欠的に押圧する。この場合、第1駆
動手段及び第3駆動手段を適宜作動させることに
より、流体シリンダを前後方向(身体長手方向)
及び左右方向(身体幅方向)に移動させれば、該
流体シリンダの押圧部は、前記使用者の例えば腰
及び背中の全域に対して、所定の周期で間欠的に
押し当てられることになる。また、第2駆動手段
を適宜作動させることにより流体シリンダを回転
させれば、該流体シリンダの傾斜角が適宜変化し
て、出退ロツド先端における押圧部の押圧方向が
変わることになるので、身体の肩や首のように複
雑な形状の身体押圧面に対して常に最適な方向性
をもつて前記押圧部を押し当てることが可能とな
る。詳しくは、前記流体シリンダの回転中心及び
回転半径は、流体シリンダがマツト台の下方位置
にある時には上下方向に延びる状態となり且つ流
体シリンダがマツト台の上面近傍位置にある時に
は前後方向に延びる状態となるように設定されて
いるので、マツト台上に仰向けに寝ている使用者
の腰や背中に対しては、マツト台の下方位置より
流体シリンダの出退ロツドが上下方向に進退動し
て、腰や背中に対して押圧部が略垂直に押し当て
られることとなり、また同使用者の肩に対しては
マツト台の上面近傍位置より流体シリンダの出退
ロツドが前後方向に進退動して、肩に対して押圧
部が略垂直に押し当てられることとなる。尚、前
記流体給排回路には、流体シリンダに供給される
作動流体の最大圧力値、つまり流体シリンダの押
圧部から身体に作用する最大押圧力の値を制御す
る圧力値制御手段が設けられているので、この圧
力値制御手段が例えば前記最大押圧力の値を一定
圧力値とするように制御を行えば、腰、背中、肩
及び首には凹凸が存在しているにも拘わらず、こ
れらの部位は流体シリンダの押圧部によつて常に
一定の圧力で間欠的に押圧されることになる。ま
た、圧力値制御手段を、設定圧の調節が可能な減
圧弁で構成した場合には、使用者がこの減圧弁を
適宜操作することにより、流体シリンダの押圧部
から身体に作用する最大押圧力を、好みに応じて
変化させることが可能となる。更に、使用者は圧
力計を視認しながら減圧弁を操作できることとな
るので、現時点において自己の身体に作用してい
る押圧力の値を知得した上で自己の好みに応じた
押圧力を得ることが可能となる。
上記第2の手段によると、流体シリンダは回転
ユニツトに左右移動可能に保持され、且つ該回転
ユニツトは移動台に左右方向支軸を介して回転可
能に保持され、而も移動台は前後方向に延びるレ
ールに沿つて移動可能に保持されている。従つ
て、マツト台上に寝ている使用者の身体のうち腰
及び背中をマツサージする際には、第2駆動手段
の作動を停止させて回転ユニツトを移動台に傾斜
させることなく固定支持させておき、このような
状態で第1駆動手段を適宜作動させて移動台及び
回転ユニツトをレールに沿つて前後方向に移動さ
せると共に、第3駆動手段を適宜作動させて流体
シリンダを回転ユニツト内において左右方向に移
動させる。これにより、流体シリンダは使用者の
腰及び背中に沿つてその下方を移動していくと共
に、該流体シリンダの押圧部は所定の押圧角度
(例えば身体押圧面に対して略90°)で腰及び背中
を押圧していくことになる。一方、使用者の身体
のうち肩及び首(首筋)をマツサージする際に
は、第1駆動手段を適宜作動させることにより移
動台をレールに沿つて前方(使用者の頭部方向)
に移動させ、このような状態で第2駆動手段を適
宜作動させれば、回転ユニツト及び流体シリンダ
は左右方向支軸を介して回転し、従つて該流体シ
リンダの押圧部は、円弧運動を行いながら使用者
の肩及び首を押圧していくことになる。このよう
に流体シリンダの押圧部を円弧運動させると共に
第3駆動手段を適宜作動させて流体シリンダを左
右方向に移動させれば、使用者の肩及び首に対し
て流体シリンダの押圧部を常に最適な押圧角度で
而も均一な圧力で押圧させることが可能となる。
詳しくは、回転ユニツトの回転中心及び回転半径
は、流体シリンダを上記第1の手段の場合と同様
の状態とするように設定されているので、マツト
台上に仰向けに寝ている使用者の腰や背中に対し
ては流体シリンダの出退ロツドが上下方向に進退
動して押圧部が略垂直に押し当てられ、また同使
用者の肩に対しては流体シリンダの出退ロツドが
前後方向に進退動して押圧部が略垂直に押し当て
られることとなる。尚、前記第1駆動手段と第2
駆動手段とを同時に作動させれば、流体シリンダ
は前後方向に移動しながら回転することになり、
押圧部の移動軌跡を複雑なものとして身体の形状
に確実に対応させることが可能となる。
また、身体の頭部両側方に対応する位置に弾性
押圧部を配置せしめる構成とした場合には、弾性
押圧部が取り付けられてなる回転ロツドを流体シ
リンダの出退ロツドの前進動に連動させて所定方
向に回転させれば、該弾性押圧部が使用者の頭部
(こめかみ近傍)に押し当てられることになるが、
この場合、使用者の頭部は、弾性押圧部の弾性体
の作用により適度な押圧力で而も衝撃力が緩和さ
れた状態で好適に押圧されることになる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に示すように、この考案に係
るベツド式マツサージ装置1は、前方(図面にお
ける左方)に配置された一対の前脚2,2と、後
方(図面における右方)に配置された一対の後脚
3,3と、これらの前、後脚2,2,3,3の上
方に固設されたマツト台4とを有し、且つ、該マ
ツト台4の下方には、前脚2,2及び後脚3,3
に跨つて固定されて前後方向に延びる一対のレー
ル5,5が配設されている。更に、マツト台4の
下方には、前記レール5,5に沿つて前後方向に
移動可能とされた移動台6が備えられていると共
に、この移動台6は、底板7と、該底板7の両側
部から一体的に起立形成された一対の側板9,9
と、該側板9,9に回動自在に保持されて前記レ
ール5,5上を転動するローラ10…10とから
構成されている。そして、この移動台6を前後方
向に移動させる第1駆動手段11は、第2図及び
第3図に示すように、前記一対の後脚3,3に跨
つて固定された後連結材12の前方にブラケツト
13を介して取り付けられた第1駆動モータ14
と、後端が該第1駆動モータ14の回転軸に一体
回転可能に結合され且つ前端が前記一対の前脚
2,2に跨つて固定された前連結材15の後方に
ブラケツト16を介して回動可能に保持された第
1ねじ軸17と、該第1ねじ軸17に螺合された
ナツト18と、前記移動台6の底板7上面に固着
され且つ前記ナツト18に連結された腕金20と
から構成されている。そして、前記第1駆動モー
タ14が所定方向に回転して第1ねじ軸17が正
転した場合には、前記移動台6がレール5,5に
沿つて前方に移動し、前動端に達した時点で第4
図に示す状態となつて停止すると共に、該第1駆
動モータ14が逆方向に回転して第1ねじ軸17
が逆転した場合には、前記移動台6が後方に移動
して後動端に達した時点で停止するようになつて
いる。尚、前記第1駆動モータ14としては、回
転速度の調節が可能な可変速モータが使用され
る。
一方、前記移動台6には、左右方向支軸21,
21を介して回転可能とされた回転ユニツト22
が備えられている。この回転ユニツト22は、前
記移動台6の側板9,9に前記左右方向支軸2
1,21を介して取り付けられた回転枠体23
と、該回転枠体23に軸受を介して回動可能に保
持されて左右方向(平面視で前記第1ねじ軸17
と直交する方向)に延びると共に一側部に右ねじ
部24aが形成され他側部に左ねじ部24bが形
成された複合ねじ軸24と、前記回転枠体23に
固定されて該複合ねじ軸24と平行に配置された
ガイドロツド25とを有する(第5図参照)。
前記回転枠体23内には2個の流体シリンダ3
0,30が備えられており、このうちの一方の流
体シリンダ30の上端部に固定された右ねじナツ
ト31が前記複合ねじ軸24の右ねじ部24aに
螺合され且つ他方の流体シリンダ30の上端部に
固定された左ねじナツト32が前記複合ねじ軸2
4の左ねじ部24bに螺合されていると共に、両
流体シリンダ30,30の下端部に夫々固定され
たスライドブロツク33,33が前記ガイドロツ
ド25に軸方向摺動自在に嵌合されている。
そして、前記回転ユニツト22を左右方向支軸
21,21を介して回転させる第2駆動手段35
は(第6図参照)、前記移動台6の後端下部に固
着された支持ブラケツト36,36に支軸37,
37を介して回動可能に取り付けられた回転ブラ
ケツト39と、該回転ブラケット39に固定され
た第2駆動モータ38と、該第2駆動モータ38
の回転軸に一体回転可能に結合された第2駆動ギ
ヤ40と、該第2駆動ギヤ40に噛合する第2従
動ギヤ41と、一端に該第2従動ギヤ41が固着
され且つ前記回転ブラケツト39に軸受を介して
回動可能に保持された第2ねじ軸42と、前記回
転枠体23の後部に固着された延出板44,44
に支軸43,43を介して回動可能に連結され且
つ前記第2ねじ軸42に螺合されたナツト45と
から構成されている。そして、前記第2駆動モー
タ38が所定方向に回転して第2ねじ軸42が正
転した場合には、第7図に示すように前記ナツト
45が前方に移動して回転ユニツト22が左右方
向支軸21,21を介して同図時計方向に回転
し、該ナツト45が前動端に達した時点で第8図
に示すように回転ユニツト22内の流体シリンダ
30,30は水平方向を指向すると共に、これと
は逆に前記第2駆動モータ38が逆方向に回転し
て第2ねじ軸42が逆転した場合には、回転ユニ
ツト22は反時計方向に回転する。
また、前記流体シリンダ30,30を回転ユニ
ツト22内において左右方向に移動させる第3駆
動手段47は(第2図参照)、前記右ねじナツト
31及び左ねじナツト32と、前記複合ねじ軸2
4と、該複合ねじ軸24の一端に固着された第3
従動ギヤ48と、該第3従動ギヤ48に噛合する
第3駆動ギヤ49と、その回転軸に該第3駆動ギ
ヤ49が固着され且つ前記回転枠体23に固定さ
れた第3駆動モータ46とから構成されている。
そして、前記第3駆動モータ46が所定方向に回
転して複合ねじ軸24が正転した場合には、一対
の流体シリンダ30,30は相接近する方向に移
動すると共に、これとは逆に前記第3駆動モータ
46が逆方向に回転して複合ねじ軸24が逆転し
た場合には、一対の流体シリンダ30,30は相
離反する方向に移動する。
更に、当該マツサージ装置1における前記マツ
ト台4には、第9図に示すように、所定形状の開
口部50が形成されている。この開口部50は、
マツト台4上に使用者が仰向けに寝た際にその使
用者の腰に相当する位置に形成された腰部開口部
50aと、背中における下背部に相当する位置に
形成された下背開口部50bと、背中における上
背部、肩及び首に相当する位置に形成された上背
部開口部50cとからなる。この場合、同図から
も明らかなように、前記下背部開口部50bの左
右方向の幅は、腰部開口部50a及び上背部開口
部50cの幅よりも狭くされている。また、前記
マツト台4における開口部50の前方には、該開
口部50の周辺部4aよりも所定寸法だけ高くさ
れた隆起部4bが形成されており、且つこの隆起
部4bにおける身体頭部に対応する位置には、頭
部載置凹部50dが設けられている。尚、図示し
ないが、前記マツト台4の上面には、開口部50
を塞ぐように布製シートが張り渡されている。
更に、前記頭部載置凹部50dの左右両側上方
には一対の弾性押圧部51,51が配置されてい
ると共に、この弾性押圧部51,51は、前記マ
ツト台4の隆起部4bに形成された長穴52,5
2を貫通する一対の回転ロツド53,53の後端
部に取り付けられている。前記弾性押圧部51
は、第10図に示すように、ゴム製ボール等の弾
性体を布等で包んでなる押圧体54と、回転ロツ
ド53の後端に固着された取付板55とからな
り、該取付板55の表面55aと、該表面55a
に対向する押圧体54の裏面との両者には夫々面
状フアスナーが貼着されており、これにより前記
取付板55の任意位置に押圧体54を着脱できる
構成とされている。また、前記回転ロツド53は
同図に示すように3箇所で屈曲されており、該回
転ロツド53の前端部53aは(第2図及び第3
図参照)、前脚2,2に連結された上部連結材5
6と中央部連結材57とに跨つて固定された2枚
の端板58,58間に挿通され且つ前後方向支軸
59,59を介して回動可能に連結されている。
前記流体シリンダ30は、エアシリンダでな
り、その具体的構造は第11図及び第12図に示
す通りである。即ち、流体シリンダ30は、シリ
ンダ部材30aに進退動可能に嵌合保持された出
退ロツド30bを有し、該出退ロツド30bの下
端に形成されたピストン30cの上部空間及び下
部空間に対し、作動流体としてのエアを選択的に
供給することにより、前記出退ロツド30bが進
退動(上下動)する構成である。そして、前記出
退ロツド30bの先端(上端)には軸受ブロツク
30dが着脱自在に螺着されており、該軸受ブロ
ツク30dの上端部に、ボールベアリング30e
を介して球体でなる押圧部30fが回動自在に嵌
合保持されている。
一方、第13図に示すように、前記流体シリン
ダ30,30に対してエアの給排を行うための流
体給排回路60は、駆動源としてのコンプレツサ
ー61と、該コンプレツサー61からメイン通路
62に供給されるエアの圧力を調整する圧力値制
御手段63と、該圧力値制御手段63により調圧
されたエアの圧力値を表示する圧力計64と、一
対の流体シリンダ30,30におけるピストン3
0c,30cの上部空間と下部空間とに通じる2
系統のエア通路65,66を選択的に切り換える
エア電磁弁67とから構成されている。この場合
において、前記圧力値制御手段63としては、流
体シリンダ30に供給されるエアの最大圧力値つ
まり該流体シリンダ30の押圧部30fから身体
に作用する最大押圧力を、手動により任意に調節
することが可能な減圧弁で構成されている。ま
た、前記エア電磁弁67は、2系統のエア通路6
5,66をエア供給用通路とエア排出用通路とに
所定の周期で交互に切り換える動作を行い、これ
により流体シリンダ30,30の出退ロツド30
b,30bが所定の周期で進退動する構成とされ
ている。この場合、前記エア電磁弁67は、例え
ば1秒〜5秒の期間一方のエア通路65をエア供
給用通路とし且つ他方のエア通路66をエア排出
用通路とし、然る後、例えば1秒〜3秒の期間他
方のエア通路66をエア供給用通路とし且つ一方
のエア通路65をエア排出用通路とするといつた
動作を継続して行う。つまり、1秒〜5秒の期間
前記出退ロツド30bが前進動することにより押
圧部30fが身体を押圧し、1秒〜3秒の期間前
記出退ロツド30bが後進動することにより押圧
部30fが身体から離反することになる。尚、上
記の圧力値制御手段63は、押圧部30fから身
体に作用する最大押圧力を任意に調節できる減圧
弁であるが、これ以外の圧力値制御手段例えば前
記最大押圧力を一定の圧力値にのみ設定する減圧
弁を使用する構成としてもよい。また、上記の流
体シリンダ30はエアシリンダで構成されている
が、これ以外の流体シリンダ例えば油圧シリンダ
等で構成するようにしてもよい。
更に、このマツサージ装置1には(第13図参
照)、手動により操作される内動スイツチ71、
外動スイツチ72、前動スイツチ73、後動スイ
ツチ74、背腰位置スイツチ75、首位置スイツ
チ76、肩位置スイツチ77、頭位置スイツチ7
8及び設定スイツチ79を有してなる操作器70
が備えられていると共に、該操作器70の各スイ
ツチ71〜79からの信号a〜iを入力し且つ前
記第1駆動モータ14、第2駆動モータ38及び
第3駆動モータ46に信号j〜lを出力するコン
トロールユニツト80が備えられている。また、
前記エア電磁弁67は、このコントロールユニツ
ト80からの信号mに基づいて動作するようにな
つていると共に、該コントロールユニツト80に
は、前記各モータ14,38,46により回転駆
動される各ねじ軸17,42,24の夫々の回転
数を検出する3個のカウンターの各カウント値を
示す信号が入力されるようになつている。この場
合、前記各ねじ軸17,42,24の一端部に
は、第14図に示すように、所定角度分だけ切欠
き成形された円板81が固着されていると共に、
この円板81の一側面に対向するように近接スイ
ツチ82が取り付けられている。そして、前記円
板81が1回転する毎に、近接スイツチ82から
1パルスが送出されてカウンターのカウント値が
“1”だけ加算或いは減算されるようになつてお
り、また、各モータ14,38,46の回転方向
が切り換わる毎に、前記加算と減算との切り換え
が行われるようになつている。
次に、上記実施例の作用を説明する。
先ず、使用者は第15図に示すように、マツト
台4前方の隆起部4bにおける頭部載置凹部50
dに身体頭部を載せた状態で該マツト台4上に仰
向けに寝る。そして、このような状態でメインス
イツチをON操作することにより、第13図に示
すコンプレツサー61が作動してメイン通路62
にエアが吐出されると共に、コントロールユニツ
ト80からエア電磁弁67に信号mが送出され、
一対の流体シリンダ30,30の出退ロツド30
b,30bが所定の周期で進退動する。これによ
り、各出退ロツド30bの先端に設けられた押圧
部30fが、使用者の腰、背中、肩或いは首に間
欠的に押し当てられる。この場合、前記押圧部3
0fから身体に作用する最大押圧力の調節は、当
該使用者が圧力計64を視認しながらツマミ(別
途設けられている)を適宜操作して、圧力値制御
手段63により調圧されるエアの圧力値を変化さ
せることにより行われる。
一方、マツト台4上に寝ている使用者が操作器
70の背腰位置スイツチ75をON操作した場合
には、該背腰位置スイツチ75からコントロール
ユニツト80にON信号eが送出され、これに伴
つて該コントロールユニツト80から第1、第
2、第3駆動モータ14,38,46に所定の信
号j,k,lが出力されることにより、移動台6
が前後方向における所定位置まで移動し且つ回転
ユニツト22が傾斜していない状態に戻され而も
流体シリンダ30,30がその両者間の離間寸法
が所定寸法となる位置まで移動して、例えば第3
図に示す状態となる。このように背腰位置スイツ
チ75がON操作されている状態で、使用者が操
作器70の前動スイツチ73或いは後動スイツチ
74をON操作した場合には、該前動スイツチ7
3或いは後動スイツチ74からコントロールユニ
ツト80にON信号c或いはON信号dが送出さ
れ、これに伴つて該コントロールユニツト80か
ら第1駆動モータ14に正転或いは逆転信号jが
出力されることにより、移動台6が前方或いは後
方に移動する。これにより、第15図に示すよう
に、流体シリンダ30,30の押圧部30f,3
0fは、使用者の腰から背中に至る範囲内におい
て前後方向に移動しながら、身体適所をその直下
方から略鉛直上方に向けて押圧していくことにな
る。また、このように背腰位置スイツチ75が
ON操作されている時に、使用者が操作器70の
内動スイツチ71或いは外動スイツチ72をON
操作した場合には、コントロールユニツト80に
ON信号a或いはON信号bが送出され、これに
伴つて該コントロールユニツト80から第3駆動
モータ46に正転或いは逆転信号lが出力され
て、流体シリンダ30,30が相接近或いは相離
反する方向に移動する。これにより、流体シリン
ダ30,30の押圧部30f,30fは、使用者
の腰から背中に至る範囲内において左右方向に対
称的に移動しながら、身体適所をその直下方から
略鉛直上方に向けて押圧していくことになる。更
に、前記背腰位置スイツチ75がON操作されて
いる時に、使用者が操作器70の設定スイツチ7
9をON操作した場合には、該設定スイツチ79
からコントロールユニツト80にON信号iが送
出され、これに伴つて該コントロールユニツト8
0から第1駆動モータ14に正転と逆転とを所定
の周期で交互に反転させる信号jが出力される。
これにより前記移動台6は、レール5,5に沿つ
て所定の狭い寸法範囲内で前方移動と後方移動と
を交互に繰り返す。
次に、使用者が操作器70の首位置スイツチ7
6をON操作した場合には、該首位置スイツチ7
6からコントロールユニツト80にON信号fが
送出され、これに伴つて該コントロールユニツト
80から第1、第2、第3駆動モータ14,3
8,46に所定の信号j,k,lが出力されるこ
とにより、移動台6がレール5,5に沿つて前方
に移動し前動端の僅か手前で停止すると共に、回
転ユニツト22が左右方向支軸21,21を介し
て僅かな角度だけ回転し、且つ流体シリンダ3
0,30が押圧部30f,30fの両者間の離間
寸法が首の幅に相当する寸法となるまで左右方向
に移動する。このような状態で使用者が操作器7
0の前動スイツチ73或いは後動スイツチ74を
ON操作した場合には、コントロールユニツト8
0から第1駆動モータ14及び第2駆動モータ3
8の両者に、正転或いは逆転信号j及び正転或い
は逆転信号kの両信号j,kが同時に出力される
ことにより、流体シリンダ30,30は、前方移
動或いは後方移動を行いながら左右方向支軸2
1,21を介して時計方向或いは反時計方向に回
転する。これにより、第16図に示すように、流
体シリンダ30,30の押圧部30f,30f
は、使用者の首(首筋)の湾曲形状に対応するよ
うに矢印a方向或いはb方向に移動しながら、首
をその下方適所から最適な方向性をもつて間欠的
に押圧していくことになる。また、このように背
腰位置スイツチ75がON操作されている状態の
下で、設定スイツチ79がON操作された場合に
は、コントロールユニツト80から第1駆動モー
タ14及び第2駆動モータ38の両者に、正転と
逆転とを所定の周期で交互に反転させる信号j及
び信号kが同時に出力され、これにより流体シリ
ンダ30,30の押圧部30f,30fは第16
図におけるa方向及びb方向に対し所定の狭い範
囲内で反復移動することになる。
更に、使用者が操作器70の肩位置スイツチ7
7をON操作した場合には、該肩位置スイツチ7
7からコントロールユニツト80にON信号gが
送出され、これに伴つて該コントロールユニツト
80から第1、第2、第3駆動モータ14,3
8,46に所定の信号j,k,lが出力される。
これにより、移動台6がレール5,5に沿つて前
方に移動し前動端の僅か手前で停止すると共に、
回転ユニツト22が左右方向支軸21,21を介
して所定角度だけ回転して流体シリンダ30,3
0が略水平状態に保持され、且つ流体シリンダ3
0,30の押圧部30f,30fの両者間の離間
寸法が肩の幅に相当する寸法となるまで該流体シ
リンダ30,30が左右方向に移動して、第8図
に示す状態となる。そして、このような状態で流
体シリンダ30,30の出退ロツド30b,30
bが進退動することにより、第17図に示すよう
に、押圧部30f,30fは、使用者の肩に対し
て好適な角度で押し当てられる。また、このよう
に肩位置スイツチ77がON操作されている状態
の下で、使用者が内動スイツチ71或いは外動ス
イツチ72をON操作した場合には、第3駆動モ
ータ46が正転或いは逆転し、これに伴つて流体
シリンダ30,30の押圧部30f,30fは使
用者の肩の幅方向に対して相接近する方向に内動
し或いは相離反する方向に外動する。更に、この
ように肩位置スイツチ77がON操作されている
状態の下で、使用者が前動スイツチ73或いは後
動スイツチ74をON操作した場合には、コント
ロールユニツト80から第2駆動モータ38のみ
に正転或いは逆転信号kが出力され、これに伴つ
て流体シリンダ30,30は左右方向支軸21,
21を介して時計方向或いは反時計方向に回転す
ることになるので、この場合においても、流体シ
リンダ30,30の押圧部30f,30fは、肩
の前後方向の湾曲に対して好適な方向性をもつて
押し当てられることになる。また、このように肩
位置スイツチ77がON操作されている状態の下
で、設定スイツチ79がON操作された場合に
は、コントロールユニツト80から第3駆動モー
タ46に正転と逆転とを所定の周期で交互に反転
させる信号lが出力され、これにより流体シリン
ダ30,30は使用者の肩の幅方向における所定
の狭い範囲内で左右方向に往復移動することにな
る。
また、使用者が操作器70の頭位置スイツチ7
8をON操作した場合には、該頭位置スイツチ7
8からコントロールユニツト80にON信号hが
送出され、これに伴つて該コントロールユニツト
80から第1、第2、第3駆動モータ14,3
8,46に所定の信号j,k,lが出力される。
これにより、回転ユニツト22が傾斜していない
状態に戻されると共に、移動台6がレール5,5
に沿つて前方に移動し第4図に示すように前動端
に達した時点で停止し、且つ流体シリンダ30,
30の押圧部30f,30fの両者間の離間寸法
が回転ロツド53,53の所定箇所下面を押圧し
得る寸法となるように該流体シリンダ30,30
が左右方向に移動する。このような状態で流体シ
リンダ30,30の出退ロツド30b,30bが
前進動することにより、第18図に示すように、
押圧部30f,30fが回転ロツド53,53の
所定箇所下面を上方に向けて押圧し、該回転ロツ
ド53,53は前後方向支軸59,59を介して
図示のように回転する。これにより、該回転ロツ
ド53,53の後端に取り付けられている弾性押
圧部51,51が、マツト台隆起部4bの頭部載
置凹部50dに載せられている使用者の頭部両側
(こめかみ近傍)を押圧することになる。この場
合における押圧動作は、約5秒間弾性押圧部5
1,51が頭部両側を押圧し且つ約1秒間弾性押
圧部51,51が頭部両側から離反するように動
作させることが好ましい。
尚、前記各スイツチのうち、背腰位置スイツチ
75、首位置スイツチ76、肩位置スイツチ77
及び頭位置スイツチ78については、いずれか一
つのスイツチが一旦ON操作されると次に他のス
イツチがON操作されるまでの間は当該一つのス
イツチがON状態に維持されるのに対し、内動ス
イツチ71、外動スイツチ72、前動スイツチ7
3及び後動スイツチ74については、これらの各
スイツチ71,72,73,74を構成している
各押しボタンのいずれか一つの押しボタンを使用
者が押している場合にのみ当該スイツチがON状
態となる。
また、前記の各位置スイツチ75,76,7
7,78がON操作された場合には第1駆動モー
タ14(可変速モータ)が高速度で回転するのに
対し、前動スイツチ73或いは能後動スイツチ7
4がON操作された場合には第1駆動モータ14
は低速度で回転する。
尚、前記設定スイツチ79がON操作された場
合における各モータ14,38,46の反転周期
は、コントロールユニツト80に内蔵のタイマー
によつて設定される。
更に、流体シリンダ30,30の前後位置、左
右位置及び回転角度位置は、各モータ14,3
8,46及び各ねじ軸17,42,24に夫々対
応して備えられた3個のカウンターのカウント値
に基づいてコントロールユニツト80が検出する
ものである。そして、コントロールユニツト80
は、前記カウンターのカウント値に基づいて、流
体シリンダ30,30を以下に示すように移動さ
せる。即ち、第9図に示すように、流体シリンダ
30,30が前方に移動している場合において、
該流体シリンダ30,30の押圧部30f,30
fがマツト台4の腰部開口部50aの前端縁90
の直後方に達した時には、矢印Aで示すように流
体シリンダ30,30は先ず下背部開口部50b
の側縁91,91まで内動し、然る後、該側縁9
1,91の直内方を前方に向かつて移動してい
く。また、流体シリンダ30,30が後方に移動
している場合において、該流体シリンダ30,3
0の押圧部30f,30fが上背部開口部50c
の後端縁92の直前方に達した時には、矢印Bで
示すように流体シリンダ30,30は先ず下背部
開口部50bの側縁91,91まで内動し、然る
後、該側縁91,91の直内方を後方に向かつて
移動していく。
〔考案の効果〕
この考案は上述のとおり構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
請求項1のベツド式マツサージ装置によれば、
マツト台上に仰向けに寝ている使用者の腰、背
中、肩及び首の凹凸に対して、流体シリンダの出
退ロツド先端に設けられた押圧部が、流体給排回
路及び圧力値制御手段の動作により均一な押圧力
で間欠的に押圧することになるので、指圧熟練者
が指圧を施す場合と略同様の感触で身体適所をマ
ツサージできることになる。そして、流体シリン
ダは、第1駆動手段の動作により前後方向に移動
し且つ第3駆動手段の動作により左右方向に移動
し而も第2駆動手段の動作により回転する構成と
されているので、身体の押圧箇所に応じて押圧部
の押圧方向を最適な方向に変化させることが可能
となる。
請求項2のベツド式マツサージ装置によれば、
使用者の好みに応じて、流体シリンダの押圧部か
ら身体に作用する最大押圧力を適宜変化させて設
定することが可能となり、より体感上好ましい指
圧的作用が施されると共に、使用者は圧力計を視
認しながら最大押圧力を変化させ得ることとなる
ので、現時点において自己の身体に作用している
押圧力の値を知得した上で所望の押圧力を選択で
きることとなる。
請求項3のベツド式マツサージ装置によれば、
流体シリンダは、左右方向に移動可能とされ且つ
回転可能な回転ユニツトに保持され、而も該回転
ユニツトを保持する移動台はレールに沿つて前後
方向に移動可能とされていることから、前記移動
台を適宜移動させる共に前記回転ユニツトを適宜
回転させ且つ該回転ユニツト内において流体シリ
ンダを適宜移動させれば、使用者の腰、背中、肩
及び首のいずれの箇所に対しても、最適な方向性
を持つて流体シリンダの押圧部を間欠的に押し当
てることが可能となる。
請求項4のベツド式マツサージ装置によれば、
使用者の頭部両側に弾性押圧部が間欠的に押し当
てられることになるので、該頭部両側に対しても
良好な指圧的作用が施されるばかりでなく、前記
弾性押圧部が取り付けられてなる回転ロツドの回
転動作を、流体シリンダにおける出退ロツドの進
退動に連動させる構成としたことから、前記弾性
押圧部を使用者の頭部両側に押圧させるための駆
動手段(駆動源)を別途設ける必要性がなくな
り、これにより、部品点数の増加や装置の大型化
が回避され、更にはコストの低廉化が図られるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
はこの考案に係るベツド式マツサージ装置の側面
図、第2図は前記ベツド式マツサージ装置の要部
破断平面図、第3図は第2図−線で切断した
縦断側面図、第4図はこの実施例の作用を示す前
記ベツド式マツサージ装置の縦断側面図、第5図
は第2図−線で切断した縦断背面図、第6図
は第2図−線で切断した要部縦断側面図、第
7図はこの実施例の作用を示す要部縦断側面図、
第8図はこの実施例の作用を示す前記ベツド式マ
ツサージ装置の縦断側面図、第9図は前記ベツド
式マツサージ装置の概略平面図、第10図は弾性
押圧部及び回転ロツドの構造を示す部品分解配列
図、第11図は流体シリンダの要部拡大正面図、
第12図は流体シリンダの要部拡大縦断正面図、
第13図は流体給排回路及びコントロールユニツ
トの制御システムを示す概略構成図、第14図は
ねじ軸の一端部の構造を示す斜視図、第15図は
前記ベツド式マツサージ装置の使用状態を示す概
略縦断側面図、第16図は同じく前記ベツド式マ
ツサージ装置の使用状態を示す要部概略縦断側面
図、第17図は同じく前記ベツド式マツサージ装
置の使用状態を示す要部概略縦断側面図、第18
図はこの実施例の作用を示す要部縦断背面図であ
る。 1……ベツド式マツサージ装置、4……マツト
台、5……レール、6……移動台、11……第1
駆動手段、21……左右方向支軸、22……回転
ユニツト、30……流体シリンダ、30b……出
退ロツド、30f……押圧部、35……第2駆動
手段、47……第3駆動手段、50……開口部、
51……弾性押圧部、53……回転ロツド、59
……前後方向支軸、60……流体給排回路、63
……圧力値制御手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) マツト台における身体の腰、背中、肩及び首
    に相当する位置に所定形状の開口部を設けると
    共に、該マツト台の下方に、出退ロツド先端に
    押圧部を有してなる流体シリンダと、該流体シ
    リンダを前後方向に移動させる第1駆動手段
    と、該流体シリンダを左右方向支軸を中心とし
    て回転させる第2駆動手段と、該流体シリンダ
    を左右方向に移動させる第3駆動手段とを設
    け、該流体シリンダの回転中心及び回転半径
    を、流体シリンダがマツト台の下方位置にある
    時には上下方向に延びる状態となり流体シリン
    ダがマツト台の上面近傍位置にある時には前後
    方向に延びる状態となるように設定し、且つ、
    該流体シリンダに作動流体を給排する流体給排
    回路と、該流体給排回路に設置されて前記流体
    シリンダに供給される作動流体の最大圧力値を
    制御する圧力値制御手段とを備えたことを特徴
    とするベツド式マツサージ装置。 (2) 圧力値制御手段を、流体シリンダに供給され
    る作動流体の最大圧力値を手動により調節する
    ことが可能な減圧弁で構成すると共に、該減圧
    弁により調節された圧力値を表示する圧力計を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のベツド
    式マツサージ装置。 (3) マツト台における身体の腰、背中、肩及び首
    に相当する位置に所定形状の開口部を設けると
    共に、該マツト台の下方に、前後方向に延びる
    レールと、該レールに沿つて移動可能に保持さ
    れた移動台と、該移動台を移動させる第1駆動
    手段と、前記移動台に左右方向支軸を中心とし
    て回転可能に保持された回転ユニツトと、該回
    転ユニツトを回転させる第2駆動手段と、前記
    回転ユニツトに左右方向に移動可能に保持され
    且つ出退ロツド先端に押圧部を有してなる流体
    シリンダと、該流体シリンダを回転ユニツト内
    において移動させる第3駆動手段とを設け、前
    記回転ユニツトの回転中心及び回転半径を、流
    体シリンダがマツト台の下方位置にある時には
    上下方向に延びる状態となり流体シリンダがマ
    ツト台の上面近傍位置にある時には前後方向に
    延びる状態となるように設定し、且つ、前記流
    体シリンダに作動流体を給排する流体給排回路
    と、該流体給排回路に設置されて前記流体シリ
    ンダに供給される作動流体の最大圧力値を制御
    する圧力値制御手段とを備えたことを特徴とす
    るベツド式マツサージ装置。 (4) マツト台の上方における身体頭部両側方に対
    応する位置に、弾性体を有してなる弾性押圧部
    を配置し、この弾性押圧部を、前後方向支軸を
    中心として回転可能に保持された回転ロツドに
    取り付けると共に、この回転ロツドは、流体シ
    リンダにおける出退ロツドの進退動に連動して
    回転するように構成されていることを特徴とす
    る請求項3記載のベツド式マツサージ装置。
JP1988143881U 1988-11-01 1988-11-01 Expired JPH042666Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988143881U JPH042666Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988143881U JPH042666Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0263843U JPH0263843U (ja) 1990-05-14
JPH042666Y2 true JPH042666Y2 (ja) 1992-01-29

Family

ID=31411101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988143881U Expired JPH042666Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH042666Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163368A (ja) * 1982-03-23 1983-09-28 岡崎 龍夫 物理力治療装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163368A (ja) * 1982-03-23 1983-09-28 岡崎 龍夫 物理力治療装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0263843U (ja) 1990-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1036451A (en) Therapeutic manipulating machine for the human body
JP2003310689A (ja) 可搬型マッサージ機
JPH09262264A (ja) マッサージ機
JP2000316938A (ja) マッサージ圧の調節を提供されたマッサージチェア等の背もたれの中に挿入されるマッサージャ
JPH042666Y2 (ja)
JP2003260103A (ja) ウォーターベッド式マッサージ機のマッサージ方法
JP2006263033A (ja) マッサージユニット
JP2534103B2 (ja) 自動足裏マッサ―ジ装置
JP2520290B2 (ja) ベッド式マッサ―ジ装置
JP2566275B2 (ja) マッサージ機
JPH0216758Y2 (ja)
JPH0380026B2 (ja)
JP4124028B2 (ja) マッサージ機
JP3529262B2 (ja) マッサージ装置
JPH11244348A (ja) マッサージ機
JP2001231840A (ja) 足裏マッサージ器
JPH02215464A (ja) マッサージ機
JP3416429B2 (ja) さすりマッサージ機
JP2000102578A (ja) マッサージ機
JPH1052468A (ja) マッサージ機
KR970002203B1 (ko) 맛사지 장치
JPH0249740B2 (ja) Matsusaajiki
JPH0534660Y2 (ja)
JPH06304217A (ja) 指圧マッサージ機用マッサージユニット、該ユニットを使用した指圧マッサージロボット及び指圧マッサージ椅子
JP2024021336A (ja) 押圧マッサージ機