JP2000102578A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2000102578A
JP2000102578A JP10275695A JP27569598A JP2000102578A JP 2000102578 A JP2000102578 A JP 2000102578A JP 10275695 A JP10275695 A JP 10275695A JP 27569598 A JP27569598 A JP 27569598A JP 2000102578 A JP2000102578 A JP 2000102578A
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二千武 稲田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的な上下方向の揉みその他のマッサージ
を行なえるマッサージ機を提供する。 【解決手段】 使用者の身体上下方向に移動可能なマッ
サージ駆動部を備え、前記マッサージ駆動部は、上下方
向に対をなす上側マッサージ部材と下側マッサージ部材
とを備えると共に、上側マッサージ部材を使用者側へ進
退動作させる上側駆動手段と、下側マッサージ部材を使
用者側へ進退動作させる下側駆動手段とを備え、前記上
側駆動手段及び下側駆動手段は、前記上側マッサージ部
材と下側マッサージ部材とを相互近接・離反動作させて
上下方向の揉みを行えるように構成され、前記上側マッ
サージ部材は、前記下側マッサージ部材よりも前記使用
者側に突出して配置され、前記上側駆動手段と下側駆動
手段とはそれぞれ独立して動作可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機、特
にエアセルによってマッサージ部材を動作させるマッサ
ージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアセルによってマッサージ部材を動作
させるマッサージ機としては、特開平9−271499
号公報に記載のものが公知である。このマッサージ機
は、椅子型のマッサージ機本体の背もたれ内で上下動可
能なマッサージ駆動部を有している。このマッサージ部
の上側には左右一対のマッサージ部材(揉み玉)を備
え、マッサージ駆動部の下側にも左右一対のマッサージ
部材を備えている。
【0003】そして、各マッサージ部材は、空気の給排
によって膨張するエアセルによって使用者側へ進退動作
するように構成されている。そして、前記エアセルは、
左右一対のマッサージ部材を左右方向に相互近接・離反
動作させるためのものと、上側のマッサージ部材と下側
のマッサージ部材とを水平方向の軸心廻りにシーソ運動
させるためのものとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、左右方向に揺動して左右方向から患部を揉むことは
できるが、上下方向に揉むことはできなかった。また、
左右方向に揉む場合、身体は略左右対称であるから、左
右に対をなすマッサージ部材の配置はさほど考慮する必
要はない。
【0005】しかし、上下方向に揉む場合、背中は上下
方向にフラットではないから、上下のマッサージ部材の
位置がそれぞれ異なっていなければ、適切に揉みを行う
ことができない場合がある。例えば、肩を揉む場合は、
上側のマッサージ部材の方が下側マッサージ部材より使
用者側へ突出していた方が効果的な揉みを行える。一
方、他の位置を揉む場合や他のマッサージ動作を行う場
合には、そのような配置が良いとは限らない。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、効果的な上下方向の揉みその他のマッ
サージを行えるマッサージ機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべく、以下の技術的手段を講じた。すなわち、本発
明は、使用者の身体の上下方向に移動可能なマッサージ
駆動部を備え、前記マッサージ駆動部は、上下方向に対
をなす上側マッサージ部材と下側マッサージ部材とを備
えると共に、上側マッサージ部材を使用者側へ進退動作
させる上側駆動手段と、下側マッサージ部材を使用者側
へ進退動作させる下側駆動手段とを備え、前記上側駆動
手段及び下側駆動手段は、前記上側マッサージ部材と下
側マッサージ部材とを相互近接・離反動作させて上下方
向の揉みを行えるように構成され、前記上側マッサージ
部材は、前記下側マッサージ部材よりも前記使用者側に
突出して配置され、前記上側駆動手段と下側駆動手段と
はそれぞれ独立して動作可能とされていることを特徴と
するマッサージ機である。
【0008】かかる構成によれば、従来行えなかった上
下方向の揉みが行える。しかも上側マッサージ部材が下
側マッサージ部材より使用者側に突出しているので、肩
付近を人の手で揉むような感覚が得られて好適である。
また、上側マッサージ部材と下側マッサージ部材とは独
自に進退可能であるから、背中の曲面状態に係わらず各
マッサージ部材を背中にフィットさせることができる。
さらに、上側マッサージ部材だけで身体を押圧する場合
には、上側マッサージ部材が下側マッサージ部材より突
出しているので、動作しない下側マッサージ部材が不必
要に身体に接することがない。
【0009】そして、本発明では、前記下側駆動手段
は、前記下側マッサージ部材を前記上側マッサージ部材
より使用者側へ突出する位置に進出停止可能に構成され
ているものとするのが好ましい。この場合、下側マッサ
ージ部材だけで身体を押圧することができる。特に、前
記下側駆動手段は、空気の給排によって膨張伸縮して下
側マッサージ部材を進退動作させるエアセルにより構成
され、当該エアセルとは別に、下側マッサージ部材が叩
き動作を行うように駆動する叩き駆動部を備えているも
のの場合、上側マッサージ部材が身体へ不必要に接触す
ること無く、下側マッサージ部材で叩きを行うことがで
きる。
【0010】また、前記下側駆動手段が、前記下側マッ
サージ部材を前記上側マッサージ部材と進退方向におい
てほぼ同じ位置に進出停止可能に構成されているものと
した場合、上下のマッサージ部材が身体に対してほぼフ
ラットな状態となり、この状態でマッサージ駆動部を上
下動させることで身体にローラ掛けをすることができ
る。
【0011】また、前記下側駆動手段は、前記下側マッ
サージ部材を前記上側マッサージ部材より使用者側へ突
出する位置に進出停止可能であって、その進出動作中途
位置でも停止可能に構成するのが好ましい。さらに、前
記下側駆動手段は、下側マッサージ部材の進退方向に並
設された複数のエアセルよりなり、並設された各エアセ
ルは独立して動作可能とされていることが好ましく、上
側駆動手段も同様に構成されているのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図6は、本発明に係るマッ
サージ機1を示している。このマッサージ機1は、背も
たれ3と座面部5とを有する椅子型の装置本体7を備え
た椅子型マッサージ機である。前記背もたれ3内には、
移動駆動部9により上下方向へ移動自在に設けられたマ
ッサージ駆動部11を備えている。
【0013】前記移動駆動部9は、背もたれ3の高さ方
向に沿って設けられた縦送りねじ軸13と、このねじ軸
13をその軸心廻りに正・逆回転可能にする減速機付き
電動機よりなる原動部14とを有している。前記ねじ軸
13は、マッサージ駆動部11の後部に設けられたナッ
ト部15へ上下貫通状に螺合されている。この移動駆動
部9により、マッサージ駆動部11は、その左右両側方
に設けられたガイドレール16に沿って、背もたれ3内
で使用者の上下方向に、すなわち首側又は腰側に、昇降
移動し任意の位置で停止可能である。
【0014】前記マッサージ駆動部11には、その前面
にマッサージ部材が設けられている。マッサージ部材
は、マッサージ駆動部11の上側に配置された上側マッ
サージ部材17とマッサージ駆動部11の下側に配置さ
れた下側マッサージ部材19とからなる。上側マッサー
ジ部材17は左右一対の上側マッサージヘッド17L,
17R(以下、上側マッサージ部材17を構成する左側
のマッサージヘッドを上左側マッサージヘッド17Lと
いい、同じく右側のマッサージヘッドを上右側マッサー
ジヘッド17Rという)から構成され、下側マッサージ
部材19も左右一対の下側マッサージヘッド19L,1
9R(以下、下側マッサージ部材19を構成する左側の
マッサージヘッドを下左側マッサージヘッド19Lとい
い、同じく右側のマッサージヘッドを下右側マッサージ
ヘッド19Rという)から構成されている。
【0015】前記マッサージ駆動部11には、前記上側
マッサージ部材17をマッサージ動作させる上側駆動手
段21と、前記下側マッサージ部材19をマッサージ動
作させる下側駆動手段23とを有している。これらの上
側駆動手段21と下側駆動手段23とは、駆動部ベース
25内に収納されている。この駆動部ベース25は、底
板25aと、その底板25aの左右両側縁から立設した
左右側壁25bとから構成されている。
【0016】前記上側駆動手段21は、上左側マッサー
ジヘッド17Lを上左側マッサージヘッド支持体26L
を介して支持する上左側揺動板27Lと、上右側マッサ
ージヘッド17Rを上右側マッサージヘッド支持体26
Rを介して支持する上右側揺動板27Rと、各揺動板2
7L,27Rをそれぞれ揺動動作させる左右の第1エア
セル29L,29Rとを備え、さらに、前記揺動板27
L,27R及び第1エアセル29L,29Rが設けられ
ている上側ベース31と、この上側ベース31を使用者
側へ揺動動作させる左右の第2エアセル33L,33R
とを備えている。
【0017】前記揺動板27L,27Rは、マッサージ
ヘッド17L,17Rが使用者側へ進退出するように、
それぞれ左右の揺動軸35L,35R廻りに揺動自在と
されており、これらの揺動軸35L,35Rは、それら
の長手方向両端が上側ベース31に設けられた支持部3
7によって支持されている。また、各揺動軸35L,3
5Rには、揺動板27L,27Rを上側ベース31側に
付勢するバネ39が取り付けられている。
【0018】なお、揺動板27L,27Rの裏側には、
揺動板27L,27Rと第1エアセル29L,29Rと
の位置決めのためのキャップ41がそれぞれ取り付けら
れている。前記第1エアセル29L,29Rは、側壁が
蛇腹状の円筒体であり、図示しない空気供給源から圧縮
空気が供給されると膨張して使用者側に伸長し、排気さ
れると収縮して元に戻るものであり、図示しない給排気
切替弁によって、任意のエアセルが個々又は同時に動作
可能である(第1エアセル以外の他のエアセルについて
も同様)。
【0019】図2に示すように、左側の揺動軸35Lは
軸心が右上方向きに配置され、右側の揺動軸35Rは軸
心が左上方向きに配置されている。したがって、左側の
第1エアセル29Lが伸長した場合、上左側マッサージ
ヘッド17Lは、右下方を指向しながら使用者側へ進出
する。また右側の第1エアセル29Rが伸長した場合、
左下方を指向しながら使用者側へ進出する。
【0020】また、この動きを側方からみると、図3に
示すように、第1エアセル29L,29R及び第2エア
セル33L,33Rの非動作時(収縮時)には、上側マ
ッサージヘッド17L,17Rは位置a1にあり、第1
エアセル29L,29Rが動作(膨張)すると,上側マ
ッサージヘッド17L,17Rは位置c1(揺動軸3
5)を中心に回動してa2の位置に移動する。すなわ
ち、下方を指向しながら使用者側(図3において左側)
へ進出する。
【0021】前記上側ベース31は、その左右両側に設
けられたアーム43を介して駆動部ベース25の左右側
壁25bに取り付けられている。これらのアーム43は
左右方向の軸45廻りに回動自在に前記左右側壁25b
に取り付けられており、上側ベース31は使用者側に進
退出するような揺動が可能である。なお、前記軸45に
は、上側ベース31を駆動部ベース25の底板25a側
に付勢するバネ46が取り付けられている。
【0022】前記第2エアセル33L,33Rは、上側
ベース31と駆動部ベース25の底板25aとの間に配
置されている。このように、第1エアセル29L,29
Rと第2エアセル33L,33Rとは、上側マッサージ
ヘッド17L,17Rの進退方向に並設されている。な
お、上側ベース31の裏側には、第2エアセル33L,
33Rの位置決め用キャップ47が設けられている。
【0023】第2エアセル33L,33Rが伸長する
と、図4に示す状態となる。すなわち、上側マッサージ
ヘッド17L,17Rは、やや下方を指向しつつ使用者
側へ進出する。また、第2エアセル33L,33Rが収
縮すると上側マッサージ部材17は後退して元の位置に
戻る。また、これを図3でみると、第1エアセル29
L,29Rが非動作で第2エアセル33L,33Rが動
作すると、第1マッサージヘッド17L,17Rは、位
置c2(軸45)を中心に回動して、a1の位置からa
3の位置に移動する。さらに、第1エアセル29L,2
9Rが動作すると、第1マッサージヘッド17L,17
Rは、位置c3を回動中心としてa4の位置に移動す
る。
【0024】前記下側駆動手段23は、図2及び図5に
示すように、下左側マッサージヘッド19Lを回動自在
に保持する左側揺動支持体49と、下右側マッサージヘ
ッド19Rを回動自在に保持する右側揺動支持体51
と、各揺動支持体49,51をそれぞれ揺動動作させる
左右の第3エアセル53L,53Rとを備え、さらに、
第3エアセル53L,53R等が設けられている下側ベ
ース55と、この下側ベース55を使用者側へ揺動動作
させる左右の第4エアセル57L,57Rとを備えてい
る。
【0025】下側マッサージヘッド19L,19Rは、
それぞれ左右方向に延びる回動軸59を有している。そ
して、前記左側揺動支持体49は、左右一対の支持片4
9L,49Rよりなり、同じく右側揺動支持体51も、
左右一対の支持片51L,51Rよりなり、これらの支
持片49L,49R,51L,51Rで下側マッサージ
ヘッド19L,19Rを挟むようにして、前記回動軸5
9を回動自在に保持している。
【0026】前記支持片49L,49R,51L,51
Rは、揺動軸61に対して左右方向の軸心廻りに揺動自
在に取り付けられており、揺動支持体49,51の揺動
により、各下側マッサージヘッド19L,19Rは、別
個に揺動自在である。前記揺動軸61は、その長手方向
両端が下側ベースに55に設けられた軸受け63によっ
て左右の軸心廻りに回動自在に支持されている。
【0027】前記揺動支持体49,51の底部には、揺
動支持体49,51と共に揺動する揺動板65L,65
Rがそれぞれ取り付けられている。これらの揺動板65
L,65Rと下側ベース55に設けられたエアセル支持
台66の間に前記第3エアセル53L,53Rが配置さ
れており、これらの第3エアセル53L,53Rが伸長
すると、下側マッサージヘッド19L,19Rは上方
(真上)を指向しながら使用者側へ進出する。
【0028】すなわち、図3に示すように、下側マッサ
ージヘッド19L,19Rは、第3エアセル53L,5
3R及び第4エアセル57L,57Rの非動作時にはb
1の位置にあり、第3エアセル53L,53Rが動作す
ると、位置c4(揺動軸61)を中心に回動してb2の
位置に移動する。b1の位置(非動作位置)にある下側
マッサージヘッド19L,19Rに対して、非動作位置
a1にある上側マッサージヘッド17L,17Rは、使
用者側へ突出した状態にあるが、b2の位置にある下側
マッサージヘッド19L,19Rとa1の位置にある上
側マッサージヘッド17L,17Rとは、それらの進退
方向においてほぼ同じ位置となる。すなわち、上側マッ
サージヘッド17L,17Rの使用者側先端(図3にお
いて左端)と下側マッサージヘッド19L,19Rの使
用者側先端を結ぶ線Lは、縦送りねじ軸13とほぼ平行
になる。したがって、上下のマッサージ部材17,19
が身体に対してほぼフラットな状態で接することなる。
この状態でマッサージ駆動部11を上下させることでロ
ーラ掛けを行うことができる。
【0029】なお、支持片51L及び支持片51Rと下
側ベース55とはバネ67によって連結されており、こ
のバネ67によって各支持体49,51は、下側ベース
55側に付勢されている。また、揺動板65L,65R
の裏側には第3エアセル53L,53Rの位置決め用キ
ャップ68が設けられている。前記下側ベース55は、
その左右両側に設けられたアーム69を介して駆動部ベ
ース25の左右側壁25bに取り付けられている。これ
らのアーム69は左右方向の軸71廻りに回動自在に前
記左右側壁25bに取り付けられており、下側ベース5
5は使用者側に進退出するような揺動が可能である。な
お、前記軸71には、下側ベース55を駆動部ベース2
5の底板25a側に付勢するバネ72が取り付けられて
いる。
【0030】前記第4エアセル57L,57Rは、下側
ベース55と駆動部ベース25の底板25aとの間に配
置されている。このように第3エアセル53L,53R
と第4エアセル57L,57Rとは下側マッサージヘッ
ド19L,19Rの進退方向に並設されている。なお、
下側ベース55の裏側には、第4エアセル57L,57
Rの位置決め用キャップ73が設けられている。
【0031】第4エアセル57L,57Rが伸長する
と、図6に示す状態となる。すなわち、下側マッサージ
ヘッド19L,19Rは、やや上方を指向しつつ使用者
側へ進出する。また、第4エアセル57L,57Rが収
縮すると下側マッサージヘッド19L,19Rは後退し
て元の位置に戻る。これを図3でみると、下側マッサー
ジヘッド19L,19Rは位置c5(軸71)を揺動中
心として位置b1から位置b3に移動する。なお、位置
b3にある下側マッサージヘッド19L,19Rは位置
a1にある上側マッサージヘッド17L,17Rより進
退方向において引っ込んだ位置となる。
【0032】さらに、第3エアセル53L,53Rが動
作すると、位置c6を回動中心として位置b4に移動す
る。位置b4にある下側マッサージヘッド19L,19
Rは、位置a1にある第1マッサージヘッド19L,1
9Rより使用者側へ突出した状態となる。前記下側ベー
ス55には、下側マッサージ部材19に叩き動作をさせ
るための叩き駆動部75が設けられている。
【0033】この叩き駆動部75は、前記揺動軸61を
回転駆動する駆動モータ77を有している。揺動軸61
の回転は、無端ベルト等の伝達手段79を介して各下側
マッサージヘッド19L,19Rの回動軸59にそれぞ
れ伝達され、各下側マッサージヘッド19L,19Rが
回転する。前記各回動軸59は、下側マッサージヘッド
19L,19Rに対してそれぞれ異なる方向に偏心して
設けられており、下左側マッサージヘッド19Lと下右
側マッサージヘッド19Rとは、交互に使用者側へ進出
・退出をすばやく繰り返す。すなわち、叩き動作が行わ
れる。
【0034】以下、上側マッサージヘッド17L,17
R、下側マッサージヘッド19L,19Rの動作パター
ンを図2及び図3に基づいて説明する。 (1)揉み作用について 第1エアセル29L,29Rを伸縮動作させると、上
側マッサージヘッド17L,17Rは、図2に示すよう
に、a1からa2の位置を繰り返し往復運動する。すな
わち、左右の上側マッサージヘッド17L,17Rは、
左右方向に相互近接・離反運動を繰り返す。これによっ
て軽い揉み作用が得られる。
【0035】第2エアセル33L,33Rを伸長動作
させてその状態で保持(停止)させた後、第1エアセル
29L,29Rを伸縮動作させると、上側マッサージヘ
ッド17L,17Rは、a1の位置からa3の位置に移
動して、a3からa4の間を繰り返し往復し強い揉み作
用が得られる。 第1エアセル29L,29Rの伸長、第2エアセル3
3L,33Rの伸長、第1エアセル29L,29Rの収
縮、第2エアセル33L,33Rの収縮の順番で動作さ
せると、上側マッサージヘッド17L,17Rは、a1
からa2を経由してa4まで突出し、a3を経由してa
1に戻る引き揉み作用が得られる。
【0036】第2エアセル33L,33Rの伸長、第
1エアセル29L,29Rの伸長、第2エアセル33
L,33Rの収縮、第1エアセルの収縮29L,29R
の順番で動作させると、上側マッサージヘッド17L,
17Rは、a1からa3を経由してa4まで突出し、a
2を経由してa1に戻る引き揉み作用が得られる。この
ように、第1エアセル29と第2エアセル33とで揺動
中心c1,c2が異なる位置にあるので、との場合
のように各エアセル29,33の揉み動作の軌跡に変化
を付けることができる。
【0037】第1エアセル29L,29R及び第3エ
アセル53L,53Rを同時に伸縮動作させると、上側
マッサージ部材17と下側マッサージ部材19とが相互
近接・離反動作を繰り返し、軽い縦方向の揉みが行え
る。 第1エアセル29L,29R及び第2エアセル33
L,33R並びに第3エアセル53L,53R及び第4
エアセル57L,57Rを同時に伸縮動作させると、強
い縦方向の揉みが行える。
【0038】このような縦揉みは特に肩を揉むのに適し
ている。特に、上側マッサージ部材17が使用者側に突
出しているので、人の手で揉むように肩を揉むことがで
きる。 第1〜第4までのエアセル29,33,53,57の
作動開始時間に時差を付けることによって、上側及び下
側マッサージ部材17,19に様々な動作を与えること
ができる。 (2)叩き作用について 第3エアセル53L,53Rを伸長動作させ、保持停
止させた後、駆動モータ77を回転させると、下側マッ
サージヘッド19L,19Rはb1からb2に移動し、
モータ77の回転運動が下側マッサージヘッド19L,
19Rに伝達され軽い叩き又はバイブレーションマッサ
ージが得られる。
【0039】第4エアセル57L,57Rを伸長動作
させ保持させた後、さらに第3エアセル53L,53R
を伸長動作させ同じく保持させて、モータ77を回転さ
せると、下側マッサージヘッド19L,19Rは、b1
からb3,b2を経由してb4に移動して、上側マッサ
ージヘッド17L,17Rに対して突出するように移動
し、モータ77の回転により強い叩き又はバイブレーシ
ョンマッサージが得られる。
【0040】なお、叩き又はバイブレーションは、モー
タ77のスピードコントロール又は下側マッサージヘッ
ド19L,19Rの偏心率によって決定される。 (3)指圧作用について まず、第4エアセル57L,57Rを伸長動作させ、下
側マッサージヘッド19L,19Rをb1からb3へ移
動させて保持する。つぎに、第3エアセル53L,53
Rを伸縮作動させて、下側マッサージヘッド19L,1
9Rをb3からb4の間で繰り返し往復運動して押圧運
動を行う。このとき、上側マッサージヘッド17L,1
7Rは動作せずa1にあり、下側マッサージヘッド19
L,19Rは上側マッサージヘッド19L,19Rに対
して引っ込んだ状態と突出した状態となるのを繰り返し
て押圧運動が行われる。
【0041】また、図2に示すように、下左側マッサー
ジヘッド19Lと下右側マッサージヘッド19Rとの間
隔は、上左側マッサージヘッド17Lと上右側マッサー
ジヘッド17Rとの間隔より小さいので、下側マッサー
ジヘッド19L,19Rによる指圧は、身体の横幅方向
に狭い間隔で押圧するのに適している。一方、第2エア
セル33L,33Rだけを動作させることにより、上側
マッサージヘッド17L,17Rによる指圧も行うこと
もできる。この場合、身体の横幅方向に広い間隔で押圧
することができる。 (4)背すじ伸ばし作用について 第3エアセル53L,53Rのみを伸長動作させて上
下のマッサージヘッド17L,17R,19L,19R
をフラットにした状態で保持し、マッサージ駆動部11
の上下動を繰り返し行うと、広い左右間隔の上側マッサ
ージヘッド17L,17Rと狭い左右間隔の下側マッサ
ージヘッド19L,19Rによって、身体全面(背中全
面)に対するローラ掛けを行うことができる。
【0042】第3及び第4エアセル53,57だけを
伸長作動させて下側マッサージヘッド19L,19Rを
位置b4に移動保持させて、マッサージ駆動部11の上
下動を繰り返し行うと、脊推に沿って比較的強い背すじ
伸ばしのローラ掛けを行うことができる。なお、本発明
は、上記実施の形態に限定されるものではない。例え
ば、本発明のマッサージ機は、椅子型のものに限られず
マットタイプ等その他の形式のものとすることができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明によれば、効果的なマッサ
ージが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマッサージ機を示す斜視図である。
【図2】マッサージ駆動部の正面図である。
【図3】マッサージ駆動部の側面図である。
【図4】上側駆動手段の第2エアセルが動作した状態を
示す側面図である。
【図5】マッサージ駆動部の底面図である。
【図6】下側駆動手段の第4エアセルが動作した状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 マッサージ機 11 マッサージ駆動部 17 上側マッサージ部材 19 下側マッサージ部材 21 上側駆動手段 23 下側駆動手段 29 第1エアセル 33 第2エアセル 53 第3エアセル 57 第4エアセル 75 叩き駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C100 AD11 AD16 AD21 AF04 AF20 BA02 BA03 BB02 BB03 BC02 BC11 BC14 BC20 CA03 CA06 CA07 CA15 DA05 DA06 EA10 EA12 EA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の身体上下方向に移動可能なマッ
    サージ駆動部を備え、 前記マッサージ駆動部は、上下方向に対をなす上側マッ
    サージ部材と下側マッサージ部材とを備えると共に、上
    側マッサージ部材を使用者側へ進退動作させる上側駆動
    手段と、下側マッサージ部材を使用者側へ進退動作させ
    る下側駆動手段とを備え、 前記上側駆動手段及び下側駆動手段は、前記上側マッサ
    ージ部材と下側マッサージ部材とを相互近接・離反動作
    させて上下方向の揉みを行えるように構成され、 前記上側マッサージ部材は、前記下側マッサージ部材よ
    りも前記使用者側に突出して配置され、 前記上側駆動手段と下側駆動手段とはそれぞれ独立して
    動作可能とされていることを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記下側駆動手段は、前記下側マッサー
    ジ部材を前記上側マッサージ部材より使用者側へ突出す
    る位置に進出停止可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記下側駆動手段は、空気の給排によっ
    て膨張伸縮して下側マッサージ部材を進退動作させるエ
    アセルにより構成され、当該エアセルとは別に、下側マ
    ッサージ部材が叩き動作を行うように駆動する叩き駆動
    部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    マッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記下側駆動手段は、前記下側マッサー
    ジ部材を前記上側マッサージ部材と進退方向においてほ
    ぼ同じ位置に進出停止可能に構成されていることを特徴
    する請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記下側駆動手段は、前記下側マッサー
    ジ部材を前記上側マッサージ部材より使用者側へ突出す
    る位置に進出停止可能であって、その進出動作中途位置
    でも停止可能に構成されていることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 前記下側駆動手段は、下側マッサージ部
    材の進退方向に並設された複数のエアセルよりなり、並
    設された各エアセルは独立して動作可能とされているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサ
    ージ機。
  7. 【請求項7】 前記上側駆動手段及び下側駆動手段は、
    各マッサージ部材の進退方向に並設された複数のエアセ
    ルにより構成され、並設された各エアセルは独立して動
    作可能とされていることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載のマッサージ機。
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