JP2000167001A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2000167001A
JP2000167001A JP10345740A JP34574098A JP2000167001A JP 2000167001 A JP2000167001 A JP 2000167001A JP 10345740 A JP10345740 A JP 10345740A JP 34574098 A JP34574098 A JP 34574098A JP 2000167001 A JP2000167001 A JP 2000167001A
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JP
Japan
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massage
air cell
user
internal pressure
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JP10345740A
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Nichimu Inada
二千武 稲田
Shuji Kondo
秀志 近藤
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Family Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でマッサージ機に対する使用者の
肩位置や腰位置等の特定部位を自動かつ正確に判別でき
るようにする。 【解決手段】 マッサージ部材23と、伸長によりマッ
サージ部材23を使用者側に進出させると共に収縮によ
りマッサージ部材23を使用者側から後退させるエアセ
ル45とを有するマッサージ駆動部11を備え、マッサ
ージ駆動部11が使用者の人体に沿って移動可能に構成
されたマッサージ機において、エアセル45の内部圧力
を検出する圧力センサ105が設けられ、エアセル45
の伸長によりマッサージ部材23を使用者側に進出させ
た状態でマッサージ駆動部11を使用者の人体に沿って
移動させ、このときのマッサージ駆動部11の移動位置
と圧力センサ105により検出したエアセル45の内部
圧力との関係から、使用者の人体の形状を認識する。ま
た、マッサージ機に対する使用者の人体の特定部位の位
置を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアセルの伸長に
よりマッサージ部材を使用者側に進出させると共に収縮
によりマッサージ部材を使用者側から後退させるマッサ
ージ駆動部を、移動可能に備えたマッサージ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば一般的基本構造として座部と背も
たれ部とを具備するマッサージ機には、背もたれ部の内
部に、揉み玉等のマッサージ部材と、伸長によりマッサ
ージ部材を使用者側に進出させると共に収縮によりマッ
サージ部材を使用者側から後退させるエアセルとを有す
るマッサージ駆動部が設置され、マッサージ駆動部を使
用者の人体に沿って人体の上部すなわち首から下部の腰
あたりまで移動させる構造のものがある。
【0003】この種の従来のマッサージ機では、マッサ
ージ機に対する使用者の肩や腰等の人体の特定部位の位
置を自動的に認識するようには構成されていなかったた
め、例えば自動コースの選択により肩揉みや肩揉みを順
次自動的に行わせる場合には、使用者が自らの座り方を
変えてマッサージ駆動部のマッサージ部材が人体の所望
部位に移動するように調整するか、手動にて操作器を操
作してマッサージ駆動部を移動位置を微調整しなければ
ならなかった。
【0004】また、近年ブームになりつつあるツボ刺激
をする場合においては、人体の肩等の特定部位からツボ
位置をある程度(例えば±1cm位)正確に特定する必
要性があるが、マッサージ機に対する使用者の肩等の人
体の特定部位の位置を自動的に認識することができない
ため、ツボ位置にマッサージ駆動部のマッサージ部材を
正確に合わせることが困難になり、効果的なツボ刺激が
できないという問題もあった。例えば、疲労回復のため
の揉み・叩き・指圧治療を自動的に行う場合には、正確
に「天柱」というツボ位置の揉みと「肺兪」・「膈喩」
というツボ位置を指圧する必要があるが、これらのツボ
位置にマッサージ部材を正確に合わせることができなか
った。
【0005】ところで、予め設定されたプログラムに基
づいてマッサージ部材の動作モードや動作位置、動作時
間等を順次変更しつつマッサージを行っていく自動マッ
サージ機能を持ったマッサージ機であって、背もたれ部
に、モータの回転動力によってマッサージ部材に叩き動
作や揉み動作等をさせる機械式のマッサージ駆動部を備
えた従来のマッサージ機には、マッサージ部材の人体側
への突出量を一定に保ったままマッサージ部材を上下方
向に移動させることで、マッサージ部材が人体から受け
る圧力の上下方向の分布を求め、この圧力分布から肩位
置を判別するようにしたものもある(例えば特開平6−
190012)。
【0006】しかし、この場合の圧力の検出は、マッサ
ージ部材が人体を背面から押圧する際の反力がアーム等
を介してばねを圧縮し、このばねの変位を検出するとい
もので、機械的変位によってマッサージ部材が人体から
受ける圧力を検出するものであり、この方法ではマッサ
ージ部材が人体から受ける微妙な圧力変化を検出するこ
とは困難であり、使用者の肩位置や腰位置を正確に判別
することはできず、この方法をエアセルの伸縮によって
マッサージ部材に叩き動作や揉み動作をさせるようにし
たマッサージ機に適用しても、基準となる肩位置や腰位
置を正確に判別できないため、ツボ位置にマッサージ部
材を正確に合わせるようなことは困難となり、症状にあ
ったツボ位置を順次自動的に指圧させるような場合には
効果的なマッサージができない。
【0007】しかも、機械的変位によってマッサージ部
材が人体から受ける圧力を検出するためには、マッサー
ジ部材が人体を背面から押圧する際の反力を伝達するア
ームやマッサージ部材の反力を受けるばねや該ばねを保
持するばね保持機構等を特別に設ける必要があり、圧力
検出機構が非常に複雑となるという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み、簡単な構成でマッサージ機に対する使用者の肩位
置や腰位置等の特定部位を自動かつ正確に判別できるよ
うにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の技術的手段は、マッサージ部材23と、伸
長によりマッサージ部材23を使用者側に進出させると
共に収縮によりマッサージ部材23を使用者側から後退
させるエアセル45とを有するマッサージ駆動部11を
備え、マッサージ駆動部11が使用者の人体に沿って移
動可能に構成されたマッサージ機において、エアセル4
5の内部圧力を検出する圧力センサ105が設けられ、
エアセル45の伸長によりマッサージ部材23を使用者
側に進出させた状態でマッサージ駆動部11を使用者の
人体に沿って移動させ、このときのマッサージ駆動部1
1の移動位置と圧力センサ105により検出したエアセ
ル45の内部圧力との関係から、使用者の人体の形状を
認識するようにした点にある。
【0010】従って、伸縮動作によりマッサージ部材2
3を出退させるエアセル45は、それにかかる負荷によ
ってその内部圧力を比較的大きく変動させて、負荷の微
妙な変動によってもエアセル45の内部圧力を負荷の変
動に伴って変動させることができる。このため、マッサ
ージ駆動部11の移動位置と圧力センサ105により検
出したエアセル45の内部圧力との関係から、使用者の
人体の形状を自動かつ正確に認識することが可能にな
る。しかも、エアセル45への負荷を検出する負荷検出
手段の構成としてエアセル45の内部圧力を検出する圧
力センサ105を設ければよく、非常に簡単な構成で使
用者の人体の形状を認識することが可能になる。
【0011】本発明の他の技術的手段は、マッサージ部
材23と、伸長によりマッサージ部材23を使用者側に
進出させると共に収縮によりマッサージ部材23を使用
者側から後退させるエアセル45とを有するマッサージ
駆動部11を備え、マッサージ駆動部11が使用者の人
体に沿って移動可能に構成されたマッサージ機におい
て、エアセル45の内部圧力を検出する圧力センサ10
5が設けられ、エアセル45の伸長によりマッサージ部
材23を使用者側に進出させた状態でマッサージ駆動部
11を使用者の人体に沿って移動させ、このときのマッ
サージ駆動部11の移動位置と圧力センサ105により
検出したエアセル45の内部圧力との関係から、マッサ
ージ機に対する使用者の人体の特定部位の位置を判別す
るようにした点にある。
【0012】従って、伸縮動作によりマッサージ部材2
3を出退させるエアセル45は、それにかかる負荷によ
ってその内部圧力を大きく変動させて、負荷の微妙な変
動によってもエアセル45の内部圧力を負荷の変動に伴
って変動させることができる。このため、マッサージ駆
動部11の移動位置と圧力センサ105により検出した
エアセル45の内部圧力との関係から、マッサージ機に
対する使用者の人体の特定部位の位置を自動かつ正確に
判別することができる。しかも、エアセル45への負荷
を検出する負荷検出手段の構成としてエアセル45の内
部圧力を検出する圧力センサ105を設ければよく、非
常に簡単な構成で使用者の人体の特定部位の位置を判別
することが可能になる。
【0013】本発明の他の技術的手段は、マッサージ駆
動部11の移動距離に対するエアセル45の内部圧力の
変化率が変動したときの、マッサージ駆動部11の移動
位置を、マッサージ機に対する使用者の人体の特定部位
の位置と判別する点にある。
【0014】従って、マッサージ駆動部11の移動距離
に対するエアセル45の内部圧力の変化率が変動する位
置を検出することにより、使用者の人体の特定部位の位
置を簡単かつ確実に判別することができる。例えば、図
10に示すように、マッサージ駆動部11が範囲Ls内
を下方移動する間にエアセル45の内部圧力が初期圧力
Poから上昇を開始した位置Sは、エアセル45の内部
圧力の変化率が変動する位置であって人体の肩位置に対
応するため、この位置Sを検出することにより、肩位置
を簡単かつ確実に判別することができる。また、例え
ば、図11に示すように、マッサージ駆動部11の上方
移動が範囲Lcを越えてからエアセル45の内部圧力が
初期値Poに戻った位置Sは、エアセル45の内部圧力
の変化率が変動する位置であって人体の肩位置に対応す
るため、この位置Sを検出することにより、肩位置を簡
単かつ確実に判別することができる。
【0015】本発明の他の技術的手段は、エアセル45
の内部圧力が変動を開始又は終了したときの、マッサー
ジ駆動部11の移動位置を、マッサージ機に対する使用
者の人体の特定部位の位置と判別する点にある。
【0016】従って、エアセル45の内部圧力が変動を
開始又は終了したときの、マッサージ駆動部11の移動
位置を検出することにより、使用者の人体の特定部位の
位置を簡単かつ確実にと判別することができる。例え
ば、図10に示すように、マッサージ駆動部11が範囲
Ls内を下方移動する間にエアセル45の内部圧力が初
期圧力Poから上昇を開始した位置Sは、エアセル45
の内部圧力が変動を開始した位置であって人体の肩位置
に対応するため、この位置Sを検出することにより、肩
位置を簡単かつ確実に判別することができる。また、例
えば、図11に示すように、マッサージ駆動部11の上
方移動が範囲Lcを越えてからエアセル45の内部圧力
が初期値Poに戻った位置Sは、エアセル45の内部圧
力が変動を終了した位置であって人体の肩位置に対応す
るため、この位置Sを検出することにより、肩位置を簡
単かつ確実に判別することができる。
【0017】本発明の他の技術的手段は、エアセル45
の内部圧力が所定範囲内において最低になったときの、
マッサージ駆動部11の移動位置を、マッサージ機に対
する使用者の人体の特定部位の位置と判別する点にあ
る。
【0018】従って、所定範囲内においてエアセル45
の内部圧力が最低になったマッサージ駆動部11の移動
位置を検出することにより、使用者の人体の特定部位の
位置を簡単かつ確実にと判別することができる。例え
ば、図10に示すように、マッサージ駆動部11の下方
移動が範囲Lcを越えてからエアセル45の内部圧力が
最も低くなった位置Wは、人体の腰位置に対応するた
め、この位置Wを検出することにより、腰位置を簡単か
つ確実に判別することができる。また、例えば、図11
に示すように、マッサージ駆動部11が上方移動のロー
リング動作をするとき、エアセル45の内部圧力がしき
い値Pgを越えるまでに、エアセル45の内部圧力が最
も低い値Pwを示した位置Wは、人体の腰位置に対応す
るため、この位置Wを検出することにより、腰位置を簡
単かつ確実に判別することができる。
【0019】本発明の他の技術的手段は、使用者の人体
の特定部位が存在すると考えられる範囲外に前記特定部
位の位置を判別したとき、検出エラーとする点にある。
【0020】従って、圧力センサ105の作動不良や検
出対象の不良等による使用者の人体の特定部位の位置の
誤検出を未然に防止することができる。例えば、図10
に示すように、マッサージ駆動部11が範囲Lsまでを
下方移動する間にエアセル45の内部圧力が初期圧力P
oから上昇しなかった場合、検出エラーとすることによ
り、肩位置の誤検出を未然に防止することができる。ま
た、例えば、図11に示すように、マッサージ駆動部1
1が範囲Lwを上方移動する間にしきい値Pgを越えな
かった場合、検出エラーとすることにより、腰位置の誤
検出を未然に防止することができる。
【0021】本発明の他の技術的手段は、エアセル45
の内部圧力が所定のしきい値を越えていると考えられる
範囲でエアセル45の内部圧力が該しきい値以下になっ
たとき、検出エラーとする点にある。
【0022】従って、圧力センサ105の作動不良や検
出対象の不良等による使用者の人体の特定部位の位置の
誤検出を未然に防止することができる。例えば、図11
に示すように、マッサージ駆動部11が範囲Lcを越え
てから範囲Ls以外の範囲を上方移動する間に、エアセ
ル45の内部圧力がしきい値Pg以下になった場合、検
出エラーとすることにより、使用者がローリング動作の
際に背もたれ部3から人体を浮かせた等の理由から生じ
る肩位置及び腰位置の誤検出を未然に防止することがで
きる。
【0023】本発明の他の技術的手段は、エアセル45
の内部圧力が所定のしきい値よりも下降すると考えられ
る範囲でエアセル45の内部圧力が該しきい値よりも下
降しなかったとき、検出エラーとする点にある。
【0024】従って、圧力センサ105の作動不良や検
出対象の不良等による使用者の人体の特定部位の位置の
誤検出を未然に防止することができる。例えば、図10
に示すように、マッサージ駆動部11により下方移動の
ローリング動作をするとき、範囲Lcを越えてから下限
位置A2に達するまでにエアセル45の内部圧力がしき
い値Pg以下にならなかった場合には、腰位置検出エラ
ーとすることにより、外乱等による腰位置の誤検出を未
然に防止することができる。また、例えば、図11に示
すように、マッサージ駆動部11が範囲Ls内を上方移
動する間にエアセル45の内部圧力がしきい値Pg以下
に下降しなかった場合、腰位置検出エラーとすることに
より、外乱等による腰位置の誤検出を未然に防止するこ
とができる。
【0025】本発明の他の技術的手段は、マッサージ駆
動部11の移動距離に対するエアセル45の内部圧力の
変化率が所定値以上になっているか否かによって、前記
特定部位の位置の判別が誤りか否かを確認するようにし
た点にある。
【0026】従って、圧力センサ105の作動不良や検
出対象の不良等による使用者の人体の特定部位の位置の
誤検出を未然に防止することができる。例えば、図10
に示すように、マッサージ駆動部11が位置Sから範囲
Lまで下方移動する間に、エアセル45の内部圧力がし
きい値Pgを越えなかった場合、肩位置検出エラーとす
ることにより、外乱等による肩位置の誤検出を未然に防
止することができる。また、例えば、図11に示すよう
に、マッサージ駆動部11が範囲Lを上方移動する間に
エアセル45の内部圧力が初期圧力Poに戻らなかった
場合には、肩位置検出エラーとすることにより、外乱等
による肩位置の誤検出を未然に防止することができる。
【0027】本発明の他の技術的手段は、エアセル45
の内部圧力が所定のしきい値以上を所定範囲の間保持し
続けるか否かによって、前記特定部位の位置の判別が誤
りか否かを確認するようにした点にある。
【0028】従って、圧力センサ105の作動不良や検
出対象の不良等による使用者の人体の特定部位の位置の
誤検出を未然に防止することができる。例えば、図10
に示すように、マッサージ駆動部11が範囲Lcを下方
移動する間にエアセル45の内部圧力がしきい値Pg以
上の圧力を保持し続けなかった場合には、肩位置検出エ
ラーとすることにより、外乱等による肩位置の誤検出を
未然に防止することができる。また、例えば、図11に
示すように、マッサージ駆動部11が範囲Lcを上方移
動する間にエアセル45の内部圧力がしきい値Pg以上
の圧力を保持し続けなかった場合には、腰位置検出エラ
ーとすることにより、外乱等による腰位置の誤検出を未
然に防止することができる。
【0029】本発明の他の技術的手段は、マッサージ駆
動部11を使用者の人体に沿って移動させとき、少なく
とも人体の肩位置と腰位置とを判別する点にある。
【0030】従って、人体の形状の変動の著しい肩位置
と腰位置とを判別するための特定部位の位置とすること
により、特定部位の位置をより確実に判別することが可
能になる。
【0031】本発明の他の技術的手段は、マッサージ部
材23と、伸長によりマッサージ部材23を使用者側に
進出させると共に収縮によりマッサージ部材23を使用
者側から後退させるエアセル45とを有するマッサージ
駆動部11を備え、マッサージ駆動部11が使用者の人
体に沿って移動可能に構成されたマッサージ機におい
て、エアセル45への負荷を検出する負荷検出手段が設
けられ、エアセル45の伸長によりマッサージ部材23
を使用者側に進出させた状態でマッサージ駆動部11を
使用者の人体に沿って移動させ、このときのマッサージ
駆動部11の移動位置と負荷検出手段により検出したエ
アセル45への負荷との関係から、使用者の人体の形状
を認識するようにした点にある。
【0032】従って、エアセル45の内部圧力を検出す
る圧力センサ105やエアセルの伸縮長さを検出するポ
テンショメータ108等により負荷検出手段を構成する
ことができ、負荷により比較的大きな変動を受けるうま
くエアセル45を利用してエアセル45にかかる負荷の
変動を精度よく検出して使用者の人体の形状を自動かつ
正確に認識することができる。しかも、エアセル45へ
の負荷を検出する負荷検出手段の構成としてエアセル4
5の内部圧力を検出する圧力センサ105やポテンショ
メータ108等を設ければよく、非常に簡単な構成で使
用者の人体の形状を認識することが可能になる。
【0033】本発明の他の技術的手段は、マッサージ部
材23と、伸長によりマッサージ部材23を使用者側に
進出させると共に収縮によりマッサージ部材23を使用
者側から後退させるエアセル45とを有するマッサージ
駆動部11を備え、マッサージ駆動部11が使用者の人
体に沿って移動可能に構成されたマッサージ機におい
て、エアセル45への負荷を検出する負荷検出手段が設
けられ、エアセル45の伸長によりマッサージ部材23
を使用者側に進出させた状態でマッサージ駆動部11を
使用者の人体に沿って移動させ、このときのマッサージ
駆動部11の移動位置と前記負荷検出手段により検出し
たエアセル45への負荷との関係から、マッサージ機に
対する使用者の人体の特定部位の位置を判別するように
した点にある。
【0034】従って、エアセル45の内部圧力を検出す
る圧力センサ105やエアセルの伸縮長さを検出するポ
テンショメータ108等により負荷検出手段を構成する
ことができ、負荷により比較的大きな変動を受けるうま
くエアセル45を利用してエアセル45にかかる負荷の
変動を精度よく検出して使用者の人体の人体の特定部位
の位置を自動かつ正確に判別することができる。しか
も、エアセル45への負荷を検出する負荷検出手段の構
成としてエアセル45の内部圧力を検出する圧力センサ
105やポテンショメータ108等を設ければよく、非
常に簡単な構成で使用者の人体の特定部位の位置を判別
することが可能になる。
【0035】本発明の他の技術的手段は、前記エアセル
45に連通する検出用エアセル109を設け、前記負荷
検出手段を、エアセル45又は検出用エアセル109の
伸縮長さを検出するポテンショメータ108により構成
した点にある。
【0036】従って、ポテンショメータ108によりエ
アセル45への負荷の変動を精度よく検出して、マッサ
ージ駆動部11の移動位置とポテンショメータ108に
よりにより検出したエアセル45への負荷との関係か
ら、使用者の人体の形状や人体の特定部位の位置を自動
かつ正確に認識乃至判別することが可能になる。しか
も、エアセル45への負荷を検出する負荷検出手段の構
成として検出用エアセル109とポテンショメータ10
8とを設ければよく、非常に簡単な構成で済む。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0038】図1〜図7において、マッサージ機1は、
背もたれ部3と座部5とを有する椅子型の装置本体7を
備えた椅子型マッサージ機である。前記背もたれ部3内
には、移動駆動部9により上下方向へ移動可能に設けら
れたマッサージ駆動部11を備えている。
【0039】前記移動駆動部9は、背もたれ部3の高さ
方向に沿って設けられた縦送りねじ軸13と、この縦送
りねじ軸13をその軸心廻りに正・逆回転可能にする減
速機付き電動機よりなる原動部14とを有している。縦
送りねじ軸13は、マッサージ駆動部11の後部に設け
られたナット部15へ上下貫通状に螺合されている。
【0040】この移動駆動部9により、マッサージ駆動
部11は、背もたれ部3内で使用者の首側又は腰側へ昇
降移動(直線移動)し、任意の位置で停止可能である。
【0041】前記マッサージ駆動部11は、駆動部ベー
ス17の上側に設けられた上側駆動部19と、駆動部ベ
ース17の下側に設けられた下側駆動部21とを有して
いる。上側駆動部19は、マッサージ部材23(以下、
上側マッサージ部材という)を備え、この上側マッサー
ジ部材23をマッサージ動作させる。下側駆動部21
も、マッサージ部材25(以下、下側マッサージ部材と
いう)を備え、このマッサージ部材25をマッサージ動
作させる。
【0042】さらにマッサージ駆動部11は、上側駆動
部19自体を使用者側へ移動させる上側補助駆動部27
と、下側マッサージ部材25に叩きマッサージ動作をさ
せる叩き駆動部29とを備えている。
【0043】前記駆動部ベース17は、底板17aと、
その左右両側縁から立設した左右側壁17bとから構成
され、この駆動部ベース17に前記各駆動部19,2
1,27,29が配置されている。
【0044】前記上側駆動部19は、上側エアセルベー
ス31上に設けられた左右一対のエアセル33L,33
Rと、各エアセル33L,33Rの伸縮によって揺動す
る左右一対の揺動板(揺動部材)35L,35Rとを有
している。
【0045】前記上側マッサージ部材23は、左右一対
のマッサージヘッド23L,23R(以下、上左側マッ
サージヘッド23L、上右側マッサージヘッド23Rと
いう)とからなり、左側の揺動板35L上にアーム36
を介して上左側マッサージヘッド23Lが、右側の揺動
板35R上にアーム36を介して上右側マッサージヘッ
ド23Rが設けられている。
【0046】前記エアセル33L,33Rは、側壁が蛇
腹状の円筒形状であり、図示しない空気供給源から圧縮
空気が供給されると使用者側に伸長し、排気されると収
縮して元に戻るものであり、図示しない給排気切換弁に
よって、任意のエアセルが個々又は同時に動作可能とさ
れている(後述する他のエアセルについても同様であ
る)。
【0047】前記揺動板35L,35Rは、それぞれ左
右の揺動軸37L,37R廻りに揺動自在とされてお
り、これらの揺動軸37L,37Rは、長手方向両端が
上側エアセルベース31に設けられた支持部39によっ
て支持されている。また、各揺動軸37には、揺動板3
5L,35Rを上側エアセルベース31側に付勢するバ
ネ41が嵌められている。
【0048】なお、揺動板35L,35Rの裏側には、
揺動板35L,35Rとエアセル33L,33Rとの位
置決めのためのキャップ42がそれぞれ取り付けられて
いる。
【0049】図2に示すように、左側の揺動軸37Lは
軸心が右上方向きに配置され、右側の揺動軸37Rは、
軸心が左上方向きに配置されている。したがって、左側
のエアセル33Lが伸長した場合、上左側マッサージヘ
ッド23Lは、右下方を指向しながら使用者側へ進出す
る。また、右側のエアセル33Rが伸長した場合、上右
側マッサージヘッド23Rは、左下方を指向しながら使
用者側へ進出する。
【0050】前記上側エアセルベース31は、その左右
両側に設けられたリンク43を介して駆動部ベース17
の左右側壁17bに取り付けられている。これらのリン
ク43は左右方向の軸43a廻りに回動自在に前記左右
側壁17bに取り付けられ、上側エアセルベース31は
使用者側に進出するような揺動が可能である。
【0051】前記上側補助駆動部27は、左右一対の蛇
腹状エアセル45L,45Rから構成されている。これ
らのエアセル45L,45Rは、上側エアセルベース3
1と駆動部ベース17の間に配置されている。なお、上
側エアセルベース31の裏側には、エアセル45L,4
5Rの位置決め用キャップ47が設けられている。
【0052】エアセル45L,45Rが伸長すると、上
側駆動部19は、図3に示す状態から図4に示す状態と
なる。すなわち、上側マッサージ部材23は、やや下方
を指向しつつ使用者側へ進出する。また、エアセル45
L,45Rが収縮すると上側マッサージ部材23は後退
し、図3の状態に戻る。
【0053】前記下側駆動部21は、左右一対の下側エ
アセルベース49L,49R上にそれぞれ設けられた蛇
腹状のエアセル51L,51Rと、各エアセル51L,
51Rの伸縮によって揺動する左右一対の揺動板(揺動
部材)53L,53Rとを有している。
【0054】前記下側マッサージ部材25は、左右一対
のマッサージヘッド25L,25R(以下、下左側マッ
サージヘッド25L、下右側マッサージヘッド25Rと
いう)とからなり、左側の揺動板53L上にアーム55
を介して下左側マッサージヘッド25Lが、右側の揺動
板53R上にアーム55を介して下右側マッサージヘッ
ド25Rが設けられている。
【0055】前記揺動板53L,53Rは、それぞれ左
右の揺動軸57L,57R廻りに揺動自在とされてお
り、これらの揺動軸57は、長手方向両端が下側エアセ
ルベース49に設けられた支持部59によって支持され
ている。また、揺動軸57には、揺動板53を下側エア
セルベース49側に付勢するバネ61が嵌められてい
る。
【0056】なお、揺動板53L,53Rの裏側には、
揺動板53L,53Rとエアセル51L,51Rとの位
置決めのためのキャップ63がそれぞれ取り付けられて
いる。
【0057】前記揺動軸57L,57Rの軸心は左右方
向に向けられている。したがって、左側のエアセル51
Lが伸長した場合、下左側マッサージヘッド25Lは上
方(真上)を指向しながら使用者側へ進出する。また、
同様に、右側のエアセル51Rが伸長した場合には、下
右側マッサージヘッド25Rが上方(真上)を指向しな
がら使用者側へ進出する。
【0058】前記下側エアセルベース49L,49R
は、それらの左右外側に設けられたリンク65L,65
Rを介してそれぞれ駆動ベース17上の保持部67L,
67Rに取り付けられている。これらのリンク65L,
65Rは、左右方向に向いた軸67a廻りにそれぞれ回
動自在に保持部67L,67Rに設けられている。
【0059】前記叩き駆動部29は、これらの各リンク
65L,65Rを交互に素早く使用者側へ進退出動作さ
せることにより、下側マッサージ部材25に叩き動作を
させるものである。
【0060】この叩き駆動部29は、図5にも示すよう
に、駆動モータ69と、各リンク65L,65Rの貫通
孔70を貫通する叩き軸71とを備えている。叩き軸7
1は、無端ベルト73を介してモータ69により左右方
向の軸心廻りに回転駆動される。なお、前記保持部67
L,67Rには、叩き軸71の長手方向両端をベアリン
グ74を介して保持する軸受け75L,75Rが設けら
れている。この軸受け75L,75Rは、保持部67
L,67Rに対して左右方向の軸67a廻りに回動自在
に設けられている。なお、保持部67L,67Rと軸受
け75L,75Rの間には、軸受け75L,75Rを駆
動ベース17側(使用者側とは反対側)に付勢するバネ
77が介在されている。
【0061】叩き軸71の貫通孔70を貫通する部分に
は、叩き軸71の軸心に対して偏心したカム79L,7
9Rが外嵌して固定されている。これらのカム79L,
79Rは、貫通孔70に嵌合されたベアリング81L,
81Rによって回動自在に保持されている。各カム79
L,79Rは異なる方向に偏心して取り付けられてお
り、叩き軸71が回転すると、左右のリンク65L,6
5Rは、交互に使用者側への進出・退出を素早く繰り返
す。したがって、下左側マッサージヘッド25Lと下右
側マッサージヘッド25Rは、交互に使用者側へ進出・
退出を繰り返す。すなわち、叩き動作が行われる。
【0062】このように、下側マッサージ部材25で
は、エアセル51L,51Rの伸縮による押圧作用と、
叩き軸71の回転による叩き作用を発揮することができ
る。また、マッサージ部材と患部の間に距離がある場合
(例えば腰をマッサージする場合)、エアセル51を伸
長させて下側マッサージ部材25を患部に当接させた状
態で叩きを行うと、効果的な叩きを行うことができる。
さらに、叩き動力がエアセル51L,51Rを介して下
側マッサージ部材25に伝達されるので、エアセル51
L,51Rがクッションの役割を果たして、ソフトな叩
きを行うことができる。
【0063】以下、上左側マッサージヘッド23L,上
右側マッサージヘッド23R,下左側マッサージヘッド
25L,下右側マッサージヘッド25Rの動作パターン
(1)〜(16)を、図7に基づいて説明する。
【0064】(1)エアセル33Lのみが伸長すると、
上左側マッサージヘッド23Lが矢印A方向へ押圧をす
る。エアセル33Lが収縮すると、上左側マッサージヘ
ッド23Lは矢印Aの逆方向に同一軌道で復帰する。
【0065】(2)エアセル33Rのみが伸長すると、
上右側マッサージヘッド23Rが矢印B方向へ押圧をす
る。エアセル33Rが収縮すると、上右側マッサージヘ
ッド23Rは矢印Bの逆方向に同一軌道で復帰する。
【0066】図7(b)に示すように、矢印A,Bで示
す左右の上側マッサージヘッド23L,23Rの軌道
は、使用者P側に前進しつつ下方に向かうので、肩を上
方から押圧するのに適している。
【0067】(3)エアセル51Lのみが伸長すると、
下左側マッサージヘッド25Lは矢印C方向へ押圧をす
る。エアセル51Lが収縮すると、下左側マッサージヘ
ッド25Lは矢印Cの逆方向に同一軌道で復帰する。
【0068】(4)エアセル51Rのみが伸長すると、
下右側マッサージヘッド25Rは矢印D方向へ押圧をす
る。エアセル51Rが収縮すると、下右側マッサージヘ
ッド25Rは矢印Dの逆方向に同一軌道で復帰する。
【0069】図7(b)に示すように、矢印C,Dで示
す左右の下側マッサージヘッド25L,25Rの軌道
は、使用者Pに前進しつつ上方に向かうので、腰などを
押し上げるように押圧するのに適している。4(5)エ
アセル33L及びエアセル33Rが動作すると、左右の
上側マッサージヘッド23L,23Rが矢印A,Bの方
向に動作して揉みが行われる。この揉みは、上方からの
押圧作用の他、左右方向への揉み作用もあるので、首や
肩に対する揉みに好適である。また、マッサージヘッド
23L,23Rの挟圧力が小さいので使用者への負担も
少ない。
【0070】(6)エアセル51L及びエアセル51R
が動作すると、左右の下側マッサージヘッド25L,2
5Rが同時に押し上げ押圧を行う。
【0071】(7)エアセル33L及びエアセル51R
が動作すると、上左側マッサージヘッド23Lと下右側
マッサージヘッド25Rが矢印A,D方向に動作し、斜
め方向に体をねじるような揉み(以下、「ねじり揉み」
という)が行われる。
【0072】(8)エアセル33R及びエアセル51L
が動作すると、上右側マッサージヘッド23Rと下左側
マッサージヘッド25Lが矢印B,C方向に動作し、
(7)とは異なった方向へのねじり揉みが行われる。
【0073】(9)エアセル33L及びエアセル51L
が動作すると、上左側マッサージヘッド23Lと下左側
マッサージヘッド25Lが矢印A,C方向に動作し、上
下方向の揉み(以下「縦揉み」という)が行われる。
【0074】(10)エアセル33R及びエアセル51
Rが動作すると、上右側マッサージヘッド23Rと下右
側マッサージヘッド25Rが矢印B,D方向に動作し、
(9)と同様に縦揉みが行われる。
【0075】(11)エアセル33L,33R及びエア
セル51L,51Rが動作すると、左右で縦揉みが行わ
れる。このような縦揉みは、肩に対して行う場合、人の
手によるマッサージに近く、効果的なマッサージとな
る。また、上側マッサージヘッド23L,23Rが下側
マッサージヘッド25L,25Rより使用者P側に突出
した状態で配置されているので、上下のマッサージヘッ
ドが図7(b)に示すように肩付近の身体のラインに沿
って身体に当接することができる。
【0076】さらに、上左側マッサージヘッド23Lと
上右側マッサージヘッド23Rとの左右間隔は、下左側
マッサージヘッド25Lと下右側マッサージヘッド25
Rとの左右間隔より広くされているので、左右の上側マ
ッサージヘッド23L,23Rが使用者P側に進出した
ときに、左右の下側マッサージヘッド25L,25Rに
近づくように動作し、患部を掴むような動作が得られ
る。
【0077】(12)エアセル45L,45Rが動作す
ると、上左側マッサージヘッド23Lと上右側マッサー
ジヘッド23Rが矢印E方向に押圧をする。この動作
は、(1)、(2)及び(5)(矢印A,Bの動作)の
ように、左右方向への指向がなく、下方への指向も緩や
かであるので、(1)、(2)及び(5)とは異なった
押圧感が得られる。
【0078】(13)エアセル45L,45R伸長させ
て、左右の上側マッサージヘッド23L,23Rを使用
者Pに進出させた後、エアセル33L,33Rを動作さ
せながらエアセル45L,45Rを収縮させると、左右
の上側マッサージヘッド23L、23Rは患部を後方に
引っ張りながら揉む、いわゆる「曳き揉み」が行われ
る。このように上側マッサージ部材23に三次元的な動
きをさせることによって、人の手によるマッサージに近
い感触が得られる。
【0079】(14)エアセル45L,45Rを動作さ
せると共に、(1)〜(11)までの動作を組み合わせ
ることにより、多様なマッサージ動作が得られる。
【0080】(15)モータ69を回転させると、左右
の下側マッサージヘッド25L,25Rによって叩き動
作が行われる。
【0081】(16)モータ69を回転させると共に、
(1)〜(14)の動作を組み合わせることにより、多
様なマッサージ動作が得られる。
【0082】次に、マッサージ機1の制御系の構成を説
明する。図8に示すように、コンプレッサ、ポンプ等の
空気供給源101から電磁バルブ102を介して圧縮空
気を前記エアセル45に供給するための空気配管部10
3に、エアセル45の内部圧力を検出するための圧力セ
ンサ105が接続されている。この圧力センサ105に
よりエアセル45の内部圧力を検出し、ここで検出した
空気圧を電気信号に変換して、マイコン等で構成した図
示省略の制御部に入力するようになっている。なお、前
記圧力センサ105は、左右のエアセル45L,45R
に対応して夫々左右一対ずつ設けるようにしてもよい
し、左右のエアセル45L,45Rのいずれか一方のみ
に対応して1個設けるようにしてもよい。
【0083】また、図8に示すように、前記マッサージ
駆動部11が上下移動する上限位置A1に上限リミット
スイッチS1が設けられると共に、下限位置A2に下限
リミットスイッチS2が設けられており、マッサージ駆
動部11は、この上限位置A1と下限位置A2との間を
上下移動するように図示省略の制御部により制御され
る。また、マッサージ駆動部11の上下方向の移動位置
を、移動駆動部9の回転数等によって検出して前記制御
部に入力するように構成されている。
【0084】マイコン等で構成された前記制御部は、自
動コースのプログラム手順に従って原動部14及びモー
タ69を制御すると共に、空気を給排するためのバルブ
等を介して、エアセル33L,33R、エアセル45
L,45R及びエアセル51L,51Rを夫々別個に伸
縮制御するようになっている。
【0085】そして、制御部は、自動コースを選択した
とき使用者の人体形状を認識するための初期動作とし
て、エアセル45L,45Rの伸長によりマッサージ部
材23を使用者側に進出させた状態でマッサージ駆動部
11を使用者の人体に沿って2回上下に往復移動させ
(マッサージ駆動部11によりローリング動作を往復2
回行い)、このときのマッサージ駆動部11の移動位置
と、圧力センサ105により検出したエアセル45の内
部圧力との関係から、使用者の人体の形状を認識すると
共に、マッサージ機1に対する使用者の人体の特定部位
である肩位置と腰位置とを判別するように構成されてい
る。
【0086】即ち、自動コースの選択によって、初めに
使用者の人体形状を特定するための初期動作として約8
000Pa(0.008MPa)の圧力にエアセル45
L,45Rの内部圧力を設定し、これによって図8に示
すようにエアセル45L,45Rを伸長させ、上側マッ
サージ部材23を使用者側に進出させた状態にして、電
磁バルブ102を閉じておき、この状態でマッサージ駆
動部11を使用者の人体に沿って前記上限位置A1と下
限位置A2との間を上下移動させて、マッサージ駆動部
11によりローリング動作をする。このときのマッサー
ジ駆動部11の移動位置と、圧力センサ105によって
検出したエアセル45の内部圧力との変化状況を制御部
のメモリに書き込む。これにより、マッサージ駆動部1
1の移動位置と圧力センサ105により検出したエアセ
ル45の内部圧力との関係から、使用者の人体の形状を
認識するように構成されている。また、マッサージ駆動
部11の移動位置と検出したエアセル45の内部圧力と
の関係から、移動位置に対するエアーセルの内部圧力の
変化率を算出して制御部のメモリに書き込むようにして
いる。
【0087】ここで、ローリング動作とは、人体の背中
に背骨に沿って約70mmの間隔で存在する経絡という
経穴、即ちツボが並んでいる縦方向の直線部分をマッサ
ージ部材23で刺激する効果的なマッサージ行為であ
る。従って、通常揉み・叩き等の前に先立って行うとよ
いとされるマッサージ行為をいう。
【0088】また、圧力検出の正確さを高めるためやロ
ーリング動作の効果からローリング動作を2回ほど往復
して終了するものである。
【0089】こうして得られるマッサージ駆動部11の
移動位置に対する圧力データは、図8、図10及び図1
1に示すようなものになる。
【0090】なお、上記エアセル45に負荷を与えるこ
とでエアセル45の内部圧力の変化を得るという考え方
は次の通りである。
【0091】即ち、図9に示すように、エアセル45に
人体負荷が作用した場合、エアセル45の内部圧力P
(パスカル)で、エアセル45の断面積Am2 エアセル
45をXmだけ圧縮したときの力の釣り合い式は次のよ
うになる。
【0092】即ち、 従って、V=一定としてPを求める式として上式を変化
させると、P=W/V (Pa,N/m2 )で与えら
れる。
【0093】この圧力変化を圧力センサ105で電気信
号に変換するのである。
【0094】図10において、Po、Pg、L、Lc、
Ls、Lwは、マッサージ駆動部11が下方移動のロー
リング動作をするときに肩位置及び腰位置を判別するた
めに予め設定した定数である。Poはエアセル45の初
期圧力で、前述の如く約8000Pa(0.008MP
a)に設定されている。Pgはエアセル45の内部圧力
のしきい値である。Lは位置Sが肩位置であることを確
認するための範囲で、エアセル45の内部圧力が初期圧
力Poより上昇を開始した位置Sから下方へ所定距離離
れた範囲に設定されている。Lcは外乱による肩位置の
誤検出を除くための範囲で、前記範囲Lの下端から下方
へ所定距離離れた範囲に設定されている。Lsは通常肩
が存在すると考えられる範囲で、上限位置A1から下方
へ所定距離離れた範囲に設定されている。範囲Lwは通
常腰が存在すると考えられる範囲で、下限位置A2から
上方へ所定距離離れた範囲に設定されている。
【0095】そして、図10に示すようにマッサージ駆
動部11が上限位置A1から下限位置A2に移動する下
方移動のローリング動作のときに、前記制御部は次のよ
うにして肩位置及び腰位置を判別するように構成されて
いる。
【0096】即ち、マッサージ駆動部11が範囲Ls内
を下方移動する間にエアセル45の内部圧力が初期圧力
Poから上昇を開始した位置Sを肩位置と判別する。ま
た、マッサージ駆動部11の下方移動が範囲Lcを越え
てからエアセル45の内部圧力が最も低くなった位置W
を腰位置と判別する。
【0097】ただし、マッサージ駆動部11が範囲L
sを下方移動する間に、エアセル45の内部圧力が初期
圧力Poから上昇しなかった場合、マッサージ駆動部
11が位置Sから範囲Lまで下方移動する間に、エアセ
ル45の内部圧力がしきい値Pgを越えなかった場合、
マッサージ駆動部11が範囲Lcを下方移動する間に
エアセル45の内部圧力がしきい値Pg以上の圧力を保
持し続けなかった場合には、肩位置検出エラーとする。
【0098】また、肩位置を検出できなかった場合、
範囲Lcを越えてから下限位置A2に達するまでにエ
アセル45の内部圧力がしきい値Pg以下にならなかっ
た場合には、腰位置検出エラーとする。
【0099】図11において、Po、Pg、L、Lc、
Ls、Lwは、マッサージ駆動部11が上方移動のロー
リング動作するときの肩位置及び腰位置を判別するため
に予め設定した定数である。Poはエアセル45の初期
圧力で、前述の如く約8000Pa(0.008MP
a)に設定されている。Pgはエアセル45の内部圧力
のしきい値である。Lは位置Sが肩位置であるあること
を確認するための範囲で、エアセル45の内部圧力がし
きい値Pgに下降した位置から上方に所定距離離れた範
囲に設定されている。Lcは外乱による腰位置の誤検出
を除くための範囲で、エアセル45の内部圧力がしきい
値Pgまで上昇した位置から上方へ所定距離離れた範囲
に設定されている。Lsは通常肩が存在すると考えられ
る範囲で、上限位置A1から上方へ所定距離離れた範囲
に設定されている。範囲Lwは通常肩が存在すると考え
られる範囲で、下限位置A2から下方へ所定距離離れた
範囲に設定されている。
【0100】そして、図11に示すようにマッサージ駆
動部11が下限位置A2から上限位置A1に移動する上
方移動のローリング動作のときに、前記制御部は次のよ
うにして肩位置及び腰位置を判別するように構成されて
いる。
【0101】即ち、エアセル45の内部圧力がしきい値
Pgを越えるまでに、エアセル45の内部圧力が最も低
い値Pwを示した位置Wを腰位置と判別する。また、マ
ッサージ駆動部11の上方移動が範囲Lcを越えてから
エアセル45の内部圧力が初期値Poに戻った位置Sを
肩位置と判別する。
【0102】ただし、マッサージ駆動部11が範囲L
wを上方移動する間にしきい値Pgを越えなかった場
合、マッサージ駆動部11が範囲Lcを上方移動する
間にエアセル45の内部圧力がしきい値Pg以上の圧力
を保持し続けなかった場合には、腰位置検出エラーとす
る。
【0103】また、腰位置を検出できなかった場合、
マッサージ駆動部11が範囲Lcを越えてから範囲L
s以外の範囲を上方移動する間に、エアセル45の内部
圧力がしきい値Pg以下になった場合、マッサージ駆
動部11が範囲Ls内を上方移動する間にエアセル45
の内部圧力がしきい値Pg以下に下降しなかった場合、
マッサージ駆動部11が範囲Lを上方移動する間にエ
アセル45の内部圧力が初期圧力Poに戻らなかった場
合には、肩位置検出エラーと判別する。
【0104】なお、図10及び図11における範囲L、
範囲Lc、範囲Ls、範囲Lwの各長さは、下方移動の
ローリング動作と上方移動のローリング動作とで互いに
同一の長さに設定してもよいし、互いに異なる長さに設
定してもよく、下方移動のローリング動作及び上方移動
のローリング動作にそれぞれ適合する長さに設定すれば
よい。
【0105】次に、図12に示すフローチャートを参照
してローリング動作の基幹動作を説明する。
【0106】操作部の操作によって自動コースを選択し
たとき、ステップ1でエアセル33L,33R、エアセ
ル45L,45R、エアセル51L,51Rの全てを排
気する。
【0107】ステップ2で、上限リミットスイッチS1
がオンしているか否かを判別する。上限リミットスイッ
チS1がオンしていなければ、ステップ3に進み、ステ
ップ3でマッサージ駆動部11を上方移動させる。これ
によって、マッサージ駆動部11を上限位置A1まで移
動して、ローリング動作を開始する位置にマッサージ駆
動部11を待機させる。
【0108】マッサージ駆動部11が上限位置A1に達
して、上限リミットスイッチS1がオンすると、ステッ
プ2からステップ4に進み、ステップ4で、エアセル4
5の内部圧力が初期圧力Poになったか否かを判別す
る。初期圧力Poになっていなければ、ステップ5でポ
ンプ等の空気供給源101を作動させ、電磁バルブ10
2等を介してエアセル45に空気を供給する。ステップ
4で、エアセル45の内部圧力が初期圧力Poになれ
ば、ステップ6で電磁バルブ102を閉じて、ステップ
7に進む。
【0109】ステップ7で、図13及び図14に示すよ
うに、上限位置A1から下限位置A2に移動する下方移
動のローリング動作をして、肩位置及び腰位置を判別す
る。ステップ8で、図15及び図16に示すように、下
限位置A2から上限位置A1に移動する上方移動の動作
をして、肩位置及び腰位置を判別し、ステップ9に進
む。
【0110】ステップ9で、ローリング動作を2往復し
たか否かを判別し、ローリング動作を2往復していなけ
れば、ステップ4に戻る。従って、ローリング動作が2
往復行われて、肩位置及び腰位置の判別が4回行われ
る。
【0111】ステップ9でローリング動作を2往復して
いると判別すれば、ステップ10に進みステップ7及び
ステップ8のローリング動作によって判別した4回の肩
位置及び腰位置の組合せから、肩位置及び腰位置を決定
する。例えば、検出エラーなく有効に判別した肩位置の
平均値及び腰位置の平均値により、肩位置及び腰位置を
決定する。
【0112】なお、肩位置及び腰位置を決定した後は、
判別した肩位置及び腰位置に基づいてマッサージ駆動部
11を移動して使用者の所望位置のマッサージを行う。
例えば、マッサージ動作のポイントとして例えば肩を揉
みたい場合には、判別した肩位置までマッサージ駆動部
11を移動させてマッサージ動作を行う。また、制御部
の制御によって自動コースのプログラム手順に従ってマ
ッサージ動作を実行するときには、判別した肩位置及び
腰位置に基づいてマッサージ駆動部11を人体形状検出
データから得られた所望位置まで順次移動させてマッサ
ージ動作をプログラム手順に従って行うことになる。
【0113】次に、図10に示すグラフと図13及び図
14に示すフローチャートとを参照しながら上限位置A
1から下限位置A2へのローリング動作を説明する。
【0114】ステップ11でマッサージ駆動部11の下
方移動を開始する。ステップ12でエアセル45の内部
圧力が上昇したか否かを判別し、エアセル45の内部圧
力が上昇しなければ、ステップ12に戻る。エアセル4
5の内部圧力が上昇すれば、ステップ13に進む。従っ
て、エアセル45の内部圧力が初期圧力Poから上昇す
るまでステップ12の判別を繰り返す。
【0115】ステップ13で、エアセル45の内部圧力
が上昇した位置Sが範囲Ls内か否かを判別する。位置
Sが範囲Ls内でなければ、ステップ21に進んで肩位
置検出エラーとし、上昇位置Sが範囲Ls内にあればス
テップ14に進み、ステップ14で圧力上昇位置Sを肩
位置として記録して、ステップ15に進む。従って、範
囲Ls内に圧力上昇位置Sがあるときのみ、位置Sを肩
位置と判別し、その他の場合は肩位置検出エラーとな
る。
【0116】ステップ15で、マッサージ駆動部11が
位置Sから範囲Lを進むまでの間に、エアセル45の内
部圧力がしきい値Pgを越えたか否かを判別し続け、エ
アセル45の内部圧力がしきい値Pgを越えなければ、
ステップ21に進んで肩位置検出エラーとし、エアセル
45の内部圧力がしきい値Pgを越えればステップ16
に進む。
【0117】従って、位置Sからマッサージ駆動部11
の移動距離に対するエアセル45の内部圧力の上昇率が
所定値以上あればれば、肩位置検出エラーとはならない
が、使用者の座り方が悪かったり、使用者がローリング
動作中に背中を浮かしたり、或いは圧力センサ45の誤
動作等に理由からエアセル45の内部圧力の上昇率が所
定値以上でなくなると、肩位置検出エラーとなる。
【0118】ステップ16で、マッサージ駆動部11が
範囲Lcを下方移動する間に、エアセル45の内部圧力
がしきい値Pg以上の圧力を保持し続けるか否かを判別
する。しきい値Pg以上の圧力を範囲Lcの間に保持し
続けていなければ、ステップ21に進んで肩位置検出エ
ラーとし、しきい値Pg以上の圧力を範囲Lcの間に保
持し続けていればステップ17に進む。
【0119】従って、しきい値Pg以上の圧力を範囲L
cの間に保持し続けていれば、肩位置検出エラーとはな
らないが、使用者の座り方が悪かったり、ローリング動
作中に背中を浮かしたりした等の理由から、使用者の人
体の肩位置に近い背中部分でエアセル45の内部圧力が
しきい値Pg以下になるようなことがあると、人体の肩
位置を正確に判別できなくなるため、肩位置検出エラー
となる。
【0120】一方、ステップ13でエアセル45の内部
圧力の上昇位置Sが範囲Ls内にないと判別した場合、
ステップ15で圧力上昇位置Sから範囲L以内にエアセ
ル45の内部圧力がしきい値Pgを越えなかったと判別
した場合、ステップ16でしきい値Pg以上の圧力を範
囲Lcの間保持していなかったと判別した場合、ステッ
プ13、ステップ15又はステップ16からステップ2
1に進み、ステップ21で肩位置検出エラーとしてステ
ップ22に進む。
【0121】そして、ステップ22で、下限リミットス
イッチS2がオンしたか否かを判別し、下限リミットス
イッチS2がオンしなければステップ22に戻り、下限
リミットスイッチS2がオンすれば、ステップ24に進
み、マッサージ駆動部11の下方移動を停止し、ステッ
プ25で腰位置検出エラーとし、ステップ26で、図示
省略の表示部に検出エラーを表示するエラー処理を行
う。
【0122】従って、マッサージ駆動部11が範囲Ls
を下降移動する間にエアセル45の内部圧力が初期圧力
Poから上昇しなかった場合、マッサージ駆動部11が
位置Sから範囲Lまで下降移動する間に、エアセル45
の内部圧力がしきい値Pgを越えなかった場合、マッサ
ージ駆動部11が範囲Lcを下降移動する間にエアセル
45の内部圧力がしきい値Pg以上の圧力を保持し続け
なかった場合には、肩位置検出エラーとなると共に、腰
位置検出エラーとなる。
【0123】ステップ17で、マッサージ駆動部11が
範囲Lcの下端から下限位置A2に向けて下方移動する
ときに、エアセル45の内部圧力がしきい値Pg以下に
下降したか否かを判別する。エアセル45の内部圧力が
しきい値Pg以下に下降しなければ、ステップ23に進
み、ステップ23で下限リミットスイッチS2がオンし
たか否かを判別し、下限リミットスイッチS2がオンし
なければステップ17に戻る。
【0124】従って、マッサージ駆動部11が範囲Lc
の下端から下限位置A2に達する間に、エアセル45の
内部圧力がしきい値Pg以下に下降するまで、ステップ
17及びステップ23のルートで判別を繰り返す。
【0125】ステップ17で、エアセル45の内部圧力
がしきい値Pg以下に下降したと判別すれば、ステップ
18に進み、ステップ18でエアセル45の内部圧力が
最低値となった位置Wを腰位置として記録し、ステップ
19に進み、ステップ19で、下限リミットスイッチS
2がオンしたか否かを判別し、下限リミットスイッチS
2がオンしなければステップ18に戻る。
【0126】従って、肩位置を判別した場合であって、
マッサージ駆動部11が範囲Lcを越えてから下限位置
A2に達するまでにエアセル45の内部圧力がしきい値
Pg以下になった場合に、内部圧力が最低値となった位
置Wを腰位置として判別する。
【0127】ステップ19で、下限リミットスイッチS
2がオンしたことを判別すれば、ステップ20に進み、
ステップ20でマッサージ駆動部11の下降を停止す
る。従って、肩位置及び腰位置を有効に判別した場合、
マッサージ駆動部11は下限位置A2で下方移動して停
止する。
【0128】また、ステップ23で下限リミットスイッ
チS2がオンしたと判別すれば、ステップ24でマッサ
ージ駆動部11の下方移動を停止し、ステップ25で肩
位置検出エラーとし、ステップ26で、図示省略の表示
部に検出エラーを表示するエラー処理を行う。
【0129】従って、肩位置を判別した場合であって
も、マッサージ駆動部11が範囲Lcを越えてから下限
位置A2に達するまでにエアセル45の内部圧力がしき
い値Pg以下にならなかった場合には、腰位置検出エラ
ーとなる。
【0130】次に、図11に示すグラフと図15及び図
16に示すフローチャートとを参照しながら下限位置A
2から上限位置A1へのローリング動作を説明する。
【0131】ステップ31でマッサージ駆動部11の上
方移動を開始する。ステップ32でエアセル45の内部
圧力が最低となった位置Wを腰位置として記録し、ステ
ップ33で、エアセル45の内部圧力がしきい値Pgを
越えたか否かを判別し、しきい値Pgを越えなければ、
ステップ31に戻り、しきい値Pgを越えれば、ステッ
プ34に進む。
【0132】従って、マッサージ駆動部11が上方移動
を開始してからエアセル45の内部圧力がしきい値Pg
を越えるまでの間で、エアセル45の内部圧力が最低と
なった位置Wを腰位置として判別する。
【0133】ステップ34で、マッサージ駆動部11が
下限位置A2から範囲Lwを上方移動する間に、エアセ
ル45の内部圧力がしきい値Pgを越えた否かを判別
し、範囲Lwを上方移動する間にしきい値Pgを越えな
ければ、ステップ43に進み、腰位置検出エラーとす
る。範囲Lwを上方移動する間にしきい値Pgを越えれ
ば、ステップ35に進む。
【0134】従って、マッサージ駆動部11が下限位置
A2から範囲Lwを上方移動する間にしきい値Pgを越
えれば、腰位置検出エラーとはならないが、使用者の座
り方が悪かったり、使用者がローリング動作中に背中を
浮かしたり、或いは圧力センサ45の誤動作等に理由か
ら、マッサージ駆動部11が下限位置A2から範囲Lw
を上方移動する間にしきい値Pgを越えなかった場合に
は、腰位置検出エラーとなる。
【0135】ステップ35で、マッサージ駆動部11が
範囲Lcを上方移動する間に、エアセル45の内部圧力
がしきい値Pg以上の圧力を保持し続けているか否かを
判別し、エアセル45の内部圧力がしきい値Pg以上の
圧力を保持し続けなければ、ステップ43に進み、腰位
置検出エラーとする。エアセル45の内部圧力がしきい
値Pg以上の圧力を保持し続ければ、ステップ36に進
む。
【0136】従って、マッサージ駆動部11が範囲Lc
を上方移動する間にエアセル45の内部圧力がしきい値
Pg以上の圧力を保持し続ければ、腰位置検出エラーと
はならないが、使用者の座り方が悪かったり、背中を浮
かしたりした等の理由から、使用者の人体の腰位置に近
い背中部分でエアセル45の内部圧力がしきい値Pg以
下になるようなことがあると、人体の腰位置を正確に判
別できなくなるため、腰位置検出エラーとなる。
【0137】一方、ステップ34で、マッサージ駆動部
11が範囲Lwを上方移動する間にしきい値Pgを越え
なかったと判別した場合、ステップ35で、マッサージ
駆動部11が範囲Lcを上方移動する間にエアセル45
の内部圧力がしきい値Pg以上の圧力を保持し続けなか
ったと判別した場合には、ステップ34又はステップ3
5からステップ43に進み、ステップ43で腰位置検出
エラーとしてステップ44に進む。ステップ44で、上
限リミットスイッチS1がオンしたか否かを判別し、上
限リミットスイッチS1がオンしなければステップ44
に戻り、下限リミットスイッチS2がオンすればステッ
プ45に進み、ステップ45でマッサージ駆動部11の
上方移動を停止し、ステップ46で腰位置検出エラーと
し、ステップ47で図示省略の表示部に検出エラーを表
示するエラー処理を行う。
【0138】従って、マッサージ駆動部11が範囲Lw
を上方移動する間にしきい値Pgを越えなかった場合、
マッサージ駆動部11が範囲Lcを上方移動する間にエ
アセル45の内部圧力がしきい値Pg以上の圧力を保持
し続けなかった場合には、腰位置検出エラーとなると共
に、肩位置検出エラーとなる。
【0139】ステップ36で、エアセル45の内部圧力
がしきい値Pg以下に下降したか否かを判別し、エアセ
ル45の内部圧力がしきい値Pg以下に下降しなけれ
ば、ステップ42に進み、ステップ42で上限リミット
スイッチS1がオンしたか否かを判別し、上限リミット
スイッチS1がオンしなければステップ36に戻る。
【0140】従って、マッサージ駆動部11の上方移動
が範囲Lcを過ぎてからエアセル45の内部圧力がしき
い値Pgに下降するまで、ステップ36、ステップ42
のルートで判別を繰り返す。
【0141】ステップ37で、エアセル45の内部圧力
がしきい値Pg以下に下降した位置が、マッサージ駆動
部11が範囲Lsを上方移動する間か否かを判別し、し
きい値Pg以下に下降した位置が範囲Ls内でなけれ
ば、ステップ44に進み、しきい値Pg以下に下降した
位置が範囲Ls内であれば、ステップ38に進む。
【0142】ステップ38で、エアセル45の内部圧力
がしきい値Pg以下に下降した位置からマッサージ駆動
部11が範囲Lを上方移動する間にエアセル45の内部
圧力が初期圧力Poとなったか否かを判別し、範囲L内
に初期圧力Poにならなけらば、ステップ44に進み、
範囲L内に初期圧力Poになれば、ステップ39に進
む。
【0143】ステップ39で、エアセル45の内部圧力
が初期圧力Poになった位置Sを肩位置として記録し、
ステップ40で上限リミットスイッチS1がオンか否か
を判別し、オンでなければステップ40に戻り、オンに
なればマッサージ駆動部11の上方移動を停止する。
【0144】従って、範囲Ls内でエアセル45の内部
圧力がしきい値Pg以下に下降し、その下降した位置か
らマッサージ駆動部11が範囲Lを上方移動する間にエ
アセル45の内部圧力が初期圧力Poとなった場合の
み、初期圧力Poになった位置Sを肩位置として判別す
る。
【0145】一方、ステップ42で、上限リミットスイ
ッチS1がオンになったと判別した場合、ステップ42
からステップ45に進み、ステップ45でマッサージ駆
動部11の上方移動を停止した後、ステップ46で肩位
置検出エラーとし、ステップ47でエラー処理をする。
【0146】また、ステップ37で、エアセル45の内
部圧力がしきい値Pg以下に下降した位置が範囲Ls内
でないと判別した場合、ステップ38で、エアセル45
の内部圧力がしきい値Pg以下に下降した位置からマッ
サージ駆動部11が範囲Lを上方移動する間にエアセル
45の内部圧力が初期圧力Poとならなかったと判別し
た場合、ステップ37又はステップ38からステップ4
4に進み、ステップ44で上限リミットスイッチS1が
オンか否かを判別し、オンでなければステップ44に戻
り、オンになればステップ45に進み、ステップ45で
マッサージ駆動部11の上方移動を停止した後、ステッ
プ46で肩位置検出エラーとし、ステップ47で、図示
省略の表示部に検出エラーを表示するエラー処理を行
う。
【0147】従って、マッサージ駆動部11が範囲Lc
を越えてから範囲Ls以外の範囲を上方移動する間に、
エアセル45の内部圧力がしきい値Pg以下になった場
合、マッサージ駆動部11が範囲Ls内を上方移動する
間にエアセル45の内部圧力がしきい値Pg以下に下降
しなかった場合、マッサージ駆動部11が範囲Lを上方
移動する間にエアセル45の内部圧力が初期圧力Poに
戻らなかった場合には、肩位置検出エラーと判別する。
【0148】図17〜図19は他の実施形態を示し、前
記圧力センサ105に代えて、空気配管部103に、エ
アセル45と同様の構成の検出用エアセル107をエア
セル45に連通するように設けると共に、この検出用エ
アセル107の伸縮長さを検出するポテンショメータ1
08を設け、このポテンショメータ108の摺動子10
9を検出用エアセル107の一端面に固着し、摺動子1
09の移動によって検出用エアセル107の伸縮長さを
検出するように構成したものである。なお、前記検出用
エアセル107及びポテンショメータ108は、左右の
エアセル45L,45Rに対応して夫々左右一対ずつ設
けるようにしてもよいし、左右のエアセル45L,45
Rのいずれか一方のみに対応して1個ずつ設けるように
してもよい。
【0149】この実施の形態の場合、エアセル45が無
負荷であれば、図18に示すようにエアセル45の伸縮
長さL1と、検出用エアセル107の伸縮長さL2とが
同一になり、エアセル45に対して負荷がかかれば、図
19に示すようにエアセル45の伸縮長さL1が負荷の
大きさに対応して短くなり、これに反比例して検出用エ
アセル107の伸縮長さが長くなるため、エアセル45
への負荷の大きさを検出用エアセル107の伸縮長さL
2を介して検出することができるのである。従って、前
記実施の形態の場合が、エアセル45への負荷の大きさ
を、エアセル45の内部圧力を介して検出するようにし
たものであるのに対して、この実施の形態では、エアセ
ル45への負荷の大きさを検出用エアセル107の伸縮
長さを介して検出するようにしたものである。
【0150】その他の点は前記実施の形態と同様の構成
であり、自動コースの選択によって、初めに使用者の人
体形状を特定するための初期動作として約8000Pa
(0.008MPa)の圧力にエアセル45の内部圧力
を設定し、これによってエアセル45を伸長させ、上側
マッサージ部材23をエアセル45の伸長により上側マ
ッサージ部材23を使用者側に進出させた状態にして、
電磁バルブ102を閉じておき、この状態でマッサージ
駆動部11を使用者の人体に沿って移動させて、マッサ
ージ駆動部11によりローリング動作をする。このとき
のマッサージ駆動部11の移動位置と、ポテンショメー
タ108により検出したエアセル45への負荷即ち検出
用エアセル108の伸縮長さとの関係から、使用者の人
体の形状を認識すると共に、前記実施の形態の場合と同
様の判別動作によって、マッサージ機1に対する使用者
の人体の特定部位の位置を判別するのである。
【0151】なお、前記図17〜図19に示す実施の形
態では、空気配管部103に検出用エアセル107を設
けると共に、検出用エアセル107の伸縮長さを検出す
るポテンショメータ108を設け、エアセル45への負
荷の大きさを検出用エアセル107の伸縮長さL2を介
して検出するようにしているが、これに代え、エアセル
45の伸縮長さを検出するポテンショメータ108を設
け、エアセル45への負荷の大きさを該エアセル45の
伸縮長さL1を介して検出するようにしてもよい。
【0152】なお、前記実施の形態では、本発明を椅子
型のマッサージ機に適用し、マッサージ駆動部11を人
体の背中に沿って上下移動させて、人体の背中の形状を
認識すると共に、人体の肩位置を腰位置とを判別するよ
うにしているが、本発明を椅子型のマッサージ機に限定
されず、例えば人体の脚部をマッサージするためのマッ
サージ機にも適用することができ、この場合には、人体
の脚部の形状を認識すると共に、膝位置や足首位置を人
体の特定部位として判別するようにしてもよい。
【0153】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で使用者の
人体の形状を自動かつ正確に認識できるようになる。ま
た、簡単な構成でマッサージ機に対する使用者の肩位置
や腰位置等の特定部位の位置を自動かつ正確に判別でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すマッサージ機の斜
視図である。
【図2】同マッサージ駆動部の正面図である。
【図3】同マッサージ駆動部の側面図である。
【図4】同上側補助駆動部を動作した状態を示す側面図
である。
【図5】同叩き駆動部を示す正面図である。
【図6】同叩き駆動部を示す側面図である。
【図7】同各マッサージヘッドの動作方向を示す概念図
であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図であ
る。
【図8】同マッサージ機の原理的構成を示す構成図であ
る。
【図9】同エアセルへの負荷と内部圧力との関係を示す
原理図である。
【図10】同下方移動のローリング動作におけるマッサ
ージ駆動部の移動位置をエアセルの内部圧力との関係を
示すグラフである。
【図11】同上方移動のローリング動作におけるマッサ
ージ駆動部の移動位置をエアセルの内部圧力との関係を
示すグラフである。
【図12】ローリング動作の基本動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】下方移動のローリング動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】下方移動のローリング動作を示すフローチャ
ートである。
【図15】上方移動のローリング動作を示すフローチャ
ートである。
【図16】上方移動のローリング動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】他の実施形態を示す概略構成図である。
【図18】同作用説明用の概略構成図である。
【図19】同作用説明用の概略構成図である。
【符号の説明】
1 マッサージ機 11 マッサージ駆動部 23 マッサージ部材 45 エアセル 105 圧力センサ 107 検出用エアセル 108 ポテンショメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C100 AA09 AA10 AD11 BA02 BA03 BA10 BB02 BB05 BC00 CA03 CA06 DA04 DA05 DA06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッサージ部材(23)と、伸長により
    マッサージ部材(23)を使用者側に進出させると共に
    収縮によりマッサージ部材(23)を使用者側から後退
    させるエアセル(45)とを有するマッサージ駆動部
    (11)を備え、マッサージ駆動部(11)が使用者の
    人体に沿って移動可能に構成されたマッサージ機におい
    て、 エアセル(45)の内部圧力を検出する圧力センサ(1
    05)が設けられ、エアセル(45)の伸長によりマッ
    サージ部材(23)を使用者側に進出させた状態でマッ
    サージ駆動部(11)を使用者の人体に沿って移動さ
    せ、このときのマッサージ駆動部(11)の移動位置と
    圧力センサ(105)により検出したエアセル(45)
    の内部圧力との関係から、使用者の人体の形状を認識す
    るようにしたことを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 マッサージ部材(23)と、伸長により
    マッサージ部材(23)を使用者側に進出させると共に
    収縮によりマッサージ部材(23を使用者側から後退さ
    せるエアセル(45)とを有するマッサージ駆動部(1
    1)を備え、マッサージ駆動部(11)が使用者の人体
    に沿って移動可能に構成されたマッサージ機において、 エアセル(45)の内部圧力を検出する圧力センサ(1
    05)が設けられ、エアセル(45)の伸長によりマッ
    サージ部材(23)を使用者側に進出させた状態でマッ
    サージ駆動部(11)を使用者の人体に沿って移動さ
    せ、このときのマッサージ駆動部(11)の移動位置と
    圧力センサ(105)により検出したエアセル(45)
    の内部圧力との関係から、マッサージ機に対する使用者
    の人体の特定部位の位置を判別するようにしたことを特
    徴とするマッサージ機。
  3. 【請求項3】 マッサージ駆動部(11)の移動距離に
    対するエアセル(45)の内部圧力の変化率が変動した
    ときの、マッサージ駆動部(11)の移動位置を、マッ
    サージ機に対する使用者の人体の特定部位の位置と判別
    することを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 エアセル(45)の内部圧力が変動を開
    始又は終了したときの、マッサージ駆動部(11)の移
    動位置を、マッサージ機に対する使用者の人体の特定部
    位の位置と判別することを特徴とする請求項2に記載の
    マッサージ機。
  5. 【請求項5】 エアセル(45)の内部圧力が所定範囲
    内において最低になったときの、マッサージ駆動部(1
    1)の移動位置を、マッサージ機に対する使用者の人体
    の特定部位の位置と判別することを特徴とする請求項2
    に記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 使用者の人体の特定部位が存在すると考
    えられる範囲外に前記特定部位の位置を判別したとき、
    検出エラーとすることを特徴とする請求項2〜5のいず
    れかに記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】 エアセル(45)の内部圧力が所定のし
    きい値を越えていると考えられる範囲でエアセル(4
    5)の内部圧力が該しきい値以下になったとき、検出エ
    ラーとすることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに
    記載のマッサージ機。
  8. 【請求項8】 エアセル(45)の内部圧力が所定のし
    きい値よりも下降すると考えられる範囲でエアセル(4
    5)の内部圧力が該しきい値よりも下降しなかったと
    き、検出エラーとすることを特徴とする請求項2〜7の
    いずれかに記載のマッサージ機。
  9. 【請求項9】 マッサージ駆動部(11)の移動距離に
    対するエアセル(45)の内部圧力の変化率が所定値以
    上になっているか否かによって、前記特定部位の位置の
    判別が誤りか否かを確認するようにしたことを特徴とす
    る請求項2〜8のいずれかに記載のマッサージ機。
  10. 【請求項10】 エアセル(45)の内部圧力が所定の
    しきい値以上を所定範囲の間保持し続けるか否かによっ
    て、前記特定部位の位置の判別が誤りか否かを確認する
    ようにしたことを特徴とする請求項2〜9のいずれかに
    記載のマッサージ機。
  11. 【請求項11】 マッサージ駆動部(11)を使用者の
    人体に沿って移動させとき、少なくとも人体の肩位置と
    腰位置とを判別することを特徴とする請求項2〜10の
    いずれかに記載のマッサージ機。
  12. 【請求項12】 マッサージ部材(23)と、伸長によ
    りマッサージ部材(23)を使用者側に進出させると共
    に収縮によりマッサージ部材(23)を使用者側から後
    退させるエアセル(45)とを有するマッサージ駆動部
    (11)を備え、マッサージ駆動部(11)が使用者の
    人体に沿って移動可能に構成されたマッサージ機におい
    て、 エアセル(45)への負荷を検出する負荷検出手段が設
    けられ、エアセル(45)の伸長によりマッサージ部材
    (23)を使用者側に進出させた状態でマッサージ駆動
    部(11)を使用者の人体に沿って移動させ、このとき
    のマッサージ駆動部(11)の移動位置と負荷検出手段
    により検出したエアセル(45)への負荷との関係か
    ら、使用者の人体の形状を認識するようにしたことを特
    徴とするマッサージ機。
  13. 【請求項13】 マッサージ部材(23)と、伸長によ
    りマッサージ部材(23)を使用者側に進出させると共
    に収縮によりマッサージ部材(23)を使用者側から後
    退させるエアセル(45)とを有するマッサージ駆動部
    (11)を備え、マッサージ駆動部(11)が使用者の
    人体に沿って移動可能に構成されたマッサージ機におい
    て、 エアセル(45)への負荷を検出する負荷検出手段が設
    けられ、エアセル(45)の伸長によりマッサージ部材
    (23)を使用者側に進出させた状態でマッサージ駆動
    部(11)を使用者の人体に沿って移動させ、このとき
    のマッサージ駆動部(11)の移動位置と前記負荷検出
    手段により検出したエアセル(45)への負荷との関係
    から、マッサージ機に対する使用者の人体の特定部位の
    位置を判別するようにしたことを特徴とするマッサージ
    機。
  14. 【請求項14】 前記エアセル(45)に連通する検出
    用エアセル(109)を設け、前記負荷検出手段を、エ
    アセル(45)又は検出用エアセル(109)の伸縮長
    さを検出するポテンショメータ(108)により構成し
    たことを特徴とする請求項12又は13に記載のマッサ
    ージ機。
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