JP2002291824A

JP2002291824A - マッサージシステム

Info

Publication number: JP2002291824A
Application number: JP2001103182A
Authority: JP
Inventors: Maki Tsuneoka; 真樹常岡; Yoshikazu Jisan; 嘉一次山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-04-02
Filing date: 2001-04-02
Publication date: 2002-10-08

Abstract

(57)【要約】【課題】遠隔からマッサージを施したり受けたりするこ
とのできるマッサージステムを提供する。【解決手段】ネットワーク１０と、このネットワークに
接続され、マッサージを施すために使用されるマッサー
ジ情報を生成してネットワークに送信するサーバ装置２
０と、ネットワークに接続され、サーバ装置からネット
ワークを介して送られてくるマッサージ情報に基づいて
マッサージを行うクライアント装置３０、とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はマッサージステムに
関し、特にネットワークを介して遠隔からマッサージを
施し、また、マッサージを受ける技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ネットワーク技術の進展に伴って
多くのユーザがネットワークを介して情報を交換できる
状況が生まれている。このようなネットワークを介して
交換される情報には、音や画像といった人の感覚に訴え
る情報の他に、ネットワークに接続された機器を遠隔か
ら制御するための制御情報が含まれる。

【０００３】一方、マッサージの分野においては、例え
ば機械的な振動を利用して人体を刺激することによりマ
ッサージを行うマッサージ装置や電気的な刺激によって
筋肉を伸縮させることによりマッサージを行うマッサー
ジ装置等が開発され、実用に供されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機械的な振動や電気的な刺激を利用したマッサージ装置
は、ある程度の心地よさを人に与えることができるもの
の、マッサージ師によるマッサージのような満足感を与
えることはできない。

【０００５】また、マッサージの心地よさは、マッサー
ジ師が有するマッサージ技術によって大きく異なること
が知られている。しかし、高度なマッサージ技術を有す
るマッサージ師によるマッサージを受けようとしても、
そのようなマッサージ師が近く居ない場合が多い。従っ
て、満足感が得られるマッサージを受けるためには、そ
のマッサージ師の所に赴く必要があり、現実的には不可
能な場合が多い。

【０００６】逆に、マッサージ師の立場から見れば、よ
り多くの人にマッサージを施したいと考えても、自分自
身が客先に赴く必要があり、時間的、経済的な制約が大
きく現実には不可能な場合が多い。従って、遠隔地に居
るマッサージ師によるマッサージを受けたり、遠隔地の
客にマッサージを施すことを簡単にできるマッサージシ
ステムの開発が望まれている。

【０００７】本発明は、上述した要請に応えるためにな
されたものであり、その目的は、遠隔からマッサージを
施したり受けたりすることのできるマッサージステムを
提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明に係るマッサージ
システムは、上記目的を達成するために、ネットワーク
と、前記ネットワークに接続され、マッサージを施すた
めに使用されるマッサージ情報を生成して前記ネットワ
ークに送信するサーバ装置と、前記ネットワークに接続
され、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送
られてくる前記マッサージ情報に基づいてマッサージを
行うクライアント装置、とを備えている。

【０００９】この構成により、ユーザは、サーバ装置か
らのマッサージ情報によって動作するクライアント装置
を介して、マッサージ師によるマッサージと同等のマッ
サージを受けることができるので、マッサージ師の所に
赴く必要がなく、時間的、経済的な利益を享受できる。

【００１０】このマッサージシステムにおいて、前記ク
ライアント装置は、前記サーバ装置から前記ネットワー
クを介して送られてくるマッサージ情報に基づいて制御
信号を生成するクライアントプロセッサと、前記クライ
アントプロセッサで生成された制御信号に基づいてマッ
サージを行うマッサージ機器、とを備えて構成できる。
また、前記サーバ装置は、物理量を検知するセンサと、
前記センサによる検知結果に基づいて前記マッサージ情
報を生成し、前記ネットワークを介して前記クライアン
ト装置に送信するサーバプロセッサ、とを備えて構成で
きる。

【００１１】この場合、前記サーバ装置に含まれる前記
センサは、圧力センサ、温度センサ、発汗量センサ、心
拍数センサ、血圧センサ、呼吸数センサ、臭いセンサ、
味覚センサの少なくとも１つを含み、前記クライアント
装置に含まれる前記マッサージ機器は、前記圧力セン
サ、温度センサ、発汗量センサ、心拍数センサ、血圧セ
ンサ、呼吸数センサ、臭いセンサ、味覚センサの少なく
とも１つの検知結果に基づいて生成された前記マッサー
ジ情報に基づいて生成された前記制御信号に従って動作
するように構成できる。

【００１２】また、このマッサージシステムにおいて、
前記サーバ装置は、複数レベルのマッサージ技術の各々
に対応する複数のマッサージ情報を生成し、前記クライ
アント装置によって選択されたマッサージ情報を前記ク
ライアント装置に送信するように構成できる。この構成
により、ユーザは、所望のマッサージ情報によるマッサ
ージ、換言すれば所望のマッサージ師によるマッサージ
を受けることができる。

【００１３】また、前記サーバ装置は、更に、マイクロ
フォンを備え、前記マイクロフォンから得られた音信号
を前記ネットワークを介して前記クライアント装置に送
信し、前記クライアント装置は、更に、スピーカを備
え、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送ら
れてくる音信号を前記スピーカにより再生するように構
成できる。

【００１４】また、このマッサージシステムにおいて、
前記サーバ装置は、更に、前記サーバ装置は、更に、マ
イクロフォンを備え、前記マイクロフォンから得られた
音信号を前記ネットワークを介して前記クライアント装
置に送信し、前記クライアント装置は、更に、スピーカ
を備え、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して
送られてくる音信号を前記スピーカにより再生するよう
に構成できる。

【００１５】また、前記サーバ装置は、更に、カメラを
備え、前記カメラから得られた映像信号を前記ネットワ
ークを介して前記クライアント装置に送信し、前記クラ
イアント装置は、更に、表示装置を備え、前記サーバ装
置から前記ネットワークを介して送られてくる映像信号
を前記表示装置により再生するように構成できる。

【００１６】また、このマッサージシステムでは、前記
サーバ装置は、前記生成したマッサージ情報を複数のク
ライアント装置に同時に送信するように構成できる。

【００１７】また、このマッサージシステムでは、前記
サーバ装置は、前記マッサージ情報をバーチャルマッサ
ージ師として記憶する記憶部、を備え、前記サーバプロ
セッサは、前記クライアント装置から所定の方法でアク
セスされることにより前記記憶部に記憶されているマッ
サージ情報を読み出し、前記ネットワークを介して前記
クライアント装置に送信するように構成できる。この場
合、前記サーバ装置の前記記憶部に記憶されたマッサー
ジ情報は、前記クライアント装置から変更可能に構成で
きる。

【００１８】また、このマッサージシステムでは、前記
サーバ装置の前記サーバプロセッサは、更に、筋力トレ
ーニングを行うためのトレーニング情報を生成して、前
記ネットワークを介して前記クライアント装置に送り、
前記クライアント装置は、更に、前記サーバ装置から前
記ネットワークを介して送られてくる前記トレーニング
情報に基づいて動作するトレーニング機器、を備えて構
成できる。

【００１９】更に、このマッサージシステムでは、前記
サーバ装置の前記サーバプロセッサは、更に、ダイエッ
トを行うためのダイエット情報を生成して、前記ネット
ワークを介して前記クライアント装置に送り、前記クラ
イアント装置は、更に、前記サーバ装置から前記ネット
ワークを介して送られてくる前記ダイエット情報を表示
する表示装置、を備え、前記トレーニング機器は、前記
前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送られて
くる前記ダイエット情報に基づいて動作するように構成
できる。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。

【００２１】先ず、本発明の実施の形態に係るマッサー
ジシステムの構成を、図１を参照しながら説明する。こ
のマッサージシステムは、インターネット１０、このイ
ンターネット１０に接続されたサーバ装置２０及びクラ
イアント装置３０から構成されている。

【００２２】インターネット１０は、サーバ装置２０と
クライアント装置３０とを接続するネットワークであ
る。なお、ネットワークとしてはインターネット１０に
限らず、専用ネットワーク、ローカルエリアネットワー
ク（ＬＡＮ）、その他の種々のネットワークを使用する
ことができる。

【００２３】サーバ装置２０は、マッサージを施すため
に使用されるマッサージ情報を送信する。このサーバ装
置２０は、サーバプロセッサ２１、並びに、このサーバ
プロセッサ２１に接続されたセンサ２２、マイクロフォ
ン２３及びカメラ２４から構成されている。

【００２４】また、クライアント装置３０は、マッサー
ジ情報を受信してマッサージを行う。このクライアント
装置３０は、クライアントプロセッサ３１、並びに、こ
のクライアントプロセッサ３１に接続されたマッサージ
機器３２、スピーカ３３及び表示装置３４から構成され
ている。

【００２５】なお、以下では、説明を簡単にするため
に、インターネット１０には１台のサーバ装置２０と１
台のクライアント装置３０が接続されている場合を例に
挙げて説明するが、インターネット１０に接続されるサ
ーバ装置２０の台数及びクライアント装置３０の台数は
任意である。

【００２６】また、サーバ装置２０及びクライアント装
置３０はインターネット１０によって接続されているた
め、これらが設置される場所も任意である。従って、サ
ーバ装置２０が世界中の各地に設置されることにより、
ユーザは、クライアント装置３０から所望の国のサーバ
装置２０に接続可能になる。これにより、ユーザは、世
界各国のマッサージ師によるマッサージを受けることが
できる。

【００２７】更に、サーバ装置２０のサーバプロセッサ
２１に、マッサージ機器３２、スピーカ３３及び表示装
置３４と同様の装置を更に接続し、クライアント装置３
０のクライアントプロセッサ３１にセンサ２２、マイク
ロフォン２３及びカメラ２４と同様の装置を接続するこ
とができる。これにより、サーバ装置２０とクライアン
ト装置３０との間で双方向のマッサージが可能になる。
以下では、この実施の形態に係るマッサージシステム
は、図示は省略するが、双方向のマッサージが可能なよ
うに構成されているものとして説明する。

【００２８】サーバ装置２０のサーバプロセッサ２１
は、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーショ
ン、汎用コンピュータといった種々のコンピュータから
構成できる。

【００２９】センサ２２は、圧力センサ、温度センサ、
発汗量センサ、心拍数センサ、血圧センサ、呼吸数セン
サ、臭いセンサ、味覚センサ等を含むことができる。こ
れらのセンサで検知された信号はサーバプロセッサ２１
に送られる。サーバプロセッサ２１は、センサ２２から
の信号に基づいてマッサージ情報を生成し、ネットワー
ク１０を介してクライアント装置３０に送る。

【００３０】センサ２２に含まれる圧力センサは、メッ
シュ状に構成されたマットの各区画に配列される。マッ
サージ師は、例えば腕をマッサージするときは、この圧
力センサが取り付けられたマットを、例えばダミー人形
の腕に巻き付け、人体をマッサージするのと同様の方法
で、ダミー人形の腕をマッサージする。これにより、各
圧力センサで検出された圧力を示す信号がサーバプロセ
ッサ２１に送られる。

【００３１】温度センサは、例えばマッサージ師の手の
ひらに取り付けられる。温度センサは、検知された温度
を示す信号をサーバプロセッサ２１に送る。発汗量セン
サは、例えばモイスチャーテスタで構成できる。この発
汗量センサは、検知した発汗度や湿度を示す信号をサー
バプロセッサ２１に送る。心拍数センサ、血圧センサ、
呼吸数センサ、臭いセンサ、味覚センサ等は、それぞれ
マッサージ師又はその周囲の所定部位に取り付けられ
る。サーバプロセッサ２１は、これらのセンサからの信
号に基づいてマッサージ情報を生成し、ネットワーク１
０を介してクライアント装置３０に送る。

【００３２】マイクロフォン２３は、マッサージ師やそ
の周囲の音を収音して音信号を生成し、サーバプロセッ
サ２１に送る。サーバプロセッサ２１は、このマイクロ
フォン２３からの音信号を、インターネット１０を介し
てクライアント装置３０に送る。

【００３３】カメラ２４は、マッサージ師やその周囲を
撮影して映像信号を生成し、サーバプロセッサ２１に送
る。サーバプロセッサ２１は、このカメラからの映像信
号を、インターネット１０を介してクライアント装置３
０に送る。

【００３４】クライアント装置３０のクライアントプロ
セッサ３１は、例えばパーソナルコンピュータ、ワーク
ステーション、汎用コンピュータといった種々のコンピ
ュータから構成できる。

【００３５】マッサージ機器３２としては、例えば図２
に示すような、機械式のマッサージ機器３２Ａを用いる
ことができる。このマッサージ機器３２Ａは、腕をマッ
サージするために使用される。このマッサージ機器３２
Ａは、水袋４０、加圧器４１及びこれらを接続するパイ
プ４２から構成されている。

【００３６】水袋４０は、複数の帯状の小袋４０₁、４
０₂、・・・に分割されており、ファスナー４３によっ
て筒（図２に示した状態）を形成できるようになってい
る。小袋４０_１、４０_２、・・・には、パイプ４２_１、
４２_２、・・・がそれぞれ設けられており、加圧器４１
から水が注入される。

【００３７】加圧器４１は、上記小袋４０_１、４０_２、
・・・の各々に対応する複数のユニット４１_１、４
１_２、・・・から構成されている。ユニット４１_１は、
クライアントプロセッサ３１からの制御信号により駆動
され、図示しない導水口から導入された水をパイプ４２
_１を介して小袋４０_１に送り、更に、加圧及び減圧を行
う。他のユニットについても同様である。

【００３８】マッサージが行われる場合は、水袋４０を
腕に筒を巻き付け、ファスナー４３で閉じて固定する。
この状態で、クライアントプロセッサ３１から所定のタ
イミングで制御信号が加圧器４１に送られることによ
り、水袋４０の各小袋が膨張又は収縮し、以て腕をマッ
サージする。クライアントプロセッサ３１から加圧器４
１に供給される制御信号のタイミングを種々変更するこ
とにより、種々のパターンでマッサージをすることがで
きる。

【００３９】なお、上記マッサージ機器３２Ａは、腕を
マッサージするための構成であるが、水袋４０を、足、
腰、肩、全身等を覆うことができるように構成すること
により、人体の種々の部分をマッサージするマッサージ
機器を構成できる。

【００４０】また、上記マッサージ機器３２Ａは、機械
式でマッサージを行うが、本発明のマッサージ機器とし
ては、図３に示すような、電気刺激によりマッサージを
行うマッサージ機器３２Ｂを用いることもできる。この
マッサージ機器３２Ｂは、メッシュ状に構成されたマッ
トの各区画に選択的に電気を通すことにより、人体に電
気的刺激を与え、以てマッサージする。この場合、図４
に示すような、メッシュ状に構成されたマットの各区画
に配列された圧力センサが使用される。

【００４１】このマッサージ機器３２Ｂも、上記機械式
のマッサージ機器３２Ａと同様に、マットを、腕、足、
腰、全身等を覆うことができるように構成することによ
り、人体の種々の部分をマッサージするマッサージ機器
を構成できる。

【００４２】上記マッサージ機器３２は、防水加工がな
されている。従って、風呂等の水を取り扱う場所でも使
用でき、また、水洗いも可能である。更には、マッサー
ジ機器３２にローションを塗布して使用することも可能
である。また、マッサージ機器３２として、人間型のロ
ボットを用いることもできる。

【００４３】クライアント装置３０のスピーカ３３は、
サーバ装置２０からインターネット１０を介して送られ
てきた音信号を再生する。これにより、マッサージを受
ける者は、マッサージ師やその周囲の音を聞くことがで
きるので、実際にマッサージを受けているような満足感
を得ることができる。なお、スピーカ３３の代わりに、
ヘッドホン又はイヤホンを用いることができる。

【００４４】表示装置３４は、サーバ装置２０からイン
ターネット１０を介して送られてきた映像信号を再生す
る。これにより、マッサージを受ける者は、マッサージ
師やその周囲の様子を知ることができるので、実際にマ
ッサージを受けているような満足感を得ることができ
る。表示装置３４としては、ＣＲＴ表示装置、ＬＣＤ、
ヘッドマウントディスプレイ等を用いることができる。
なお、表示装置３４には、更にマッサージ師及びマッサ
ージを受ける者の体温をサーモグラフで表示するように
構成することもできる。

【００４５】次に、上記のように構成されるマッサージ
システムの更に詳細な構成及び動作を、幾つかのマッサ
ージの種類に場合分けして説明する。

【００４６】（１）１対１マッサージこのマッサージは、一人のマッサージ師が一人のユーザ
にマッサージを施すモードである。この１対１マッサー
ジでは、ユーザは、先ず、クライアント装置３０を起動
し、所望のサイト（サーバ装置２０）にアクセスする。
これにより、例えば図５（Ａ）に示すような、実施する
項目を示す初期メニュー画面が表示される。初期メニュ
ーは、例えば、「１．マッサージ」、「２．筋力トレー
ニング」、「３．ダイエットプログラム」といった項目
から構成される。

【００４７】ユーザは、この初期メニューの「１．マッ
サージ」をポイントし、「選択」ボタンをクリックす
る。これにより、図５（Ｂ）に示すような、マッサージ
メニュー画面が表示される。マッサージメニューは、例
えば、「１−１．１対１マッサージ」、「１−２．１対
複数マッサージ」、「１−３．バーチャルマッサージ」
といった項目から構成されている。

【００４８】１対１マッサージは、上述したように、一
人のマッサージ師が一人のユーザに対してマッサージを
施すモードである。１対複数マッサージは、一人のマッ
サージ師が複数のユーザに対して同時にマッサージを施
すモードである。バーチャルマッサージは、サーバ装置
２０の記憶部（図示は省略する）に記憶されているマッ
サージ情報をバーチャルマッサージ師とみなし、このマ
ッサージ情報に基づいてマッサージを施すモードであ
る。

【００４９】ユーザは、このマッサージメニューの
「１．１対１マッサージ」をポイントし、「選択」ボタ
ンをクリックする。これにより、図５（Ｃ）に示すよう
な、１対１マッサージメニュー画面が表示される。１対
１マッサージメニューは、例えば、「１−１−１．全
身」、「１−１−２．腕」、「１−１−３．腰」・・・
といった項目から構成される。

【００５０】ユーザは、この１対１マッサージメニュー
の、例えば「１−１−２．腕」をポイントし、「選択」
ボタンをクリックすると、図５（Ｄ）に示すような、腕
マッサージメニュー画面が表示される。この腕マッサー
ジメニュー画面では、マッサージ師の選択が行われる。
腕マッサージメニューは、例えば、「１−１−３−１．
プロフィールを見る」、「１−１−３−２．誰でもよ
い」といった項目から構成される。

【００５１】この腕マッサージメニュー画面で「１−１
−３−１．プロフィールを見る」が選択されると、図５
（Ｅ）に示すような、プロフィール画面が表示され、サ
ーバ装置２０に登録されているマッサージ師のプロフィ
ールが表示される。ユーザは、腕マッサージメニュー画
面の「次へ」ボタンをクリックすると、次のマッサージ
師のプロフィールを見ることができる。ユーザは、この
「次へ」ボタンを操作して所望のマッサージ師を選択し
た後、「決定」ボタンをクリックする。これにより、マ
ッサージ師の選択が完了する。

【００５２】このプロフィール画面の「決定」ボタンが
クリックされると、図５（Ｆ）に示すような、開始画面
が表示される。ユーザは、この開始画面による指示に従
って、例えば図２に示すようなマッサージ機器３２を腕
にセットし、「スタート」ボタンをクリックする。一
方、マッサージ師は、ダミー人形の腕に圧力センサが配
置されたマットを巻き付けてマッサージの準備をする。
以後は、マッサージ師は、クライアント装置３０から送
られてくるユーザの状態を表示装置で確認しながらダミ
ー人形の腕をマッサージする。また、ユーザは、スピー
カ３３及び表示装置３４によるマッサージ師からの指示
に従ってマッサージを受ける。

【００５３】なお、腕マッサージメニュー画面で「１−
１−３−２．誰でもよい」を選択すると、プロフィール
画面の表示は省略され、開始画面が表示される。そし
て、上述した手順でマッサージが開始される。

【００５４】（２）１対複数マッサージこのマッサージは、一人のマッサージ師が複数のユーザ
にマッサージを施すモードである。ユーザが、図５
（Ｂ）に示したマッサージメニュー画面の「１．１対複
数マッサージ」をポイントし、「選択」ボタンをクリッ
クすると、図５（Ｆ）に示すような、開始画面が表示さ
れ、上述した１対１マッサージと同様の動作が行われ
る。この１対複数マッサージでは、マッサージ内容や使
用するマッサージ機器は予め定められており、ユーザ
は、定められたマッサージ機器をセットすることによ
り、定められた内容のマッサージを受けることができ
る。

【００５５】（３）バーチャルマッサージこのマッサージは、バーチャルマッサージ師が一人のユ
ーザにマッサージを施すモードである。バーチャルマッ
サージに使用されるマッサージ情報は、ユーザ専用の情
報としてサーバ装置２０の記憶部に記憶されている個人
情報に基づいて生成される。

【００５６】この個人情報は、ユーザの好みに応じて、
クライアント装置３０から随時変更することができる。
この際、ＩＤやパスワードを用いてアクセスの可否が制
御されるので、ユーザ個人のプライバシーを担保できる
ようになっている。この場合、サーバ装置２０上にキャ
ラクタを作り、このキャラクタにマッサージ情報を記憶
させるように構成できる。これにより、ユーザは、バー
チャルマッサージ師を育てるという感覚を持つことがで
きる。なお、このキャラクタには、個人情報のみなら
ず、その他の情報を記憶させることもできる。

【００５７】ユーザは、初期メニュー画面の「１．マッ
サージ」をポイントし、「選択」ボタンをクリックする
と、図６（Ｂ）に示すような、マッサージメニュー画面
が表示される。このマッサージメニュー画面で「１−
３．バーチャルマッサージ」をポイントし、「選択」ボ
タンをクリックすると、図６（Ｃ）に示すような、バー
チャルマッサージメニュー画面が表示される。バーチャ
ルマッサージメニューは、「１−３−１．いつもどう
り」、「１−３−２．新しく設定する」といった項目か
ら構成されている。

【００５８】ユーザは、このバーチャルマッサージメニ
ューの「１−３−１．いつもどうり」をポイントし、
「選択」ボタンをクリックすると、図６（Ｄ）に示すよ
うな開始画面が表示される。ユーザは、この開始画面に
よる指示に従って、例えば図２に示すようなマッサージ
機器３２をセットし、「スタート」ボタンをクリックす
る。これにより、サーバ装置２０は記憶部に記憶されて
いる個人情報を読み出し、これに基づいてマッサージ情
報を生成してクライアント装置３０に送る。このマッサ
ージ情報を受け取ったクライアント装置３０は、マッサ
ージ機器３２を駆動する。これにより、バーチャルマッ
サージ師によるマッサージが開始される。

【００５９】上記バーチャルマッサージメニュー画面
で、「１−３−２．新しく設定する」がポイントされ、
「選択」ボタンがクリックされると、図６（Ｄ）に示す
ような設定メニュー画面が表示される。この設定メニュ
ー画面では、ユーザ専用の個人情報の更新が行われる。
設定メニューは、例えば、「１−３−２−１．部位の強
さを調節する」、「１−３−２−２．新たにマッサージ
機器を購入した」、「１−３−２−３．温熱マッサージ
を加える」、「１−３−２−４．その他」といった項目
から構成される。

【００６０】ユーザは、所望の項目をポイントし、「選
択」ボタンをクリックする。これにより、データの入力
を促す画面が表示されるので、その画面の指示に従って
データを入力することにより、ユーザ専用の個人情報の
更新が行われる。

【００６１】（４）筋力トレーニングこの場合、初期メニュー画面には、図７（Ａ）に示すよ
うに、「４．健康管理のための個人情報測定、入力」と
いう項目が初期メニューに追加される。この項目は、筋
力トレーニングに用いる個人情報を入力するために使用
される。この個人情報には、年齢、性別、身長、体重、
血圧、体脂肪率、仕事内容、筋力等が含まれる。

【００６２】ユーザは、初期メニュー画面で「１．筋力
トレーニング」をポイントし、「選択」ボタンをクリッ
クする。これにより、図７（Ｂ）に示すような、筋力ト
レーニングメニュー画面が表示される。この筋力トレー
ニングメニュー画面では、筋力トレーニングに関する指
定が行われる。筋力トレーニングメニューは、例えば、
「２−１．バランスのとれた体を目指す」、「２−２．
バスケットに使う筋肉」、「２−３．部分的に鍛え
る」、「２−４．筋力の測定」、「２−５．その他」と
いった項目から構成される。

【００６３】この筋力トレーニングメニュー画面で、例
えば「２−１．バランスのとれた体を目指す」が選択さ
れ、「選択」ボタンがクリックされると、図７（Ｃ）に
示すような、開始画面が表示される。ユーザは、以下、
画面の指示に従ってトレーニングを行う。なお、筋力ト
レーニングに必要な個人情報は、初期メニューで「４．
健康管理のための個人情報測定、入力」という項目を選
択して入力する。

【００６４】（５）ダイエットプログラムこの場合も、初期メニューには、図８（Ａ）に示すよう
に、「４．健康管理のための個人情報測定、入力」とい
う項目が初期メニューに追加される。

【００６５】ユーザは、初期メニュー画面で「１．ダイ
エットプログラム」をポイントし、「選択」ボタンをク
リックする。これにより、図８（Ｂ）に示すような、ダ
イエットプログラムメニュー画面が表示される。このダ
イエットプログラムメニュー画面では、ダイエットに関
する指定がなされる。ダイエットプログラムメニュー
は、例えば、「３−１．今日の摂取カロリーの計算」、
「３−２．今日の消費カロリーの計算」、「３−３．最
近三ヶ月の体重と体脂肪の変化と明日からのプログラム
設定」といった項目から構成される。

【００６６】このダイエットプログラムメニュー画面
で、例えば「３−１．今日の摂取カロリーの計算」及び
「３−２．今日の消費カロリーの計算」を選択して所定
のデータを入力した後に、「３−３．最近三ヶ月の体重
と体脂肪の変化と明日からのプログラム設定」をポイン
トし、「選択」ボタンをクリックする。これにより、図
７（Ｃ）と同様の開始画面に移り、最近三ヶ月の体重と
体脂肪の変化が表示される。ユーザは、明日からのダイ
エットプログラムを、個人の周期（生理、体質）に合わ
せたプログラムに変更する。

【００６７】以上説明したように、この実施の形態に係
るマッサージシステムによれば、マッサージ師によるマ
ッサージと同等のマッサージを、遠隔地に設置されたク
ライアント装置３０に接続されたマッサージ機器３２を
介して受けることができる。従って、マッサージ師の所
に赴く必要がないので、時間的、経済的な利益を享受で
きる。

【００６８】なお、上述した実施の形態では、サーバ装
置２０及びクライアント装置としてプロセッサを有する
専用装置として説明したが、これらサーバ装置２０及び
クライアント装置として、ゲーム用のオンライン装置、
インターネット端末等を用いることもできる。

【００６９】

【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るマッサ
ージシステムによれば、遠隔からマッサージを施したり
受けたりすることのできるマッサージステムを提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るマッサージシステム
の構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の実施の形態に係るマッサージシステム
のクライアント装置で使用されるマッサージ機器の一例
を示す図である。

【図３】本発明の実施の形態に係るマッサージシステム
のクライアント装置で使用されるマッサージ機器の他の
例を示す図である。

【図４】図３に示したマッサージ機器が使用される場合
のセンサの構成を示す図である。

【図５】本発明の実施の形態に係るマッサージシステム
のクライアント装置で１対１のマッサージを行う場合の
画面表示例を示す図である。

【図６】本発明の実施の形態に係るマッサージシステム
のクライアント装置でバーチャルマッサージを行う場合
の画面表示例を示す図である。

【図７】本発明の実施の形態に係るマッサージシステム
のクライアント装置で筋力トレーニングを行う場合の画
面表示例を示す図である。

【図８】本発明の実施の形態に係るマッサージシステム
のクライアント装置でダイエットプログラムを実施する
場合の画面表示例を示す図である。

【符号の説明】

１０インターネット２０サーバ装置２１サーバプロセッサ２２センサ２３マイクロフォン２４カメラ３０クライアント装置３１クライアントプロセッサ３２マッサージ機器３３スピーカ３４表示装置４０水袋４１加圧器４２パイプ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 4C074 AA03 AA04 AA05 CC01 CC11 DD01 DD04 GG02 GG03 GG04 GG05 HH10 4C100 AA00 AD00 AE00 AF00 BA01 BB00 BC00 CA02 DA04 DA05 DA08 DA10

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワークと、前記ネットワークに接続され、マッサージを施すために
使用されるマッサージ情報を生成して前記ネットワーク
に送信するサーバ装置と、前記ネットワークに接続され、前記サーバ装置から前記
ネットワークを介して送られてくる前記マッサージ情報
に基づいてマッサージを行うクライアント装置、とを備
えたマッサージシステム。
【請求項２】前記クライアント装置は、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送られて
くるマッサージ情報に基づいて制御信号を生成するクラ
イアントプロセッサと、前記クライアントプロセッサで生成された制御信号に基
づいてマッサージを行うマッサージ機器、とを備えた請
求項１に記載のマッサージシステム。
【請求項３】前記サーバ装置は、物理量を検知するセンサと、前記センサによる検知結果に基づいて前記マッサージ情
報を生成し、前記ネットワークを介して前記クライアン
ト装置に送信するサーバプロセッサ、とを備えた請求項
２に記載のマッサージシステム。
【請求項４】前記サーバ装置に含まれる前記センサ
は、圧力センサ、温度センサ、発汗量センサ、心拍数セ
ンサ、血圧センサ、呼吸数センサ、臭いセンサ、味覚セ
ンサの少なくとも１つを含み、前記クライアント装置に含まれる前記マッサージ機器
は、前記圧力センサ、温度センサ、発汗量センサ、心拍
数センサ、血圧センサ、呼吸数センサ、臭いセンサ、味
覚センサの少なくとも１つの検知結果に基づいて生成さ
れた前記マッサージ情報に基づいて生成された前記制御
信号に従って動作する、請求項３に記載のマッサージシ
ステム。
【請求項５】前記サーバ装置は、複数レベルのマッサ
ージ技術の各々に対応する複数のマッサージ情報を生成
し、前記クライアント装置から選択されたマッサージ情報を
該クライアント装置に送信する、請求項３に記載のマッ
サージシステム。
【請求項６】前記サーバ装置は、更に、マイクロフォ
ンを備え、前記マイクロフォンから得られた音信号を前記ネットワ
ークを介して前記クライアント装置に送信し、前記クライアント装置は、更に、スピーカを備え、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送られて
くる音信号を前記スピーカにより再生する、請求項５に
記載のマッサージシステム。
【請求項７】前記サーバ装置は、更に、カメラを備
え、前記カメラから得られた映像信号を前記ネットワークを
介して前記クライアント装置に送信し、前記クライアント装置は、更に、表示装置を備え、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して送られて
くる映像信号を前記表示装置により再生する、請求項５
又は６に記載のマッサージシステム。
【請求項８】前記サーバ装置は、前記生成したマッサ
ージ情報を複数のクライアント装置に同時に送信する、
請求項３に記載のマッサージシステム。
【請求項９】前記サーバ装置は、前記マッサージ情報をバーチャルマッサージ師として記
憶する記憶部、を備え、前記サーバプロセッサは、前記クライアント装置から所
定の方法でアクセスされることにより前記記憶部に記憶
されているマッサージ情報を読み出し、前記ネットワー
クを介して前記クライアント装置に送信する、請求項３
に記載のマッサージシステム。
【請求項１０】前記サーバ装置の前記記憶部に記憶さ
れたマッサージ情報は、前記クライアント装置から変更
可能である、請求項９に記載のマッサージシステム。
【請求項１１】前記サーバ装置の前記サーバプロセッ
サは、更に、筋力トレーニングを行うためのトレーニン
グ情報を生成して、前記ネットワークを介して前記クラ
イアント装置に送り、前記クライアント装置は、更に、前記サーバ装置から前
記ネットワークを介して送られてくる前記トレーニング
情報に基づいて動作するトレーニング機器、を備えた請
求項３に記載のマッサージシステム。
【請求項１２】前記サーバ装置の前記サーバプロセッ
サは、更に、ダイエットを行うためのダイエット情報を
生成して、前記ネットワークを介して前記クライアント
装置に送り、前記クライアント装置は、更に、前記サーバ装置から前
記ネットワークを介して送られてくる前記ダイエット情
報を表示する表示装置、を備え、前記トレーニング機器は、前記前記サーバ装置から前記
ネットワークを介して送られてくる前記ダイエット情報
に基づいて動作する、請求項１１に記載のマッサージシ
ステム。