JP2922554B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2922554B2
JP2922554B2 JP33546289A JP33546289A JP2922554B2 JP 2922554 B2 JP2922554 B2 JP 2922554B2 JP 33546289 A JP33546289 A JP 33546289A JP 33546289 A JP33546289 A JP 33546289A JP 2922554 B2 JP2922554 B2 JP 2922554B2
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幸三 河井
彦芳 原
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はマッサージ機、殊に施療子の動作モードや動
作位置、動作回数もしくは動作時間といった施療動作に
関するパラメーターを多数のステップ毎に記憶保持し
て、各ステップのパラメーターに基づく動作をステップ
順に実行するプログラム式のマッサージ機に関するもの
である。
【従来の技術】
この種のマッサージ機において、施療子を椅子の背も
たれに配設したものがある。この場合、施療子が使用者
の腰部をマッサージするために押圧した時、身体、殊に
腰部が前に押し出されてしまい、施療子が当たる場所が
ずれて腰部を十分にマッサージすることができなくな
る。 もっとも、背もたれがリクライニング自在となってい
るものでは、背もたれを倒すことによって、安定したマ
ッサージを得ることが可能である。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のリクライニング自在な背もたれに施療
子が設けられているマッサージ機では、背もたれのリク
ライニング角度の調節は、使用者が自身の好みに応じて
操作を加えることで調節するものでしかなく、このため
にリクライニング角度の調節を怠って、十分なマッサー
ジを得られないことが多々ある上に、一々リクライニン
グ角度を調節することは、面倒な操作が必要となるわけ
で、この種のマッサージ機のユーザーに機械操作が不得
手な者が多いことを考えれば、依然として問題が残る。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは背もたれの角度によるマッサージ
効果の変化も考慮し、常に良好なマッサージ効果を得る
ことができるマッサージ機を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、施療子の動作モードや動作位置、
動作回数もしくは動作時間といった施療動作に関するパ
ラメーターを多数のステップ毎に記憶保持して、各ステ
ップのパラメーターに基づく動作をステップ順に実行す
るプログラム式のマッサージ機において、施療子は電動
リクライング式の椅子の背もたれに設けられているとと
もに、この椅子の背もたれのリクライニング角度が上記
パラメーターの一つとされていることに特徴を有してい
る。 [作用] 本発明によれば、施療子の動作モードや動作位置とい
った施療動作が変化するごとに、背もたれのリグライニ
ング角度も適切な角度となるように同時に且つ自動的に
調節される。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、マ
ッサージ機は、背もたれ10のリクライニング角度が電動
で調節される椅子1の背もたれ10内に施療子2が配設さ
れたものとなっている。 まず、椅子1について説明すると、この椅子1は、第
3図に示すように、背もたれ10,座部11,足載せ台12、ア
ームレスト13、そして底枠14とからなり、底枠14と座部
11とがリンク15,16で連結され、座部11に下端部が回動
自在に連結された背もたれ10と底枠14とがリンク17で連
結され、更に座部11と足載せ台12とが屈曲自在なリンク
18,19で連結されるとともに、リンク16と底枠14並びに
座部11とリンク19とが夫々電動式の伸縮ユニット2,2で
連結されたものとして構成されている。 更に詳しく説明すると、第4図に示すように、背もた
れ10はフレーム10aとこれの前面に取り付けられたクッ
ション部10b、そして背面カバー10cとによって形成さ
れ、座部11はフレーム11aとクッション部11bとによって
形成されている。そして底枠14は、前桟14aと中桟14bと
後桟14cとを備えていて、各桟14a,14b,14cには夫々軸受
板14eを介してU字形パイプとして形成されているリン
ク15,16,17が回動自在に取り付けられている。図中14d
はアームレスト13の取付片、15a,16a,17aは、位置決め
用のカラーである。 リンク15の他端は座部11のフレーム11aの両側中程に
回動自在に連結され、リンク16の他端はフレーム11aの
両側後端部に回動自在に連結されているとともに、リン
ク15,16が側面からみてほぼ平行となるようにされてい
ることから、底枠14とリンク15,16と座部11とが平行ク
ランク(平行リンク)状に連結されているものである。
また、リンク17の他端は、下端が座部11のフレーム11a
の後端に回動自在に連結されている背もたれ10のフレー
ム10aの下部に回動自在に連結されている。 各一端が座部11のフレーム11aの桟11dに、他端が足載
せ台12に夫々回動自在に連結されている一対のリンク1
8,19は、共に途中に屈曲軸18a,19aを備えたもので、両
者は軸18bによって回動自在に連結されている。 そして、底枠14の後桟14c中央に設けられた連結座14f
に一端を軸ピン100と抜け止めピン101とによって回動自
在に連結された伸縮ユニット2は、その他端がリンク16
の桟16bに回動自在に連結されており、このために伸縮
ユニット2が縮んだ状態では第3図(a)に示すよう
に、座部11が底枠14の直上に位置するとともに、背もた
れ10が起き上がったところに位置し、伸縮ユニット2が
伸びれば第3図(b)に示すように、座部11が前方に移
動するとともに、背もたれ10が倒れた状態となる。 また、座部11の横桟11cと、リンク19の屈曲軸19aのと
ころに設けられた桟19bとに両端を夫々回動自在に連結
されている伸縮ユニット2は、縮んだ時に第3図(a)
に示すように、座部11の前端から足載せ台12が垂れ下が
った状態とし、伸びた時には第3図(b)に示すよう
に、足載せ台12が座部11の前方でほぼ水平となるように
する。 ここにおける各伸縮ユニット2は、第6図に示すよう
に、正逆回転自在なモータ20の回転によって伸縮を行う
もので、モータ20で回転駆動されるねじ軸23とこれに螺
合する送りナット25を備えたものとして形成されてい
る。一端がベアリング291を介してギアボックス29に支
持されているねじ軸23は、モータ20の出力時に取り付け
られたウォームギア21と噛み合うウォームホイール22が
固着されている。また上記送りナット25を一端に備える
とともに他端に継手26を備えているパイプ28内には、上
記ねじ軸23の他端をベアリング250を介して支持するス
ライダー25が軸方向摺動自在に収納されている。 ねじ軸23を回転させたならば、継手26を介して他の部
材に連結されることで軸まわりの回転が規制される送り
ナット25は、ねじ軸23に対して螺進退することで、継手
26とギアボックス29との間隔を変化させる。図中290は
ねじ軸23を覆うカバー、292,293は夫々スラスト力を受
けるためのベアリング、294はベアリング受けである。 そして、この伸縮ユニット2は、第7図に示すよう
に、ギアボックス27に継手27が固着され、またパイプ28
外周にストローク検知板201が、カバー200外周に取付板
203を介してフォトセンサー204が取り付けられている。
ストローク検知板201が備えている複数個のスリットを
フォトセンサー204が検知することによって、伸縮ユニ
ット2の伸縮状態を、つまりは背もたれ10のリクライニ
ング角度や足載せ台12の角度を検出することができるよ
うになっているわけである。 さて、マッサージのための一対の施療子4,4を備えた
マッサージ機構3は、第4図に示すように、両側面に椅
子1の背もたれ10のフレーム10a両側のレール部を転動
する複数個のころ54を備えているとともに、レール部に
付設されたラック10dを噛合するピニオン55を備えて、
ピニオン55の回転によってフレーム10aに沿った上下動
を自走で行うものであり、内部には第5図に示すよう
に、上記ピニオン55を駆動するモータ5と、このモータ
5によって夫々回転駆動される主軸50、ねじ軸56、クラ
ンク軸58、回転軸59等を備えている。尚、モータ5は電
圧の変化に追従して出力トルクを一定に保ったまま回転
速度が変化する正逆回転自在なものが使用されている。 上記主軸50には、キー51によって回転不能に且つ軸方
向にスライド自在に内輪52が取り付けられ、内輪52の外
周には外輪53が遊転自在に取り付けられ、更に外輪53の
外周部にアーム40の中程が固着されており、ローラ状に
形成されている施療子4はこのアーム40の一端に回転自
在に取り付けられている。また回転軸59にはレバー44の
中程が固着されており、レバー44の一端はリンク45とピ
ン46とを介してねじ軸56に噛合する送りナット57に連結
され、レバー44の他端には上記クランク軸58が取り付け
られている。そしてクランク軸58の偏心部には、自在継
手43を介してリンク42の一端が連結され、リンク42の他
端には自在継手41を介して上記アーム40の他端が連結さ
れている。尚、リンク42は各施療子4,4毎に設けられて
いる。 今、主軸50を回転させたならば、主軸50と一体に回転
する上記内輪52が、主軸50に対して偏心且つ傾斜してい
るために、この内輪52に遊転自在に装着されている外輪
53にアーム40を介して取り付けられた施療子4は、リン
ク42によってアーム40の動きに制限が加えられているこ
ともあって、主軸50の回転に伴ない、三次元的な軌跡を
描く運動、すなわち上下方向と主軸50の軸方向と主軸50
からの突出方向とに位置を変化させる運動を行なう。第
5図中のAは側面から見た動きを示している。このよう
な動きを対称に行なう一対の施療子4,4は、使用者の背
面にいわゆる「ねりもみ」のもみマッサージを与える。
尚、主軸50の回転方向によって、「もみ上げ」と「もみ
下げ」の異なったもみマッサージを得ることができる。 モータ5によって送りねじ56を回転させることで、リ
ンク45とレバー44とを介して回転軸59のまわりにクラン
ク軸58を回転させると、これに伴なってアーム40が内輪
52のまわりを回転し、第5図中にBで示す動きを施療子
4が行う。この時、施療子24は背もたれ10にもたれてい
る使用者の背面が位置することになる正面方向への突出
量を変化させることから、主軸50を回転させてマッサー
ジを得るにあたり、強いもみマッサージと、弱いもみマ
ッサージとを選択的に行なわせることができる。 そして、クランク軸58をその軸まわりに回転させた場
合、クランク軸58の偏心部の回転につれて動かされるリ
ンク42がアーム40を動かすものであり、この時のアーム
40の動きは止まっている内輪52のまわりを外輪53と共に
回動する動きとなることから、アーム40先端の施療子4
は、内輪52の位置にもよるが、正面から見て、ほぼ上下
方向の直線往復運動となり、たたきマッサージを行なう
ことになる。 モータ5によって前記ピニオン55を回転させた場合に
は、前述のように、ラック10dとピニオン55との噛み合
いにより、このマッサージ機構3は椅子の背もたれ10に
沿って上下に移動する。従って、施療子4の位置を上下
に変えることができる。またこの時には施療子4が人体
背面をさすりながら移動する背すじ伸ばしのためのロー
リングマッサージを得ることができ、更にクランク軸58
を同時に作動させたならば、たたき動作を伴っているた
たきローリングマッサージを得ることができる。 尚、モータ5と上記の各負荷との間には夫々ソレノイ
ドを使用したクラッチを設けることで、各負荷を動作さ
せるか否かを選択できるようになっている。また、この
マッサージ機構3は、一対の施療子4,4の間隔を変更す
るための機構が設けられており、更に背もたれ10に沿っ
た上下位置、ねじ軸56による強弱設定、両施療子4,4の
間隔(幅)、内輪52の偏心によるところの施療子4の人
体側への突出量を夫々検出する位置検出回路84等が設け
られており、これらの構造的な説明については省略す
る。 第8図及び第9図は、各種動作の指示を与えるための
操作器6を示している。操作器6は、本体60と、この本
体60に軸部62を係止させることによって回動自在に取り
付けられて本体6の一端側の表面を覆うカバー61とから
なるもので、本体60のカバー61によって覆われる部分の
表面には、上記の各種マッサージ動作を指示通りに行わ
せるマニュアル操作用のスイッチ群SW8〜SW14,SW20,SW
23、動作表示のための発光表示素子L1〜L8、カバー3の
開閉を検出する隠しスイッチSW3等が配設されており、
カバー61で覆われない部分の表面には、現在の動作情報
を表示する液晶型表示部64や、電源スイッチSW1、マッ
サージ機構3の動作を停止させる停止スイッチSW2,前記
足載せ台12内に設けられた振動マッサージ機をためのオ
ンオフスイッチSW15,前記伸縮ユニット2,2を作動させる
ことによって、背もたれ10のリクライニング角度や足載
せ台12の角度を調節するスイッチSW16〜SW19、使用者に
よって異なる座高に応じた補正を行うために肩位置を入
力するのに使用される位置合わせスイッチSW21が設けら
れている。 そしてカバー61側には、予め設定されているプログラ
ムに基づいてマッサージを行わせる時の施療コースの選
択スイッチSW5〜SW7と、各コースのマッサージを短縮し
て実行させるためのスイッチSW4が配設されている。
尚、これらスイッチSW4〜SW7は、カバー61側に設けられ
ているのは第8図(c)に示すように、釦65とアクチュ
エーター66だけであり、スイッチ本体67は本体60内の基
板63上に設けられている。また、これらスイッチSW4〜S
W7を操作した時、動作確認のための発光表示がなされる
のであるが、これらの発光表示も、カバー61に孔611,61
2,614,616,618を設けることで、本体60側に設けられた
発光表示素子L1〜L8のうちの、発光表示素子L1,L2,L4,L
6,L8を利用したものとなっている。 次に、第1図に示す制御記憶回路Cについて説明す
る。この制御記憶回路Cは、上記操作器6から与えられ
る指令に基づいて、前記モータ5やクラッチ、伸縮ユニ
ット2等を指示回路81と施療子駆動回路82とを通じて制
御することで、マッサージ動作や背もたれ10のリクライ
ニング角度、足載せ台12の角度の変更等を行わせるもの
であり、前記位置検出回路84と施療子4の現在の強弱位
置、幅位置、上下位置並びに突出量のデータを納めるレ
ジスタ85〜88とからなる位置検出部83が接続されている
とともに、リクライニング用の伸縮ユニット2のフォト
センサー202であるリクライニング角度センサ90や、モ
ータ20のための指示回路91及び駆動回路92が接続されて
いる。 そして、制御記憶回路Cは、操作器6のスイッチSW5
〜SW7に対応する上半身コースと首・肩コースと腰コー
スの各コースマッサージのための3種のテーブルT1,T2,
T3を備えているとともに、これらテーブル中の各ステッ
プに付されたアドレスを指し示すテーブルポインタPと
を備えている。 ここにおけるテーブルT1,T2,T3は、施療子4にどの種
類のマッサージ動作を行わせるかの動作モード(動作方
法)、その動作位置(動作範囲)、動作回数もしくは動
作時間といった施療動作に関するパラメーターと、背も
たれ10のリクラニン角度のパラメーターとを多数のステ
ップ毎に記憶保持しているもので、たとえば上半身コー
スのためのテーブルT1には、表1のようなパラメーター
が格納されている。 尚、表1における施療子4の位置並びにリクライニン
グ角度に関するパラメーターは、位置検出回路83や角度
センサー90によって得られる情報に対応するようにして
ある。つまり、位置検出回路83においては、第1図に示
すように、施療子4の上下位置に関して上限1から下限
Yまでの複数段階で、幅位置に関して最内端1から最外
端Xまでの複数段階で、強弱に関して最弱1から最強Z
までの複数段階で検出するものとし、角度センサー90は
リクライニング角度を0〜3の4段階で検出するものと
している。 今、操作器6において電源スイッチSW1を入れて、上
半身コースを指定するスイッチSW5を操作したならば、
制御記憶回路CはテーブルポインタPをテーブルT1の先
頭アドレスにセットして、この先頭アドレスのステップ
の各パラメータを読み出してこれら情報を各レジスタ91
〜96にセットし、その位置情報と、位置検出部83から得
られる現在位置情報とを比較判別回路C1において比較し
て、両者が一致するように指示回路81及び施療子駆動回
路82を通じて施療子4の位置を変更し、その後、テーブ
ルT1に記された動作方法の動作を、同じくテーブルT1
記載されている動作回数(動作時間)だけ施療子4に実
行させるものであり、また、この時、テーブルT1のリク
ライニング角度情報と、角度センサー90から得られる現
在の背もたれ10のリクライニング情報とを比較判別回路
C2において比較して、両者が一致するように指示回路21
0及び駆動回路211を通じてリクライニング用の伸縮ユニ
ット2のモータ20を制御する。施療子4の位置セットと
リクライニング角度のセットとにずれがある場合には、
施療子4の位置セットが完了した時点でマッサージ動作
に移るようにしている。 そして、指定の回数のマッサージが終了したならば、
制御記憶回路CはテーブルポインタPを次のステップの
アドレスに移し、このステップの各パラメーターを読み
出して、次のマッサージに移る。第2図にこの動作のフ
ローチャートを示す。こうして最終ステップに至れば、
施療子4を所定の収納位置に移す収納動作を行うととも
に、リクライニング角度を最小に、つまり背もたれ10が
最も起きた状態とし、使用者が椅子1から立ち上がるこ
とが容易となるようにする。 施療方法及び施療位置に応じてリクライニング角度が
自動設定されるものであり、また、表1にも示している
ように、首位置(上下位置が1)の時にはリクライニン
グ角度を小さく、肩位置(上下位置が2)の時には背も
たれ10を少しだけ倒し、背は痛みを強く感じる部位であ
るので、背もたれ10を起こした状態で、そして腰(Y)
位置でのマッサージを行う場合には、リクライニング角
度をもっとも大きくして、身体がずれないようにすると
ともに体重を施療子4にかけることができるようにし
て、身体の浮き上がりが最も問題となる腰に対するマッ
サージを効果的に行えるようにしている。 尚、ここでは各ステップ毎にリクライニング角度を変
えるようにしているが、たとえば上半身コースのマッサ
ージについては、全体をリクライニング角度が小さい状
態で行い、首・肩に対するマッサージを重点的に行う首
・肩コースのマッサージについては、リクライニング角
度をやや大きくした状態で行い、そして腰に対するマッ
サージを重点的に行う腰コースのマッサージについて
は、リクライニング角度を最も大きくした状態で行うと
いうようにしてもよい。これは、各テーブルT1,T2,T3
のリクライニング角度のパラメーターを所要の値にする
ことで行うことができる。もっとも、この場合において
も、各テーブルT1,T2,T3の最終ステップでは、リクライ
ニング角度が小さくなるようにしておくとよい。マッサ
ージ終了後に椅子1から立ち上がりやすく、また次に座
る時に座りやすいからである。 この立ち上がりやすく且つ座りやすいという点からす
れば、第11図に示すように、椅子1のリンク16から突き
上げ片16cを突設して、背もたれ10を起こした時、突き
上げ片16cが座部11におけるクッション11bの後部を突き
上げて、クッション11bが前部を支点として浮き上がる
ようにしてもよい。また、設定されたリクライニグ角が
使用者の好みに合わない場合も考えられることから、リ
クライニング角度の手動設定のためのスイッチSW16,SW
17が操作されたならば、この手動設定に基づくリクライ
ニング角度にするとともに、以後、テーブルT1,T2,T3
のリクライニング角度のパラメーターは無視されるよう
にしておくとよい。第5図に示すように、施療子4が先
端に装着されたアーム40に歪センサー49を取り付けてこ
の歪センサー49から得られる負荷情報と、スイッチS
W13,SW14とで設定される強弱設定値とを比較することが
できるようにして、負荷の値が強弱設定値より小さい時
にはリクライニング角度を大きく、負荷の値が強弱設定
値より大きい時にはリクライニング角度を小さくするよ
うにすることもできる。ただし、この場合においても、
スイッチSW16,SW17によってリクライニング角度が手動
設定されたならば、負荷の値に応じたリクライニング角
度設定は以後キャンセルされるようにしておくことが望
ましい。 操作器6のカバー61を開いてマニュアル動作で指示を
与える場合にも、各施療方法もしくは施療位置のいずれ
かの指定に応じて、あるいはこの両者の組み合わせに応
じてリクライニング角度を自動セットするようにしても
よい。たとえば、肩位置での「もみ」マッサージについ
ては、背もたれ10を倒す角をやや大きく、腰位置での
「もみ」マッサージについては背もたれ10を倒す角度を
小さくするのである。そして、このリクライニング角度
の連動は、スイッチSW16,SW17によるリクライニング角
度の手動設定がなされた時点から、キャンセルされるよ
うにしておき、収納時のみ背もたれ10が完全に起きるよ
うにしておくことが望ましい。 施療方法に応じてリクライニング角度を自動設定する
場合には、「たたきローリング」、「たたき」、「も
み」、「ローリング」の各マッサージの順にリクライニ
ング角度が漸次大きくなるようにしておき、そして「た
たき」と「もみ」のマッサージに関しては、「肩」位置
の時に−5゜,背中位置の時に±0゜、腰位置の時に+
10゜の補正がなされるようにするとよい。 リクライニング用の伸縮ユニット2を駆動して、背も
たれ10を倒す時、第3図から明らかなように、座部11が
前方に移動するとともに背もたれ10の下端部が前方へと
引っ張られることから、椅子1の後方スペースが小さく
とも、背もたれ10を深く倒すことができるようになって
いる。また、伸縮ユニット2の駆動に際しては、常に背
もたれ10を倒す動作が、背もたれ10を起こす動作よりも
ゆっくりとなされるように、伸縮ユニット2のモータ20
の電圧制御を制御記憶回路Cが行うようにしてある。 また、ここでは背もたれ10のリクライニング角度が連
動調整される場合について説明したが、足載せ台12の角
度も電動で調整することができるようになっていること
から、足載せ台12の角度パラメーターもテーブルT1,T2,
T3中に入れておくとともに、第10図に示すように、足載
せ台(オットマン)の角度パラメーターをセットするた
めのレジスタ97と、足載せ台12用伸縮ユニット2のフォ
トセンサー202であるオットマン取出しストロークセン
サー214から得られる情報との比較用の比較判別回路
C3、上記伸縮ユニット2のモータ20のための指示回路21
2及び駆動回路213を設けて、足載せ台12の角度もリクラ
イニング角度と同様に自動調整されるようにしてもよ
い。この場合、マッサージの終了時の施療子4の収納が
なされる時点で、足載せ台12が座部11の下方に畳まれる
ようにするとともに、スイチSW18,SW19で足載せ台12の
角度が手動設定された時には、以後、足載せ台12の角度
の自動調整がキャンセルされるようにしておくとよい。 マッサージの最後にリクライニング角度を最小にする
とともに、足載せ台12を座部11の下方に畳む動作は、ス
イッチSW1の操作で停止させる場合においてもなされる
ようにしておく。 更に、このように椅子1の背もたれ10や足載せ台12を
電動で動かせるようにした場合には、第3図及び第4図
に示すように、超音波等による距離センサー110,120を
設けて、背もたれ10を倒す時や足載せ台12を畳み込む時
にこれら距離センサー110,120が3〜5cmの距離のところ
に物体を検出すると、各伸縮ユニット2が停止するよう
にしておくことが望ましい。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、施療子の動作モード
や動作位置といった施療動作が変化するごとに、背もた
れのリクライニング角度も適切な角度となるように同時
に且つ自動的に調節されるものであり、このために腰に
対するマッサージを行う時に、腰が浮いてしまって十分
なマッサージ効果を与えることができなかったりするこ
とを、リクライニング角度の調整で防ぐことができて、
効果的なマッサージを得られるとともに、手動でリクラ
イニング角度を調整する場合のような手間がいらないも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例のブロック回路図、第2図は同
上の動作のフローチャート、第3図(a)(b)は椅子
の側面図、第4図は(a)(b)は同上の椅子の分解斜
視図と足載せ台の斜視図、第5図は同上のマッサージ機
構の破断側面図、第6図(a)(b)は同上の伸縮ユニ
ットの縦断面図と横断面図、第7図(a)(b)は同上
の伸縮ユニットの平面図と側面図、第8図(a)(b)
(c)は同上の操作器のカバーを閉じた状態の斜視図と
カバーを開いた状態の斜視図と断面図、第9図(a)
(b)は同上の操作器のカバーを閉じた時の正面図とカ
バーを開いた時の正面図、第10図は他の実施例の部分ブ
ロック回路図、第11図は他の実施例の椅子の側面図であ
って、1は椅子、10は背もたれ、Cは制御記憶回路を示
す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−215464(JP,A) 特開 昭59−197250(JP,A) 特開 昭60−194952(JP,A) 実開 平1−167232(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 7/00 323 A61H 15/00 370 A61H 15/00 350

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施療子の動作モードや動作位置、動作回数
    もしくは動作時間といった施療動作に関するパラメータ
    ーを多数のステップ毎に記憶保持して、各ステップのパ
    ラメーターに基づく動作をステップ順に実行するプログ
    ラム式のマッサージ機において、施療子は電動リクライ
    ング式の椅子の背もたれに設けられているとともに、こ
    の椅子の背もたれのリクライニング角度が上記パラメー
    ターの一つとされていることを特徴とするマッサージ
    機。
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