JP3290249B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP3290249B2
JP3290249B2 JP16285193A JP16285193A JP3290249B2 JP 3290249 B2 JP3290249 B2 JP 3290249B2 JP 16285193 A JP16285193 A JP 16285193A JP 16285193 A JP16285193 A JP 16285193A JP 3290249 B2 JP3290249 B2 JP 3290249B2
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健司 大塚
彰司 星野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば使用者の背中が
当てられる椅子やベッド等における背当て部に組込ま
れ、マッサージローラ等の施療子を上下動させて背筋の
ばしができるマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば椅子の背当て部に組込まれるマッ
サージ機は、背当て部の正面方向に突出される施療子を
移動させて使用者の背中に対するマッサージ位置を可変
するものであり、そのために、施療子は少なくとも背当
て部の上下方向に移動可能に設けられている。この種の
マッサージ機は特公平1−13857号公報に記載され
ている。
【0003】この特公平1−13857号公報に記載の
マッサージ機では、施療子の上下方向の移動を、上下の
移動限界位置において自動反転させることにより、ロー
リングメニュー動作、換言すれば背筋のばしマッサージ
ができる機能を有している。そして、このマッサージに
おいては、使用者の背中方向への施療子の突出量を最大
にした状態を保って、この施療子を上昇および下降させ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者は
背筋のばしマッサージについて子細な検討をした結果、
施療子の上昇過程と下降過程のうち、実際の背筋のばし
に寄与するのは上昇過程であり、下降過程においてはむ
しろ背筋を縮める方向にマッサージ動作が作用すること
を見いだした。そのため、前記のように施療子の突出量
を一定に保持したままで背筋のばしマッサージをする従
来のマッサージ機にあっては、施療子の下降過程での背
筋を縮める作用により、背筋のばしの効果が損なわれ易
いという問題がある。
【0005】本発明の目的は、背筋のばしマッサージを
行う際に下降過程の施療子が背筋を縮める作用を少なく
して、背筋のばし効果を向上できるマッサージ機を得る
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、椅子やベッド
の背当て部の正面に突出される一対の施療子を有して前
記背当て部に組込まれ、前記施療子を自動反転上下動さ
せて背筋のばしをする背筋のばしマッサージ動作ができ
るマッサージ機に適用される。
【0007】そして、前記目的を達成するために、前記
施療子の前記正面側への突出量を大小に可変する突出量
可変手段と、前記施療子の突出量を検出する突出量検出
手段と、この突出量検出手段の検出に基づき前記突出量
可変手段を制御して、前記背筋のばしマッサージ動作時
における前記施療子の突出量を、前記施療子が上昇され
る際に大きく、かつ、前記施療子が下降される際に小さ
くする突出量制御手段とを具備し、前記一対の施療子の
相互間隔は、前記突出量が大きい場合に狭く、この逆に
前記突出量が小さい場合に広く変化することを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】前記構成のマッサージ機において、背筋のばし
マッサージ動作を選択して背筋のばしマッサージをする
ときには、突出量制御手段が突出量可変手段を制御する
とともに、突出量検出手段が突出量可変手段により変化
される施療子の突出量を検出する。そして、この検出デ
ータをもとに、前記突出量制御手段は突出量可変手段に
対する制御を実施し、それにより、施療子を上昇させる
際にはこの施療子の突出量を大きく保持し、逆に施療子
を下降させる際にはこの施療子の突出量を小さく保持す
る。
【0009】そのため、突出量を大きくした状態で一対
の施療子を上昇させて背筋のばしができる。そして、こ
の後に突出量を小さくした状態で一対の施療子を反転下
降させるから、この下降過程の一対の施療子が使用者の
背中を押し下げる作用、換言すれば、背筋のばしマッサ
ージにおいて下降過程の一対の施療子が背筋を縮める作
用を少なくできる。しかも、一対の施療子の相互間隔
は、前記上昇過程では狭く、この逆に前記下降過程では
広くなるから、使用者の背中に対して広い範囲にわたる
背筋のばしマッサージを施すことができる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図23を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1〜図4中符号21で示す機枠は、
左右の側板22、23と、これら側板22、23に渡っ
て横架された横架材24、25と、他の横架材26、2
7とを備えている。横架材26は側板23上に連結され
た後述の減速機ケースと側板22とに渡って横架され、
横架材27は側板22に片持ち支持されている。
【0011】機枠21内にはその幅方向略中央部に位置
して駆動ユニット31が配置されている。このユニット
31は、ギアボックスをなすハウジング32と、このハ
ウジング32の外面に連結された正逆回転可能な第1モ
ータ33とを備えている。ハウジング32は横架材2
4、25の中央部内面に当接支持されているとともに、
横架材27にボルト止めされている。図7等に示される
ように第1モータ33の回転軸33aは、その外周部に
は全周にわたる歯を有して歯車状に形成されているとと
もに、ハウジング32内に挿入されている。
【0012】ハウジング32には歯車装置34が内蔵さ
れている。すなわち、図7および図8中41は左右方向
に延びて、その両端部を軸受42で回転自在に支持され
た入力軸で、この外周に嵌合して一体に回転されるよう
に固定された入力歯車43は、第1モータ33の回転軸
33aに噛み合わされている。入力軸41の外周には、
第1の一方向クラッチ44を介して揉み系伝動歯車45
と、第2の一方向クラッチ46を介して叩き系伝動歯車
47が夫々取付けられている。
【0013】第1の一方向クラッチ44には、第1モー
タ33の回転軸33aが逆転された際に「入」状態とな
って、入力軸41の回転を揉み系伝動歯車45に伝える
とともに、第1モータ33の回転軸33aが正転された
際に「切」状態となって、揉み系伝動歯車45への入力
軸41の回転を断つものが使用されている。この逆に第
2の一方向クラッチ46には、第1モータ33の回転軸
33aが正転された際に「入」状態となって、入力軸4
1の回転を叩き系伝動歯車47に伝えるとともに、第1
モータ33の回転軸33aが逆転された際に「切」状態
となって、叩き系伝動歯車47への入力軸41の回転を
断つものが使用されている。
【0014】図7に示されるようにハウジング32内に
は入力軸41と平行に横架される支持軸48がナット4
9で止められているこの軸48に回転自在に支持された
第1減速歯車50の大径歯車部50aは、揉み系伝動歯
車45に噛み合わされている。さらに、ハウジング32
には揉み系出力歯車としての第2減速歯車51が内蔵さ
れ、この歯車51は第1減速歯車50の小径歯車部50
bに噛み合わされている。
【0015】ハウジング32には、左右方向に延びてハ
ウジング32の両側面から突出される揉みマッサージ軸
52が、一対の軸受53により回転自在に支持されてい
る。この軸52の軸方向中央部は、第2減速歯車51の
ボス部51aを貫通して、このボス部51aの内周面に
スプライン係合されている。
【0016】したがって、第1の一方向クラッチ44、
揉み系伝動歯車45、第1、第2減速歯車50、51等
の伝動部品により、入力軸41から揉みマッサージ軸5
2に至る揉み伝動系が形成されており、この伝動系によ
り、第1モータ33で回転される入力軸41の回転が減
速されて、第1の一方向クラッチ44から揉みマッサー
ジ軸52に伝達されるようになっている。
【0017】図8に示されるようにハウジング32内に
は叩き系伝動歯車47と噛み合わされる叩き系出力歯車
54が内蔵されている。さらに、ハウジング32には、
その両側面から突出される叩きマッサージ軸55が一対
の軸受56により回転自在に支持されている。この軸5
5は揉みマッサージ軸52と平行であって、その軸方向
中央部は出力歯車54のボス部54aを貫通して、この
ボス部54aの内周面にスプライン係合されている。
【0018】したがって、第2の一方向クラッチ46、
叩き系伝動歯車47、および叩き系出力歯車54等の伝
動部品により、入力軸41から叩きマッサージ軸55に
至る叩き伝動系が形成されている。この伝動系により、
第1モータ33で回転される入力軸41の回転が減速さ
れて、第2の一方向クラッチ46から叩きマッサージ軸
55に伝達されるようになっている。
【0019】駆動ユニット31は電磁ブレーキ57を備
えている。このブレーキ57はハウジング32の外面に
第1モータ33とは反対側に位置して取付けられてい
る。電磁ブレーキ57には、無励磁作動形、つまり、通
電されることにより図7に示すブレーキ軸57aを制動
する機能を発揮し、非通電状態ではブレーキ軸57aの
制動機能を解除する形式のものが採用されている。ブレ
ーキ軸57aはハウジング32内に挿入されているとと
もに、これにはブレーキ歯車58が固定されている。ブ
レーキ歯車58は揉み系伝動歯車45に噛み合わされて
いる。
【0020】前記構成の駆動ユニット31において、そ
の第1モータ33の回転軸33aが正転されると、その
回転が入力歯車43を介して入力軸41に伝わり、第2
の一方向クラッチ46を介して叩き系伝動歯車47が回
転される。このとき、第1の一方向クラッチ44は
「切」状態にあり、揉みマッサージ軸52には動力が入
らない。そのため、叩き系伝動歯車47に噛み合わされ
た叩き系出力歯車54を介して叩きマッサージ軸55が
減速回転される。この軸55が回転駆動される際には、
電磁ブレーキ57は通電され、使用者の体重による揉み
マッサージ系の遊動が阻止される。
【0021】電磁ブレーキ57が非動作の状態で第1モ
ータ33の回転軸33aが逆転されると、その回転は入
力歯車43、入力軸41を経由して、第1の一方向クラ
ッチ44を介して揉み系伝動歯車45に伝えられる。こ
のとき、第2の一方向クラッチ46は「切」状態にあっ
て、叩きマッサージ軸55には動力が入らないととも
に、ブレーキ軸57aおよびブレーキ歯車58は一体に
空回りする。そのため、揉み系伝動歯車45の回転が、
第1、第2の減速歯車50、51を介して減速されて揉
みマッサージ軸52に伝わり、この軸52が低速で回転
される。
【0022】前記ハウジング32を貫通した揉みマッサ
ージ軸52の両端部は、この端部の軸直角方向の断面が
略Dの字形となるように加工されているとともに、これ
ら両端部には揉みマッサージ軸52に対して位置決めさ
れてかつ一緒に回転される軸端部キャップ76(図7参
照)が夫々嵌着されている。そして、これら軸端部キャ
ップ76は、側板22、23に夫々取付けられた軸受7
7の軸受孔に夫々回転自在に挿入され、それによって揉
みマッサージ軸52は側板22、23間に回転自在に横
架されている。
【0023】合成樹脂等からなる軸端部キャップ76
は、図7および図18に夫々示されるように揉みマッサ
ージ軸52の軸端部に嵌着されるキャップ部76aの一
端部に、円形状のロータリーエンコーダ板部76bを設
けて形成されている。ロータリーエンコーダ板部76b
には互いに 180゜離れた位置に第1の被検出部77およ
び第2の被検出部78が夫々設けられている。
【0024】両被検出部77、78はいずれも前記板部
76bの外周に開放される凹部で形成されているととも
に、第1の被検出部77は第2の被検出部78との識別
を容易にするために、第2の被検出部78よりも幅が広
く形成されている。第1の被検出部77は後述のマッサ
ージローラの最小突出量を検出するために設けられ、か
つ、第2の被検出部78は前記ローラの最大突出量を検
出するために設けられている。
【0025】そして、一方の側板23にはロータリーエ
ンコーダ板部76bに近接対向して突出量センサ79を
支持した印刷回路基板からなるセンサブラケット80が
取付けられている。なお、図7中80aはコネクタを示
している。突出量センサ79には、例えば投光部と受光
部とを持った反射型の光スイッチが使用され、その受光
部は光電変換する素子で形成されている。
【0026】そのため、投光部から出射された光は、ロ
ータリーエンコーダ板部76bが半回転するたびに第
1、第2の被検出部77、78を交互に通過するから、
このときには受光部への反射光の入射がなく、それ以外
の時にはロータリーエンコーダ板部76bで反射された
光が受光部に入射されるものであり、このようにして突
出量センサ79は第1、第2の被検出部77、78を交
互に非接触で検出できる。
【0027】なお、図5〜図7、図9、および図10に
示されるように揉みマッサージ軸52のハウジング32
から突出された左右両側部分にはキー62が夫々取付け
られている。図7中63はキー62の外れ止め用の止め
輪、64は同じく止めねじである。
【0028】揉みマッサージ軸52の前記両側部分には
夫々可動スリーブ65が取付けられている。これら一対
のスリーブ65は前記両側部分に対し揉みマッサージ軸
52の軸方向に摺動可能に嵌合されている。可動スリー
ブ65は図7に示されるように偏心カム部65aと連結
部65bとを有している。
【0029】偏心カム部65aは、可動スリーブ65の
軸線に対して偏心しかつ傾斜した軸線を持つ短軸状の部
分である。両可動スリーブ65の偏心カム部65aの軸
線の傾斜は互いに逆になっている。連結部65bは可動
スリーブ65の軸線と同心的に設けられている。
【0030】偏心カム部65aの外周面には軸受66を
介してハブ67が取付けられている。したがって、一対
のハブ67は揉みマッサージ軸52の前記両側部分に、
この軸52に対して互いに反対方向に傾斜して支持され
ている。図1、図2、および図9に示されるようにハブ
67にはアーム68が連結され、このアーム68の先端
部には施療子としてのマッサージローラ69が回転自在
に取付けられている。
【0031】前記第1モータ33と、入力軸41からマ
ッサージ軸52に至る揉み伝動系と、可動スリーブ65
の偏心カム部65aと、アーム68が連結されたハブ6
7とを有して突出量可変手段が形成されている。この突
出量可変手段により、揉みマッサージ軸52を半回転す
るごとに前記偏心カム部65aの偏心量に応じて、椅子
の背当て部正面方向へのマッサージローラ69の突出量
を大小に可変できるようになっている。
【0032】図5に示されるように前記ハウジング32
を貫通した叩きマッサージ軸55の両端部は、この軸5
5のハウジング貫通部と同軸上に設けられて、側板2
1、22の内面に軸受ブラケット70を介して取付けら
れた軸受71に夫々回転自在に支持されている。図8に
示されるように叩きマッサージ軸55の両端部と前記ハ
ウジング貫通部との間の部分は、これらに対して偏心さ
れた偏心軸部55a、55bをなしている。これら偏心
軸部55a、55bは互いに 180゜ずれて偏心されてい
る。
【0033】偏心軸部55a、55bにはその軸方向に
摺動自在なメタル軸受72が夫々嵌合されている。図9
に示されるように両メタル軸受72の外周にはこれを挟
んでバンド状の継手73が夫々連結され、継手73には
ボールスタッドと通称される連結棒74の一端部がピン
75を介して連結され、連結棒74はピン75の軸回り
に回動可能になっている。
【0034】連結棒74の球状をなす他端部74aはハ
ブ67に連結されている。連結棒74とハブ67との連
結部分は球面対偶であり、したがって、連結棒74の他
端部はハブ67に対して自在継手状に回動自在に連結さ
れている。
【0035】このように継手73が連結棒74を介して
ハブ67に連結されていることにより、既述のように第
1モータ33の回転軸33aが正転されて、叩きマッサ
ージ軸55が適当な速度で回転された場合には、メタル
軸受72に連結された継手73が叩きマッサージ軸55
と一緒に回転されることはないとともに、叩きマッサー
ジ軸55はメタル軸受72の内周面を滑りながら回転さ
れる。
【0036】ところで、メタル軸受72が嵌合されてい
る偏心軸部55a、55bの軸中心は偏心されているか
ら、この偏心量の2倍のストロークで継手73および連
結棒74がその長手方向に往復移動される。そのため、
一対のハブ67が、夫々に対応する連結棒74で押し引
きされて軸受66を中心に往復回動される。それに伴
い、アーム68を介してマッサージローラ69が同期し
て動かされ、マッサージローラ69が叩き運動をする。
【0037】なお、偏心軸部55a、55bは互いに 1
80゜ずれて偏心されているから、一対のマッサージロー
ラ69は互いに逆方向に移動され、また、このとき揉み
マッサージ軸52に回転力が入ることがない。
【0038】前記第1モータ33の回転軸33aが逆転
されて揉みマッサージ軸52が低速度で適正に回転され
た場合には、この軸52と一緒にキー62を介して一対
の可動スリーブ65が回転される。そのため、偏心カム
部65aが、その軸線の傾斜に応じ揉みマッサージ軸5
2の軸線を支点として揺動するように見掛け上変位す
る。
【0039】ところで、偏心カム部65aに軸受66を
介して嵌合されているハブ67は、連結棒74を介して
継手73に連結されて、回転を拘束されている。したが
って、このハブ67は偏心カム部65aの前記見掛け上
の変位に同期して、揉みマッサージ軸52の軸線を中心
とする揺動運動を行う。
【0040】このとき、ハブ67と連結棒74との自在
継手状の連結部では滑りを生じるとともに、連結棒74
は継手73に対してピン75の軸回りに回動されて、前
記揺動運動を可能にしている。
【0041】このようにして動作される一対のハブ67
の揺動運動に伴いアーム68が同様に揺動されるから、
一対のマッサージローラ69が同期して互いに接離され
る方向に動かされ、それによって、マッサージローラ6
9が揉み運動をする。
【0042】図10〜図12に示されるように側板2
2、23の内面には軸受ブラケット81を介して軸受8
2が夫々支持されており、これらの軸受82に渡って間
隔調整ねじ軸83が回転自在に横架されている。このね
じ軸83は一対のマッサージローラ69間の相互間隔A
(図6参照)を可変させるために用いられて、各マッサ
ージ軸52、55と平行に配置されている。
【0043】なお、図10中32aは間隔調整ねじ軸8
3を逃げるためにハウジング32に形成された凹部であ
る。間隔調整ねじ軸83はハウジンク32の左右両側に
突出されるように配置された軸部分に夫々ねじ部83
a、83bを有し、これらのねじ部83a、83bは互
いに逆ねじにしてある。
【0044】図9〜図11等に示されるように両ねじ部
83a、83bには、ハブ67を連動して間隔調整ねじ
軸83の軸方向に移動される連動体としての移動子92
が夫々螺合されている。これら一対の移動子92は図8
に示されるように平面視(図8において)略コ字状をな
す連動突部92aを有しており、この突部92aの相対
向する壁部には凹みを93が形成されている。連動突部
92aにはその凹み93を通して叩きマッサージ軸55
が挿通されているとともに、連動突部92a内にはメタ
ル軸受72およびこれを挟んだ継手73の一端部が嵌合
されている。
【0045】勿論、この嵌合部分では、前記叩きマッサ
ージ軸55の回転に伴う継手73の振動および揉みマッ
サージ軸52の回転に伴う継手73の動きを妨げないよ
うに遊びをもっている。
【0046】前記一対の可動スリーブ65の連結部65
bの外周には、夫々ハブ支え96が回転可能に嵌合され
ている。図9に示されるように一対の移動子92には夫
々連動子94がねじ止めされている。これら連動子94
の腕部94aは、ハブ支え96をその外周から抱持する
ように設けられ、ねじ止めされている。
【0047】一方の側板22の内面には相互間隔Aの調
整用の正逆回転可能な第2モータ84が、図10および
図12において揉みマッサージ軸52の上方に位置して
取付けられている。側板22の外面には、この側板22
の内面に取付けられた一方の軸受ブラケット81と対向
する軸受ブラケット85が取付けられている。
【0048】これら相対向する軸受ブラケット81、8
5間には、これらに両端部を軸受86を介して回転自在
に支持された従動プーリ87が設けられており、このプ
ーリ87の軸部には歯車部88が形成されている。間隔
調整ねじ軸83の側板22がわの一端部には減速歯車8
9が取付けられ、これは歯車部88に噛み合わされてい
る。前記第2モータ84の回転軸には従動プーリ87よ
り小径な駆動プーリ90が取付けられ、これら両プーリ
87、90間にはこれらに渡ってタイミングベルト91
が巻き掛けられている。
【0049】前記間隔調整ねじ軸83、第2モータ8
4、従動プーリ87、減速歯車89、駆動プーリ90、
タイミングベルト91、移動子92、連動子94、およ
びハブ支え96等により、施療子間隔調整機構95が形
成されている。この機構95は、一対のマッサージロー
ラ69を互いに逆方向に移動させて相互間隔Aを可変す
る。
【0050】すなわち、第2モータ84動作される
と、その回転軸の回転が駆動プーリ90とタイミングベ
ルト91とを介して従動プーリ87に伝えられ、このプ
ーリ87の回転は、その歯車部88に噛み合っている減
速歯車89を介して間隔調整ねじ軸83を回転させる。
【0051】ところで、このねじ軸83のねじ部83
a、83bに夫々螺合されている移動子92は、連動子
94およびハブ支え96を介して可動スリーブ65に連
結されて回転を拘束されている。そのため、これら一対
の移動子92は、間隔調整ねじ軸83の回転に伴い、こ
のねじ軸83の軸方向に移動される。
【0052】ねじ部83a、83bは逆ねじであるの
で、一対の移動子92は互いに逆方向に移動される。例
えば第2モータ84の正転により互いに近付けられると
ともに、逆転により互いに遠ざけられるように移動され
る。そして、これらの移動と同時に、連動子94および
ハブ支え96を介して移動子92に連結された一対の可
動スリーブ65が、揉みマッサージ軸52の軸方向に移
動されるから、一対のマッサージローラ69の相互間隔
Aが可変される。
【0053】図10および図14に示されるように機枠
21の左右いずれかの側板、例えば側板22がわには、
広リミットスイッチ165が取付けられているととも
に、ハウジング32の側面には狭リミットスイッチ16
6が取付けられている。これらのスイッチ165、16
6は各移動子92に夫々別々に対向して設けられ、前記
相互間隔Aが最大に広がった時に側板22がわの一方の
移動子92により広リミットイッチ165が押されると
ともに、前記相互間隔Aが最小に狭まった時に側板23
がわの他方の移動子92により狭リミットスイッチ16
6が押されるようになっている。
【0054】図6および図11等に示されるように前記
第2モータ84の回転軸84aは、このモータ84のモ
ータフレームを軸方向に貫通しており、その一端部に既
述の駆動プーリ90が連結され、他端部に第2モータ8
4を空冷するためのファンを兼ねるロータリーエンコー
ダ板151が連結されている。このロータリーエンコー
ダ板151は、浅い皿状をなす円板であって、前記モー
タフレームと対向する内面に複数のリブ状の送風羽根
(図示しない)を放射状に有し、かつ、中心から外れた
位置に被検出部として一つの通孔152を設けて形成さ
れている。
【0055】このロータリーエンコーダ板151の近傍
には通孔152を非接触で検出する相互間隔センサ15
3が配置されている。相互間隔センサ153は機枠21
またはハウジング32等に固定される図示しないセンサ
ブラケットに支持されている。この相互間隔センサ15
3には、例えば投光部と受光部とを持った反射型の光ス
イッチが使用され、その受光部は光電変換する素子で形
成されている。
【0056】そのため、投光部から出射された光は、ロ
ータリーエンコーダ板151の1回転につき1回だけ通
孔152を通過するから、このときには受光部への反射
光の入射がなく、それ以外の時にはロータリーエンコー
ダ板151で反射された光が受光部に入射されるもので
あり、このようにして相互間隔センサ153は通孔15
2を非接触で検出できる。
【0057】図5および図13に示されるように前記機
枠21の側板23がわには、減速機ボックス101が取
付けられ、このボックス101の外面には正逆回転可能
な第3モータ102が取付けられている。前記ボックス
101内には、一体のウォーム103を有するとともに
減速歯車104が取付けられたウォーム軸105が、軸
受106を介して両端支持されているとともに、減速歯
車104に噛み合う駆動歯車107が内蔵されている。
駆動歯車107は減速機ボックス101に挿入された第
3モータ102の回転軸102aに取付けられている。
【0058】減速機ボックス101内には回転自在なホ
イル歯車軸108が挿入されている。なお、122は抜
け止めプレートである。ホイル歯車軸108にはウォー
ム103に噛み合うウォームホイル歯車109が取付け
られている。ホイル歯車軸108は中空構造であり、そ
の減速機ボックス101外に突出された一端部には、ホ
イル歯車軸108を軸方向に貫通するピニオン軸110
の一端部がスプライン係合(図13中121はスプライ
ン係合部を示している。)により連結されている。
【0059】図6に示されるように減速機ボックス10
1と側板22とには軸支持部111、112が相対向し
て設けられ、これらを貫通して保護パイプ113が横架
されている。このパイプ113内には回転自在にピニオ
ン軸110が通されている。保護パイプ113の減速機
ボックス101に挿通された一端部外周には、潤滑油を
含んだスリーブ125を介してホイル歯車軸108が回
転自在に嵌合して支持されている。
【0060】ホイル歯車軸108の前記一端部は、その
外周面には歯を設けて、ピニオン歯車114として形成
されている。ピニオン軸110の側板22がわの端部に
は、保護パイプ113の端部を覆うキャップ状をなすピ
ニオン歯車115が、スプライン係合により連結されて
いる。なお、この連結構造は図示しないがホイル歯車軸
108とピニオン軸110の一端部との連結部の構造と
同じである。
【0061】ホイル歯車軸108のピニオン軸110と
連結される小径端部108a、およびピニオン歯車11
5が有する前記小径端部と同様の図示しない小径端部に
は、その外周面に嵌合してローラ116が回転自在に支
持されている。
【0062】前記減速機ボックス101、第3モータ1
02、ウォーム103、減速歯車104、駆動歯車10
7、ホイル歯車軸108、ウォームホイル歯車109、
ピニオン軸110、保護パイプ113、ピニオン歯車1
14、115、およびローラ116は、マッサージ機全
体を上下方向に移動させる自走機構117を形成してい
る。
【0063】第3モータ102には、その回転軸102
aが図6に示されるようにモータフレーム102bを軸
方向に貫通して、回転軸102aの両端部を夫々出力端
部としたものが採用されている。そして、この回転軸1
02aの一端部には前記駆動歯車107が連結され、他
端部には図3、図4、および図6に示されるように冷却
ファンを兼ねるロータリーエンコーダ板155が連結さ
れている。ロータリーエンコーダ板155は浅い皿状を
なす円板であって、その内面に回転軸102aを中心と
して放射状に延びる複数のリブ状の羽根部(図示しな
い)を有するとともに、中心から外れた位置に被検出部
として一つの通孔156を設けて形成されている。
【0064】このロータリーエンコーダ板155の近傍
には通孔156を非接触で検出する上下位置センサ15
7が配置されている。この上下位置センサ157には前
記相互間隔センサ153と同種の光スイッチが使用され
ている。図3、図4、および図6に示されるように前記
機枠21の後面にはセンサブラケット158がねじ止め
され、このブラケット158に、通孔156を検出する
上下位置センサ157が取付けられている。
【0065】前記側板22、23の内面には図11に代
表して示されるように軸支持部118が取付けられ、こ
れらを貫通してローラ支え軸119が側板22、23間
に横架されている。ローラ支え軸119はピニオン軸1
10と平行であって、その機枠21の側方に突出された
両端部には夫々ローラ120が回転自在に取付けられて
いる。
【0066】図14に示されるようにマッサージ機全体
が組込まれる椅子の背当て部E(背凭れ)の背面には、
その幅方向両側に背当て部Eの長手方向に延びるガイド
レールCが夫々設けられている。マッサージ機は、その
ローラ116、120を前記左右一対のガイドレールC
に夫々転接させて、背当て部Eの形状に合わせてその長
手方向に直線的または非直線的に移動されるように設け
られる。また、背当て部Eの背面にはガイドレールCに
沿ってラックD(図10、図13参照)が取付けられ、
これらに前記ピニオン歯車114、115が夫々別々に
噛み合わされている。
【0067】前記自走機構117はその第3モータ10
2の動作によりマッサージ機全体を移動させる。すなわ
ち、第3モータ102の運転により、その回転軸102
aの回転は、駆動歯車107と減速歯車104とを介し
て回転軸105に伝えられた後、ウォーム103とウォ
ームホイル歯車109との噛み合いを介して更に減速さ
れて、ホイル歯車軸108に伝えられる。
【0068】そうすると、ピニオン歯車114が低速で
回転されると同時に、ホイル歯車軸108にスプライン
係合されているピニオン軸110を介して他方のピニオ
ン歯車115が同期して回転される。そのため、これら
ピニオン歯車114、115とラックDとの噛み合いに
より、マッサージ機全体に移動力が与えられ、マッサー
ジ機は、そのローラ116、120をガイドレールCに
転動させて移動される。
【0069】したがって、第3モータ102の回転軸1
02aが例えば正転された場合に、マッサージ機全体が
背当て部Eに沿って上昇され、逆転された場合に、マッ
サージ機全体が背当て部Eに沿って下降される。なお、
ローラ支え軸119およびローラ120を備えているこ
とにより、マッサージ機がピニオン軸110を中心に振
れ動くことを防止して、円滑にマッサージ機を移動させ
ることができる。
【0070】図14に示されるように左右いずれかのガ
イドレールCには、その上下端部に夫々上リミットスイ
ッチ161と下リミットスイッチ162とが取付けられ
ている。これらのスイッチ161、162は背当て部E
の長手方向に沿うマッサージ機全体の上下動の絶対限界
を定めるために使用されており、マッサージ機の上下動
に伴い機枠21で押されるようになっている。
【0071】図5および図9等に示されるように前記ハ
ウジング32の正面壁には左右方向(ハウジング32の
幅方向)に延びる互いに平行な凹溝131、132が形
成されている。一方の凹溝131には保護パイプ113
の中央部における半周部分が嵌め込まれているととも
に、他方の凹溝132にはローラ支え軸119の中央部
における半周部分が嵌め込まれている。そして、ハウジ
ング32の正面壁には板金製の機枠正面板133がねじ
止めされている。
【0072】機枠正面板133は保護パイプ113およ
びローラ支え軸119における側板22、23間に位置
される部分の殆どを覆っている。この機枠正面板133
にはその幅方向全長にわたって延びる一対の軸嵌合部1
34、135が一体に形成されている。これら軸嵌合部
134、135は断面半円弧状であり、一方の軸嵌合部
134は保護パイプ113の中央部における半周部分を
覆ってこれに嵌合されているとともに、他方の軸嵌合部
135にはローラ支え軸119の中央部における半周部
分を覆ってこれに嵌合されている。
【0073】なお、図1〜図4中符号141は夫々機枠
21の外面に取付けられた端子ボックス、図6中142
は側板22、23およびハウジング32にねじ止めされ
た機枠カバーである。また、このマッサージ機は既述の
ように椅子の背当て部Eに組み込んで設けられ、その前
面(正面)は一対のマッサージローラ69を含めて椅子
の背当て部Eの図示しない柔軟性に富んだ表皮で覆われ
る。
【0074】図15はリモートコントローラ181の操
作に基づき第1〜第3モータ33、84、102の夫々
の運転を制御する制御装置182の構成を示すブロック
図である。入力手段としてのリモートコントローラ18
1は、マイクロコンピュータからなるリモコン制御部1
83と、リモコン操作部184と、電子ブザー等の発音
器185とを備えている。
【0075】リモコン制御部183は、リモコン操作部
184での操作により発生される信号を受けて、その信
号を制御装置182にシリアルデータとして入力させる
とともに、リモコン操作部184で操作されたスイッチ
釦に対応する発光ダイオード製の表示ランプを点灯さ
せ、かつ、制御装置182から入力される信号に基づい
て発音器185を第1発音モードまたは第2発音モード
で動作させる。
【0076】図16に示されるようにリモコン操作部1
84には、リモートコントローラ電源スイッチ釦191
およびその表示ランプ191aと、肩位置選択スイッチ
釦192およびこの釦192用の例えば3個の選択表示
ランプ192a〜192cとが取付けられている。
「上」の添字が付された選択表示ランプ192aは肩位
置が標準よりも上側に位置される座高が高い使用者向け
であり、「中」の添字が付された選択表示ランプ192
bは肩位置が標準(座高が標準)の使用者向けであり、
「下」の添字が付された選択表示ランプ192cは肩位
置が標準より下側に位置される座高が低い使用者向けで
ある。そして、肩位置選択スイッチ釦192は、それを
押すごとに前記上・中・下の肩位置のいずれかを選択
し、3回の押圧操作で前記上・中・下の肩位置の選択が
一回りするようになっている。
【0077】リモコン操作部184には、肩・首スイッ
チ釦193およびその表示ランプ193aと、全身スイ
ッチ釦194およびその表示ランプ194aと、腰スイ
ッチ釦195およびその表示ランプ195aとが取付け
られている。これら各スイッチ釦193〜195によ
り、予め定められたプログラムにしたがってマッサージ
動作を行わせる自動運転モードの各コースメニューが選
択される。つまり、肩・首スイッチ釦193を押した場
合には肩・首を中心とするコースプログラムが選択さ
れ、全身スイッチ釦194を押した場合には背中全体に
対するコースプログラムが選択され、腰スイッチ釦19
5を押した場合には腰部を中心とするコースプログラム
が選択される。
【0078】リモコン操作部184には、手動運転モー
ドの各動作メニューを選択するための各種のスイッチ釦
として、マッサージローラ69の位置調整を行わせるた
めに、マッサージ機全体を背当て部Eの上側へ移動させ
る上昇スイッチ釦196、マッサージ機全体を背当て部
Eの上側へ移動させる下降スイッチ釦197、前記相互
間隔Aを広げるための広げスイッチ釦198、前記相互
間隔Aを狭めるための狭めスイッチ釦199が夫々取付
けられている。
【0079】同様にリモコン操作部184には、手動運
転モードの各動作メニューを選択するための各種のスイ
ッチ釦として、マッサージローラ69の動作速度を速め
るためのスイッチ釦200、マッサージローラ69の動
作速度を遅くするためのスイッチ釦201が夫々取付け
られている。
【0080】同様にリモコン操作部184には、手動運
転モードの各動作メニューを選択するための各種のスイ
ッチ釦として、揉みスイッチ釦202およびその表示ラ
ンプ202aと、叩きスイッチ釦203およびそのスイ
ッチ釦203aと、これらの釦202、203による動
作を停止させる休止スイッチ釦204が夫々取付けられ
ている。揉みスイッチ釦202は揉みマッサージ動作を
選択し、叩きスイッチ釦203は叩きマッサージ動作を
選択する。
【0081】さらに、リモコン操作部184には、手動
運転モードの各動作メニューを選択するための各種のス
イッチ釦として、連続ローリングスイッチ釦205およ
びその表示ランプ205aと、部分ローリングスイッチ
釦206およびそのスイッチ釦206aと、これらの釦
205、206による動作を停止させる休止スイッチ釦
207が夫々取付けられている。ローリングメニューは
マッサージローラ69を繰返し上下方向に移動させて背
筋のばしを行わせるメニューである。そして、連続ロー
リングスイッチ釦205が選択された場合には、上下移
動限界にわたりマッサージ機全体が繰返し自動反転上下
動され、部分ローリングスイッチ釦206が選択された
場合には、指定された移動範囲に限ってマッサージ機全
体が繰返し自動反転上下動されるようになっている。
【0082】前記制御装置182は、マイクロコンピュ
ータからなり、制御部172、モータドライブ回路17
3、速度設定回路174、サーボ回路175を備えてい
る。
【0083】制御部172のI/Oポートにはリモコン
制御部183が接続されているとともに、この制御部1
72の各出力ポートOはモータドライブ回路173また
は速度設定回路174に接続されている。さらに、制御
部172の各入力ポートIには、前記上リミットスイッ
チ161、下リミットスイッチ162、上下位置センサ
157、相互間隔センサ153、広リミットスイッチ1
65、狭リミットスイッチ166、および突出量センサ
79が接続されている。なお、図15中179は電源ス
イッチである。
【0084】モータドライブ回路173は、フォトトラ
イアックとトライアックからなる第1モータ制御部17
6を介して第1モータ33に接続されているとともに、
フォトトライアックとトライアックからなる第2モータ
制御部177を介して第2モータ84に接続され、さら
に、フォトトライアックとトライアックからなる第3モ
ータ制御部178を介して第3モータ102に接続され
ている。
【0085】速度設定回路174はサーボ回路175を
介して第1モータ制御部176に接続されているととも
に、サーボ回路175には第1モータ33から出力され
る速度情報FGが与えられるようになっている。
【0086】上昇スイッチ釦196または下降スイッチ
釦197が押圧操作されたときに制御部172は、第3
モータ102に対する制御信号をモータドライブ回路1
73に出力し、このドライブ回路173により第3モー
タ制御部178を介して第3モータ102への通電を、
前記スイッチ釦196または197に応じた電流方向で
与える制御動作をするように構成されている。この制御
により、第3モータ102が正転または逆転されて、マ
ッサージ機全体が背当て部Eに沿って上昇または下降さ
れる。
【0087】同様に、広げスイッチ釦165または狭め
スイッチ釦166が押圧操作されたときに制御部172
は、第2モータ84に対する制御信号をモータドライブ
回路173に出力し、このドライブ回路173により第
2モータ制御部177を介して第2モータ84への通電
を、前記スイッチ釦165または166に応じた電流方
向で与える制御動作をするように構成されている。この
制御により、第2モータ84が正転または逆転されて、
一対のマッサージローラ69の相互間隔Aが調整され
る。
【0088】同様にスイッチ釦200またはスイッチ釦
201が押圧操作されたときに制御部172は、速度設
定回路174に前記スイッチ釦200または201の操
作に応じた運転速度を第1モータ33に設定し、この設
定速度に応じた第1モータ制御部176での位相制御に
より、第1モータ33に与える電流量を変える制御動作
をするように構成されている。この制御により、第1モ
ータ33の運転速度が変化されて、一対のマッサージロ
ーラ69の揉み運動の速度または叩き運動の速度が調整
される。
【0089】また、揉みスイッチ釦202により揉みマ
ッサージの動作メニューを選択した場合に制御装置18
2は、制御部172から第1モータ33に対する制御信
号をモータドライブ回路173に出力し、このドライブ
回路173により第1モータ制御部176を介して第1
モータ33への通電を、揉みマッサージモードに応じた
電流方向で与える制御動作をするように構成されてい
る。この制御により第1モータ33が正転される。
【0090】同様に、叩きスイッチ釦203により叩き
マッサージの動作メニューを選択した場合に制御装置1
82は、制御部172から第1モータ33に対する制御
信号をモータドライブ回路173に出力し、このドライ
ブ回路173により第1モータ制御部176を介して第
1モータ33への通電を、叩きマッサージモードに応じ
た電流方向で与える制御動作をするように構成されてい
る。この制御により第1モータ33が逆転される。
【0091】同様に、ローリングスイッチ釦206また
は207により、連続または部分のローリング動作メニ
ューを選択した場合に制御装置182は、制御部172
から第3モータ102に対する制御信号をモータドライ
ブ回路173に出力し、このドライブ回路173により
第2モータ制御部178を介して第3モータ102に与
える電流の向きを交互に切り換える制御動作をするよう
に構成されている。この制御により第3モータ102が
交互に正逆回転される。
【0092】また、自動運転モードの各スイッチ釦19
3〜195のいずれかを選択した場合、制御装置182
は、制御部172に予め定められたプログラムにしたが
い、第1〜第3モータ33、84、102の運転を夫々
制御し一対のマッサージローラ69に対する以上のよう
な各制御動作を組合わせてなる、選択されたコースメニ
ューを実行させるようになっている。
【0093】前記構成のマッサージ機は、揉みマッサー
ジ軸52と叩きマッサージ軸55とを動作させる第1モ
ータ33、施療子間隔調整機構95を動作させる第2モ
ータ84、およびマッサージ機全体を上下に移動するた
めの自走機構117を動作させる第3モータ102を備
えている。そして、既述のように第1モータ33を正転
動作させたときには、駆動ユニット31により叩きマッ
サージ軸55を回転させて、一対のマッサージローラ6
9にこれらが叩き運動をする動作を与える。この逆に、
第1モータ33を逆転動作させたときには、駆動ユニッ
ト31により揉みマッサージ軸52を回転させて、一対
のマッサージローラ69にこれらが揉み運動をする動作
を与えることができる。
【0094】さらに、既述のように第2モータ84を正
転させたときには、間隔調整ねじ軸83の回転により一
対のマッサージローラ69を支持した一対のハブ67を
互いに近付けて、一対のマッサージローラ69間の相互
間隔Aを狭くでき、かつ、この逆に、第2モータ84を
逆転させたときには、間隔調整ねじ軸83の回転により
一対のマッサージローラ69間の相互間隔Aを広くでき
る。
【0095】しかも、既述のように第3モータ102を
正転させたときには、マッサージ機全体を背当て部Eの
形状に沿って上昇させることができ、かつ、この逆に第
3モータ102を逆転させたときには、マッサージ機全
体を背当て部Eの形状に沿って下降させることができ
る。
【0096】前記各モータ33、84、102は夫々独
立して制御できるから、使用者の体格やマッサージしよ
うとする部位に一対のマッサージローラ69を適合配置
して、揉みマッサージまたは叩きマッサージ等を選択で
きるとともに、選択されたマッサージ動作をさせながら
一対のマッサージローラ69の幅方向位置(相互間隔A
の調整)、或いは一対のマッサージローラ69の上下方
向の位置を変化させることもできるなど、マッサージ態
様の多様化を実現できる。
【0097】ところで、前記構成のマッサージ機では、
自動運転モードの場合でも手動運転モードの場合でも、
肩位置選択スイッチ釦192の押圧操作により一対のマ
ッサージローラ69が上昇する際に停止する上限位置を
指定でき、この指定上限位置でマッサージ機全体の上昇
動作を停止させることができる。
【0098】すなわち、図20は前記指定上限位置を設
定するためのフローチャートであり、これにしたがい肩
位置の設定手順を説明する。まず、この設定手順のプロ
グラムがスタートすると、ステップ1によりリモートコ
ントローラ181の電源が投入されたかどうか、つま
り、リモコン電源スイッチ釦191が押されたか否かが
判断され、その判断がYESになるとステップ2が実行
される。このステップ2では、自走機構117の第3モ
ータ102を正転動作させて、マッサージ機全体をガイ
ドレールCに沿って上方に移動させる。次のステップ3
は、マッサージ機の機枠21で上リミットスイッチ16
1が押されたかどうか、つまり、マッサージ機が絶対上
限位置に達したかどうかを判断し、その判断がYESで
あればステップ4に進み、NOであればステップ2に戻
る。
【0099】ステップ4では、自走機構117の第3モ
ータ102を逆転動作させて原点を設定した後、マッサ
ージ機全体をガイドレールCに沿って下方に移動させ
る。原点の設定は、前記逆転動作に伴い回転されるロー
タリーエンコーダ板155の通孔156を上下位置セン
サ157で最初に検知したことに基づき設定される。そ
して、この原点設定に引き続いてマッサージ機全体が自
走機構117によりガイドレールCに沿って下方に移動
される。
【0100】次のステップ5では、リモートコントロー
ラ181に指定された肩位置、つまり指定上限位置にマ
ッサージ機が達したかどうかを判断し、この判断がYE
Sの場合にはステップ6に進み、NOの場合にはステッ
プ4に戻る。前記指定上限位置に達したかどうかどうか
の判断は次のようにして実施される。
【0101】つまり、第3モータ102の逆転動作にし
たがって、ロータリーエンコーダ板155の通孔156
が上下位置センサ157で検出されるから、この検出数
に基づく制御部172での演算で、第3モータ102の
回転数を上下方向の距離に変換して、前記原点位置から
のマッサージ機ひいては一対のマッサージローラ69の
現在位置を検出する(位置検出手段)。一方、肩位置選
択スイッチ釦192は既にいずれかの肩位置を選択して
おり、その肩位置データはリモコン制御部183を介し
て制御部172に入力され、同制御部172の記憶部に
記憶されている。そのため、制御部172は、記憶され
ている肩位置データと、検出される現在位置データとを
比較して、これらのデータが一致した時に前記ステップ
5の判断をYESとする。
【0102】ステップ6において自走機構117の第3
モータ102を停止する。それにより、マッサージロー
ラ69を既に選択された肩位置で停止できる。なお、肩
位置「上」は前記原点位置、肩位置「中」は原点位置よ
り約 7.5cm下の位置、肩位置「下」は原点位置より約15
cm下の位置である。
【0103】次のステップ7は、前記自走機構117の
停止から例えば5秒以内にリモートコントローラ181
から肩位置の選択入力があったかどうかを判断する。肩
位置の選択入力は、使用者による肩位置選択スイッチ釦
192の押圧操作で与えられ、この時、使用者は自身の
体格に合った最適な肩位置を選択する。
【0104】このステップ7での判断がYESの場合に
は、ステップ8が実行されて、選択された肩位置(指定
上限肩位置)が制御部172の記憶部に記憶される(記
憶手段)。この後には、ステップ9が実行され、自走機
構117の動作によりマッサージ機全体を、記憶した指
定上限位置まで移動させる。このステップ9が終了する
とステップ7に戻る。そのため、前記肩位置選択スイッ
チ釦192が押されるたびに、選択された肩位置データ
が更新されて記憶された後、その記憶された肩位置にマ
ッサージ機が移動される。
【0105】以上のステップ1〜9により所望とする肩
位置の設定と同位置へのマッサージ機の移動が実施され
る。
【0106】ステップ7での判断がNOの場合にはステ
ップ10により、自動運転モードであるのか手動運転モ
ードであるのかが判断される。このステップ10での判
断が手動運転モードである場合には、次のステップ11
により例えば5秒以内の間に動作メニューの選択入力が
あったかどうかを判断する。この動作メニューの入力は
手動操作される各スイッチ釦196〜206の押圧操作
によりなされる。ステップ11での判断がNOの場合に
は、このステップ11が繰り返され、そして、5秒以内
にスイッチ釦が押圧操作されてステップ11の判断がY
ESとなると、手動操作により選択された動作メニュ
ー、例えばマッサージローラ69の下降動作、揉みマッ
サージ動作、叩きマッサージ動作、相互間隔Aの可変動
作等が、ステップ12により実行される。
【0107】また、ステップ10での判断が自動運転モ
ードである場合には、ステップ13により例えば5秒以
内の間にコースメニューの選択入力があったかどうかを
判断する。このコースメニューの入力は肩・首用、全身
用、腰用の中からいずれか一つのスイッチ釦193〜1
95の押圧操作によりなされる。ステップ13での判断
がNOの場合には、このステップ13が繰り返され、そ
して、5秒以内にスイッチ釦が押圧操作されてステップ
13の判断がYESとなると、選択されたコースメニュ
ーに定められているプログラムにしたがう自動運転がス
テップ14により実行される。
【0108】図21は、前記手動運転モードにおいて、
上昇スイッチ釦196の押圧操作に基づくマッサージロ
ーラ69の上昇動作についてのフローチャートを示して
いる。この図に示されるようにステップ11で上昇スイ
ッチ釦196が押されたかどうかが判断され、その判断
がYESになると次のステップ21で、指定された上限
肩位置にマッサージローラ69が位置されているかどう
かを判断する。この判断がYESの場合にはステップ2
6に進む。
【0109】ステップ21での判断がNOの場合にはス
テップ22により、上昇スイッチ釦196の押圧操作に
基づき制御部172への入力があったことを、この制御
部172がリモコン制御部183に出力し、それによ
り、発音器185を第1の発音モード(確認モード)で
動作させる。この発音モードでは、例えば「ピッ」とい
う短音を一回鳴して、使用者に入力完了の確認を促すも
のである。
【0110】ステップ22が終わると、ステップ23に
より、自走機構117の第3モータ102を正転動作さ
せてマッサージ機全体を上昇させる処理が実行される。
この実行に伴う第3モータ102の正転動作にしたがっ
て、ロータリーエンコーダ板155の通孔156が上下
位置センサ157で検出される。そのため、この検出数
に基づく制御部172での演算により、第3モータ10
2の回転数が上下方向の距離に変換され、したがって、
前記原点位置に対するマッサージ機ひいては一対のマッ
サージローラ69の現在位置を検出する(位置検出手
段)。
【0111】次のステップ24では上昇動作をしている
マッサージ機の現在位置が指定上限肩位置に達したかど
うかを判断する(制御手段)。この判断は、既述のよう
にして検出されるマッサージローラ69の現在位置デー
タと前記記憶手段に記憶された指定上限肩位置データと
の比較により実行される。そして、比較結果が一致する
ことによりステップ24の判断はYESとなり、比較結
果が不一致の場合ステップ24の判断はNOを維持す
る。
【0112】そして、ステップ24の判断がYESにな
ると次のステップ25により、自走機構117の第3モ
ータ102の動作が停止される(制御手段)。したがっ
て、マッサージローラ69が指定上限肩位置に達した際
に停止されて、それ以上、上方に移動されることが防止
される。また、ステップ24での判断がNOの場合に
は、ステップ11に戻る。
【0113】前記ステップ21での判断がYESとなっ
た場合、またはステップ25が終了すると、ステップ2
6が実行される。このステップ26では、上昇スイッチ
釦196の押圧操作の維持に基づきマッサージローラ6
9が指定上限肩位置に達したことを、この制御部172
からリモコン制御部183に出力し、それにより、発音
器185を第2の発音モード(警告モード)で動作させ
る。この発音モードでは、例えば「ピッ」という短音を
複数回連続して鳴すか、または「ピー」という長音を上
昇スイッチ釦196が押されている間発して、使用者に
それ以上の手動入力が不要であることの確認を促すもの
である。
【0114】このような第2の発音モードにより、手動
の操作限界に達していることを使用者が知ることができ
るので、既に指定上限肩位置にマッサージローラ69が
達しているにも拘らず、それ以上余計に上昇スイッチ釦
196を押し続けることを防止でき、使い勝手を向上で
きる。
【0115】なお、前記発音器185の第1発音モード
による入力確認は、リモートコントローラ181が備え
る各種スイッチ釦191〜207が押されるたびに、夫
々の動作メニューについて実施される。また、発音器1
85の第2発音モードによる警告は、マッサージローラ
69が下降する場合において、機枠21が下リミットス
イッチ162を押した際にも実施される。さらに、発音
器185の第2発音モードによる警告は、施療子間隔調
整機構95により一対のマッサージローラ69の相互間
隔Aが最大に広げられて、一方の移動子92が広リミッ
トスイッチ165を押した時、および前記相互間隔Aが
最小に狭められて他方の移動子92が狭リミットスイッ
チ166を押した時にも実施される。しかも、発音器1
85の第2発音モードによる警告は、マッサージローラ
69の移動速度を速めるためのスイッチ釦200、およ
び遅くするためのスイッチ釦201の操作においても実
施される。例えば、スイッチ釦200、201による速
度可変が5段階であり、押圧操作ごとにステップアップ
またはステップダウンする構成である場合に、このステ
ップアップまたはステップダウンも基づく上限速度また
は下限速度に達したときに、第2発音モードによる警告
が実施されるようになっている。
【0116】このようにマッサージローラ69が上下方
向または幅方向の移動限界に達した時に、それを発音器
185の第2発音モードで警告できるので、移動限界に
達した状態で、まだ動くものと思い込んで、それに気付
くまで手動操作用のスイッチ釦を押し続けるという不要
な動作を防いで、使い勝手を向上できる。
【0117】また、図22は前記自動運転モードでのマ
ッサージローラ69の上昇動作についてのフローチャー
トを示している。この図に示されるようにステップ13
に続くステップ31では、自走機構117の第3モータ
102を正転動作させてマッサージ機全体を上昇させる
処理が実行される。この実行においても前記原点位置か
らのマッサージ機ひいては一対のマッサージローラ69
の現在位置が前記位置検出手段により検出される。
【0118】次のステップ32では上昇動作をしている
マッサージ機の現在位置が指定上限肩位置に達したかど
うかを判断する(制御手段)。この判断は、既述のよう
にして検出されるマッサージローラ69の現在位置デー
タと前記記憶手段に記憶された指定上限肩位置データと
の比較により実行される。そして、比較結果が一致する
ことによりステップ32の判断はYESとなり、比較結
果が不一致の場合ステップ32の判断はNOを維持す
る。そして、ステップ32の判断がYESになると、次
ぎのステップ33により自走機構117の第3モータ1
02の動作が停止される(制御手段)。この後には、例
えばマッサージローラ69を下降させる等の次ぎのステ
ップに移行する。また、ステップ32の判断がNOの場
合にはステップ31へ戻る。
【0119】以上のように手動運転モードにおいても自
動運転モードにおいても、マッサージローラ69が上昇
される場合には、リモートコントローラ181の肩位置
選択スイッチ釦192により、使用者の体格に適合させ
て指定された肩位置までマッサージローラ69が上昇さ
れた時点で、このローラ69を停止させることができ
る。そのため、マッサージローラ69が使用者の肩部を
越えて頭部側にまで不用意に移動されることがない。し
たがって、不要な部位をマッサージして不快感を与える
ことがなく、安全に使用できるとともに、マッサージロ
ーラ69を下降動作させる際にも上方に上がり過ぎたマ
ッサージローラ69が使用者の肩部に引掛かってしまう
恐れがない。しかも、手動運転モードにおいてはマッサ
ージローラ69の上昇を監視しながら、その上昇停止の
ための入力停止の気配りをする必要がなく、手動操作が
できる。
【0120】また、図23は手動運転モードにおいてロ
ーリング動作メニューを選択した場合の背筋のばし動作
についてのフローチャートを示している。この図に示さ
れるようにステップ51により連続ローリングスイッチ
釦205または部分ローリングスイッチ釦206が押さ
れたか否かが判断される。その判断がNOの場合にはス
テップ51が繰返され、判断がYESになるとステップ
52が実行される。
【0121】ステップ52ではリモートコントローラ1
81の肩位置選択スイッチ釦192で指定された肩位
置、つまり指定上限位置にマッサージ機が位置されてい
るかどうかを判断する。この判断は、上下位置センサ1
57の検出入力に基づく制御部172の既述の位置検出
手段による一対のマッサージローラ69の現在位置デー
タの検出と、記憶部に記憶された肩位置データとの比較
により実施され、これらのデータが一致した時に前記ス
テップ52の判断をYESとする。このステップ52で
の判断がYESの場合にはステップ56に進み、NOの
場合にはステップ53に進む。
【0122】ステップ53では、自走機構117の第3
モータ102を正転動作させてマッサージ機全体を上昇
させる処理が実行される。この実行に伴う第3モータ1
02の正転動作にしたがって、ロータリーエンコーダ板
155の通孔156が上下位置センサ157で検出され
る。そのため、この検出数に基づく制御部172での演
算により、第3モータ102の回転数が上下方向の距離
に変換され、したがって、前記原点位置に対するマッサ
ージ機ひいては一対のマッサージローラ69の現在位置
を検出する(位置検出手段)。
【0123】次のステップ54では上昇動作をしている
マッサージ機の現在位置が指定上限肩位置に達したかど
うかを判断する(制御手段)。この判断は、既述のよう
にして検出されるマッサージローラ69の現在位置デー
タと前記記憶手段に記憶された指定上限肩位置データと
の比較により実行される。そして、比較結果が一致する
ことによりステップ54の判断はYESとなり、比較結
果が不一致の場合の判断はNOとなる。
【0124】ステップ54の判断がYESになると次の
ステップ55に進んで、自走機構117の第3モータ1
02の動作が停止される(制御手段)。したがって、マ
ッサージローラ69は指定上限肩位置に達した際に停止
されて、それ以上、上方に移動されることが防止され
る。また、ステップ54での判断がNOの場合には、ス
テップ53に戻る。
【0125】前記ステップ52の判断がYESとなり、
または、ステップ55が終わると、ステップ56に進ん
で第1モータ33が逆転動作される。そうすると、揉み
伝動系により揉みマッサージ軸52が回動されるため、
可動スリーブ65の偏心カム部65aを介してハブ67
およびアーム68を介してマッサージローラ69の前後
方向の位置、つまり背当て部Eの正面方向についてのマ
ッサージローラ69の突出量が変化される(突出量制御
手段)。
【0126】そして、この突出量の変化により、マッサ
ージローラ69が後退位置に達したかどうか、換言すれ
ば突出量が最小であるかどうかが、次のステップ57に
より判断される。この判断は、揉みマッサージ軸52の
回動を検出する突出量センサ79からの信号をもとにな
される。つまり、突出量センサ79が、揉みマッサージ
軸52と一緒に回動されるロータリーエンコーダ板部7
6bの第1被検出部77を検出することにより、その検
出信号が制御部172に入力されるから、制御部172
はマッサージローラ69が後退位置に達したと判断する
(突出量検出手段)。
【0127】そうすると、ステップ57の判断がYES
となって、制御部172は次ぎのステップ58を実行し
て第1モータ33の逆転動作を停止させる(突出量制御
手段)。したがって、一対のマッサージローラ69は後
退位置に保持される。また、ステップ57の判断がNO
の場合には、ステップ56に戻る。
【0128】次ぎのステップ59では自走機構117の
第3モータ102を逆転動作させてマッサージ機全体を
下降させる処理が実行される。この実行に伴う第3モー
タ102の逆転動作にしたがって、ロータリーエンコー
ダ板155の通孔156が上下位置センサ157で検出
される。そのため、この検出数に基づく制御部172で
の演算により、第3モータ102の回転数が上下方向の
距離に変換され、したがって、一対のマッサージローラ
69の現在位置を検出する(位置検出手段)。
【0129】次のステップ60では下降動作をしている
マッサージ機の現在位置が指定下限位置(下リミットス
イッチ162を押す位置)に達したかどうかを判断する
(制御手段)。この判断は、既述のようにして検出され
るマッサージローラ69の現在位置データと前記記憶手
段に記憶された指定下限位置データとの比較により実行
される。そして、比較結果が一致することによりステッ
プ60の判断はYESとなり、比較結果が不一致の場合
ステップ60の判断はNOを維持する。
【0130】ステップ60の判断がYESになると次の
ステップ61に進んで、自走機構117の第3モータ1
02の動作が停止される(制御手段)。したがって、マ
ッサージローラ69は指定下限位置に達した際に停止さ
れて、それ以上、下方に移動されることが防止される。
また、ステップ60での判断がNOの場合には、ステッ
プ59に戻る。
【0131】次ぎに実行されるステップ62により第1
モータ33が逆転動作される。そうすると、揉み伝動系
により揉みマッサージ軸52が回動されるため、可動ス
リーブ65の偏心カム部65aを介してハブ67および
アーム68を介してマッサージローラ69の前後方向の
位置、つまり背当て部Eの正面方向についてのマッサー
ジローラ69の突出量が前進方向(前記正面方向)に変
化される(突出量制御手段)。
【0132】そして、この突出量の変化により、マッサ
ージローラ69が前進位置に達したかどうか、換言すれ
ば突出量が最大であるかどうかが、次のステップ63に
より判断される。この判断は、揉みマッサージ軸52の
回動を検出する突出量センサ79が、揉みマッサージ軸
52と一緒に回動されるロータリーエンコーダ板部76
bの第2被検出部78を検出することにより、その検出
信号が制御部172に入力されるから、制御部172が
マッサージローラ69が前進位置に達したと判断する
(突出量検出手段)。
【0133】そうすると、ステップ63の判断がYES
となって、制御部172は次ぎのステップ64を実行し
て第1モータ33の逆転動作を停止させる(突出量制御
手段)。したがって、一対のマッサージローラ69は前
進位置に保持される。また、ステップ63の判断がNO
の場合には、ステップ62に戻る。
【0134】次ぎのステップ65では自走機構117の
第3モータ102を正転動作させてマッサージ機全体を
上昇させる処理が実行される。この実行に伴う第3モー
タ102の正転動作においても、ロータリーエンコーダ
板155の通孔156が上下位置センサ157で検出さ
れるため、この検出数に基づく制御部172での演算に
より、第3モータ102の回転数が上下方向の距離に変
換されて、一対のマッサージローラ69の現在位置が検
出される(位置検出手段)。
【0135】次のステップ66では上昇動作をしている
マッサージ機の現在位置が指定上限位置に達したかどう
かを判断する(制御手段)。この判断は、既述のように
して検出されるマッサージローラ69の現在位置データ
と前記記憶手段に記憶された指定上限位置データとの比
較により実行される。そして、比較結果が一致すること
によりステップ66の判断はYESとなり、比較結果が
不一致の場合ステップ66の判断はNOを維持する。
【0136】そして、ステップ66の判断がYESにな
ると次のステップ67に進んで、自走機構117の第3
モータ102の動作が停止される(制御手段)。したが
って、マッサージローラ69は指定上限位置に達した際
に停止されて、それ以上、上方に移動されることが防止
される。また、ステップ66での判断がNOの場合に
は、ステップ65に戻る。
【0137】また、ステップ67の実行の後にはステッ
プ68が実行される。このステップでは、ローリング動
作休止用の休止釦207が押されたかどうかが判断され
る。この判断がYESの場合には連続または部分のロー
リング動作が終了され、また判断がNOの場合には前記
ステップ56に戻り、ステップ56からステップ67ま
でが繰返される。そのため、マッサージローラ69の自
動反転上下動が繰り返されて連続または部分の背筋のば
しマッサージの動作が継続される。
【0138】前記背筋のばしマッサージにおいて、その
マッサージローラ69をその上昇過程では最大の突出量
に保持して上昇させるとともに、下降過程では最小の突
出量を保持して下降させることができる。なお、図17
は背筋のばしマッサージでのマッサージローラ69の突
出量の変化を示し、同図中aは上昇過程でのマッサージ
ローラ69の軌跡を示し、bは下降過程でのマッサージ
ローラ69の軌跡を示し、かつ、cは突出量の変化幅を
示している。
【0139】そのため、マッサージローラ69の上昇過
程で快適な背筋のばしを実施できることは勿論のこと、
マッサージローラ69が使用者の背中に対して後退した
状態で行われる下降過程においては、背筋を縮めようと
する作用を小さくできる。したがって、十分効果的な背
筋のばしマッサージができるとともに、背筋を縮めよう
とする作用が小さい分不快な感じを受けることも少なく
できる。
【0140】また、前記のようなマッサージローラ69
の昇降動作に伴う突出量の変化は、手動運転モードだけ
ではなく、自動運転モードの際における背筋のばしマッ
サージの時にも実行される。したがって、このときにも
背筋のばしマッサージ効果を向上できる。
【0141】しかも、本実施例においてはマッサージロ
ーラ69をアーム68を介して支持しているハブ67
が、可動スリーブ65の偏心カム部65aに斜めに支持
されているので、その突出量が最大になった場合に一対
のマッサージローラ69の相互間隔Aは狭く、この逆に
突出量が最小になった場合に相互間隔Aは広くなる。な
お、図19は背筋のばしマッサージにおける一対のマッ
サージローラ69の相互間隔の変化を示しており、同
図中aは上昇過程でのマッサージローラ69の軌跡を示
し、bは下降過程でのマッサージローラ69の軌跡を示
し、かつ、dは相互間隔の変化幅を示している。した
がって、昇降される一対のマッサージローラ69で背中
に対して広い範囲にわたり背筋のばしマッサージ作用を
及ぼすことができる。
【0142】なお、前記叩きマッサージの際には制御装
置152での制御により電磁ブレーキ57への通電が保
持されて、そのブレーキ軸57aが回転しないように固
定され、ブレーキ歯車58を介して揉み系伝動歯車45
の自由な回転が止められる。その結果、揉み伝動系が動
かないように保持されるから、揉みマッサージ軸52が
回動されないように固定される。
【0143】このような制動作用により、一対のマッサ
ージローラ69に対して、これらの相互間隔Aを開くよ
うに使用者の体重が作用するにも拘らず、前記揉み伝動
系の動きを伴って揉みマッサージ軸52が不用意に回動
されることを防止できる。したがって、一対のマッサー
ジローラ69の相互間隔Aが不意に広がってしまうこと
がなく、使用者が施療子間隔調整機構95により、例え
ば背中のつぼの位置に対応させる等任意に設定した一対
のマッサージローラ69の相互間隔Aを維持して、叩き
マッサージをすることができる。
【0144】本発明は前記一実施例には制約されない。
例えば、前記一実施例において図23に示されたステッ
プ51からステップ52に進む場合、つまり、連続また
は部分のローリング釦が押されてから指定上限位置にマ
ッサージ機が上昇される際にも、第1モータを逆転動作
させて、マッサージローラの突出量が大であるかどうか
判断し、次いで第1モータの逆転動作を停止させてマッ
サージローラの突出量を大に保持してから、自走機構に
よりマッサージ機を指定上限位置に上昇させるようにし
てもよい。
【0145】また、前記一実施例において上下リミット
スイッチ161、162をガイドレールCに設けること
に代えて、マッサージ機の機枠21等に取付けて、ガイ
ドレールCには上下リミットスイッチ161、162が
当たるリミット板を設けて実施してもよく、このように
する場合には上下リミットスイッチ161、162につ
いての配線も機枠21側にまとめることができる。
【0146】
【発明の効果】以上詳記したように本発明のマッサージ
機での背筋のばしマッサージにおいては、一対の施療子
の突出量を大きくした状態でこの施療子を上昇させて背
筋のばしができ、この後に施療子が反転下降する際には
施療子の突出量を小さくして、この下降過程での施療子
が使用者の背中を押し下げる作用を小さくできるから、
背筋のばしマッサージにおいて下降過程の施療子が背筋
を縮める作用が少ない。しかも、前記上昇過程と下降過
程とで一対の施療子の相互間隔を変化させて、使用者の
背中に対して広い範囲にわたり背筋のばしマッサージを
施すことができる。したがって、背筋のばし効果を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマッサージ機全体の構
成を示す正面図。
【図2】同一実施例に係るマッサージ機全体の構成を正
面側から見て示す斜視図。
【図3】同一実施例に係るマッサージ機全体の構成を背
面側から見て示す斜視図。
【図4】同一実施例に係るマッサージ機全体の構成を示
す背面図。
【図5】同一実施例に係るマッサージ機全体の構成を一
部断面して示す正面図。
【図6】同一実施例に係るマッサージ機全体の構成を示
す平面図。
【図7】同一実施例に係るマッサージ機の揉みマッサー
ジ系の構成を示す断面図。
【図8】同一実施例に係るマッサージ機の叩きマッサー
ジ系の構成を示す断面図。
【図9】同一実施例に係るマッサージ機の構成を図5中
ZーZ線に沿って示す断面図。
【図10】同一実施例に係るマッサージ機の施療子間隔
調整機構の構成を示す断面図。
【図11】同一実施例に係る施療子間隔調整機構の駆動
部の構成を一部断面して示す平面図。
【図12】同一実施例に係る施療子間隔調整機構の駆動
部の構成を示す正面図。
【図13】同一実施例に係るマッサージ機の自走機構の
構成を示す断面図。
【図14】椅子の背当て部に対する同一実施例に係るマ
ッサージ機の配置を概略的に示す図。
【図15】同一実施例に係るマッサージ機の制御装置の
構成を示すブロック図。
【図16】同一実施例に係るマッサージ機のリモートコ
ントローラの構成を示す正面図。
【図17】同一実施例に係るマッサージ機で背筋のばし
マッサージをする際における施療子の移動軌跡を側面方
向から見て示す説明図。
【図18】同一実施例に係るマッサージ機の軸端部キャ
ップの構成を示す斜視図。
【図19】同一実施例に係るマッサージ機で背筋のばし
マッサージをする際における施療子の移動軌跡を背面方
向から見て示す説明図。
【図20】同一実施例に係るマッサージ機における指定
上限位置を設定するためのフローチャート。
【図21】同一実施例に係るマッサージ機における手動
運転モードでの上昇スイッチ釦の押圧操作に基づくマッ
サージローラの上昇動作についてのフローチャート。
【図22】同一実施例に係るマッサージ機における自動
運転モードでのマッサージローラの上昇動作についての
フローチャート。
【図23】同一実施例に係るマッサージ機における背筋
のばしマッサージ動作についてのフローチャート。
【符号の説明】
31…第1モータ、52…揉みマッサージ軸、65…可
動スリーブ、65a…偏心カム部、67…ハブ、68…
アーム、69…マッサージローラ(施療子)、76b…
ロータリーエンコーダ板部、77…第1の被検出部、7
8…第2の被検出部、79…突出量センサ、117…自
走機構、102…第3モータ、155…ロータリーエン
コーダ板、156…通孔、157…上下位置センサ、1
72…制御部、181…リモートコントローラ(入力手
段)、182…制御装置、205…連続ローリングスイ
ッチ釦、207…部分ローリングスイッチ釦、E…背当
て部 a…上昇過程でのマッサージローラの移動奇跡、
b…下降過程でのマッサージローラの移動奇跡、 c…一
対のマッサージローラノ相互間隔の変化幅。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−24841(JP,A) 特開 平3−139353(JP,A) 特開 昭60−145139(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 15/00 A61H 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子やベッドの背当て部の正面に突出さ
    れる一対の施療子を有して前記背当て部に組込まれ、前
    記施療子を自動反転上下動させて背筋のばしをする背筋
    のばしマッサージ動作ができるマッサージ機において、 前記施療子の前記正面側への突出量を大小に可変する突
    出量可変手段と、 前記施療子の突出量を検出する突出量検出手段と、 この突出量検出手段の検出に基づき前記突出量可変手段
    を制御して、前記背筋のばしマッサージ動作時における
    前記施療子の突出量を、前記施療子が上昇される際に大
    きく、かつ、前記施療子が下降される際に小さくする突
    出量制御手段とを具備し、前記一対の施療子の相互間隔
    は、前記突出量が大きい場合に狭く、この逆に前記突出
    量が小さい場合に広く変化することを特徴とするマッサ
    ージ機。
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