JP3274897B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP3274897B2
JP3274897B2 JP03895993A JP3895993A JP3274897B2 JP 3274897 B2 JP3274897 B2 JP 3274897B2 JP 03895993 A JP03895993 A JP 03895993A JP 3895993 A JP3895993 A JP 3895993A JP 3274897 B2 JP3274897 B2 JP 3274897B2
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彰司 星野
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Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用者の背中が当てら
れる椅子やベッド等における背当て部に組込まれ、一対
のマッサージローラの動作により使用者の背中等を叩い
たり揉んだりしてマッサージするマッサージ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば椅子組込み式のマッサージ機のな
かには、一対のマッサージローラを備え、これらローラ
をローラ間隔調整機構で互いに逆方向に移動させてマッ
サージローラ間の相互間隔を可変するとともに、駆動ユ
ニットにより一対のマッサージローラに揉み運動と叩き
運動との動作を選択的に付与するものが知られている。
そして、この種の従来のマッサージ機は、ローラ間隔調
整機構を動作させて一対のマッサージローラを移動させ
るときに、これらローラに揉み運動を同時に与えるよう
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように一対のマ
ッサージローラに揉み運動を与えながら、これらローラ
間の相互間隔を調整する構成においては、前記相互間隔
を狭める場合に、マッサージローラの揉み運動が加わる
ことから、一対のマッサージローラによって使用者の首
を強く挟み過ぎる恐れがある。
【0004】さらに、一対のマッサージローラの揉み運
動は、揺動により行われるので、これらローラが使用者
の身体に当たる範囲が比較的大きい。したがって、前記
相互間隔の調整において一対のマッサージローラの正確
な位置が分かりずらいので、これらローラを所望の配置
とするための前記間隔調整を容易に行えない傾向があ
る。
【0005】しかも、一対のマッサージローラの揉み運
動は、これらローラ相互間に使用者の背中等を常に挟む
ようにして実施されるため、かなり大きい駆動力を必要
とし、その上にマッサージローラを幅方向に移動させる
必要があるから、一対のマッサージローラを移動させる
モータに対する負荷が大きい。そのため、このモータに
は、それに作用する負荷に対応した大きい能力を有した
ものを使用する必要があるが、そのようなモータは必然
的に大形で重量が重いから、従来のマッサージ機は小形
・軽量化には適さなかった。
【0006】本発明の目的は、一対のマッサージローラ
間の相互間隔を狭める場合に使用者の首を強く挟み過ぎ
る恐れがないとともに、前記相互間隔の調整時に両ロー
ラの位置を明確に知ることができ、かつ、小形・軽量に
できるマッサージ機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アームの先端
部に取付けられてこのアームとともに揉み運動と叩き運
動とを行なう一対のマッサージローラと、軸方向中央部
を境に互いに逆ねじとなるねじ部が形成された幅調整ね
じ軸、およびこのねじ軸を回転させる正逆回転可能な調
整機構用モータを有し、前記幅調整ねじ軸の回転により
前記両マッサージローラを互いに逆方向に移動させて前
記両マッサージローラ間の相互間隔を可変するローラ間
隔調整機構と、叩きローラ軸又は揉みローラ軸を選択的
に回転させる正逆回転可能なユニット用モータを有し、
このモータの正転により前記叩きマッサージ軸を回転さ
せて前記マッサージローラにこれを前記叩きマッサージ
軸の軸方向と直交する方向に往復させる叩き運動を付与
するとともに、前記ユニット用モータの逆転により前記
マッサージローラにこれを前記揉みマッサージ軸の軸線
を支点として揺動させる揉み運動を付与する駆動ユニッ
トとを備えるマッサージ機に適用される。そして、前記
目的を達成するために、前記駆動ユニットの動作中であ
って前記調整機構用モータを動作させたときに、前記マ
ッサージローラが叩き運動をするように前記ユニット用
モータの運転を制御する制御装置を具備したものであ
る。
【0008】
【作用】前記マッサージ機の構成において、制御装置
は、駆動ユニットの動作中においてローラ間隔調整機構
が有する調整機構用モータを動作させたときに、駆動ユ
ニットが有するユニット用モータの運転を制御し、マッ
サージローラを叩き運動させる。このように一対のマッ
サージローラが、揉みマッサージ軸の軸線を支点として
揺動する揉み運動、つまり、人体の幅方向に沿う運動成
分を含んで行なわれる揉み運動ではなく、前記運動成分
を含まないで叩きマッサージ軸の軸線と直交する方向に
往復動する叩き運動を行いながら一対のマッサージロー
ラ間の相互間隔を調整できる。そのため、両ローラ間の
相互間隔調整の際に、これらマッサージローラの打点に
より両ローラの移動位置を明確に分からせることができ
る。そして、一対のマッサージローラ間の相互間隔を狭
める場合において、マッサージローラが叩き運動をして
いるから、これらローラが使用者の首を強く挟み過ぎる
ことがない。さらに、マッサージローラの叩き運動にお
いては、一対のマッサージローラ相互間に使用者の背中
等を常に挟むようにして行われる揉み運動と異なり、叩
いた直後に使用者の身体を原因とする負荷が消失するの
で、ローラ間隔調整機構の調整機構用モータに対する負
荷が少ない。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図15を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1〜図4中符号21で示す機枠は、
左右の側板22,23と、これら側板22,23に渡っ
て横架された横架材24,25と、他の横架材26,2
7とを備えている。横架材26は側板23上に連結され
た後述の減速機ケースと側板22とに渡って横架され、
横架材27は側板22に片持ち支持されている。
【0010】機枠21内にはその幅方向略中央部に位置
して駆動ユニット31が配置されている。このユニット
31は、ギアボックスをなすハウジング32と、このハ
ウジング32の外面に連結された正逆回転可能なユニッ
ト用モータ、つまり、第1モータ33とを備えている。
ハウジング32は横架材24,25の中央部内面に当接
支持されているとともに、横架材27にボルト止めされ
ている。図7等に示されるように第1モータ33の回転
軸33aは、その外周部には全周にわたる歯を有して歯
車状に形成されているとともに、ハウジング32内に挿
入されている。
【0011】ハウジング32には駆動装置34が内蔵さ
れている。駆動装置34の構成は図7および図8等に示
されている。これらの図中41は左右方向に延びて、そ
の両端部を軸受42で回転自在に支持された入力軸で、
この外周に嵌合して一体に回転されるように固定された
入力歯車43は、第1モータ33の回転軸33aに噛み
合わされている。入力軸41の外周には、第1の一方向
クラッチ44を介して揉み系伝動歯車45と、第2の一
方向クラッチ46を介して叩き系伝動歯車47が夫々取
付けられている。
【0012】第1の一方向クラッチ44には、第1モー
タ33の回転軸33aが逆転された際に「入」状態とな
って、入力軸41の回転を揉み系伝動歯車45に伝える
とともに、第1モータ33の回転軸33aが正転された
際に「切」状態となって、揉み系伝動歯車45への入力
軸41の回転を断つものが使用されている。この逆に第
2の一方向クラッチ46には、第1モータ33の回転軸
33aが正転された際に「入」状態となって、入力軸4
1の回転を叩き系伝動歯車47に伝えるとともに、第1
モータ33の回転軸33aが逆転された際に「切」状態
となって、叩き系伝動歯車47への入力軸41の回転を
断つものが使用されている。
【0013】図7に示されるようにハウジング32内に
は入力軸41と平行に横架される支持軸48がナット4
9で止められている。この軸48に回転自在に支持され
た第1減速歯車50の大径歯車部50aは、揉み系伝動
歯車45に噛み合わされている。さらに、ハウジング3
2には揉み系出力歯車としての第2減速歯車51が内蔵
され、この歯車51は第1減速歯車50の小径歯車部5
0bに噛み合わされている。
【0014】ハウジング32には、左右方向に延びてハ
ウジング32の両側面から突出される揉みマッサージ軸
52が、一対の軸受53により回転自在に支持されてい
る。この軸52の軸方向中央部は、第2減速歯車51の
ボス部51aを貫通して、このボス部51aの内周面に
スプライン係合されている。
【0015】図8に示されるようにハウジング32内に
は叩き系伝動歯車47と噛み合わされる叩き系出力歯車
54が内蔵されている。さらに、ハウジング32には、
その両側面から突出される叩きマッサージ軸55が一対
の軸受56により回転自在に支持されている。この軸5
5は揉みマッサージ軸52と平行であって、その軸方向
中央部は出力歯車54のボス部54aを貫通して、この
ボス部54aの内周面にスプライン係合されている。
【0016】駆動ユニット31は電磁ブレーキ57を備
えている。このブレーキ57はハウジング32の外面に
第1モータ33とは反対側に位置にして取付けられてい
る。電磁ブレーキ57には無励磁非作動形、つまり、通
電されることにより図7に示すブレーキ軸57aを制動
する機能を発揮し、非通電状態ではブレーキ軸57aの
制動機能を解除する形式のものが採用されている。ブレ
ーキ軸57aはハウジング32内に挿入されているとと
もに、これにはブレーキ歯車58が固定されている。ブ
レーキ歯車58は揉み系伝動歯車45に噛み合わされて
いる。
【0017】前記構成の駆動ユニット31において、そ
の第1モータ33の回転軸33aが正転されると、その
回転が入力歯車43を介して入力軸41に伝わり、第2
の一方向クラッチ46を介して叩き系伝動歯車47が回
転される。このとき、第1の一方向クラッチ44は
「断」状態にあり、揉みマッサージ軸52には動力が入
らない。そのため、叩き系伝動歯車47に噛み合わされ
た出力歯車54を介して叩きマッサージ軸55が回転さ
れる。この軸55が回転駆動される際には、電磁ブレー
キ57は通電され、使用者の荷重による揉みマッサージ
系の遊動が阻止される。
【0018】電磁ブレーキ57が非動作の状態で第1モ
ータ33の回転軸33aが逆転されると、その回転は入
力歯車43、入力軸41を経由して、第1の一方向クラ
ッチ44を介して揉み系伝動歯車45に伝えられる。こ
のとき、第2の一方向クラッチ46は「断」状態にあっ
て、叩きマッサージ軸55には動力が入らないととも
に、ブレーキ軸57aおよびブレーキ歯車58は一体に
空回りする。そのため、揉み系伝動歯車45の回転が、
第1,第2の減速歯車50,51を介して減速されて揉
みマッサージ軸52に伝わり、この軸52が低速で回転
される。
【0019】前記ハウジング32を貫通した揉みマッサ
ージ軸52の両端部は、図5に示されるように側板2
2,23に夫々取付けられた軸受61に回転自在に支持
されている。図5〜図7、図9、および図10に示され
るように揉みマッサージ軸52のハウジング32から突
出された左右両側部分にはキー62が夫々取付けられて
いる。なお、図7中63はキー62の外れ止め用の止め
輪、64は同じく止めねじである。
【0020】揉みマッサージ軸52の前記両側部分には
夫々可動スリーブ65が取付けられている。これら一対
のスリーブ65は前記両側部分に対し揉みマッサージ軸
52の軸方向に摺動可能に嵌合されている。可動スリー
ブ65は図7に示されるように偏心カム部65aと連結
部65bとを有している。
【0021】偏心カム部65aは、可動スリーブ65の
軸線に対して偏心しかつ傾斜した軸線を持つ短軸状の部
分である。両可動スリーブ65の偏心カム部65aの軸
線の傾斜は互いに逆になっている。連結部65bは可動
スリーブ65の軸線と同心的に設けられている。
【0022】偏心カム部65aの外周面には軸受66を
介してハブ67が取付けられている。したがって、一対
のハブ67は揉みマッサージ軸52の前記両側部分に、
この軸52に対して互いに反対方向に傾斜して支持され
ている。図1、図2、および図9に示されるようにハブ
67にはアーム68が連結され、このアーム68の先端
部にはマッサージローラ69が回転自在に取付けられて
いる。
【0023】図5に示されるように前記ハウジング32
を貫通した叩きマッサージ軸55の両端部は、この軸5
5のハウジング貫通部と同軸上に設けられて、側板2
1,22の内面に軸受ブラケット70を介して取付けら
れた軸受71に夫々回転自在に支持されている。図8に
示されるように叩きマッサージ軸55の両端部と前記ハ
ウジング貫通部との間の部分は、これらに対して偏心さ
れた偏心軸部55a,55bをなしている。これら偏心
軸部55a,55bは互いに 180゜ずれて偏心されてい
る。
【0024】偏心軸部55a,55bにはその軸方向に
摺動自在なメタル軸受72が夫々嵌合されている。図9
に示されるように両メタル軸受72の外周にはこれを挟
んでバンド状の継手73が夫々連結され、継手73には
ボールスタッドと通称される連結棒74の一端部がピン
75を介して連結され、連結棒74はピン75の軸回り
に回動可能になっている。
【0025】連結棒74の球状をなす他端部74aはハ
ブ67に連結されている。連結棒74とハブ67との連
結部分は球面対偶であり、したがって、連結棒74の他
端部はハブ67に対して自在継手状に回動自在に連結さ
れている。
【0026】このように継手73が連結棒74を介して
ハブ67に連結されていることにより、既述のように第
1モータ33の回転軸33aが正転されて、叩きマッサ
ージ軸55が適当な速度で回転された場合には、メタル
軸受72に連結された継手73が叩きマッサージ軸55
と一緒に回転されることはないとともに、叩きマッサー
ジ軸55はメタル軸受72の内周面を滑りながら回転さ
れる。
【0027】ところで、メタル軸受72が嵌合されてい
る偏心軸部55a,55bの軸中心は偏心されているか
ら、この偏心量の2倍のストロークで継手73および連
結棒74がその長手方向に往復移動される。そのため、
一対のハブ67が、夫々に対応する連結棒74で押し引
きされて軸受66を中心に往復回動される。それに伴
い、アーム68を介してマッサージローラ69が同期し
て動かされ、マッサージローラ69が叩き運動をする。
この叩き運動ではマッサージローラ69が叩きマッサー
ジ軸55の軸線と直交する方向に往復動する。
【0028】なお、偏心軸部55a,55bの偏心は 1
80゜ずれているから、一対のマッサージローラ69は互
いに逆方向に移動され、また、このとき揉みマッサージ
軸52に回転力が入ることがないとともに、前記電磁ブ
レーキ57の制動動作により揉みマッサージ軸52は静
止状態に保持される。
【0029】前記第1モータ33の回転軸33aが逆転
されて揉みマッサージ軸52が低速度で適正に回転され
た場合には、この軸52と一緒にキー62を介して一対
の可動スリーブ65が回転される。そのため、偏心カム
部65aが、その軸線の傾斜に応じ揉みマッサージ軸5
2の軸線を支点として揺動するように見掛け上変位す
る。
【0030】ところで、偏心カム部65aに軸受66を
介して嵌合されているハブ67は、連結棒74を介して
継手73に連結されて、回転を拘束されている。したが
って、このハブ67は偏心カム部65aの前記見掛け上
の変位に同期して、揉みマッサージ軸52の軸線を支点
とする揺動運動を行う。
【0031】このとき、ハブ67と連結棒74との自在
継手状の連結部では滑りを生じるとともに、連結棒74
は継手73に対してピン75の軸回りに回動されて、前
記揺動運動を可能にしている。
【0032】このようにして動作される一対のハブ67
の揺動運動に伴いアーム68が同様に揺動されるから、
一対のマッサージローラ69が同期して互いに接離され
る方向に動かされ、それによって、マッサージローラ6
9が揉み運動をする。この揉み運動では、マッサージロ
ーラ69が揉みマッサージ軸52の軸線を支点として揺
動するので、揉み運動するマッサージローラ69は揉み
マッサージ軸52の軸線方向の運動成分を含んで動作す
る。
【0033】図10〜図12に示されるように側板2
2,23の内面には軸受ブラケット81を介して軸受8
2が夫々支持されており、これらの軸受82に渡って幅
調整ねじ軸83が回転自在に横架されている。このねじ
軸83は一対のマッサージローラ69間の相互間隔A
(図6参照)を可変させるために用いられて、各マッサ
ージ軸52,55と平行に配置されている。
【0034】なお、図10中32aは幅調整ねじ軸83
を逃げるためにハウジング32に形成された凹部であ
る。幅調整ねじ軸83はハウジンク32の左右両側に突
出されるように配置された軸部分に夫々ねじ部83a,
83bを有し、これらのねじ部83a,83bは互いに
逆ねじにしてある。
【0035】図9〜図11等に示されるように両ねじ部
83a,83bには、ハブ67を連動して幅調整ねじ軸
83の軸方向に移動される移動子92が夫々螺合されて
いる。これら一対の移動子92は図8に示されるように
平面視(図8において)略コ字状をなす連動突部92a
を有しており、この突部92aの相対向する壁部には凹
みを93が形成されている。連動突部92aにはその凹
み93を通して叩きマッサージ軸55が挿通されている
とともに、連動突部92a内にはメタル軸受72および
これを挟んだ継手73の一端部が嵌合されている。
【0036】勿論、この嵌合部分では、前記叩きマッサ
ージ軸55の回転に伴う継手73の振動および揉みマッ
サージ軸52の回転に伴う継手73の動きを妨げないよ
うに遊びをもっている。
【0037】前記一対の可動スリーブ65の連結部65
bの外周には、夫々ハブ支え96が回転可能に嵌合され
ている。図9に示されるように一対の移動子92には夫
々連動子94がねじ止めされている。これら連動子94
の腕部94aは、ハブ支え96をその外周から抱持する
ように設けられ、ねじ止めされている。
【0038】一方の側板22の内面には幅調整用の正逆
回転可能な調整機構用モータ、つまり、第2モータ84
が、図10および図12において揉みマッサージ軸52
の上方に位置して取付けられている。側板22の外面に
は、この側板22の内面に取付けられた一方の軸受ブラ
ケット81と対向する軸受ブラケット85が取付けられ
ている。
【0039】これら相対向する軸受ブラケット81,8
5間には、これらに両端部を軸受86を介して回転自在
に支持された従動プーリ87が設けられており、このプ
ーリ87の軸部には歯車部88が形成されている。幅調
整ねじ軸83の側板22がわの一端部には減速歯車89
が取付けられ、これは歯車部88に噛み合わされてい
る。前記第2モータ84の回転軸には従動プーリ87よ
り小径な駆動プーリ90が取付けられ、これら両プーリ
87,90間にはこれらに渡ってタイミングベルト91
が巻き掛けられている。
【0040】前記幅調整ねじ軸83,第2モータ84、
従動プーリ87、減速歯車89、駆動プーリ90、タイ
ミングベルト91、移動子92、連動子94、およびハ
ブ支え96等により、ローラ間隔調整機構95が形成さ
れている。この機構95は、一対のマッサージローラ6
9を互いに逆方向に移動させて相互間隔Aを可変する。
【0041】すなわち、第2モータ84の動作される
と、その回転軸の回転が駆動プーリ90とタイミングベ
ルト91とを介して従動プーリ87に伝えられ、このプ
ーリ87の回転は、その歯車部88に噛み合っている減
速歯車89を介して幅調整ねじ軸83を回転させる。
【0042】ところで、このねじ軸83のねじ部83
a,83bに夫々螺合されている移動子92は、連動子
94およびハブ支え96を介して可動スリーブ65に連
結されて回転を拘束されている。そのため、これら一対
の移動子92は、幅調整ねじ軸83の回転に伴い、この
ねじ軸83の軸方向に移動される。
【0043】ねじ部83a,83bは逆ねじであるの
で、一対の移動子92は互いに逆方向に移動される。例
えば第2モータ84の正転により互いに近付けられると
ともに、逆転により互いに遠ざけられるように移動され
る。そして、これらの移動と同時に、連動子94および
ハブ支え96を介して移動子92に連結された一対の可
動スリーブ65が、揉みマッサージ軸52の軸方向に移
動されるから、一対のマッサージローラ58の相互間隔
Aが可変される。
【0044】図5および図13に示されるように前記機
枠21の側板23がわには、減速機ボックス101が取
付けられ、このボックス101の外面には正逆回転可能
な第3モータ102が取付けられている。前記ボックス
101内には、一体にウォーム103を有するとともに
減速歯車104が取付けられたウォーム軸105が、軸
受106を介して両端支持されているとともに、減速歯
車104に噛み合う駆動歯車107が内蔵されている。
駆動歯車107は減速機ボックス101に挿入された第
3モータ102の回転軸に102aに取付けられてい
る。
【0045】減速機ボックス101内には回転自在なホ
イル歯車軸108が挿入されている。なお、122は抜
け止めプレートである。ホイル歯車軸108にはウォー
ム103に噛み合うウォームホイル歯車109が取付け
られている。ホイル歯車軸108は中空構造であり、そ
の減速機ボックス101外に突出された一端部には、ホ
イル歯車軸108を軸方向に貫通するピニオン軸110
の一端部がスプライン係合(図13中121はスプライ
ン係合部を示している。)により連結されている。
【0046】図6に示されるように減速機ボックス10
1と側板22とには軸支持部111,112が相対向し
て設けられ、これらを貫通して保護パイプ113が横架
されている。このパイプ113内には回転自在にピニオ
ン軸110が通されている。保護パイプ113の減速機
ボックス101に挿入された一端部外周には、潤滑油を
含んだスリーブ125を介してホイル歯車軸108が回
転自在に嵌合して支持されている。
【0047】ホイル歯車軸108の前記一端部外周面に
は、歯を設けてピニオン歯車114が形成されている。
ピニオン軸110の側板22がわの端部には、保護パイ
プ113の端部を覆うキャップ状をなすピニオン歯車1
15が、スプライン係合により連結されている。なお、
この連結構造は図示しないがホイル歯車軸108とピニ
オン軸110の一端部との連結部の構造と同じである。
【0048】ウォーム歯車軸108のピニオン軸110
と連結される小径端部108a、およびピニオン歯車1
15が有する前記小径端部と同様の図示しない小径端部
には、その外周面に嵌合してローラ116が回転自在に
支持されている。
【0049】前記減速機ボックス101,第3モータ1
02、ウォーム103、減速歯車104、駆動歯車10
7、ホイル歯車軸108、ウォームホイル歯車109、
ピニオン軸110、保護パイプ113、ピニオン歯車1
14,115、およびローラ116は、マッサージ機全
体を移動させる自走機構117を形成している。
【0050】側板22,23の内面には図11に代表し
て示されるように軸支持部118が取付けられ、これら
を貫通してローラ支え軸119が側板22,23間に横
架されている。ローラ支え軸119はピニオン軸110
と平行であって、その機枠21の側方に突出された両端
部には夫々ローラ120が回転自在に取付けられてい
る。
【0051】図14に示されるようにマッサージ機Mが
組み込まれる椅子の背当て部(背凭れ)Bの背面には、
その幅方向両側に背当て部Bの長手方向に延びるレール
Cが設けられている。マッサージ機Mは、そのローラ1
16,120を左右一対のレールCに夫々転接させて、
背当て部Bの形状に合わせてその長手方向に直線的また
は非直線的に移動されるように設けられる。また、背当
て部Bの背面にはレールCに沿ってラックD(図10,
図13参照)が取付けられ、これらに前記ピニオン歯車
114,115が夫々別々に噛み合わされている。
【0052】前記自走機構117はその第3モータ10
2の動作によりマッサージ機M全体を移動させる。すな
わち、第3モータ102の運転により、その回転軸10
2aの回転は、駆動歯車107と減速歯車104とを介
して回転軸105に伝えられた後、ウォーム103とウ
ォームホイル歯車109との噛み合いを介して更に減速
されて、ホイル歯車軸108に伝えられる。
【0053】そうすると、ピニオン歯車114が低速で
回転されると同時に、ホイル歯車軸108にスプライン
係合されているピニオン軸110を介して他方のピニオ
ン歯車115が同期して回転される。そのため、これら
ピニオン歯車114,115とラックDとの噛み合いに
より、マッサージ機M全体に移動力が与えられ、マッサ
ージ機Mは、そのローラ116,120をレールCに転
動させて移動される。
【0054】したがって、第3モータ102の回転軸1
02aが例えば正転された場合に、マッサージ機M全体
が背当て部Bに沿って上昇され、逆転された場合に、マ
ッサージ機M全体が背当て部Bに沿って下降される。な
お、ローラ支え軸119およびローラ120を備えてい
ることにより、マッサージ機Mがピニオン軸110を中
心に振れ動くことを防止して、円滑にマッサージ機Mを
移動させることができる。
【0055】第1〜第3モータ33,84,102およ
びウォーム減速機部は比較的重量があって、マッサージ
機M全体の重量の多くを占めている。そして、これらは
背当て部Bの幅方向中央部に配置されるハウジング32
に対して、その一側方に第1,第2モータ33,84を
配置するとともに、他側方に第3モータ102とウォー
ム減速機部を配置し、かつ、これらは略同じ高さ位置に
配置してある。
【0056】このような配置により、マッサージ機Mの
幅方向一端側に重心が偏ることがなくなり、全体の重量
をバランスさせている。そのため、一方のレールCとの
間の摩擦が過大になることが少なくなり、前記マッサー
ジ機M全体の自走を円滑にできる。
【0057】図5および図9等に示されるように前記ハ
ウジング32の正面壁には左右方向(ハウジング32の
幅方向)に延びる互いに平行な凹溝131,132が形
成されている。一方の凹溝131には保護パイプ113
の中央部における半周部分が嵌め込まれているととも
に、他方の凹溝132にはローラ支え軸119の中央部
における半周部分が嵌め込まれている。そして、ハウジ
ング32の正面壁には板金製のカバー板133がねじ止
めされている。
【0058】カバー板133は保護パイプ113および
ローラ支え軸119における側板22,23間に位置さ
れる部分の殆どを覆っている。このカバー板133には
その幅方向全長にわたって延びる一対の軸嵌合部13
4,135が一体に形成されている。これら軸嵌合部1
34,135は断面半円弧状であり、一方の軸嵌合部1
34は保護パイプ113の中央部における半周部分を覆
ってこれに嵌合されているとともに、他方の軸嵌合部1
35にはローラ支え軸119の中央部における半周部分
を覆ってこれに嵌合されている。
【0059】なお、図1〜図4中符号141は夫々機枠
21の外面に取付けられた端子ボックス、図6中142
は側板22,23およびハウジング32にねじ止めされ
た機枠カバーである。また、このマッサージ機Mは既述
のように椅子の背当て部Bに組み込んで設けられ、その
前面(正面)は一対のマッサージローラ69を含めて背
当て部Bの図示しない柔軟性に富んだ表皮で覆われる。
なお、図14中Eは背当て部Bの中心線を示している。
【0060】図15はリモートコントローラ151の操
作に基づき第1〜第3モータ33,84,102の夫々
の運転を制御する制御装置152の構成を示すブロック
図である。リモートコントローラ151には、リモート
コントローラ電源スイッチ釦153、マッサージ機M全
体を背当て部Bの上側へ移動させる上昇スイッチ釦15
4、マッサージ機M全体を背当て部Bの下側へ移動させ
る下降スイッチ釦155、前記相互間隔Aを狭めるため
の狭めスイッチ釦156、前記相互間隔Aを広げるため
の広げスイッチ釦157、マッサージローラ69の動作
速度を速めるためのスイッチ釦158、マッサージロー
ラ69の動作速度を遅くするためのスイッチ釦159、
およびモード選択スイッチ釦160が設けられている。
さらに、これら各釦153〜160の近傍には表示ラン
プが夫々設けられているとともに、リモートコントロー
ラ151には、モード選択スイッチボタン160の押圧
操作の繰り返しにより選択される各種の動作モードを表
示するモード表示ランプ161が設けられている。な
お、図15中162は電源スイッチである。
【0061】制御装置152は、マイクロコンピュータ
からなるリモコン制御部171、モータ制御部172、
ドライブ回路173、速度設定回路174、サーボ回路
175を備えている。
【0062】リモコン制御部171のI/Oポートはリ
モートコントローラ151の出力端に接続されている。
モータ制御部172はリモコン制御部171に接続され
ているとともに、この制御部172の各出力ポートOは
ドライブ回路173または速度設定回路174に接続さ
れている。
【0063】ドライブ回路173は、フォトトライアッ
クとトライアックからなる第1モータ制御部176を介
して第1モータ33に接続されているとともに、フォト
トライアックとトライアックからなる第2モータ制御部
177を介して第2モータ84に接続され、さらに、フ
ォトトライアックとトライアックからなる第3モータ制
御部178を介して第3モータ102に接続されてい
る。
【0064】速度設定回路174はサーボ回路175を
介して第1モータ制御部176に接続されているととも
に、サーボ回路175には第1モータ33から出力され
る速度情報FGが与えられるようになっている。
【0065】上昇スイッチ釦154または下降スイッチ
釦155が押圧操作されたときに制御装置152は、リ
モコン制御部171を介してモータ制御部172から第
3モータ102に対する動作信号をドライブ回路173
に出力し、このドライブ回路173により第3モータ制
御部178を介して第3モータ102への通電を、前記
スイッチ釦154または155に応じた電流方向で与え
る制御動作をするように構成されている。この制御によ
り、第3モータ102が正転または逆転されて、マッサ
ージ機M全体が背当て部Bに対して上昇または下降され
る。
【0066】同様に、狭めスイッチ釦156または広げ
スイッチ釦157が押圧操作されたときに制御装置15
2は、リモコン制御部171を介してモータ制御部17
2から第2モータ84に対する動作信号をドライブ回路
173に出力し、このドライブ回路173により第2モ
ータ制御部177を介して第2モータ84への通電を、
前記スイッチ釦156または157に応じた電流方向で
与える制御動作をするように構成されている。この制御
により、第2モータ84が正転または逆転されて、一対
のマッサージローラ69の相互間隔Aが調整される。そ
して、このように第2モータ84が動作される時には、
制御装置152は叩きマッサージを行わせる運転モード
を自動的に選択するように構成されている。
【0067】同様にスイッチ釦158またはスイッチ釦
159が押圧操作されたときに制御装置152は、リモ
コン制御部171を介してモータ制御部172から速度
設定回路174に前記スイッチ釦158または159の
操作に応じた第1モータ33の運転速度を設定し、この
設定速度に応じた第1モータ制御部176での位相制御
により、第1モータ33に与える電流量を変える制御動
作をするように構成されている。この制御により、第1
モータ33の運転速度が変化されて、一対のマッサージ
ローラ69の揉み運動の速度または叩き運動の速度が調
整される。
【0068】また、モード選択スイッチ釦160により
揉みマッサージモードを選択した場合に制御装置152
は、リモコン制御部171を介してモータ制御部172
から第1モータ33に対する動作信号をドライブ回路1
73に出力し、このドライブ回路173により第1モー
タ制御部176を介して第1モータ33への通電を、揉
みマッサージモードに応じた電流方向で与える制御動作
をするように構成されている。この制御により第1モー
タ33が正転される。
【0069】同様に、モード選択スイッチ釦160によ
り叩きマッサージモードを選択した場合に制御装置15
2は、リモコン制御部171を介してモータ制御部17
2から第1モータ33に対する動作信号をドライブ回路
173に出力し、このドライブ回路173により第1モ
ータ制御部176を介して第1モータ33への通電を、
叩きマッサージモードに応じた電流方向で与える制御動
作をするように構成されている。この制御により第1モ
ータ33が逆転される。
【0070】なお、モード選択スイッチ釦160は、一
対のマッサージローラ69に対する以上のような各制御
動作を組合わせてなる少なくとも一つのプログラムマッ
サージモードも指定でき、それに応じて制御装置152
は第1〜第3モータ33,84、102の運転を夫々制
御できるようになっている。
【0071】前記構成のマッサージ機は、揉みマッサー
ジ軸52と叩きマッサージ軸55と動作させる第1モー
タ33、ローラ間隔調整機構95を動作させる第2モー
タ84、およびマッサージ機M全体を移動させる第3モ
ータ102を備えている。そして、既述のように第1モ
ータ33を正転動作させたときには、駆動ユニット31
により叩きマッサージ軸55を回転させて、一対のマッ
サージローラ69にこれらが叩き運動をする動作を与え
る。この逆に、第1モータ33を逆転動作させたときに
は、駆動ユニット31により揉みマッサージ軸52を回
転させて、一対のマッサージローラ69にこれらが揉み
運動をする動作を与えることができる。
【0072】さらに、既述のように第2モータ84を正
転させたときには、幅調整ねじ軸83の回転により一対
のマッサージローラ69を支持した一対のハブ67を互
いに近付けて、一対のマッサージローラ69間の相互間
隔Aを狭くでき、かつ、この逆に第2モータ84を逆転
させたときには、幅調整ねじ軸83の回転により一対の
マッサージローラ69間の相互間隔Aを広くできる。
【0073】しかも、既述のように第3モータ102を
正転させたときには、マッサージ機M全体を背当て部C
の形状に沿って上昇させることができ、かつ、この逆に
第3モータ102を逆転させたときには、マッサージ機
M全体を背当て部Cの形状に沿って下降させることがで
きる。
【0074】前記各モータ33,84,102は夫々独
立して制御できるから、使用者の体の大きさやマッサー
ジしようとする部位に一対のマッサージローラ69を適
合配置して、揉みマッサージまたは叩きマッサージを選
択できるとともに、選択されたマッサージ動作させなが
ら一対のマッサージローラ69の幅方向位置、或いは一
対のマッサージローラ69の上下方向の位置を変化させ
ることもできるなど、マッサージ態様の多様化を実現で
きる。
【0075】そして、一対のマッサージローラ69の幅
方向位置を変えて、これらローラ69の相互間隔Aを調
整する場合には、制御装置152の制御動作により第1
モータ33が正転されるように、このモータ33に対す
る通電が制御されて、この第1モータ33の動力で叩き
マッサージモードの運転が開始される。そのため、一対
のマッサージローラ69が、揉み運動ではなく叩き運動
を行いながら相互間隔Aが調整される。
【0076】このように前記相互間隔Aの調整の際に、
マッサージローラ69が叩き運動をするから、これらロ
ーラ69の打点により両ローラ69の移動位置を明確に
分からせることができ、そのため、相互間隔Aの調整を
容易にできる。
【0077】その上、肩部から首部に渡る部分に対する
前記相互間隔Aの調整において、この相互間隔Aを狭め
る場合に、一対のマッサージローラ69は首部等に対し
て接離されるから、揉み運動をする場合と異なり叩き運
動する一対のマッサージローラ69が使用者の首を強く
挟み過ぎることがなくなり、使用者の安全を確保して前
記相互間隔Aを調整できる。
【0078】さらに、マッサージローラ69の叩き運動
は、一対のマッサージローラ69相互間に使用者の背中
等を常に挟むようにして行われる揉み運動、つまり、人
体の幅方向に沿う運動成分を含んで行なわれる揉み運動
と異なり、叩いた直後に使用者の身体を原因とする負荷
が消失するので、ローラ間隔調整機構95の第2モータ
84に対する負荷が少ない。そのため、第2モータ84
を小形・軽量にでき、マッサージ機M全体の小形・軽量
化に役立つ。
【0079】しかも、本実施例のようにマッサージ機M
全体を自走機構117を備えた構成では、前記のように
軽量にできることにより、小さい力でマッサージ機M全
体を移動できる。したがって、自走機構117の第3モ
ータ102とともに、この自走機構117を小形・軽量
にできるから、それに伴いマッサージ機M全体の小形・
軽量化をより促進できる。
【0080】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、本発明は自走機構117を備えないマッ
サージ機にも適用できる。
【0081】
【発明の効果】以上詳記したように本発明のマッサージ
機においては、アームとともに一対のマッサージローラ
を、揉みマッサージ軸の軸線を支点として揺動する揉み
運動、つまり、人体の幅方向に沿う運動成分を含んで行
なわれる揉み運動ではなく、前記運動成分を含まないで
叩きマッサージ軸の軸線と直交する方向に往復動する
き運動を行なわせながら移動させて相互間隔を調整でき
る構成であるため、叩き運動により前記相互間隔の調整
時に両ローラの位置を明確に知ることができるととも
に、肩部から首部に渡る部分での相互間隔の調整におい
一対のマッサージローラ間の相互間隔を狭める場合に
使用者の首を強く挟み過ぎる恐れがなく、しかも、ロー
ラ間隔調整機構のモータに対する負荷が少なくなって全
体の小形・軽量化に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマッサージ機全体の構
成を示す正面図。
【図2】同実施例に係るマッサージ機全体の構成を正面
側から見て示す斜視図。
【図3】同実施例に係るマッサージ機全体の構成を背面
側から見て示す斜視図。
【図4】同実施例に係るマッサージ機全体の構成を示す
背面図。
【図5】同実施例に係るマッサージ機全体の構成を一部
断面して示す正面図。
【図6】同実施例に係るマッサージ機全体の構成を示す
平面図。
【図7】同実施例に係るマッサージ機の揉みマッサージ
系の構成を示す断面図。
【図8】同実施例に係るマッサージ機の叩きマッサージ
系の構成を示す断面図。
【図9】同実施例に係るマッサージ機の構成を図5中Z
−Z線に沿って示す断面図。
【図10】同実施例に係るマッサージ機のローラ間隔調
整機構の構成を示す断面図。
【図11】同実施例に係るローラ間隔調整機構の駆動部
の構成を一部断面して示す平面図。
【図12】同実施例に係るローラ間隔調整機構の駆動部
の構成を示す正面図。
【図13】同実施例に係るマッサージ機の自走機構の構
成を示す断面図。
【図14】椅子の背当て部に対する同実施例に係るマッ
サージ機の配置を概略的に示す図。
【図15】同実施例に係るマッサージ機の制御装置の構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
31…駆動ユニット、33…第1モータ(ユニット用モ
ータ)、34…駆動装置、52…揉みマッサージ軸、5
5…叩きマッサージ軸、68…アーム、67…ハブ、6
9…マッサージローラ、83…幅調整ねじ軸、83a,
83b…ねじ部、84…第2モータ(調整機構用モー
タ)、85…従動プーリ、89…減速歯車、90…駆動
プーリ、91…タイミングベルト、92…移動子、94
…連動子、95…ローラ間隔調整機構、96…ハブ支
え、151…リモートコントローラ、152…制御装
置、171…リモコン制御部、172…モータ制御部、
173…ドライブ回路、176…第1モータ制御部、1
77…第2モータ制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−295561(JP,A) 特開 平1−236052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アームの先端部に取付けられてこのアーム
    とともに揉み運動と叩き運動とを行なう一対のマッサー
    ジローラと、 軸方向中央部を境に互いに逆ねじとなるねじ部が形成さ
    れた幅調整ねじ軸、およびこのねじ軸を回転させる正逆
    回転可能な調整機構用モータを有し、前記幅調整ねじ軸
    の回転により前記両マッサージローラを互いに逆方向に
    移動させて前記両マッサージローラ間の相互間隔を可変
    するローラ間隔調整機構と、叩きローラ軸又は揉みローラ軸を選択的に回転させる
    逆回転可能なユニット用モータを有し、このモータの
    により前記叩きマッサージ軸を回転させて前記マッサ
    ージローラにこれを前記叩きマッサージ軸の軸方向と直
    交する方向に往復させる叩き運動を付与するとともに、
    前記ユニット用モータの逆転により前記マッサージロー
    ラにこれを前記揉みマッサージ軸の軸線を支点として揺
    動させる揉み運動を付与する駆動ユニットとを備えるマ
    ッサージ機において、 前記駆動ユニットの動作中であって前記調整機構用モー
    を動作させたときに、前記マッサージローラが叩き運
    動をするように前記ユニット用モータの運転を制御する
    制御装置を具備したことを特徴とするマッサージ機。
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