JP2523081B2 - 椅子式自動多機能マッサ―ジ機 - Google Patents
椅子式自動多機能マッサ―ジ機Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二種の原動力のみで少
なくとも五種のマッサージ動作を行うことができる多機
能マッサージ機に係り、詳しくは、一原動力により指圧
動作と揉動作の異なる二種の作動を行わせる機構を椅子
本体に内装すると共に、他の原動力により該機構を昇降
動させる昇降機構を一体的に内装し、揉動作や指圧動作
の他、ローリング動作とローリング揉動作とローリング
指圧動作の異なる5種の作動を適宜に選択して使用でき
るようにし、使用者の人体背部に好みのマッサージ効果
を付与できるようにする椅子式自動多機能マッサージ機
に関するものである。
なくとも五種のマッサージ動作を行うことができる多機
能マッサージ機に係り、詳しくは、一原動力により指圧
動作と揉動作の異なる二種の作動を行わせる機構を椅子
本体に内装すると共に、他の原動力により該機構を昇降
動させる昇降機構を一体的に内装し、揉動作や指圧動作
の他、ローリング動作とローリング揉動作とローリング
指圧動作の異なる5種の作動を適宜に選択して使用でき
るようにし、使用者の人体背部に好みのマッサージ効果
を付与できるようにする椅子式自動多機能マッサージ機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマッサージ機は、椅子等の背もた
れ部にマッサージ機構を内装し、該マッサージ機構に装
備された一対の揉球に、揉動作及び叩動作を行わせ、該
揉球により使用者の背部を揉みマッサージ及び叩きマッ
サージを行わせるようにしたものが一般的である。
れ部にマッサージ機構を内装し、該マッサージ機構に装
備された一対の揉球に、揉動作及び叩動作を行わせ、該
揉球により使用者の背部を揉みマッサージ及び叩きマッ
サージを行わせるようにしたものが一般的である。
【0003】また、この種従来のマッサージ機の、特
に、椅子式マッサージ機においては、椅子の背もたれ部
に垂直螺軸を正逆転させてマッサージ機構を昇降動させ
るモータを配設した昇降機構をも装備させており、前記
マッサージ機構及び昇降機構により、使用者の背部全域
に亘り揉みマッサージ及び叩きマッサージを行わせるよ
うにしている。
に、椅子式マッサージ機においては、椅子の背もたれ部
に垂直螺軸を正逆転させてマッサージ機構を昇降動させ
るモータを配設した昇降機構をも装備させており、前記
マッサージ機構及び昇降機構により、使用者の背部全域
に亘り揉みマッサージ及び叩きマッサージを行わせるよ
うにしている。
【0004】ところで近年では、上記のような揉動作或
いは叩動作に代えて、他の機能のローリング動作や指圧
動作が行えるマッサージ機が要望されている。そこで、
上記ローリング動作を行えるマッサージ機に対する要望
を満足させるために、揉動作や叩動作を行わせる揉球に
代えて、可回動自在な回動ローラを左右に配設し、これ
を上下に連続的に昇降動させ、人体の背部や脊髄及びそ
の近郊に揉動作や叩動作の他に、回動ローラによるロー
リング動作を行わせるようにしたものが開発されてい
る。
いは叩動作に代えて、他の機能のローリング動作や指圧
動作が行えるマッサージ機が要望されている。そこで、
上記ローリング動作を行えるマッサージ機に対する要望
を満足させるために、揉動作や叩動作を行わせる揉球に
代えて、可回動自在な回動ローラを左右に配設し、これ
を上下に連続的に昇降動させ、人体の背部や脊髄及びそ
の近郊に揉動作や叩動作の他に、回動ローラによるロー
リング動作を行わせるようにしたものが開発されてい
る。
【0005】また、上記の指圧動作を付加したマッサー
ジ機としては、揉動作用或いは叩動作用の起動モータに
加えて、指圧動作を行わせるための別モータを増設し、
これらを上下に昇降動させる事で、揉動作や叩動作の
他、ローリング動作や指圧動作を行わせることができる
多機能を有するマッサージ機を開発することが可能であ
ることが判明している。
ジ機としては、揉動作用或いは叩動作用の起動モータに
加えて、指圧動作を行わせるための別モータを増設し、
これらを上下に昇降動させる事で、揉動作や叩動作の
他、ローリング動作や指圧動作を行わせることができる
多機能を有するマッサージ機を開発することが可能であ
ることが判明している。
【0006】しかし、上記前者の揉動作や叩動作を行わ
せる揉球に代えて、可回動自在な回動ローラを左右に配
設し、これを上下に連続的に昇降動させるようにしたマ
ッサージ機においては、ローリング動作を付与すること
はできるが、指圧動作は依然として行うことができず、
更に上記後者のモータ増設による多機能化を図ったマッ
サージ機においては、背もたれ部内に三個のモータを内
装する結果となり、椅子式マッサージ機の背もたれ部の
重量が非常に重くなり、該背もたれ部を保持することが
できず、背部へ転倒するという危険性が生じ、特に、背
もたれ部を傾倒させた状態にした場合には、その危険性
は尚更であり、事実上において、このようなモータの増
設による多機能化を図ることはできない実情である。
せる揉球に代えて、可回動自在な回動ローラを左右に配
設し、これを上下に連続的に昇降動させるようにしたマ
ッサージ機においては、ローリング動作を付与すること
はできるが、指圧動作は依然として行うことができず、
更に上記後者のモータ増設による多機能化を図ったマッ
サージ機においては、背もたれ部内に三個のモータを内
装する結果となり、椅子式マッサージ機の背もたれ部の
重量が非常に重くなり、該背もたれ部を保持することが
できず、背部へ転倒するという危険性が生じ、特に、背
もたれ部を傾倒させた状態にした場合には、その危険性
は尚更であり、事実上において、このようなモータの増
設による多機能化を図ることはできない実情である。
【0007】上記の如き実情により、モータを増設する
ことなく、多機能化を図る多種の研究がなされている
が、一原動力で指圧動作と揉動作を行なわせることがで
き、更にこれらを昇降動させて、複数の作動を適宜に行
わしめる多機能マッサージ機構の開発は、未だに成され
ていないのが現状である。
ことなく、多機能化を図る多種の研究がなされている
が、一原動力で指圧動作と揉動作を行なわせることがで
き、更にこれらを昇降動させて、複数の作動を適宜に行
わしめる多機能マッサージ機構の開発は、未だに成され
ていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況に
鑑みて研究開発して、一原動力で指圧動作と揉動作を任
意に行なわせることができる起動装置の開発に成功し、
一原動力で指圧動作と揉動作の二種の作動を任意に選択
使用できる起動装置を椅子本体の背もたれ部内で容易に
昇降動させるようにして、起動用と昇降動用の二種の原
動力のみで少なくとも五種の異なる作動を任意に行わせ
ることができるようにする椅子式自動多機能マッサージ
機を提供する事を目的として成されたものである。
鑑みて研究開発して、一原動力で指圧動作と揉動作を任
意に行なわせることができる起動装置の開発に成功し、
一原動力で指圧動作と揉動作の二種の作動を任意に選択
使用できる起動装置を椅子本体の背もたれ部内で容易に
昇降動させるようにして、起動用と昇降動用の二種の原
動力のみで少なくとも五種の異なる作動を任意に行わせ
ることができるようにする椅子式自動多機能マッサージ
機を提供する事を目的として成されたものである。
【0009】
【発明が解決しようとするための手段】本発明の椅子式
自動多機能マッサージ機は、上記目的を達成すべく、起
動モータに連動回転する主動軸の正逆回転で二種の従動
軸を各々独立して回転させる駆動機構の一方従動軸に揉
球機構を連繋すると共に他方従動軸に指圧機構を連繋
し、且つ、揉球機構と指圧機構間に連繋機構を介設して
なる起動装置を、昇降用モータに連動して正逆回転する
螺軸を備えた昇降機構に螺合させて多機能装置を構成
し、該多機能装置を椅子本体の背もたれ部内に内装し
て、多機能装置の稼動により、少なくとも五種以上の異
なる作動を任意に行わせることができるようにする事を
特徴とするものである。
自動多機能マッサージ機は、上記目的を達成すべく、起
動モータに連動回転する主動軸の正逆回転で二種の従動
軸を各々独立して回転させる駆動機構の一方従動軸に揉
球機構を連繋すると共に他方従動軸に指圧機構を連繋
し、且つ、揉球機構と指圧機構間に連繋機構を介設して
なる起動装置を、昇降用モータに連動して正逆回転する
螺軸を備えた昇降機構に螺合させて多機能装置を構成
し、該多機能装置を椅子本体の背もたれ部内に内装し
て、多機能装置の稼動により、少なくとも五種以上の異
なる作動を任意に行わせることができるようにする事を
特徴とするものである。
【0010】また、本発明の椅子式自動多機能マッサー
ジ機は、駆動機構の一方従動軸両側に一対の回動ローラ
を有する揉球機構を連繋し、他方の従動軸両側に一対の
指圧ローラを有する指圧機構を連繋し、これら回動ロー
ラと指圧ローラ間に連繋機構を介設し、起動モータの正
逆回転により一対の指圧ローラによる左右の揺動と一対
の指圧ローラによる前後の出没を適宜に行い得るように
する起動装置を、昇降用モータに連動して正逆回転する
螺軸を備えた昇降機構に螺合させ、起動装置の昇降時に
おける揉球機構及び指圧機構と背もたれ部生地内面との
接触による引き攣りを回動ローラ及び指圧ローラにより
可及的に防止するよう構成する事を特徴とするものでも
ある。
ジ機は、駆動機構の一方従動軸両側に一対の回動ローラ
を有する揉球機構を連繋し、他方の従動軸両側に一対の
指圧ローラを有する指圧機構を連繋し、これら回動ロー
ラと指圧ローラ間に連繋機構を介設し、起動モータの正
逆回転により一対の指圧ローラによる左右の揺動と一対
の指圧ローラによる前後の出没を適宜に行い得るように
する起動装置を、昇降用モータに連動して正逆回転する
螺軸を備えた昇降機構に螺合させ、起動装置の昇降時に
おける揉球機構及び指圧機構と背もたれ部生地内面との
接触による引き攣りを回動ローラ及び指圧ローラにより
可及的に防止するよう構成する事を特徴とするものでも
ある。
【0011】
【発明の作用】従って、本発明の椅子式自動多機能マッ
サージ機は、上記のように構成する事により、次のよう
な作用をもたらすものである。すなわち、本発明の自動
マッサージ機構は、起動モータに連動して回転する主動
軸の正逆回転で異なる二種の従動軸を各々独立して回転
させ、各従動軸の両側に一対の回動ローラを有する揉球
機構と一対の指圧ローラを有する指圧機構とを夫々取着
してなる起動装置を昇降用モータで昇降自在に構成して
いるため、起動モータを正転させた場合には、一方の従
動軸が回転して一対の回動ローラによる揉動作を行うこ
とができ、起動モータを逆転させた場合には、他方の従
動軸が回転して一対の指圧ローラが交互に出没して指圧
動作を行うことができ、更に、昇降用モータを駆動させ
た場合には起動装置の昇降により連続昇降を繰返し行い
ローリング動作を行わせることができ、更にこの状態
で、起動モータを正転、若しくは逆転させた場合には、
ローリング揉動作、若しくはローリング指圧動作が行わ
せることができ、使用者が起動モータの回転方向を適宜
に設定し、また昇降用モータを任意に駆動させるだけ
で、これらの各動作による異なる五種のマッサージを好
みに応じて任意に選択使用することができる。
サージ機は、上記のように構成する事により、次のよう
な作用をもたらすものである。すなわち、本発明の自動
マッサージ機構は、起動モータに連動して回転する主動
軸の正逆回転で異なる二種の従動軸を各々独立して回転
させ、各従動軸の両側に一対の回動ローラを有する揉球
機構と一対の指圧ローラを有する指圧機構とを夫々取着
してなる起動装置を昇降用モータで昇降自在に構成して
いるため、起動モータを正転させた場合には、一方の従
動軸が回転して一対の回動ローラによる揉動作を行うこ
とができ、起動モータを逆転させた場合には、他方の従
動軸が回転して一対の指圧ローラが交互に出没して指圧
動作を行うことができ、更に、昇降用モータを駆動させ
た場合には起動装置の昇降により連続昇降を繰返し行い
ローリング動作を行わせることができ、更にこの状態
で、起動モータを正転、若しくは逆転させた場合には、
ローリング揉動作、若しくはローリング指圧動作が行わ
せることができ、使用者が起動モータの回転方向を適宜
に設定し、また昇降用モータを任意に駆動させるだけ
で、これらの各動作による異なる五種のマッサージを好
みに応じて任意に選択使用することができる。
【0012】また、本発明の椅子式自動多機能マッサー
ジ機は、揉球機構に一対の回動ローラを使用し、また指
圧機構に一対の指圧ローラを使用することができるた
め、昇降用モータによる起動装置の昇降時における揉球
機構及び指圧機構と背もたれ部生地内面との接触を回動
ローラ及び指圧ローラにより行わせるようにすることが
でき、これら両者間の接触により生じる背もたれ部内面
生地の引き攣りや破れ等の問題を可及的に防止すること
ができる。
ジ機は、揉球機構に一対の回動ローラを使用し、また指
圧機構に一対の指圧ローラを使用することができるた
め、昇降用モータによる起動装置の昇降時における揉球
機構及び指圧機構と背もたれ部生地内面との接触を回動
ローラ及び指圧ローラにより行わせるようにすることが
でき、これら両者間の接触により生じる背もたれ部内面
生地の引き攣りや破れ等の問題を可及的に防止すること
ができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の椅子式自動多機能マッサー
ジ機に使用される駆動機構の一実施例を示したものであ
り、図2は、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機に
使用される揉球機構の一実施例を示したものであり、図
3は、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機に使用さ
れる指圧機構の一実施例を示したものであり、図4乃至
図6は、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機の起動
装置の一実施例を示したものである。
ジ機に使用される駆動機構の一実施例を示したものであ
り、図2は、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機に
使用される揉球機構の一実施例を示したものであり、図
3は、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機に使用さ
れる指圧機構の一実施例を示したものであり、図4乃至
図6は、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機の起動
装置の一実施例を示したものである。
【0014】また図7は、本発明の椅子式自動多機能マ
ッサージ機に使用される昇降機構の一実施例を示したも
のであり、図8乃至図10は、本発明の椅子式自動多機
能マッサージ機の一実施例を示したものである。
ッサージ機に使用される昇降機構の一実施例を示したも
のであり、図8乃至図10は、本発明の椅子式自動多機
能マッサージ機の一実施例を示したものである。
【0015】すなわち、椅子式自動多機能マッサージ機
は、起動モータ22に連動回転する主動軸23の正逆回
転で二種の従動軸24・25を各々独立して回転させる
駆動機構2の一方従動軸24に揉球機構3を連繋すると
共に他方従動軸25に指圧機構4を連繋し、且つ、揉球
機構3と指圧機構4間に連繋機構5を介設してなる起動
装置1を、昇降用モータ61に連動して正逆回転する螺
軸62を備えた昇降機構6に螺合させて多機能装置7を
構成し、該多機能装置7を椅子本体8の背もたれ部81
内に内装して構成されている。
は、起動モータ22に連動回転する主動軸23の正逆回
転で二種の従動軸24・25を各々独立して回転させる
駆動機構2の一方従動軸24に揉球機構3を連繋すると
共に他方従動軸25に指圧機構4を連繋し、且つ、揉球
機構3と指圧機構4間に連繋機構5を介設してなる起動
装置1を、昇降用モータ61に連動して正逆回転する螺
軸62を備えた昇降機構6に螺合させて多機能装置7を
構成し、該多機能装置7を椅子本体8の背もたれ部81
内に内装して構成されている。
【0016】前記駆動機構2は、図1に示したように、
起動モータ22に連動してギヤーボックス21内で回転
する主動軸23の正逆回転で異なる二種の遊星歯車23
2・234を各々独立して回転させると共に、異なる二
種の従動軸24・25を独立して回転させるように構成
したものである。
起動モータ22に連動してギヤーボックス21内で回転
する主動軸23の正逆回転で異なる二種の遊星歯車23
2・234を各々独立して回転させると共に、異なる二
種の従動軸24・25を独立して回転させるように構成
したものである。
【0017】前記起動モータ22は、一側端にギヤー歯
222を刻設した起動軸221の両側をベアリング22
3で支持すると共に、その一側を前記ギヤーボックス2
1内に臨ませて、該ギヤー歯222に噛合する主動軸2
3の主動ギヤー231を回転させるようにしたものであ
る。
222を刻設した起動軸221の両側をベアリング22
3で支持すると共に、その一側を前記ギヤーボックス2
1内に臨ませて、該ギヤー歯222に噛合する主動軸2
3の主動ギヤー231を回転させるようにしたものであ
る。
【0018】前記主動軸23には、中央に各々鼓状の溝
部233・235を設けた二種の遊星歯車232・23
4が、各溝部233・235が対向するよう前記主動ギ
ヤー231と並列状に固設され、また、各溝部233・
235に嵌入する従動ピン236と主動ギヤー231に
嵌入させた主動ピン237が前記主動軸23に放射状に
突設されており、これらが係合することにより、主動軸
23を回転させ、前記駆動機構2一方の第一従動軸24
或いは他方の第二従動軸25に回転力を付与し得るよう
にしたものである。
部233・235を設けた二種の遊星歯車232・23
4が、各溝部233・235が対向するよう前記主動ギ
ヤー231と並列状に固設され、また、各溝部233・
235に嵌入する従動ピン236と主動ギヤー231に
嵌入させた主動ピン237が前記主動軸23に放射状に
突設されており、これらが係合することにより、主動軸
23を回転させ、前記駆動機構2一方の第一従動軸24
或いは他方の第二従動軸25に回転力を付与し得るよう
にしたものである。
【0019】前記第一従動軸24は、前記遊星歯車23
4と噛合して回転する回動ギヤー238を介して、該回
動ギヤー238に噛合する第一従動ギヤー241を固着
すると共に、その軸24の両側をベアリング242で支
持し、前記主動軸23からの回転を可及的にスムースに
行わせるようにし、且つ、軸24の両端を稍偏心状に折
曲した折曲部243を設け、これに後述する揉球機構3
を設けることにより、該揉球機構3の一対の回動ローラ
33に、偏心折曲分の揺動を行わせることができるよう
にしている。
4と噛合して回転する回動ギヤー238を介して、該回
動ギヤー238に噛合する第一従動ギヤー241を固着
すると共に、その軸24の両側をベアリング242で支
持し、前記主動軸23からの回転を可及的にスムースに
行わせるようにし、且つ、軸24の両端を稍偏心状に折
曲した折曲部243を設け、これに後述する揉球機構3
を設けることにより、該揉球機構3の一対の回動ローラ
33に、偏心折曲分の揺動を行わせることができるよう
にしている。
【0020】前記第二従動軸25は、前記主動軸23の
遊星歯車232と噛合して回転する第二従動ギヤー25
1を固着すると共に、その軸25の両側をベアリング2
52で支持し、前記主動軸23からの回転を可及的にス
ムースに行わせるようにし、且つ、軸25の両端には軸
心から偏心させた偏心軸253が各々対称に設けられて
おり、各偏心軸253に後述する指圧機構4を設けるこ
とにより、該指圧機構4の一対の指圧ローラ44に、軸
心から偏心長さ分の出没を交互に行わせることができる
ようにしている。
遊星歯車232と噛合して回転する第二従動ギヤー25
1を固着すると共に、その軸25の両側をベアリング2
52で支持し、前記主動軸23からの回転を可及的にス
ムースに行わせるようにし、且つ、軸25の両端には軸
心から偏心させた偏心軸253が各々対称に設けられて
おり、各偏心軸253に後述する指圧機構4を設けるこ
とにより、該指圧機構4の一対の指圧ローラ44に、軸
心から偏心長さ分の出没を交互に行わせることができる
ようにしている。
【0021】前記揉球機構3は、左右一対の回動ローラ
33を左右に一定の揺動を行わせるためのものであり、
該機構3は、図2に示したように、前記駆動機構2の第
一従動軸24の両側折曲部243・243に夫々取着さ
れる揉球保持部材31と、各揉球保持部材31に装入し
て固定される揉球保持棒32と、各揉球保持棒32の先
端に可回動に固定される前述の回動ローラ33とから構
成され、前記第一従動軸24の両端の偏心折曲部位によ
り、左右の揉球保持部材31が相対的な偏心揺動を行
い、一対の揉球保持棒32・32先端の各回動ローラ3
3が左右に揺動するようにしているのである。
33を左右に一定の揺動を行わせるためのものであり、
該機構3は、図2に示したように、前記駆動機構2の第
一従動軸24の両側折曲部243・243に夫々取着さ
れる揉球保持部材31と、各揉球保持部材31に装入し
て固定される揉球保持棒32と、各揉球保持棒32の先
端に可回動に固定される前述の回動ローラ33とから構
成され、前記第一従動軸24の両端の偏心折曲部位によ
り、左右の揉球保持部材31が相対的な偏心揺動を行
い、一対の揉球保持棒32・32先端の各回動ローラ3
3が左右に揺動するようにしているのである。
【0022】尚、前記揉球保持棒32の回動ローラ33
取付部には、前記連繋機構5の支持板51が関連的に固
定されており、前記起動モータ22の正逆回転により一
対の回動ローラ33による左右の揺動と、後述する一対
の指圧ローラ44による前後の出没を適宜に行わせるこ
とができるようにしている。
取付部には、前記連繋機構5の支持板51が関連的に固
定されており、前記起動モータ22の正逆回転により一
対の回動ローラ33による左右の揺動と、後述する一対
の指圧ローラ44による前後の出没を適宜に行わせるこ
とができるようにしている。
【0023】前記指圧機構4は、左右一対の指圧ローラ
44を交互に一定の出没を行わせるためのものであり、
該機構4は、図3に示したように、前記駆動機構2の第
二従動軸25の両側偏心軸253・253に夫々取着さ
れる指圧球保持部材41と、各指圧球保持部材41の先
端に上方へ突出するよう連繋棒421を介して固定され
た連繋部材42と、各連繋部材42に前方へ突出するよ
う固定された摺動棒43と、各摺動棒43の先端に取着
される前述の指圧ローラ44とから構成され、前記第二
従動軸25の両端の偏心軸253における偏心長さによ
り、左右の指圧球保持部材41が前後に交互に出没し、
一対の摺動棒43・43先端の各指圧ローラ44を交互
に出没するようにしているのである。
44を交互に一定の出没を行わせるためのものであり、
該機構4は、図3に示したように、前記駆動機構2の第
二従動軸25の両側偏心軸253・253に夫々取着さ
れる指圧球保持部材41と、各指圧球保持部材41の先
端に上方へ突出するよう連繋棒421を介して固定され
た連繋部材42と、各連繋部材42に前方へ突出するよ
う固定された摺動棒43と、各摺動棒43の先端に取着
される前述の指圧ローラ44とから構成され、前記第二
従動軸25の両端の偏心軸253における偏心長さによ
り、左右の指圧球保持部材41が前後に交互に出没し、
一対の摺動棒43・43先端の各指圧ローラ44を交互
に出没するようにしているのである。
【0024】図3において422は、連繋部材42の摺
動棒保持部材であり、該摺動棒保持部材422の摺動棒
43取付位置の稍上部には、前記第一従動軸24の両側
部から夫々前方へ突出するよう配設される後述の摺動案
内棒53に沿って、摺動棒保持部材422を安定して案
内するための摺動棒案内孔423が設けられている。
動棒保持部材であり、該摺動棒保持部材422の摺動棒
43取付位置の稍上部には、前記第一従動軸24の両側
部から夫々前方へ突出するよう配設される後述の摺動案
内棒53に沿って、摺動棒保持部材422を安定して案
内するための摺動棒案内孔423が設けられている。
【0025】尚、前記摺動棒43の略中間部位には、前
記連繋機構5の支持板51と一体的に固着される摺動保
持部材52が摺動棒43を摺動可能に挿通させて関連的
に設けられており、前記起動モータ22の逆回転により
摺動保持部材52に沿って摺動棒43が安定して案内さ
れ、一対の指圧ローラ44による前後の出没をスムース
に行わせることができるようにしている。
記連繋機構5の支持板51と一体的に固着される摺動保
持部材52が摺動棒43を摺動可能に挿通させて関連的
に設けられており、前記起動モータ22の逆回転により
摺動保持部材52に沿って摺動棒43が安定して案内さ
れ、一対の指圧ローラ44による前後の出没をスムース
に行わせることができるようにしている。
【0026】前記連繋機構5は、前記揉球機構3と前記
指圧機構4とに関連的に設けられ、回動ローラ33によ
る左右の揺動と一対の指圧ローラ44による前後の出没
を適宜に行わせることができるようにするためのもので
あり、該機構5は、図2乃至図6に示したように、前記
揉球機構3における各揉球保持棒32の回動ローラ33
取付部に固定された支持板51と、各支持板51に固着
されると共に、前記指圧機構4における各摺動棒43が
摺動可能にその略中間部位を挿通させた摺動保持部材5
2と、前記摺動棒保持部材422の摺動棒案内孔423
にこの先端が貫通するよう前記第一従動軸24の両側部
から夫々前方へ突出状に配設された摺動案内棒53とか
ら構成され、起動モータ22の正逆回転により一対の回
動ローラ33による左右の揺動と一対の指圧ローラ44
による前後の出没を適宜且つスムースに行わせるように
している。
指圧機構4とに関連的に設けられ、回動ローラ33によ
る左右の揺動と一対の指圧ローラ44による前後の出没
を適宜に行わせることができるようにするためのもので
あり、該機構5は、図2乃至図6に示したように、前記
揉球機構3における各揉球保持棒32の回動ローラ33
取付部に固定された支持板51と、各支持板51に固着
されると共に、前記指圧機構4における各摺動棒43が
摺動可能にその略中間部位を挿通させた摺動保持部材5
2と、前記摺動棒保持部材422の摺動棒案内孔423
にこの先端が貫通するよう前記第一従動軸24の両側部
から夫々前方へ突出状に配設された摺動案内棒53とか
ら構成され、起動モータ22の正逆回転により一対の回
動ローラ33による左右の揺動と一対の指圧ローラ44
による前後の出没を適宜且つスムースに行わせるように
している。
【0027】前記昇降機構6は、上記のように構成され
る起動装置1を前記椅子本体8の背もたれ部81内で昇
降動自在にするためのものであり、該機構6は、図7乃
至図9に示したように、前記背もたれ部81内に固定さ
れる基板63と天板64を有し、これら両者63・64
間に平行状一対の支持パイプ65・65が立設されてお
り、各支持パイプ65・65間には、昇降用モータ61
に連動して正逆回転し得る螺軸62がそれと平行状に立
設されており、該螺軸62に前記起動装置1螺合させ
て、これを昇降動させるよう構成している。
る起動装置1を前記椅子本体8の背もたれ部81内で昇
降動自在にするためのものであり、該機構6は、図7乃
至図9に示したように、前記背もたれ部81内に固定さ
れる基板63と天板64を有し、これら両者63・64
間に平行状一対の支持パイプ65・65が立設されてお
り、各支持パイプ65・65間には、昇降用モータ61
に連動して正逆回転し得る螺軸62がそれと平行状に立
設されており、該螺軸62に前記起動装置1螺合させ
て、これを昇降動させるよう構成している。
【0028】尚、66は、前記螺軸62の下部に装着さ
れるプーリであり、該プーリ66と前記昇降用モータ6
1に取り付けられるモータプーリ67とをVベルト68
で懸装させる事により、その昇降用モータ61の正逆回
転を螺軸62に連動するようにしているのである。
れるプーリであり、該プーリ66と前記昇降用モータ6
1に取り付けられるモータプーリ67とをVベルト68
で懸装させる事により、その昇降用モータ61の正逆回
転を螺軸62に連動するようにしているのである。
【0029】前記昇降機構6の螺軸62に前記起動装置
1を螺合させると共に、該起動装置1の両側を各支持パ
イプ65・65に保持させて、多機能装置7を構成する
のであるが、昇降機構6の螺軸62に対する前記起動装
置1の螺合は、図7に示したような螺軸62と螺合する
起動装置保持板11と、一対の支持パイプ65・65に
各々保持される一対の起動装置支持板12・12とによ
り安定支持せしめ、両者間の螺合を行わせるようにして
いる。
1を螺合させると共に、該起動装置1の両側を各支持パ
イプ65・65に保持させて、多機能装置7を構成する
のであるが、昇降機構6の螺軸62に対する前記起動装
置1の螺合は、図7に示したような螺軸62と螺合する
起動装置保持板11と、一対の支持パイプ65・65に
各々保持される一対の起動装置支持板12・12とによ
り安定支持せしめ、両者間の螺合を行わせるようにして
いる。
【0030】
【実施例の作用】従って、以上のように構成された本発
明の椅子式自動多機能マッサージ機を使用するにあって
は、起動装置1の起動モータ22を正逆回転させるだけ
で、回動ローラ33による揉動作と指圧ローラ44によ
る指圧動作を任意に選択でき、また、昇降機構6の昇降
用モータ61を駆動させるだけで、前記起動装置1を連
続昇降移動させることができるのである。
明の椅子式自動多機能マッサージ機を使用するにあって
は、起動装置1の起動モータ22を正逆回転させるだけ
で、回動ローラ33による揉動作と指圧ローラ44によ
る指圧動作を任意に選択でき、また、昇降機構6の昇降
用モータ61を駆動させるだけで、前記起動装置1を連
続昇降移動させることができるのである。
【0030】例えば使用者が所定位置で揉動作を選択す
る場合には、起動モータ22を正方向に回転駆動させる
だけで、該回転をギヤー歯222及び主動ギヤー231
を介して主動軸23に伝達せしめ、該主動軸23が軸方
向に移動して、従動ピン236が遊星歯車234の溝部
235に移動して当接し、遊星歯車234と回動ギヤー
238の噛合を介して第一従動ギヤー241が噛合し、
第一従動軸24を作動させることでその両側の揉球機構
3を稼動させて該機構3の一対の回動ローラ33によ
る、図5に示したような揉動作が実施されるのである。
る場合には、起動モータ22を正方向に回転駆動させる
だけで、該回転をギヤー歯222及び主動ギヤー231
を介して主動軸23に伝達せしめ、該主動軸23が軸方
向に移動して、従動ピン236が遊星歯車234の溝部
235に移動して当接し、遊星歯車234と回動ギヤー
238の噛合を介して第一従動ギヤー241が噛合し、
第一従動軸24を作動させることでその両側の揉球機構
3を稼動させて該機構3の一対の回動ローラ33によ
る、図5に示したような揉動作が実施されるのである。
【0031】また、使用者が本発明の椅子式自動多機能
マッサージ機を使用し、指圧動作を選択する場合には、
起動モータ22を逆方向に回転駆動させるだけで、該回
転をギヤー歯222及び主動ギヤー231を介して主動
軸23に伝達せしめ、該主動軸23が軸方向に移動し
て、従動ピン236が遊星歯車232の溝部233に移
動して当接し、遊星歯車232と第二従動ギヤー251
が噛合し、第二従動軸25を作動させることでその両側
の指圧機構4を稼動させ、該機構4の一対の指圧ローラ
44による図4に示したような指圧動作が実施されるの
である。
マッサージ機を使用し、指圧動作を選択する場合には、
起動モータ22を逆方向に回転駆動させるだけで、該回
転をギヤー歯222及び主動ギヤー231を介して主動
軸23に伝達せしめ、該主動軸23が軸方向に移動し
て、従動ピン236が遊星歯車232の溝部233に移
動して当接し、遊星歯車232と第二従動ギヤー251
が噛合し、第二従動軸25を作動させることでその両側
の指圧機構4を稼動させ、該機構4の一対の指圧ローラ
44による図4に示したような指圧動作が実施されるの
である。
【0032】更に、本発明の椅子式自動多機能マッサー
ジ機を使用し、ローリング動作を選択する場合には、昇
降機構6の昇降用モータ61を駆動させるだけで、該昇
降用モータ61に連動する螺軸62の回転により起動装
置1が連続昇降動し、一対の回動ローラ33によるロー
リング動作が実施される。
ジ機を使用し、ローリング動作を選択する場合には、昇
降機構6の昇降用モータ61を駆動させるだけで、該昇
降用モータ61に連動する螺軸62の回転により起動装
置1が連続昇降動し、一対の回動ローラ33によるロー
リング動作が実施される。
【0033】更に、本発明の椅子式自動多機能マッサー
ジ機を使用し、ローリング揉動作を選択する場合には、
昇降機構6の昇降用モータ61を駆動させると共に、起
動モータ22を正方向に回転駆動させるだけで、該昇降
用モータ61に連動する螺軸62の回転により起動装置
1が連続昇降動(ローリング)と、起動装置1における
揉球機構3の一対の回動ローラ33による揉動作が同時
に行われ、一対の回動ローラ33によるローリング揉動
作が実施される。
ジ機を使用し、ローリング揉動作を選択する場合には、
昇降機構6の昇降用モータ61を駆動させると共に、起
動モータ22を正方向に回転駆動させるだけで、該昇降
用モータ61に連動する螺軸62の回転により起動装置
1が連続昇降動(ローリング)と、起動装置1における
揉球機構3の一対の回動ローラ33による揉動作が同時
に行われ、一対の回動ローラ33によるローリング揉動
作が実施される。
【0034】更に、本発明の椅子式自動多機能マッサー
ジ機を使用し、ローリング指圧動作を選択する場合に
は、昇降機構6の昇降用モータ61を駆動させると共
に、起動モータ22を逆方向に回転駆動させるだけで、
該昇降用モータ61に連動する螺軸62の回転により起
動装置1が連続昇降動(ローリング)と、起動装置1に
おける指圧機構4の一対の指圧ローラ44による指圧動
作が同時に行われ、一対の指圧ローラ44によるローリ
ング指圧動作が実施される。
ジ機を使用し、ローリング指圧動作を選択する場合に
は、昇降機構6の昇降用モータ61を駆動させると共
に、起動モータ22を逆方向に回転駆動させるだけで、
該昇降用モータ61に連動する螺軸62の回転により起
動装置1が連続昇降動(ローリング)と、起動装置1に
おける指圧機構4の一対の指圧ローラ44による指圧動
作が同時に行われ、一対の指圧ローラ44によるローリ
ング指圧動作が実施される。
【0035】
【発明の効果】本発明の椅子式自動多機能マッサージ機
は、以上の実施例で示したように、一原動力による駆動
機構に連動して揉球機構と指圧機構とを独立して各々を
選択使用できるようにし、更にこれらを他の原動力によ
り連続昇降動自在に取付けた多機能装置を椅子本体の背
もたれ部に内装することで、これに少なくとも異なる五
種の動作を行わせ、使用者に各動作によるマッサージ効
果を付与できるよう構成するものであるから、従来のマ
ッサージ機やモータを増設(三個以上)することにより
複数の動作を行わせるという二次元的発想とは異なり、
背もたれ部を傾倒させた状態にした場合に、該背もたれ
部が背部へ転倒してしまうという危険性もなく、マッサ
ージ機本体の重量を可変させる事なく可及的に軽量で安
定した状態で多機能化を図ることができるものである。
また、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機は、特に
指圧機構を作動させる場合に稼動する駆動機構における
遊星歯車と第二従動ギヤーとの噛合比率を自由に変える
ことができ、これにより、その指圧機構による指圧ロー
ラの出没スピードを任意に設定できるものであり、使用
者に応じた駆動機構の設計変更により適宜の指圧スピー
ドを有する指圧機構にすることもできる。更に本発明の
椅子式自動多機能マッサージ機は、揉球機構及び指圧機
構に使用される作動球を、回転ローラ及び指圧ローラに
しているため、これらを昇降動させた場合にも、背もた
れ部内で各ローラがスムースに移動でき、これにより、
背もたれ部内部生地を引き攣り、破損させるという問題
も解消できるのである。よって本発明は、従来の各種問
題点を一掃すると共に要望を満足させ、多種の付加価値
及び新規性を有し、コンパクト設計にして多機能化を図
ることができると共に、安全性および耐久性にも優れた
画期的なものである。
は、以上の実施例で示したように、一原動力による駆動
機構に連動して揉球機構と指圧機構とを独立して各々を
選択使用できるようにし、更にこれらを他の原動力によ
り連続昇降動自在に取付けた多機能装置を椅子本体の背
もたれ部に内装することで、これに少なくとも異なる五
種の動作を行わせ、使用者に各動作によるマッサージ効
果を付与できるよう構成するものであるから、従来のマ
ッサージ機やモータを増設(三個以上)することにより
複数の動作を行わせるという二次元的発想とは異なり、
背もたれ部を傾倒させた状態にした場合に、該背もたれ
部が背部へ転倒してしまうという危険性もなく、マッサ
ージ機本体の重量を可変させる事なく可及的に軽量で安
定した状態で多機能化を図ることができるものである。
また、本発明の椅子式自動多機能マッサージ機は、特に
指圧機構を作動させる場合に稼動する駆動機構における
遊星歯車と第二従動ギヤーとの噛合比率を自由に変える
ことができ、これにより、その指圧機構による指圧ロー
ラの出没スピードを任意に設定できるものであり、使用
者に応じた駆動機構の設計変更により適宜の指圧スピー
ドを有する指圧機構にすることもできる。更に本発明の
椅子式自動多機能マッサージ機は、揉球機構及び指圧機
構に使用される作動球を、回転ローラ及び指圧ローラに
しているため、これらを昇降動させた場合にも、背もた
れ部内で各ローラがスムースに移動でき、これにより、
背もたれ部内部生地を引き攣り、破損させるという問題
も解消できるのである。よって本発明は、従来の各種問
題点を一掃すると共に要望を満足させ、多種の付加価値
及び新規性を有し、コンパクト設計にして多機能化を図
ることができると共に、安全性および耐久性にも優れた
画期的なものである。
【図1】本発明の椅子式自動多機能マッサージ機におけ
る駆動機構の一実施例を示した断面図である。
る駆動機構の一実施例を示した断面図である。
【図2】本発明における揉球機構の一実施例を示した説
明図である。
明図である。
【図3】本発明における指圧機構の一実施例を示した説
明図である。
明図である。
【図4】本発明における起動装置の一実施例を示した説
明図である。
明図である。
【図5】本発明における起動装置の一実施例を示した説
明図である。
明図である。
【図6】本発明における起動装置の一実施例を示した分
解図である。
解図である。
【図7】本発明における昇降機構の一実施例を示した分
解図である。
解図である。
【図8】本発明の一実施例を示した説明図である。
【図9】本発明の一実施例を示した説明図である。
【図10】本発明の一実施例を示した斜面図である。
1 起動装置 11 起動装置保持板 12 起動装置支持板 2 駆動機構 22 起動モータ 23 主動軸 232 遊星歯車 234 遊星歯車 24 第一従動軸 25 第二従動軸 3 揉球機構 31 揉球保持部材 32 揉球保持棒 33 回動ローラ 4 指圧機構 41 指圧球保持部材 42 連繋部材 43 摺動棒 44 指圧ローラ 5 連繋機構 51 支持板 52 摺動保持部材 53 指圧球 6 昇降機構 61 昇降用モータ 62 螺軸 63 基板 64 天板 65 支持パイプ 7 多機能装置 8 椅子本体 81 背もたれ部
Claims (7)
- 【請求項1】 起動モータに連動回転する主動軸の正逆
回転で二種の従動軸を各々独立して回転させる駆動機構
の一方従動軸に揉球機構を連繋すると共に他方従動軸に
指圧機構を連繋し、且つ、揉球機構と指圧機構間に連繋
機構を介設してなる起動装置を、昇降用モータに連動し
て正逆回転する螺軸を備えた昇降機構に螺合させて多機
能装置を構成し、該多機能装置を椅子本体の背もたれ部
内に内装する事を特徴とする椅子式自動多機能マッサー
ジ機。 - 【請求項2】 請求項1の駆動機構を起動モータに連動
して回転する主動軸の正逆回転で二種の遊星歯車を各々
独立して回転させると共に異なる二種の第一従動軸及び
第二従動軸を各々独立して回転させるように構成する事
を特徴とする請求項1の椅子式自動多機能マッサージ
機。 - 【請求項3】 請求項1の揉球機構を、駆動機構の一方
従動軸の両側に夫々揉球保持部材と揉球保持棒を介設
し、各揉球保持棒の先端に各々回動ローラを取着して構
成し、起動モータの正転により一対の回動ローラを左右
に揺動させる事を特徴とする請求項1及び請求項2の椅
子式自動多機能マッサージ機。 - 【請求項4】 請求項1の指圧機構を、駆動機構の他方
従動軸の両側に夫々指圧球保持部材と連繋部材及び摺動
棒を介設し、各摺動棒の先端に各々指圧ローラを取着し
て構成し、起動モータの逆転により一対の指圧ローラを
前後に出没させるようにする事を特徴とする請求項1乃
至請求項3の椅子式自動多機能マッサージ機。 - 【請求項5】 請求項1の連繋機構を、各揉球保持棒に
各々固定される支持板に摺動棒を前後に案内保持し得る
よう挿通する摺動保持部材を夫々固着して構成し、起動
モータの正逆回転により一対の回動ローラによる左右の
揺動と一対の指圧ローラによる前後の出没を適宜に行い
得るよう構成する事を特徴とする請求項1乃至請求項4
の椅子式自動多機能マッサージ機。 - 【請求項6】 請求項1の昇降機構を、椅子本体の背も
たれ部内に固定される基板と天板を上下に備え、これら
基板と天板間の両側に平行状一対の支持パイプを立設
し、両支持パイプ間には昇降用モータに連動して正逆回
転し得る螺軸を平行状に立設して構成する事を特徴とす
る請求項1乃至請求項5の椅子式自動多機能マッサージ
機。 - 【請求項7】 請求項1の多機能装置を、昇降機構の螺
軸と螺合する起動装置保持板と、一対の支持パイプに各
々保持される一対の起動装置支持板とに起動装置を固定
して、該起動装置が昇降動するよう構成する事を特徴と
する請求項1乃至請求項6の椅子式自動多機能マッサー
ジ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152938A JP2523081B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 椅子式自動多機能マッサ―ジ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152938A JP2523081B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 椅子式自動多機能マッサ―ジ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07467A JPH07467A (ja) | 1995-01-06 |
JP2523081B2 true JP2523081B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=15551437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5152938A Expired - Fee Related JP2523081B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 椅子式自動多機能マッサ―ジ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523081B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102641201A (zh) * | 2012-04-24 | 2012-08-22 | 浙江豪中豪健康产品有限公司 | 按摩椅按摩模块 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02211148A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-22 | Fuji Iryoki:Kk | 自動マッサージ機における駆動装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5152938A patent/JP2523081B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07467A (ja) | 1995-01-06 |
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