JP7294552B2 - エレベーターのシーブおよびエレベーターのロープの巻き掛け方法 - Google Patents

エレベーターのシーブおよびエレベーターのロープの巻き掛け方法 Download PDF

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Description

本開示は、エレベーターのシーブおよびエレベーターのロープの巻き掛け方法に関する。
特許文献1は、エレベーターのロープの交換方法の例を開示する。当該交換方法において、複数本の既設のロープのうちの一本がシーブの余分なシーブ溝に移される。その後、シーブの空いたシーブ溝に新設のロープが巻き掛けられる。その後、他の既設のロープが新設のロープに交換された後に、余分なシーブ溝に移されていた既設のロープが取り除かれる。
日本特開平2-13588号公報
しかしながら、特許文献1の交換方法が適用されるエレベーターにおいて、エレベーターの運行の際に利用されるシーブ溝の数は、ロープと同数である。ここで、エレベーターの運行に伴うシーブ溝の摩耗において、ロープテンションのアンバランスなどによってロープおよびシーブ溝の組み合わせごとにばらつきが生じうる。特許文献1のエレベーターのシーブにおいて、ロープと同数の同じシーブ溝が利用されているので、シーブ溝ごとの摩耗のばらつきを均一化するためにシーブの交換またはリグルーブなどの作業が必要となり、保守における負担が大きくなる。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、シーブの摩耗量にばらつきが生じにくくできるエレベーターのシーブおよびロープの巻き掛け方法を提供する。
本開示に係るエレベーターのシープは、複数のロープが外周に巻き掛けられるシーブであり、前記複数のロープと同数の、第1深さの第1シーブ溝が外周に設けられ、前記第1深さより深い第2深さの第2シーブ溝が外周に設けられ、前記第2深さは、前記第1深さより、前記複数のロープの初回の交換計画時までの前記第1シーブ溝の平均摩耗量だけ深い
本開示に係るエレベーターのロープの巻き掛け方法は、複数のロープが巻き掛けられる外周に前記複数のロープより多い数の複数のシーブ溝が設けられたシーブにおいて、前記複数のシーブ溝の各々の深さを測定する測定工程と、前記複数のロープが巻き掛けられるシーブ溝を、前記測定工程において測定された深さが浅い順に前記複数のロープの本数と同数選択する選択工程と、前記選択工程において選択されたシーブ溝の各々に前記複数のロープが1本ずつ巻き掛けられた状態にする設置工程と、を備える。
本開示に係るエレベーターのシーブまたはロープの巻き掛け方法によれば、シーブの摩耗量にばらつきが生じにくくできる。
実施の形態1に係るエレベーターの構成図である。 実施の形態1に係る駆動シーブの要部拡大図である。 実施の形態1に係る駆動シーブにおける摩耗および使用期間の関係の例を示す図である。 実施の形態1に係る駆動シーブの要部拡大図である。 実施の形態1に係る駆動シーブの要部拡大図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーター1の構成図である。
エレベーター1は、例えば複数の階床を有する建物に適用される。建物において、エレベーター1の昇降路2が設けられる。昇降路2は、複数の階床にわたる鉛直方向に長い空間である。エレベーター1は、巻上機3と、反らせ車4と、複数の主ロープ5と、かご6と、釣合い錘7と、を備える。
巻上機3は、例えば昇降路2の上部または下部などに配置される。昇降路2の上方に機械室が設けられる場合に、巻上機3は、機械室に配置されてもよい。巻上機3は、モーター8と、駆動シーブ9と、を備える。モーター8は、駆動力を発生させる装置である。駆動シーブ9は、モーター8が発生させる駆動力によって回転するシーブである。駆動シーブ9は、エレベーター1のシーブの例である。反らせ車4は、駆動シーブ9に近接して配置される。反らせ車4は、エレベーター1のシーブの他の例である。
各々の主ロープ5は、駆動シーブ9の外周および反らせ車4の外周に巻き掛けられる。複数の主ロープ5は、駆動シーブ9の一方側においてかご6の荷重を支持する。複数の主ロープ5は、駆動シーブ9の他方側において釣合い錘7の荷重を支持する。なお、かご6および釣合い錘7の荷重を複数の主ロープ5によって支持するローピングの方式は、図1に示されるローピングの方式に限定されない。主ロープ5は、エレベーター1のロープの例である。
かご6は、昇降路2を鉛直方向に走行することでエレベーター1の利用者を複数の階床の間で輸送する装置である。かご6は、駆動シーブ9の回転に伴って移動する複数の主ロープ5に連動して鉛直方向に走行する。
釣合い錘7は、駆動シーブ9の両側にかかる荷重の釣合いをかご6との間でとる機器である。釣合い錘7は、駆動シーブ9の回転に伴って移動する複数の主ロープ5に連動して、かご6の反対方向に走行する。
図2は、実施の形態1に係るエレベーター1の駆動シーブ9の要部拡大図である。
図2において、駆動シーブ9の外周の断面が示される。
駆動シーブ9において、複数のシーブ溝10が外周に設けられる。複数のシーブ溝10は、互いに平行に設けられる。この例において、各々のシーブ溝10の形状は、アンダーカットを有するU溝である。なお、駆動シーブ9などのエレベーター1のシーブにおいて、各々のシーブ溝10の形状は、図2に示される形状に限定されない。各々のシーブ溝10の形状は、例えばU溝またはV溝などであってもよい。駆動シーブ9において、複数のシーブ溝10の数は、主ロープ5の本数より多い。例えば、主ロープ5の本数が6本である場合に、駆動シーブ9において7本のシーブ溝10が設けられる。ここで、シーブ溝10の数と比較する場合の主ロープ5の本数は、延べ本数であってもよい。すなわち、例えば一本の主ロープ5が駆動シーブ9に2回巻き掛けられるフルラップが採用されるエレベーター1において、シーブ溝10の数は、主ロープ5の実本数の2倍より多い。
ここで、複数のシーブ溝10のうち、主ロープ5の延べ本数と同数のシーブ溝10の各々を第1シーブ溝10aと呼ぶ。第1シーブ溝10aの深さは、初期状態において互いに同一である。初期状態の第1シーブ溝10aの深さを、第1深さと呼ぶ。ここで、シーブ溝10の深さは、駆動シーブ9の径方向において当該シーブ溝10に掛けられた主ロープ5の内側の端部の位置を表す。シーブ溝10の深さは、例えば、駆動シーブ9の外側面から当該シーブ溝10に掛けられた主ロープ5の内側の端部までの駆動シーブ9の径方向における距離などである。
また、複数のシーブ溝10のうち、第1シーブ溝10a以外のシーブ溝10の各々を第2シーブ溝10bと呼ぶ。この例において、1本の第2シーブ溝10bが設けられる。この例において、第2シーブ溝10bは、シーブ溝10の外周において軸方向の外側に配置される。なお、第2シーブ溝10bは、第1シーブ溝10aの間に配置されてもよい。第2シーブ溝10bは、例えばシーブ溝10の外周において軸方向の中心部に配置されてもよい。初期状態の第2シーブ溝10bの深さを、第2深さと呼ぶ。第2深さは、第1深さより深い。ここで、エレベーター1において、使用期間の経過とともにシーブ溝10および主ロープ5が摩耗するので、予め設定された使用期間が経過する時期に主ロープ5の交換が1回または複数回計画される。この例において、第2深さは、主ロープ5の初回の交換計画時までの、主ロープ5が掛けられたシーブ溝10の平均摩耗量だけ第1深さより深い。比較のため、図2において、第1シーブ溝10aの初期状態の溝の形状が第2シーブ溝10bに破線で重ねて示される。
続いて、図3を用いて、シーブ溝10の摩耗の例を説明する。
図3は、実施の形態1に係る駆動シーブ9における摩耗および使用期間の関係の例を示す図である。
図3の横軸は、駆動シーブ9の使用期間を表す。図3の縦軸は、シーブ溝10の摩耗の量を表す。
使用期間は、エレベーター1が稼働開始から使用されている期間である。使用期間は、エレベーター1における運転時間、またはエレベーター1のかご6の走行距離などに対応する。シーブ溝10の摩耗の量は、当該シーブ溝10の深さの初期状態からの変化量である。シーブ溝10の摩耗の量は、使用期間が長くなるほど大きくなる。各々のシーブ溝10の摩耗の量は、ロープテンションのアンバランスなどによってシーブ溝10ごとにばらつきうるが、平均的なシーブ溝10の摩耗の量である平均摩耗量は、使用期間に応じて単調に増加する。この例において、平均摩耗量は、使用期間に比例する。平均摩耗量と使用期間との関係は、例えば同様の機種のエレベーター1などの過去の計測値などに基づいて推定可能である。このため、エレベーター1の稼働が開始してから初回の交換計画時までの間の平均摩耗量は、エレベーター1の稼働開始前に推定できる。
続いて、図4および図5を用いて、主ロープ5の巻き掛け方法の例を説明する。
図4および図5は、実施の形態1に係る駆動シーブ9の要部拡大図である。
図4および図5において、駆動シーブ9の外周の断面が示される。この例において、主ロープ5の交換作業における巻き掛け方法が説明される。この例のエレベーター1において、主ロープ5の本数は6本である。駆動シーブ9において、7本のシーブ溝10が設けられる。7本のシーブ溝10のうち、6本のシーブ溝10が第1深さの第1シーブ溝10aである。7本のシーブ溝10のうち、1本のシーブ溝10が第2深さの第2シーブ溝10bである。
図4において、エレベーター1の稼働が開始するときの駆動シーブ9の状態が示される。6本の主ロープ5は、6本の第1シーブ溝10aに1本ずつ掛けられる。一方、第2シーブ溝10bにおいて、主ロープ5は掛けられていない。エレベーター1は、この状態の主ロープ5および駆動シーブ9によって、稼働開始から初回の交換計画時まで使用される。
図5において、初回の交換計画時の駆動シーブ9の状態が示される。このとき、主ロープ5の交換作業が行われる。交換作業に含まれる巻き掛け方法は、測定工程と、選択工程と、設置工程と、を備える。交換作業を行う作業員は、これらの工程を順次行う。
測定工程において、作業員は、駆動シーブ9の各々のシーブ溝10の深さを測定する。作業員は、例えば各々のシーブ溝10の寸法を計測して当該シーブ溝10の深さを測定する。あるいは、作業員は、駆動シーブ9の外側面から各々のシーブ溝10に掛けられた主ロープ5の外側の端部までの駆動シーブ9の径方向における距離を計測して、当該主ロープ5の直径に基づいて当該シーブ溝10の深さを測定してもよい。作業員は、主ロープ5が掛けられていないシーブ溝10の部分の型取りなどによって当該シーブ溝10の深さを測定してもよい。また、主ロープ5が巻き掛けられていなかったシーブ溝10については摩耗がないので、シーブ溝10の深さは既知となる。このとき、当該シーブ溝10の深さの測定は省略されてもよい。また、作業員は、駆動シーブ9に巻き掛けられている複数の既設の主ロープ5を取り外した後に測定工程の作業を行ってもよい。
その後、選択工程において、作業員は、新設のロープを巻き掛けるシーブ溝10を、駆動シーブ9の第1シーブ溝10aおよび第2シーブ溝10bを合わせた複数のシーブ溝10のうちから選択する。この例において、作業員は、駆動シーブ9の7本のシーブ溝10のうちから、新設のロープを巻き掛けるシーブ溝10を選択する。作業員は、測定工程において測定した深さが浅い順に新設のロープを巻き掛けるシーブ溝10を選択する。主ロープ5はシーブ溝10に1本ずつ掛けられるので、作業員は、主ロープ5の本数と同数の6本のシーブ溝10を選択する。比較のため、図5において、第1シーブ溝10aの初期状態の溝の形状が各々のシーブ溝10に破線で重ねて示される。この例において、図面左から3番目のシーブ溝10が摩耗によって最も深くなっているので、当該シーブ溝10を除く6本のシーブ溝10が選択される。ここで、初回の交換計画時においてもなお、第2シーブ溝10bが最も深いシーブ溝10である場合に、当該最も深いシーブ溝10を除いたシーブ溝10が選択工程において選択される。
その後、設置工程において、作業員は、選択工程において選択したシーブ溝10に1本ずつ新設の主ロープ5を巻き掛ける。新設の主ロープ5を巻き掛ける作業は、複数の新設の主ロープ5について同時に行ってもよい。設置工程によって、選択工程において選択されたシーブ溝10に新設の主ロープ5が1本ずつ巻き掛けられた状態になる。
このように、主ロープ5の巻き掛け方法が実施される。6本の新設の主ロープ5は、選択工程において選択された6本のシーブ溝10に1本ずつ掛けられる。一方、選択工程において選択されなかった図面左から3番目のシーブ溝10において、主ロープ5は掛けられていない。エレベーター1は、この状態の主ロープ5および駆動シーブ9によって、次回の交換計画時まで使用される。
なお、次回以降の交換計画時においても、主ロープ5の交換作業は同様に行われる。例えば次回の交換計画時において、図面左から3番目のシーブ溝10について初回の交換計画時からの摩耗はないので、他のシーブ溝10が摩耗によって最も深くなっている可能性がある。このとき、当該最も深いシーブ溝10を除いたシーブ溝10が選択工程において選択される。一方、次回の交換計画時においてもなお、図面左から3番目のシーブ溝10が最も深いシーブ溝10である場合に、当該最も深いシーブ溝10を除いたシーブ溝10が選択工程において選択される。
また、実施の形態1の巻き掛け方法は、主ロープ5の交換作業以外の、主ロープ5を掛け換える作業に適用できる。当該巻き掛け方法は、例えば、既設の主ロープ5を一度外して当該既設の主ロープ5を再度巻き掛ける保守点検の作業などに適用されてもよい。また、実施の形態1の巻き掛け方法は、反らせ車4などのシーブへの主ロープ5の巻き掛けに適用されてもよい。
以上に説明したように、実施の形態1に係る駆動シーブ9は、複数の主ロープ5が外周に巻き掛けられるシーブである。駆動シーブ9において、複数の主ロープ5と同数の、第1深さの第1シーブ溝10aが外周に設けられる。駆動シーブ9において、第1深さより深い第2深さの第2シーブ溝10bが外周に設けられる。
また、実施の形態1に係るエレベーター1の主ロープ5の巻き掛け方法は、測定工程と、選択工程と、設置工程と、を備える。測定工程は、複数のシーブ溝10が設けられた駆動シーブ9において、各々のシーブ溝10の深さを測定する工程である。駆動シーブ9のシーブ溝10の数は、外周に巻き掛けられる複数のロープの数より多い。選択工程は、複数の主ロープ5が巻き掛けられるシーブ溝10を、測定工程において測定された深さが浅い順に複数のロープの本数と同数選択する工程である。設置工程は、選択工程において選択されたシーブ溝10の各々に複数の主ロープ5が1本ずつ巻き掛けられた状態にする工程である。
このような構成により、交換などによって駆動シーブ9において主ロープ5が巻き掛けられるたびに、最も摩耗したシーブ溝10を除いて主ロープ5を巻き掛けることができるようになる。ここで、各々のシーブ溝10の摩耗の量は、ロープテンションのアンバランスなどによってシーブ溝10ごとにばらつきうる。シーブ溝10の摩耗の量のばらつきは、ロープサージの発生によるかご6の振動の要因となりうる。シーブ溝10の摩耗の量のばらつきは、ロープの短寿命化の要因となりうる。また、シーブ溝10の摩耗量のばらつきは、ロープテンションのアンバランスを増大させる。これに対し、最も摩耗したシーブ溝10を除いて主ロープ5を巻き掛けることができるようになるので、シーブ溝10の摩耗の量が平均化し、ばらつきが生じにくくなる。また、シーブ溝10の摩耗の量にばらつきが生じにくくなるので、駆動シーブ9の交換またはリグルーブなどの作業の頻度が低くなり、保守における負担が抑えられる。
また、第2深さは、第1深さより、複数の主ロープ5の初回の交換計画時までの第1シーブ溝10aの平均摩耗量だけ深い。これにより、初回の交換計画時に主ロープ5が巻き掛けられた後において、主ロープ5が巻き掛けられているシーブ溝10の摩耗の量の平均値は、平均摩耗量により近くなる。このため、シーブ溝10のばらつきがより生じにくくなる。
本開示に係るシーブは、エレベーターに適用できる。本開示に係る巻き掛け方法は、エレベーターのロープに適用できる。
1 エレベーター、 2 昇降路、 3 巻上機、 4 反らせ車、 5 主ロープ、 6 かご、 7 釣合い錘、 8 モーター、 9 駆動シーブ、 10 シーブ溝、 10a 第1シーブ溝、 10b 第2シーブ溝

Claims (2)

  1. 複数のロープが外周に巻き掛けられるシーブであり、
    前記複数のロープと同数の、第1深さの第1シーブ溝が外周に設けられ、
    前記第1深さより深い第2深さの第2シーブ溝が外周に設けられ
    前記第2深さは、前記第1深さより、前記複数のロープの初回の交換計画時までの前記第1シーブ溝の平均摩耗量だけ深い、
    エレベーターのシーブ。
  2. 複数のロープが巻き掛けられる外周に前記複数のロープより多い数の複数のシーブ溝が設けられたシーブにおいて、前記複数のシーブ溝の各々の深さを測定する測定工程と、
    前記複数のロープが巻き掛けられるシーブ溝を、前記測定工程において測定された深さが浅い順に前記複数のロープの本数と同数選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択されたシーブ溝の各々に前記複数のロープが1本ずつ巻き掛けられた状態にする設置工程と、
    を備えるエレベーターのロープの巻き掛け方法。
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