JPWO2004080875A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、昇降路寸法を最小限に保ちつつ、昇降路の上部空間を縮小させ、巻上機の騒音を悪化させることなく、シンプルな構造とする1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置を得ることを目的としてなされたものである。その構成は、昇降路の壁面とかごの幅方向の一側との隙間に位置して該昇降路の下部に配設された巻上機と、かごの重心位置を中心として点対称な位置関係をとるようにかごの幅方向の両側の下部にそれぞれ設けられた第1および第2綱止め部と備え、巻上機の綱車に巻き付けられた巻き上げロープの半数のロープが、綱車から引き上げられて昇降路の上部の綱車の上方に配設された第1かご側返し車に掛けられ、その後降ろされて第1綱止め部に連結され、巻き上げロープの残りのロープが、綱車から引き上げられて昇降路の上部の綱車の上方に配設された第2かご側返し車に掛けられ、さらに昇降路の上部の第2綱止め部の上方に配設された第3かご側返し車に掛けられ、その後降ろされて第2綱止め部に連結されている。これにより、昇降路寸法を最小限に保ちつつ、昇降路の上部空間を縮小させた1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置が実現される。

Description

この発明は、昇降路の下部に巻上機を設置した機械室レスエレベータ装置に関するものである。
近年、樹脂を被覆した柔軟性の高いロープ、例えば可撓性に優れた合成繊維ロープ等や、小径かつ高強度の鋼製ロープの開発・製品化がなされ、巻上機の綱車の小型化が可能となってきている。
従来の機械室レスエレベータ装置では、主に2:1ローピング方式を採用し、巻上機の小型化を実現していた。そして、この2:1ローピング方式を採用した従来の機械室レスエレベータ装置に新たに開発・製品化された上述のロープを適用することにより、綱車がさらに小型化でき、巻上機のトルクを低減できる。しかしながら、かごを同一速度で運転する場合、綱車が小型化されるほど、その回転数が大きくなり、騒音が増大してしまうという不具合があった。
一方、1:1ローピング方式を採用した従来の機械室レスエレベータ装置では、2:1ローピング方式を採用したエレベータ装置に比べて、綱車が大型となる分綱車の回転数が少なくなり、騒音を低減することができるとともに、構造が極めてシンプルなものとなる。そして、1:1ローピング方式を採用した場合、例えばWO02/16247A1号公報に記載されているように、巻上機およびそらせ車を昇降路上部に配設し、巻上機に巻き付けられたロープをそらせ車に掛けて垂下させ、かごの上梁をかごの重心位置で吊っていた。そこで、巻上機およびそらせ車を設置するスペースが昇降路上部に必要となり、その分建物高さが高くなってしまうという不具合があった。
本発明は、綱車を昇降路下部の昇降路壁とかごとの隙間に配設し、昇降路寸法を最小限に保ちつつ、1:1ローピング方式を実現し、昇降路の上部空間を縮小させ、巻上機の騒音を悪化させることなく、シンプルな構造とするエレベータ装置を得るものである。
本発明によるエレベータ装置は、昇降路内に昇降自在に配設されたかごと、上記昇降路の壁面と上記かごの幅方向の一側との隙間に綱車を位置させて該昇降路の下部に配設された巻上機と、上記かごの幅方向の両側の下部にそれぞれ設けられた第1および第2綱止め部と、上記かごの幅方向の一側と上記昇降路の壁面との隙間および上記かごの奥行き方向の奥側と上記昇降路の壁面との隙間の一方に昇降自在に配設されたつり合いおもりと、上記綱車に巻き付けられた複数本のロープからなる巻き上げロープとを有し、上記かごと上記つり合いおもりとが上記巻き上げロープにより1:1ローピング方式で吊り下げられているエレベータ装置において、上記巻き上げロープの半数の上記ロープが、上記綱車から引き上げられて上記昇降路の上部の該綱車の上方に配設された第1かご側返し車に掛けられ、その後降ろされて上記第1綱止め部に連結され、上記巻き上げロープの残りの上記ロープが、上記綱車から引き上げられて上記昇降路の上部の該綱車の上方に配設された第2かご側返し車に掛けられ、さらに上記昇降路の上部の上記第2綱止め部の上方に配設された第3かご側返し車に掛けられ、その後降ろされて該第2綱止め部に連結されているものである。
図1は本発明による実施の形態1に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す縦断面図である。
図2は本発明による実施の形態1に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図3は本発明による実施の形態1に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置の巻き上げロープに適用される合成繊維ロープを示す一部破断斜視図である。
図4は本発明による実施の形態2に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す縦断面図である。
図5は本発明による実施の形態2に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図6は本発明による実施の形態3に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図7は本発明による実施の形態4に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図8は本発明による実施の形態5に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す縦断面図である。
図9は本発明による実施の形態5に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は本発明による実施の形態1に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す縦断面図、図2は本発明による実施の形態1に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図1および図2において、一対のかごガイドレール2a、2bが、昇降路1の奥行き方向(図2中上下方向)の略中央位置で、昇降路1の幅方向(図2中左右方向)に相対して、昇降路1の幅方向の両壁面1a、1bに沿って鉛直方向に延設されている。そして、かご3が、かごガイドレール2a、2bに案内されて昇降路1内に昇降自在に配設されている。また、第1綱止め部4aおよび第2綱止め部4bが、かご3の幅方向両側の下部に配設されている。そして、第1綱止め部4aは、一方のかごガイドレール2aの乗り場側に位置し、第2綱止め部4bは他方のかごガイドレール2bの反乗り場側に位置しており、第1綱止め部4aおよび第2綱止め部4bは、かご3の重心位置Aに対して点対称の位置関係となっている。ここで、昇降路1およびかご3の幅方向とは、かご3の戸開閉方向である。
また、一対のつり合いおもりガイドレール5a、5bが、かご3と昇降路1の奥行き方向の奥側(反乗り場側)の壁面1cとの隙間に、幅方向に相対して、壁面1cに沿って鉛直方向に延設されている。そして、つり合いおもり6がつり合いおもりガイドレール5a、5bに案内されて昇降路1内に昇降自在に配設されている。
巻上機7は、軸方向長さが径よりも小さい薄形巻上機であり、昇降路1の側壁1aとかご3との隙間のかごガイドレール2aの反乗り場側に位置するように、昇降路1の下部に配設されている。そして、巻上機7の綱車7aの軸心は水平でかつ、側壁1aと直交している。
おもり側返し車8は、昇降路1の壁面1a、1cとかご3との隙間に、つり合いおもり6と巻上機7との間に位置するように昇降路1の上部に配設されている。そして、おもり側返し車8の回転軸8aは、水平で、かつ、綱車7aの軸心と直交している。
第1かご側返し車9は、側壁1aとかご3との隙間の綱車7aと第1綱止め部4aとの間に位置するように、かつ、かごガイドレール2aとの干渉を避けて、昇降路1の上部に配設されている。そして、第1かご側返し車9の回転軸9aは、綱車7aの軸心と平行となっている。第2かご側返し車10は、側壁1aとかご3との隙間の綱車7aと第1かご側返し車9との間に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第2かご側返し車10の回転軸10aは、水平で、かつ、回転軸9aと直交している。即ち、回転軸9a、10aを含む鉛直面が所定の角度(θ=90°)を持って交差している。さらに、第3かご側返し車11は、側壁1bとかご3との隙間の第2綱止め部4bのほぼ鉛直上方に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第3かご側返し車11の回転軸11aは、回転軸10aと平行となっている。ここで、第2および第3かご側返し車10、11は、最上階に着床した際のかご3の上方で同等の高さに位置し、第1かご側返し車9は、第2および第3かご側返し車10、11より下方に位置している。
巻き上げロープ12は、樹脂を被覆した柔軟性の高いロープ、例えば後述する複数本の合成繊維ロープ20からなり、一端をつり合いおもり6に固着されて引き上げられ、ついでおもり側返し車8に掛けられて降ろされる。そして、おもり側返し車8から降ろされた巻き上げロープ12は、綱車7aに巻き付けられて引き上げられる。ついで、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の半数のロープ12aは、第1かご側返し車9に掛けられて降ろされて、他端を第1綱止め部4aに固着される。一方、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の残りのロープ12bは、第2かご側返し車10に掛けられてロープ走行方向を略90度変えられる。その後、ロープ12bは、第3かご側返し車11に掛けられて降ろされ、他端を第2綱止め部4bに固着される。これにより、かご3およびつり合いおもり6は、巻き上げロープ12により、1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
図3は本発明による実施の形態1に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置の巻き上げロープに適用される樹脂を被覆した柔軟性の高いロープ、例えば合成繊維ロープを示す一部破断斜視図である。
図3において、心線21の周囲には、複数本の内部ストランド22と、内部ストランド22間の隙間に充填配置されている充填ストランド23とからなる内部ストランド層24が配置されている。各内部ストランド22は、複数本のアラミド繊維とポリウレタン等の含浸材とから構成されている。また、各充填ストランド23は、例えばポリアミドにより構成されている。
内部ストランド層24の外周には、複数本の外部ストランド25を有する外部ストランド層26が配置されている。各外部ストランド25は、内部ストランド22と同様に、複数本のアラミド繊維とポリウレタン等の含浸材とから構成されている。
内部ストランド層24と外部ストランド層26との間には、内部ストランド22と外部ストランド25との相互間の摩擦による摩耗を防止するために摩擦低減被覆層27が配置されている。さらに、外部ストランド層26の外部には、保護被覆層28が配置されている。
このように構成されている合成繊維ロープ20は、従来の鋼製ロープに比べて、高い摩擦係数を持ち、可撓性に優れている。そして、複数本の合成繊維ロープ20からなる巻き上げロープ12においては、荷重は内部および外部ストランド22、26のみによって伝達される。
このように、この実施の形態1によれば、2:1ローピング方式の従来の機械室エレベータ装置に比べて、シンプルな構成で、騒音を低減できる1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置が実現される。
また、第1および第2綱止め部4a、4bがかご3の重心位置Aに対して点対称の位置関係となっているので、かご3を重心位置で吊ることができ、安定した昇降運転が実現される。
また、巻上機7が昇降路1の下部に配設され、第2および第3かご側返し車10、11が側壁1a、1bとかご3との隙間に配設されているので、昇降路1の上部スペースを縮小化でき、建物高さを低くすることができる。
また、巻き上げロープ12には、可撓性に優れた合成繊維ロープ20が用いられているので、綱車7aや返し車を小径化できる。特に、第2および第3かご側返し車10、11に小径化された返し車を適用することにより、昇降路1の横断面寸法を増やすことなく、第2および第3かご側返し車10、11を昇降路1の壁面1a、1bとかご3との隙間に壁面1a、1bに対して直角に配置することが可能となる。そこで、昇降路1の横断面寸法を最小限に保つことができる。
実施の形態2.
図4は本発明による実施の形態2に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す縦断面図、図5は本発明による実施の形態2に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図4および図5において、第1および第2綱止め部4a、4bが、かごガイドレール2a、2bの反乗り場側にかごガイドレール2a、2bに近接してかご3の幅方向両側の下部に配設されている。第1かご側返し車9は、側壁1aとかご3との隙間の第1綱止め部4aのほぼ鉛直方向に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第1かご側返し車9の回転軸9aは、水平で、かつ、綱車7aの軸心と直交している。第2かご側返し車10は、側壁1aとかご3との隙間の第1かご側返し車9のほぼ鉛直上方に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第2かご側返し車10の回転軸10aは、回転軸9aと平行となっている。さらに、第3かご側返し車11は、側壁1bとかご3との隙間の第2綱止め部4bのほぼ鉛直上方に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第3かご側返し車11の回転軸11aは、回転軸10aと平行となっている。ここで、第2および第3かご側返し車10、11は、最上階に着床した際のかご3の上方で同等の高さに位置し、第1かご側返し車9は、第2および第3かご側返し車10、11より下方に位置している。
そして、巻き上げロープ12が、一端をつり合いおもり6に固着されて引き上げられ、ついでおもり側返し車8に掛けられて降ろされる。そして、おもり側返し車8から降ろされた巻き上げロープ12は、綱車7aに巻き付けられて引き上げられる。ついで、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の半数のロープ12aは、第1かご側返し車9に掛けられて降ろされて、他端を第1綱止め部4aに固着される。一方、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の残りのロープ12bは、第2かご側返し車10に掛けられてロープ走行方向を略90度変えられる。その後、ロープ12bは、第3かご側返し車11に掛けられて降ろされ、他端を第2綱止め部4bに固着される。これにより、かご3およびつり合いおもり6は、巻き上げロープ12により、1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2においても、かご3をほぼ重心位置で吊ることができる1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置を実現でき、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
実施の形態3.
図6は本発明による実施の形態3に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図6において、第1綱止め部4aおよび第2綱止め部4bが、かご3の重心位置Aに対して点対称の位置関係となるように、かご3の幅方向両側の下部に配設されている。そして、第1綱止め部4aは、一方のかごガイドレール2aの反乗り場側に位置し、第2綱止め部4bは他方のかごガイドレール2bの乗り場側に位置している。第1かご側返し車9は、側壁1aとかご3との隙間の綱車7aと第1綱止め部4aとの鉛直方向に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第1かご側返し車9の回転軸9aは、綱車7aの軸心と平行となっている。第2かご側返し車10は、側壁1aとかご3との隙間の第1かご側返し車9の鉛直方向に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第2かご側返し車10の回転軸10aは、水平で、かつ、回転軸9aに対して傾いている。即ち、第1および第2かご側返し車9、10の回転軸9a、10aを含む鉛直面が所定の角度(θ≠0°、90°)を持って交差している。さらに、第3かご側返し車11は、側壁1bとかご3との隙間の第2綱止め部4bのほぼ鉛直上方に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第3かご側返し車11の回転軸11aは、回転軸10aと平行となっている。ここで、第2および第3かご側返し車10、11は、最上階に着床した際のかご3の上方で同等の高さに位置し、第1かご側返し車9は、第2および第3かご側返し車10、11より下方に位置している。
そして、巻き上げロープ12が、一端をつり合いおもり6に固着されて引き上げられ、ついでおもり側返し車8に掛けられて降ろされる。そして、おもり側返し車8から降ろされた巻き上げロープ12は、綱車7aに巻き付けられて引き上げられる。ついで、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の半数のロープ12aは、第1かご側返し車9に掛けられて降ろされて、他端を第1綱止め部4aに固着される。一方、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の残りのロープ12bは、第2かご側返し車10に掛けられてロープ走行方向を略90度変えられる。その後、ロープ12bは、第3かご側返し車11に掛けられて降ろされ、他端を第2綱止め部4bに固着される。これにより、かご3およびつり合いおもり6は、巻き上げロープ12により、1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3においても、かご3を重心位置で吊ることができる1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置を実現でき、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
実施の形態4.
図7は本発明による実施の形態4に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図7において、一対のつり合いおもりガイドレール5a、5bが、壁面1aとかご3との隙間のかごガイドレール2aの反乗り場側に、奥行き方向に相対して、壁面1aに沿って鉛直方向に延設されている。そして、つり合いおもり6がつり合いおもりガイドレール5a、5bに案内されて昇降路1内に昇降自在に配設されている。
巻上機7は、壁面1aとかご3との隙間のかごガイドレール2aの乗り場側に位置するように、昇降路1の下部に配設されている。この巻上機7の綱車7aの軸心は、水平で、かつ、側壁1aと直交している。第1おもり側返し車13は、壁面1aとかご3との隙間のつり合いおもり6の鉛直方向に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第1おもり側返し車13の回転軸13aは、綱車7aの軸心と平行となっている。また、第2おもり側返し車14は、回転軸14aを回転軸13aと平行として、壁面1aと巻上機7との隙間に、昇降路1の上部に配設されている。
第1かご側返し車9は、側壁1aとかご3との隙間の綱車7aと第1綱止め部4aとの鉛直方向に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第1かご側返し車9の回転軸9aは、綱車7aの軸心と平行となっている。第2かご側返し車10は、側壁1aとかご3との隙間の第1かご側返し車9の鉛直方向に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第2かご側返し車10の回転軸10aは、水平で、かつ、回転軸9aに対して傾いている。即ち、第1および第2かご側返し車9、10の回転軸9a、10aを含む鉛直面が所定の角度(θ≠0°、90°)を持って交差している。さらに、第3かご側返し車11は、側壁1bとかご3との隙間の第2綱止め部4bのほぼ鉛直上方に位置するように、昇降路1の上部に配設されている。そして、第3かご側返し車11の回転軸11aは、回転軸10aと平行となっている。ここで、第2および第3かご側返し車10、11は、最上階に着床した際のかご3の上方で同等の高さに位置し、第1かご側返し車9は、第2および第3かご側返し車10、11より下方に位置している。
そして、巻き上げロープ12が、一端をつり合いおもり6に固着されて引き上げられ、ついで第1おもり側返し車13に掛けられロープ走行方向を略90度かえられる。その後、巻き上げロープ12は、第2おもり側返し車14に掛けられて降ろされる。そして、第2おもり側返し車13から降ろされた巻き上げロープ12は、綱車7aに巻き付けられて引き上げられる。ついで、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の半数のロープ12aは、第1かご側返し車9に掛けられて降ろされて、他端を第1綱止め部4aに固着される。一方、綱車7aから引き上げられた巻き上げロープ12の残りのロープ12bは、第2かご側返し車10に掛けられてロープ走行方向を略90度変えられる。その後、ロープ12bは、第3かご側返し車11に掛けられて降ろされ、他端を第2綱止め部4bに固着される。これにより、かご3およびつり合いおもり6は、巻き上げロープ12により、1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4においても、かご3を重心位置で吊ることができる1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置を実現でき、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
また、この実施の形態4では、第1および第2おもり側返し車13、14を壁面1aと巻上機7との隙間に位置させて、第1および第2おもり側返し車13、14間を走行する巻き上げロープ12と第2かご側返し車10との干渉を回避しているので、昇降路1の幅寸法が増大してしまう。しかし、つり合いおもり6が壁面1aとかご3との隙間に配設されているので、昇降路1の奥行き寸法が縮小される。その結果、昇降路1の断面寸法を増大させることなく、1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置を実現できる。
実施の形態5.
図8は本発明による実施の形態5に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す縦断面図、図9は本発明による実施の形態5に係る1:1ローピング方式のエレベータ装置を示す横断面図である。
図8および図9において、巻上機15は、円筒形巻上機であり、綱車15aが壁面1aとかご3との隙間のかごガイドレール2aの反乗り場側に位置するように、昇降路1のピット部1dに配設されている。そして、綱車15aの軸心は、水平で、かつ、壁面1aと直交している。
そして、巻き上げロープ12が、一端をつり合いおもり6に固着されて引き上げられ、ついでおもり側返し車8に掛けられて降ろされる。そして、おもり側返し車8から降ろされた巻き上げロープ12は、綱車15aに巻き付けられて引き上げられる。ついで、綱車15aから引き上げられた巻き上げロープ12の半数のロープ12aは、第1かご側返し車9に掛けられて降ろされて、他端を第1綱止め部4aに固着される。一方、綱車15aから引き上げられた巻き上げロープ12の残りのロープ12bは、第2かご側返し車10に掛けられてロープ走行方向を略90度変えられる。その後、ロープ12bは、第3かご側返し車11に掛けられて降ろされ、他端を第2綱止め部4bに固着される。これにより、かご3およびつり合いおもり6は、巻き上げロープ12により、1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
なお、他の構成は、薄形の巻上機7に代えて円筒形巻上機15を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態5においても、かご3を重心位置で吊ることができる1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置を実現でき、上記実施の形態1と同様な効果が得られる。
なお、上記各実施の形態では、複数本の合成繊維ロープ20からなる巻き上げロープ12を用いるものとしているが、複数本の小径かつ高強度の鋼製ロープからなる巻き上げロープを用いても、同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかるエレベータ装置は、昇降路寸法を最小限に保ちつつ、昇降路の上部空間を縮小させ、巻上機の騒音を悪化させることなく、シンプルな構造とする1:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置として有用である。

Claims (7)

  1. 昇降路内に昇降自在に配設されたかごと、上記昇降路の壁面と上記かごの幅方向の一側との隙間に綱車を位置させて該昇降路の下部に配設された巻上機と、上記かごの幅方向の両側の下部にそれぞれ設けられた第1および第2綱止め部と、上記かごの幅方向の一側と上記昇降路の壁面との隙間および上記かごの奥行き方向の奥側と上記昇降路の壁面との隙間の一方に昇降自在に配設されたつり合いおもりと、上記綱車に巻き付けられた複数本のロープからなる巻き上げロープとを有し、上記かごと上記つり合いおもりとが上記巻き上げロープにより1:1ローピング方式で吊り下げられているエレベータ装置において、
    上記巻き上げロープの半数の上記ロープが、上記綱車から引き上げられて上記昇降路の上部の該綱車の上方に配設された第1かご側返し車に掛けられ、その後降ろされて上記第1綱止め部に連結され、上記巻き上げロープの残りの上記ロープが、上記綱車から引き上げられて上記昇降路の上部の該綱車の上方に配設された第2かご側返し車に掛けられ、さらに上記昇降路の上部の上記第2綱止め部の上方に配設された第3かご側返し車に掛けられ、その後降ろされて該第2綱止め部に連結されていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記第1かご側返し車と上記第2かご側返し車とは、両者の回転軸を含む鉛直面が所定の角度を持って交差するように配設されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記第1綱止め部と上記第2綱止め部とが、上記かごの重心位置に対して点対称な位置関係に設けられていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 上記第1乃至第3かご側返し車が、上記昇降路の壁面と上記かごとの隙間に配設されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  5. 上記巻上機は、軸方向長さが径よりも小さい薄形巻上機であり、上記昇降路の壁面と上記かごの幅方向の一側との隙間に配設されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  6. 上記巻上機は、円筒型巻上機であり、上記昇降路のピット部に配設されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  7. 複数本の上記ローブは、それぞれ樹脂を被覆した柔軟性の高いロープから構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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