JPWO2007069311A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

かごには第1かご吊り車及び第2かご吊り車が設けられ、釣合おもりには第1釣合おもり吊り車及び第2釣合おもり吊り車が設けられている。昇降路内には、第1駆動シーブを有する第1巻上機と、第2駆動シーブを有する第2巻上機とが設けられている。かご及び釣合おもりは、第1主索及び第2主索を有する主索体により昇降路内に吊り下げられている。第1主索は、第1駆動シーブ、第1かご吊り車及び第1釣合おもり吊り車に連続的に巻き掛けられている。第2主索は、第2駆動シーブ、第2かご吊り車及び第2釣合おもり吊り車に連続的に巻き掛けられている。これにより、第1巻上機及び第2巻上機のそれぞれの小形化を図ることができ、昇降路の省スペース化を図ることができる。

Description

この発明は、昇降路内でかご及び釣合おもりが昇降されるエレベータ装置に関するものである。
従来、2つの駆動シーブを有する駆動装置の駆動力によってかご及び釣合おもりが昇降されるエレベータ装置が提案されている。各駆動シーブは、同軸に配置されている。各駆動シーブには、かご及び釣合おもりを吊り下げる主索が巻き掛けられている。かごの上部には、主索が巻き掛けられたかご吊り車が設けられている。釣合おもりの上部には、主索が巻き掛けられた釣合おもり吊り車が設けられている。各駆動シーブが駆動装置の駆動力によって回転されると、主索が移動され、かご及び釣合おもりが昇降路内を昇降される(特許文献1参照)。
特表2001−518434号公報
しかし、かご及び釣合おもりは、1つの駆動装置の駆動力によって昇降されるので、駆動装置が大形化してしまう。これにより、昇降路の省スペース化を図ることができなくなってしまい、エレベータ装置が大形化してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小形化を図ることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、昇降路内を昇降可能なかご及び釣合おもり、かごに設けられた第1かご吊り車及び第2かご吊り車、釣合おもりに設けられた第1釣合おもり吊り車及び第2釣合おもり吊り車、昇降路内に設けられ、第1駆動シーブを有し、かご及び釣合おもりを昇降させるための駆動力を発生する第1巻上機、昇降路内に設けられ、第2駆動シーブを有し、かご及び釣合おもりを昇降させるための駆動力を発生する第2巻上機、及び第1駆動シーブ、第1かご吊り車及び第1釣合おもり吊り車に連続的に巻き掛けられた第1主索と、第2駆動シーブ、第2かご吊り車及び第2釣合おもり吊り車に連続的に巻き掛けられた第2主索とを有し、かご及び釣合おもりを吊り下げる主索体を備えている。
また、昇降路内に設けられ、第1主索の第1駆動シーブと第1かご吊り車との間の部分が巻き掛けられた第1かご側返し車、昇降路内に設けられ、第2主索の第2駆動シーブと第2かご吊り車との間の部分が巻き掛けられた第2かご側返し車、昇降路内に設けられ、第1主索の第1駆動シーブと第1釣合おもり吊り車との間の部分が巻き掛けられた第1釣合おもり側返し車、及び昇降路内に設けられ、第2主索の第2駆動シーブと第2釣合おもり吊り車との間の部分が巻き掛けられた第2釣合おもり側返し車をさらに備えている。
また、第1巻上機及び第2巻上機は、昇降路内の下部に配置されている。
また、第1かご吊り車及び第2かご吊り車は、かごの下部に設けられている。
また、かごは、昇降路の幅方向について、一対のかごガイドレール間に配置され、釣合おもりは、昇降路の垂直投影面内において、昇降路の幅方向と垂直な奥行き方向へかごと間隔を置いて配置されており、第1巻上機及び第2巻上機は、昇降路の垂直投影面内において、昇降路の幅方向についてかごを挟むように配置されている。
また、かごは、一対のかごガイドレール間に配置され、かごには、昇降路の垂直投影面内において、各かごガイドレール間を結ぶ直線に関して互いに異なる側に配置され、第1主索が連続的に巻き掛けられた一対の第1かご吊り車と、昇降路の垂直投影面内において、各かごガイドレール間を結ぶ直線に関して互いに異なる側に配置され、第2主索が連続的に巻き掛けられた一対の第2かご吊り車とが設けられ、第1主索の各第1かご吊り車間の部分と、第2主索の各第2かご吊り車間の部分とは、上下方向について互いにずらして配置され、かつ、昇降路の垂直投影面内において、互いに交差するように配置されている。
また、かごは、昇降路の幅方向について、一対のかごガイドレール間に配置され、釣合おもりは、昇降路の垂直投影面内において、昇降路の幅方向と垂直な奥行き方向へかごと間隔を置いて配置されており、かごには、第1主索が連続的に巻き掛けられた一対の第1かご吊り車と、第2主索が連続的に巻き掛けられた一対の第2かご吊り車とが設けられ、第1主索の各第1かご吊り車間の部分、及び第2主索の各第2かご吊り車間の部分は、昇降路の垂直投影面内において、各かごガイドレールを結ぶ直線よりも釣合おもり側に配置されている。
また、かごは、昇降路の幅方向について、一対のかごガイドレール間に配置され、釣合おもりは、昇降路の垂直投影面内において、昇降路の幅方向へかごと間隔を置いて配置されており、第1巻上機及び第2巻上機は、昇降路の垂直投影面内において、かごの釣合おもり側に配置されている。
また、かごには、第1主索が連続的に巻き掛けられた一対の第1かご吊り車と、第2主索が連続的に巻き掛けられた一対の第2かご吊り車とが設けられ、第1主索の各第1かご吊り車間の部分と、第2主索の各第2かご吊り車間の部分とは、昇降路の垂直投影面内において、各かごガイドレールを結ぶ直線に関して対称に配置されている。
また、第1主索及び第2主索は、第1釣合おもり吊り車と第2釣合おもり吊り車との間で互いに連続することにより全掛け主索を構成しており、昇降路内に設けられ、全掛け主索の第1釣合おもり吊り車と第2釣合おもり吊り車との間の部分が巻き掛けられた釣合おもり側転向車をさらに備えている。
また、第1主索及び第2主索は、第1かご吊り車と第2かご吊り車との間で互いに連続することにより全掛け主索を構成しており、昇降路内に設けられ、全掛け主索の第1かご吊り車と第2かご吊り車との間の部分が巻き掛けられたかご側転向車をさらに備えている。
また、第1主索及び第2主索は、かごのほぼ重心を吊り下げるようになっている。
また、第1かご吊り車、第1釣合おもり吊り車及び第1巻上機と、第2かご吊り車、第2釣合おもり吊り車及び第2巻上機とは、昇降路の垂直投影面内において、左右対称に配置されている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す水平断面図である。 図1のエレベータ装置の一部を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す水平断面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す水平断面図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す水平断面図である。 図5のエレベータ装置の一部を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す水平断面図である。 この発明の実施の形態6によるエレベータ装置を示す水平断面図である。 この発明の実施の形態7によるエレベータ装置を示す水平断面図である。 この発明の実施の形態8によるエレベータ装置を示す水平断面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す水平断面図である。また、図2は、図1のエレベータ装置の一部を示す縦断面図である。図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2,3及び一対の釣合おもりガイドレール4,5がそれぞれ設置されている。かご6は、各かごガイドレール2,3に案内されながら昇降路1内を昇降される。釣合おもり7は、各釣合おもりガイドレール4,5に案内されながら昇降路1内を昇降される。
各かごガイドレール2,3及び各釣合おもりガイドレール4,5のそれぞれは、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線と、各釣合おもりガイドレール4,5間を結ぶ直線とが昇降路1の幅方向と平行になるように、昇降路1内に配置されている。
かご6は、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3のそれぞれに対向する一対の側面と、各側面の端部間を結ぶ正面及び背面とを有している。かご6の各側面は昇降路1の幅方向に対して垂直に配置されている。
かご6は、昇降路1の幅方向について、各かごガイドレール2,3間に配置されている。釣合おもり7は、昇降路1の幅方向について、各釣合おもりガイドレール4,5間に配置されている。
かご6及び釣合おもり7は、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の奥行き方向(昇降路1の幅方向に対して垂直な方向)へ並ぶように、互いに間隔を置いて配置されている。即ち、実施の形態1によるエレベータ装置は、釣合おもり7がかご6の背面側を昇降される釣合おもり後落ちタイプのエレベータ装置とされている。
昇降路1内の下部には、かご6及び釣合おもり7を昇降させるための駆動力をそれぞれ発生する第1巻上機8及び第2巻上機9が互いに独立して設けられている。第1巻上機8及び第2巻上機9は、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の幅方向についてかご6を挟むように配置されている。
第1巻上機8は、水平に配置された回転軸を含む第1巻上機本体10と、第1巻上機本体10の回転軸に設けられ、回転軸を中心に回転可能な第1駆動シーブ11とを有している。第2巻上機9は、水平に配置された回転軸を含む第2巻上機本体12と、第2巻上機本体12の回転軸に設けられ、回転軸を中心に回転可能な第2駆動シーブ13とを有している。第1駆動シーブ11は第1巻上機本体10の駆動力により回転され、第2駆動シーブ13は第2巻上機本体12の駆動力により回転される。なお、第1巻上機8及び第2巻上機9のそれぞれは、径方向についての寸法が軸線方向についての寸法よりも大きくされた扁平で薄形の巻上機である。また、第1巻上機8及び第2巻上機9のそれぞれの回転軸は、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の幅方向と平行に配置されている。
第1駆動シーブ11には、複数本の第1主索14が巻き掛けられている。また、第2駆動シーブ13には、複数本の第2主索15が巻き掛けられている。主索体16は、各第1主索14及び各第2主索15を有している。かご6及び釣合おもり7は、主索体16により昇降路1内に吊り下げられている。
かご6の下部には、各第1主索14が連続的に巻き掛けられた一対の第1かご吊り車17,18と、各第2主索15が連続的に巻き掛けられた一対の第2かご吊り車19,20とが設けられている。
各第1かご吊り車17,18は、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線に関して互いに異なる側に配置されている。従って、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線とは、昇降路1の垂直投影面内において、互いに交差している。
各第2かご吊り車19,20は、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線に関して互いに異なる側に配置されている。従って、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分と、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線とは、昇降路1の垂直投影面内において、互いに交差している。
各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、上下方向について互いにずらして配置されている(図1)。また、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、昇降路の垂直投影面内において、互いに交差している。これにより、主索体16は、かご6のほぼ重心を吊り下げている。
釣合おもり7の上部には、各第1主索14が巻き掛けられた第1釣合おもり吊り車21と、各第2主索15が巻き掛けられた第2釣合おもり吊り車22とが設けられている。第1釣合おもり吊り車21及び第2釣合おもり吊り車22は、昇降路1の幅方向へ互いに間隔を置いて配置されている。また、第1釣合おもり吊り車21及び第2釣合おもり吊り車22は、昇降路1の奥行き方向に沿って配置された回転軸を中心にそれぞれ回転される。
昇降路1内の上部には、各かごガイドレール2,3及び各釣合おもりガイドレール4,5によって支持された水平梁23が設けられている。水平梁23は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の領域外に配置されている。水平梁23には、各第1主索14がそれぞれ巻き掛けられた第1かご側返し車24及び第1釣合おもり側返し車25と、各第2主索15がそれぞれ巻き掛けられた第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27とが設けられている。
第1かご側返し車24は、駆動シーブ11からの各第1主索14を第1かご吊り車18に向けて反転させる。また、第1釣合おもり側返し車25は、駆動シーブ11からの各第1主索14を第1釣合おもり吊り車21に向けて反転させる。
第2かご側返し車26は、駆動シーブ13からの各第2主索15を第2かご吊り車20に向けて反転させる。また、第2釣合おもり側返し車27は、駆動シーブ13からの各第2主索15を第2釣合おもり吊り車22に向けて反転させる。
第1かご側返し車24及び第2かご側返し車26は、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の幅方向についてかご6を挟むように配置されている。また、第1かご側返し車24及び第2かご側返し車26は、昇降路1の幅方向に沿って配置された回転軸を中心にそれぞれ回転される。
第1釣合おもり側返し車25及び第2釣合おもり側返し車27は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の釣合おもり7側に配置されている。即ち、第1釣合おもり側返し車25及び第2釣合おもり側返し車27は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の背面と昇降路1の内壁面との間に配置されている。また、第1釣合おもり側返し車25及び第2釣合おもり側返し車27は、昇降路1の奥行き方向に沿って配置された回転軸を中心にそれぞれ回転される。
また、水平梁23には、各第1主索14の一端部が接続された第1かご側綱止め装置28と、各第1主索14の他端部が接続された第1釣合おもり側綱止め装置29と、各第2主索15の一端部が接続された第2かご側綱止め装置30と、各第2主索15の他端部が接続された第2釣合おもり側綱止め装置31とが設けられている。
各第1主索14は、第1かご側綱止め装置28に接続された一端部から、各第1かご吊り車17,18、第1かご側返し車24、第1駆動シーブ11、第1釣合おもり側返し車25及び第1釣合おもり吊り車21の順に巻き掛けられ、第1釣合おもり側綱止め装置29に接続された他端部に至っている。
各第2主索15は、第2かご側綱止め装置30に接続された一端部から、各第2かご吊り車19,20、第2かご側返し車26、第2駆動シーブ13、第2釣合おもり側返し車27及び第2釣合おもり吊り車22の順に巻き掛けられ、第2釣合おもり側綱止め装置31に接続された他端部に至っている。
即ち、かご6及び釣合おもり7は、2:1ローピング方式で各綱車に巻き掛けられた第1主索14及び第2主索15により昇降路1内に吊り下げられている。
第1巻上機8、第2巻上機9、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の領域外に配置されている。また、第1巻上機8、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第1かご吊り車17,18及び第1釣合おもり吊り車21と、第2巻上機9、第2かご側返し車26、第2釣合おもり側返し車27、第2かご吊り車19,20及び第2釣合おもり吊り車22とは、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の奥行き方向に沿ったかご6の中心線に関してそれぞれ左右対称に配置されている。
なお、第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13は、図示しない制御装置による第1巻上機8及び第2巻上機9の制御により、互いに同期して回転される。これにより、各第1主索14及び各第2主索15が移動され、かご6及び釣合おもり7が昇降路1内を昇降される。
このようなエレベータ装置では、共通のかご6及び釣合おもり7を昇降させるための駆動力をそれぞれ発生する第1巻上機8及び第2巻上機9が互いに独立して昇降路1内に設けられているので、第1巻上機8及び第2巻上機9のそれぞれが受ける負担を軽減することができ、第1巻上機8及び第2巻上機9のそれぞれの小形化を図ることができる。これにより、昇降路1の省スペース化を図ることができ、エレベータ装置の小形化を図ることができる。
また、第1駆動シーブ11からの各第1主索14をそれぞれ反転させる第1かご側返し車24及び第1釣合おもり側返し車25と、第2駆動シーブ13からの各第2主索15をそれぞれ反転させる第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27とが昇降路1内に設けられているので、昇降路1の垂直投影面内における第1巻上機8及び第2巻上機9の配置の自由度を大きくすることができ、昇降路1内のスペースを有効に利用することができる。
また、第1巻上機8及び第2巻上機9は、昇降路1内の下部に設けられているので、第1巻上機8及び第2巻上機9の保守点検作業を昇降路1のピット部から容易に行うことができる。
第1かご吊り車17,18及び第2かご吊り車19,20は、かご6の下部に設けられているので、かご6の上限位置を昇降路1の天井面に近づけることができ、昇降路1の高さ方向についての省スペース化を図ることができる。
また、第1巻上機8及び第2巻上機9は、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の幅方向についてかご6を挟むように配置されているので、昇降路1内のスペースを有効に利用することができる。
また、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、上下方向について互いにずれして配置され、かつ、昇降路1の垂直投影面内において、互いに交差するように配置されているので、かご6が傾くことを防止することができ、各かごガイドレール2,3によってかご6に偏荷重がかかることを防止することができる。これにより、かご6を安定して昇降させることができる。
また、主索体16は、かご6のほぼ重心を吊り下げるようになっているので、かご6をさらに安定して昇降させることができる。
第1巻上機8、第1かご吊り車17,18及び第1釣合おもり吊り車21と、第2巻上機9、第2かご吊り車19,20及び第2釣合おもり吊り車22とは、昇降路1の垂直投影面内において、左右対称に配置されているので、一対の機器をそれぞれ同型にすることができ、部品の共用化を図ることができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す水平断面図である。図において、各第1かご吊り車17,18及び各第2かご吊り車19,20は、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線よりも釣合おもり7側にそれぞれ配置されている。
各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、昇降路1の垂直投影面内において、互いに開離されて配置されており、交差していない。また、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分、及び各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分は、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線よりも釣合おもり7側にそれぞれ配置され、また各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線と平行にそれぞれ配置されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、昇降路1の垂直投影面内において、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分、及び各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分を各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線よりも釣合おもり7側に配置したので、昇降路1の奥行き方向について、各かごガイドレール2,3の釣合おもり7と反対側に、制御盤や調速機等の各機器を設置するためのスペースを確保することができる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す水平断面図である。図において、かご6及び釣合おもり7を吊り下げる主索体16は、複数本の全掛け主索41を有している。各全掛け主索41は、第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間で互いに連続する第1主索14及び第2主索15によって構成されている。
水平梁23には、各全掛け主索41の第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間の部分が巻き掛けられた釣合おもり側転向車42が設けられている。釣合おもり側転向車42は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の領域外に配置されている。また、釣合おもり側転向車42は、昇降路1の奥行き方向に沿って配置された回転軸を中心に回転される。
各全掛け主索41は、第1かご側綱止め装置28に接続された一端部から、各第1かご吊り車17,18、第1かご側返し車24、第1駆動シーブ11、第1釣合おもり側返し車25、第1釣合おもり吊り車21、釣合おもり側転向車42、第2釣合おもり吊り車22、第2釣合おもり側返し車27、第2駆動シーブ13、第2かご側返し車26及び各第2かご吊り車20,19の順に巻き掛けられ、第2かご側綱止め装置30に接続された他端部に至っている。他の構成は実施の形態2と同様である。
このようなエレベータ装置では、各第1主索14及び各第2主索15が第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間で互いに連続することにより複数の全掛け主索61が構成され、各全掛け主索41の第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間の部分が、昇降路1内に設けられた釣合おもり側転向車42に巻き掛けられているので、全掛け主索41の全長に渡る張力を均等に近づけることができ、各全掛け主索41の第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれに対するスリップの発生の防止を図ることができる。
即ち、各第1主索14と各第2主索15とが互いに独立している場合、例えば長時間の運転により第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれの摩耗量に差が生じると、各駆動シーブ11,13の回転数が同一であっても、各第1主索14及び各第2主索15のそれぞれの移動量は互いに異なることとなる。これにより、第1主索14と第2主索15との間で張力のアンバランスが発生する。張力のアンバランスが発生している第1主索14及び第2主索15のそれぞれにおいては、かご6側及び釣合おもり7側のそれぞれの張力比がトラクション限界を超えたときに、第1駆動シーブ11あるいは第2駆動シーブ13に対してスリップが発生して振動が発生するおそれがある。
実施の形態3では、各第1主索14と各第2主索15とが連続しているので、上記の張力のアンバランスを抑えることができ、第1主索14の第1駆動シーブ11に対するスリップの発生の防止や第2主索15の第2駆動シーブ13に対するスリップの発生の防止を図ることができる。
なお、上記の例では、1つの釣合おもり側転向車42が昇降路1内の上部に設けられているが、水平方向へ並べられた2つ以上の釣合おもり側転向車を昇降路1内の上部に設けてもよい。このようにすれば、各釣合おもり側転向車の外径を小さくすることができ、昇降路1の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す水平断面図である。また、図6は、図5のエレベータ装置の一部を示す縦断面図である。図において、各かごガイドレール2,3及び各釣合おもりガイドレール4,5のそれぞれは、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線と、各釣合おもりガイドレール4,5間を結ぶ直線とが互いに垂直になるように、昇降路1内に配置されている。
かご6は、昇降路1の幅方向について、各かごガイドレール2,3間に配置されている。釣合おもり7は、昇降路1の奥行き方向について、各釣合おもりガイドレール4,5間に配置されている。各かごガイドレール2,3は、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線に沿った方向が昇降路1の幅方向と平行になるように、配置されている。
かご6及び釣合おもり7は、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の幅方向へ並ぶように、互いに間隔を置いて配置されている。即ち、実施の形態4によるエレベータ装置は、釣合おもり7がかご6の一方の側面側を昇降される釣合おもり横落ちタイプのエレベータ装置とされている。
昇降路1内の下部にそれぞれ設けられた第1巻上機8及び第2巻上機9は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の釣合おもり7側に配置されている。この例では、第1巻上機8及び第2巻上機9は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6と釣合おもり7との間の隙間に配置されている。また、第1巻上機8及び第2巻上機9は、昇降路1の奥行き方向へ間隔を置いて配置されている。さらに、第1巻上機8及び第2巻上機9は、第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれの回転軸が昇降路1の奥行き方向に対して垂直になるように配置されている。
各第1かご吊り車17,18は昇降路1の幅方向へ間隔を置いて配置され、各第2かご吊り車19,20も昇降路1の幅方向へ間隔を置いて配置されている。各第1かご吊り車17,18と各第2かご吊り車19,20とは、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線に関して互いに異なる側にそれぞれ配置されている。
各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、昇降路1の垂直投影面内において、交差せずに互いに開離されている。また、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線に関して互いに異なる側に配置されている。この例では、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線に関して対称に配置されている。これにより、主索体16は、かご6のほぼ重心を吊り下げている。
昇降路1内の上部には、各釣合おもりガイドレール4,5によって支持された水平梁51と、一方のかごガイドレール3によって支持された水平梁52とが設けられている。水平梁51には、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26、第2釣合おもり側返し車27、第1釣合おもり側綱止め装置29及び第2釣合おもり側綱止め装置31が設けられている。水平梁52には、第1かご側綱止め装置28及び第2かご側綱止め装置30が設けられている。
第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27のそれぞれの回転軸は、昇降路1の幅方向に沿って配置されている。
各第1主索14は、第1かご側綱止め装置28に接続された一端部から、各第1かご吊り車17,18、第1かご側返し車24、第1駆動シーブ11、第1釣合おもり側返し車25及び第1釣合おもり吊り車21の順に巻き掛けられ、第1釣合おもり側綱止め装置29に接続された他端部に至っている。
各第2主索15は、第2かご側綱止め装置30に接続された一端部から、各第2かご吊り車19,20、第2かご側返し車26、第2駆動シーブ13、第2釣合おもり側返し車27及び第2釣合おもり吊り車22の順に巻き掛けられ、第2釣合おもり側綱止め装置31に接続された他端部に至っている。
第1巻上機8、第2巻上機9、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の領域外に配置されている。また、第1巻上機8、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第1かご吊り車17,18及び第1釣合おもり吊り車21と、第2巻上機9、第2かご側返し車26、第2釣合おもり側返し車27、第2かご吊り車19,20及び第2釣合おもり吊り車22とは、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の幅方向に沿ったかご6の中心線に関してそれぞれ左右対称に配置されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、釣合おもり7は、昇降路1の垂直投影面内において、昇降路1の幅方向へかご6と並んで配置され、第1巻上機8及び第2巻上機9は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の釣合おもり7側に配置されているので、昇降路1の垂直投影面内において、釣合おもり7と重なるように第1巻上機8及び第2巻上機9を配置したり、かご6と釣合おもり7との間の隙間に第1巻上機8及び第2巻上機9を配置したりすることができ、昇降路1内のスペースをより有効に利用することができる。
また、各第1主索14の各第1かご吊り車17,18間の部分と、各第2主索15の各第2かご吊り車19,20間の部分とは、昇降路1の垂直投影面内において、各かごガイドレール2,3間を結ぶ直線に関して対称に配置されているので、かご6のほぼ重心を主索体16により吊り下げることができ、かご6を安定して昇降させることができる。
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す水平断面図である。図において、かご6及び釣合おもり7を吊り下げる主索体16は、複数本の全掛け主索61を有している。各全掛け主索61は、第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間で互いに連続する第1主索14及び第2主索15によって構成されている。
水平梁51には、各全掛け主索61の第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間の部分が巻き掛けられた釣合おもり側転向車62が設けられている。釣合おもり側転向車62は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の領域外に配置されている。また、釣合おもり側転向車62は、昇降路1の幅方向に沿って配置された回転軸を中心に回転される。
各全掛け主索61は、第1かご側綱止め装置28に接続された一端部から、各第1かご吊り車17,18、第1かご側返し車24、第1駆動シーブ11、第1釣合おもり側返し車25、第1釣合おもり吊り車21、釣合おもり側転向車62、第2釣合おもり吊り車22、第2釣合おもり側返し車27、第2駆動シーブ13、第2かご側返し車26及び各第2かご吊り車20,19の順に巻き掛けられ、第2かご側綱止め装置30に接続された他端部に至っている。他の構成は実施の形態4と同様である。
このようなエレベータ装置では、各第1主索14及び各第2主索15が第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間で互いに連続することにより複数の全掛け主索61が構成され、各全掛け主索61の第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間の部分が、昇降路1内に設けられた釣合おもり側転向車62に巻き掛けられているので、実施の形態3と同様に、全掛け主索61の全長に渡る張力を均等に近づけることができ、各全掛け主索61の第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれに対するスリップの発生の防止を図ることができる。
なお、上記の例では、1つの釣合おもり側転向車62が昇降路1内の上部に設けられているが、水平方向へ並べられた2つ以上の釣合おもり側転向車を昇降路1内の上部に設けてもよい。このようにすれば、各釣合おもり側転向車の外径を小さくすることができ、昇降路1の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6によるエレベータ装置を示す水平断面図である。図において、かご6及び釣合おもり7を吊り下げる主索体16は、複数本の全掛け主索71を有している。各全掛け主索71は、一方の第1かご吊り車17と一方の第2かご吊り車19との間で互いに連続する第1主索14及び第2主索15によって構成されている。
昇降路1内の上部には、一方のかごガイドレール3によって支持されたかご側転向車72が設けられている。かご側転向車72は、昇降路1の垂直投影面内において、かご6の領域外に配置されている。また、かご側転向車72は、昇降路1の幅方向に沿って配置された回転軸を中心に回転される。
各全掛け主索71は、第1釣合おもり側綱止め装置29に接続された一端部から、第1釣合おもり吊り車21、第1釣合おもり側返し車25、第1駆動シーブ11、第1かご側返し車24、各第1かご吊り車18,17、かご側転向車72、各第2かご吊り車19,20、第2かご側返し車26、第1駆動シーブ13、第2釣合おもり側返し車27及び第2釣合おもり吊り車22の順に巻き掛けられ、第2釣合おもり側綱止め装置31に接続された他端部に至っている。他の構成は実施の形態4と同様である。
このようなエレベータ装置では、複数の全掛け主索71が、一方の第1かご吊り車17と一方の第2かご吊り車19との間で互いに連続する第1主索14及び第2主索15により構成され、各全掛け主索71の第1かご吊り車17と第2かご吊り車19との間の部分が、昇降路1内に設けられたかご側転向車72に巻き掛けられているので、上記の例と同様に、全掛け主索71の全長に渡る張力を均等に近づけることができ、各全掛け主索71の第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれに対するスリップの発生の防止を図ることができる。
なお、上記の例では、1つのかご側転向車72が昇降路1内の上部に設けられているが、水平方向へ並べられた2つ以上のかご側転向車を昇降路1内の上部に設けてもよい。このようにしても、各かご側転向車の外径を小さくすることができ、昇降路1の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
また、実施の形態1〜6では、第1巻上機8及び第2巻上機9が昇降路1内の下部に配置されているが、第1かご側返し車24及び第1釣合おもり側返し車25のいずれかと第1巻上機8とを入れ替え、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27のいずれかと第2巻上機9とを入れ替えることにより、第1巻上機8及び第2巻上機9を昇降路1内の上部に配置するようにしてもよい。
実施の形態7.
図9は、この発明の実施の形態7によるエレベータ装置を示す水平断面図である。図において、第1巻上機8及び第2巻上機9は、水平梁23に取り付けられることにより、昇降路1内の上部に設けられている。また、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27は、昇降路1内には設けられていない。
各第1主索14は、第1かご側綱止め装置28に接続された一端部から、各第1かご吊り車17,18、第1駆動シーブ11及び第1釣合おもり吊り車21の順に巻き掛けられ、第1釣合おもり側綱止め装置29に接続された他端部に至っている。
各第2主索15は、第2かご側綱止め装置30に接続された一端部から、各第2かご吊り車19,20、第2駆動シーブ13及び第2釣合おもり吊り車22の順に巻き掛けられ、第2釣合おもり側綱止め装置31に接続された他端部に至っている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、第1巻上機8及び第2巻上機9を昇降路1内の上部に配置したので、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27を無くすことができ、昇降路1内に配置される機器の数を削減することができる。これにより、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記の例では、昇降路1内の上部に設けられた第1釣合おもり側綱止め装置29に各第1主索14の他端部が接続され、昇降路1内の上部に設けられた第2釣合おもり側綱止め装置31に各第2主索15の他端部が接続されているが、実施の形態3のように、各第1主索14及び各第2主索15のそれぞれの他端部を互いに連続させて複数の全掛け主索とし、各全掛け主索の第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間の部分が巻き掛けられた釣合おもり側転向車を昇降路1内の上部に設けるようにしてもよい。このようにすれば、各全掛け主索の全長に渡る張力を均等に近づけることができ、各全掛け主索の第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれに対するスリップの発生の防止を図ることができる。
また、上記のように昇降路1内の上部に釣合おもり側転向車を設ける場合、釣合おもり側転向車の数は1つに限らず、2つ以上としてもよい。このようにすれば、各釣合おもり側転向車の外径を小さくすることができ、昇降路1の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
実施の形態8.
図10は、この発明の実施の形態8によるエレベータ装置を示す水平断面図である。図において、第1巻上機8及び第2巻上機9は、水平梁51に取り付けられることにより、昇降路1内の上部に設けられている。また、第1釣合おもり吊り車21及び第2釣合おもり吊り車22は、昇降路1の垂直投影面内において、第1釣合おもり側綱止め装置29と第2釣合おもり側綱止め装置31との間に配置されている。さらに、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27は、昇降路1内には設けられていない。
各第1主索14は、第1かご側綱止め装置28に接続された一端部から、各第1かご吊り車17,18、第1駆動シーブ11及び第1釣合おもり吊り車21の順に巻き掛けられ、第1釣合おもり側綱止め装置29に接続された他端部に至っている。
各第2主索15は、第2かご側綱止め装置30に接続された一端部から、各第2かご吊り車19,20、第2駆動シーブ13及び第2釣合おもり吊り車22の順に巻き掛けられ、第2釣合おもり側綱止め装置31に接続された他端部に至っている。他の構成は実施の形態4と同様である。
このように、第1巻上機8及び第2巻上機9を昇降路1内の上部に配置したので、釣合おもり横落ちタイプのエレベータ装置においても、第1かご側返し車24、第1釣合おもり側返し車25、第2かご側返し車26及び第2釣合おもり側返し車27を無くすことができ、昇降路1内に配置される機器の数を削減することができる。これにより、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記の例では、昇降路1内の上部に設けられた第1釣合おもり側綱止め装置29に各第1主索14の他端部が接続され、昇降路1内の上部に設けられた第2釣合おもり側綱止め装置31に各第2主索15の他端部が接続されているが、実施の形態5と同様に、各第1主索14及び各第2主索15のそれぞれの他端部を互いに連続させて複数の全掛け主索とし、各全掛け主索の第1釣合おもり吊り車21と第2釣合おもり吊り車22との間の部分が巻き掛けられた釣合おもり側転向車を昇降路1内の上部に設けるようにしてもよい。このようにすれば、各全掛け主索の全長に渡る張力を均等に近づけることができ、各全掛け主索の第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれに対するスリップの発生の防止を図ることができる。この場合、釣合おもり側転向車の数は1つにしてもよいし、2つ以上にしてもよい。釣合おもり側転向車の数を2つ以上にすれば、各釣合おもり側転向車の外径を小さくすることができ、昇降路1の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
また、実施の形態6と同様に、各第1主索14及び各第2主索15のそれぞれの一端部を互いに連続させて複数の全掛け主索とし、各全掛け主索の第1かご吊り車17と第2かご吊り車19との間の部分が巻き掛けられたかご側転向車を昇降路1内の上部に設けるようにしてもよい。このようにしても、上記と同様に、各全掛け主索の第1駆動シーブ11及び第2駆動シーブ13のそれぞれに対するスリップの発生の防止を図ることができる。
この場合、かご側転向車の数は1つにしてもよいし、2つ以上にしてもよい。かご側転向車の数を2つ以上にすれば、各かご側転向車の外径を小さくすることができ、昇降路1の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
また、各上記実施の形態では、各第1かご吊り車17,18及び各第2かご吊り車19,20がかご6の下部に設けられているが、各第1かご吊り車17,18及び各第2かご吊り車19,20をかご6の上部に設けてもよい。


Claims (13)

  1. 昇降路内を昇降可能なかご及び釣合おもり、
    上記かごに設けられた第1かご吊り車及び第2かご吊り車、
    上記釣合おもりに設けられた第1釣合おもり吊り車及び第2釣合おもり吊り車、
    上記昇降路内に設けられ、第1駆動シーブを有し、上記かご及び上記釣合おもりを昇降させるための駆動力を発生する第1巻上機、
    上記昇降路内に設けられ、第2駆動シーブを有し、上記かご及び上記釣合おもりを昇降させるための駆動力を発生する第2巻上機、及び
    上記第1駆動シーブ、上記第1かご吊り車及び上記第1釣合おもり吊り車に連続的に巻き掛けられた第1主索と、上記第2駆動シーブ、上記第2かご吊り車及び上記第2釣合おもり吊り車に連続的に巻き掛けられた第2主索とを有し、上記かご及び上記釣合おもりを吊り下げる主索体
    を備えていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記昇降路内に設けられ、上記第1主索の上記第1駆動シーブと上記第1かご吊り車との間の部分が巻き掛けられた第1かご側返し車、
    上記昇降路内に設けられ、上記第2主索の上記第2駆動シーブと上記第2かご吊り車との間の部分が巻き掛けられた第2かご側返し車、
    上記昇降路内に設けられ、上記第1主索の上記第1駆動シーブと上記第1釣合おもり吊り車との間の部分が巻き掛けられた第1釣合おもり側返し車、及び
    上記昇降路内に設けられ、上記第2主索の上記第2駆動シーブと上記第2釣合おもり吊り車との間の部分が巻き掛けられた第2釣合おもり側返し車
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 上記第1巻上機及び上記第2巻上機は、上記昇降路内の下部に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 上記第1かご吊り車及び上記第2かご吊り車は、上記かごの下部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  5. 上記かごは、上記昇降路の幅方向について、一対のかごガイドレール間に配置され、
    上記釣合おもりは、上記昇降路の垂直投影面内において、上記昇降路の幅方向と垂直な奥行き方向へ上記かごと間隔を置いて配置されており、
    上記第1巻上機及び上記第2巻上機は、上記昇降路の垂直投影面内において、上記昇降路の幅方向について上記かごを挟むように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  6. 上記かごは、一対のかごガイドレール間に配置され、
    上記かごには、上記昇降路の垂直投影面内において、各上記かごガイドレール間を結ぶ直線に関して互いに異なる側に配置され、上記第1主索が連続的に巻き掛けられた一対の上記第1かご吊り車と、上記昇降路の垂直投影面内において、各上記かごガイドレール間を結ぶ直線に関して互いに異なる側に配置され、上記第2主索が連続的に巻き掛けられた一対の上記第2かご吊り車とが設けられ、
    上記第1主索の各上記第1かご吊り車間の部分と、上記第2主索の各上記第2かご吊り車間の部分とは、上下方向について互いにずらして配置され、かつ、上記昇降路の垂直投影面内において、互いに交差するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  7. 上記かごは、上記昇降路の幅方向について、一対のかごガイドレール間に配置され、
    上記釣合おもりは、上記昇降路の垂直投影面内において、上記昇降路の幅方向と垂直な奥行き方向へ上記かごと間隔を置いて配置されており、
    上記かごには、上記第1主索が連続的に巻き掛けられた一対の上記第1かご吊り車と、上記第2主索が連続的に巻き掛けられた一対の上記第2かご吊り車とが設けられ、
    上記第1主索の各上記第1かご吊り車間の部分、及び上記第2主索の各上記第2かご吊り車間の部分は、上記昇降路の垂直投影面内において、各上記かごガイドレールを結ぶ直線よりも上記釣合おもり側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  8. 上記かごは、上記昇降路の幅方向について、一対のかごガイドレール間に配置され、
    上記釣合おもりは、上記昇降路の垂直投影面内において、上記昇降路の幅方向へ上記かごと間隔を置いて配置されており、
    上記第1巻上機及び上記第2巻上機は、上記昇降路の垂直投影面内において、上記かごの上記釣合おもり側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  9. 上記かごには、上記第1主索が連続的に巻き掛けられた一対の上記第1かご吊り車と、上記第2主索が連続的に巻き掛けられた一対の上記第2かご吊り車とが設けられ、
    上記第1主索の各上記第1かご吊り車間の部分と、上記第2主索の各上記第2かご吊り車間の部分とは、上記昇降路の垂直投影面内において、各上記かごガイドレールを結ぶ直線に関して対称に配置されていることを特徴とする請求項8に記載のエレベータ装置。
  10. 上記第1主索及び上記第2主索は、上記第1釣合おもり吊り車と上記第2釣合おもり吊り車との間で互いに連続することにより全掛け主索を構成しており、
    上記昇降路内に設けられ、上記全掛け主索の上記第1釣合おもり吊り車と上記第2釣合おもり吊り車との間の部分が巻き掛けられた釣合おもり側転向車をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  11. 上記第1主索及び上記第2主索は、上記第1かご吊り車と上記第2かご吊り車との間で互いに連続することにより全掛け主索を構成しており、
    上記昇降路内に設けられ、上記全掛け主索の上記第1かご吊り車と上記第2かご吊り車との間の部分が巻き掛けられたかご側転向車をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  12. 上記第1主索及び上記第2主索は、上記かごのほぼ重心を吊り下げるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項11に何れかに記載のエレベータ装置。
  13. 上記第1かご吊り車、上記第1釣合おもり吊り車及び上記第1巻上機と、上記第2かご吊り車、上記第2釣合おもり吊り車及び上記第2巻上機とは、上記昇降路の垂直投影面内において、左右対称に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れかに記載のエレベータ装置。
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