JP2010070344A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、巻上機又は返し車による釣合おもりへの干渉を防ぎつつ、昇降路のオーバーヘッド寸法及び頂部隙間寸法を縮減することができ、昇降路の高さ寸法を最小限に抑えることができるエレベータ装置を提供する。
【解決手段】L字第1辺部18a及びL字第2辺部18bによって、釣合おもり14の上部に窪みが形成されている。この窪みは、昇降路1の垂直投影面内において第3返し車8の領域に重なって配置されている。複数のロープシャックル20は、第1上枠17に取り付けられており、主索12の他端部に接続されている。複数のロープシャックル20は、昇降路1の垂直投影面内において綱車11から主索12の垂下位置に対応するように配置されている。複数の第2おもりブロック19Bは、第1おもりブロック19Aの上方に、第1縦枠16A及びL字第1辺部18aに沿って積み重ねられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、機械室が省略され昇降路内に巻上機等のエレベータ機器が設けられたエレベータ装置に関する。
従来のエレベータ装置では、昇降路の垂直投影面においてかごの側面と側面に対向する昇降路の内壁との間の空間に、一対のおもりガイドレールが立てて設けられている。また、一対のおもりガイドレールの一方の上方への延長線上には巻上機が配置されており、この巻上機の駆動力によって、かご及び釣合おもりが昇降路内を昇降される(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−175510号公報
ここで、一般的なエレベータ装置において、巻上機や返し車等の駆動機器による釣合おもりへの干渉を避けるために、それらの駆動機器と、かごが最下階に停止した状態での釣合おもりの上面との間に十分に間隔を開ける必要がある。
また、上記のような従来のエレベータ装置において、巻上機や返し車等の駆動機器と釣合おもりとを、昇降路の垂直投影面において互いに重ねて配置した場合には、駆動機器が釣合おもりの一部に干渉してしまう。このため、最上停止階の床面と昇降路の天井面との間の寸法であるオーバーヘッド寸法、及び昇降路の天井面と最上階に停止した状態のかごの上面(かご枠の上面)との間の寸法である頂部隙間寸法を縮減することができなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、巻上機又は返し車による釣合おもりへの干渉を防ぎつつ、昇降路のオーバーヘッド寸法及び頂部隙間寸法を縮減することができ、昇降路の高さ寸法を最小限に抑えることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、綱車を有し、昇降路の上部に設けられた巻上機、巻上機に対して水平方向へずらして昇降路の上部に設けられ、かつ巻上機と異なる高さに配置されたおもり用返し車、昇降路の垂直投影面内において巻上機及びおもり用返し車のそれぞれの領域から外れて配置され、巻上機の駆動力によって昇降路内を昇降されるかご、昇降路の垂直投影面内において巻上機及びおもり用返し車のそれぞれの領域に重なって配置され、巻上機の駆動力によって昇降路内を釣合おもり、及び綱車及びおもり用返し車のそれぞれに巻き掛けられ、かご及び釣合おもりを吊り下げる主索を備え、釣合おもりの上部には、昇降路の垂直投影面内において綱車及びおもり用返し車のうち低い高さに配置された方の領域に重なるように窪みが設けられているものである。
この発明のエレベータ装置によれば、昇降路の垂直投影面内において綱車及びおもり用返し車のうち低い高さに配置された方の領域に重なるように、釣合おもりの上部に窪みが設けられているので、巻上機又は返し車による釣合おもりへの干渉を防ぎつつ、昇降路のオーバーヘッド寸法及び頂部隙間寸法を縮減することができ、昇降路の高さ寸法を最小限に抑えることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す斜視図である。図2は、図1の昇降路1を示す平面図である。図3は、図1,2の昇降路1を示す側面図である。なお、昇降路1の垂直投影面とは、図2において、最も外側に配置された線に囲まれた面をいう。
図1〜3において、昇降路1には、一対のかごガイドレール2A,2Bが互いに間隔をおいて、立てて設けられている。また、昇降路1には、一対のおもりガイドレール3A,3Bが互いに間隔をおいて、立てて設けられている。おもりガイドレール3Aは、かごガイドレール2Bに隣接して配置されている。
また、一対のかごガイドレール2A,2Bと一対のおもりガイドレール3A,3Bとは、複数のレールブラケット(図示せず)によって、それぞれ昇降路1の壁部(図示せず)に固定されている。さらに、一対のかごガイドレール2A,2Bとおもりガイドレール3Aとは、互いに同等の長さ寸法となっている。
一対のかごガイドレール2A,2Bの上端と、おもりガイドレール3Aの上端とには、それぞれの間を渡すように第1支持台(支持梁)4が取り付けられている。おもりガイドレール3Aの上端のやや下方(上端部の一部)と、おもりガイドレール3Bの上端には、それぞれの間を渡すように第2支持台(支持梁)5が設けられている。
一対のおもりガイドレール3A,3Bと第2支持台5との間、一対のかごガイドレール2A,2Bと第1支持台4との間、及び一対のおもりガイドレール3A,3Bと第2支持台5との間のそれぞれの箇所には、防振材(図示せず)が介在されている。これらの防振材によって、エレベータの運行に伴って生じる振動が吸収される。
第1支持台4には、第1及び第2かご用返し車としての第1及び第2返し車6,7が、第1支持台4の長さ方向に間隔をおいて取り付けられている。第1支持台4と第1及び第2返し車6,7との間にも、それぞれ防振材が介在されている。第2支持台5には、おもり用返し車としての第3返し車8、及び巻上機(薄型巻上機)9が取り付けられている。第2支持台5と第3返し車8及び巻上機9との間にも、それぞれ防振材が介在されている。
第3返し車8は、第2支持台5の下側でかつおもりガイドレール3B側に配置されている。巻上機9は、第2支持台5の上側でかつおもりガイドレール3A側に配置されている。つまり、第3返し車8は、巻上機9に対して水平方向(図2の上下方向)へずらして昇降路1の上部に設けられ、かつ巻上機9と異なる高さに配置されている。また、巻上機9は、モータ10と綱車(トラクションシーブ)11とを有している。さらに、巻上機9の駆動は、昇降路1内に設けられた制御盤(図示せず)によって制御される。
綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の外周面には、主索12が巻き掛けられている。主索12の昇降路1の上部での移送経路は、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8によって形成されている。主索12は、複数本のロープ(ワイヤロープ:図示せず)を有している。
綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の外周面には、それぞれの軸方向に間隔をおいて、主索12の複数本のロープがそれぞれ嵌るための複数の綱溝(図示せず)が設けられている。また、複数本のロープのそれぞれの表面は、摩擦材としての高摩擦樹脂によって被覆されている。この高摩擦樹脂は、被覆されていない状態のロープの表面と綱溝との接触箇所に生じる摩擦抵抗よりも、大きな摩擦抵抗を生じさせる。
主索12の一端部には、かご13が接続されている。かご13は、一対のかごガイドレール2A,2Bの間に配置されている。主索12の他端部には、釣合おもり14が接続されている。釣合おもり14は、一対のおもりガイドレール3A,3Bの間に配置されている。即ち、かご13は、昇降路1の垂直投影面内において巻上機9及び第3返し車8のそれぞれの領域から外れて配置されている。また、かご13及び釣合おもり14は、主索12によって、1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
また、釣合おもり14は、図2,3に示すように、昇降路1の垂直投影面内においてかご13の側面と、その側面に対向する昇降路1の内壁との間の領域内に配置されている。つまり、釣合おもり14は、昇降路1の垂直投影面内において巻上機9及び第3返し車8の領域に重なって配置されている。
かご13及び釣合おもり14は、巻上機9の駆動によって互いに逆方向へ昇降される。かご13の昇降は、かごガイドレール2A,2Bによって案内される。釣合おもり14の昇降は、おもりガイドレール3A,3Bによって案内される。
次に、第1返し車6の綱溝同士の間の間隔である綱溝ピッチについて具体的に説明する。図4は、図1,2の第1返し車6の綱溝ピッチを説明するための説明図である。ここでは、綱溝ピッチが互いに異なる第1返し車6を、第1返し車6A及び第1返し車6Bとして説明する。図4において、かご13における主索12の複数本のロープの取付間隔は、いずれもa寸法となっている。第1返し車6Aの綱溝ピッチは、第1返し車6Bの綱溝ピッチに比べて小さくなっており、第1返し車6Aの厚さb1は、第1返し車6Bの厚さb2に比べて薄くなっている。
ここで、綱溝からのロープの外れを防ぐために、かご13からのロープの進入角度が、進入角度条件として角度β以下となるように予め設定されている。第1返し車6Aの場合では、第1返し車6Bに比べて薄型にすることが可能となるが、進入角度条件を満たすために、かご13と第1返し車6Aとの間に、ある程度隙間を空ける必要がある。
これに対して、第1返し車6Bの場合では、綱溝ピッチがかご13におけるロープ取付ピッチと一致している。これにより、第1返し車6Aを用いた場合におけるかご13と第1返し車6Aとの間の隙間が不要となり、昇降路1の高さ寸法を減少させることができる。従って、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の綱溝ピッチは、昇降路1のレイアウト等の設置環境に応じて、予め設定されたロープ進入角度条件と、かご13及び釣合おもり14におけるロープの接続間隔とのいずれかに対応するように、それぞれ異なる寸法となっている。
また、主索12の複数本のロープは、第2返し車7と第3返し車8との間、及び第1返し車6とかご13との間で、それぞれねじり状態(水平方向に90度程度ねじられた状態)で張り渡されている。綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の綱溝ピッチは、ロープのねじり状態にも対応するように、それぞれ予め設定されている。また、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8のそれぞれの直径は、ロープの直径の20倍以下に設定されている。
次に、釣合おもり14の構成について説明する。図5は、図1〜3の釣合おもり14を拡大して示す正面図である。図5において、釣合おもり14は、下枠15、一対の縦枠16A,16B、第1上枠17、第2上枠18、複数の第1おもりブロック19A、複数の第2おもりブロック19B、及び複数のロープシャックル(綱止装置)20を有している。下枠15、一対の縦枠16A,16B、第1上枠17及び第2上枠18は、一体に組み合わせられて、おもり枠組体を構成している。
第2上枠18の形状は、L字状であり、第2上枠18は、L字第1辺部18a及びL字第2辺部18bを有している。L字第1辺部18a及びL字第2辺部18bによって、釣合おもり14の上部に窪み(切り欠き)αが形成されている。この窪みαは、先の図3に示すように、昇降路1の垂直投影面内において第3返し車8の領域に重なるように配置されている。即ち、窪みαは、昇降路1の垂直投影面内において綱車11及び第3返し車8のうち低い高さに配置された方の領域に重なるように配置されている。
複数のロープシャックル20は、第1上枠17に取り付けられており、主索12の他端部に接続されている。即ち、複数のロープシャックル20は、釣合おもり14における主索12との接続点(主索接続点)を構成している。また、複数のロープシャックル20は、先の図3に示すように、昇降路1の垂直投影面内において綱車11から主索12の垂下位置に対応するように配置されている。第1上枠17、L字第1辺部18a、及び第2縦枠16Bの上端箇所は、釣合おもり14におけるロープシャックル収容部(凸状部)を構成している。
複数の第1おもりブロック19Aは、おもり枠組体における下枠15からL字第2辺部18bまでの間の空間に、第1及び第2縦枠16A,16Bに沿って積み重ねられている。第2おもりブロック19Bの長さ寸法(図5の左右の寸法)及び重量は、それぞれ第1おもりブロック19Aの長さ寸法及び重量の約半分である。
複数の第2おもりブロック19Bは、第1おもりブロック19Aの上方に、第1縦枠16A及びL字第1辺部18aに沿って積み重ねられている。つまり、複数の第2おもりブロック19Bは、釣合おもり14の重心がおもり枠組体のうち窪みα側に対してロープシャックル20側に偏るように、おもり枠組体内に収容されている
なお、複数の第1おもりブロック19A及び19Bによって、釣合おもり14の全体の重量が、必要重量(例えばかご13の重量の半分)となるように調整されている。また、第1及び第2縦枠16A,16Bと、L字第1辺部18aとには、それぞれ第1又は第2おもりブロック19A,19Bを固定するための溝(図示せず)が設けられている。
次に、突き上げ状態の釣合おもり14と第3返し車8及び巻上機9との相互の位置関係について説明する。図6は、図1,2の昇降路1を示す側面図である。図6において、例えば、かご13が最下階からさらに下方へ降下して突き下げ状態となった場合に、予め設定された最上停止位置よりも上昇して釣合おもり14が突き上げ状態となる。このように釣合おもり14が突き上げ状態となった場合に、窪みαによって、第3返し車8と、釣合おもり14の上部(第2上枠18)との間に隙間が形成される。従って、昇降路1の垂直投影面内において第3返し車8が釣合おもり14の領域内に配置されているが、釣合おもり14の昇降は、第3返し車8によって干渉されない。
上記のようなエレベータ装置では、昇降路1の垂直投影面内において第3返し車8の領域に重なるように、釣合おもり14の上部に窪みαが設けられている。この構成により、第3返し車8による釣合おもり14への干渉を防ぎつつ、昇降路1のオーバーヘッド寸法及び頂部隙間寸法を縮減することができ、昇降路1の高さ寸法を最小限に抑えることができる。これに加えて、釣合おもり14の幅寸法(図5の左右方向の寸法)を、特許文献1,2に示すような従来のエレベータ装置よりも大きくすることができる。
また、釣合おもり14のロープ接続点が第1上枠17に配置されていることにより、吊り点が第2縦枠16B側に偏っている。一方、第2おもりブロック19Bによって、釣合おもり14の重量が第2縦枠16B側に偏っている。この重量の偏り(重量アンバランス)によって、吊り点の偏りが相殺されることにより、釣合おもり14の吊り下げの水平状態を保持することができる。
さらに、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の綱溝ピッチは、予め設定されたロープ進入角度条件と、かご13及び釣合おもり14におけるロープの接続間隔とのいずれかに対応するように、それぞれ異なる寸法となっている。この構成により、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8のそれぞれに設定されたロープの進入角度条件が十分に満たされることによって、ロープの移送をより安定化することができる。これとともに、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の薄型化、又は昇降路1の高さ寸法の短縮化を図ることができる。
また、一対のおもりガイドレール3A,3Bと第2支持台5との間、一対のかごガイドレール2A,2Bと第1支持台4との間、一対のおもりガイドレール3A,3Bと第2支持台5との間、第1支持台4と第1及び第2返し車6,7との間、並びに第2支持台5と第3返し車8及び巻上機9との間のそれぞれの箇所に防振材が介在されている。この構成により、かご13の昇降に伴って生じる振動が防振材によって吸収されるので、建物へ伝わる振動を軽減させることができる。
さらに、複数のロープのそれぞれの表面が高摩擦樹脂によって被覆されており、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8のそれぞれの直径がロープの直径の20倍以下に設定されている。この構成により、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8のサイズを小型化させることができ、昇降路1のオーバーヘッド寸法及び頂部隙間寸法をさらに縮減することができる。
なお、実施の形態1では、第2支持台5が一対のかごガイドレール2A,2B及びおもりガイドレール3Aによって支持されていた。この例に対して、第2支持台5が一対のかごガイドレール2A,2Bのみによって支持されていてもよい。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、第3返し車8が第2支持台5の下側でかつおもりガイドレール3A側に配置されており、巻上機9が第2支持台5の上側でかつおもりガイドレール3B側に配置されていた。これに対して、実施の形態2では、図7に示すように、第3返し車8と巻上機9との位置が相互に入れ替えられている。即ち、第3返し車8が第2支持台5の上側で、かつおもりガイドレール3B側に配置されている。一方、巻上機9が第2支持台5の下側で、かつおもりガイドレール3A側に配置されている。
また、実施の形態2の一対のおもりガイドレール3A,3B及びかごガイドレール2Bの長さ寸法は、いずれも同等の寸法となっている。さらに、実施の形態2の第1支持台4は、第2支持台5の上面とかごガイドレール2Aの上端との間を渡すように配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
上記のようなエレベータ装置では、第3返し車8と巻上機9との位置が相互に入れ替えられた構成であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1,2では、釣合おもり14の昇降領域が、昇降路1の垂直投影面においてかご13の側面と、その側面に対向する昇降路の内壁との間に設けられていた。しかしながら、釣合おもり14の昇降領域は、昇降路1の垂直投影面においてかご13の背面と、その背面に対向する昇降路の内壁との間に設けられてもよい。
また、実施の形態1,2では、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の直径が、それぞれロープの直径の20倍以下に設定されていた。しかしながら、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の直径は、ロープの直径の20倍以下に限定するものではなく、エレベータの仕様等に応じて、ロープの直径の20倍以上40倍未満に設定してもよい。さらに、昇降路が高さ寸法に比較的余裕がある場合には、ロープの表面を被覆する高摩擦樹脂を省略し、綱車11及び第1〜第3返し車6〜8の直径をロープの直径の40倍以上に設定してもよい。
また、実施の形態1,2では、第1及び第2支持台4,5がかごガイドレール2A,2B及びおもりガイドレール3A,3Bによって支持されていた。この例に対して、取付部材等を介して、第1及び第2支持台4,5を昇降路に固定してもよい。また、第1及び第2支持台4,5を省略し、第1〜第3返し車6〜8及び巻上機9を、取付部材等を介して昇降路の内壁に固定してもよい。
さらに、実施の形態1,2では、一対のおもりガイドレール3A,3Bと第2支持台5との間、一対のかごガイドレール2A,2Bと第1支持台4との間、一対のおもりガイドレール3A,3Bと第2支持台5との間、第1支持台4と第1及び第2返し車6,7との間、並びに第2支持台5と第3返し車8及び巻上機9との間のそれぞれの箇所に防振材が介在されていた。しかしながら、この例に限定されるものではなく、これらの箇所のうち少なくとも1つの箇所に、防振材が介在されていればよい。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、釣合おもり14のおもり枠組体に、第1おもりブロック19Aの積層領域と第2おもりブロック19Bの積層領域との2種類のおもりブロックの積層領域とが上下方向に隣接して設けられていた。これに対して、実施の形態3では、釣合おもり24のおもり枠組体に、2列の第2おもりブロック19Bの積層領域が水平方向に隣接して設けられている。
図8は、この発明の実施の形態3によるエレベータ装置の釣合おもりを示す正面図である。図8において、実施の形態3の釣合おもり24は、仕切板25をさらに有している。仕切板25は、下枠15の幅方向中央部と第2上枠18の角部とを接続している。この仕切板25によって、窪みαの下方とロープシャックル20の下方とに、それぞれ独立した第2おもりブロック19Bの積載領域が形成されている。他の構成は、実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
上記のようなエレベータ装置では、仕切板25によって、下枠15と第2上枠18とが互いに接続されている。この構成により、おもり枠組体の強度を、実施の形態1,2のおもり枠組体よりも向上させることができる。
また、おもり枠組体内に、第2おもりブロック19Bのみが収容されている。この構成により、おもりブロックの種類が単一化され、種類削減によって製造コストを低減させることができる。これに加えて、第2おもりブロック19Bのサイズが実施の形態1,2における第1おもりブロック19Aのサイズの約半分であり、第2おもりブロック19Bが第1おもりブロック19Aよりも軽量であるため、第2おもりブロック19Bの積み込み作業の効率を向上させることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す斜視図である。 図1の昇降路の上部を示す平面図である。 図1,2の昇降路を示す側面図である。 図1,2の第1返し車の綱溝ピッチを説明するための説明図である。 図1〜3の釣合おもりを拡大して示す正面図である。 図1,2の昇降路を示す側面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置の釣合おもりを示す正面図である。
符号の説明
1 昇降路、2A,2B かごガイドレール、3A,3B おもりガイドレール、3 釣合おもり、4 第1支持台、5 第2支持台、6 第1返し車(第1かご用返し車)、7 第2返し車(第2かご用返し車)、8 第3返し車(おもり用返し車)、9 巻上機、10 モータ、11 綱車、12 主索、13 かご、14,24 釣合おもり、15 下枠、16A,16B 縦枠、17 第1上枠、18 第2上枠、18a L字第1辺部、18b L字第2辺部、19A 第1おもりブロック、19B 第2おもりブロック、20 ロープシャックル(主索接続点)、α 窪み。

Claims (6)

  1. 綱車を有し、昇降路の上部に設けられた巻上機、
    前記巻上機に対して水平方向へずらして前記昇降路の上部に設けられ、かつ前記巻上機と異なる高さに配置されたおもり用返し車、
    前記昇降路の垂直投影面内において前記巻上機及び前記おもり用返し車のそれぞれの領域から外れて配置され、前記巻上機の駆動力によって前記昇降路内を昇降されるかご、
    前記昇降路の垂直投影面内において前記巻上機及び前記おもり用返し車のそれぞれの領域に重なって配置され、前記巻上機の駆動力によって前記昇降路内を釣合おもり、及び
    前記綱車及び前記おもり用返し車のそれぞれに巻き掛けられ、前記かご及び前記釣合おもりを吊り下げる主索
    を備え、
    前記釣合おもりの上部には、前記昇降路の垂直投影面内において前記綱車及び前記おもり用返し車のうち低い高さに配置された方の領域に重なるように窪みが設けられている
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記釣合おもりの上部には、前記昇降路の垂直投影面内において前記綱車及び前記おもり用返し車のうち高い高さに配置された方からの前記主索の垂下位置に対応するように、前記主索に接続される主索接続点が設けられており、
    前記釣合おもりは、前記窪みと前記主索接続点とが設けられたおもり枠組体、及び前記おもり枠組体の内部に収容された複数のおもりブロックを有しており、
    前記複数のおもりブロックは、前記釣合おもりの重心が前記おもり枠組体のうち前記窪み側に対して前記主索接続点側に偏るように、前記おもり枠組体内に収容されている
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記昇降路の上部に設けられ、前記巻上機から前記かごへの前記主索の移送経路を形成するための第1及び第2かご用返し車
    をさらに備え、
    前記主索は、複数本のロープを有し、
    前記綱車、前記おもり用返し車、並びに前記第1及び第2かご用返し車のそれぞれの外周面には、それぞれの軸方向に間隔をおいて、前記ロープとの嵌合用の複数の綱溝が設けられており、
    前記綱車、前記おもり用返し車、並びに前記第1及び第2かご用返し車の複数の綱溝の間隔は、予め設定されたロープ進入角度条件と、前記かご及び前記釣合おもりにおける前記ロープの接続間隔とのいずれかに対応するように、それぞれ異なる寸法に設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記昇降路内に立てて設けられ、前記かごの昇降を案内する一対のかごガイドレール、
    前記昇降路内に立てて設けられ、前記釣合おもりの昇降を案内する一対のおもりガイドレール、
    前記一対のかごガイドレールの上端部にそれぞれの間を渡すように設けられ、前記第1及び第2かご用返し車を支持する第1支持台、及び
    前記一対のおもりガイドレールの上端部にそれぞれの間を渡すように設けられ、前記巻上機及び前記おもり用返し車を支持する第2支持台
    をさらに備えることを特徴とする請求項3記載のエレベータ装置。
  5. 前記一対のかごガイドレールと前記第1支持台との間、前記一対のおもりガイドレールと前記第2支持台との間、前記第1支持台と前記第1かご用返し車との間、前記第1支持台と前記第2かご用返し車との間、前記第2支持台と前記おもり用返し車との間、及び前記第2支持台と前記巻上機との間の少なくともいずれか1つの箇所には、前記かごの昇降に伴って生じる振動を吸収する防振材が介在されている
    ことを特徴とする請求項4記載のエレベータ装置。
  6. 前記主索の表面は、前記綱車及び前記おもり用返し車と前記主索の表面との接触箇所に生じる摩擦抵抗よりも大きな摩擦抵抗を生じさせる摩擦材によって被覆されており、
    前記綱車及び前記おもり用返し車の直径は、前記主索の直径の40倍未満に設定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のエレベータ装置。
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