JPWO2004050528A1 - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
エレベータ装置においては、主索を駆動シーブからかごに導くかごそらせ車と、主索を駆動シーブから釣合おもりに導く釣合おもりそらせ車とが、昇降路内の上部に配置されている。駆動シーブ、かごそらせ車及び釣合おもりそらせ車は、それらの回転軸が互いに平行に延びるように配置されている。駆動装置は、かごそらせ車及び釣合おもりそらせ車よりも低く、かつ垂直投影面内で上梁を避けた位置に配置されている。
Description
この発明は、かご及び釣合おもりを昇降させるための駆動装置が昇降路内の上部に配置されている機械室レスタイプのエレベータ装置に関するものである。
例えば、特開2002−80178号公報に示された従来の機械室レスエレベータでは、昇降路内の上部に駆動装置及びそらせ車が配置されている。駆動装置の駆動シーブ及びそらせ車には、複数本の主索が巻き掛けられている。駆動シーブに対する主索の巻き付け角度を増大してトラクション力を大きくするため、主索は、かごへ延びる部分とそらせ車へ延びる部分とが交差するように駆動シーブに巻き掛けられている。そして、かごへ延びる部分とそらせ車へ延びる部分とが互いに干渉しないように、駆動装置は、そらせ車の回転軸に対して駆動シーブの回転軸が傾斜するように機械台に取り付けられている。
このように、従来のエレベータ装置では、そらせ車の回転軸に対して駆動シーブの回転軸を傾斜させているため、駆動装置を機械台に斜めに取り付ける必要があり、取付角度の調整に手間がかかってしまう。また、駆動シーブのロープ溝への主索の進入角度が大きくなり、ロープ溝との摩擦により主索の寿命が短くなる恐れがあった。
また、駆動装置が昇降路内の最上部に配置されているため、駆動装置が大形化した場合、昇降路内のスペースを上方へ拡張する必要があり、昇降路の上下方向寸法が大きくなってしまう。
このように、従来のエレベータ装置では、そらせ車の回転軸に対して駆動シーブの回転軸を傾斜させているため、駆動装置を機械台に斜めに取り付ける必要があり、取付角度の調整に手間がかかってしまう。また、駆動シーブのロープ溝への主索の進入角度が大きくなり、ロープ溝との摩擦により主索の寿命が短くなる恐れがあった。
また、駆動装置が昇降路内の最上部に配置されているため、駆動装置が大形化した場合、昇降路内のスペースを上方へ拡張する必要があり、昇降路の上下方向寸法が大きくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、駆動装置及びそらせ車の据付作業を容易にすることができるとともに、ロープ溝との接触による主索の摩耗を抑制することができ、また昇降路の上下方向寸法を小さくすることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、モータ部と、モータ部により回転される駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている駆動装置、第1及び第2端部を有し、駆動シーブに巻き掛けられている主索、上梁を含むかご枠と、上梁の下方でかご枠に支持されているかご室とを有し、第1端部に吊り下げられているかご、及び第2端部に吊り下げられている釣合おもりを備え、昇降路内の上部には、主索を駆動シーブからかごに導くかごそらせ車と、主索を駆動シーブから釣合おもりに導く釣合おもりそらせ車とが配置されており、駆動シーブ、かごそらせ車及び釣合おもりそらせ車は、それらの回転軸が互いに平行に延びるように配置されており、駆動装置は、かごそらせ車及び釣合おもりそらせ車よりも低く、かつ垂直投影面内で上梁を避けた位置に配置されている。
この発明によるエレベータ装置は、モータ部と、モータ部により回転される駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている駆動装置、第1及び第2端部を有し、駆動シーブに巻き掛けられている主索、上梁を含むかご枠と、上梁の下方でかご枠に支持されているかご室とを有し、第1端部に吊り下げられているかご、及び第2端部に吊り下げられている釣合おもりを備え、昇降路内の上部には、主索を駆動シーブからかごに導くかごそらせ車と、主索を駆動シーブから釣合おもりに導く釣合おもりそらせ車とが配置されており、駆動シーブ、かごそらせ車及び釣合おもりそらせ車は、それらの回転軸が互いに平行に延びるように配置されており、駆動装置は、かごそらせ車及び釣合おもりそらせ車よりも低く、かつ垂直投影面内で上梁を避けた位置に配置されている。
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す側面図、
図2は図1のエレベータ装置を示す平面図、
図3は図1の昇降路頂部を示す正面図、
図4は図1の駆動シーブの径とかごそらせ車及び釣合おもりそらせ車の径との関係の一例を示す説明図、
図5は図1の駆動シーブの径とかごそらせ車及び釣合おもりそらせ車の径との関係の他の例を示す説明図、
図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を示す側面図、
図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図である。
図2は図1のエレベータ装置を示す平面図、
図3は図1の昇降路頂部を示す正面図、
図4は図1の駆動シーブの径とかごそらせ車及び釣合おもりそらせ車の径との関係の一例を示す説明図、
図5は図1の駆動シーブの径とかごそらせ車及び釣合おもりそらせ車の径との関係の他の例を示す説明図、
図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を示す側面図、
図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置(1:1ローピング式機械室レスエレベータ)を示す側面図、図2は図1のエレベータ装置を示す平面図、図3は図1の昇降路頂部を示す正面図である。
図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2及び一対の釣合おもりガイドレール3が設置されている。かご4は、かごガイドレール2に案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり5は、釣合おもりガイドレール3に案内されて昇降路1内を昇降される。
かご4は、上梁6を含むかご枠7と、上梁6の下方でかご枠7に支持されているかご室8とを有している。かご枠7には、かごガイドレール3に係合する複数のガイドシュー9が搭載されている。かご室8の前面には、かご出入口(図示せず)を開閉するかごドア装置10が設けられている。乗場には、乗場出入口(図示せず)を開閉する乗場ドア装置11が設けられている。
昇降路1内の上部には、昇降路1の間口方向(図2の左右方向)に沿って延びる一対の機械台12が固定されている。機械台12は、建築側の構造梁13上に固定されている。機械台12の下部には、一対の駆動装置支持梁14が取り付けられている。
駆動装置支持梁14の下部には、かご4及び釣合おもり5を昇降させるための駆動装置15が搭載されている。駆動装置15は、モータ部16と、モータ部16により回転される駆動シーブ17とを有している。また、駆動装置15は、駆動シーブ17の回転軸が昇降路1の間口方向に沿って水平に延びるように配置されている。
駆動シーブ17には、複数本の主索18が巻き掛けられている。各主索18は、第1及び第2端部18a,18bを有している。かご4は、かご側綱止め(図示せず)を介して第1端部18aに吊り下げられている。釣合おもり5は、釣合おもり側綱止め(図示せず)を介して第2端部18bに吊り下げられている。
機械台12の上部には、一対のそらせ車支持梁19が取り付けられている。そらせ車支持梁19には、主索18を駆動シーブ17からかご4に導くかごそらせ車20と、主索18を駆動シーブ17から釣合おもり5に導く釣合おもりそらせ車21とが搭載されている。
主索18は、駆動シーブ17の下側と、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の上側とに巻き掛けられている。
駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21は、それらの回転軸が互いに平行かつ水平に延びるように配置されている。駆動装置15は、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21よりも低く、かつ垂直投影面内で上梁6を避けた位置に配置されている。
また、駆動装置15は、垂直投影面内で少なくとも一部がかご4と重なる位置に配置されている。さらに、駆動装置15は、その一部が垂直投影面内でかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21と部分的に重なる位置に配置されている。
機械台12と駆動装置支持梁14及びそらせ車支持梁19との間には、駆動装置15、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の振動が建物に伝わるのを防止する防振ゴム等の複数の防振部材22が介在されている。
昇降路1内の上部の壁部には、駆動装置15等を制御する制御盤23が固定されている。制御盤23は、垂直投影面内で乗場ドア装置11及びかごドア装置10の配置領域内に配置されている。
このようなエレベータ装置では、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の回転軸が互いに平行に延びるように配置されているので、駆動装置15、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の据付作業を容易にすることができる。
また、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21のロープ溝への主索18の進入角度を小さくすることができ、主索18の寿命を延ばすことができる。即ち、実施の形態1では、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の各主索18に対応したロープ溝を一直線上に配置することができ、進入角度をほぼ0°にすることができる。
さらに、駆動装置15は、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21よりも低く、かつ垂直投影面内で上梁6を避けた位置に配置されているので、大形の駆動装置15を用いた場合でも、かご枠7やかご室8と干渉しない範囲であれば、昇降路1内のスペースを上方へ拡張する必要がなく、昇降路1の上下方向寸法を小さくすることができる。また、何等かの原因により、かご4が最上階停止位置よりも上方へ上昇した場合にも、上梁6が駆動装置15に接触することがない。
さらにまた、駆動装置15は、垂直投影面内で一部がかご4と重なる位置に配置されているので、昇降路1の断面積を小さくすることができる。
また、駆動装置15は、その一部が垂直投影面内でかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21と重なる位置に配置されているので、昇降路1の断面積を小さくすることができる。
さらに、駆動装置15が機械台12の下部に取り付けられており、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21は機械台12の上部に取り付けられているので、共通の機械台12を用いて、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21よりも低い位置に駆動装置15を配置することができる。
さらにまた、乗場ドア装置11及びかごドア装置10の真上に制御盤23を配置したので、昇降路1内のスペースを有効に利用することができる。
なお、上記の例では、建築側の構造梁13により機械台12を支持したが、例えばかごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の少なくともいずれか一方により機械台12を支持する構造としてもよい。この場合、建物への荷重負担を軽減することができる。逆に、構造梁13により機械台12を支持する場合、ガイドレール2,3への荷重負担を軽減してガイドレール2,3の強度を低くすることができる。
また、駆動装置15のモータ部16としては、径寸法が軸方向寸法よりも大きい薄形モータを用いても、軸方向寸法が径寸法よりも大きい円筒形モータを用いてもよい。
ここで、駆動シーブ17の径は、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の少なくともいずれか一方の径と異なるようにしてもよい。これにより、駆動シーブ17への主索18の巻き付け角度の調整を行うことができる。
例えば、図4は図1の駆動シーブ17の径とかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の径との関係の一例を示す説明図、図5は他の例を示す説明図である。このように、駆動シーブ17の径とかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の径との関係を変化させることにより、駆動シーブ17への主索18の巻き付け角度の調整を行うことができる。
また、駆動シーブ17とかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21との距離を変化させることによっても、駆動シーブ17への主索18の巻き付け角度の調整を行うことができる。
さらに、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の径Dと主索18の径dとの比D/dを20以下に設定することにより、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の小形化を図り、昇降路1の省スペース化を図ることができる。
さらにまた、上記のようなシーブの小径化のため、高摩擦樹脂材からなる外層被覆体が外周部に設けられている樹脂被覆ロープを主索として使用してもよい。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を示す側面図である。この例では、駆動装置15は、垂直投影面内で釣合おもり5と重なるように配置されている。主索18の釣合おもりそらせ車21から釣合おもり5へ延びる部分18cは、駆動シーブ17とモータ部16との間を通っている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、駆動装置15及びそらせ車20,21の据付作業を容易にすることができるとともに、ロープ溝との接触による主索18の摩耗を抑制することができ、また昇降路1の上下方向寸法を小さくすることができる。
また、かご4の奥行き寸法が小さい場合でも、駆動装置15と上梁6とが干渉するのをより確実に防止することができる。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図である。この例では、駆動装置15は、機械台11の上部に機械台支持梁14を介して取り付けられている。そらせ車支持梁19は、駆動装置15の上方で支持台24を介して機械台11上に支持されている。従って、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21は、駆動装置11の上方で機械台に支持されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、駆動装置15及びそらせ車20,21の据付作業を容易にすることができるとともに、ロープ溝との接触による主索18の摩耗を抑制することができ、また昇降路1の上下方向寸法を小さくすることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置(1:1ローピング式機械室レスエレベータ)を示す側面図、図2は図1のエレベータ装置を示す平面図、図3は図1の昇降路頂部を示す正面図である。
図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2及び一対の釣合おもりガイドレール3が設置されている。かご4は、かごガイドレール2に案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり5は、釣合おもりガイドレール3に案内されて昇降路1内を昇降される。
かご4は、上梁6を含むかご枠7と、上梁6の下方でかご枠7に支持されているかご室8とを有している。かご枠7には、かごガイドレール3に係合する複数のガイドシュー9が搭載されている。かご室8の前面には、かご出入口(図示せず)を開閉するかごドア装置10が設けられている。乗場には、乗場出入口(図示せず)を開閉する乗場ドア装置11が設けられている。
昇降路1内の上部には、昇降路1の間口方向(図2の左右方向)に沿って延びる一対の機械台12が固定されている。機械台12は、建築側の構造梁13上に固定されている。機械台12の下部には、一対の駆動装置支持梁14が取り付けられている。
駆動装置支持梁14の下部には、かご4及び釣合おもり5を昇降させるための駆動装置15が搭載されている。駆動装置15は、モータ部16と、モータ部16により回転される駆動シーブ17とを有している。また、駆動装置15は、駆動シーブ17の回転軸が昇降路1の間口方向に沿って水平に延びるように配置されている。
駆動シーブ17には、複数本の主索18が巻き掛けられている。各主索18は、第1及び第2端部18a,18bを有している。かご4は、かご側綱止め(図示せず)を介して第1端部18aに吊り下げられている。釣合おもり5は、釣合おもり側綱止め(図示せず)を介して第2端部18bに吊り下げられている。
機械台12の上部には、一対のそらせ車支持梁19が取り付けられている。そらせ車支持梁19には、主索18を駆動シーブ17からかご4に導くかごそらせ車20と、主索18を駆動シーブ17から釣合おもり5に導く釣合おもりそらせ車21とが搭載されている。
主索18は、駆動シーブ17の下側と、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の上側とに巻き掛けられている。
駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21は、それらの回転軸が互いに平行かつ水平に延びるように配置されている。駆動装置15は、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21よりも低く、かつ垂直投影面内で上梁6を避けた位置に配置されている。
また、駆動装置15は、垂直投影面内で少なくとも一部がかご4と重なる位置に配置されている。さらに、駆動装置15は、その一部が垂直投影面内でかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21と部分的に重なる位置に配置されている。
機械台12と駆動装置支持梁14及びそらせ車支持梁19との間には、駆動装置15、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の振動が建物に伝わるのを防止する防振ゴム等の複数の防振部材22が介在されている。
昇降路1内の上部の壁部には、駆動装置15等を制御する制御盤23が固定されている。制御盤23は、垂直投影面内で乗場ドア装置11及びかごドア装置10の配置領域内に配置されている。
このようなエレベータ装置では、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の回転軸が互いに平行に延びるように配置されているので、駆動装置15、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の据付作業を容易にすることができる。
また、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21のロープ溝への主索18の進入角度を小さくすることができ、主索18の寿命を延ばすことができる。即ち、実施の形態1では、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の各主索18に対応したロープ溝を一直線上に配置することができ、進入角度をほぼ0°にすることができる。
さらに、駆動装置15は、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21よりも低く、かつ垂直投影面内で上梁6を避けた位置に配置されているので、大形の駆動装置15を用いた場合でも、かご枠7やかご室8と干渉しない範囲であれば、昇降路1内のスペースを上方へ拡張する必要がなく、昇降路1の上下方向寸法を小さくすることができる。また、何等かの原因により、かご4が最上階停止位置よりも上方へ上昇した場合にも、上梁6が駆動装置15に接触することがない。
さらにまた、駆動装置15は、垂直投影面内で一部がかご4と重なる位置に配置されているので、昇降路1の断面積を小さくすることができる。
また、駆動装置15は、その一部が垂直投影面内でかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21と重なる位置に配置されているので、昇降路1の断面積を小さくすることができる。
さらに、駆動装置15が機械台12の下部に取り付けられており、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21は機械台12の上部に取り付けられているので、共通の機械台12を用いて、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21よりも低い位置に駆動装置15を配置することができる。
さらにまた、乗場ドア装置11及びかごドア装置10の真上に制御盤23を配置したので、昇降路1内のスペースを有効に利用することができる。
なお、上記の例では、建築側の構造梁13により機械台12を支持したが、例えばかごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の少なくともいずれか一方により機械台12を支持する構造としてもよい。この場合、建物への荷重負担を軽減することができる。逆に、構造梁13により機械台12を支持する場合、ガイドレール2,3への荷重負担を軽減してガイドレール2,3の強度を低くすることができる。
また、駆動装置15のモータ部16としては、径寸法が軸方向寸法よりも大きい薄形モータを用いても、軸方向寸法が径寸法よりも大きい円筒形モータを用いてもよい。
ここで、駆動シーブ17の径は、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の少なくともいずれか一方の径と異なるようにしてもよい。これにより、駆動シーブ17への主索18の巻き付け角度の調整を行うことができる。
例えば、図4は図1の駆動シーブ17の径とかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の径との関係の一例を示す説明図、図5は他の例を示す説明図である。このように、駆動シーブ17の径とかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の径との関係を変化させることにより、駆動シーブ17への主索18の巻き付け角度の調整を行うことができる。
また、駆動シーブ17とかごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21との距離を変化させることによっても、駆動シーブ17への主索18の巻き付け角度の調整を行うことができる。
さらに、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の径Dと主索18の径dとの比D/dを20以下に設定することにより、駆動シーブ17、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21の小形化を図り、昇降路1の省スペース化を図ることができる。
さらにまた、上記のようなシーブの小径化のため、高摩擦樹脂材からなる外層被覆体が外周部に設けられている樹脂被覆ロープを主索として使用してもよい。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を示す側面図である。この例では、駆動装置15は、垂直投影面内で釣合おもり5と重なるように配置されている。主索18の釣合おもりそらせ車21から釣合おもり5へ延びる部分18cは、駆動シーブ17とモータ部16との間を通っている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、駆動装置15及びそらせ車20,21の据付作業を容易にすることができるとともに、ロープ溝との接触による主索18の摩耗を抑制することができ、また昇降路1の上下方向寸法を小さくすることができる。
また、かご4の奥行き寸法が小さい場合でも、駆動装置15と上梁6とが干渉するのをより確実に防止することができる。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す側面図である。この例では、駆動装置15は、機械台11の上部に機械台支持梁14を介して取り付けられている。そらせ車支持梁19は、駆動装置15の上方で支持台24を介して機械台11上に支持されている。従って、かごそらせ車20及び釣合おもりそらせ車21は、駆動装置11の上方で機械台に支持されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、駆動装置15及びそらせ車20,21の据付作業を容易にすることができるとともに、ロープ溝との接触による主索18の摩耗を抑制することができ、また昇降路1の上下方向寸法を小さくすることができる。
Claims (9)
- モータ部と、上記モータ部により回転される駆動シーブとを有し、昇降路内の上部に配置されている駆動装置、
第1及び第2端部を有し、上記駆動シーブに巻き掛けられている主索、
上梁を含むかご枠と、上記上梁の下方で上記かご枠に支持されているかご室とを有し、上記第1端部に吊り下げられているかご、及び
上記第2端部に吊り下げられている釣合おもり
を備えているエレベータ装置であって、
上記昇降路内の上部には、上記主索を上記駆動シーブから上記かごに導くかごそらせ車と、上記主索を上記駆動シーブから上記釣合おもりに導く釣合おもりそらせ車とが配置されており、
上記駆動シーブ、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車は、それらの回転軸が互いに平行に延びるように配置されており、
上記駆動装置は、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車よりも低く、かつ垂直投影面内で上記上梁を避けた位置に配置されているエレベータ装置。 - 上記駆動装置は、垂直投影面内で少なくとも一部が上記かごと重なる位置に配置されている請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記駆動装置は、その一部が垂直投影面内で上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車の少なくともいずれか一方と重なる位置に配置されている請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記駆動シーブの径は、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車の少なくともいずれか一方の径と異なっている請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記昇降路内の上部には、上記駆動装置、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車を支持する機械台が固定されており、上記駆動装置は、上記機械台の下部に取り付けられており、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車は、上記機械台の上部に取り付けられている請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記昇降路内の上部には、上記駆動装置、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車を支持する機械台が固定されており、上記駆動装置は、上記機械台の上部に取り付けられており、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車は、上記駆動装置の上方で上記機械台に支持されている請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記主索は、高摩擦樹脂材からなる外層被覆体が外周部に設けられている樹脂被覆ロープである請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記駆動シーブ、上記かごそらせ車及び上記釣合おもりそらせ車の径は、上記主索の径の20倍以下に設定されている請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記駆動装置を制御する制御盤は、上記昇降路内の上部の壁部に固定されており、かつ垂直投影面内で乗場ドア装置及びかごドア装置の配置領域内に配置されている請求項1記載のエレベータ装置。
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