JP2005225627A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 かご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールに過大な鉛直方向荷重を作用させることなく、ガイドレールのサイズダウンを図ることができるエレベータ装置を得る。
【解決手段】 エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを案内するかご用ガイドレールと、かごとは反対方向に昇降路内を昇降する釣合い重りと、この釣合い重りを案内する釣合い重り用ガイドレールと、駆動綱車を有する巻上機と、駆動綱車に巻き掛けられ、かご及び釣合い重りを懸吊する主索と、昇降路頂部の昇降路固定体に設けられ、エレベータ装置据付時に上部機器の揚重のために使用される揚重梁とを備え、かご及び釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の一部が、主索を介して揚重梁によって支持される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、エレベータ昇降路頂部に揚重梁が設けられた機械室レスエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置には、かご用ガイドレールに案内されてエレベータの昇降路内を昇降するかごと、このかご及び反乗場側昇降路壁の間に設けられ、釣合い重り用ガイドレールに案内されて昇降路内をかごとは反対方向に昇降する釣合い重りと、駆動綱車及びこの駆動綱車を駆動するモータを有し、昇降路平断面において、反乗場側昇降路壁と側方の昇降路壁であって、この側方の昇降路壁の幅方向に釣合い重りとは離れて設けられ、駆動綱車が側方の昇降路壁に対向し、モータが反乗場側昇降路壁側に位置し、駆動綱車の回動軸方向の外形寸法が回動軸に対して垂直な方向の外形寸法よりも小さい巻上機と、この巻上機のシーブからかごに至る主索の一部分が巻き掛けられた第1の返し車と、巻上機のシーブから釣合い重りに至る主索の一部分が巻き掛けられた第2の返し車とを備え、この第2の返し車は、昇降路平断面において、回転面が昇降路壁に対して傾斜させて配置されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−137487号公報
特許文献1記載の機械室レスエレベータ装置では、昇降路平断面上、巻上機及び第1の返し車が一部重なり合って配置され、さらに巻上機の駆動綱車がかご用ガイドレールの背面よりもかご側に配置されることによって、巻上機の占有する面積が小さく抑えられ、昇降路全高に渡る不使用空間の減縮が図られている。しかし、巻上機と、第1及び第2の返し車と、かご及び釣合い重りが懸吊された主索とは、全て、ビーム等を介してかご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールによって支持されているため、このかご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールには、過大な鉛直方向荷重が作用する一方、昇降路壁等の建築物にはエレベータ装置の鉛直方向荷重が作用するということはなかった。このように、かご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールに過大な鉛直方向荷重が作用する場合には、地震時に作用する水平方向荷重に加えて、この鉛直方向荷重も考慮に入れてガイドレールの設計を行う必要があるため、従来のように機械室にかご等の鉛直方向荷重を作用させていた場合と比較して、かご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールの大幅なサイズアップが必要となっていた。なお、実際のエレベータ装置では、それぞれのガイドレールに作用する鉛直方向荷重は、構成や配置などによってそれぞれ異なるため、作用する鉛直方向荷重に応じてそれぞれのガイドレールのサイズアップを行えば問題とならないが、手配、製作、据付時のミス等を防止するため、最も大きな鉛直方向荷重の作用するガイドレールに合わせて他のガイドレールもサイズアップしているのが現状である。このため、ガイドレールの重量増加に伴い、運搬性や作業性が悪化する要因となっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、かご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールに過大な鉛直方向荷重を作用させることなく、ガイドレールのサイズダウンを図ることができるエレベータ装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ装置は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを案内するかご用ガイドレールと、かごとは反対方向に昇降路内を昇降する釣合い重りと、この釣合い重りを案内する釣合い重り用ガイドレールと、駆動綱車を有する巻上機と、駆動綱車に巻き掛けられ、かご及び釣合い重りを懸吊する主索と、昇降路頂部の昇降路固定体に設けられ、エレベータ装置据付時に上部機器の揚重のために使用される揚重梁とを備え、かご及び釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の一部が、主索を介して揚重梁によって支持されるものである。
この発明は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを案内するかご用ガイドレールと、かごとは反対方向に昇降路内を昇降する釣合い重りと、この釣合い重りを案内する釣合い重り用ガイドレールと、駆動綱車を有する巻上機と、駆動綱車に巻き掛けられ、かご及び釣合い重りを懸吊する主索と、昇降路頂部の昇降路固定体に設けられ、エレベータ装置据付時に上部機器の揚重のために使用される揚重梁とを備え、かご及び釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の一部が、主索を介して揚重梁によって支持される構成としたことで、かご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールに過大な鉛直方向荷重を作用させることなく、ガイドレールのサイズダウンを図ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の斜視図、図2は図1のA矢視詳細図である。図において、エレベータの昇降路1は、建築物各階に通じる乗場出入口が設けられた昇降路壁1aと、この昇降路壁1aに対向する奥側の昇降路壁1bと、乗場出入口を間に挟んで対向する両側の昇降路壁1c及び1dとによって四方が囲まれ、鉛直方向に長い略直方体状を呈している。この昇降路1内を昇降するかご2は、昇降する際に昇降路壁1a側に設けられた乗場出入口に対向するかご戸2aが備えられており、このかご戸2aを間に挟んで互いに対向するように立設されたかご用ガイドレール3a及び3bによって、昇降路1の上下部に渡って案内されている。このかご用ガイドレール3a及び3bは、乗場出入口が設けられた昇降路壁1aとほぼ平行となるようにピット底面に固定された緩衝器台4aの両端部にその下部が固定されており、緩衝器台4aに固定されたこの下部以外は、レールクリップ(図示せず)等を介して両側の昇降路壁1c及び1dや昇降路梁等からなる昇降路1の固定体に所定の間隔毎に固定されている。また、かご2と奥側の昇降路壁1bとによって形成された間隙の鉛直投影面内に配置された釣合い重り5は、この釣合い重り5を間に挟んで互いに対向するように立設された釣合い重り用ガイドレール6a及び6bによって、昇降路1の上下部に渡って案内されている。この釣合い重り用ガイドレール6a及び6bは、乗場出入口の設けられた昇降路壁1aに対して直交する一側の昇降路壁1d側に寄って配置されており、その下部は、昇降路壁1aとほぼ平行になるようにピット底面に固定された緩衝器台4bの両端部に固定されている。そして、緩衝器台4bに固定されたこの下部以外は、レールクリップ(図示せず)等を介して奥側の昇降路壁1bや一側の昇降路壁1d、昇降路梁等からなる昇降路1の固定体に所定の間隔毎に固定されている。釣合い重り5と同様に、かご2と奥側の昇降路壁1bとによって形成された間隙の鉛直投影面内に設けられた巻上機7は、乗場出入口の設けられた昇降路壁1aに対して直交する他側の昇降路壁1c側に寄って配置されている。この巻上機7は、ピット底面から所定の高さとなり、且つ、駆動綱車7aの回動軸が奥側の昇降路壁1bに対して直交するように、ピット底面に固定された巻上機固定台8に設置されている。また、昇降路1の頂部には、奥側の昇降路壁1bと平行となるように、揚重梁9aが両側の昇降路壁1c及び1dに跨って設置されている。この揚重梁9aは、釣合い重り5の直上部に設けられ、エレベータ装置据付時に釣合い重り5等の機器や他の上部機器を揚重する場合にも使用されるものである。一端部がかご側ガイドレール3a上部に固定された返し車梁10aは、奥側の昇降路壁1bに対して直交するように他側の昇降路壁1c側に配置され、その他端部は、揚重梁9aの昇降路壁1c側一端部に設けられた吊具11aによって支持されている。この返し車梁10aの中央部には、返し車12aが、その回動軸が両側の昇降路壁1c及び1dに対して直交するように、回動可能に固定されている。また、一端部が釣合い重り用ガイドレール6b上部に固定された返し車梁10bは、両側の昇降路壁1c及び1dに対して直交するように奥側の昇降路壁1b側に設けられた揚重梁9aの直下部に、この揚重梁9aと平行に配置され、その他端部は、揚重梁9aに支持された返し車梁10aの他端部に支持されている。この返し車梁10bの中央部には、返し車12bが、その回動軸が奥側の昇降路壁1bに対して直行するように、回動可能に固定されている。即ち、返し車梁10aは、一端部がかご用ガイドレール3aに、また他端部が揚重梁9aによって支持されており、返し車梁10bは、一端部が釣合い重り用ガイドレール6bに、また他端部が揚重梁9aによって支持されている。また、綱止め梁13は、昇降路1頂部昇降路壁1d側のかご用ガイドレール3bと釣合い重り用ガイドレール6bとに渡って固定されている。この綱止め梁13に綱止め14aを介してその一端部が固定された主索15は、かご2の両側下部に設けられた2つの返し車2b及び2cと、昇降路1頂部の昇降路壁1c側に設けられ、かご2から駆動綱車7aに至る主索15の一部が巻き掛けられる第一の返し車を構成する返し車12aと、昇降路1下部に設けられた駆動綱車7aと、昇降路1頂部の昇降路壁1b側に設けられ、駆動綱車7aから釣合い重り5に至る主索15の一部が巻き掛けられる第二の返し車を構成する返し車12bと、釣合い重り5の上部に回動可能に設けられた返し車5aとに巻き掛けられ、その他端部が、綱止め14bを介して返し車梁10bに固定されている。したがって、かご2と釣合い重り5とは、2:1ローピング方式で懸吊され、互いに逆方向に昇降路1内を昇降する。なお、揚重梁9bは、揚重梁9a同様にエレベータ装置据付時に種々の機器を揚重するために昇降路1頂部の中央部に両側の昇降路壁1c及び1dに跨って設置されるが、エレベータ装置の据付完了後、撤去される。
この発明の実施の形態1によれば、返し車12aを支持する返し車梁10aは、かご用ガイドレール3a及び揚重梁9aによって、また、返し車12bを支持する返し車梁10bは、釣合い重り用ガイドレール6b及び揚重梁9aによってそれぞれの端部が支持されているため、かご2や釣合い重り5等によって生じる鉛直方向荷重の一部を建築物で、また、残部をガイドレールで分散させて支持することができる。このように、従来ではエレベータ装置の据付完了後に撤去されていた揚重梁9aに、主索15を介して鉛直方向荷重の一部を作用させているため、建築物及びガイドレールの何れにも過大な負荷が作用する恐れはなく、地震時に作用する水平方向荷重のみを考慮してかご用ガイドレール3a及び3bと、釣合い重り用ガイドレール6a及び6bとの設計を行うことが可能となる。また、揚重梁9aに最も大きな鉛直方向荷重が作用するように返し車12a及び12b等を配置することによって、それぞれのガイドレールに作用する鉛直方向荷重が軽減され、大幅なガイドレールのサイズダウンを図ることが可能となる。なお、揚重梁9aは、釣合い重り5の直上部に設けられているため、エレベータ装置据付時の釣合い重り5の揚重や、エレベータ装置据付後の返し車梁10bの支持等を効率良く行うことができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2における図1のA矢視詳細図である。図において、返し車12bが回動可能に設けられ、主索15の他端部が綱止め14bを介して固定された返し車梁10bは、一端部が吊具11aを介して揚重梁9aに支持された返し車梁10aの下面に固定され、他端部は、吊具11bを介して、釣合い重り用ガイドレール6b上方となる揚重梁9aの昇降路壁1d側端部に支持されている。なお、その他は、実施の形態1と同様の構成である。
この発明の実施の形態2によれば、返し車12a及び綱止め14bが固定された返し車梁10bは、吊具11a及び11bを介して両端部が揚重梁9aによって支持されている。したがって、実施の形態1の場合と比較して、釣合い重り用ガイドレール6bに作用する鉛直方向荷重を低減することができるため、釣合い重り用ガイドレール6bのサイズダウンを図ることが可能である。実施の形態2では、返し車梁10bに作用する鉛直方向荷重が全て揚重梁9aによって支持されるため、揚重梁9aの両端部が固定されている昇降路壁1c及び1dや昇降路梁等の強度に余裕がある場合には、特に有効な手段となる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3における図1のA矢視詳細図である。図において、返し車12bは、釣合い重り用ガイドレール6a上方の揚重梁9aに固定された支持台16aに回動可能に設けられ、主索15の他端部が連結された綱止め14bは、返し車12bより昇降路壁1d側の揚重梁9aに設けられた支持台16bに固定されている。なお、その他は、実施の形態1と同様の構成を有している。
この発明の実施の形態3によれば、返し車12bと綱止め14bとは、それぞれ異なる支持台16a及び16bによって揚重梁9aに固定されるため、揚重梁9aに取り付ける機器全てを一度に昇降路1頂部に運搬する必要がない。このため、取り付ける機器毎に運搬及び据付を行えば良く、作業性が向上する。また、揚重梁9aに取り付ける機器毎に支持台16aや16b等を設置することができるため、狭い昇降路1や設置スペースが限定されている場合においても対応することが可能である。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の平面図であり、釣合い重り5が、かご2と奥側の昇降路壁1bとによって形成された間隙の鉛直投影面内に配置されたエレベータ装置が2台併設された状態を示している。図において、昇降路1頂部には、それぞれの乗場出入口が設けられた昇降路壁1aとこの昇降路壁1aに対向する奥側の昇降路壁1bとに跨って中間梁17が設けられており、2台のエレベータ装置は、この中間梁17を中心として、平面図上、左右対称に設置されている。昇降路1頂部の奥側の昇降路壁1b側には、1つの揚重梁9aが昇降路壁1cと中間梁17とに、また、もう1つの揚重梁9aが中間梁17と昇降路壁1dとに跨って設けられており、この2つの揚重梁9aは、釣合い重り5の直上部で一直線上に配置されている。それぞれの揚重梁9aの直下部には、図示されていないが、実施の形態1と同様に、この揚重梁9aと平行となるように返し車梁10bが配置されている。この返し車10bは、中間梁17側一端部が釣合い重り用ガイドレール6bに固定され、昇降路壁1c又は1d側他端部は吊具11aを介して揚重梁9aの昇降路壁1c及び1d側に支持されている。なお、この返し車10bには、それぞれ返し車12bと綱止め14bとが支持されており、その他は、実施の形態1と同様の構成となっている。
この発明の実施の形態4によれば、返し車12b及び綱止め14bを支持するそれぞれの返し車梁10bは、中間梁17側一端部が釣合い重り用ガイドレール6bに、また、昇降路壁1c及び1d側他端部が揚重梁9aによって支持されているため、エレベータ装置が2台併設された場合においても、かご2や釣合い重り5等によって生じる鉛直方向荷重を建築物とガイドレールとに分散させることができる。この場合、返し車梁10bを支持する吊具11aを昇降路壁1c及び1d側に固定し、さらに、返し車12b及び綱止め14bをこの吊具11a付近に配置することによって、より大きな鉛直方向荷重を昇降路壁1c及び1dに作用させ、釣合い重り用ガイドレール6b及び中間梁17に作用する鉛直方向荷重を軽減させることができる。このようにすることによって、エレベータ装置が2台併設された場合においても、中間梁17に過大な負荷を作用させることなく釣合い重り用ガイドレール6bのサイズダウンを図ることが可能となる。
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の斜視図、図7はこの発明の実施の形態5における図6のB矢視詳細図である。図において、かご2と乗場出入口の設けられた昇降路壁1aに対して直交する一側の昇降路壁1cによって形成された間隙の鉛直投影面内に配置された釣合い重り5は、この釣合い重り5を間に挟んで互いに対向するように立設された釣合い重り用ガイドレール6a及び6bによって、昇降路1の上下部に渡って案内されている。この釣合い重り用ガイドレール6a及び6bは、乗場出入口の設けられた昇降路壁1aに対向する奥側の昇降路壁1b側に寄って配置されており、その下部は、一側の昇降路壁1cに対してほぼ平行となるようにピット底面に固定された緩衝器台4bの両端部に固定されている。そして、緩衝器台4bに固定されたこの下部以外は、レールクリップ(図示せず)等を介して昇降路壁1b又は1cや昇降路梁等からなる昇降路1の固定体に所定の間隔毎に固定されている。釣合い重り5と同様に、かご2と一側の昇降路壁1cとによって形成された間隙の鉛直投影面内に設けられた巻上機7は、乗場出入口の設けられた昇降路壁1a側に寄って配置されている。この巻上機7は、ピット底面から所定の高さとなり、且つ、駆動綱車7aの回動軸が一側の昇降路壁1cに対して直交するように、ピット底面に固定された巻上機固定台8に設置されている。また、昇降路1の頂部には、一側の昇降路壁1cと平行となるように、揚重梁9cが対向する昇降路壁1a及び1bに跨って設置されている。この揚重梁9aは、釣合い重り5の直上部に設けられ、エレベータ装置据付時に釣合い重り5等の機器や上部機器等を揚重する場合にも使用されるものである。一端部が釣合い重り用ガイドレール6bに固定された返し車梁10cは、揚重梁9cと平行になるようにこの揚重梁9cの直下部に配置され、その他端部は、揚重梁9cの昇降路壁1a側一端部に設けられた吊具11cによって支持されている。この返し車梁10cの中央部には、昇降路壁1a側端部に返し車12aが、また、中央部には返し車12bが、ともにその回動軸が一側の昇降路壁1cに対して直交するように、回動可能に固定されている。また、一側の昇降路壁1cに対向する他側の昇降路壁1d側に配置されているかご用ガイドレール3bの上部には、綱止め部18が固定されている。この綱止め部18に綱止め14aを介してその一端部が固定された主索15は、かご2の両側下部に設けられた2つの返し車2b及び2cと、昇降路1頂部の昇降路壁1c側に設けられ、かご2から駆動綱車7aに至る主索15の一部が巻き掛けられる第一の返し車を構成する返し車12aと、昇降路1下部に設けられた駆動綱車7aと、返し車12aと同様に昇降路1頂部の昇降路壁1c側に設けられ、駆動綱車7aから釣合い重り5に至る主索15の一部が巻き掛けられる第二の返し車を構成する返し車12bと、釣合い重り5上部に回動可能に設けられた返し車5aとに巻き掛けられ、その他端部が、綱止め14bを介して返し車梁10cに固定されている。なお、揚重梁9dは、揚重梁9c同様にエレベータ装置据付時に種々の上部機器等を揚重するために昇降路1頂部の昇降路壁1d側に、昇降路壁1a及び1bに跨って設置されるが、エレベータ装置の据付完了後、撤去される。その他は、実施の形態1と同様の構成である。
この発明の実施の形態5によれば、返し車12a及び12bを支持する返し車梁10cは、釣合い重り用ガイドレール6b及び揚重梁9cによってそれぞれの端部が支持されているため、釣合い重り5がかご2と昇降路壁1cとによって形成された間隙の鉛直投影面内に配置されている場合でも、かご2や釣合い重り5等によって生じる鉛直方向荷重を、建築物とガイドレールとに分散させて支持することができる。なお、実施の形態2及び3のように、揚重梁9cを支持する建築物の強度に余裕がある場合には、返し車梁10cの奥側の昇降路壁1b側端部も揚重梁9cによって支持することで、更なるガイドレールのサイズダウンを図ることも可能となる。
なお、この発明においては、返し車12a及び12bや、主索15の他端部に固定された綱止め14bを昇降路1頂部に設けられた揚重梁9a又は9cによって支持する方法について述べたが、その他の機器、例えば巻上機7やそらせ車等を揚重梁9a又は9cによって支持する構成としても良い。また、エレベータ装置据付後に撤去される揚重梁9b及び9dを、エレベータ装置据付後にもそのまま設置しておき、この揚重梁9b及び9dに主索15の一端部が固定された綱止め14aを固定するようにしても良い。このように、従来ガイドレールに作用していた鉛直方向荷重の一部又は全部を揚重梁9a、9b、9c及び9dで支持することによって、ガイドレールに作用する鉛直方向荷重を低減させ、サイズダウンを図ることが可能となる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の斜視図である。 この発明の実施の形態1における図1のA矢視詳細図である。 この発明の実施の形態2における図1のA矢視詳細図である。 この発明の実施の形態3における図1のA矢視詳細図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の平面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の斜視図である。 この発明の実施の形態5における図6のB矢視詳細図である。
符号の説明
1 昇降路
1a、1b、1c、1d 昇降路壁
2 かご
2a かご戸
2b、2c 返し車
3a、3b かご用ガイドレール
4a、4b 緩衝器台
5 釣合い重り
5a 返し車
6a、6b 釣合い重り用ガイドレール
7 巻上機
7a 駆動綱車
8 巻上機固定台
9a、9b、9c、9d 揚重梁
10a、10b、10c 返し車梁
11a、11b、11c 吊具
12a、12b 返し車
13 綱止め梁
14a、14b 綱止め
15 主索
16a、16b 支持台
17 中間梁
18 綱止め部

Claims (7)

  1. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを案内するかご用ガイドレールと、前記かごとは反対方向に前記昇降路内を昇降する釣合い重りと、この釣合い重りを案内する釣合い重り用ガイドレールと、駆動綱車を有する巻上機と、前記駆動綱車に巻き掛けられ、前記かご及び前記釣合い重りを懸吊する主索と、前記昇降路頂部の昇降路固定体に設けられ、エレベータ装置据付時に上部機器の揚重のために使用される揚重梁とを備え、前記かご及び前記釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の一部が、前記主索を介して前記揚重梁によって支持されることを特徴とするエレベータ装置。
  2. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを案内するかご用ガイドレールと、前記かごとは反対方向に前記昇降路内を昇降する釣合い重りと、この釣合い重りを案内する釣合い重り用ガイドレールと、駆動綱車を有する巻上機と、前記駆動綱車に巻き掛けられ、前記かご及び前記釣合い重りを懸吊する主索と、前記昇降路頂部に設けられ、前記かごから前記駆動綱車に至る前記主索の一部が巻き掛けられた第一の返し車と、前記昇降路頂部に設けられ、前記駆動綱車から前記釣合い重りに至る前記主索の一部が巻き掛けられた第二の返し車と、前記昇降路頂部の昇降路固定体に設けられ、エレベータ装置据付時に上部機器の揚重のために使用される揚重梁とを備え、前記かご及び前記釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の一部が、前記主索を介して前記揚重梁によって支持されることを特徴とする2:1ローピング方式のエレベータ装置。
  3. かご及び釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の残部が、主索を介してかご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールの少なくとも一方によって支持されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. かご及び釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の全部が、主索を介して揚重梁によって支持され、かご用ガイドレール及び釣合い重り用ガイドレールに対しては、前記鉛直方向荷重を作用させないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  5. 釣合い重りは、かごと乗場出入口が設けられた昇降路壁に対向する昇降路壁とによって形成された間隙の鉛直投影面内に配置され、揚重梁は、前記釣合い重りの上方で、乗場出入口を間に挟んで対向する両側の昇降路壁に跨って設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のエレベータ装置。
  6. 釣合い重りは、かごと乗場出入口を間に挟んで対向する両側の昇降路壁のうち一方の昇降路壁とによって形成された間隙の鉛直投影面内に配置され、揚重梁は、前記釣合い重りの上方で、乗場出入口が設けられた昇降路壁とこの昇降路壁に対向する奥側の昇降路壁とに跨って設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のエレベータ装置。
  7. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを案内するかご用ガイドレールと、前記かごと乗場出入口が設けられた昇降路壁に対向する昇降路壁とによって形成された間隙の鉛直投影面内に配置され、前記かごとは反対方向に前記昇降路内を昇降する釣合い重りと、この釣合い重りを案内する釣合い重り用ガイドレールと、駆動綱車を有する巻上機と、前記駆動綱車に巻き掛けられ、前記かご及び前記釣合い重りを懸吊する主索とを備えたエレベータ装置が、乗場出入口が同じ向きになるように1つの昇降路内に2台併設されたエレベータ装置において、前記釣合い重りの上方で、乗場出入口を間に挟んで対向する両側の昇降路壁に跨って設けられ、エレベータ装置据付時に機器の揚重のために使用される揚重梁を備え、前記かご及び前記釣合い重りによって生じる鉛直方向荷重の一部が、前記主索を介して前記揚重梁の昇降路壁側両端部によって支持されることを特徴とするエレベータ装置。
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