JP7269046B2 - 圧粉磁心 - Google Patents

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Description

本発明は、圧粉磁心に関する。
形状自由度の高さと、高周波帯域への適用可能性から圧粉磁心の開発が盛んに行われている。
特許文献1では、結晶質磁性材料と、非晶質磁性材料とを均一に混合し、分散させた複合磁性材料粉末に、絶縁材として、シリコーン系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂等の有機高分子樹脂、水ガラスを使用し、作製された高周波用圧粉磁心が開示されている。
特開2005-294458号公報
しかし、この圧粉磁心の鉄損は必ずしも十分に抑制されておらず、更なる鉄損の抑制が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、更なる鉄損の抑制を目的とし、以下の形態として実現することが可能である。
〔1〕第1軟磁性金属粒子と、前記第1軟磁性金属粒子とは組成の異なる第2軟磁性金属粒子と、Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶が存在する粒界相と、を備えてなる圧粉磁心であって、
前記第1軟磁性金属粒子、及び前記第2軟磁性金属粒子の平均粒径を面積円相当径によって算出した場合に、平均粒径はそれぞれ5μm以上30μm以下であり、
前記第1軟磁性金属粒子と前記第2軟磁性金属粒子は、ビッカース硬度の差が120~480であることを特徴とする圧粉磁心。
〔2〕前記圧粉磁心の断面構造を200μm×200μmの正方形の第1視野で観察した際に、
前記第1軟磁性金属粒子、及び前記第2軟磁性金属粒子のうち、ビッカース硬度が低い粒子が前記第1視野を占有する占有率は、10%以上30%以下であることを特徴とする〔1〕に記載の圧粉磁心。
〔3〕前記第1軟磁性金属粒子、及び前記第2軟磁性金属粒子のうち、ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像と、面積円相当径を求める際に作成した真円とを、両者の重なりが最大となるように重ねた場合に、重なり部分の面積は、前記真円の面積全体のうちの80%以下であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載の圧粉磁心。
〔4〕前記圧粉磁心の断面構造を100μm×100μmの正方形の第2視野で観察した際に、前記第2視野を画する正方形の一辺上で、前記粒界相が存在する場所を始点として、正方形の前記一辺と対向する辺まで前記粒界相が連続して形成され、互いに相違する5以上の連続層を有し、
前記連続層の、前記一辺から前記対向する辺までの経路の平均長さが115μm以上であることを特徴とする〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の圧粉磁心。
上記〔1〕の発明によれば、鉄損が抑制される。
上記〔2〕の発明によれば、ヒステリシス損失をより小さくすることができる。
上記〔3〕の発明によれば、ヒステリシス損失及び過電流損失を小さくすることができる。
上記〔4〕の発明によれば、過電流損失を更に小さくすることができる。
圧粉磁心を示す模式図である。右図は、圧粉磁心の断面構造を200μm×200μmの正方形の第1視野で観察した際の模式図を示す。 ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像と、この粒子画像の面積と等しい面積を有する真円を示す模式図である。 ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像と、真円とを、両者の重なりが最大となるように重ねた状態を示す概念図である。 ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像と、真円とを、両者の重なりが最大となるように重ねた状態を示す概念図である。 圧粉磁心を示す模式図である。右図は、圧粉磁心の断面構造を100μm×100μmの正方形の第2視野で観察した際の模式図を示す。 圧粉磁心の製造方法の一例を示す工程図である。
以下、本発明を詳しく説明する。なお、本明細書において、数値範囲について「~」を用いた記載では、特に断りがない限り、下限値及び上限値を含むものとする。例えば、「10~20」という記載では、下限値である「10」、上限値である「20」のいずれも含むものとする。すなわち、「10~20」は、「10以上20以下」と同じ意味である。
1.圧粉磁心1の構成
圧粉磁心1は、第1軟磁性金属粒子3Aと、第1軟磁性金属粒子3Aとは組成の異なる第2軟磁性金属粒子3Bと、Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶が存在する粒界相5と、を備えてなる。
第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3Bの平均粒径を面積相当径によって算出した場合に、平均粒径はそれぞれ5μm以上30μm以下である。第1軟磁性金属粒子3Aと第2軟磁性金属粒子3Bは、ビッカース硬度の差が120以上480以下である。
図1では、トロイダル形状の圧粉磁心1を例として挙げる。なお、圧粉磁心1の形状は、特に限定されない。図1は、圧粉磁心1を、その軸方向に沿って切断した断面を示している。
(1)第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3B
第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3Bは、互いに組成の異なる軟磁性の金属粒子である。なお、以下、「第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3B」を包括して「軟磁性金属粒子3」とも称する。第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3Bの各組成は、SEM(Scanning Electron Microscope)の画像上において、EPMA(Electron Probe Micro Analyser)を用いた組成分析によって特定できる。
第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3Bとして、軟磁性である純鉄の粒子、鉄基合金の粒子を幅広く用いることができる。鉄基合金としては、Fe-Si-Cr合金、Fe-Si-Al合金(センダスト)、Ni-Fe合金(パーマロイ)、Ni-Fe-Mo合金(スーパーマロイ)、Fe基アモルファス合金、Fe-Si合金、Ni-Fe合金、Fe-Co合金等を好適に用いることができる。
Fe-Si-Cr合金を用いる場合には、例えば、Si:0.1質量%~10質量%、Cr:0.1質量%~10質量%、残部:Fe及び不可避的不純物の組成の合金を用いることができる。
第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bは、鉄損抑制の観点から、純鉄粒子、Fe-Si-Cr合金粒子、Fe-Si-Al合金粒子(センダスト粒子)、Ni-Fe合金粒子(パーマロイ粒子)、Ni-Fe-Mo合金粒子(スーパーマロイ粒子)、及びFe基アモルファス合金粒子からなる群より選択される2種の粒子であることが好ましい。
第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bのより好ましい組み合わせを以下に列挙する。
〔1〕センダスト粒子と、パーマロイ粒子との組み合わせ
〔2〕センダスト粒子と、純鉄粒子との組み合わせ
〔3〕Fe基アモルファス合金粒子と、スーパーマロイ粒子との組み合わせ
〔4〕Fe基アモルファス合金粒子と、Fe-Si-Cr合金粒子との組み合わせ
第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの平均粒子径は、いずれも5μm以上30μm以下であり、10μm以上25μm以下が好ましく、15μm以上22μm以下がより好ましい。第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの平均粒子径は、使用する周波数帯域によって適宜変更することができる。特に100kHzを超える高周波帯域での使用を想定した場合は10μm以上25μm以下であることがより好ましい。なお、第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの平均粒子径は、圧粉磁心1の断面をFE-SEM(例えば、JSM-6330F)によって観察した粒子面積から面積円相当径を算出することにより求めることができる。
具体的には、次のようにして平均粒子径を求める。所定の観察視野(例えば、200μm×200μm)において、欠けることなく観察できる複数の第1軟磁性金属粒子3Aに着目する。第1軟磁性金属粒子3Aの各々の粒子画像の面積(投影面積)と等しい面積を有する理想円(真円)の直径(面積円相当径)を各粒子の粒子径として算出する。そして、各粒子の粒子径を算術平均することにより、平均粒子径を求める。各粒子の粒子径及び平均粒子径は、一般的な画像解析ソフトウエアを用いて求めることができる。ここでは、第1軟磁性金属粒子3Aについて説明したが、第2軟磁性金属粒子3Bの場合も同様にして、平均粒子径を求める。
第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bは、表面に金属酸化物層(不動態被膜)を備えていてもよい。金属酸化物層を、表面に備えることによって、粒界相5との密着性をよくすることができる。
金属酸化物層を構成する金属酸化物は特に限定されない。例えば、酸化クロム、酸化アルミニウム、酸化モリブデン、及び酸化タングステンからなる群より選ばれた1種以上の金属酸化物が好ましい。特に、金属酸化物に、酸化クロム及び酸化アルミニウムのうちの少なくとも1つを含むことが好ましい。これらの好ましい金属酸化物を用いることで、渦電流損失が効果的に抑制される。
また、金属酸化物層の厚みは、特に限定されない。厚みは、好ましくは1nm以上20nm以下とすることができる。なお、金属酸化物層の厚みは、XPS(X線光電子分光法)を用いて測定できる。
また、第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの平均アスペクト比は、特に限定されない。第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの平均アスペクト比は、それぞれ1.15以上1.40以下であることが好ましく、1.20以上1.35以下であることがより好ましい。平均アスペクト比の上限値は、特に限定されないが、通常1.80である。
第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの平均アスペクト比をこの範囲とすると、ヒステリシス損失をより小さくすることができる。
なお、圧粉磁心1には、第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bが含まれていればよく、これら以外の軟磁性金属粒子(以下、「他の軟磁性金属粒子」という)が含まれていてもよい。圧粉磁心1に3種以上の軟磁性金属粒子が含まれている場合には、次のようにして第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの2種を選定する。すなわち、200μm×200μmの視野を5視野EPMA(Electron Probe Micro Analyser)にてマッピングし組成分析をおこなう。それぞれの面積換算で順位付けをおこなう。そして、量が多い順で上位の2種の軟磁性金属粒子を、第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bの2種に選定する。
(2)粒界相5
粒界相5は、上述のように、Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶が存在する。
Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶の一例は、シリケート化合物であり、例えば、AlSiO、YSi、ZnSiO、CaSiO、及びMgSiOからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
また、Al(アルミニウム)を含む結晶として、アルミナゾルに由来する結晶性の化合物を例示できる。Al(アルミニウム)を含む結晶は、アルミナゾルを熱処理することで生成する。なお、Al(アルミニウム)を含む結晶は、α-Alとは異なる化合物であり、例えばベーマイトが挙げられる。
Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶の粒子径は、渦電流抑制の観点から、25nm以上200nm以下が好ましい。
なお、結晶は、圧粉磁心1の断面をFE-SEM(例えば、JSM-6330F)によって、検出できる。結晶の粒径は、FE-SEMで観察した粒子面積から面積円相当径を算出し、粒子径とする。
なお、粒界相5は、高抵抗という性質を有している。
(3)ビッカース硬度
第1軟磁性金属粒子3Aと第2軟磁性金属粒子3Bは、鉄損抑制の観点から、ビッカース硬度の差が120以上480以下であり、160以上400以下が好ましく、200以上360以下がより好ましい。
なお、ビッカース硬度は、次のようにして求める。圧粉磁心1の切断面を研磨処理して、研磨面とする。研磨面に露出している軟磁性金属粒子3の粒子中央をマイクロビッカース硬さ試験をして、ビッカース硬度を求める。なお、この試験は、JIS Z 2244に規定されているマイクロビッカース硬さ試験に従って行い、試験力は980.7mNとし、保持時間は15秒、圧子の接近速度は60μm/sとする。
(4)圧粉磁心1の鉄損抑制の推測理由
本発明者らは、圧粉磁心1の鉄損を抑制すべく鋭意検討を重ねた。その結果、組成の異なる2種の軟磁性金属粒子3を用い、粒界相に特定元素を含む結晶が存在する圧粉磁心1では、以下の要件を満たすと、所望の効果を奏することを見出した。すなわち、2種の軟磁性金属粒子3がそれぞれ特定の粒子径を有し、更に、2種の軟磁性金属粒子3のビッカース硬度の差が所定範囲内であると、圧粉磁心1の鉄損を抑制できるという予想外の事実を発見した。本発明は、この知見に基づいてなされたものである。
このように本実施形態において、所望の効果が得られる理由は定かではないが、次のように推測される。
2種の軟磁性金属粒子3がそれぞれ特定の粒子径を有し、更に、2種の軟磁性金属粒子3のビッカース硬度の差が所定範囲内であると、圧粉磁心1の密度が高くなり、ヒステリシス損失が低下し、これに伴い鉄損も減少するものと推測される。
(5)ビッカース硬度が低い粒子の要件1(ビッカース硬度が低い粒子が視野を占有する占有率)
圧粉磁心1の断面構造を200μm×200μmの正方形の第1視野で観察した際に、第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3Bのうち、ビッカース硬度が低い粒子が第1視野を占有する占有率は、10%以上30%以下であることが好ましい。占有率は、15%以上25%以下であることがより好ましい。この範囲内では、圧粉磁心1が最密充填構造を取りやすいため、ヒステリシス損失が低く抑えられる。
ここで、図1を参照しつつ、この要件を説明する。まず、予め「(3)ビッカース硬度」の欄に記載した方法によって、第1軟磁性金属粒子3A及び第2軟磁性金属粒子3Bのうち、ビッカース硬度が低い粒子を選定する。そして、図1に示すような圧粉磁心1の断面のSEM画像上で、200μm×200μmの正方形の第1視野とする。この第1視野の範囲内でEPMA(Electron Probe Micro Analyser)を用いた画像解析を行い、ビッカース硬度が低い粒子の存在している領域が、第1視野全体に占める面積割合(%)を求める。この面積割合が、ビッカース硬度の低い粒子が第1視野を占有する占有率である。
なお、この占有率の要件は、圧粉磁心1の断面構造を観察した際に、100μm×100μmの正方形の視野を複数観察して、そのうちの少なくとも1つの視野において満たしていればよい。
占有率は、ビッカース硬度が低い粒子の配合量を調整することでコントロールできる。
(6)ビッカース硬度が低い粒子の要件2(重なり面積)
第1軟磁性金属粒子3A、及び第2軟磁性金属粒子3Bのうち、ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像4と、面積円相当径を求める際に作成した真円Cとを、両者の重なりが最大となるように重ねた場合に、重なり部分の面積は、真円の面積全体(100%)のうちの80%以下であることが好ましい。重なり部分の面積は、真円の面積全体のうちの70%以下であることがより好ましい。重なり部分の面積の下限値は、真円の面積全体のうちの通常40%である。
重なり部分の割合がこの範囲内であると、細密充填しやすく、ヒステリシス損失をより小さくすることができる。
ここで、図2~4を参照しつつ、この要件を説明する。
図2は、ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像4と、この粒子画像4の面積と等しい面積を有する真円Cを示している。真円Cの直径は、面積円相当径Dとなっている。
図3は、ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像4と、真円Cとを、両者の重なりが最大となるように重ねた状態を示す概念図である。図3では、クロスハッチングは重なり部分を示している(図4も、同様である)。図3の場合には、重なり部分の面積が真円の面積全体のうちの80%以下となっている。参考として、図4に、重なり部分の面積が真円の面積全体のうちの80%よりも大きい場合を示す。
重なり部分の面積の割合は、ビッカース硬度が低い粒子の潰れている程度を示す指標とされている。この割合が小さくなる程、ビッカース硬度が低い粒子は、より潰れて扁平となる。
本要件は、圧粉磁心1の断面構造を所定の観察視野(例えば、200μm×200μm)で観察した際に、ビッカース硬度が低い粒子を複数観察して、そのうちの少なくとも1つが満たしていればよい。
なお、本要件が満たされていることの確認は、圧粉磁心1の断面をFE-SEM(例えば、JSM-6330F)によって観察した粒子面積を用いて、一般的な画像解析ソフトウエアで行うことができる。
また、本要件は、後述するプレス成形時のプレス圧力等によって制御される。
(7)連続層21に関する要件
(7.1)連続層21に関する第1要件
本発明の圧粉磁心1は、圧粉磁心1の断面構造を100μm×100μmの正方形の第1視野で観察した際に、次の連続層21に関する第1要件及び第2要件を満たしていることが好ましい。
第1要件を説明する。図5の右図は、圧粉磁心1の断面構造を観察した際の、100μm×100μmの正方形の第2視野を模式図に示している。
第2視野を画する正方形の一辺11上で、粒界相5が存在する場所を始点Sとする。一辺11上の始点Sから、正方形の一辺11と対向する辺13まで粒界相5が連続しているところを辿っていくと、互いに相違する5以上ルート(経路)が存在していることが第1要件である。すなわち、互いに相違する5以上の連続層21が存在していることが第1要件である。なお、途中で、分岐点にさしかかったときには、対向する辺13に辿り着くために最短となるルートを選択する。また、互いに相違するルートは5以上であれば、ルート数の上限値はないが、通常の上限値は30である。
図5は、一辺11上の5つの異なる始点S1,S2,S3,S4,S5から始まり、それぞれ異なる終点E1,E2,E3,E4,E5で終わる5つの相違する連続層21A,21B,21C,21D,21Eが存在する例を示している。
この第1要件を満たすと、圧粉磁心1内に多くの連続層21が存在することになるから、粒界相5の抵抗値が高くなり渦電流損失を低減することができる。また、この要件を満たすと、圧粉磁心1の熱引き性が良好となる。また、隣り合う軟磁性金属粒子3同士が、粒界相5によって、効果的に絶縁され耐電圧特性が高くなる。更に、粒界相5の連続層21が、軟磁性金属粒子3同士を結着させて、圧粉磁心1の機械的強度が向上する。
なお、第1要件は、圧粉磁心1の断面構造を観察した際に、100μm×100μmの正方形の視野を複数観察して、そのうちの少なくとも1つの視野において満たしていればよい。
(7.2)連続層21に関する第2要件
次に、第2要件を説明する。第2要件は、連続層21の、一辺11から対向する辺13までの経路の平均長さが115μm以上という要件である。
連続層21の経路の平均長さは120μm以上がより好ましく、130μm以上が更に好ましい。連続層21の経路の平均長さの上限値は、150μmである。
図5の例では、この第2要件は、連続層21A,21B,21C,21D,21Eの経路の平均長さが115μm以上という要件となる。
この第2要件を満たすと、連続層21の平均長さが、第1視野の一辺の長さ100μmよりも長くなる。すなわち、連続層21は、一辺11から対向する辺13までの経路の間で、蛇行していることになる。連続層21が直線状の場合と比べて、連続層21が蛇行していると、粒界相5の抵抗値が高くなり、渦電流損失が低減される。また、この要件を満たすと、圧粉磁心1の熱引き性が良好となる。
なお、連続層21の平均長さは、後述するプレス成形時のプレス圧力等によって制御される。例えば、60℃~300℃にて、プレス圧力を1.0MPa~2.5MPaとすることで軟磁性金属粒子3が入り組み、蛇行した構造になる。
第2要件は、圧粉磁心1の断面構造を観察した際に、100μm×100μmの正方形の視野を複数観察して、そのうちの少なくとも1つの視野において満たしていればよい。
2.圧粉磁心1の製造方法
圧粉磁心1の製造方法は、特に限定されない。図6に、圧粉磁心1の製造方法の一例を示し、この製造方法について以下に説明する。
(1)軟磁性金属粉末の準備
まず、原料としての軟磁性金属粉末(軟磁性金属粒子3)を用意する(ステップS1)。
(2)熱処理
次に、軟磁性金属粉末を熱処理する(ステップS2)。この熱処理の条件は、特に限定されない。熱処理条件として、例えば、熱処理温度:700℃~900℃、昇温速度:1℃~10℃/min、保持時間:1分~120分、不活性雰囲気(N雰囲気、Ar雰囲気)の条件が好適に採用される。
(3)バインダーコーティング
次に、軟磁性金属粉末にバインダーをコーティングする(ステップS3)。コーティング方法は、特に限定されず、例えば、スプレーコーティング法、ディッピング法、湿式混合法が好適に用いられる。バインダーには、珪酸ソーダを主成分とするガラス(例えば、水ガラス)、アルミナゾル等を好適に用いることができる。バインダーに、ガラス粉末、ポリカルボン酸系の有機物(例えば、ポリカルボン酸部分アルキルエステル、ポリカルボン酸ナトリウム等)を添加してもよい。コーティングした軟磁性金属粉末は、例えば乾燥温度:60℃~150℃、乾燥時間:30分~120分の条件で乾燥される。
(4)成形(プレス成形)
圧粉磁心1の形状を作るためには、通常、プレス成形(例えば金型一軸成形)が用いられる(S4)。プレス成形の際の成形圧は1.2GPa~2.4GPaが好ましく、高密度の成形体を得るためには高圧でプレスした方がよい。また、プレス成形時に室温~200℃の範囲で金型を加熱してもよい。金型を加熱することで軟磁性金属粉末が塑性変形しやすくなり、高密度の成形体を得ることができる。他方、200℃を超える温度でのプレス成形は、軟磁性金属粉末の酸化が問題となりあまり好ましくない。
(5)熱処理
得られた成形体について、プレス成形の際に加えられた歪みを開放するため、熱処理(焼鈍)する(ステップS5)。熱処理条件として、例えば、熱処理温度:700℃~900℃、昇温速度:1℃~10℃/min、保持時間:1分~120分、不活性雰囲気(N雰囲気、Ar雰囲気)の条件が好適に採用される。
熱処理の条件は、使用する軟磁性金属粉末の種類によって適宜変更される。
3.本実施形態の圧粉磁心1の作用効果
本実施形態の圧粉磁心1によれば、鉄損が抑制される。
圧粉磁心1は、ビッカース硬度が低い粒子の要件1を満たすことで、ヒステリシス損失が小さくなる。
圧粉磁心1は、ビッカース硬度が低い粒子の要件2を満たすことで、ヒステリシス損失及び過電流損失を小さくすることができる。
圧粉磁心1は、連続層21に関する要件を満たすことで、過電流損失を更に小さくすることができる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
なお、実験例1~15は実施例であり、実験例16~19は比較例である。
表において、実験例を「no.」を用いて示す。また、表において「16*」のように、「*」が付されている場合には、比較例であることを示している。
1.圧粉磁心の作製
(1)実験例1~18(no.1~18)
第1軟磁性金属粒子及び第2軟磁性金属粒子(原料粉末)には、表1に記載の平均粒子径及びビッカース硬度(表1中では、単に「硬度」と記載)を有する各種粒子を用いた。なお、表1中、「Fe」の記載は、純鉄の粒子を意味し、「Fe-Si-Cr」の記載は、水アトマイズ法によって作製したFe-5.5質量%Si-4.0質量%Cr粒子を意味している。
まず、各軟磁性金属粒子を熱処理した。熱処理条件は、熱処理温度:200℃~400℃、昇温速度:1.0℃/min~10℃/min、保持時間:10分~45分、不活性雰囲気(Ar、N)又は真空雰囲気とした。
次に各軟磁性金属粒子を、コーティング液を用いてコーティングした。コーティング液には、アルミナゾルを使用した。
そして、コーティング後の各軟磁性金属粒子を、温度:60℃~150℃、乾燥時間:60分~180分の条件で乾燥した。
次いで、コーティングした各軟磁性金属粒子を熱処理した。熱処理条件は、熱処理温度:200℃~400℃、昇温速度:1.0℃/min~10℃/min、保持時間:10分~45分、不活性雰囲気(Ar、N)又は真空雰囲気とした。
そして、各軟磁性金属粒子を混合し、1.0GPa~2.5GPaの成形圧でプレス成形して成形体(トロイダル形状(外径:8mm、内径:4.5mm、高さ:1.5mm))とした。この成形体を熱処理温度:400℃~800℃、昇温速度:1.0℃/min~10℃/min、保持時間:10分~45分、不活性雰囲気(Ar、N)又は真空雰囲気の条件で熱処理した。以上のようにして、実験例1~18に係る圧粉磁心を得た。
なお、プレス成形の成形圧を変えることで、ビッカース硬度が低い粒子の要件2(重なり面積)、連続層の平均長さをコントロールした。
(2)実験例19(no.19)
第1軟磁性金属粒子及び第2軟磁性金属粒子(原料粉末)には、表1に記載の平均粒子径及びビッカース硬度(表1中では、単に「硬度」と記載)を有する粒子を用いた。
まず、各軟磁性金属粒子を熱処理した。熱処理条件は、熱処理温度:300℃、昇温速度:5℃/min、保持時間:10分、不活性雰囲気(N)とした。
次に各軟磁性金属粒子を、コーティング液を用いてコーティングした。コーティング液には、アクリルエマルジョン、リン酸ガラス、及び水の混合物を用いた。
そして、コーティング後の各軟磁性金属粒子を、温度:60℃、乾燥時間:60分の条件で乾燥した。
次いで、コーティングした各軟磁性金属粒子を熱処理した。熱処理条件は、熱処理温度:350℃、昇温速度:5℃/min、保持時間:15分、不活性雰囲気(N)とした。
そして、各軟磁性金属粒子を混合し、2.0GPaの成形圧でプレス成形して成形体(トロイダル形状(外径:8mm、内径:4.5mm、高さ:1.5mm))とした。この成形体を熱処理温度:500℃、昇温速度:5℃/min、保持時間:10分~45分、不活性雰囲気(Ar)の条件で熱処理した。以上のようにして、実験例19に係る圧粉磁心を得た。
表1に各実験例の軟磁性金属粒子、粒界層の特性をまとめて記載する。
「硬度」の欄は、「(3)ビッカース硬度」の欄で記載された方法で測定された値を示している。
「重なり面積」の欄は、「(6)ビッカース硬度が低い粒子の要件2(重なり面積)」の欄で記載された方法で測定された値を示している。
「占有率」の欄は、「(5)ビッカース硬度が低い粒子の要件1(ビッカース硬度が低い粒子が視野を占有する占有率)」の欄で記載された方法で測定された値を示している。
「連続層長さ」の欄は、「(7.2)連続層21に関する第2要件」の欄で記載された方法で測定された経路の平均長さを示している。
「Al,Si結晶」の欄は、粒界相にAl及びSiの少なくとも1種を含む結晶(シリケート化合物)が存在する場合は「○」と記載され、粒界相にAl及びSiの少なくとも1種を含む結晶(シリケート化合物)が存在しない場合は「-」と記載されている。Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶(シリケート化合物)の存否は、FE-SEMによって確認している。
Figure 0007269046000001
2.鉄損の評価方法
測定装置(B-Hアナライザ、岩崎通信機株式会社製、型番SY-8218)により、下記の鉄損に関する修正steinmetz方程式を用いて、以下の条件にて鉄損を評価した。

コア条件:外径φ8mm-内径φ4.5mm 厚み1.5mm
エナメル線φ0.3 15巻 バイファイラ巻
Figure 0007269046000002
評価は以下のようにした。

ヒステリシス損失(kW/m
「☆」…600未満
「◎」…600以上700未満
「○」…700以上800未満
「△」…800以上900未満
「×」…900以上

過電流損失(kW/m
「☆」…15未満
「◎」…15以上30未満
「○」…30以上50未満
「△」…50以上80未満
「×」…80以上
3.評価結果
評価結果を表1に示す。
実施例である実験例1~15は、下記要件(a)(b)(c)(d)を満たしている。
・要件(a):圧粉磁心は、組成が互いに異なる、第1軟磁性金属粒子及び第2軟磁性金属粒子を含んでいる。
・要件(b):圧粉磁心は、Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶が存在する粒界相を備えている。
・要件(c):第1軟磁性金属粒子、及び第2軟磁性金属粒子の平均粒径はそれぞれ5μm以上30μm以下である。
・要件(d):第1軟磁性金属粒子と第2軟磁性金属粒子は、ビッカース硬度の差が120以上480以下である。
これに対して、比較例である実験例16~19は以下の要件を満たしていない。
実験例16では、要件(a)(d)を満たしてない。
実験例17では、要件(c)(d)を満たしてない。
実験例18では、要件(c)を満たしてない。
実験例19では、要件(b)を満たしてない。
実施例である実験例1~15は、比較例である実験例16~19と比較して、ヒステリシス損失及び過電流損失がバランスよく抑制されていた。
また、実施例である実験例1~15のうち、更に下記要件(e)を満たしている実験例6~15は、ヒステリシス損失がより少なかった。
また、要件(f)を満たす実験例1~15は、比較例である実験例16~19と比較して、ヒステリシス損失及び過電流損失がバランスよく抑制されていた。なお、実施例である実験例1~15のうち、重なり部分の面積が、真円の面積全体のうちの59%以下である実験例6~15は、ヒステリシス損失が非常に少なかった。
また、実施例である実験例1~15のうち、更に下記要件(g)を満たしている実験例12~15は、過電流損失がより少なかった。

・要件(e):第1軟磁性金属粒子及び第2軟磁性金属粒子のうち、ビッカース硬度が低い粒子が第1視野を占有する占有率は、10%以上30%以下である((5)ビッカース硬度が低い粒子の要件1(ビッカース硬度が低い粒子が視野を占有する占有率)に相当)。
・要件(f):第1軟磁性金属粒子及び第2軟磁性金属粒子のうち、ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像と、面積円相当径を求める際に作成した真円とを、両者の重なりが最大となるように重ねた場合に、重なり部分の面積は、真円の面積全体のうちの80%以下である((6)ビッカース硬度が低い粒子の要件2(重なり面積)に相当)。
・要件(g):粒界相が連続して形成され、互いに相違する5以上の連続層を有し((7.1)連続層21に関する第1要件に相当)、かつ連続層の平均長さが115μm以上である((7.2)連続層21に関する第2要件に相当)。
4.実施例の効果
本実施例の圧粉磁心は、ヒステリシス損失及び過電流損失が共に少なかった。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形又は変更が可能である。
本発明の圧粉磁心は、モーターコア、トランス、チョークコイル、ノイズ吸収体等の用途に特に好適に使用される。
1 …圧粉磁心
3 …軟磁性金属粒子
3A …第1軟磁性金属粒子
3B …第2軟磁性金属粒子
4 …粒子画像
5 …粒界相
11 …一辺
13 …対向する辺
21 …連続層
C …真円
D …面積円相当径(円面積相当径)
S(S1~S5)…始点
E(E1~E5)…終点

Claims (4)

  1. 第1軟磁性金属粒子と、前記第1軟磁性金属粒子とは組成の異なる第2軟磁性金属粒子と、Al及びSiの少なくとも1種を含む結晶が存在する粒界相と、を備えてなる圧粉磁心であって、
    前記結晶は、AlSiO、YSi、ZnSiO、及びベーマイトからなる群より選ばれる少なくとも1種であり、
    前記第1軟磁性金属粒子、及び前記第2軟磁性金属粒子の平均粒径を面積円相当径によって算出した場合に、平均粒径はそれぞれ5μm以上30μm以下であり、
    前記第1軟磁性金属粒子と前記第2軟磁性金属粒子は、ビッカース硬度の差が120以上480以下であることを特徴とする圧粉磁心。
  2. 前記圧粉磁心の断面構造を200μm×200μmの正方形の第1視野で観察した際に、
    前記第1軟磁性金属粒子、及び前記第2軟磁性金属粒子のうち、ビッカース硬度が低い粒子が前記第1視野を占有する占有率は、10%以上30%以下であることを特徴とする請求項1に記載の圧粉磁心。
  3. 前記第1軟磁性金属粒子、及び前記第2軟磁性金属粒子のうち、ビッカース硬度が低い粒子の粒子画像と、面積円相当径を求める際に作成した真円とを、両者の重なりが最大となるように重ねた場合に、重なり部分の面積は、前記真円の面積全体のうちの80%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧粉磁心。
  4. 前記圧粉磁心の断面構造を100μm×100μmの正方形の第2視野で観察した際に、前記第2視野を画する正方形の一辺上で、前記粒界相が存在する場所を始点として、正方形の前記一辺と対向する辺まで前記粒界相が連続して形成され、互いに相違する5以上の連続層を有し、
    前記連続層の、前記一辺から前記対向する辺までの経路の平均長さが115μm以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の圧粉磁心。
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