JP7253382B2 - 透明物品 - Google Patents

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Description

本発明は、透明物品に関する。
従来、表示装置の視認性を向上する観点から、表示装置の表示面上に反射防止層やアンチグレア層を設けることが提案されている。例えば、特許文献1には、低屈折率層を有する反射防止膜を基材の上に設けるとともに、低屈折率層の主面をアンチグレア処理し、反射防止膜が反射防止機能だけでなく防眩機能も兼ねることが記載されている。
特開平10-221506号公報
本発明者らは鋭意研究の結果、ガラス物品等の透明物品を透過して像を見た場合に、透明物品のヘイズ値及びクラリティ値がそれぞれ特定の範囲内であると、人は、透明物品を透過して見える像を見やすいと感じることを見出した。
本発明の目的は、透明物品を透過して見える像を見やすいと人に知覚させることのできる透明物品を提供することにある。
上記課題を解決する透明物品は、表側に位置する第1主面及び裏側に位置する第2主面を有する透明物品であって、JIS K7136(2000)に規定されるヘイズ値が15%以下であり、クラリティ値が9%以下である。
上記課題を解決する透明物品は、表側に位置する第1主面及び裏側に位置する第2主面を有する透明物品であって、スパークル値が0.02以下であり、クラリティ値が9%以下である。
上記透明物品において、ヘイズ値と、クラリティ値と、スパークル値との積が0.5以下であることが好ましい。
なお、クラリティ値は、当該透明物品の前記第1主面に光源を映り込ませた像の輝度分布データから得られる全反射光の輝度に対する正反射成分の輝度の割合である。
スパークル値は、当該透明物品の前記第2主面と対向する位置に面光源を配置し、当該透明物品と前記面光源との間に500ppi(pixel per inch)のパターンマスクを配置し、許容錯乱円径53μmの被写界深度内に当該透明物品の前記第1主面及び前記パターンマスクのトップ面が含まれるようにして、前記第1主面に対向する位置から当該透明物品を撮影し、撮影して得られた画像データを解析して前記パターンマスクのピクセル輝度の平均値と標準偏差を求めたときに、前記標準偏差を前記平均値で除した値である。
本発明によれば、透明物品を透過して見える像を見やすいと人に知覚させることができる。
ガラス物品の説明図。 クラリティ値測定の説明図。 スパークル値測定の説明図。 パターンマスクの説明図。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1に示すように、透明物品は、ガラス物品10であり、ガラス物品10は、表側に位置する第1主面11と、裏側に位置する第2主面12とを有するシート状又は板状をなしている。ガラス物品10は、例えば、表示装置の表示面に配されて使用される。ガラス物品10は、表示装置の表示面の上に取り付けられる部材であってもよい。すなわち、ガラス物品10は、表示装置に事後的に取り付けられる部材であってもよい。
図1に示すように、ガラス物品10は、ガラスにより構成される透光性の基材層13を備えている。基材層13の厚さは、例えば、0.5~1.3mmである。基材層13を構成するガラスとしては、例えば、無アルカリガラス、アルミノシリケートガラス、ソーダライム、化学強化ガラス等の公知のガラスを用いることができる。なお、公知のガラスのなかでも、アルミノシリケートガラスを用いること、特に、SiO:50~80質量%、Al:5~25質量%、B:0~15質量%、NaO:1~20質量%、KO:0~10質量%を含有する強化ガラスを用いることが好ましい。
基材層13の片面上には、島状の凹凸構造を有する透光性のアンチグレア層14が設けられている。島状の凹凸構造とは、複数の島状の凸部間に平坦部分を有する構造を意味する。アンチグレア層14が設けられている側の面がガラス物品10の第1主面11となる。なお、図1では、凹凸を省略している。
アンチグレア層14の厚さの範囲は、例えば、40~500nmである。また、アンチグレア層14の島状の凹凸構造は、例えば、SiO、Al、ZrO、TiOからなるマトリックスにより構成されている。アンチグレア層14における島状の凸部の高さは、例えば、200~500nmが好ましい。凸部の直径(平均粒径)は、例えば、1~20μmが好ましい。また、アンチグレア層14は、凸部以外の部分である平坦部分を30~70%有することが好ましい。
アンチグレア層14は、例えば、マトリックス前駆体、及びマトリックス前駆体を溶解する液状媒体を含むコーティング剤を基材層13に塗布し、加熱することにより形成することができる。コーティング剤に含まれるマトリックス前駆体の例としては、例えば、シリカ前駆体、アルミナ前駆体、ジルコニア前駆体、チタニア前駆体等の無機前駆体が挙げられる。アンチグレア屈折率を低くする点、反応性を制御しやすい点から、シリカ前駆体が好ましい。
シリカ前駆体の例としては、ケイ素原子に結合した炭化水素基及び加水分解性基を有するシラン化合物、シラン化合物の加水分解縮合物、シラザン化合物等が挙げられる。アンチグレア層14を厚く形成した場合にも層のクラックが充分に抑えられる点から、シラン化合物、及びその加水分解縮合物のいずれか一方又は両方を少なくとも含むことが好ましい。
シラン化合物は、ケイ素原子に結合した炭化水素基、及び加水分解性基を有する。炭化水素基は、炭素原子間に-O-、-S-、-CO-、及び-NR’-(R’は水素原子または1価の炭化水素基である。)から選ばれる1つ又は2つ以上を組み合わせた基を有していてもよい。
炭化水素基は、1つのケイ素原子に結合した1価の炭化水素基であってもよく、2つのケイ素原子に結合した2価の炭化水素基であってもよい。1価の炭化水素基の例としては、アルキル基、アルケニル基、アリール基等が挙げられる。2価の炭化水素基の例としては、アルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基等が挙げられる。
加水分解性基の例としては、アルコキシ基、アシロキシ基、ケトオキシム基、アルケニルオキシ基、アミノ基、アミノキシ基、アミド基、イソシアネート基、ハロゲン原子等が挙げられ、シラン化合物の安定性と加水分解のしやすさとのバランスの点から、アルコキシ基、イソシアネート基、及びハロゲン原子(特に塩素原子)が好ましい。アルコキシ基の例としては、炭素数1~3のアルコキシ基が好ましく、メトキシ基、又はエトキシ基がより好ましい。
シラン化合物の例としては、アルコキシシラン(テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン等)、アルキル基を有するアルコキシシラン(メチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン等)、ビニル基を有するアルコキシシラン(ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等)、エポキシ基を有するアルコキシシラン(2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等)、アクリロイルオキシ基を有するアルコキシシラン(3-アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等)等が挙げられる。これらのシラン化合物のなかでも、アルコキシシラン、及びアルコキシシランの加水分解縮合物のいずれか一方、又は両方を用いることが好ましく、アルコキシシランの加水分解縮合物を用いることがより好ましい。
シラザン化合物は、その構造内にケイ素と窒素の結合(-SiN-)をもった化合物である。シラザン化合物としては、低分子化合物でも高分子化合物(所定の繰り返し単位を有するポリマー)であってもよい。低分子系のシラザン化合物の例としては、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン、ジメチルアミノトリメチルシラン、トリシラザン、シクロトリシラザン、1,1,3,3,5,5-ヘキサメチルシクロトリシラザン等が挙げられる。
アルミナ前駆体の例としては、アルミニウムアルコキシド、アルミニウムアルコキシドの加水分解縮合物、水溶性アルミニウム塩、アルミニウムキレート等が挙げられる。ジルコニア前駆体の例としては、ジルコニウムアルコキシド、ジルコニウムアルコキシドの加水分解縮合物等が挙げられる。チタニア前駆体の例としては、チタンアルコキシド、チタンアルコキシドの加水分解縮合物等が挙げられる。
コーティング剤に含まれる液状媒体は、マトリックス前駆体を溶解する溶媒であり、マトリックス前駆体の種類に応じて適宜、選択される。液状媒体の例としては、例えば、水、アルコール類、ケトン類、エーテル類、セロソルブ類、エステル類、グリコールエーテル類、含窒素化合物、含硫黄化合物等が挙げられる。
アルコール類の例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール等が挙げられる。ケトン類の例としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が挙げられる。エーテル類の例としては、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等が挙げられる。セロソルブ類の例としては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等が挙げられる。エステル類の例としては、酢酸メチル、酢酸エチル等が挙げられる。グリコールエーテル類の例としては、エチレングリコールモノアルキルエーテル等が挙げられる。含窒素化合物の例としては、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリドン等が挙げられる。含硫黄化合物の例としては、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。液状媒体は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、液状媒体は、水を含む液状媒体、すなわち、水、又は水と他の液状媒体の混合液であることが好ましい。他の液状媒体としては、アルコール類が好ましく、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールが特に好ましい。
また、コーティング剤は、マトリックス前駆体の加水分解及び縮合を促進する酸触媒を含むものであってもよい。酸触媒は、マトリックス前駆体の加水分解及び縮合を促進し、アンチグレア層14を短時間で形成させる成分である。酸触媒は、コーティング剤の調製に先立って、マトリックス前駆体の溶液の調製の際に、原料(アルコキシシラン等)の加水分解、縮合のために添加されたものであってもよく、あるいは、必須成分を調製した後にさらに添加されたものであってもよい。酸触媒の例としては、無機酸(硝酸、硫酸、塩酸等)、有機酸(ギ酸、シュウ酸、酢酸、モノクロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸等)が挙げられる。
コーティング剤の塗布方法の例としては、公知のウェットコート法(スプレーコート法、スピンコート法、ディップコート法、ダイコート法、カーテンコート法、スクリーンコート法、インクジェット法、フローコート法、グラビアコート法、バーコート法、フレキソコート法、スリットコート法、ロールコート法等)等が挙げられる。塗布方法としては、凹凸を形成しやすい点から、スプレーコート法が好ましい。
スプレーコート法に用いるノズルの例としては、2流体ノズル、1流体ノズル等が挙げられる。ノズルから吐出されるコーティング剤の液滴の粒径は、通常0.1~100μmであり、1~50μmが好ましい。液滴の粒径が0.1μm以上であれば、防眩効果が充分に発揮される凹凸を短時間で形成できる。液滴の粒径が100μm以下であれば、防眩効果が充分に発揮される適度な凹凸を形成しやすい。コーティング剤の液滴の粒径は、ノズルの種類、スプレー圧力、液量等により適宜、調整できる。例えば、2流体ノズルでは、スプレー圧力が高くなるほど液滴は小さくなり、また、液量が多くなるほど液滴は大きくなる。なお、液滴の粒径は、レーザ測定器によって測定されるザウター平均粒子径である。
コーティング剤を塗布する際の基材層13の表面温度は、例えば、20~75℃であり、35℃以上であることが好ましく、60℃以上であることが更に好ましい。基材層13を加熱する方法としては、例えば、温水循環式の加熱装置を用いることが好ましい。また、コーティング剤を塗布する際の湿度は、例えば、40~70%であり、50%以上であることが好ましい。
次に、本実施形態のガラス物品10の特性値について説明する。
ガラス物品10は、ヘイズ値が15%以下であり、クラリティ値が9%以下である。この場合、ガラス物品10は、ヘイズ値が7.5%以下であり、クラリティ値が8.5%以下であることが好ましい。
若しくは、ガラス物品10は、スパークル値が0.02以下であり、クラリティ値が9%以下である。この場合、ガラス物品10は、スパークル値が0.017以下であり、クラリティ値が8.5%以下であることが好ましい。
また、上記のいずれの場合においても、ヘイズ値とクラリティ値とスパークル値の積が0.5以下であることがより好ましく、0.43以下であることが更に好ましい。
(ヘイズ値)
ヘイズ値は、JIS K7136(2000)に規定されるヘイズ値(%)である。JIS K7136(2000)は国際規格のISO 14782と対応し、両者の技術的内容は同等である。
(クラリティ値)
クラリティ値は、ガラス物品10の第1主面11に光源を映り込ませた像の輝度分布データから得られる全反射光の輝度に対する正反射成分の輝度の割合である。クラリティ値の具体的な測定方法を以下に記載する。
測定装置として、例えば、SMS-1000(Display-Messtechnik&Systeme社製)を用いる。図2に示すように、厚さ5mm以上の黒色ガラス板20上に、第1主面11が上側に位置するようにガラス物品10を配置する。また、ガラス物品10の第1主面11と対向する位置に、ライン光源21、及び焦点距離16mmのレンズを有する光検出器22をそれぞれ配置する。ここで、ライン光源21は、ガラス物品10の厚さ方向と平行な方向(第1主面11の法線方向)に対して一方側(マイナス方向)に第1角度Θi傾いた位置に配置される。第1角度Θiは例えば3°である。光検出器22は、ガラス物品10の厚さ方向と平行な方向に対して他方側(プラス方向)に第2角度Θr傾いた位置であって、第1主面11から410mmの位置にレンズが位置するように配置される。なお、ライン光源21と、光検出器22は、ガラス物品10の第1主面11の同一法平面内に配置されている。
次に、ガラス物品10の第1主面11に対してライン光源21からの光を照射する。そして、光検出器22により、ガラス物品10の第1主面11の画像データを取得するとともに、その画像データを解析して、第1主面11に映り込んだ像の「-5°≦Θ*(=Θr-Θi)≦5°」の範囲における輝度分布データを測定する。なお、「-5°≦Θ*(=Θr-Θi)≦5°」の範囲における輝度分布データを測定するために、光検出器22を上記法平面内で0.1°ずつ動かして、それぞれの画像データを取得する。得られた輝度分布データより求められる全反射光の輝度及び正反射成分の輝度に基づいて、下記式(1)によりクラリティ値を算出する。
クラリティ値(%)=[正反射成分の輝度]/[全反射光の輝度]×100 ・・・(1)
なお、光検出器22としては、例えば、SMS-1000(Display-Messtechnik&Systeme社製)を用いることができる。また、輝度分布データの測定は、例えば、SMS-1000の反射分布測定モード(ソフトウェア Sparkle measurement system)により測定することができる。なお、正反射成分の輝度とは、-0.1°≦Θ*(=Θr-Θi)≦0.1°の範囲の輝度を表す。
(スパークル値)
スパークル値は、ガラス物品10の第2主面12と対向する位置に単色の面光源を配置し、ガラス物品10と面光源との間にピクセルサイズ 10×40μmの500ppiのパターンマスク(ピクセルサイズ:10×40μm)を配置し、許容錯乱円径53μmの被写界深度内に当該ガラス物品の第1主面11及びパターンマスクのトップ面が含まれるようにして、第1主面11に対向する位置からガラス物品10を撮影し、撮影して得られた画像データを解析してパターンマスクのピクセル輝度の平均値と標準偏差を求めたときに、パターンマスクのピクセル輝度の標準偏差をその平均値で除した値である。スパークル値の具体的な測定方法を以下に記載する。
測定装置として、例えば、SMS-1000(Display-Messtechnik&Systeme社製)を用いる。図3に示すように、面光源30の上にパターンマスク31を配置するとともに、パターンマスク31の上に、第2主面12がパターンマスク31側を向くようにしてガラス物品10を配置する。図4に示すように、パターンマスク31は、ピクセルピッチ50μmの500ppiのパターンマスクである。
また、図3に示すように、ガラス物品10の第1主面11と対向する位置に、許容錯乱円径を53μmに設定した光検出器32を配置する。ここで、ガラス物品10、パターンマスク31、及び光検出器32は、光検出器32の許容錯乱円径を53μmとした場合の被写界深度(前方被写界深度及び後方被写界深度)内に、ガラス物品10の第1主面11及びパターンマスク31のトップ面31aが共に含まれる位置となるように配置される。
具体的な配置構成の一例としては、光検出器32の焦点距離を100mmに設定し、レンズ絞り径を4.5mmに設定する。また、光検出器32のセンサーサイズは1/3型であり、ピクセルサイズは3.75×3.75μmである。そして、焦点位置にトップ面31aが位置するようにパターンマスク31を配置するとともに、パターンマスク31のトップ面31aから第1主面11までの距離が1.8mmとなるようにガラス物品10を配置する。なお、光検出器32における許容錯乱円径を53μmとした場合の被写界深度内に、ガラス物品10の第1主面11及びパターンマスク31のトップ面31aが共に含まれるようにしてガラス物品10、パターンマスク31及び光検出器32を配置して測定することにより、人の視覚に基づく画像認識(人の目の構造、目の働き、及び脳における処理を経た画像認識)と相関性の高いスパークル値を得ることができる。
次に、ガラス物品10に対して、パターンマスク31を介して面光源30からの光を照射し、光検出器32により、ガラス物品10の第1主面11の画像データを取得する。ここで、上記画像データは、パターンマスク31の1ピクセル当たり120ピクセルとなる解像度である。そして、得られた画像データを解析して、パターンマスク31の各ピクセルのピクセル輝度を求める。次いで、ピクセル間のピクセル輝度の標準偏差及びピクセル輝度の平均値を求める。得られたピクセル間のピクセル輝度の標準偏差及びピクセル輝度の平均値に基づいて、下記式(2)によりスパークル値を算出する。
スパークル値=[パターンマスクのピクセル輝度の標準偏差]/[パターンマスクのピクセル輝度の平均値] ・・・(2)
また、ピクセル間のピクセル輝度の標準偏差及びピクセル輝度の平均値の測定は、例えば、SMS-1000のスパークル測定モード(ソフトウェア Sparkle measurement system)により測定することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のガラス物品10は、ヘイズ値が15%以下、好ましくは7.5%以下であり、クラリティ値が9%以下、好ましくは8.5%以下である。あるいは、本実施形態のガラス物品10は、スパークル値が0.02以下、好ましくは0.017以下であり、クラリティ値が9%以下、好ましくは8.5%以下である。そして、好ましくはヘイズ値とクラリティ値とスパークル値との積が0.5以下である。
これにより、当該ガラス物品を透過して見える像を見やすいと人に知覚させることができる。すなわち、人の視覚に基づく画像認識(人の目の構造、目の働き、及び脳における処理を経た画像認識)において見えやすいと感じるガラス物品となる。
なお、ガラス物品10におけるヘイズ値、クラリティ値、及びスパークル値は、例えば、アンチグレア層14の形成条件を変更することにより調整することができる。例えば、コーティング剤を用いてスプレーコート法によりアンチグレア層14を形成する場合においては、コーティング剤を塗布する際の湿度を高めることにより、ヘイズ値及びクラリティ値が共に小さい値になる傾向がある。また、ノズル径を小さくする等して、コーティング剤の液滴の粒径を小さくすることにより、ヘイズ値及びクラリティ値が共に小さい値になる傾向がある。また、アンチグレア層14を形成する表面の単位面積あたりのコーティング剤塗布量を少なくすることにより、ヘイズ値が小さい値になる傾向がある。また、基材層13の表面温度を高める(例えば、40℃以上)ことにより、スパークル値が小さくなる傾向がある。一例として、湿度52%以上、基材層13の表面温度20℃以上の条件でアンチグレア層14を形成した場合に、ヘイズ値が15%以下であるとともにクラリティ値が9%以下であり、ヘイズ値とクラリティ値とスパークル値との積が0.5以下のガラス物品10が得られやすい。他にも、コーティング剤に含まれるマトリックス前駆体や溶媒の種類を変更したり、塗布方法をスプレーコート法以外に変更したりすることによってもヘイズ値、クラリティ値及びスパークル値を小さい値にすることができる。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)ガラス物品10は、ヘイズ値が15%以下であるとともにクラリティ値が9%以下である。上記構成によれば、ガラス物品を透過して見える像を見やすいと人に知覚させることができる。すなわち、人の視覚に基づく画像認識(人の目の構造、目の働き、及び脳における処理を経た画像認識)において見えやすいと感じるガラス物品となる。
(2)ガラス物品10は、スパークル値が0.02以下であるとともにクラリティ値が9%以下である。上記構成によれば、ガラス物品を透過して見える像を見やすいと人に知覚させることができる。
(3)ヘイズ値とクラリティ値とスパークル値との積が0.5以下である。この場合には、上記(1)及び(2)の効果がより効果的に得られる。
(4)ガラス物品10は、ガラスからなる基材層13と、基材層13の第1主面11側に位置するアンチグレア層14とを備え、アンチグレア層14は、複数の凸部の間に平坦部分を有する凹凸構造である。この場合には、上記(1)及び(2)の効果がより効果的に得られる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・アンチグレア層14は、島状の凹凸構造を有する形状に限定されるものではない。例えば、ブラスト処理やエッチング処理等の他の方法により形成される凹凸構造のアンチグレア層14であってもよい。
・ガラス物品10の第1主面11だけでなく第2主面12側にもアンチグレア層14が設けられていてもよい。
・基材層13とアンチグレア層14との間、及びアンチグレア層14の上の少なくとも一方に、反射防止層や防汚層等のその他の層が設けられていてもよい。
・上記のヘイズ値及びクラリティ値を満たしていれば、アンチグレア層14を有しないガラス物品10であってもよい。
・上記のヘイズ値及びクラリティ値、又は上記のスパークル値及びクラリティ値を満たしていれば、透明物品は、樹脂物品等のガラス物品10以外の透明物品であってもよい。この場合、基材層13は、透明材料からなる基材層となる。
以下に試験例を挙げ、上記実施形態をさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれらに限定されるものではない。
<試験例>
表1及び表2に示すように、ヘイズ値、クラリティ値、及びスパークル値が異なる試験例1~9のガラス物品を用意した。ヘイズ値、クラリティ値、及びスパークル値は、アンチグレア層の形成条件を変化させることにより、それぞれ異ならせた。試験例1~9のガラス物品の製造方法、並びにヘイズ値、クラリティ値、及びスパークル値の具体的な測定方法を以下に記載する。
(試験例1~試験例9)
厚さ1.3mmのシート状のガラス基材(日本電気硝子社製:T2X-1)に対して、表1及び表2に示すノズル径のスプレーコーティング装置により、水を含む液状媒体にアンチグレア膜の前駆体(テトラエトキシシラン)を溶解することで調製したコーティング剤を、ガラス基材の表面に塗布することによりアンチグレア層を形成した。なお、ガラス基材の表面温度、雰囲気湿度、ガラス基材の単位面積あたりのコーティング剤の塗布量は表1及び表2の通りである。
(ヘイズ値)
JIS K7136(2000)に準拠してヘイズ値(%)を測定した。
(クラリティ値)
図2に示すように、SMS-1000(Display-Messtechnik&Systeme社製)を用いて、反射分布測定モードによりクラリティ値(%)を測定した。なお、焦点距離16mmのレンズを用い、第1角度Θiを3°、第1主面11の照射位置10bからレンズまでの距離を410mmに設定した。
(スパークル値)
図3に示すように、SMS-1000(Display-Messtechnik&Systeme社製)を用いて、スパークル測定モードによりスパークル値を測定した。なお、SMS-1000のCCDカメラの画素数は1296×966であり、センサーサイズは1/3型であり、ピクセルサイズは3.75×3.75μmである。また、レンズの焦点距離を100mm、レンズ絞り径を4.5mm、倍率比を1:1、許容錯乱円径を53μmに設定した。また、パターンマスクについては、レンズの焦点位置にトップ面が位置するように配置し、試験例のガラス物品については、パターンマスクのトップ面から300μm上方に第2主面が位置するように配置した。
<官能評価>
20人のパネラーが、明所視における各試験例のガラス物品の第1主面を観察し、各試験例について、ガラス物品を透過して見える像を見やすいと感じた順にそれぞれ順位付けを行った。20人のパネラーのうち15人以上が1~3位のいずれかに選択した試験例をA評価、15人以上が1~6位のいずれかに選択した試験例をB評価、その他の試験例をC評価とした。その結果を表1及び表2に示す。なお、ガラス物品を透過して見える像の見やすさには、一般的に、鮮明さ、防眩性、低ぎらつき性、映り込みの有無等の様々な観点があるが、本評価においては、特定の観点に絞り込むことや観点の優先順位を設けることなく、各パネラーには、個々の感覚で総合的に像の見やすさを判断させた。
Figure 0007253382000001
Figure 0007253382000002
表1及び表2に示すように、ヘイズ値が15%以下であるとともにクラリティ値が9%以下である試験例1~8はいずれも官能評価がA評価又はB評価であり、ガラス物品を透過して見える像を見やすいと人に知覚させやすいことが分かる。また、スパークル値が0.02以下であるとともにクラリティ値が9%以下である試験例1~8はいずれも官能評価がA評価又はB評価であり、ガラス物品を透過して見える像を見やすいと人に知覚させやすいことが分かる。また、ヘイズ値とクラリティ値とスパークル値との積が小さい値であるほど、官能評価が高くなる傾向があることが分かる。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(1)透明材料からなる基材層と、前記基材層の前記第1主面側に位置するアンチグレア層とを備える前記透明物品。
(2)前記アンチグレア層は、複数の凸部の間に平坦部分を有する凹凸構造である前記透明物品。
(3)透明材料からなる基材層とアンチグレア層とを有する透明物品の製造方法であって、前記基材層の表面にスプレーコート法により前記アンチグレア層を形成する工程を有し、前記アンチグレア層を形成する工程は、前記基材層の表面温度を40℃以上として行われることを特徴とする透明物品の製造方法。
10…ガラス物品、11…第1主面、12…第2主面、13…基材層、14…アンチグレア層、20…黒色ガラス板、21…ライン光源、22,32…光検出器、30…面光源、31…パターンマスク。

Claims (6)

  1. 表側に位置する第1主面及び裏側に位置する第2主面を有する透明材料からなる基材層と、前記第1主面側に位置するアンチグレア層とを有する透明物品であって、
    前記アンチグレア層は、複数の凸部の間に平坦部分を有する凹凸構造であり、
    JIS K7136(2000)に規定されるヘイズ値が15%以下であり、
    クラリティ値が9%以下であり、
    前記クラリティ値は、
    当該透明物品の前記第1主面に光源を映り込ませた像の輝度分布データから得られる全反射光の輝度に対する正反射成分の輝度の割合であることを特徴とする透明物品。
  2. 透明物品は所定のスパークル値を有し、
    前記ヘイズ値と前記クラリティ値との積に前記スパークル値を乗じた値は0.5以下であり、
    前記スパークル値は、
    当該透明物品の前記第2主面と対向する位置に面光源を配置し、当該透明物品と前記面光源との間に500ppiのパターンマスクを配置し、許容錯乱円径53μmの被写界深度内に当該透明物品の前記第1主面及び前記パターンマスクのトップ面が含まれるようにして、前記第1主面に対向する位置から当該透明物品を撮影し、撮影して得られた画像データを解析して前記パターンマスクのピクセル輝度の平均値と標準偏差を求めたときに、前記標準偏差を前記平均値で除した値であることを特徴とする請求項1に記載の透明物品。
  3. 当該透明物品の前記第2主面と対向する位置に面光源を配置し、当該透明物品と前記面光源との間に500ppiのパターンマスクを配置し、許容錯乱円径53μmの被写界深度内に当該透明物品の前記第1主面及び前記パターンマスクのトップ面が含まれるようにして、前記第1主面に対向する位置から当該透明物品を撮影し、撮影して得られた画像データを解析して前記パターンマスクのピクセル輝度の平均値と標準偏差を求めたときに、前記標準偏差を前記平均値で除した値であるスパークル値が0.02以下であることを特徴とする請求項1に記載の透明物品。
  4. 表側に位置する第1主面及び裏側に位置する第2主面を有する透明材料からなる基材層と、前記第1主面側に位置するアンチグレア層とを有する透明物品であって、
    前記アンチグレア層は、複数の凸部の間に平坦部分を有する凹凸構造であり、
    スパークル値が0.02以下であり、
    クラリティ値が9%以下であり、
    前記クラリティ値は、
    当該透明物品の前記第1主面に光源を映り込ませた像の輝度分布データから得られる全反射光の輝度に対する正反射成分の輝度の割合であり、
    前記スパークル値は、
    当該透明物品の前記第2主面と対向する位置に面光源を配置し、当該透明物品と前記面光源との間に500ppiのパターンマスクを配置し、許容錯乱円径53μmの被写界深度内に当該透明物品の前記第1主面及び前記パターンマスクのトップ面が含まれるようにして、前記第1主面に対向する位置から当該透明物品を撮影し、撮影して得られた画像データを解析して前記パターンマスクのピクセル輝度の平均値と標準偏差を求めたときに、前記標準偏差を前記平均値で除した値であることを特徴とする透明物品。
  5. 透明物品は、JIS K7136(2000)に規定される所定のヘイズ値を有し、
    前記クラリティ値とスパークル値との積に前記ヘイズ値を乗じた値が0.5以下であることを特徴とする請求項4に記載の透明物品。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の透明物品の製造方法であって、
    前記基材層の表面にスプレーコート法により前記アンチグレア層を形成する工程を有し、前記アンチグレア層を形成する工程は、前記基材層の表面温度を20℃以上として行われることを特徴とする透明物品の製造方法。
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