JP7251064B2 - 流路構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流路構造及び画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、排気ダクトにフィルタを設置し、フィルタの寿命の延長を図るために、超微粒子が多く発生するときのみ空気の流れを切り替えてフィルタに通すようにした画像形成装置が開示されている。
下記特許文献2には、定着排気を装置内で回しながら、用紙の排出と一緒に出すようにした画像形成装置が開示されている。
下記特許文献3には、ダクト内に仕切板と加熱装置を設けることにより、渦流を生み出し、フィルタの捕集効率を上げて寿命を延ばすようにした画像形成装置が開示されている。
特開2016-085407号公報 特開2017-003770号公報 特開2015-214164号公報
本発明は、ダクトの壁面に沿って空気が流れる構成と比較して、超微粒子(UFP:Ultra Fine Particle)の排出量を低減する流路構造及び画像形成装置を得ることが目的である。
第1態様に記載流路構造は、空気が送風される流路を備え、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置の周囲の空気を送風手段により吸引するダクトと、前記ダクトの内部に設けられ、前記ダクトの内部の空気の送風方向と交差する方向に配置される導電性の当て面と、を有する。
第2態様に記載の流路構造は、第1態様に記載の流路構造において、前記ダクトは、前記流路を絞る絞り部を備え、前記当て面は、前記絞り部により絞られた空気が当たる位置に設けられている。
第3態様に記載の流路構造は、第2態様に記載の流路構造において、前記絞り部は、前記当て面で流路を絞る構成とされている。
第4態様に記載の流路構造は、第2態様に記載の流路構造において、前記絞り部は、前記ダクトの内壁で流路を絞る構成とされている。
第5態様に記載の流路構造は、第1態様又は第2態様に記載の流路構造において、前記流路の空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速を大きくして前記当て面に空気を当てる構成とされている。
第6態様に記載の流路構造は、第5態様に記載の流路構造において、前記当て面は、前記流路を絞る絞り部の空気の送風方向下流側に配置されており、前記絞り部と前記当て面とが複数個設けられている。
第7態様に記載の流路構造は、第6態様に記載の流路構造において、空気の送風方向下流側の前記絞り部は、空気の送風方向上流側の前記絞り部よりも前記流路を絞っている。
第8態様に記載の流路構造は、第5態様に記載の流路構造において、前記当て面が複数設けられており、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって前記当て面間の間隔が狭くなる。
第9態様に記載の流路構造は、第5態様に記載の流路構造において、前記当て面が複数設けられており、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって前記ダクトの内壁面に対する前記当て面の下流側の角度が大きくなる。
第10態様に記載の流路構造は、第1態様に記載の流路構造において、前記当て面が複数設けられており、前記ダクトの内壁面に対する前記当て面の下流側の角度が90度より小さい。
第11態様に記載の流路構造は、第1態様から第10態様までのいずれか1に記載の流路構造において、前記ダクトの内壁面が導電性部材で構成されている。
第12態様に記載の流路構造は、第1態様から第11態様までのいずれか1に記載の流路構造において、前記ダクトは、入口と、出口と、前記入口と前記出口を繋ぐ壁部と、を備え、前記入口は、前記記録媒体の搬送方向における前記定着装置の上流側を含む位置に設けられている。
第13態様に記載画像形成装置は、トナー像を形成し、前記トナー像を前記記録媒体に転写する画像形成部と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着する定着装置と、前記定着装置の周囲の空気が流入される第1態様から第12態様までのいずれか1に記載の流路構造と、を有する。
第1態様に記載の流路構造によれば、ダクトの壁面に沿って空気が流れる構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第2態様に記載の流路構造によれば、流路を絞らない構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第3態様に記載の流路構造によれば、絞り専用部材を有する構成と比較して、構造が簡単になる。
第4態様に記載の流路構造によれば、絞り専用部材を有する構成と比較して、構造が簡単になる。
第5態様に記載の流路構造によれば、流路の空気の送風方向で流速が等しい構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第6態様に記載の流路構造によれば、絞り部と当て面が1個設けられている構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第7態様に記載の流路構造によれば、空気の送風方向に沿って、絞り部の大きさが等しい構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第8態様に記載の流路構造によれば、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって当て面間の間隔が等しい構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第9態様に記載の流路構造によれば、ダクトの内壁面に対する当て面の下流側の角度が等しい構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第10態様に記載の流路構造によれば、ダクトの内壁面に対する当て面の下流側の角度が90度以上である場合と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第11態様に記載の流路構造によれば、ダクトの内壁面が絶縁物である構成と比較して、超微粒子の排出量が低減される。
第12態様に記載の流路構造によれば、記録媒体の搬送方向における定着装置の下流側にダクトの入口が設けられている構成と比較して、超微粒子がダクトに流れ込みやすい。
第13態様に記載の画像形成装置によれば、ダクトの壁面に沿って空気が流れる構成と比較して、装置本体からの超微粒子の排出量が低減される。
第1実施形態に係る流路構造が適用される画像形成装置を示す構成図である。 第1実施形態に係る流路構造に用いられるダクト、及びダクトが配置される定着装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを用紙搬送方向における定着装置の入口側に配置した状態を示す側断面図である。 第1実施形態に係る流路構造に用いられるダクト、及びダクトが配置される定着装置を示す模式的な断面図である。 第2実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第3実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第4実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第5実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第5実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを流れる空気の流速を示す模式的な図である。 第6実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第7実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第8実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第9実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第10実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 第11実施形態に係る流路構造に用いられるダクトを示す断面図である。 (A)は、ダクト内の板金の上流側の角度が135°の場合を示す断面図であり、(B)は、ダクト内の板金の上流側の角度が90°の場合を示す断面図であり、(C)は、ダクト内の板金の上流側の角度が45°の場合を示す断面図である。 ダクト内の板金の角度と超微粒子の補修率との関係を示すグラフである。 (A)は、流路構造に用いられるダクトを用紙搬送方向における定着装置の出口側に配置した例を示す側断面図であり、(B)は、流路構造に用いられるダクトを用紙搬送方向における定着装置の中心部の横に配置した例を示す側断面図であり、流路構造に用いられるダクトを用紙搬送方向における定着装置の全体を覆うように配置した例を示す側断面図である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図面に適宜示される矢印Hで示す方向を装置高さ方向(鉛直方向)、矢印Wで示す方向を装置幅方向(水平方向)とする。また、矢印Dで示す方向、すなわち装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向を装置奥行き方向(水平方向)とする。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態である画像形成装置の一例を図1~図4にしたがって説明する。なお、以下では、黄色をY、マゼンタ色をM、シアン色をC、黒色をKで表すと共に、各構成部品及びトナー画像(画像)を色毎に区別する必要がある場合には、符号の末尾に各色に対応する色の符号(Y、M、C、K)を付して説明する。また、以下では、各構成部品及びトナー画像を色毎に区別せずに総称する場合には、符号の末尾の色の符号を省略して説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1には、本実施形態に係る画像形成装置の構成の一例が示されている。図1に示されるように、画像形成装置10には、記録媒体の一例としての用紙Pが収容される収容部14と、収容部14に収容された用紙Pを搬送する搬送装置16とが備えられている。さらに、画像形成装置10には、収容部14から搬送装置16によって搬送される用紙Pに画像形成を行う画像形成部20と、各部を制御する制御部12とが備えられている。なお、図示を省略するが、画像形成装置10の装置本体10Aの上側には、原稿を読み取る原稿読取部が設けられている。
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な2個の収容部材26が備えられており、夫々の収容部材26に例えば2種類のサイズの用紙Pが積載されている。さらに、夫々の収容部材26には、収容部材26に積載された用紙Pを、搬送装置16に設けられた搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
搬送装置16には、用紙Pが搬送される搬送経路28に沿って、用紙Pを搬送する複数の一対の搬送ロール31と、用紙Pの搬送タイミングを合わせる一対の位置合わせロール32とが備えられている。
画像形成部20には、黄色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、黒色(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。各色の画像形成ユニット18は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、図1中の反時計回りに回転する感光体ドラム36と、感光体ドラム36の表面を帯電する帯電部材38とが備えられている。さらに、画像形成ユニット18には、帯電した感光体ドラム36に露光光を照射する露光装置39と、露光光を照射することで形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像してトナー画像として可視化する現像装置40とが備えられている。また、画像形成ユニット18には、感光体ドラム36に付着した異物を感光体ドラム36から掻き取る清掃装置42が備えられている。
また、画像形成部20には、後述する補助ロール52及び複数のロール60、62に巻き掛けられて図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22が備えられている。さらに、画像形成部20には、転写ベルト22の内側に配置されると共に各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22の表面22Aに転写する一次転写ロール54Y、54M、54C、54Kが備えられている。ここで、転写ベルト22は、像保持体の一例である。また、画像形成部20には、転写ベルト22に付着した残留トナー等の異物をブレード35により転写ベルト22から掻き取る清掃装置34が備えられている。
また、画像形成部20には、転写ベルト22の表面22Aに転写されたトナー画像を用紙Pに転写する転写部の一例としての二次転写部56が備えられている。二次転写部56には、転写ベルト22の表面側に配置される二次転写ロール58と、二次転写ロール58に対して転写ベルト22の反対側で転写ベルト22が巻き掛けられる補助ロール52とが備えられている。補助ロール52は、周回する転写ベルト22に従動して回転するようになっている。本実施形態では、二次転写ロール58は接地されており、補助ロール52は二次転写ロール58の対向電極を形成しており、補助ロール52は、二次転写電圧が印加されることにより、用紙Pにトナー画像が転写される。
また、装置本体10Aには、用紙Pの搬送方向における二次転写部56の下流側に、トナー画像が転写された用紙Pを加熱・加圧して、トナー画像を用紙Pに定着する定着装置50が備えられている。定着装置50には、用紙Pの表面のトナー画像を加熱する加熱回転体51Aと、用紙Pを背面側から加熱回転体51Aに押し付ける加圧回転体51Bとが備えられている。
また、装置本体10Aの搬送装置16には、用紙Pの搬送方向における定着装置50の下流側に、装置本体10Aの上部に設けられた排出部11に用紙Pを排出する一対の排出ロール28A、28Bが設けられている。
さらに、搬送装置16には、画像形成部20の側方に、用紙Pの両面に画像を形成するときに使用される反転搬送部70が備えられている。反転搬送部70は、一方の面としての表面にトナー画像が定着された用紙Pを、排出ロール28A、28Bによって排出部11にそのまま排出せずに、用紙Pの他方の面としての裏面にトナー画像を形成するために用紙Pの表裏を反転させる機能を有する。反転搬送部70には、排出ロール28A、28Bから位置合わせロール32に向けて用紙Pの表裏を反転するように用紙Pが搬送される反転経路72と、反転経路72に沿って用紙Pを搬送する複数の搬送ロール対(図示省略)とが備えられている。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電部材38は、各色の感光体ドラム36の表面に定められた電位で一様にマイナス帯電する。続いて、原稿読取部(図示省略)によって読み取られた画像データに基づいて露光装置39は、帯電した各色の感光体ドラム36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。これにより、データに対応した静電潜像が各色の感光体ドラム36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の感光体ドラム36の表面に形成されたトナー画像は、一次転写ロール54によって転写ベルト22に順番に転写される。このようにして、転写ベルト22は、表面22Aにトナー画像を保持する。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出された用紙Pは、転写ベルト22と二次転写ロール58とが接触する転写ニップ部Nへ送り出される。転写ニップ部Nでは、用紙Pが転写ベルト22と二次転写ロール58との間で搬送されることで、転写ベルト22の表面22Aのトナー画像は、用紙Pの表面に転写される。
また、用紙Pの表面に転写されたトナー画像が、定着装置50によって用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28A、28Bの回転により装置本体10Aの外部の排出部11へ排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、用紙Pの後端部が挟まれた状態で排出ロール28A、28Bを逆回転させることで、用紙Pが反転経路72に搬送される。そして、位置合せロール32の回転により、用紙Pが定められたタイミングで二次転写部56に搬送され、転写ベルト22から用紙Pの裏面にトナー画像が転写される。用紙Pの裏面に転写されたトナー画像は、定着装置50によって用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28A、28Bの回転により装置本体10Aの外部の排出部11へ排出される。これにより、用紙Pの両面に画像が形成される。
(要部構成)
次に、画像形成装置10の要部である定着装置50、及び第1実施形態の流路構造100について説明する。
<定着装置50>
図2及び図3に示されるように、定着装置50は、装置奥行き方向に沿って配置される加熱回転体51Aと、加熱回転体51Aと接触し、装置奥行き方向に沿って配置される加圧回転体51Bと、を備えている。さらに、定着装置50は、加熱回転体51Aの加圧回転体51Bと接触する側を除いた範囲を覆う筐体80と、加圧回転体51Bの加熱回転体51Aと接触する側を除いた範囲を覆う筐体82と、を備えている。図3では、定着装置50の構成を渡りやすくするため、模式的な断面図にて図示している。
筐体80は、用紙Pの搬送方向(図3に示す矢印P1方向)における加熱回転体51Aの上流側(本実施形態では下部側)と、加熱回転体51Aの加圧回転体51Bとの接触部の反対側(加熱回転体51Aの背面側)と、用紙Pの搬送方向のおける加熱回転体51Aの下流側(本実施形態では上部側)と、を囲むように配置されている。また、筐体82は、用紙Pの搬送方向における加圧回転体51Bの上流側(本実施形態では下部側)と、加圧回転体51Bの加熱回転体51Aと接触する位置の反対側(加圧回転体51Bの背面側)と、用紙Pの搬送方向における加圧回転体51Bの下流側(本実施形態では上部側)と、を囲むように配置されている。
<流路構造100>
流路構造100は、定着装置50の周囲の空気を後述するファン108(図4参照)により吸引するダクト102を備えている。本実施形態では、ダクト102は、用紙Pの搬送方向における加熱回転体51Aの上流側となる筐体80の下部80Aに接続されている。ダクト102の内部には、空気が送風される流路104(図4参照)が設けられている。
図2に示されるように、ダクト102は、筐体80の下部80Aに接続されると共に装置奥行き方向奥側に向かって配置される第1ダクト部102Aと、第1ダクト部102Aの下流側端部から装置上下方向上側に向かって配置される第2ダクト部102Bと、を備えている。第1ダクト部102Aに空気が導入される入口103(図3参照)は、筐体80の下部80Aに接続されている。さらに、ダクト102は、第2ダクト部102Aの上端部から装置奥行き方向奥側に向かって配置される第3ダクト部102Cを備えている。第3ダクト部102Cの下流側の端部には、送風手段の一例としての送風装置106が設けられている。
送風装置106は、略矩形状の筒状体106Aを備えている。筒状体106Aの内部には、ファン108が配置されている(図4参照)。ファン108の回転軸の軸方向は、第3ダクト部102Cの長手方向に沿って配置されている。これにより、ファン108が回転することで、ダクト102内の流路104を空気が送風されるようになっている。筒状体106Aの端部には、ダクト102の内部の空気が排出される出口106Cが設けられている(図4参照)。出口106Cは、画像形成装置10の外壁部に設けられている。第1ダクト部102A、第2ダクト部102B、第3ダクト部102C及び筒状体106Aは、ダクト102の入口103と出口106Cとを繋ぐ壁部の一例である。ダクト102の入口103は、用紙Pの搬送方向(矢印P1方向)における定着装置50の筐体80内の上流側(すなわち定着装置50の入口側)を含む位置に設けられている(図2及び図3参照)。ここで、「用紙Pの搬送方向における定着装置の上流側」とは、定着装置50に設けられた加熱回転体51Aと加圧回転体51Bとの対向部に対して上流側という意味である。
図4に示されるように、ダクト102の内部には、ダクト102の内部の空気の送風方向(矢印B方向)と交差する方向に配置される導電性の当て板110が設けられている。ダクト102の内部には、当て板110が複数(本実施形態では3枚)設けられている。本実施形態では、複数の当て板110の大きさは等しい。ここで、当て板110の上流側を向く面は、当て面の一例である。また、「導電性」とは、当て板110の電位がアースに落ちることで、結果的に当て板110の表面電位が10未満となる状態をいう。表面電位計は、トレックジャパン株式会社製の表面電位計MODEL344を用いた。当て板110には、アースを接続してもよいし、接続しなくてもよい。なお、図4では、流路構造100の構成を分かりやすくするため、板厚や筐体80を省略すると共に、ダクト102を真っ直ぐに展開した模式的な断面図にて示している。
複数の当て板110は、ダクト102の幅方向の中央部に設けられており、当て板110の幅方向両側とダクト102の内壁面112との間に間隔が空いている。これにより、当て板110とダクト102の内壁面112との間を空気が流れるようになっている。本実施形態では、当て板110は、例えば、アルミニウム、銅、真鍮、ステンレス(SUS)等の金属で形成されている。なお、当て板110の材質は、金属に代えて導電性プラスチックなどを用いてもよい。導電性プラスチックとしては、樹脂中にカーボンブラック等を増量して導電性を高めたものなどが使用される。また、ダクト102の内部の空気の送風方向における当て板110の上流側の面のみを導電性としてもよい。
流路構造100では、ファン108の回転により、ダクト102内の流路104を空気が矢印B方向に送風されるようになっている。当て板110は、略矩形状の流路104の中央部に、空気の送風方向(矢印B方向、すなわち、平面視におけるダクト102の長手方向)と交差する方向に配置されている。本実施形態では、当て板110は、空気の送風方向(矢印B方向)と直交する方向に配置されている。当て板110は、ダクト102の内壁面112の一部に支持されている。
一例として、ダクト102の内壁面112は、導電性部材で構成されている。本実施形態では、ダクト102の内壁面112に、例えば、アルミホイル等の金属箔を張り付けた構成とされている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図4に示されるように、流路構造100では、ファン108の回転により、定着装置50の周囲の空気が矢印Aに示すようにダクト102側に吸引される。そして、ダクト102の入口103(図3参照)からダクト102の内部に導入された空気は、ダクト102内の流路104を矢印B方向に送風される。そして、ダクト102の出口106Cから画像形成装置10の外部に排出される。
ここで、比較例の画像形成装置の流路構造(図示省略)について説明する。比較例の画像形成装置の流路構造では、ダクトの流路の下流側にフィルタを介してファンが設けられている。近年、環境や安全への意識の高まりから、画像形成装置の機外排出物、特に粒径が100nm以下の超微粒子(UFP:Ultra Fine Particle)に対する規制が各国環境レベルで厳格化されている。比較例の画像形成装置では、ダクトに設けたフィルタに超微粒子を捕獲させることで、画像形成装置の外部に排出される空気を浄化している。
しかし、比較例の画像形成装置の流路構造では、フィルタを設けるとコストが高くなり、また、圧力損失の影響で画像形成装置からの空気が流れにくくなるため、画像形成装置内の温度が上昇してしまう可能性がある。これに対し、流量を確保するためにファンの能力を上げると、騒音や消費電力の増大が懸念される。
これに対して、本実施形態の画像形成装置10の流路構造100では、ダクト102の内部に複数の導電性の当て板110が設けられている。複数の導電性の当て板110は、ダクト102の内部の空気の送風方向(矢印B方向)と交差する方向に配置されている。これにより、ダクト102の内部を送風される空気が複数の当て板110に当たり、複数の当て板110に超微粒子(UFP)が付着される。導電性の当て板110は、非導電性の当て板に比べて、超微粒子が付着しやすいことは実験的に確かめられている。このため、ダクト102の空気の送風方向の複数の当て板110の下流側では、空気中に含まれる超微粒子(UFP)の量が減少する。
上記の流路構造100では、ダクトの壁面に沿って空気が流れる構成と比較して、超微粒子(UFP)の排出量、すなわち、ダクト102の出口106Cから画像形成装置10の外部に排出される超微粒子(UFP)の排出量が低減される。
また、画像形成装置10では、フィルタを使用せずに超微粒子を減少させることで、フィルタよりも低圧損なシステムを構築できるため、ファン108の能力を上げる必要がなく、騒音や電力への影響を低減することができる。また、フィルタは初期コストに加えて寿命による交換コストがかかるが、画像形成装置10では、フィルタを用いる場合に比べて、寿命による交換コストがかからないため、安価なシステムを提供できる。
上記の流路構造100では、ダクト102の入口103は、用紙Pの搬送方向における定着装置50の上流側を含む位置に設けられている。このため、上記の画像形成装置10では、用紙Pの搬送方向における定着装置の下流側にダクトの入口が設けられている構成と比較して、超微粒子がダクト102内に流れ込みやすい。
また、上記の流路構造100では、ダクト102の内壁面112は、導電性部材で構成されている。このため、上記の流路構造100では、ダクトの内壁面が絶縁物である構成と比較して、ダクト102の内壁面112に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
〔第2実施形態〕
次に、図5を用いて、第2実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、流路構造120では、ダクト102の流路104を絞る絞り部122、122が設けられている。さらに、流路構造120では、絞り部122、122により絞られた空気が当たる位置に当て板110が設けられている。
絞り部122、122は、ダクト102の内壁面112の対向する位置に支持されると共に流路104に突出するように配置された一対の導電性の板状体で構成されている。絞り部122、122は、例えば、金属製とされている。一対の絞り部122、122の間には、空気を通すための間隔が設定されている。内壁面112に対する絞り部122、122の下流側の角度(流路104の空気の送風方向下流側の角度)は、90°以下10°以上であることが好ましく、80°以下20°以上であることがより好ましく、70°以下30°以上であることがさらに好ましい。
一例として、一対の絞り部122、122の間隔は、当て板110の大きさよりも小さい。また、一対の絞り部122、122の間隔は、比較例のフィルタの目の間隔よりも大きい。このため、一対の絞り部122、122の間隔は、比較例のフィルタのような目詰まりがなく、圧力損失に影響しない大きさとなっている。
当て板110は、空気の送風方向(矢印B方向)における一対の絞り部122、122の下流側であって、一対の絞り部122、122の間隔が設けられた位置と対向するように配置されている。本実施形態では、一対の絞り部122、122で流路を絞ることで、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速を大きくして当て板110に空気を当てる構成とされている。
上記の流路構造120では、第1実施形態の流路構造100と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を有している。上記の流路構造120では、流路を絞らない構成と比較して、当て板110に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
上記の流路構造120では、流路の空気の送風方向で流速が等しい構成と比較して、当て板110に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
なお、本実施形態では、絞り部122、122の材質は、導電性とされているが、導電性以外の材質を用いてもよい。
〔第3実施形態〕
次に、図6を用いて、第3実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、流路構造130は、ダクト102の流路104を絞る絞り部132と、絞り部132により絞られた空気が当たる位置に配置された当て面の一例としての導電性の当て板134と、を備えている。
絞り部132は、ダクト102の内壁面112に支持されると共に流路104に突出するように配置された導電性の板状体で構成されている。絞り部132は、例えば、金属製とされている。絞り部132の先端部と、ダクト102の内壁面112との間には、空気を通すための間隔が設定されている。
絞り部132の先端部とダクト102の内壁面112との間隔は、当て板134の大きさよりも小さい。
当て板134は、空気の送風方向(矢印B方向)における絞り部132の下流側であって、絞り部132の先端部とダクト102の内壁面112との間隔が設けられた位置と対向するように配置されている。当て板134は、例えば、金属製とされている。
上記の流路構造130では、第2実施形態の流路構造120と同等の構成により、同等の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、絞り部132の材質は、導電性とされているが、導電性以外の材質を用いてもよい。
〔第4実施形態〕
次に、図7を用いて、第4実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、流路構造140では、ダクト102の流路104を絞る一対の絞り部122、122と、絞り部122、122により絞られた空気が当たる位置に配置された当て板110とが、空気の送風方向(矢印B方向)に沿って複数個(本実施形態では3個)設けられている。
本実施形態では、複数の一対の絞り部122、122で流路を絞ることで、空気の送風方向(矢印B方向)下流側に向かうにしたがって空気の流速を大きくして、当て板110に空気を当てる構成とされている。
上記の流路構造140では、第2実施形態の流路構造120と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造140では、流路の空気の送風方向で流速が等しい構成と比較して、当て板110に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
い。
また、上記の流路構造140では、絞り部と当て面が1個設けられている構成と比較して、複数の当て板110に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
〔第5実施形態〕
次に、図8を用いて、第5実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第4実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、流路構造150では、平面視にてダクト102の内壁面112の一方の側に支持されると共に、流路104に突出するように配置された導電性の絞り部152が設けられている。また、流路構造150では、平面視にてダクト102の内壁面112の他方の側に支持されると共に、空気の送風方向(矢印B方向)の絞り部152の下流側で流路104に突出するように配置された導電性の絞り部154が設けられている。絞り部152の延長線と交差する方向に絞り部154が配置されており、絞り部152の先端部と絞り部154との間には、空気を通すための間隔が設定されている。本実施形態では、流路104における空気の送風方向に沿って絞り部152と絞り部154が交互に複数個(本実施形態では3個)設けられている。
絞り部152に当たった空気は、絞り部152に沿って矢印C方向に送風される。絞り部154は、矢印C方向に送風された空気が当たる位置に配置されている。さらに、絞り部154に当たった空気は、絞り部154に沿って矢印D方向に送風される。次の絞り部152は、矢印D方向に送風された空気が当たる位置に配置されている。この繰り返しで、絞り部152と絞り部154が交互に複数個(本実施形態では3個)配置されている。絞り部152、154は、例えば、金属製とされている。
絞り部152、154は、当て面の一例である。言い換えると、絞り部152、154は、当て面で流路104を絞る構成とされている。内壁面112に対する絞り部152、154の下流側の角度(流路104の空気の送風方向下流側の角度)は、90°以下10°以上であることが好ましく、80°以下20°以上であることがより好ましく、70°以下30°以上であることがさらに好ましい。本実施形態では、ダクト102の内壁面112に対する絞り部152、154の下流側の角度が90度より小さく、例えば、30~60°に設定されている。
図9は、流路構造150におけるダクト102内の空気の流速を模式的に示した図である。図9では、ドットが濃くなる(高密度となる)ほど、空気の流速が速い。図9に示されるように、流路104における空気の送風方向に沿って絞り部152と絞り部154が交互に複数個(本実施形態では3個)設けられていることで、流路104の空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速が大きくなる。すなわち、流路構造150は、流路104の空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速を大きくして絞り部152、154に空気を当てる構成とされている。
上記の流路構造150では、第1実施形態の流路構造100と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造150では、絞り部152、154は、当て面で流路104を絞る構成とされている。このため、上記の流路構造150では、絞り専用部材を有する構成と比較して、構造が簡単になる。
上記の流路構造150では、流路の空気の送風方向で流速が等しい構成と比較して、絞り部152、154に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
上記の流路構造150では、ダクトの内壁面に対する当て面の下流側の角度が90°以上である場合と比較して、絞り部152、154に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
〔第6実施形態〕
次に、図10を用いて、第6実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第5実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図10に示されるように、流路構造160では、ダクト102の流路104を絞る一対の絞り部162、162と、絞り部162、162により絞られた空気が当たる位置に配置された当て板110とが設けられている。また、流路構造160では、絞り部162、162及び当て板110の下流側に、ダクト102の流路104を絞る一対の絞り部164、164と、絞り部164、164により絞られた空気が当たる位置に配置された当て板110とが設けられている。さらに、流路構造160では、絞り部164、164及び当て板110の下流側に、ダクト102の流路104を絞る一対の絞り部166、166と、絞り部166、166により絞られた空気が当たる位置に配置された当て板110とが設けられている。
絞り部162、162と絞り部164、164と絞り部166、166は、ダクト102の内壁面112の対向する位置に支持されると共に流路104に突出するように配置された一対の導電性の板状体で構成されている。絞り部162、162と絞り部164、164と絞り部166、166は、例えば、金属製とされている。
内壁面112に対する絞り部162、162の下流側の角度、内壁面112に対する絞り部164、164の下流側の角度、内壁面112に対する絞り部166、166の下流側の角度は、この順で大きくなる構成とされている。言い換えると、内壁面112に対する絞り部162、162の下流側の角度、内壁面112に対する絞り部164、164の下流側の角度、内壁面112に対する絞り部166、166の下流側の角度は、空気の送風方向(矢印B方向)下流側に向かうにしたがって、大きくなる。
さらに、絞り部162、162の大きさ(間隔)D1、絞り部164、164の大きさ(間隔)D2、絞り部166、166の大きさ(間隔)D3は、この順で狭くなる構成とされている。言い換えると、空気の送風方向下流側の絞り部164、164の大きさD2は、空気の送風方向上流側の絞り部162、162の大きさD1よりも狭く、空気の送風方向下流側の絞り部166、166の大きさD3は、空気の送風方向上流側の絞り部164、164の大きさD2よりも狭い。
流路構造160では、絞り部162、162と絞り部164、164と絞り部166、166が設けられていることで、流路104の空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速が大きくなる。
上記の流路構造160では、第4実施形態の流路構造140と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造150では、空気の送風方向に沿って、絞り部の大きさ(間隔)が等しい構成と比較して、複数の当て板110に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
なお、本実施形態では、絞り部と当て板が3個設けられているが、絞り部と当て板の数は変更可能である。
〔第7実施形態〕
次に、図11を用いて、第7実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第6実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図11に示されるように、流路構造170では、ダクト102の流路104を絞る一対の絞り部172、172と、絞り部172、172により絞られた空気が当たる位置に配置された当て板110とが設けられている。また、流路構造170では、絞り部172、172及び当て板110の下流側に、ダクト102の流路104を絞る一対の絞り部174、174と、絞り部174、174により絞られた空気が当たる位置に配置された当て板110とが設けられている。さらに、流路構造160では、絞り部174、174及び当て板110の下流側に、ダクト102の流路104を絞る一対の絞り部176、176と、絞り部176、176により絞られた空気が当たる位置に配置された当て板110とが設けられている。
絞り部172、172と絞り部174、174と絞り部176、176は、ダクト102の内壁面112の対向する位置に支持されると共に流路104に突出するように配置された一対の導電性の板状体で構成されている。絞り部172、172と絞り部174、174と絞り部176、176は、例えば、金属製とされている。
内壁面112に対する絞り部172、172の下流側の角度、内壁面112に対する絞り部174、174の下流側の角度、及び内壁面112に対する絞り部176、176の下流側の角度は、等しい。本実施形態では、これらの角度は、90°とされている。
絞り部172、172の大きさ(間隔)D1と、絞り部174、174の大きさ(間隔)D2と、絞り部176、176の大きさ(間隔)D3は、この順で大きくなる。すなわち、絞り部172、172の大きさ(間隔)D1、絞り部174、174の大きさ(間隔)D2、絞り部176、176の大きさ(間隔)D3は、空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かうにしたがって、狭くなる構成とされている。
上記の流路構造170では、第4実施形態の流路構造140と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造170では、空気の送風方向に沿って、絞り部の大きさ(間隔)が等しい構成と比較して、複数の当て板110に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
〔第8実施形態〕
次に、図12を用いて、第8実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第7実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図12に示されるように、流路構造180では、ダクト182の流路184を絞る絞り部186が設けられている。絞り部186は、ダクト182の内壁186Aの幅方向の寸法(距離)を空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かって徐々に狭めることで、流路184を絞る構成とされている。ダクト182の内部には、大きさが等しい複数(本実施形態では3個)の当て板110が設けられている。
上記の流路構造180では、第4実施形態の流路構造140と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造180では、絞り専用部材を有する構成と比較して、構造が簡単になる。
〔第9実施形態〕
次に、図13を用いて、第9実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第8実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図13に示されるように、流路構造190では、ダクト102の内部の空気の送風方向(矢印B方向)と交差する方向に配置される複数(本実施形態では3個)の導電性の当て板192、194、196が設けられている。当て板192、194、196の大きさは、空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かうにしたがって、大きくなる構成とされている。これにより、ダクト102の内壁面112と当て板192、194、196との間隔が、空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かうにしたがって狭くなる。
上記の流路構造190では、ダクト102の内壁面112と当て板192、194、196との間隔が、空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かうにしたがって狭くなることで、空気の送風方向の下流側に向かうほど流速が大きくなる。
上記の流路構造190では、第1実施形態の流路構造100と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造190では、流路の空気の送風方向で流速が等しい構成と比較して、当て板192、194、196に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
〔第10実施形態〕
次に、図14を用いて、第10実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第9実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図14に示されるように、流路構造200では、流路104における空気の送風方向に沿って絞り部152と絞り部154が交互に複数個(本実施形態では4個)設けられている。平面視にて絞り部152は、ダクト102の内壁面112の一方の側に設けられており、絞り部154は、ダクト102の内壁面112の他方の側に設けられている。前述したように、絞り部152、154は、当て面の一例であり、当て面で流路104を絞る構成とされている。
流路構造200では、空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かうにしたがって、空気の送風方向(矢印B方向)における絞り部154の基端間の間隔(距離)L1、L2、L3が狭くなる構成とされている。同様に、空気の送風方向(矢印B方向)における絞り部152の基端間の間隔(距離)も、L1、L2、L3に設定されており、空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かうにしたがって、絞り部152の基端間の間隔(距離)も狭くなる構成とされている。
上記の流路構造200では、第5実施形態の流路構造150と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造200では、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の送風方向における当て面間の間隔(距離)が等しい構成と比較して、下流側の絞り部152、154に超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
〔第11実施形態〕
次に、図15を用いて、第11実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第10実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図15に示されるように、流路構造210では、平面視にてダクト102の内壁面112の一方の側に空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かって複数(本実施形態では3個)の絞り部212A、212B、212Cが設けられている。また、流路構造210では、平面視にてダクト102の内壁面112の他方の側に空気の送風方向(矢印B方向)の下流側に向かって複数(本実施形態では3個)の絞り部214A、214B、214Cが設けられている。流路構造200では、流路104における空気の送風方向の下流側に向かって内壁面112の一方の側の絞り部212A、212B、212Cと、内壁面112の他方の側の絞り部214A、214B、214Cが交互に設けられている。言い換えると、流路104における空気の送風方向の下流側に向かって絞り部212A、絞り部214A、絞り部212B、絞り部214B、絞り部212C、絞り部214Cの順で設けられている。絞り部212A、212B、212Cと絞り部214A、214B、214Cは、当て面の一例であり、当て面で流路104を絞る構成とされている。
内壁面112に対する絞り部212Aの下流側の角度θ1、内壁面112に対する絞り部212Bの下流側の角度θ2、内壁面112に対する絞り部212Cの下流側の角度θ3は、空気の送風方向の下流側に向かうにしたがって大きくなる構成とされている(すなわち、θ1<θ2<θ3)。例えば、内壁面112に対する絞り部212Aの下流側の角度θ1は、10°以上が好ましく、壁面112に対する絞り部212Cの下流側の角度θ3は、90°以下が好ましい。
同様に内壁面112に対する絞り部214Aの下流側の角度、内壁面112に対する絞り部214Bの下流側の角度、内壁面112に対する絞り部212Cの下流側の角度は、空気の送風方向の下流側に向かうにしたがって大きくなる構成とされている。
上記の流路構造210では、第5実施形態の流路構造150と同等の構成による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。上記の流路構造210では、ダクトの内壁面に対する当て面の下流側の角度が等しい構成と比較して、下流側の絞り部212B、212C、214B、214Cに超微粒子が付着又は凝集しやすい。したがって、画像形成装置10の外部に排出される超微粒子の排出量が低減される。
〔第12実施形態〕
次に、図16を用いて、第12実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第11実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図16(A)~図16(C)には、ダクト102の内壁面112に対する絞り部の上流側の角度を変えた流路構造220、230、240が示されている。図16(A)に示されるように、流路構造220では、流路104における空気の送風方向に沿って絞り部222と絞り部224が交互に複数個(本実施形態では3個)設けられている。平面視にて絞り部222は、ダクト102の内壁面112の一方の側に設けられており、絞り部224は、ダクト102の内壁面112の他方の側に設けられている。絞り部222、224は、当て面の一例である。ダクト102の内壁面112に対する絞り部222、224の上流側の角度θ4は、135°に設定されている。絞り部222と絞り部224は、板金で構成されており、内壁面112に溶接等により接合されている。
図16(B)に示されるように、流路構造230では、流路104における空気の送風方向に沿って絞り部232と絞り部234が交互に複数個(本実施形態では3個)設けられている。平面視にて絞り部232は、ダクト102の内壁面112の一方の側に設けられており、絞り部234は、ダクト102の内壁面112の他方の側に設けられている。絞り部232、234は、当て面の一例である。ダクト102の内壁面112に対する絞り部232、234の上流側の角度θ5は、90°に設定されている。絞り部232と絞り部234は、板金で構成されており、内壁面112に溶接等により接合されている。
図16(C)に示されるように、流路構造240では、流路104における空気の送風方向に沿って絞り部242と絞り部244が交互に複数個(本実施形態では3個)設けられている。平面視にて絞り部242は、ダクト102の内壁面112の一方の側に設けられており、絞り部244は、ダクト102の内壁面112の他方の側に設けられている。絞り部242、244は、当て面の一例である。ダクト102の内壁面112に対する絞り部242、244の上流側の角度θ6は、45°に設定されている。絞り部242と絞り部244は、板金で構成されており、内壁面112に溶接等により接合されている。
図17には、ダクト102の内壁面112に対する絞り部(板金)の上流側の角度と、ダクト102の出口部における超微粒子(UFP)の捕集率との関係が示されている。ここで、捕集率とは、超微粒子の全体を100としたときの超微粒子を捕集した量の割合をいう。図17に示されるように、ダクト102の内壁面112に対する絞り部(板金)の上流側の角度が大きいほど、超微粒子(UFP)の捕集率が大きい。この実験では、ダクト102の内壁面112に対する絞り部222、224の上流側の角度θ4が135°の流路構造220の場合に、超微粒子(UFP)の捕集率が最も大きい。
言い換えると、ダクト102の内壁面112に対する絞り部(板金)の下流側の角度が小さい場合に、超微粒子(UFP)の捕集率が大きくなる。この実験結果から、ダクト102の内壁面112に対する絞り部(板金)の下流側の角度は、例えば、90°以下であることが好ましい。
〔第13実施形態〕
次に、図18を用いて、第13実施形態に係る流路構造について説明する。なお、前述した第1~第12実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図18(A)~図18(C)には、定着装置50の周囲の空気を吸引するダクトの入口の位置を変えた流路構造260、264、268が示されている。図18(A)に示されるように、定着装置50は、加熱回転体51Aと、加圧回転体51Bと、加熱回転体51Aの加圧回転体51Bと接触する側を除いた範囲を覆う筐体252と、加圧回転体51Bの加熱回転体51A側を除いた範囲を覆う筐体252と、を備えている。流路構造260は、定着装置50の周囲の空気をファン(図示省略)により吸引するダクト262を備えている。本実施形態では、ダクト262の入口262Aは、用紙Pの搬送方向(矢印P1方向)における加熱回転体51Aの下流側に設けられている。
図18(B)に示されるように、流路構造264は、定着装置50の周囲の空気をファン(図示省略)により吸引するダクト266を備えている。本実施形態では、ダクト266の入口266Aは、用紙Pの搬送方向(矢印P1方向)における加熱回転体51Aの中心部付近(加熱回転体51Aの真横)に設けられている。
図18(C)に示されるように、流路構造268は、定着装置50の周囲の空気をファン(図示省略)により吸引するダクト270を備えている。本実施形態では、ダクト270の入口270Aは、用紙Pの搬送方向(矢印P1方向)における加熱回転体51Aを囲む位置に設けられている。
ダクト262、266、270内の流路に設けられる当て面としての当て板の構成は、第1実施形態の流路構造100の当て板110と同じである。
図18(A)~図18(C)に示す流路構造260、264、268を用いてダクト262の出口部の超微粒子の捕集率を測定したところ、図18(C)に示す流路構造268が最も超微粒子の捕集率が大きく、次に図18(B)に示す流路構造264が次に超微粒子の捕集率が大きいことが確認された。
また、図3に示す定着装置50の入口側にダクト102の入口を設けた場合と比較すると、図18(C)に示す流路構造268のほうが超微粒子の捕集率が大きく、図18(B)に示す流路構造264は、超微粒子の捕集率が同等であることが確認された。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 画像形成装置
20 画像形成部
50 定着装置
100 流路構造
102 ダクト
102A 第1ダクト部(壁部の一例)
102B 第2ダクト部(壁部の一例)
102C 第3ダクト部(壁部の一例)
103 入口
104 流路
106 送風装置
106C 出口
108 ファン
110 当て板(当て面の一例)
112 内壁面
120 流路構造
122 絞り部
130 流路構造
132 絞り部
134 当て板(当て面の一例)
140 流路構造
150 流路構造
152 絞り部
154 絞り部
160 流路構造
162 絞り部
164 絞り部
166 絞り部
170 流路構造
172 絞り部
174 絞り部
176 絞り部
180 流路構造
182 ダクト
184 流路
185A 内壁
186 絞り部
190 流路構造
192 当て板(当て面の一例)
194 当て板(当て面の一例)
196 当て板(当て面の一例)
200 流路構造
210 流路構造
212A 絞り部
212B 絞り部
212C 絞り部
214A 絞り部
214B 絞り部
214C 絞り部
220 流路構造
222 絞り部
224 絞り部
230 流路構造
232 絞り部
234 絞り部
240 流路構造
242 絞り部
244 絞り部
260 流路構造
262 ダクト
262A 入口
264 流路構造
266 ダクト
266A 入口
268 流路構造
270 ダクト
270A 入口
θ1 角度
θ2 角度
θ3 角度
L1 間隔
L2 間隔
L3 間隔
P 用紙(記録媒体の一例)

Claims (13)

  1. 空気が送風される流路を備え、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置の周囲の空気を送風手段により吸引するダクトと、
    前記ダクトの内部に設けられ、前記ダクトの内部の空気の送風方向と交差する方向に配置される導電性の当て面と、
    を有し、
    前記当て面が前記ダクトの内部に配置され、前記当て面で前記流路を絞る構成とされており、前記ダクトの内壁面に対する前記当て面の下流側の角度が90度より小さい流路構造。
  2. 空気が送風される流路を備え、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置の周囲の空気を送風手段により吸引するダクトと、
    前記ダクトの内部に設けられ、前記ダクトの内部の空気の送風方向と交差する方向に配置される導電性の当て面と、
    を有し、
    前記流路の空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速を大きくして前記当て面に空気を当てる構成とされており、
    前記当て面は、前記流路を絞る絞り部の空気の送風方向下流側に配置されており、前記絞り部と前記当て面とが複数個設けられており、
    空気の送風方向下流側の前記絞り部は、空気の送風方向上流側の前記絞り部よりも前記流路を絞っている流路構造。
  3. 空気が送風される流路を備え、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置の周囲の空気を送風手段により吸引するダクトと、
    前記ダクトの内部に設けられ、前記ダクトの内部の空気の送風方向と交差する方向に配置される導電性の当て面と、
    を有し、
    前記流路の空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速を大きくして前記当て面に空気を当てる構成とされており、
    前記ダクトの対向する内壁面の一方の側に設けられた一方の前記当て面と、前記内壁面の他方の側に設けられた他方の前記当て面とが送風方向に交互に複数配置されており、
    一方の前記当て面は、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって一方の前記当て面間の距離が狭くなり、
    他方の前記当て面は、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって他方の前記当て面間の距離が狭くなる流路構造。
  4. 空気が送風される流路を備え、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置の周囲の空気を送風手段により吸引するダクトと、
    前記ダクトの内部に設けられ、前記ダクトの内部の空気の送風方向と交差する方向に配置される導電性の当て面と、
    を有し、
    前記流路の空気の送風方向下流側に向かうにしたがって空気の流速を大きくして前記当て面に空気を当てる構成とされており、
    前記当て面が複数設けられており、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって前記ダクトの内壁面に対する前記当て面の下流側の角度が大きくなる流路構造。
  5. 空気が送風される流路を備え、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置の周囲の空気を送風手段により吸引するダクトと、
    前記ダクトの内部に設けられ、前記ダクトの内部の空気の送風方向と交差する方向に配置される導電性の当て面と、
    を有し、
    前記ダクトは、前記流路を絞る絞り部を備え、
    前記絞り部は、前記当て面で流路を絞る構成とされており、
    前記当て面が複数設けられており、前記ダクトの内壁面に対する前記当て面の下流側の角度が90度より小さい流路構造。
  6. 前記ダクトは、前記流路を絞る絞り部を備え、
    前記当て面は、前記絞り部により絞られた空気が当たる位置に設けられている請求項に記載の流路構造。
  7. 前記絞り部は、前記当て面で流路を絞る構成とされている請求項6に記載の流路構造。
  8. 空気が送風される流路を備え、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置の周囲の空気を送風手段により吸引するダクトと、
    前記ダクトの内部に設けられ、前記ダクトの内部の空気の送風方向と交差する方向に配置される導電性の当て面と、
    を有し、
    前記ダクトは、前記流路を絞る絞り部を備え、
    前記当て面は、前記絞り部により絞られた空気が当たる位置に設けられており、
    前記絞り部は、前記ダクトの内壁で流路を絞る構成とされており、
    空気の送風方向下流側の前記絞り部は、空気の送風方向上流側の前記絞り部よりも前記流路を絞っている流路構造。
  9. 前記絞り部は、前記ダクトの対向する内壁面に一対で設けられており、空気の送風方向下流側に向かうにしたがって一対の前記絞り部間の間隔が狭くなる請求項に記載の流路構造。
  10. 前記当て面が複数設けられており、前記ダクトの内壁面に対する前記当て面の下流側の角度が90度より小さい請求項3又は請求項4に記載の流路構造。
  11. 前記ダクトの内壁面が導電性部材で構成されている請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の流路構造。
  12. 前記ダクトは、入口と、出口と、前記入口と前記出口とを繋ぐ壁部と、を備え、
    前記入口は、記録媒体の搬送方向における前記定着装置の上流側を含む位置に設けられている請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の流路構造。
  13. トナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写する画像形成部と、
    前記記録媒体に転写されたトナー像を定着する定着装置と、
    前記定着装置の周囲の空気が流入される請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の流路構造と、
    を有する画像形成装置。
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