JP7236323B2 - 乗物用シート、当該乗物用シートを備える乗物 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、運転者が座るシートに関する。
従来から、クッション、ウレタン等の弾性変形材からなる乗物用シートが知られている。特許文献1は、この種の車両用シート(乗物用シート)を開示する。
特許文献1の車両用シートでは、乗員の坐骨位置に対応する坐骨想定部を避けた位置において、クッション材の裏面に複数の凹部が配置されている。特許文献1は、これにより車両用シートの軽量化が実現でき、及び乗員の坐骨の位置を安定的に支持できるとする。
特許第6162372号公報
しかし、上記特許文献1の構成は、凹部が形成されたクッション材の部分に加えた乗員(運転者等)の体圧が、凹部を介して、当該凹部の周囲の、凹部が形成されていないクッション材(坐骨想定部等の部分)に分散されることになる。この結果、当該坐骨想定部等の部分に乗員の体圧が集中してしまい、坐骨想定部等の部分における弾性変形が大きくなってしまい、乗員が長時間座ると、シートが硬く感じ、臀部が痛くなったりする。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、運転者の臀部に良好にフィットでき、長時間座っても硬いと感じることがなく、座り心地の良い乗物用シートを提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の乗物用シートが提供される。即ち、この乗物用シートは、乗物に搭載され、運転者が座る。この乗物用シートは、シート底板と、弾性変形部と、を備える。前記弾性変形部は、前記シート底板の上側に配置される。前記弾性変形部は、第1反発部と、1対の第2反発部と、1対の第3反発部と、を備える。1対の前記第2反発部は、前記第1反発部を挟んで乗物の幅方向に並んで配置される。1対の前記第3反発部は、前記幅方向に並んで配置され、それぞれの前記第2反発部の前記幅方向外側に隣接する。前記第1反発部及び前記第3反発部は、前記シート底板と接触した状態で配置される。前記第2反発部は、前記第1反発部よりもやわらかく、かつ前記第3反発部よりもやわらかい。前記第2反発部の底部において、円弧状のアーチ構造が形成されている。
これにより、乗物の幅方向に直交する向きで運転者が座るとき、圧力が集中し易い坐骨に対応する領域で第2反発部が第1反発部及び第3反発部よりも大きく変形することによって臀部に良くフィットし、体圧をより分散させて弾性変形部によって受け止めることができる。従って、運転者が長時間座ってもシートが硬いと感じることがなく、座り心地を向上することができる。
本発明によれば、運転者の臀部に良好にフィットでき、長時間座っても硬いと感じることがなく、座り心地の良い乗物用シートを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る乗物用シートが搭載されている鞍乗り型車両を示す側面図。 乗物用シートのシート底板の構成を示す斜視図。 乗物用シートのクッション部の構成を示す斜視図。 乗物用シートの構成を示す平面図。 (a)前後方向に垂直な平面で乗物用シートを切った断面図。(b)運転者が座っている状態における乗物用シートを示す断面図。 底面が上にされた状態のクッション部の構成を示す斜視図。 左右方向に垂直な平面で乗物用シートを切った断面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る乗物用シート1が搭載されている鞍乗り型車両100を示す側面図である。
以下の説明で前後、上下、及び左右というときは、鞍乗り型車両100に乗車した運転者から見たときの前後、上下、及び左右を意味する。従って、左右方向(第1方向)は、鞍乗り型車両100の車幅方向である。
この鞍乗り型車両(乗物)100に搭載される乗物用シート1は、運転者が座るために用いられ、前方に近づくにつれて窄まる形状を有する。乗物用シート1は、主として、図2に示すシート底板2と、図3等に示すクッション部(弾性変形部)3と、を備える。
シート底板2は、例えば樹脂の射出成形によって形成され、一定の硬さを有する。なお、これに限定されず、シート底板2は、例えば金属のプレス成形等によって形成されても良い。シート底板2は、鞍乗り型車両100の燃料タンク10の後方であって、ボルト等を介して車体に固定される。
シート底板2は、図2に示すように、周縁部21と、窪み部22と、を備える。周縁部21は、窪み部22を囲むように、シート底板2の外周側に形成されている。
窪み部22は、周縁部21により囲まれているシート底板2の中央部分が下側に凹むことで形成されている。窪み部22は、上方が開放された形状を有している。窪み部22は、クッション部3の後述の凸部30を収容する。窪み部22には、左右方向における中央線を対称軸として線対称に1対の通気孔(貫通孔)23が形成されている。
当該1対の通気孔23は、シート底板2の厚み方向(即ち上下方向)において、当該シート底板2を貫通するように形成されている。通気孔23は、図5に示すように、後述の凹部55に対応するシート底板2の部分に形成されている。当該通気孔23を介して、凹部55内の空気が容易に外に逃げることができる。これにより、クッション部3の後述の第2反発部52における弾性変形をスムーズに行うことができる。
クッション部3は、ウレタンから構成され、シート底板2の上側に配置されている。クッション部3は、少なくともその上面が皮革や布等からなるカバーによって覆われている。
クッション部3の上面は、滑らかな形状となっている。即ち、乗物用シート1の上面は、凹部等を有せず、平らに形成されている。これにより、鞍乗り型車両100がリーンするとき等において、運転者の臀部が左右方向に容易に移動することができる。
クッション部3は、図5及び図6等に示すように、中央側に位置する一部が下方に突出して形成された凸部30を有する。即ち、凸部30は、その周囲部分より厚く形成されている。当該凸部30は、シート底板2の窪み部22内に収容される。
クッション部3は、図3及び図4に示すように、前端部4と、中間部5と、後端部6と、から構成されている。前端部4、中間部5及び後端部6は、前後方向(第2方向)に並べて配置されている。前端部4、中間部5及び後端部6は、互いに一体的に形成されている。
前端部4は、中間部5より前方側の部分であって、燃料タンク10の直ぐ後ろ側に配置されている。前端部4は、乗物用シート1の前後方向において、略100mm~125mmの長さを有する。
後端部6は、中間部5より後方側の部分であって、中間部5を挟んで、前端部4とは反対側に配置されている。
中間部5は、乗物用シート1の前後方向において、前端部4及び後端部6により挟んでいる部分であって、略100mmの長さを有する。中間部5の前後方向中央は、図4に示すように、乗物用シート1の前端から距離L1だけ離れた位置に配置されている。当該距離L1は、例えば、略150mm~175mmの範囲内に設定することが好ましい。
中間部5は、図4及び図5に示すように、乗物用シート1の左右方向において、中央から外側に順に並べられた第1反発部51と、1対の第2反発部52と、1対の第3反発部53と、1対のサイド反発部54と、を備える。
第1反発部51は、1対の第2反発部52により挟まれ、中間部5の左右方向中央位置に配置されている。第1反発部51は、前後方向に細長い形状を有し、サイド反発部54より厚く形成されている。
第1反発部51は、シート底板2の窪み部22の上面と接触した状態で、シート底板2に載置されている。即ち、第1反発部51の底端側一部が窪み部22の内部に収容されている。
第1反発部51は、乗物用シート1の左右方向において、所定の幅を有するように形成されている。これにより、鞍乗り型車両100がリーンしたとき、当該第1反発部51によって、左右一側に変位した運転者の臀部を支えることができる。
1対の第2反発部52は、乗物用シート1の左右方向において、第1反発部51を挟むように、当該第1反発部51の両サイドであって、左右対称に配置されている。当該1対の第2反発部52は、図1及び図5に示すように、運転者が座るとき、その坐骨に対応する部分に配置されている。
各第2反発部52は、前後方向に細長い形状を有し、サイド反発部54より厚く形成されている。各第2反発部52は、第1反発部51及び第3反発部53の何れよりもやわらかく形成されている。
具体的には、各第2反発部52には、凹部55が形成されている。凹部55は、第2反発部52のシート底板2(シート底板2の窪み部22)と対面する側(下側)の面から上側へ凹むように形成されている。なお、以下の説明においては、凹部55の上側における第2反発部52の部分(ウレタンで形成された部分)を、第2反発本体部56と呼ぶことがある。
この凹部55を形成することにより、第2反発部52がシート底板2の上に載置された状態において、第2反発部52の下面の少なくとも一部(凹部55が形成された部分)は、シート底板2と接触していない。
言い換えれば、凹部55を形成することで、第2反発部52がシート底板2の上に載置された状態において、当該第2反発部52とシート底板2との間に空洞Sが形成される。当該空洞Sの内部空間は、シート底板2の窪み部22に形成された上記通気孔23を介して、外部と連通されている。
この構造によって、運転者が座っているとき、図5(b)に示すように、空洞S内の空気が通気孔23を介して排出され、空洞Sが潰される。即ち、図5(b)に示すように、空洞Sの変形(潰れ)によって、第2反発部52が、第1反発部51及び第3反発部53より変形し易くなる。この結果、座る運転者に対して、第2反発部52が第1反発部51及び第3反発部53よりやわらかいと感じる。
凹部55は、中間部5を前後方向に貫通して細長く形成されている。左右方向における凹部55の幅は、中間部5の前方側に近づくにつれて次第に狭くなっている。そして、この1対の凹部55は、中間部5の前方側に近づくに従って、互いに近づくように、左右対称に配置されている。言い換えれば、この1対の凹部55は、図4に示すように、乗物用シート1の平面視で見たとき、V字に似た形状となるように配置されている。これにより、前が幅狭で後が幅広である乗物用シート1の形状に沿って、凹部55を好適に形成することができる。
凹部55の深さは、クッション部3を形成するウレタンの硬さに応じて適切に設定されている。例えば、体重が重い運転者が座っている場合においても、第2反発部52とシート底板2との間に形成された上記空洞Sが完全に潰れない(又はギリギリ潰れる)ように、凹部55の深さを設定することが好ましい。
これにより、運転者が座っているとき、空洞Sの変形によって、凹部55の上側に位置する第2反発本体部56の弾性変形を緩和することができ、重い運転者が座っていても、第2反発本体部56が完全に潰れることがなく、やわらかい座り心地を良好に維持することができる。
図5(a)に示すように、前後方向で見た凹部55の断面は、円弧状に形成されている。即ち、第2反発部52の底部において、凹部55を形成することにより、アーチ構造が形成される。
これにより、図5(b)に示すように、第2反発部52の上側から運転者の体重による圧力が加えられた場合、当該圧力が、凹部55の内壁において圧縮力に変換され、左右方向における凹部55の両端側(凹部55が形成されていない第2反発部52の他の部分、又は第2反発部52と隣接して配置された第1反発部51及び第3反発部53)へ伝達される。
この結果、運転者の体圧が分散され、第1反発部51、第2反発部52(主として凹部55)及び第3反発部53等の弾性変形によって受け止められる。よって、第2反発本体部56における弾性変形を一層効果的に緩和することができ、運転者が長時間座っても、乗物用シート1が硬いと感じることがなく、座り心地を向上することができる。
1対の第3反発部53は、左右方向において、第2反発部52より外側であって、各第2反発部52と隣接して、左右対称に配置されている。各第3反発部53は、前後方向に細長い形状を有し、サイド反発部54より厚く形成されている。
第3反発部53は、シート底板2の窪み部22の上面と接触した状態で、シート底板2に載置されている。即ち、第3反発部53の底端側一部が窪み部22の内部に収容されている。
第3反発部53は、乗物用シート1の左右方向において、所定の幅を有するように形成されている。これにより、鞍乗り型車両100がリーンしたとき、当該第3反発部53によって、左右一側に変位した運転者の臀部を支えることができる。
1対のサイド反発部54は、左右方向において、第3反発部53より外側であって、各第3反発部53と隣接して、左右対称に配置されている。各サイド反発部54は、前後方向に細長い形状を有し、第1反発部51、第2反発部52、第3反発部53よりも薄く形成されている。各サイド反発部54は、シート底板2の周縁部21の上に載置されている。
中間部5の上面は、凹凸がなく、滑らかに形成されている。即ち、図5等に示すように、第1反発部51、第2反発部52、及び第3反発部53は、サイド反発部54より下側に突出するように形成されている。即ち、第1反発部51、第2反発部52、及び第3反発部53は、クッション部3の凸部30に配置されている。
これにより、運転者の体重を支える主要な部分を厚く形成することができ、座り心地を向上することができる。第2反発部52においては、図7等に示すように、相対的に厚く形成された凸部30に配置されているので、凹部55を形成しても、第2反発本体部56の厚みを厚く確保することができる。
上記のように構成された乗物用シート1においては、前端から距離L1(150mm~175mm)離れた位置に、凹部55の中心が位置するように、凹部55が形成される。これにより、運転者が鞍乗り型車両100に乗るとき、運転者の坐骨に対応する部分に凹部55が位置する。
そして、凹部55は、図4に示すように、上記中心から前後に距離L2ずつ延びるように、前後方向に細長く形成されている。当該距離L2は、例えば、50mmに設定することができる。これにより、凹部55が前後方向に細長く形成され、運転者の体格、座る習慣等によって座る位置が若干異なっても、運転者の坐骨に対応する部分に凹部55が位置することを確保でき、異なる運転者に対しても良好な座り心地を体感させることができる。
上記のように、運転者の体圧が集中し易い坐骨に対応するクッション部3の部分に、凹部55を形成することによって、運転者の体圧を第1反発部51及び第3反発部53に分散させることで、第2反発部52の第2反発本体部56の弾性変形を緩和することができ、運転者が長時間座っても、乗物用シート1が硬いと感じることがなく、座り心地を向上することができる。
そして、第2反発部52に凹部55を形成することで、運転者が座るとき、凹部55とシート底板2とから形成された空洞S内の空気が、シート底板2の窪み部22に形成された通気孔23を介して排出され、当該空洞Sが潰れる。これにより、図5(b)に示すように、第2反発部52が第1反発部51及び第3反発部53よりも大きく変形する。
従って、運転者が座るとき、運転者の坐骨に対応する乗物用シート1の部分がその周囲の部分より下側に凹むことで、運転者の臀部に良くフィットすることができ、運転者の臀部の一部に集中して支持することを回避できる。この結果、運転者の臀部を全面的に支持することができ、良好なフィット感及び座り心地を実現することができる。
以上に説明したように、本実施形態の乗物用シート1は、鞍乗り型車両100に搭載され、運転者が座る。この乗物用シート1は、シート底板2と、クッション部3と、を備える。クッション部3は、シート底板2の上側に配置される。クッション部3は、第1反発部51と、1対の第2反発部52と、1対の第3反発部53と、を備える。1対の第2反発部52は、第1反発部51を挟んで左右方向に並んで配置される。1対の第3反発部53は、左右方向に並んで配置され、それぞれの第2反発部52の左右方向外側に隣接する。第1反発部51及び第3反発部53は、シート底板2と接触した状態で配置される。第2反発部52は、第1反発部51よりもやわらかく、第3反発部53よりもやわらかい。
これにより、前後方向で運転者が座るとき、圧力が集中し易い坐骨に対応する領域で第2反発部52が第1反発部51及び第3反発部53よりも大きく変形することによって臀部に良くフィットし、体圧をより分散させてクッション部3によって受け止めることができる。従って、運転者が長時間座っても、乗物用シート1が硬いと感じることがなく、座り心地を向上することができる。
また、本実施形態の乗物用シート1の第2反発部52においては、シート底板2と対面する側の面に、凹部55が形成される。凹部55は、前後方向に細長く形成されている。
これにより、下面に凹部55を形成することで第2反発部52が得られるので、簡素な構成を実現できる。運転者の体格等によって座る位置が若干異なっても、安定して良好な座り心地を得ることができる。
また、本実施形態の乗物用シート1において、1対の凹部55は、前方に近づくに従って、互いに近づくように配置されている。
これにより、前方を細くするデザインを容易に実現できる。
また、本実施形態の乗物用シート1の第2反発部52においては、シート底板2と対面する側の面に、凹部55が形成される。凹部55に対応する部分のシート底板2に通気孔23が形成されている。
これにより、特に第2反発部52が弾性変形するとき、凹部55の内部の空気をスムーズに外部に排出することができ、第2反発部52の弾性変形をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態の乗物用シート1は、リーンする鞍乗り型車両100に用いられる。第1反発部51は、前後方向に細長く形成される。クッション部3の上面が滑らかに形成されている。
これにより、前後方向に沿わせる向きで乗物用シート1に運転者が座った状態で、鞍乗り型車両100がリーンしたときに、第1反発部51と左右一側の第3反発部53によって、左右一側に変位した臀部を確実に支えることができる。第1反発部51が運転者の前後方向に細長いので、臀部に良好にフィットする。一方、運転者が臀部から体重を抜いたときは弾性変形部の上面が滑らかとなるように変形が戻るので、臀部の左右方向の移動が円滑である。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
凹部55は、前後方向に同じ幅を有しても良い。1対の凹部55は、互いに平行に配置されても良い。
乗物用シート1の前後方向における凹部55の長さは、必要に応じて適切に調整することができる。
凹部55には、第2反発本体部56よりやわらかいウレタン等からなる弾性変性材が充填されていても良い。
乗物用シート1は、主としてオフロードを走行するための全地形対応車(ATV、All Terrain Vehicle)、水上オートバイ(PWC、Personal Water Craft)等に適用することもできる。乗物用シート1は、リーンする/しないを問わず、幅広い乗物に適用することができる。
乗物用シート1は、運転者が座る席以外の席にも適用することができる。
1 乗物用シート
2 シート底板
3 クッション部(弾性変形部)
51 第1反発部
52 第2反発部
53 第3反発部
100 鞍乗り型車両(乗物)

Claims (6)

  1. 乗物に搭載され、運転者が座る乗物用シートであって、
    シート底板と、
    前記シート底板の上側に配置される弾性変形部と、
    を備え、
    前記弾性変形部は、
    第1反発部と、
    前記第1反発部を挟んで乗物の幅方向に並んで配置される1対の第2反発部と、
    前記幅方向に並んで配置され、それぞれの前記第2反発部の前記幅方向外側に隣接する1対の第3反発部と、
    を備え、
    前記第1反発部及び前記第3反発部は、前記シート底板と接触した状態で配置され、
    前記第2反発部は、前記第1反発部よりもやわらかく、かつ前記第3反発部よりもやわらかく、
    前記第2反発部の底部において、円弧状のアーチ構造が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記第2反発部において、前記シート底板と対面する側の面には、凹部が形成され、
    前記凹部は、乗物の前後方向に細長く形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    1対の前記凹部は、前記乗物の前後方向の一方側に近づくに従って、互いに近づくように配置されていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の乗物用シートであって、
    前記第2反発部において、前記シート底板と対面する側の面には、凹部が形成され、
    前記凹部に対応する部分の前記シート底板に貫通孔が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の乗物用シートであって、
    リーンする乗物に用いられ、
    前記第1反発部は、乗物の前後方向に細長く形成され、
    前記弾性変形部の上面が滑らかに形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の乗物用シートを備えることを特徴とする乗物。
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