JP4400995B2 - 可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シート及び可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートに係り、特に、可動バックレストを、運転者にとって好適な位置に調整することが可能な、可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シート及び可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動二輪車の着座シートにおいては、長時間運転時における腰痛や疲労感の発生、及び乗車位置の安全性を確保するために、運転者用シートと同乗者用シートとの間に、運転者の腰部分に圧力(ホールド感)を与えるためのバックレストを設けた構成の着座シートが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そして、前記バックレストにより、運転者の腰部分に最適な圧力を与え、より快適な乗り心地を得るためには、乗員の体格、身長等に応じてバックレストを調整可能に構成するのが望ましい。
【0004】
本発明の目的は、自動二輪車のバックレストを、運転者にとって最適な位置に簡単に調整することが可能な、可動バックレストを備えた自動二輪車用の着座シート及び可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートの製造方法を提供することにある。
【0005】
上記課題は、請求項1の本発明によれば、座面部と、該座面部よりも車体後方側に隆起部を備えた着座部と、前記座面部と前記隆起部との間に可動バックレストを備え、前記可動バックレストには前記隆起部側に延出する長尺部材が設けられ、前記隆起部には前記長尺部材を受け入れるための空隙と受け部とが設けられ、前記長尺部材が前記受け部において摺動および固定されることにより、前記可動バックレストの位置を調整可能とした自動二輪車の着座シートにおいて、前記長尺部材は、パイプ状の部材からなり、前記可動バックレストの底板に当接して固定される取付部と、長尺部とを有し、前記取付部は、前記パイプ状の部材の端部をつぶして平らにし、この平らな部分を折り曲げることにより形成され、前記隆起部の前記可動バックレスト側を向いた面には、前記長尺部を挿通可能な孔が設けられ、該孔には、少なくとも前記長尺部を挿通可能な穴部が設けられた孔被覆部材が取り付けられた、ことにより解決される。
【0006】
このように、本発明の可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートによれば、着座部の車体後方側に隆起部が設けられ、可動バックレストに隆起部側に延出する長尺部材が設けられ、隆起部には長尺部材を受け入れる空隙と受部とが設けられ、長尺部材が受け部において摺動および固定されることにより、可動バックレストを運転者の好みの位置に移動できる。また、長尺部材が挿入される隆起部の孔には、周縁部に孔被覆部材が設けられているので、可動バックレストが隆起部から離間したときに、孔が露出することなく、良好な外観を保つことができるとともに、隆起部内側の空隙へ雨や埃が浸入するのを防止することが可能となる。
【0007】
本発明に係る可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートの製造方法は、上述した可動バックレストを備えた自動二輪車を用いて構成したものであり、前記パイプ状の部材の端部をつぶして平らにし、この平らな部分を折り曲げることにより前記取付部を形成し、該取付部を前記可動バックレストの前記底板に当接して固定する構成を備えている。このように、上記構成では、上述した可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートを用いているため、可動バックレストを運転者の好みの位置に移動でき、可動バックレストが隆起部から離間した場合であっても、良好な外観を保つことができるとともに、隆起部内側の空隙へ雨や埃が侵入するのを防止することが可能な自動二輪車の着座シートの製造方法を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る自動二輪車の着座シートSは、着座部10と、着座部10の上方に可動バックレスト20を備えた構成とされている。着座部10は、座面部11と、座面部11よりも車体後方側に位置する隆起部12とから構成されている。
【0011】
可動バックレスト20は、可動バックレスト20から隆起部12側に延出する長尺部材24が、隆起部12の内側の空隙12cに設けられた受け部12d上を摺動し、受け部12dにおいて固定されることにより、運転者にとって好適な位置に調整可能に構成されている。
【0012】
隆起部12の可動バックレスト20側を向いた面には、長尺部材24を挿通可能な孔12bが設けられている。孔12bには、少なくとも長尺部材24を挿通可能な穴部31が設けられた孔被覆部材30が取り付けられている。
【0013】
したがって、可動バックレスト20を移動させ、可動バックレスト20と隆起部12とが離間しても、孔被覆部材30により、隆起部12の孔12bが露見することなく、良好な外観を保つことが可能となる。また、この孔被覆部材30により、隆起部12内への雨や埃の浸入を防止することが可能となる。
【0014】
なお、孔被覆部材30は、孔12bに整合する穴部31が設けられたドーナツ形部材からなり、このドーナツ形部材の周縁端部33が、隆起部12に設けられた孔12bの周縁部に取り付けられるように構成されている。
【0015】
また、孔被覆部材30は、穴部31を孔12bから離間させるように、少なくとも穴部31の周縁部に膨出部が形成されている。本例では、孔被覆部材30の表面32がアール形状となるように成形して、穴部31の周縁部に膨出部が設けられるように構成されている。このような構成により、穴部31と隆起部12に設けられた孔12bとの距離を大きくすることができ、孔12bがより見えにくくなるとともに、隆起部12内への雨や埃の浸入をさらに効果的に防止することが可能となる。
【0016】
さらにまた、孔被覆部材30を形成するドーナツ形部材を、塩化ビニル樹脂とすれば、周縁端部33を、隆起部12に高周波溶着により溶着することが可能となり、作業効率を向上させることが可能となる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0018】
図1乃至図7は本発明に係る自動二輪車の着座シートを示すものであり、図1は可動バックレストと着座部を示す説明断面図、図2は可動バックレストを移動させた状態を示す説明断面図、図3は着座シートの斜視図、図4は着座部の斜視図、図5は可動バックレストの斜視図、図6は孔被覆部材を示す説明図、図7は図6の中央部における断面図である。
【0019】
本発明の自動二輪車の着座シートSは、着座部10と、着座部10の上方に位置する可動バックレスト20とを備えており、可動バックレスト20は、着座部10の座面部11と、座面部11よりも車体後方側に、座面部11よりも一段高く形成された隆起部12との間に位置するように配設されている。
【0020】
本例の着座シートSは二人乗り用のシートであり、隆起部12は同乗者用着座部として使用されている。なお、着座シートSは、本例に示すような二人乗り用に限らず、一人乗り用の着座シートであっても良い。
【0021】
本例の着座シートSは、バックレストの位置を、運転者にとって最適な位置に調整することが可能に構成されている。本例では、移動可能な可動バックレスト20に、隆起部12側に延出する長尺部材24を設け、隆起部12には、内側に空隙12cを設け、さらにこの空隙12cに長尺部材24の受け部12dを設けて、長尺部材24をスライドさせながら、可動バックレスト20の位置を調整し、最適な位置でボルト等により長尺部材24を受け部12dに固定して、可動バックレスト20を位置決めするものである。
【0022】
本例の着座シートSにおいて、バックレストを移動可能とするための構成要素および機構について、さらに詳細に説明する。
本例の着座部10は、図3に示すように、底板13と、底板13上に設けられたクッション材15と、このクッション材15を被覆する表皮材14とから構成されている。
【0023】
着座部10の車体後方側には隆起部12が設けられている。隆起部12には、図1に示すように、内側に、可動バックレスト20に設けられた長尺部材24を受け入れるための空隙12cおよび受け部12dが設けられている。
【0024】
本例の着座シートSでは、隆起部12の底板13aを二重とすることにより空隙12cを形成している。なお、上記構成に限らず、空隙12cは、底板13aの中央部近傍を高く、左右端部を低くし、左右端部の上方に所定の空隙が形成されるように、クッション材を充填することにより設けるようにしても良い。
【0025】
受け部12dは、隆起部12の内側に、可動バックレスト20の長尺部材24を受け入れたときに、長尺部材24に整合する位置に設けられるものであり、本例では、隆起部12の底板13aの、車体左右方向の端部を受け部12dとして利用している。
【0026】
なお、受け部12dとしては、上記のように底板13aの端部を利用する他、断面略コ字状または断面略半円状の部材を底板13aの端部に取り付け、この部材に、長尺部材24が挿通される構成としても良い。或いは、受け部12dを囲むように、受け部12dに沿って底板13a上に膨出部を設け、この膨出部で長尺部材24のスライドをガイドする構成としても良い。
【0027】
さらにまた、受け部12dとして、底板13a上に長尺部材24を載置するような構成のものを設けるのではなく、二重に形成された底板13aのうち、上側の底板13aに断面略円形或いは長尺部材を保持可能な形状の部材を取り付け、この部材に長尺部材24が挿通される構成としても良い。
【0028】
隆起部12の、可動バックレスト側20を向いた面12aには、図4に示すように、可動バックレスト20から延出する長尺部材24を、挿通可能な孔12bが設けられている。孔12bは面12a上において、左右一対に設けられている。なお、孔12bの数は、長尺部材24の本数にしたがって、適宜変更されるものである。
【0029】
孔12bの周縁部には、孔被覆部材30が配設されている。本例では、図6及び図7に示すように、ドーナツ形部材から形成した孔被覆部材30を使用する。孔被覆部材30が孔12bの周縁部に配設されていることにより、可動バックレスト20を移動させたとき、可動バックレスト20と隆起部12との間に隙間ができても、孔12bが直接見えず、良好な外観を保つことができる。
【0030】
孔被覆部材30は、図6及び図7に示すように、円形に裁断された部材の略中央に穴部31を設けてドーナツ形とし、周縁端部33を溶着代として形成する。また、孔被覆部材30は、孔12bの周縁部に取り付けたときに、表面32が面12aから若干膨出するようにアール形状に形成されている。なお、穴部31は、長尺部材24を挿通可能な大きさに設けられている。
【0031】
ドーナツ形部材の素材としては、アール形状等を容易に形成することが可能なように、樹脂シートを用いると好適である。本例では、ドーナツ形部材の素材として塩化ビニル樹脂からなるシートを使用している。
【0032】
孔被覆部材30を取り付けるときは、孔被覆部材30の周縁端部33が隆起部12の面12a側を向くように孔被覆部材30を位置させ、隆起部12に形成された孔12bに、孔被覆部材30の穴部31を一致させ、孔被覆部材30の周縁端部33を、隆起部12の面12bに当接させる。
【0033】
本例では、前記したように、孔被覆部材30が塩化ビニル樹脂からなるシート片から形成されているので、孔被覆部材30を隆起部12に取り付けるとき、高周波溶着により簡単に取り付けることが可能である。
【0034】
なお、本例のように、孔被覆部材30の周縁端部33に予め溶着代を設けない構成としても良い。例えば、孔被覆部材30を面12aに向けて押しつけ、周縁端部33が外方に広がりながら面12aに当接したら、面12aに当接した部分を溶着させて取り付ける。
【0035】
なお、ドーナツ形部材として、本例で用いたような塩化ビニル樹脂からなるシート片に限らず、他の素材を用いても良いことは勿論である。他の素材を用いた場合、高周波溶着による取り付けが不可能な場合は、接着剤や縫製或いはステープラなどにより取り付けるようにすれば良い。
【0036】
孔被覆部材30を形成するドーナツ形部材の厚さは、特に限定されるものではない。また、本例では、孔被覆部材30として、円形に裁断された構成のものを示したが、これに限らず、矩形や多角形に裁断された部材を使用しても良い。
【0037】
また、孔被覆部材30の穴部31を、本例のように円形に開けるのではなく、楕円形や矩形または多角形としても良い。或いは、開口した穴部31を設けるのではなく、横長のスリットや切れ込みを設けた構成としても良い。
【0038】
次に、本例の可動バックレスト20について説明する。可動バックレスト20は、図1及び図3に示すように、底板21と、底板21上に設けられたクッション材23と、このクッション材23を被覆する表皮材22と、底板21に取り付けられた長尺部材24とから構成されている。
【0039】
長尺部材24はパイプ状の部材からなり、図1に示すように、取付部24aと長尺部24bとから構成されている。取付部24aは、パイプ状の部材の端部をつぶして平らにし、この平らな部分を折り曲げることにより形成されている。取付部24aは、可動バックレスト20の底板21に当接され、ボルト等の固着部材(図示せず)で固定されている。
【0040】
長尺部材24は、所定の固定機構により、着座部10の受け部12dに保持されている。本例では、受け部12dに、車体前後方向に所定間隔で、複数の孔12eが設けられている。孔12eは、後述するように可動バックレスト20を着座部10上に固定するためのボルトBを挿通可能に構成されている。
【0041】
長尺部24bの受け部12dに接する底部には、長手方向に、所定間隔をあけて複数のボルト孔24cが形成されている。ボルト孔24cは、隆起部12内側に設けられた受け部12dの孔12eに整合するように形成されている。ボルト孔24cはねじ穴として形成されており、ボルトBを螺合させたとき、ボルトBが固定されるように構成されている。
【0042】
したがって、受け部12dの孔12eと、長尺部材24の長尺部24bのボルト孔24cとを一致させ、ボルトBを螺合させることにより、受け部12dにおいて長尺部材24が固定される。
【0043】
なお、本例では、2本の長尺部材24が配設された例が示されているが、これに限らず、1本の長尺部材24が設けられた構成としても良い。また、長尺部材24の形状についても、図5に示すようなパイプ形状に限らず、長板形状など、他の形状であっても良い。
【0044】
本例の可動バックレスト20は、上記長尺部材24を隆起部12内の空隙12cにおいて、受け部12d上でスライドさせることにより、運転者にとって最適な位置に調整され、また、受け部12d上でボルトBにより長尺部材24が固定されることにより、可動バックレスト20が着座部10に固定されるように構成されている。
【0045】
以下、本例の着座シートSにおける可動バックレスト20の配置方法および位置決め動作について説明する。先ず、可動バックレスト20の長尺部材24を、隆起部12に設けられた孔12bに貫通させ、また隆起部12内の空隙12cまで挿通させ、さらに長尺部材24を隆起部12内の受け部12d上に位置させる。このようにして、可動バックレスト20を着座部10上に配置する。
【0046】
次いで、可動バックレスト20を運転者にとって最適な位置まで移動させる。
先ず、可動バックレスト20を手で保持し、移動させたい方向に力を加える。このとき、可動バックレスト20の長尺部材24が、隆起部12内の受け部12d上を摺動しながら、図2に示すように、可動バックレスト20が着座部10上方において所定の方向に移動する。
【0047】
このとき、本例の着座シートSには、隆起部12の孔12bの周縁部に、孔被覆部材30が配設されているので、可動バックレスト20が移動して、図2に示すように、可動バックレスト20が着座部10の隆起部12から離間しても、隆起部12の孔12bが露見することなく、良好な外観を保つことが可能となる。また、孔12bからの雨や埃の浸入を防止することができる。
【0048】
このようにして、運転者にとって好適な位置となるまで、可動バックレスト20をスライドさせながら位置調整を行う。そして、可動バックレスト20が運転者にとって好適な位置まで移動されたら、受け部12dの孔12eと、長尺部材24のボルト孔24cとを一致させ、ボルトBを孔12eに挿通させ、さらにボルト孔24cに螺合させる。これにより、可動バックレスト20は、運転者にとって最適な位置で固定される。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明の可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートによれば、着座部の車体後方側に隆起部が設けられ、可動バックレストに隆起部側に延出する長尺部材が設けられ、隆起部には長尺部材を受け入れる空隙と受部とが設けられ、長尺部材が受け部において摺動および固定されることにより、可動バックレストを運転者の好みの位置に移動できる。また、長尺部材が挿入される隆起部の孔には、周縁部に孔被覆部材が設けられているので、可動バックレストが隆起部から離間したときに、孔が露出することなく、良好な外観を保つことができるとともに、隆起部内側の空隙へ雨や埃が浸入するのを防止することが可能となる。
【0050】
なお、前記孔被覆部材は、より具体的には、前記孔に整合する穴部が設けられたドーナツ形部材からなり、該ドーナツ形部材の周縁端部が、前記隆起部に設けられた孔の周縁部に取り付けられている。そして、孔被覆部材の表面がアール形状となるように成形されており、穴部の周縁部に膨出部が設けられるように構成されているので、穴部と隆起部に設けられた孔との距離を大きくすることができ、孔がより見えにくくなるとともに、隆起部内への雨や埃の浸入をさらに効果的に防止することが可能となる。
【0051】
さらにまた、上記孔被覆部材を塩化ビニル樹脂から形成することにより、孔被覆部材を所定の形状に成形することが容易になるとともに、前記周縁端部を前記隆起部に設けられた孔の周縁部に、高周波溶着により溶着することができ、孔被覆部材の溶着を簡単に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着座シートの可動バックレストと着座部を示す説明断面図である。
【図2】本発明の着座シートの可動バックレストを移動させた状態を示す説明断面図である。
【図3】着座シートの斜視図である。
【図4】着座部の斜視図である。
【図5】可動バックレストの斜視図である。
【図6】孔被覆部材を示す説明図である。
【図7】図6の中央部における断面図である。
【符号の説明】
10 着座部
11 座面部
12 隆起部(同乗者用着座部)
12a 面
12b 孔
12c 空隙
12d 受け部
12e 孔
13 底板
13a 隆起部の底板
20 可動バックレスト
21 底板
22 表皮材
23 クッション材
24 長尺部材
24a 取付部
24b 長尺部
24c ボルト孔
30 孔被覆部材
31 穴部
32 表面
33 周縁端部
B ボルト
S 着座シート
Claims (2)
- 座面部と、該座面部よりも車体後方側に隆起部を備えた着座部と、前記座面部と前記隆起部との間に可動バックレストを備え、
前記可動バックレストには前記隆起部側に延出する長尺部材が設けられ、
前記隆起部には前記長尺部材を受け入れるための空隙と受け部とが設けられ、
前記長尺部材が前記受け部において摺動および固定されることにより、前記可動バックレストの位置を調整可能とした自動二輪車の着座シートにおいて、
前記長尺部材は、パイプ状の部材からなり、前記可動バックレストの底板に当接して固定される取付部と、長尺部とを有し、
前記取付部は、前記パイプ状の部材の端部をつぶして平らにし、この平らな部分を折り曲げることにより形成され、
前記隆起部の前記可動バックレスト側を向いた面には、前記長尺部を挿通可能な孔が設けられ、該孔には、少なくとも前記長尺部を挿通可能な穴部が設けられた孔被覆部材が取り付けられたことを特徴とする可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シート。 - 請求項1に記載の可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートの製造方法であって、
前記パイプ状の部材の端部をつぶして平らにし、
この平らな部分を折り曲げることにより前記取付部を形成し、
該取付部を前記可動バックレストの前記底板に当接して固定したことを特徴とする可動バックレストを備えた自動二輪車の着座シートの製造方法。
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